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【秘】 0043 榊 潤 → 3839 南波 靖史「……俺が?」 想像をあまりしていなかった、少なくとも舞台にあがろうとしていたもののつもりだったから。所詮は淘汰される演者の役を突きつけられていただけなのかもしれないが。 「そうか、……そうなるのか。 お前たちとしばらくいたかったんだが。――都合が悪く、お前たちの話も聞けずじまいだったしな、それで?」 一度目を伏せて、そのままま片目はあなたの瞳を捉えようとする。 「どうやって、連れて行くんだ今回は」 (-306) toumi_ 2021/09/27(Mon) 15:25:37 |
【秘】 0043 榊 潤 → 8435 黒塚 彰人部屋のノックがされるのは相当後になってから。 あなたが顔を出せば一言。 「……どこかで俺にあてられた連絡事項を知らないか? あいつからか、お前から。話を聞いてから退場をしてやろうと思ったんだが……どうやら上から通達は来ていないらしい。 誘われてやったぶんは愉快に踊らされたぞ。……全く、不本意な方法でな」 (-307) toumi_ 2021/09/27(Mon) 15:28:18 |
【秘】 8435 黒塚 彰人 → 0043 榊 潤 扉を開けて現れたのはどこかまだ、眠そうな姿。 意外そうな顔を隠しもせず、少しばかり掠れた声で答える。 「……特に、聞いてはいないが。 何かあるなら、あいつの方にいってるんじゃないのか。 ……そういやお前、しばらく見なかったな」 (-308) 榛 2021/09/27(Mon) 15:49:25 |
【秘】 0043 榊 潤 → 9949 普川 尚久「っ、はっ、……あっ」 ゾクゾクと背筋に走る不快感と快楽。鳥肌が立つようなこの感覚はどちらのものかすでにわからなくなっている。 激しいともつかず、確かに質量を増やし続けられるそこは、己の体の一部であることを否定したくなるほどに変わり始めていた。 どれもが触れるだけのもどかしさを与えてきて、 と強請る浅ましさに嫌気が差した。 「こえ……?」 いやな予感が、する、イヤな予感がした。だけど、 「あげ、たく……ないっ……ふぁっ、ぁっ、…」 甘い声も、俺の声も聞きたくない、縋るように助けてと、口だけが動いた。なにかが、これ以上来る前に。怠惰に揺れた瞳は眠気に連れて行かれることを拒んだ。 (-323) toumi_ 2021/09/27(Mon) 17:26:36 |
【秘】 0043 榊 潤 → 8435 黒塚 彰人「運営の、……いや。違うな。 ここの上の人間に呼ばれていたんだが、少なくとも調子に乗っているやつらの声は聞けると聞き及んでいたが、全くもってなかったらしい。どうせ伝達ミスか俺の怠惰のせいなんだろう」 なんだか、ぼんやりと瞳を揺らせば、勝手に部屋に入ってくるらしい。 あまりあなたに意識を向けている様子はない。 「……誘った手前、あとのことを話そうと思ってな。 ただの縁だ、戯言と思っていいんだが―――きっと一人ぐらいには覚えてほしかったんだろう」 聞いてくれるか? とは聞かなかった。お前は舞台に上がった大根役者だ、そして共犯者はひとりでに語る。あなたに勝手にその役を押し付ける。 それでいい、お前を一人前だと決めつける。 「俺は、あと少しで。 いなくなる。 愉快に踊れるのはあと数日だろう、なにかしてほしいことはあるか?」 (-325) toumi_ 2021/09/27(Mon) 18:38:10 |
