人狼物語 三日月国


159 【身内RP】旧三途国民学校の怪【R18G】

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視点:


ユメカワは、その言葉の理由が自分勝手だろうと気にしない。
(a40) unforg00 2022/07/12(Tue) 8:01:09

ユメカワは、きっと。もっと自分勝手だから。
(a41) unforg00 2022/07/12(Tue) 8:01:15

【人】 かれがれ ユメカワ

【空き教室】 >>26 >>27 ネコジマ

「ねえ、稔」

「俺、もう少しだけ頑張るからさ」

「ちゃんと見届けてよ」

距離は内緒話をするようなもののまま。
寂しがり屋は腕を縋るように抱く君の頭をそっと撫でて、
いつも通り、甘ったれたふりをして。そんな事を言っていた。
(30) unforg00 2022/07/12(Tue) 8:02:33
ユメカワは、それから暫しの後、裏道達が戻って来る前に。
(a42) unforg00 2022/07/12(Tue) 8:08:05

ユメカワは、いつの間にやら、空き教室から姿を消していた。
(a43) unforg00 2022/07/12(Tue) 8:08:30

【独】 夏の雪 ユメカワ

/*
なんか知らんけどSANチェックばら撒きテロリストと化してるな
今多分ミナイだけだよSANチェック成功したの マユミはどう?
(-109) unforg00 2022/07/12(Tue) 8:12:10
ユメカワは、そこにいる。
(a53) unforg00 2022/07/12(Tue) 15:28:09

ユメカワは、それはきっとどうしようもなく現実で、だから
(a54) unforg00 2022/07/12(Tue) 15:28:29

ユメカワは、現実から覚めて、夢に起きる。
(a55) unforg00 2022/07/12(Tue) 15:28:45

【独】 夏の雪 ユメカワ

/*
みんなモッチャクチャになってる中
このユメカワとかいう異常者だけ𝑯𝒂𝒑𝒑𝒚なのなんか変だな
なぜ?みんながやさしいからやね……(事実)
(-150) unforg00 2022/07/12(Tue) 20:20:57

【秘】 夏の雪 ユメカワ → 夢の先 ライカ


ああ、少しずつ、いつも通りが戻って来た。

君が隣に居て、こっちを見てくれて、笑い掛けてくれて。
ちょっとずるい言葉を掛けても、気恥ずかしくたって
ちゃんとこたえてくれるから、つい君の優しさに甘えてしまう。
少し背伸びをする君が、どうしようもなく愛おしくって。

たったそれだけの なんでもなくて、かけがえのない日々。


「………あは、じゃあ、…このままでも、いいのかな。」

「…うん。俺、夏彦が居ないとだめみたい」

寂しがり屋だから、を免罪符にして、図々しく誰かの傍を陣取って。
毒にも薬にもならない言葉を吐く事なら、いくらでもできるけど。
努力は下手で、取り柄は無くて、得意な事は人に甘える事、くらい。
結局はそんな人間だ。

また甘えてしまっていいのかな。
なんて、今更なんだろうけど。
(-181) unforg00 2022/07/13(Wed) 1:28:58

【秘】 夏の雪 ユメカワ → 夢の先 ライカ


「いいよ。見に行こう、二人だけで
 どうせ怒る人なんて居ないから、屋根まで登っちゃおう」

「同じ場所で、同じものを見よう。
 嘘のない、ありのままの綺麗なものを見に行こう。
 きっと今なら、それがよく見えるから……」

自分達が生きていた事も、想い出も、過去になっていくけれど。
現実はきっと、自分達を置き去りにしていくけれど。
これからは。ずっと変わらずに、二人一緒に居られるから。
ずっと、同じ場所で、同じを見ていられるから。

カメラが無くたって、楽しくないから、写真が撮れなくたって。
今を今のまま、切り取る事はできるから。


「………夏彦、」

差し出された君の手に手を重ねて、

──ぐ、と引き寄せて、不意打ち気味に唇を重ねた。
できるなら、ただ触れ合うだけよりもずっと深く。
理由は単にやり返しておきたかったのと、それと。
今しておかないと、終わりを先延ばしにしてしまいそうだから。

だからきっと、これがちょうどいい。
少ししたらちゃんと仕切り直して、
また格好付けてエスコートしてくれるかな。
(-182) unforg00 2022/07/13(Wed) 1:30:22
ユメカワは、本当は。君の事をもっともっと深く感じていたい。
(a65) unforg00 2022/07/13(Wed) 1:32:33

