人狼物語 三日月国


29 【2IDソロル+ペア混合】交換日記【完全RP村】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

全て表示


【人】 軍医 ルーク

[ もうもうと巻き上がる土煙、
 閃光がひらめき、戦場は地獄と化す。
 今もその残骸が残る建造物の名残が、
 怪物の前足の一撃で、がらがらと崩れ落ちた。
 ――そう、此処は、あの大穴から怪物があらわれるまでは、
 ひとが住まう土地だった。

 ここにいても、大きな白い耳はあまりにもよく音を拾う。
 破壊音、爆音、銃弾の音、ひとの声。
 晴れてゆく土煙の向こうで、“それ”の影が現れる。

 再びの咆哮。
 四つ足の怪物は進みを止め、その首はぎりりと向きを変え、
 生き物ではありえない角度で外壁を見上げ、
 基地へと狙いを定めるように、一歩ずつ近づいてくる。>>72]
(84) zelkova 2020/05/15(Fri) 22:27:11

【人】 軍医 ルーク

 
  四足歩行型――
  速度に応じて足並みを変化させている、
  歩容の再現まで完全…
  などという生易しいものじゃ、ないな、あれは。


[ 生き物にしか見えない動き、
けして生き物ではありえない、圧倒的な破壊の化身。
 その足取りを止めようと、兵士たちが攻撃を加える。
 けれど、その進みを止めるには至らない。

 四つ足の怪物が、迫って来る。
 その胸元がぱかりと開き、奥にある『なにか』が、
 戦場の何処かへと狙いを定めようとした、そのとき――]
(85) zelkova 2020/05/15(Fri) 22:27:51

【人】 軍医 ルーク

[ 戦場の中心に、白い光が膨れ上がる。
 まるで『太陽』のように、
 目が眩み、焼かれそうなほどの光量だ。
 色素の薄い瞳は、それほど光には強くない。
 けれど、目を眩しそうに細めながらも瞑ることなく、
 強く、強く、輝きを増してゆく光を見続ける。
 やがてそれは一筋に収束し――

 怪物の中央部を射抜き、消えていった。
 
 ずしん、と、
 巨体の倒れる音と舞い上がる土煙が、ここからも良く見えた。
 それからもう一つ――
 先ほど白い光が見えた場所に、赤い影ひとつ。
 そして、倒れたその影のところに、
 ばらばらと駆け寄ってゆく近接部隊の兵士たち。]
(86) zelkova 2020/05/15(Fri) 22:28:52

【人】 軍医 ルーク

 
  戻るよ。


[ きゅう、と鳥が窮屈そうな声を上げる。
 それで初めて、自分が身体に力を入れていたことに気付く。
 鳥は今の光が眩しかったようで、
 くしくしと羽で目の辺りを擦るような仕草を見せていた。
 こいつはこいつで、生き物よりも生き物らしい。
 あれはなに? と問うように此方を見上げるものだから]
(87) zelkova 2020/05/15(Fri) 22:29:35

【人】 軍医 ルーク

 
  あれかい?
  そうだなあ、極めつけの莫迦が、
  極めつけに莫迦なことをしたということだよ。
  ああ、仕方がないんだ、
  莫迦は莫迦なことをするがゆえに莫迦なんだから。


[ そんな風に言いながら、基地の中へと踵を返す。
 これから医務室に訪問者があるに違いない。
 その足取りはゆっくりしたものだったが
 ――これ以上早く歩けないのだから仕方ない――
 寄り道せずに、医務室へと戻るだろう。]*
(88) zelkova 2020/05/15(Fri) 22:30:02

【人】 軍医 ルーク

 
   ―― 
医務室
 ――

[ 長耳兎の部隊長がいつ頃目覚めたかは、
 そいつの体力次第といったところだけれど、
 少なくとも、隊長を担ぎ込んできた部下たちの阿鼻叫喚は、
 耳に入らなかったようだった。
 あの耳はさぞよく聞こえるだろうから、
 もし意識があったなら、

 なんでよりによって葬儀屋がいるんだ!? 
 誰でもいいから他の医者呼んで来い、
 うわやめろ俺たちは大した怪我なんてギャー!!!

