人狼物語 三日月国


29 【2IDソロル+ペア混合】交換日記【完全RP村】

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【人】 部隊長 シュゼット

>>93痛みには強いと自負してるのだけど
どうしても体は痛い部分をかばうようで。
自分では全く意識していないレベルではあるが、
僅かに、背中がいつもより丸まっていたりして。
痛みを庇っているのは、軍医から見れば一目瞭然だ。

阿呆……その言葉が、何に対することかはよくわかる。

  ―――撃つと体力を殆ど使い果たす。
   今はそれだけでいいかもしれないが、
   蓄積されたダメージがいつ、
   後遺症として突然現れるかわからない。
   義手の構造が解析できるまでは、
   闇雲に使うべき代物ではないーーー

ルークは色々と悪い噂の絶えない軍医ではあったけれど
そんな内容の忠告をしてくれたのも、彼だった。
その通りだとは、僕も思う。けれど。]
(164) kaomozi 2020/05/16(Sat) 13:34:17

【人】 部隊長 シュゼット

  ……戦場で一番の阿呆が僕なら
   僕は、それで、いいよ。

[彼へ向ける緩い笑顔は、
今日の襲撃を乗り切れた安堵だ。

今、僕の耳には、負傷者についての話は聞こえていても、
戦死者の話は、聞こえていない。
死者が出ることも珍しくない、この場所で、
戦いの後、一人も欠けることが無かったということが
今の僕には一番大きいことだった。]

  それで。うちの、隊の子たちは……?
  
[そんな僕にとっては、
暫く安静が必須の、自分の体については二の次で。
自分の部隊の兵達の負傷状況について
ルークへ聞く声は不安げに、おずおずと。]*
(165) kaomozi 2020/05/16(Sat) 13:42:38
部隊長 シュゼットは、メモを貼った。
(a32) kaomozi 2020/05/16(Sat) 13:45:09

【独】 部隊長 シュゼット

/*
メモで言おうと思ってたのに忘れてた。
ト書きでも「彼」と言っているあたりで分かる通り、シュゼットは、ルークのこと男性だと思ってます。ふふふ(・x・)!
(-76) kaomozi 2020/05/16(Sat) 14:13:27

【人】 部隊長 シュゼット

[僕へ向ける感情が、嗜虐心……!?
>>173そんな言葉が聞こえて、
思わず顔も強張り耳も震える。
左手で掴んでいた、この医務室の住民を
思わずそのままぬいぐるみかのように抱きしめた。]

  なぁ。君も、
  薬は甘い方が、いいと思うだろ

[怖がって、いつも以上にもふもふの玉のようになっている
そんなペンギンを味方につけるべく、聞いてみたけど。
非情にも、軍医の彼が告げるカウントダウンは
刻一刻と数字を刻んでいって。

……聞き入れてもらえないと思っていたから、
>>174僕の意見があっさり通った時は、
驚きもしたが、一気に安心したっていうのに!]
(220) kaomozi 2020/05/16(Sat) 20:18:17

【人】 部隊長 シュゼット

[胸元のペンギンの視線など、今の僕は気にしていない。
向こうの方で混ぜられていく薬についても
珍しく親切に、甘い薬を作ってくれてるのだとばかり。]

  あ。……ありがとう。
  これで、皆の様子、見に行って。
  報告と見張り、しにいかないと、…
  
[渡された薬を、素直に受け取った僕は、
>>176ルークの微笑みが、ただの親切心だと信じたまま
何も考えず。体力が戻った後のことを呑気に話し、
一気にそれを口の中に流し込んだ。]
(221) kaomozi 2020/05/16(Sat) 20:18:57

【人】 部隊長 シュゼット

  甘い薬かぁ……楽しみだなぁ……、ぶっ!!
  げ、げほっ!!……ぅ、うぇぇ……

[一気に飲み込んだのは悪くなかった。
だってこんなの、一度味を知ってしまったら、
飲み終わるまで滅茶苦茶に苦労するやつだ。

ただ……口の中を過ぎ去って、
喉の奥まで流れていった液体の苦みは計り知れない程で。
僕はコップをサイドテーブルに置き、
口元を押さえて、布団に蹲るように突っ伏した。