ユメカワは、けれど、今は時間が足りなくて。
(a66) unforg00 2022/07/13(Wed) 1:39:45

【秘】 夏の雪 ユメカワ → 夢の先 ライカ


ふたりきりの教室に、微かな吐息と濡れた音。

そっと舌を重ねて、優しくその輪郭をなぞって、深く深く。
薄い粘膜同士で触れ合って、誰よりもずっと近くで君を感じられる。
どうしようもない多幸感でじわじわと満たされていく。
それでももっと欲しくなる。


「………あは、」

そうしている内に、とん、と胸を叩かれて。
名残を惜しむようにゆっくりと唇を離して、息を吐く。
いつになっても君の息継ぎは少し辿々しくて、
だからいつも音を上げるのは君が先だったな。

「俺、夏彦と同じ事しただけじゃん」

先に不意打ちしたのはそっち。
なんてのは、子どもの言う屁理屈みたいなもの。
君の様子は想定内で、手を引かれながら、目を細めて笑った。

繋いだ手は、今度はきっと、恋人同士のかたち。
今度こそ──同じ夢を見て、その先へ。
(-198) unforg00 2022/07/13(Wed) 14:01:54

【秘】 夏の雪 ユメカワ → 夢の先 ライカ


「ここ出て右の方の突き当たり、」

廊下の隅、目立たない階段。
普段使われる事の少ない場所だろうし、それはそうだよな。
一度見に行って、そんな事を思ったのを覚えている。

「から、屋根裏に上がれて。
 屋根に穴が開いてるみたいだから、
 適当に何か積めば屋根の上に出られると思うんだけど」

屋根裏に無造作に積み上がった箱や瓦礫は、
猫にとっては階段のようなものだっただろうけど。
人間が登ろうとしたら、少し頑張らないといけないだろうな。

「連れていってくれる?」

とぼけたふりして先導はせず、
さいごのデートは君に手を引いてもらおう。
だってほら、君達に甘えるのは俺の特権だからさ。
(-199) unforg00 2022/07/13(Wed) 14:02:22
ユメカワは、君に連れていってほしい。
(a73) unforg00 2022/07/13(Wed) 14:04:19

【秘】 夏の雪 ユメカワ → 不知 ミナイ


『俺はさ やっぱり今の明日香ちゃんが好きだよ』

『今の皆が好き』

『きっと皆だって、本当はそう思ってる』

『それでも変わらないものは無いって、諦めてる』


『俺は諦めたくはないよ』

『今を今のままにする為に、今の皆が欲しい』
(-200) unforg00 2022/07/13(Wed) 15:17:17
ユメカワは、自分勝手だ。
(a74) unforg00 2022/07/13(Wed) 15:17:24

【秘】 夏の雪 ユメカワ → 不知 ミナイ


『ねえ、明日香ちゃん』


『生きていたって、今以上の価値を持てるかなんて』

『今より良い方向に変われるなんて保証は無いんだ』

『どんなに綺麗なものも、時間が経てば徐々に色褪せていく』


『時が動く限り、自分以外の誰かの価値観の変動は止められない』

『君が見た誰かの輝きは、
 明日には見向きもされなくなっているかもしれない』
(-201) unforg00 2022/07/13(Wed) 15:24:28
ユメカワは、未来をあんまり信じていない。
(a75) unforg00 2022/07/13(Wed) 15:25:06

【秘】 夏の雪 ユメカワ → 不知 ミナイ


『要らない自分なら、俺にくれてもいいでしょ』

夢川は君の願望を肯定している。
「──なりたいようになれるのが一番素敵だよ。」


先生・・だって、自分の為の生徒・・を探してる』

それは君が"君"でなくなったとしても続く価値だ。
「──でも生徒がいなくちゃ、先生はできないだろう?」


『おいでよ、明日香ちゃん』

選ぶも、選ばないも、それは君達の自由。
けれど選ばなかった君達にとっては、きっと失うものは多い。


『俺達はどんな君でも 君に居てほしいんだ』

誰かが欲しがったものを欲しがる、そんな君を欲しがったなら
そうしたら君はどうするんだろうな。


君が"君"のままであっても、君が"君"でなくなったとしても
夢川達にとっての価値は、何れにしたって不変のものだ。
(-202) unforg00 2022/07/13(Wed) 15:26:33
ユメカワは、何一つとして失くしたくはない、ひどく欲張りな子どもだった。
(a76) unforg00 2022/07/13(Wed) 15:30:47

