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【神】 君ぞ来まさぬ 百千鳥>>G44 清和 「 遊びに来てまで宿題やりたくないもん持ってきてないよ…… 」手伝ってやろうか、という言葉に きっと予想通りの、不真面目そのものといった答えを返した。 終わっていないし持ってきてもいない、となれば 帰ってから必死に取り掛かる事になるのだろう。 ──そういえば、自分はいつまで滞在するつもりだったっけ。 「…タイムカプセル?」 不意に差し込んだ影を振り払う。 タイムカプセル、というもの自体は知っている。 実際に自分達で埋めた事はなくとも、 たとえばフィクションなんかで存在を知る機会はあっただろう。 その三人で埋めた、となれば何だか納得感もある。 気になる事と言えば── 「ほんと?見たい、見たい! 探しに行く時、モモチも絶対呼んでね清和!約束!」 昔日の彼らがタイムカプセルに入れるようなものなんて なんだか想像が付くようでまったく付かなくて、 だからどこまでも幼気に約束をねだるのだ。 (G46) unforg00 2021/08/13(Fri) 22:35:31 |
【独】 君ぞ来まさぬ 百千鳥/* というか場所のチョイスが神社なの 狼バレててもバレてなくても面白い やってやろうじゃねえか… (-95) unforg00 2021/08/13(Fri) 22:55:36 |
【人】 君ぞ来まさぬ 百千鳥「よっ、こい、……あれっ」 潮風に少し傷んだ扉に手を掛けて、 それが然して抵抗も無く空いた事に首を傾げた。 海に着いてからまずした事は、 クーラーボックスから取り出した棒アイスを齧りながら 久しく使われていないであろう海の家を見に行く事だった。 「んー、やっぱり誰か使ってたのかな? 雪子さん……じゃなくても、 今も秘密基地に使ってる子は居てもおかしくないもんね。 それとも和臣さん、先に見に来てたのかな」 海の家の中を軽く見て回る。 所々傷んではいるけれど、決して荒れ放題という事は無く ある程度は人の手が入っている事が感じさせられた。 「秘密基地、他にこの辺にあったかなぁ。 ……そうだ、あの漁小屋はまだあるかな?」 この海の家よりはずっと小さな小屋だけど、 秘密基地らしさで言えばあちらの方がそれっぽい。 そう考えて、一度海の家を後にした。 当然、遅れてきた百千鳥は少し前にこの場所で ナマコを美味しく頂いていた人が居た事など知る由もない。 (71) unforg00 2021/08/13(Fri) 23:47:33 |
【人】 君ぞ来まさぬ 百千鳥 海の家を出て、波打ち際をずうっと歩いていった。 寄せては返す波が時折サンダルを突っ掛けた足を濡らしても 今日こそは水遊びで濡れてもいいように、 適当なシャツとハーフパンツに着替えて来たのだから それを厭う理由なんて何処にも無かった。 遠くから、宵闇の歌が聞こえる。 遠くの方に皆が集まっているのが見えて、 そちらの方へと足を向けて、声が聞こえる所まで近付けば どうやら歌い終えて暫くした頃のようで、 おうい、と声を掛けて手を振った。 その背を押すように一際強く風が吹いて、 一瞬、風に弄ばれる長い髪に違和感を覚えた。 「──アタシも髪、短くしようかなあ」 「…なあに、真似っ子?僕は呼子お姉の髪、長い方が好きだけど」 (86) unforg00 2021/08/14(Sat) 3:07:03 |
百千鳥は、違和感の正体は掴めなかった。ならきっと、大したことではなかったんだ。 (a32) unforg00 2021/08/14(Sat) 3:07:48 |
【神】 君ぞ来まさぬ 百千鳥>>G59 >>G61 >>G62 涼風 髪置 「たしかに優兄が元気じゃないとこ想像つかないなぁ… うん、モモチも元気だよ!昔よりでっかくはなったけどね!」 それでも髪置は二日後に風邪を引くのだけど。 でも風邪を引いても元気そうだから矛盾しないのかもしれない。 そんな事はつゆ知らず、 ソーダアイスを受け取って、素直に喜びつつお礼を言って 二人と同じに齧りながら、ハイタッチを交わす姿を見ていた。 (G63) unforg00 2021/08/14(Sat) 3:17:04 |
【人】 君ぞ来まさぬ 百千鳥 (125) unforg00 2021/08/14(Sat) 18:27:32 |
百千鳥は、宙を舞うナマコをぽかんと眺めている。ナマコって飛び道具だったっけ? (a77) unforg00 2021/08/14(Sat) 18:30:06 |
【人】 君ぞ来まさぬ 百千鳥>>122 涼風 「──かーおる兄!」 やにわに近くも遠い水面の向こうから声がして、 たゆとう海に溶けてしまいそうなその人の腕を ぐっと引いて、水面という膜一つ隔てた向こうへ引き戻す。 その手はもう随分と大きくて、 ただ手を引いて、こちらを見てとねだるだけの子供ではない。 きっと誰の事だって、楽しい事へと連れ出してしまえるのだ。 「ねえ、一緒に遊びに行こう!」 リフレイン。 「ほら、行くよ!いつまでもそんな所でぼーっとしてないの!」 (131) unforg00 2021/08/14(Sat) 18:58:19 |
【独】 君ぞ来まさぬ 百千鳥/* ハアハアハアハアハアタイミングの問題で今に至るまで花守さんに いっぺんも話し掛けられてないの本当にオオオオオオウオオオオオ 頑張ります!!!頑張らせてください!!アアアアア アアアアそれはそれとして更新後の赤窓用の文を今から用意します終わり終わり (-126) unforg00 2021/08/14(Sat) 19:06:55 |
【人】 君ぞ来まさぬ 百千鳥>>134 涼風 「お、言ったね! 競争となればこのモモチ、薫兄だからって容赦しないぞぅ!」 引き上げたその手を取って、ころころと笑い合いながら 二人、飛沫を上げて波を掻き分けて行く。 その次は何をして遊ぼう、なんて気の早い話をしつつ。 憂鬱なんて、みんなで遊んで忘れてしまえばいい。 楽しい遊びなんてここにはたくさんあるのだから。 夏はまだまだ終わらないけど、 日々を物思いに耽って過ごしてしまうには少し惜しい。 ぼやけて被る輪郭に、大切な何かが欠けているような感覚に 今は見ないふりをして、ただ淡い夢に浸るのだ。 (143) unforg00 2021/08/14(Sat) 20:35:07 |
【人】 君ぞ来まさぬ 百千鳥>>@16 夜長 「あ、やっぱり! さっき見に行ったんだけど、誰か来てたみたいな感じしたから そうなんじゃないかなーって思ってたんだ!」 述べられた答えに特に落胆する様子もなく、 微妙な雰囲気を物ともせずに溌剌と応えを返した。 夜長の様子からして捜し人は見付からなかった、という 推測に思い至る事は無く、ただ単純に 自分の見立てが間違っていなかった事を喜んでいるようで。 「ううん、気にしないで気にしないで! あそこは案内しなくってもすぐわかると思ってたし、 洞窟の方…は多分、危ないからって モモチ連れて行ってもらった事無かったし!」 夜長の纏うばつの悪さを振り払うように、 気にしないでと快活に笑って片手を振った。 (146) unforg00 2021/08/14(Sat) 20:48:33 |
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