痺れるような苦みとえぐみが、喉から上を攻撃してくる。
お腹の中だって、すごく辛い物を食べた時のように、
熱くなったり痛くなったり。

本当は、今すぐ吐き出したい気分なんだけど、
はた迷惑なことに、そこは良く出来ているみたいで。
患者が飲んですぐ吐かないように、
薬の作用で色んな味や症状を感じたとしても、
吐き気だけは催さないような作りになってるらしい。]
(222) kaomozi 2020/05/16(Sat) 20:19:28

【人】 部隊長 シュゼット

[この体制じゃ、>>179相手の顔も見えやしない。
ただ、僕のせいで、何か怒らせてしまったみたいだ。
言葉の節々から、そんな気配を感じるような気がして。]

  よふ、ひほえへ、ふ……
   (よく、きこえてる…)
  だはら、おほらないれ、かひゃむふび、は、やめへ
   (だから、おこらないで、かたむすびは、やめて)

[上手く喋れないなりに、顔をあげて必死に伝えるさまは、
やっぱりまだ涙目で、首をふるふると震わせて。
……>>171子供かと言われても反論できないな、と。
客観的に考えてそう思うが、
だからと言って止められるものでもない。
医者は怖いし薬は苦い。無理なものは無理なのだ。]
(223) kaomozi 2020/05/16(Sat) 20:20:22

【人】 部隊長 シュゼット

[どうせ、痛いのはどうってことはない。
僕は、まだにがにがする口を半開きにして、
眉を寄せ、うえー、と舌を出した状態で。
軍服の上着を脱げば、
のそのそと、ルークの方へ背中を向けた。

上着まではあまり染みていなかったようだが、
その下に来ていたシャツの被害は深刻である。
全体的に赤がじわりと滲んでいて。
所々生地が切れていたり。
もしシャツを捲るなら、高所から背中を打ち付けて
そのまま数メートル地面に擦ったのがよくわかるような、
酷い傷跡が、露わになることだろう。

……今回のものだけじゃない。
体中のそこかしこには、もう完治した後ではあるが、
消えずに残ってしまった傷跡が至る所についていた。]
(224) kaomozi 2020/05/16(Sat) 20:22:19

【人】 部隊長 シュゼット

[背中の治療が始まって少し経てば、
やっと口の中のにがにがも落ち着いてきて。

自分から喋る元気も戻ってきたところで
ふと、思い出し。前を向いたままぽつりと。]

  そうだ……ルークは、さっき。どうだった?
  
[語彙を持たないわけでは決してないのだが、
普段は、人と話すことにリソースをあまり割かないから
言葉数が少なく、何を聞いているのかもわかりにくい。

もし何か聞かれたなら。
質問の内容を説明するでもなく、ただ、ペンギンを撫で。
医務室の天井の方へ向けられた目は少し細くなり。
戦場の光景を思い出しながら、伝えた。]

  僕は……近くに居たから。
  前のより大きくて、地面の凹みも、重そうだった。

>>178彼は怪物が見える位置にいたようだから。
きっとある程度安全な場所に居たのだろうと予想して、
どこに居たのか……というより、何を見たのかが気になった。
自分は近くに居たものだから。
他の場所から見た機械の怪物について
どんなだったのか、聞いてみたくなったんだ。
―――そんな意図では、あったのだけど。

ルークは何を見てどう思ったのだろう、と。
そこでやっと、後ろを振り返ってみた。]*
(225) kaomozi 2020/05/16(Sat) 20:26:28
部隊長 シュゼットは、メモを貼った。
(a40) kaomozi 2020/05/16(Sat) 20:29:34

部隊長 シュゼットは、メモを貼った。
(a41) kaomozi 2020/05/16(Sat) 20:46:35

【人】 部隊長 シュゼット

>>242僕が彼を怒らせてしまっているのかと思ってて。
だから今度はこちらがわからずに、首を傾げた。]

  ひはっは…?…………ん。
  (ちがった?)