 ――みたいな大騒ぎが、
 ことのほかよく聞こえていたはずだ。

 (もしかしたら多少夢見は悪かったかもしれない)

 戦闘があって負傷者が零ということはなく、
 暫くの間は駆け付けた他の医者たちも交えて、
 怪我人の手当てに追われた。

 急な処置を要する負傷をしたものは、ほぼいない。
 部隊の練度の賜物か、
 あるいは――被害が出る『前に』、敵を仕留めたからか。

 ある意味で一番重症だったのは、この長耳だったのだけれど、
 先ずは寝台に突っ込んで点滴の管を刺し、
 他の患者の応急手当てに当たる。]
(89) zelkova 2020/05/15(Fri) 22:31:30

【人】 軍医 ルーク

 
  君、そいつに何かあったら呼んでくれ。


[ 戸棚の横を通り過ぎがてら、
 影に隠れていたもふ玉に声をかければ、
 鳥はらじゃー! とばかりに頷いて、
 兎のベッドの下に潜り込んで隠れる。
 けれど、下にいては様子が分からないと気づいたのか、
 よいしょ、と寝台によじ登り、
 布団の中に潜り込んで、もそもそと隠れた。
 ――まあ、それはそれでいいだろう。]
(90) zelkova 2020/05/15(Fri) 22:32:11

【人】 軍医 ルーク

[ だから、そいつが目覚めたときに最初に見るのは、
 首を右に傾けるか、左に傾けるかの運次第。
 運が良ければ、人が去って医務室が静けさを取り戻した後、
 にょきっと布団から顔だけ出して添い寝を決め込む
 ぺんぎんであったろうし、
 運が悪ければ、元々ない表情を凍らせて、
 笑っていない目で口元だけを釣り上げている、
 『話が分からない』方の医者であっただろう。]


  おはよう。
  早速だけれど、問診の時間だ。
  さてその前に、聞いておこうかな。
  確か君は以前、わたしが薬を処方した際、
  『苺飴なら喜んで食べるのに』と言っていたかな。
  それを踏まえて質問だ。


[ 記憶力は良い、患者の希望は『よく覚えている』]
(91) zelkova 2020/05/15(Fri) 22:33:13

【人】 軍医 ルーク

 それほどあの薬が嫌なら、開発中の新薬か、
 中央から取り寄せた栄養剤を試そうか。
 どれも頗るよく効くよ。
 
 さて、腸が捻じれかえるほどに苦い奴と、
 胃が踊り出しそうに苦い奴と、
 それともいつものやつ、どれがいい?



[ にい、と口端が笑みの形を象る。
 三つも選択肢を用意するなんて、
 自分はなんて心優しい医者なのだろう。
 ――そう、患者の希望を覚えてはいるし、
 話もしっかりと理解するが、
 かといって希望に沿うとは限らないのである。]
(92) zelkova 2020/05/15(Fri) 22:37:12

【人】 軍医 ルーク

[ 怒るか、実験対象か。
 どう思われているかは、分からないけれど。
 答えを待ちながら、その様子をじっと見る。
 目の動き、手足の動き、問いに応えるならば声の調子。
 疲労以外に何かの症状は出ていないか?
 
 ――戦場でどう行動するかは、兵士の領分だ。
 だから、ああするべきだった、こうするべきだったと、
 口を挟むようなものではない。
 しかし、ここは医務室で、自分は医者だ。
 だから医者としての所見を述べておくことにしよう。]


   阿呆。

*
(93) zelkova 2020/05/15(Fri) 22:41:43
軍医 ルークは、メモを貼った。
(a12) zelkova 2020/05/15(Fri) 22:51:00

【独】 軍医 ルーク

/*
>>69>>74
楽しそうな皆を『眺めていたい』とか、仲間を『生かして返す』とか、
自分は―!? ってなる…
(-25) zelkova 2020/05/15(Fri) 22:56:48
軍医 ルークは、メモを貼った。
(a16) zelkova 2020/05/15(Fri) 23:45:27

