人狼物語 三日月国


205 【身内】いちごの国の三月うさぎ

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【人】 瑞野 那岐

[白いいちごに興味津々なのは>>1:23
 物珍しさから、その匂いに惹かれたのか。]


  どうですかね。
  レアではあるから、
  もしかしたら、ないかもしれませんけど。


[自分も始めてくる場所だから、把握はしていない。
 あれば彼の驚く顔が見れるだろうし。
 仕事以外で食べられる珍しさもまた一興。

 眼の前の赤いいちごに浮かれて、
 摘んだ端から、食べてもいいという摘み放題。
 良いシステムだと、考えてくれた人に感謝しつつ。

 摘み取った一つ目は、彼の目前に。]
(5) milkxxxx 2023/03/26(Sun) 0:34:31

【人】 瑞野 那岐

[いいの?という問い掛けに、うん。と頷いて。
 開かれた口元に運んでいく。
 赤い実が、彼の口の中に含まれて、
 一瞬だけ、彼の唇が指先に触れる。

 
無意識に撫でたくなったのを堪えて、
手を引いて。]


  甘いですか? 良かった。 
  俺も食べよう。


[今日、俺はいちごの信者を一人増やしました。
 いちごの神様にそう報告しながら。

 自身でも一粒、摘んでそのまま口へ運ぶ。
 赤い実に歯を立てて、溢れる肉汁を飲んで。
 甘味と僅かな酸味を味わって、目を細める。]
(6) milkxxxx 2023/03/26(Sun) 0:35:14

【人】 瑞野 那岐

 

  ……旨い。


[好物を目の前にした子供のような笑顔を零して、
 ぺろ、と汁気の飛んだ指を行儀悪く舐め取って。

 ハンカチで拭き取ったなら、また一粒、一粒。
 選り好みしていく為に、畑を歩く。
 
 摘んで、食べて。籠に入れて。
 抱えた籠が、いつの間にかいちごで溢れていく。

 時々、こっちのいちごのほうが大きいとか。
 こっちの方が甘そう、だとか。

 そんなやりとりを彼と交わしながら、
 45分のいちご摘みはあっという間に溶けていく。]
(7) milkxxxx 2023/03/26(Sun) 0:35:41

【人】 瑞野 那岐

[籠に盛りだくさんになったいちごは、
 Hareで待つスタッフたちのお土産の分にも十分だろう。

 きっと生のいちごだけでは飽き足りないだろうから。
 その後、お土産売り場に立ち寄って、いちごジャムや、
 フリーズドライのいちご、いちごミルクのプリンなど。

 どれも欲しくなってしまうような種類の多さに、
 頭を悩ませながら、彼に相談を持ちかけて。
 人数分のお土産をなんとか選ぶこともしただろう。

 あとは、興味のあったいちごのピザ。
 デザート作りはメインを担当するわけでもないけれど。
 
 料理よりも計量通りに作らないと完成しない、
 繊細なデザート作りは楽しむ方。
 
 ピザといちごという食事のようなデザート。
 作り方には大変興味が唆られる。]
(8) milkxxxx 2023/03/26(Sun) 0:36:04

【人】 瑞野 那岐

 
 
  いちごピザ、うちでも出したら喜ばれるかも。
  作り方、覚えて帰りたいな。


[その時は、いちごを好きになってくれた彼に。
 一番に出すことにしようか。**]
(9) milkxxxx 2023/03/26(Sun) 0:36:26

【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗

[いちごのピザを手作り教室に足を運んだ後は。
 別れた神田さんたちと連絡を取り合って、
 再び出入口付近で合流できただろう。

 お互いに摘んだいちごやお土産を見せあって。
 足りなければ、4人で買い足したりもして。
 経験した体験報告を交わしながら、車は宿泊先まで進む。

 宿にたどり着けば、再び別れて。
 食事はそれぞれの部屋で摂ることになるだろう。

 温泉宿と謂れの高い宿は、
 食事も美味しいと評判らしい。]