[いつも以上に当たりが強いような気がしたのだが。
違うと言うなら、これ以上深く問うものでもないか、と。

>>243言われるがままに、無遠慮にシャツを脱ぐ。
背中からぱりぱりと聞こえる音は、
乾きかけた血液でシャツと肌がひっついてたのが
乱暴に剥げてゆく音だ。]

  は、剥ぐ……僕の、部下の前で、!?
  
[言葉の鋭さに、つい、驚く声が上がる。
でもすぐに、理由がわかってしまって。
耳を揺らして、バツの悪さに下を向く。]

  ……え、と。ハイ。
  次は怪我、すぐに言います……逃げません…。

[そうして。
普通の人なら、顔を歪めて痛みに声をあげるのだろうが。
怪我についてはけろりとした顔で、表情一つ変えずに、
僕はルークが治療を始めるのを待っていた。]
(275) kaomozi 2020/05/17(Sun) 0:21:29

【人】 部隊長 シュゼット

[僕は……僕がここまで、痛みに鈍い理由がわからない。
戦闘中に傷を負っても(少し怪我をしたな)と思うぐらいで
傷に構うことなく動くことができるのは
僕としては、ありがたさしかないのだけれど。

ただ。我慢できるのは痛いことだけ。
背中に冷たい手が触れた時は、肩がびくりと持ち上がり。]

  つ、めた……っ!!

[未だに動かない右腕はだらりと垂れ下がったまま。
目をぎゅっと瞑って冷たさに耐える。]
[消毒や破片の除去には全く反応を示さないくせに
それ以外のことには人並み以上の感覚を持っている。
そんな特異体質なものだから、
僕のことを不気味がる基地の者も少なくない。

第一戦闘部隊含め、兵士たちからの信頼は厚いが、
僕より上官や、研究班や医療班からの評価は、
僕が聞く限りでは、良い話ばかりではなかった。

記憶を戻すための『検査』のついでに
この体質についての調査もされてるのだろうと
そう、予想もつけているのだけど。
……実際はそんなことはないのか、はたまた。
  真相は僕にはわからないのだった。]
(276) kaomozi 2020/05/17(Sun) 0:22:35

【人】 部隊長 シュゼット

>>245下された判断に、「えぇ」と声が出る。
見張りは非戦闘の日常の中でも好きな仕事の一つだ。
夜中、外壁の上に据えられた見張り台から
危険な野生動物が近くに来ていないか、
天の『穴』の様子に変化がないか、見張る仕事。
夜のあの静かな空気感が、僕はとても気に入っている。]

  確かに……暫く襲撃も無いとは聞いてる、けど。
  でも僕、毎日東棟側の外壁から、
  見張りの、仕事を任されて、て
  部下の様子も、ほんとはすぐにでも、……ぅ。

[けれど。耳をじーーーと見られれば、
垂れ下がった赤い兎耳耳を左手で弄り。
ごにょごにょと、言葉にならない声を漏らした後。]

  検査も……ん。わかった、よ。

[検査についても、次こそは何かわかるかと
そんな期待もあったから、残念に眉を下げる。

結局。こういう時にこの軍医には敵わないのだ。
せめて早く動くようにならないかなあ、と。
左手で、銀色の右手を撫でたりして。
こりゃあ義手もまともに動くようになるのは数日後かと
ようやく、己の惨状を認め、肩を竦めて
重々しいため息をついたりして。]
(277) kaomozi 2020/05/17(Sun) 0:25:27

【人】 部隊長 シュゼット

>>246>>247―――我々の技術では再現不可能。
軍医の所感は全て同意だった。]
  
  ん。……その通りだとおもう。
  もっと、色々話せればいいのだけど、
  戦闘中は必死だから……これ以上は僕もわからない。

[ゆっくりと頷いて。
あそこから見た戦場はどう見えるのだろうと、
一度目を閉じて、そんなことを想像してから。
髪色と同じ赤い瞳は、ルークを見据えた。]

  外壁は、僕の好きな場所だ。
  この基地の周りが、良く見える。
  怪物もそこまでは、これからもいかないだろう。

[今までそこまで怪物が近づいたこともない。
そこで見ているなら安全だろうと、そう伝え。]