【人】 軍医 ルーク

  ―― 
医務室
 ――

[ 監視を頼む、とぺんぎんに言い置きはしたけれど、
 目を離していたわけじゃない。
 だから、寝台の方でもぞりと動く気配は把握していた。
 そいつが寝返りを打ったのは左側、
 つまりは自分とは逆の窓側の方。
 まさかここから逃亡しようとしているなどとは
 知る由もない――

  
とでも思ったか。


 逃がすか、と診断に歩み寄れば、布団がもぞもぞと動き、
 白黒の塊とそいつが接近遭遇のご対面を果たしている。
 ひとがいるときに出てこないこのぺんぎんが姿を現し、
 あまつさえ寝台に潜り込もうとするのは、
 間違いなくこの兎が相手のときだけだ。]
(169) zelkova 2020/05/16(Sat) 14:41:46

【人】 軍医 ルーク

[ 最初にそうしているのを見たのはいつだったか。
 自分が医務室にいないときに会う機会でもあったのだろう。
 このぺんぎんは実に人見知りであるからして、
 自分から出てくることはあまりない。
 恐らく空腹で燃料補給にでも現れて、
 窓際の特等席でごろごろしているときに、
 訪れた患者と遭遇でもしたに違いない。

 普段ならそれで逃げ出すのだけれど、
 懐いたということは、果たしてどんなやり取りがあったやら。
 ……動物は人を見る、と言うが、
 此奴が懐いているということは、そういうことなのだろう。

 少し驚きはしたものの、
 今もこうして布団の中で何やらもぞもぞ交流しているらしき
 様子を見ると、この兎の方も、
 ぺんぎんが好きな手合いであるようだ。

 なにか食べ物を与えているらしい。
 内緒のやり取りのつもりかもしれないが、此方も耳は良い。]
(170) zelkova 2020/05/16(Sat) 14:43:06

【人】 軍医 ルーク

[ 布団からそいつが起き上がったタイミングで、声をかける。
 一瞬でも遅れたなら、窓の方へとダッシュしていただろう
 タイミングだ。
 そいつは見事に固まって、頭から布団を被って隠れる。]


  子供かな。


[ 声をかけるが、返事は来ない。
 構わず話を続けて薬の三択を迫ることにする。>>163
 布団のかたまりがふるりと震えたようにも見えたのは
 果たして気のせいか。]


  さて、希望は聞こう。
  5数えるうちに出てこないと、
  こっちで適当に選んで飲ませるよ。
  5432


[ 明らかに一秒一カウントではない、するすると減る数字。
 そのまま零になったら、本当に布団をはぎ取って
 口の中に薬を突っ込んでやろうかと思っていたのだが、
 白い布団から、赤い頭と耳がにゅっと現れた。
 まさに穴に潜った兎状態。
 余程苦いのが苦手であるらしく、涙目になっている。]
(171) zelkova 2020/05/16(Sat) 14:45:47

【人】 軍医 ルーク

[ 音に聞こえた第一攻撃部隊の部隊長殿の有様とは思えない
 ――と、見ている者がいたら驚くかもしれないのだが、
 生憎自分は、こういった様子をこれまでにもよく見ている。
 だから、感じる感慨はひとつ。]
  

   ……最近気付いたんだ。
   君を見てると、
   自分の中に自覚していなかった類の
   感情があるのに気づく。
 

[ 感心したようにしみじみと頷き、
 ベッドの横のスツールに腰を下ろす。
 小首をかしげ、目を細め、
 布団に包まる赤いうさぎをじいっと見下ろした。
 冴え冴えと冷たい紫の目に、ふっと感情の色が宿る。
 そう、それは。]
(172) zelkova 2020/05/16(Sat) 14:46:53

【人】 軍医 ルーク

 
   
