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【人】 朝日元親[ いつだったか直接文句を言われたことがあった。 ハツナと僕の関係が知れ渡ってからすぐ、 知りもしない女子に呼び出されて屋上に行くと 複数人の女子に囲まれて、言われたんだ。>>50] 「どうしてハツナと付き合ってるの?」 [ 私もあなたが好きだったの、って? いいや、そんな優しい展開ではない。 なんでお前なんかがハツナと付き合えるのか。 お前といるだけでハツナが可哀想になる。 さっさと別れてよ。あの子の為に。 つまりボクの方から手を引けと。 ボクが可愛い彼女を理不尽に振った クソ男の汚名を被って、ハツナの立場を守れと。 そういうことだ。 (62) 西 2022/10/22(Sat) 0:52:43 |
【人】 朝日元親[ 美しい肖像も、素晴らしい小説も全て ベタベタなヘドロのような感受性で塗りつぶす。 悲哀も、激情も、官能も、情緒も。 積み上げられた芸術作品のように美しい ハツナという存在でさえ、 ベタついた感性で全てをドロドロに壊してしまう。 そしてそれを友情、優しさなんて耳触りのいい言葉で 取り繕った見てくれだけの劣悪サービス。 女という生き物の最も嫌悪すべき性質。 ボクが今ぶつけられているのは、そんな物だ。] (63) 西 2022/10/22(Sat) 0:54:54 |
【人】 朝日元親[ 身長も器も小さいからこそ見えるのだろう。 ボクの中で何かが壊れた気がした。 そんな音が聞こえたかのように、女子達を 取り巻く空気が静かに凍りつく。 分かってるらしい。 ]人の地雷を踏んだという事も。 ボクが常識も何も無い人間だって事も。 強い劣等感を抱いた人間は そこを刺激されると何をしだすか分からない事も。 (65) 西 2022/10/22(Sat) 0:57:22 |
【人】 朝日元親[ 次は無い。 それは決して人に対して向ける目ではない 明確に軽蔑を示した目。 そして、ハツナには決して向けることのない目。 女子達が逃げていったのを確認すると 身体の力がどっと抜けて金網にもたれかかって 思い詰めたように大きな溜息をついたんだ。 願わくばハツナには見られたくないと祈りながら。]** (67) 西 2022/10/22(Sat) 0:59:50 |
【人】 朝日元親[ 二人の意見は一致したということで 晴れて五限は二人仲良くおサボりに決まる。 金網を背もたれに寄りかかると メロンパンのお供に買っておいた ココアの蓋をあけようとするのだが、 しかし上手くあかずに奮闘していると ハツナからさっきのことを聞かれて。] うん?いつものことだよ。 ボクって性根がネガティブだからさ しょっちゅう被害妄想が止まらなくなるんだ。 [ こんな話をハツナに出来るようになったのも つい最近、やっとのことだ。 そこには確かな信頼があって それだけボクが甘えていることを意味していた。] (70) 西 2022/10/22(Sat) 1:05:24 |
【人】 朝日元親[2+2は5、嘘も100伝われば真実に。 勝手な印象づけは当事者をおいて独り歩きするもので。 あの子にボクが不釣り合いじゃないかという後ろ指も 勝手に窓際族に追い込んでくれていると思うと 感謝のひとつくらいはしてやってもいいと思う。] (だけどハツナは………) [人を見る目がないという後ろ指が いつかあの子に向いてしまうのではないか そんな不安はいつだってボクの心に付きまとう。 朝日くんと付き合うなんてぇ!生意気ぃ! なんて黄色い悪意が向くことはないだろう。 だけど彼女が笑いものになるというのなら その時はボクも色々考えなければならないんだ。>>49]* (71) 西 2022/10/22(Sat) 1:07:32 |
【人】 朝日元親[ 歌う太陽の邪魔にならないように そっと扉を開けて、一歩、また一歩、近づく。 キミの声を聞くのに この風の音が邪魔だったんだ。 コンサートが終わって ボクが口を開いた時とキミが振り向いたのは きっと同じタイミングだっただろう。] (75) 西 2022/10/22(Sat) 1:44:39 |
【秘】 朝日元親 → 惜別ハツナ[ 余計なお世話だろうか。きっとそうだよね。 けど惜別さんが太陽であるという周りの印象が 巡り巡って惜別さんの首を絞めるくらいなら。 いっその地球の裏にでも逃げていいと思うんだ。] (-26) 西 2022/10/22(Sat) 1:46:34 |
【人】 朝日元親いいことがあるなら……。 [ ボクは指先を顎に当てながら悩む。 決めるのは惜別さん。全くもってその通りだ。] ボクは……。どんな行事だったとしても 行きたくないなら行かなくていいと思う。 でも…… [ ボクなんかと一緒である必要はどこにもないはずだ。 そう言おうとした瞬間にハッと気づいてしまった。 あの時、ボクは仕返しのようなものとはいえ 一緒にサボってもいい旨を口にしてしまっている。 例えば惜別さんがサボると決めたのなら ボクがそこに付き合わないというのは筋が通らない。] (77) 西 2022/10/22(Sat) 1:49:28 |
【人】 朝日元親[ いたずらに尋ねてくるキミとは対照的に ボクは思わず頭を抱えてしまって。] わかった、わかったよ。 でも責任は持たないからね…… [ 渋々と承諾の意志を示したのだった。]** (78) 西 2022/10/22(Sat) 1:49:56 |
【秘】 惜別ハツナ → 朝日元親[ 指先が重なる、それだけなのに たまらなく幸せだな、って思うのは 好きな人が相手だからだよね。 君が笑いかけてくれるのが嬉しくて、 それに応えるように、 柔らかく笑い返してみせるんだ。 ] (-30) alice0327 2022/10/22(Sat) 18:29:15 |
【秘】 惜別ハツナ → 朝日元親……君は、太陽が泣いてても否定しないんだね。 嬉しいな。 そう言ってくれる人がいるなんて 思ってもみなかった。 (-34) alice0327 2022/10/22(Sat) 20:12:00 |
【秘】 惜別ハツナ → 朝日元親[ 余計なお世話なんてとんでもない。 私、どこかでそう言ってくれる人を待ってた。 太陽じゃない私を、受け入れてくれる人を。 ] (-35) alice0327 2022/10/22(Sat) 20:12:40 |
【秘】 惜別ハツナ → 朝日元親[ 好き、に理由なんて要らないと思うけど きっかけは?って聞かれるのなら 間違いなく、この時の君の言葉。 ひとりぼっちの太陽に 陽だまりみたいな言葉をかけてくれた、 君を好きになるのは、必然でしょう? ] (-36) alice0327 2022/10/22(Sat) 20:13:09 |
【人】 朝日元親[ それにしても一体何があったというんだろうか。 ハツナとの事でボクが後ろ指を刺されるのは 今も前も変わらないけど。 教室に入るといつも聞こえてくる気がした ハツナを守ろうというあの黄色い声が ぱったりと途絶えていた。>>86>>87 凍りつく空気の中。 地雷に触れてはいけないと怯えるように。 どうやらボクの恋人は ボクが思う以上に強いらしい。 …………。 [ その声は、ちゃんと聞いていた。 聞いていないふりをして後ろを通り過ぎたけど 正直、胸がすいたんだ。 ボクの気持ちがどれだけ楽になれたか 筆舌に尽くし難いっていうのは正にこの事だ。] (102) 西 2022/10/22(Sat) 23:03:09 |
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