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【秘】 オネエ ヴィットーレ → 路地の花 フィオレ貴方が食べるのがどんなに遅くたって、 ヴィットーレは何にも気にすることもなく。 貴方が食べ終わるまで、カウンターに頬杖をつきながら にこにこ眺めている。 気分は子供を見守るお母さんだ。 「ふふ!素敵なデートにしなきゃね♡」 「うまくいくことを祈っているわ!じゃあ、そうねぇ……」 差し出された指を、少しごつごつした男の手で優しく取って。 指の下処理だとかはきっと必要ないだろうから、 まずは貴方の爪にベースを塗って、そしたらネイルポリッシュを 取り出して………貴方にはきっとブルー系が似合うのだけれど、 ヴィットーレが選んだのはコーラルピンク。 「可愛いフィオレちゃんにぴったりよ♡」 なんて、貴方の女の子らしさを押し出したいみたい。 ふんふん、と鼻歌を歌いながら爪に色を塗ったら、 次にトップコートも塗っていって……… そしたらあとは、ちょっとした飾りつけ。 ストーンをピンセットでつまんで、貴方の左手薬指の爪に ちょん、ちょんと乗せていく。……出来上がったのは、お花の形。 「相手が秋の花よりも、このお花を摘みたいと 思ってくれますように、ね♡」 くすくす、笑って思惑を告げれば、あとは最後にもう一度 トップを塗って、完成! 貴方のお仕事の内容だとか、夜の関係だとかは関係なく、 一人の恋に沸き立つ女友達にそうしてあげるように、 きっちり可愛らしいネイルを施してあげたのだった。 (-507) arenda 2023/09/10(Sun) 13:25:11 |
【人】 オネエ ヴィットーレオネエの夜は早い。 バーの経営者として、人々が仕事を終えて帰る ゴールデンタイムまでにはお店を開けなければならない。 店内のお掃除と飲食物の仕入れ、備品の不備のチェックなどやることはそれなりに多い。 幸いお店にはお手伝いさんがたまに来てくれるから、 ワンオペであくせく働く…なんて事にはならないけれど、 それでもやっぱりちょっぴりくらいは忙しい。 様々をこなして、最後に表の看板を『開店中♡』に変えれば……準備完了! 「はぁ〜…どっちが本業なのかわかんなくなっちゃうわねぇ」 そしたらあとは、カウンターの中でお客様を待つだけ。 静かな店内で、鼻歌を歌いながら待つヴィットーレママなのだった。 #バー:Collare (154) arenda 2023/09/10(Sun) 22:46:18 |
【秘】 路地の花 フィオレ → オネエ ヴィットーレ「ありがと、ヴィー」 「またお土産話でも持って帰ってこられるように、楽しんでくるわ」 ふふ、と楽しそうに笑っている。 自分では選ばないような淡い色で彩られていく指の先を眺めて、時折感嘆の声を上げる。 丁寧に塗り進められて、艶やかなトップコートの輝きが心をくすぐった。 「こういう色、私には合わないと思ってたの」 「でも、意外と……ううん、ヴィーが選んでくれたんだから似合って当然なのかも」 爪に咲いた石の花に、より一層表情が明るくなる。 細やかな仕事と、そして込めてくれた思いに胸がいっぱいだ。 しばらく、両の手を広げて腕を伸ばし 噛み締めるようにネイルを眺めているだろう。 「ほんとに素敵……」 「こんなに可愛くしてもらっちゃったら、頑張らないわけにはいかないわねっ」 頬をうっすらと赤く染めて微笑む姿は、無邪気な少女のようだ。 買い出しや掃除だけじゃお礼に足りないんじゃないかしら、なんて。 (-539) otomizu 2023/09/11(Mon) 1:29:08 |
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