  泊まりなら、俺も呑もうかな。


[旅行と温泉という響きに浮かれて、酒を頼んで。]
(-34) milkxxxx 2023/03/26(Sun) 0:54:14

【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗

[時刻は夕方から夜半に切り替わる頃。
 部屋に運ばれてくる料理は、鍋料理。

 鱈に海老、鮭。それらを囲むように野菜が並び。
 鍋とは別に茶碗蒸しや、刺身も付いている。
 なるほど、これは豪華だ。

 ぐつぐつと煮える鍋の音が食欲を唆る。
 ひとまず、頼んだ日本酒の冷酒を彼に差し向けて、
 自分の杯にも注いで、一杯ずつ。

 酒はあまり強い方ではないけれど、
 少しずつ楽しむぐらいなら、酷く酔いはしないだろう。
 これまでに酔った姿も、何度か見られては居るけれど。

 酔ってしまえば、甘えに際限がないことは、
 向こうも承知の上なので。
 その時は、彼に面倒見てもらうつもりで。]
(-35) milkxxxx 2023/03/26(Sun) 0:54:46

【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗

 
 
  乾杯、そして、いただきます。


[小さな杯を鳴らすには、零れてしまいそうだから。
 軽く掲げるだけに留めて、口に運んだ。*]
(-36) milkxxxx 2023/03/26(Sun) 0:55:16

【墓】 瑞野 那岐

[水を飲みたいという甘えを正確に読み取った恋人が、
 愉しげに笑う様につられて目を細める。

 今度は口に含むだけだから、喉は動かない。
 倒れ込んでいる自身に覆い被さるように、
 傾いてくる身体に細めた目を軽く伏せて、]


  …… ン、ぅ……


[薄く唇を開いて水を招き入れて、こくんと喉を鳴らす。
 乾いた喉が水分で潤っていく。
 飲み干した後も、触れ合わせたままの唇を
 堪能するように味わって、離れていく間際。
 つぅ、と舌先で彼の唇を舐めたのは、物足りなさからか。]
(+57) milkxxxx 2023/03/26(Sun) 1:50:19

【墓】 瑞野 那岐

[転ぶような覚束ない足元にはなりたくないけれど。
 初めて受け入れた、腰はまだ少し異物感が残っていたか。
 転んだら、と言い訳するのが少し歯がゆくて。]


  そんな理由がないと、入れないんですか?


[なんて、視線を流して揶揄を含ませる。
 どうにも理由をつけたがる彼のこと。
 キスを降らせる割には、理性が戻ってきたのか。
 それとも、別の理由があるのか。

 水面下でまだ元気になりそうな気配があると知ったなら、
 さすがにこちらも赤面してしまっただろうけれど。

 それは預かり知らぬところ。
 浴室に向かうのを見送りながら、ようやく。
 転がしたペットボトルの封を開けて、
 喉を鳴らして、半分ぐらいまで一気に飲み干した。]
(+58) milkxxxx 2023/03/26(Sun) 1:50:40

【墓】 瑞野 那岐

[二度目の抱っこには、さすがに賢者タイムの照れが勝って、
 丁重にお断りして、手の支えだけを借りた。

 男が二人入ればさすがに少し狭いけれど、
 足を軽く折り曲げれば、彼の股の間に落ち着くことはできる。
 
 べたついた身体をシャワーで洗い流して、
 少し呆けたように湯船に浸かり。
 率先して洗いたがる申し出には、身を委ね。
 専属の洗髪屋よろしく髪を洗われた。

 身体を洗うときばかりは、さすがに擽ったくて、
 身を捩ったり、掠めた手にまた熱が上がりそうになったけど。
 悪戯する手は軽く制して、一人残されたなら。
 足を伸ばしてゆっくりと広い風呂を堪能させてもらう。]
(+59) milkxxxx 2023/03/26(Sun) 1:51:28

【墓】 瑞野 那岐

[一人、気配がなくなって、静かになった浴室。
 ぽたり、ぽたりとスポンジから落ちる雫の音を聞きながら。
 ちゃぷ、と湯を揺らして、膝を折り曲げ。
 膝を立てたら、そこに腕を乗せて沈む。

 彼と初めて交じりあった身体。
 一人でいくらしても慣れなかった快楽。
 彼の手で簡単に拾えてしまったことを、
 思い返して、ほぅ、と甘い息が溢れる。]


  ……癖に、なるかも。


[湯船に身体を沈めながら、ほつり、呟く。

 彼には零せない秘密の感想は。
 浴室のボディスポンジだけが、知っている。]
(+60) milkxxxx 2023/03/26(Sun) 1:52:02

【墓】 瑞野 那岐

[着替えはもってきたものの、寝間着はその日の
 服のまま眠ればいいかというぐらいに思っていたから、
 風呂上がり、寝間着がないことに気づいたのは後の祭り。
 
 そのままでいいと言われた、布団に滑り込めば、
 肌が直接触れ合って温かさを分け合えるから。
 それも、いいかと温かくなってきた気候も借りて。
 寄り添うように肌を合わせて、眠りに就いて。