  奴らのこと、少しでもわかれば……
  いつか。状況を変える手だても、きっと。
  
[それは、皆が望むことだ。
だから、早く怪物の正体についてわかればいい。
そのためには僕が皆の力にならないといけない、
そう思うと自然と、左手はまた義手を撫でていた。
 なんだろう。これで、いいはずなのに。
 こういう時になると、僕の中から僕に向かって、
 違うだろうと囁く声がする気がするのだ。
(278) kaomozi 2020/05/17(Sun) 0:30:02

【人】 部隊長 シュゼット

[解析作業には彼も加わるのだろうと知っていた。
僕に伝わってくるのは、彼らの仕事の成果だから。
背中から腹にかけてぐるぐる巻かれた包帯を
左掌でぺたぺたと触って、緩く笑った。]

  解析の結果、待ってるよ。

[物の解析なんて作業に疎い僕は、
ただ、ルーク達を信じて結果を待つだけだ。
信頼を込めて、それだけを伝えると。
背中の治療が終わったら、
もう何も文句は言わずに、ベッドへと潜る。
これ以上何か言うと、彼からだけでなく、
部下達からも心配されてしまうかもしれないから。

それに、これまで僕は軍医の下す判断については
いつも文句を言いつつも従って来た方なのだ。]
[でも。布団に潜って彼に背中を向ける前に一言だけ]

  次こそは、甘いやつがいい。

[あんな苦い薬、できればもう二度と飲みたくないから。
往生際が悪いと思われようが。
僕は何度でも、頼んでやるのだ。]
(279) kaomozi 2020/05/17(Sun) 0:37:23

【人】 部隊長 シュゼット

[その後。僕は医務室から逃げ出すことはなく、
数日は大人しく医務室のベッドの中で過ごした。

定期的に与えられる薬はやっぱり苦くて、
毎回、嫌だ嫌だと文句を言って、
飲んだ後は暫くベッドの上に丸まって動かなくなり。

医務室に缶詰になっている間は
自分よりも早く回復した部下達がお見舞いに来る。
必要以上に心配して隊長のベッドに群がる者や
甘いものの差し入れをする者や、
隊長のふわふわの兎耳をふにふに触っていく者。

部下に慕われつつも遊ばれたりもしてる様子が
毎日、見られたことだろう。]**
(280) kaomozi 2020/05/17(Sun) 0:39:01
部隊長 シュゼットは、メモを貼った。
(a46) kaomozi 2020/05/17(Sun) 0:41:35

【独】 部隊長 シュゼット

/*
シュゼットの過去について、相方と奇跡的な噛み合い方をしてしまったところがあって…やべーなって思ってるんですよね…wwww
思い出したこととか不安に思ってることとか、部下に自分自身のことを自分から話す気がいっっさい無い人なので、部下ではない軍医さんとは順当に仲良くなれそうな気はするけれど。
過去暴露さえなきゃな…うん…wwでもお互い、過去とか立場を話していってなんぼな設定よねこれ(どうなるんだろうとそわそわしている
(-119) kaomozi 2020/05/17(Sun) 12:19:20

【独】 部隊長 シュゼット

/*
そして総司令ジャイルズ!!!
めちゃくちゃイメージぴったりのチップを持ってきてくれたなぁ、いいなぁ…!!!
あと>>298「そこまでは"いかせない"」これはその通りですね。そういう宣言というか決意めいた言葉でもあったので拾ってくれて嬉しい
(-120) kaomozi 2020/05/17(Sun) 12:26:18

【独】 部隊長 シュゼット

/*
今まで出してるどう見てもヤバい情報
・周辺地域には野生生物くらいの危険しかない場所なのに、初回の襲撃時に大怪我で発見された当初から、超攻撃性能を持つ義手を普通に装備してた。
・動かなくなった怪物のそばで、一人だけ生き残って倒れてた。
・最初はこの世界の常識すら持ってなかった
・最後まで戦い続けるためだけにあるような、戦闘への意欲と痛覚の鈍さ。

他なんかあったかな…この調子で、こいつやべー要素出していきたい。まだ出してないけど、当時の警備隊の名簿も完全なものは存在してなくて、そもそも警備隊にこいつが所属してたかどうかもあやふやなのよね(シュゼットを戦力として今後も使っていきたいがために、これは軍の最高機密扱いになってる。本人も知らない。)
(-121) kaomozi 2020/05/17(Sun) 12:31:37

【人】 部隊長 シュゼット

― 退院前日の医務室 ―

>>305その日も、医務室には部下たちが来ていた。
―――隊長が居ないと鍛錬にも力が入らないんですよ。
 だから早く復帰して、私たちの相手をしてください!
―――今日、甘いクリームの乗ったパンが食堂で出たんです。
 本当は持ってこようと思ったんですが……軍医が怖くて。
―――今日こそは、その義手砲の出し方の秘密、
 ぼくたちにも教えてください!
 