嗜虐心。



[ どこまで冗談か分からない顔で、そう告げる。

 ぺんぎんは抱き込まれた腕の中で、
 だいじょうぶ? だいじょうぶ? とでも言いたげに
 赤いウサギを見上げていたが、
 外のやり取りが気になったのか、もぞもぞと動いて
 顔だけを布団から出す。
 そして、医務室の主の表情に、ぴえっと毛を膨らませた。]
(173) zelkova 2020/05/16(Sat) 14:47:56

【人】 軍医 ルーク

[ 四番目、甘いやつ。
 その回答に、ぺんぎんの視線が戸棚の方に向く。
 それに気づいてはいたものの、小さく首を横に振った。]


  そうか、四番目――
  うん、分かったよ、了解だ。
  少し待っていて。


[ そう言って、ゆっくりと机に歩み寄る。
 そこにはいま告げた三種の栄養剤と、コップが一つ。
 きゅきゅ、と手際よく栄養剤をあけていき、]
(174) zelkova 2020/05/16(Sat) 14:48:31

【人】 軍医 ルーク




  [
だばー、と、全部混ぜた。
]



 
(175) zelkova 2020/05/16(Sat) 14:49:04

【人】 軍医 ルーク


   四番目。


[ くすりと微笑みさえ浮かべ、小さなコップに適量を取る。
 成分や配合は当然のこと、すべて把握している。
 そもそもどれも、似たような造りになっている栄養剤だ。
 混ぜて出すことに何ら問題はないことは分かっている。
 ただひとつ問題があるとするなら、
 その味はきっと、一日中口の中に残るようなえぐみに加え、
 腸が捻じれて胃が踊り出すような実に刺激的な味わいに
 なっているだろう、ということだけ。

 さあ飲め、とコップをぐいぐい押し付けようとする。]
(176) zelkova 2020/05/16(Sat) 14:50:06

【人】 軍医 ルーク

[ 薬を飲んだなら、次は背中の傷の治療が必要だろう。
 動きを見ていれば、打っているのは分かる。
 担ぎ込まれてきた時にもっとよく確認するべきだった。
 痛みには強いようだが、
 それでもやはり体は痛めた個所に反応するものだ。
 自分の不手際に内心舌打ちしながら、薬の行方を見守る。
 ふと、言う心算もなかった言葉が零れた。]


  ……嫌いでも、苦い、は感じておいた方がいいよ。
  その手の信号は、要る。


[ ――痛い、は身体が出す危険信号だ。
 危険に反応し、身を護り、生き延びるためのもの。
 それに強いのか、あるいは鈍いのか。
 そのことに気付いたときに、自分が何を感じたかは――
 さあ、自分のことだから、
 きっと何かを感じるなんてことはしていない。
 していないはずなのだが、布団の中のぺんぎんは、
 きゅう、と難しげな顔でこちらを見ている。]
(177) zelkova 2020/05/16(Sat) 14:50:57

【人】 軍医 ルーク

[ 阿呆、と言ってやっても、そいつは安堵すら浮かべて笑う。
 気遣うのは自分の部下のこと。]


  ……ああ、そうか。
  あのとき、敵はどこかを撃とうとしていたようだけど。
 

[ そいつが自分の忠告を無視してあの武器を使った理由は、
 何となく、分かったような気がした。
いま自分が口にした言葉は、命令に反して避難をせずに、
 戦闘の様子を一望できる場所に居たことを
 白状していたに等しいけれど――
 そのようなことは、今更だ。]


  全員無事だよ、
  軽傷はいたけれど、
  一番程度が重い怪我でも数日で完治するだろう。
  

[ 淡々と、事実を告げる。]
(178) zelkova 2020/05/16(Sat) 14:52:47

【人】 軍医 ルーク

[ そういう部隊長が部下に慕われるのは当然のことで、
 周囲と交流がない自分にも、評判が聞こえてくるほどだ。
 たまに食事を思い出して食堂に行くときなど
 (なお、自分の周りには、どれだけ混んでいても
 見事な距離が出来る)
 部隊の者と共に食事をとる姿を見かけることもあり、
 彼らは自分たちの隊長を慕っているようにも見えた。