 まだ朝日も差さない頃。


          一人、目が覚めたなら。
          規則正しく呼吸する彼を確かめて。
        
          腰元の傷跡に、
          慈しむ愛おしむように、口づけを落とした。
(+61) milkxxxx 2023/03/26(Sun) 1:53:15

【墓】 瑞野 那岐

[翌朝、一番に耳にするのは。
 いつもの目覚まし音ではなく、彼の声。]


  ……ん、


[薄っすらと開けていく視界は、いつもの自分の部屋じゃない。
 コーヒーの香りを漂わせる室内に、
 愛しい彼の姿が、ぼんやりと視力の悪い目に映り込む。]


  ……はよ、……ンッ、


  ……おはよ、 ございます……。


[掠れた声を飲んで、挨拶を言い直して。
 気だるさの残る身体を起こせば、
 彼が夜更けに変えてくれたシーツが肩から滑り落ちてく。]
(+62) milkxxxx 2023/03/26(Sun) 1:53:40

【墓】 瑞野 那岐



[ 名も無い夜が更けて、二人で迎えた朝は、
      それはそれは、とても幸福な――一日。**]

 
(+63) milkxxxx 2023/03/26(Sun) 1:53:58

【墓】 瑞野 那岐

―― 流れ行く季節 ――

[付き合う、少し前、からだけど。
 来店する頻度が以前よりも増えた気がするのは、
 気の所為じゃない、気がしている。

 例えば、隙間時間をを縫うみたいに突然。
 例えば、会いたい、と一言メッセージが送られた後。
 例えば、片付け当番がなく早上がりの日。

 俺と過ごす時間を確保するみたいに。
 店で待って居られたりすると、ほんのり擽ったい。

 そういう頻度増えてきているから、
 泊まっていく?という、甘い誘いも断れずに、
 頷いて、彼の部屋に行く時間も増えて。

 ベッドの上で二人沈むことも、増えていく。]


  ……明日、早いっ、から……


[そう嗜めた日も、結局。
 抱き込まれる腕に抗えずに、肌を這う手に身悶えて。
 押し殺そうとする声を、引き出され。
 彼の下で、啼いてしまった日も、あった。]
(+64) milkxxxx 2023/03/26(Sun) 12:32:41

【墓】 瑞野 那岐

[手放せなくなっていくのは此方も同じ。
 それを直接伝えることはなかったかもしれないけれど、
 啼いて、縋って、抱き込む腕で伝わっていると、

 思っていたのに。心というものは難しい。

 彼の言う普通の幸せが、男女での恋や結婚を見据えて、
 将来のことを言っているのであれば。

 今この手に掴んでいる幸せを失うことのほうが、
 怖い、と苦笑を浮かべる夜もあっただろう。

 あれだけファンにも愛されているというのに、
 時に自分に自信が持てないあなたを、
 抱き寄せて、慰めたりする中で、

 憂いたり、嫉妬したり、後悔する顔を見れるのは、
 俺だけかもしれないという悦に浸っているというのは、
 彼にはまだ知られていないと、いい。
 
 俺にもそういった仄暗い独占欲だって、あるんですよ。
(+65) milkxxxx 2023/03/26(Sun) 12:33:47

【墓】 瑞野 那岐

[ただ、そんな表情を見せた日の彼は、
 泣きそうな顔をしながらも、意地悪なことを言う。]


  ……ぁっ、……ぅ、んッ……、
 
  だ、
、 ……それ以上、ッ…あッ
  ンぅッ、……は、……ぅッ……、


[甘やかしてといいながら、ぐずぐずに俺の身体を溶かして、
 恍惚とした表情を浮かべて、中の弱い部分を。
 台本を持つ長い指が、ぐちゃぐちゃと犯す。

 好きかと問われれば、そう、なんだけど。
 こんな場面じゃなければいくらでも頷けるものを、
 後ろで銜えさせられて、指の形を覚え込まされながら。
 言うのは、話が違う。]


  ……は、……ぁ、ッ……、も、ぅッ、



[さんざん弄られて、きゅうと甘く指を締め付けて。
 そこで感じる、と、知った日から少しずつ。
 身体を開かれていくみたいに、性感帯を増やされて。]
(+66) milkxxxx 2023/03/26(Sun) 12:34:18