義手も自分で動かせるようになって
もう明日には通常勤務に戻れるまで回復したからか。
最初は過保護なぐらい心配してくれた部下たちは
鍛錬や見張りや武具の手入れといった日々の業務を
疎かにしてないか不安になるぐらい、
楽しそうな報告ばかりを僕にしてくれるようになった。]

  暫く怪物が来ないからって、
  毎日の演習は、気を抜かないで。
 
  秘密……は。
  僕にも、研究班の人達にもわからないんだけど。
  ……そうだ。持ってみる?
 
[肘のあたりの繋ぎ目にあるロックを外して回転させると、
かちり、と音を立てて、銀色の右腕が取れる。
―――ばちん、と。
神経を千切られるような痛みと衝撃を、
殆ど表情を変えずにやり過ごして。
それを布団の上に置いて、さあどうぞと目配せ。]
(341) kaomozi 2020/05/17(Sun) 16:52:00

【人】 部隊長 シュゼット

[僕の腕が外れるのは部下の中でも見たことある者は少なく、
突然上司の右腕が肘までになって、辺りにどよめきが走る。
でも皆、"外すことができる"ことはわかっているから
どよめきはすぐに、腕への興味へと変わっていった。

そうして。戦闘当日は軽い手当のみで済んだマリーベルが、
恐る恐る、僕の腕を持ち上げようとした。]
[……彼女は確かに、持ち上げようとしたんだ。]

 「……ううう〜〜……!!!
  た、隊長、これ、毎日つけてるんですか……!?
  こんなの……私なら、右腕が壊れちゃいそうです。」

[顔が真っ赤になるほどに力を籠めてみたけど、駄目。
(僕の見立てでは、彼女の力はそこそこあるのだけど)
もっと力がある奴じゃないと駄目だ!ということになり、
若い部下たちは代わる代わる、
僕の腕を持ち上げようと頑張ったのだが……]
(342) kaomozi 2020/05/17(Sun) 16:53:19

【人】 部隊長 シュゼット

  ……やっぱり、重いか。
  ごめんね、気に病まないで。
  研究班の人にも、細身の癖に馬鹿力の怪力兎め、
  ってよく言われるから。

[結局。誰も持ち上げることができないのを見て。
僕は苦笑しながら、義手を右腕に接続し直したのだった。
再接続したときも義手へ腕の神経が繋がる感覚はしたが、
流石の僕でも『痛い』と感じるそれをやり過ごして、
部下達にはただ、笑って右手を動かして見せたのだ。

皆から、尊敬の眼差しと感嘆の声が上がる。
僕は、ちょっと照れくさい気持ちになって、頬を掻いた。
違う話題に話を変えたくて、辺りを見回してみたけど
あの医務室のペンギンは人が多いからか
丸いもふもふのあの姿は、どこにも見当たらなかった。]
(343) kaomozi 2020/05/17(Sun) 16:53:57

【人】 部隊長 シュゼット

[過去があり、大事な家族や友人もいる。
そんな彼らが僕は大切でもあり、羨ましくもあり。
彼らが楽しそうにしているのを見るのは大好きなんだけど、
力のこととか痛みのこととか、些細なことで
僕は皆とは違うんだと痛感してしまう。

部下達には笑っていてほしい。
戦場では、なるべく傷ついてほしくない。
僕のことで、心配などかけたくはない。
彼らには、不気味な者を見る目で、僕を見て欲しくない。

義手をいつから持っていたのかも。
接続したときの痛みも、後遺症の危険性も。
僕の記憶が、ある時点を境にさっぱり無いことも。
最近見るようになった、"夢"のことも。