 このうさぎは、そんな彼らを見ている。
 ――眺めている。>>69
 そうして、一番の阿呆が自分ならいいと言う。

 自分の口が、唇を噛むのと似た動きをしたことに気づかない。
 気付く前に、口を開いていたからだ。]


  ……開き直る阿呆は猶更始末に悪い。
  何回言っても分からないなら、
  わたしの言ったことがよく聞こえてないのかな?
  その長い耳は飾りかな、
  飾りならいっそ、
  固結びにしてやってもいいんじゃないかな。


[ じー、と布団からはみ出した長耳に視線を落とす。
 こういうときでも、視線はやはり平坦すぎて強い。]


  さて、それじゃあ背中を見せて。
  これ以上籠城するようなら、本当に、その耳結ぶよ。* 
(179) zelkova 2020/05/16(Sat) 14:55:04
軍医 ルークは、メモを貼った。
(a33) zelkova 2020/05/16(Sat) 15:01:17

【独】 軍医 ルーク

/*
あ、シュゼットとぺんぎんの遭遇回数勘違いしたかも、
ごめん><
シュゼットのロルだとこれが二回目かな?
(何回かあるように書いてしまった…)
(-77) zelkova 2020/05/16(Sat) 15:17:43

【独】 軍医 ルーク

/*
ところで苦いお薬にぷるぷるしてるうさぎさん可愛すぎませんか…
そしてちょっとこう、色々心配過ぎてどうしよう。
(-78) zelkova 2020/05/16(Sat) 15:18:13

【人】 軍医 ルーク

[ ぶわっと膨らんでボール状態のもふ玉は、
 ぬいぐるみのように抱きしめたなら、もふもふで暖かく、
 実に良い抱き心地だっただろう。>>220
 薬は甘いほうが良いかと問われた鳥は、
 それはもうぶんぶんと首を縦に振って、同意を刻む。
 医務室の主が差し出してきた薬の正体も、
 概ね想像がついていたらしく、
 ぴゃー…と、絶望的な鳴き声を上げた。
 その薬を一気に口に運ぶ様子を戦々恐々と見上げ、
 みていられない、とばかりに羽で目を覆う。

 一方、薬を差し出した医者の方はというと、
 『皆の様子を見に行って報告と見張り』のあたりで、
 微笑みの温度を益々下げていたのだけれど――
 甘い薬だと信じ込んだまま口に流し込むうさぎには、
 恐らくそのような表情の変化は、
 気付かれてはいなかったのだろう。]
(240) zelkova 2020/05/16(Sat) 21:43:03

【人】 軍医 ルーク

[ ――さて、薬の“効果”は絶大だったようで、
 一息に飲み干したうさぎの顔色が変わる。
 布団に突っ伏したその身体の周りで、
 ぺんぎんがおろおろと慌てて走り回り、
 のたうち回るその“背”をさすろうと羽根を伸ばすのだが、
 それを、横から止めた。
 目を丸くして見上げるぺんぎんに、首を横に振る。
 ぺんぎんは行ったり来たり、
 ふたりを見比べるように視線を彷徨わせていたが、
 やがて諦め、赤いうさぎの横に丸まって
 じっと寄り添うことにしたようだった。]


  ん、何だい? 
  困ったな、君が何を言っているか分からない。
  そうか、やっぱりこれは
  上手く会話が成立していないのだろうね。
  それなら結んでしまうのも止む無しかな?


[ 苦さのあまり口が回らなくなっているらしい返答に、
 わざとらしく首を傾げ、
 サイドテーブルの空のコップに、水差しから水を注いだ。]
(241) zelkova 2020/05/16(Sat) 21:43:40

【人】 軍医 ルーク


  ……怒る、わたしが?