【墓】 瑞野 那岐

[こり、と膨らみを押されて、とん、とんと。
 同じ場所を何度も刺激するみたいに、叩く。

 ぶわりと一気に上る熱。]


  ぁ、ッ……、やッ、 さわらな、で ……ッ
  そ、こッ、 
……されたらッ……ぁ、ぁッ



[羞恥と快楽を煽られて、ぼろぼろと涙を零しながら。
 首を振って、抗うのに。やめない、と宣告されて。
 弄られてもいない前が、後孔を探るだけでそそり勃つ。

 チカ、とまた襲い来る明滅。

 あ、だめ。

 と、思うのに。]


  ……、っふ、ぅッ……
、……ッ……!



[びく、びく、と痙攣するように腰が跳ねる。
 前を弄られないまま、彼の指だけを飲み込んで、
 後ろだけで達してしまう程に、感じて。]
(+67) milkxxxx 2023/03/26(Sun) 12:35:27

【墓】 瑞野 那岐

 
[散々啼いて、泣いた、後の微睡みの中。
 囁かれた言葉に>>+55
 うん、と小さく応えたのは夢現。

 分かってる。そんなこと。
 生きることを願ったあなただから。

 簡単に生を手放しはしないこと。

 興味が好意に代わり、好意が愛情になっていく。

 好きをもらう代わりに、愛で応えて。
 抱き合って、確かめ合って、変えられていく。]

 
(+68) milkxxxx 2023/03/26(Sun) 12:36:10

【墓】 瑞野 那岐

[しばらく痕はつけないで欲しいと願った旅行前日。
 正面から抱き竦められて、彼の膝の上。

 痕がすっかり薄れた鎖骨に彼の唇が触れる。
 ン、と小さく息を詰めながら、髪を引いて。]


  だめ、ですよ。
  温泉に入れなくなるでしょう?


[ジト目で肌を眺める恋人を窘めつつも、
 指でなぞられるだけで、期待に身が震えるくらい。
 開発されてしまった身体を必死で抑え込みながら。

 ふに、と尖らせた唇を指で押し返す。

 そんな拗ねる姿も愛しいと思うくらいに育った感情。
 旅行を心待ちにしていたのは、彼だけじゃない。
 一緒に、「初めて」を経験する楽しさを、
 タンデムしたあの日から、教えられてしまったから。]
(+69) milkxxxx 2023/03/26(Sun) 12:36:33

【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗

[まだ知らない「初めて」もこれから共にしたい。
 イベントカレンダーを楽しむ彼のこと、
 今年のクリスマスは一緒には過ごせないけれど。

 これから先は、きっと、続いていくと信じて。]


  ……痕は付けないで、欲しいし。
  朝も、早いけど。

  …………一回、だけなら。


[触れた唇の柔らかさを忘れられずに。
 食んで、欲しくて。唇に触れた指で彼の歯を突つく。
 
 少しだけ、ベッドの上でも。
 甘えられるようになったのは、彼の教育の賜物。**]  
(-56) milkxxxx 2023/03/26(Sun) 12:37:05

【独】 瑞野 那岐

/*
エピ後、俺のを見られる分に構わないんだけど。
俺は同僚と常連さんのいやらしい場面を見てしまったら
複雑な胸中になるだろうから多分エピになっても意識的に目を逸らすと思う……すまん。

本編中、秘話と窓があって良かった……。
景斗さんに集中して愛を注げる。
(-57) milkxxxx 2023/03/26(Sun) 12:50:13

【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗

[冷酒は宿のおすすめだという上善如水。
 水のように軽やかで飲みやすく、
 初心者でも飲みやすいというからそれにした。

 葉月さんが酔い潰れていた傍らで淡々と飲んでいた
 様子を思い返しても、家飲みでも、
 彼が酔い潰れている姿を見ることはなかったから。
 飲まれる方ではないのだろう。

 そんなところも。
 先程部屋を通された時に仲居さんに渡していた心付けも。
 密やかに余裕のあるところを見せられると、
 たった三つの年の差でも、余白を感じる。

 経験と知識の差とでもいうのだろうか。
 料理に偏っている俺の知らないことも、
 彼ならカバーできるのかと思う反面、
 同じ位置に立ちたいと思うのは、男としてのプライドも
 ほんの少し、刺激されていたりはするかもしれない。]
(-65) milkxxxx 2023/03/26(Sun) 16:16:26