僕自身のことについて隠せることは極力、
彼らには、話さないまま。今に至る。]
(344) kaomozi 2020/05/17(Sun) 16:54:36

【人】 部隊長 シュゼット

[義手砲の出し方の秘密についても、
これは研究班すら、なんで出せるのか不明らしくて
何度も、僕に聞かれた事だった。

でも、僕の答えはいつも同じ。
 「仲間を守ろうと思ったら出せる」

研究班の人たちはそれで納得してくれたけど。
その時総司令には、推し量るような視線を向けられた。
それ以上、その時は追及されなくて本当によかったと思う。
……実は、出せる理由が少し違うことだって。
僕は今まで、誰にも話していない。
 ……いや。話せて、いないんだ。]
(345) kaomozi 2020/05/17(Sun) 16:55:54

【人】 部隊長 シュゼット

[―――翌日で退院だという話だったから。
次の日、部下達もおらず部屋に軍医と二人になれば、
右腕を回したり指を動かして見せたりして。
部下が居るときにはしない話を、少し声を潜めて聞く。]

  ありがとう。
  おかげで、もう万全だと思うよ。
  あとは……『検査』は、……いつから?
  
[今日からと言われたら、指示通り来るつもり。
まだ暫く先と言われればその通りにする。
僕は検査についてはいつでも命令通り従うのみだが
本音を言えば、薬はできれば飲みたくないし
延期でいいならそれが一番だとも思っている。]

  またね。次は…うん。ぶどう味かな。
  
[ててて、と。
遠慮がちに近寄って来たペンギンの方へ
しゃがんで、もふもふの頭を撫でる。
"次"があればきっと、検査の時。
この子は何味が一番好きなのかわからないので、
これからも色んな味をあげて、反応を見るつもりだ。
苦い薬は嫌だけど、この子に会えるのは楽しみで。]
(346) kaomozi 2020/05/17(Sun) 16:56:13

【人】 部隊長 シュゼット

[でもやっぱり苦い薬は……と考えて。
医務室を出る前に最後に一言。]

  ……確認、なんだけど。
  次の検査は、注射だけ、ってわけには……
  
[機嫌を伺うように、彼の真っ白な狐耳を見る。
表情からあまり機微がわからないものだから
せめて耳の動きで何かわからないかと思ったのだが。

そんな自分の方が、首を恐々と竦めて、
耳をぷるぷると揺らしているものだから
見た目でわかりやすいのは、どう見ても僕の方
……というのは、僕自身では気づいていないこと。]*
(347) kaomozi 2020/05/17(Sun) 16:56:36
部隊長 シュゼットは、メモを貼った。
(a54) kaomozi 2020/05/17(Sun) 17:01:33

【人】 部隊長 シュゼット

− 退院当日の夜:外壁の見張り台 ―

[こつ、こつ、と。石の階段を上っていく。
砲台が設置されている小部屋を通り過ぎて、
さらに上へと階段を上る。
外はもう夜になり、外壁内の所々に灯る明かりと、
右手に携えたランタンが頼りだった。]

  よい、しょっと。

[一番上に据えられた見張り台まで登ってしまえば
まずはお役目。周囲をぐるりと一望。
地面や天の岩壁でぽつぽつと輝く草が、
この夜中でも動いている生き物の影を照らし出す。
僕は夜目が利く方だから、
少しの光と、後は音さえ聞こえれば見張りには十分だ。
この静かで、辺りを見渡すことができる空間が大好きで
僕は地下世界の発光植物の光が幻想的に輝く光景を、
暫くそこから、身を乗り出して外を眺めていた。

危険な生き物が近くにいないことをよく確認したら
見張り台に備え付けてある椅子に座って、
記録をつけるためにある机の、引き出しを開く。
ノートには、本日の日付と"異常なし"の言葉を書いて、
すぐにノートを仕舞い、更に奥を漁る。]
(367) kaomozi 2020/05/17(Sun) 19:45:40

【人】 部隊長 シュゼット

[ここには見張りの当番が書くためのノートの他に、
個人の私物が色々入ってたりする。
誰かが吸う煙草だの、古びた双眼鏡だの。
色んなものが入っていているから、
その中になにがあっても、誰も気に留めない。