[ そればかりは本当に分からずに、微かに眉を寄せた。
 確かに、言ったことを守らない患者には、
 何度でも強く言うべきだと思う。
 けれどそれが自分の“怒り”であるかといえば――
 わからずに鸚鵡返しにすることしかできない。

 怒りか、と言われると、何かが違う気もする。
 抑々、そこに何かがあったのか、自分ではわからずにいる。
 もし本当に自分が怒っていたとして、
 そのこと自体も自覚できていないし、
 ――その理由も。]
(242) zelkova 2020/05/16(Sat) 21:44:10

【人】 軍医 ルーク

[ 思考は、患者の傷を目の当たりにすれば、そこで中断だ。
 シャツを捲れば想像以上に状態が酷い。]


  シャツも脱いでしまって。
  あとで新しいのを出すから。

  
[ これは全体を診たほうが良さそうだと、そう指示する。
 見ているのは、傷と同時に、身体の動き、目の動き。
 あとでより精密に調べる必要はあるが、
 おそらく今回も、極度の疲労以上の後遺症が出ている様子は
 なさそうだ。
 傷口を確かめ、めり込んだ破片や石の欠片を手早く取り除き、
 消毒し、処置を続けていく。]
(243) zelkova 2020/05/16(Sat) 21:44:40

【人】 軍医 ルーク


  ……次に君が運び込まれてきたら、
  まずは、剥ぐ。
  部下の前で、丸ごと。


[ 溜め息をつかせるには十分な有様だ。
 けれど、息を吐く暇も惜しいとばかりに手を動かす。
 治療の速さ、正確さでは人後に落ちることはない。
 時折、氷のように冷たい指が触れる感触はあっただろう。
 (他の患者は、この世の終わりのように叫ぶ)
 処置に痛みを感じたとしても、
 長引くことはなかったはずだが――
 そもそも、この状態で今まで殆ど平気な顔をしていた方が、
 どうかしているのだ。

 治療を終えて包帯を巻けば、傷跡は隠れる。
 新しいものも、古いものも、白く覆ってゆく。]
(244) zelkova 2020/05/16(Sat) 21:45:28

【人】 軍医 ルーク


  さっき何か聞こえたけれど――
  様子を見に行って、とかいうのは
  寝言か譫言と考えて構わないよね。
  言っておくけれど、暫くは安静だよ。
  動けるようになったら自室に戻って構わないけれど、
  任務に戻るのは言語道断、見張りも駄目。
  報告が必要なら、部下かぺんぎんにでも
  口頭か、書面の伝達を頼めばいい。
  ああ、もし無理して動こうものなら――…
 

[ わかるでしょう? とばかりに、
 じーっと耳に視線を落としてやった。むすぶ。]


 『検査』の方も、数日は休み。


[ 実際のところ、記憶の治療に差し支える状態かというと、
 他の軍医であれば、この指示は出さなかっただろう。
 上層部から厳命されている以上、彼らに選択肢などない。
 自分は?
 指示など知るか、である。]
(245) zelkova 2020/05/16(Sat) 21:46:04
 




情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


トップページに戻る


←↓■□フィルタ

注目:ルーク 解除する

生存者 (17)

ルーク
96回 残----pt

兎さん耳もふもふ

シュゼット
79回 残----pt

狐尻尾枕もふもふ

神置 穂村
13回 残----pt

 

メルキオール
3回 残----pt

 

楊 宇静
13回 残----pt

 

ミア
67回 残----pt

 

アーサー
60回 残----pt

おそくなりました

七嵐 春生
0回 残----pt

いえやすもふもふ

花続木 弥
0回 残----pt

いえやすをじぃ…

アロイス
0回 残----pt

 

渡辺 春嗣
7回 残----pt

(・×・)もえ

雨宮 千夏
42回 残----pt

墓==光速=⇒墓

渡辺 入矢
27回 残----pt

(・3・)ぴと

五十鈴 雨音
24回 残----pt

雪也くんーー

相星 雪也
22回 残----pt

あまね

カミラ
4回 残----pt

いつかどこかで!