【秘】 9949 普川 尚久 → 0043 榊 潤「ほんなら、」 言うや否や、ごぽりと蠢いた影が口を塞いだ。形の定まり切らないそれは中にまで広がって、歯列を撫ぜ、舌をさらって弄ぶ。噛みついても妙な弾力が返ってくるだけで、なんにもなりやしなかった。 「……見えてないけど、見えてない方がいいよな?」 ぐわん、一瞬、天地が分からなくなったかもしれない。影が動いて、あなたをひっくり返した。身体を前に折っての前傾姿勢。 尻を突き出す形になるのと、顔を見られているのと、どっちがマシなんだろう。顔なんてもう殆ど隠れてしまったから、その点で言えばそのままの方がまだ良かったのかもしれない。 腕は前の方で絡め取られて、少し下。流し台か調理台かは分からないが、それくらいの高さの辺に手が触れた。影達と違う、形のある物。 力を込めても込めなくても、体勢は大して変わらない。身体はしっかりと支えられている。快楽による行き場の無い衝動をぶつけて誤魔化しやすくなっただけだ。 「・・・・・・・・・・・・」 無言のままに引き抜かれた粘液濡れの細い影達は、今度は頭をもたげているあなたの性器に触れた。あなたのナカでぬくもった体温が、そのまま移ったようななまあたたかさだった。 雁首をつつき、竿を上下に扱いて、睾丸を転がす。遊んでいるかのようだが、子どものそれよりは明確に目的を持っていた。 「あのさぁ、、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 「……いいや。口はずしたくなったら、自分の肩叩いておいて」 あなたの上と下以外から、水音が聞こえ出した。 彼の短い呼吸も。 (-327) Vellky 2021/09/27(Mon) 19:04:05 |
【秘】 3839 南波 靖史 → 0043 榊 潤「俺は人の思考は知らないからわかんないね」 嘘。 少なくとも、相方と相談はしていた。 適当でも、指示を受けた訳でもない。 この男は納得しない限り、選ばない。意外にも意固地だから。 「別に?潤くん、元々俺たち側だったし。 特別なにか思い知らせてやるー。とかそう言うのもないでしょ。 だから俺、伝えに来ただけ。後でビデオカメラ持たされるだろうから、頑張ってね。ってさ」 それじゃ、と。何時もより早口でそう伝えて、何か呼び止めなり制止がないなら立ち去ろうとするだろう。 (-329) poru 2021/09/27(Mon) 19:10:10 |
【秘】 0043 榊 潤 → 3839 南波 靖史「……結局、その程度か」 誰に対しての言葉だったか。 あなたに対してにしては、少し空虚で。 自分のことにしては、他人事のような声色。 「……お前、あの異能は、はじめから使えたんだよな。 この、趣味が悪い企画が始まってから。 ……俺は使えるようにならなかった。 ……なぁ、俺の研いだものの方が必要とされていないと思わないか?」 本当に使われていないハサミはどこの誰だろうな。 「それではごきげんよう、いい写りは期待するな」 (-331) toumi_ 2021/09/27(Mon) 20:24:59 |
【置】 0043 榊 潤タイムリミットはもうすぐだ。慌ただしく上の連中は何かを用意していて。 思い残すことが無いわけではないが、彼らに挨拶をする必要があるだろう。 適当にばらまいただけのあの環境は、上の人間にお気に召しただろうか。 そして、褒美が与えられたとして。俺に意味をなすものなど無いのだが。 榊潤の罪は、既に全て証明されている。 "事故"で病院を経営していた両親を亡くして製薬会社を率いる叔父に引き取られ、裏で麻薬の密売人をしていた。 それが悪事だと知る前に、たたき込まされ、そのクスリの正体を知ってもそれが罪であるとは認識することが出来ない。 罪は、軽い。一年もすれば出されるものだ。だから"出所"は近い。 ―――眠れなくなったのはいつからだった。 ―――それは何年前だった? ―――一体いつから、俺は。 ―――17の誕生日を祝われたのは、何年前だ? 教わったことが本当ならば。 今の俺には、どうでもいいことなのだが。 (L2) toumi_ 2021/09/27(Mon) 20:57:12 公開: 2021/09/27(Mon) 23:55:00 |
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