【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗

[冷酒を舐める程度に飲めば、辛口にしては飲みやすく。
 すんなりと喉元を通っていく。]


  ……あ、これなら飲めるかも。


[ほんのりと刺激もあるけれど、柔らかい。
 もう一口、と口に運んでから杯を空にして。
 早速無くなった分を注ぎ足していく。

 鍋が煮える間に、酒盗をいただきながら。]


  アンチョビみたいですね、これ。

  クリームチーズと合いそう。
  オリーブオイルとか、バターを混ぜて
  ソースにするのも……、


[と、つい思考が作る側に回ってしまうのは、
 いつもの癖のようなもの。小鉢はあっという間になくなる。]
(-66) milkxxxx 2023/03/26(Sun) 16:16:53

【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗

[刺身は鯛に、サーモンに、マグロ。ハマチ。
 一般的な代表品が薄切りにされて並ぶ。]

 
  そうですね。
  刺身と分かってながら、鯛だったら。
  鍋に入れるのも美味しいだろうな。


[料理人が泣くならしないけれど。
 山葵を少しだけ身に乗せて、白身を口に運ぶ。
 鯛の締められた味が、口に広がって旨い。
 
 二人分なのに、結構な料理の量だったけれど、
 いちごとデザートピザだけで済ませたのは、
 逆に功を奏したかもしれないな、と笑って。

 ようやく鍋に取り掛かる。
 昆布の効いた出汁に魚介の味が馴染む。
 タレが無くても出汁だけでも食べれるのでは?
 というくらいに、野菜にも味が広がっていて。

 白菜や、しいたけ、大根を取皿に運び、
 小皿の中に小さな鍋を作って、熱々の鍋を楽しんで。]
(-67) milkxxxx 2023/03/26(Sun) 16:17:24

【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗

[時々、差水を入れながらも。
 旨い料理があれば、酒も進むし会話も弾む。

 料理が美味いと自然と会話が弾むものだ。
 と、教えてくれたのは杏だっただろうか。

 口数の少ない俺でも、少し饒舌になるくらい。
 酒と旨味に助けられ。
 差水だと思っていたものが、見た目が同じ
 冷酒だったことにも気づかず杯が進んで行く。


 鍋が半分ほど、減った頃にはふわふわと心地よく。
 いつになく上機嫌に、美味しい、と
 崩れた笑顔を見せて、笑っていただろう。*]
(-68) milkxxxx 2023/03/26(Sun) 16:18:04

【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗


[酒盗は彼は口にしたことがあるのだろう。
 口振りから分かるそれ。
 同意を得られたなら目を細め、頷き。

 作ってるかと指摘されたら、ふ、と機嫌良く笑い。]


  ……分かります?


[料理人の性というものだから許して欲しい。
 きっと、それも。
 俺よりも先に食べるのは彼の役目になるだろう。

 薄身の魚をしゃぶしゃぶのように
 鍋に浸すようにして食べるのはままあること。
 美味しいことは約束されているが、
 それをするのは二人で彼の家ですることにして。]
(-74) milkxxxx 2023/03/26(Sun) 17:42:28

【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗

[脂の乗った魚が口に蕩けて、引き締まった海老を食べ。
 柔らかな口当たりの酒が進むのは仕方のないこと。

 二日酔いとして残る方でもなく、
 酒は楽しく飲める方だと思ってはいるから、
 食べた後、帰路を心配する必要もない時には、
 呑むことを遠慮することもなかった。

 多少、そう。機嫌が良くなるくらい。
 だと、思っていた。
   ――このときは。
(-75) milkxxxx 2023/03/26(Sun) 17:43:07

【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗

[余らせるのも申し訳ないと、茶碗蒸しまで空にして。
 満たされた腹が程よく膨れ、食休みをしていた頃。

 提げに来た仲居に旨かったです。とお礼を告げた。
 その一言が、後に繋がることを知っているのは、
 同じ料理を提供する仕事をしている仕事柄。

 彼からの布団の申し出に、 
 綺麗に片付けられていくテーブルが寄せられていくから、
 自身も同じように、窓際に向かえば。
 窓の外はすっかり夜も更けて、街灯の明かりが
 点々と、足場を照らしているのが見えた。

 温かくなってきた気候、夜の散歩に繰り出すのも、
 いいかもしれないと思いながらも。
 今は、少し足元が覚束ないから、口にはしない。]
(-76) milkxxxx 2023/03/26(Sun) 17:43:32
 




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14回 残----pt

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4回 残----pt

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