少女
0回 残----pt

 

犠牲者 (1)

或る日記帳(2d)
0回 残----pt

 

処刑者 (1)

エーリク(4d)
0回 残----pt

ご参加心より感謝

突然死者 (0)

舞台 (0)

発言種別

通常発言
独り言
内緒話
囁き系
死者のうめき
舞台
置き手紙

一括操作




発言種別注目






















(0.17 CPUs)
運営 moonpupa
人狼物語 by あず/asbntby
人狼議事 by ななころび
トップバナー画像 by naomyplum
人狼物語画像 by Momoko Takatori
Schwarzwald(黒い森) by hagios
トロイカ TYPE:А / 哀愁のタタロチカ by かえるぴょこぴょこ/あさくら
ようちえんせんき かりんか / ハロリンカ / 凍れる水車 by かえるぴょこぴょこ/あさくら
霧雨降る街 / 少し大きな霧雨降る街 / 蒸気満ちる宴 by きりのれいん
メトロポリス / バビロン / ギルガメッシュ / Valhalla by すむろ水
ひなだん by hinaki
壱番街 / 壱番高校 by 壱猫[onecat]
外道大戦 by mtmt
都道府県キャラセット by kairi(企画代表)
繋<つなたま>魂 / 班帝家の一族 / H)SOCIUS(A by めいあ
もふぁんたじぃ / もふぉれすと by ほのゆる
Cathedral / 学園Cathedral / Grand Cathedral / 学園Grand Cathedral by Izuya
夜月町 by 夜月けい
南区 / 古今東西 by 南
IRO-COLORE(いろころる) by Izuya, 南
お茶会 / 演奏会 / 花見会 by ゆひろ
GNL / GNL+ by guiter-man
ジランドール / イルミネーション by may-co
シキメグリ by afinter
-汝人狼也-人物画 by 878, かんこ
closure / closure' by 閉
Emoricu / Cumorie / 黎明街 by milk_sugar
ワンダーズ言戯団 by pike
宝石箱《Jewel Box》 by 宝石箱制作委員会
文明開化 by sin
カティサーク by apricot with y_hyuga
月狼学園 / 人狼署 / 狼達の軍歌 by apricot
花一匁 / 桃酔郷 by さね
po!son / Girl's Talk by pure_g
madparty by シロクマ
rhizome by CH3COOH
曲芸会 / 曲芸会Hello! by otokasa
AtoZ by 築
瑞洋館 by ういろ
LastSunday / HeaVen by 志摩
かくりよ by plmi
桃色concerto by 桃昆布
狼兎 by クロマ
人狼ヶ谷学園の放課後 by 竜山明日佳
bAroQue / tradimento by souya
Bokuyume. by 卜部
FGOキャラセット by 有志一同
魔法少女は眠らない by 魔法少女チップ企画
Liberte by みぃな
噛志野医院 by manamiz
メギド人狼 by メギドチップ企画
absolventi by ぶんちゃん
歳時抄 by 小由流
文アルセット by 文アルセット企画
荘園パック by ARC(企画代表)
Friends by 真知
城下町の酒場 / 大神学園 by じっぷ
エッグ by 朧恩
ぐれすけ・ぷらす by 純
ニューホライズン by youden
バーバチカ / プトロレ by たべ
ユメツナギ by 天瀬春日
StarGazer / LittleStar by CONBE
御常紀学園 by HS_29
オハナシノクニ by オハナシノクニ制作委員会
Fragment of Jewels by 粉海月
花園女学院 / 他種族孤児院 by はこみ
xxxx組 by サイコ瓦
おりふし学園 by めんるい
Fairytale Syndrome by hTuT
Salute by むくっこ
Le parterre by イヌバラ
Troopers by 人類管理連合
お野菜キャラセット画像 by 無料素材倶楽部
Siuil a Run by 匈歌ハトリ
紫煙をくゆらせ by 空砂
RocketPencil by 山本羅刹
エトリエ / エトリエ・戦国 by とり
ボワボンボン by あとらそふと
古の迷宮 by とり夫
JEX Online by katarazu
煌夜の決闘 by ジュエルセイバーFREE
こだわりアイコン by fatcow
トランプ画像 by しろま空間
リンソン by moonpupa