だから誰にもとられてないだろうとは思ってたけど
実際、ちゃんとここに残って居たのを見て、口元が綻ぶ。]

  うん。あった。

[引き出しの奥の方から取り出した、
色褪せた赤い布の袋を開ければ、
中から出てきたのは、つるりとしたディスプレイを持つ、
頑丈そうなタブレットだった。]
(368) kaomozi 2020/05/17(Sun) 19:46:44

【人】 部隊長 シュゼット

[基地の者に支給されているタブレット。
世界のそこらで見つかるロストテクノロジーの産物の一つで
あるとき、大量に発掘されたそれを、
司令官が「皆に配って活用しよう」と決めたのだ。

僕の黒色のそれに暗証コードを入れて起動させれば、
ノートのようにして使える機能を開いた。
……実は、他にもいろんな機能があって、
解析班の解析が終わっていて使用許可が出ているものも
この中には沢山あることを知っている。

でも、それらは大抵、調査や研究に役立つ物ばかり。
そもそも、タブレットに最近まで興味もなかった僕は、
風景を画像にして保存できる(写真というらしい)機能も
簡単な文章を手紙のように誰かと送受信できる機能も、
一度だって、使ったことが無かった。]
(369) kaomozi 2020/05/17(Sun) 19:48:50

【人】 部隊長 シュゼット

["過去の記憶を思い出す前に、
今の記憶をなくしてしまうのが怖い。"
また、突然記憶をなくしてしまうことがあるのでは、と
それが怖くて、昔に、上官に尋ねたことがある。

そうしたら上官は、「日々の記録をつけると良い」
と言って、自分の日記帳を僕に見せてくれた。

……とはいえ、何か書こうとしても
初めてのことであり、中々、内容に困る。
……基地の皆と戦闘の訓練をしたこととか、
今日食べたごはんが美味しかったこととか。
そんなことは、毎日、部下と体験していることだ。
もし記憶が無くなったとしても、誰かが教えてくれる。

なら―――この、僕のタブレットには、
僕だけしか知らないことを書くべきなんじゃないか。

軍の機密のようなことを書くわけにはいかないけど
誰に話せばいいかわからないことを
後々のために、書き留めておくにはちょうどいい。
そう思い立って自分用のタブレットを引っ張り出してきたのは
ごくごく最近……医務室から出てきたあたりのことだった。]
(370) kaomozi 2020/05/17(Sun) 19:52:30

【人】 部隊長 シュゼット

[タップして現れたキーボードから、文字を打ち込む。
纏まりがない日記になってしまったきがするけれど
打ち終わって読み返してみれば、
達成感というか満足感というか。
やり切った気持ちが胸に沸き上がる。]

  ……ふふ。結構楽しいかも。

[タブレットはまた、机の奥に。
自分の部屋に置いておくのも考えたが
部屋では文字を書く気になれない気もしたし、
暗証コードもしっかり設定したから大丈夫だろう。

暗証コードは、きっとこれから先忘れることのない物。
今まで口にしたものの中で一番嫌な味を持つ『AME015』。
好きなものと嫌いなものぐらいは、
これから先も覚えてられるだろうという安直な期待と。
もし、万が一。誰かにこの中身を見られたとしても、
医務室勤務の誰かのタブレットだと思ってほしい。
……コードには、そんな保険も込めて。]
(371) kaomozi 2020/05/17(Sun) 19:58:23
 




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兎さん耳もふもふ

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79回 残----pt

狐尻尾枕もふもふ

神置 穂村
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メルキオール
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楊 宇静
13回 残----pt

 

ミア
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アーサー
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おそくなりました

七嵐 春生
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いえやすもふもふ

花続木 弥
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いえやすをじぃ…

アロイス
0回 残----pt

 

渡辺 春嗣
7回 残----pt

(・×・)もえ

雨宮 千夏
42回 残----pt

墓==光速=⇒墓

渡辺 入矢
27回 残----pt

(・3・)ぴと

五十鈴 雨音
24回 残----pt

雪也くんーー

相星 雪也
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あまね

カミラ
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いつかどこかで!

少女
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