【秘】 夏の雪 ユメカワ → 傷弓之鳥 マユミ

『おかしな事言うね』
『結局俺は大人になれないまま終わっちゃったのにさ』

「────大人になったら、」
そんないつかの終わりが来る前に、全ては終わってしまった。


『俺がそう・・かはわからないけど』

『俺は会いに行こうと思って来たわけじゃないんだ』
『多分、呼ばれただけ』

『皆が居た事は俺がここに来た要因の一つだろうけど』
『誰かにとかじゃなくて』

この場所そのもの・・・・・・・・が呼んだようなものなのかも』

古くから異界の地、或いは神域とされる山のほど近く。
今や人の営みの痕跡だけが残り、打ち棄てられ寂れた廃校。

行き場のない幾多の想いが吹き溜まり、滞り、蟠る。
人ならざるものの時間である夜半の、そんな場所だから。
そんな場所に、鳥飼が皆を連れて来てしまったから。

だからきっと、こうして確かにここに居て。
死者の声が、死者の手が、君達に届いてしまう。
そこにあるから、諦めきれず手を伸ばしてしまう。

皆にまた会えた事は、あの日をやり直す機会を得られたのは。
確かに嬉しかったけれど、そうあるべきではなかったとも思ってはいた。
今となっては、何もかも全て、ほんとうに今更なのだけど。
(-228) unforg00 2022/07/13(Wed) 21:38:05

【秘】 夏の雪 ユメカワ → 傷弓之鳥 マユミ


そうして、ゆっくりと流れていく文字を見る。

君達が自分から来てくれたら、それが一番だとは思っていて。
けれど、そう簡単に頷いてはくれないだろうな、とも思っていた。
自分が君達に向ける好きと、君達の好きが同じとも限らないから。
この時点では、ただそれだけ。

そこにどんな理由が、どんな想いがあろうとも。
人は生と死を天秤に掛ける時、そうすんなりとは決断できないのだと。
それを正しく理解するのは、もう少し後の事だった。


『どっちを選んでも きっと完全には納得できないよ』
『納得できなかったでしょ、今までも』
『俺達はそれを納得できるようにはできてないんだよ』

『どうやったって昔には戻れない 今は今のままだけど』
『それでも 一緒に来てくれたら、俺達は傍に居てあげられる』
『生きてる限り、ずっとは無いけど 俺達ならそれができる』

今を手放した後に、麻弓ちゃんの傍に居てくれる人は居るの・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?』

今を引き延ばして繋ぎ留めて、そうして作った世界というものは
いつかはきっと澱んで膿んでいく。永い時は死者をも狂わせる。
けれど、そうだとしても、それでも。
寂しがり屋はそんな停滞をどうしようもなく愛してしまったから。


『答えは次の時に聞ければいいからさ』
『待ってるよ』
(-229) unforg00 2022/07/13(Wed) 21:41:01
ユメカワは、約束をまたひとつ。いつかの事。
(a79) unforg00 2022/07/13(Wed) 21:42:19

【置】 夏の雪 ユメカワ


そんないつかのどこかでの、ひとりごと。

「…悩める時間があるっていうのは、いいよな」


「そんなの、俺にはもう無いのに」

楽しい時間は、既に終わりを告げて。
自分達の立つ境のきざはしは今既に、半ば落ちつつある。
引き返す道などとうに無く、
進むも飛び降りるも、決断までの猶予はそう長くはない。


待ってる時間くらいは、あるんだけどさ。
(L4) unforg00 2022/07/13(Wed) 21:51:29
公開: 2022/07/13(Wed) 22:00:00

【秘】 夏の雪 ユメカワ → 夢の先 ライカ


仕方ないな。
隣から聞こえた言葉は期待していた通りで、嬉しくて。
また一つ笑みを零して廊下を行く。一緒だから、大丈夫。

途中踏み台代わりに椅子を拝借して、そうして──


一歩、そして一歩、そしてまた一歩。
ふたり階段を上るたび、少しずつ最後の一瞬へと近付いていく。
屋根裏に辿り着けば、軋んだ音を立てて、また一つ上る。
椅子を踏んで、君が引く手に行き先を委ねて、屋根の上へ。

終わりの先へ辿り着く為に。
(-244) unforg00 2022/07/14(Thu) 3:45:30
ユメカワは、君に手を引かれるままに。
(a83) unforg00 2022/07/14(Thu) 3:45:42

ユメカワは、ぎ、と踏み台を踏んだ。
(a84) unforg00 2022/07/14(Thu) 3:45:48

【置】 夏の雪 ユメカワ


夢川が空き教室から姿を消した後、
グループメッセージの既読の数はまたひとつ減った。

──三階の、階段を上がってすぐの教室。
置き去りにされたスマートフォンが、時折虚しく通知音を鳴らす。

その液晶は罅割れて、ところどころが血で汚れていた。
持ち主の手の中にある間は、確かに綺麗だったはずなのに。
(L5) unforg00 2022/07/14(Thu) 3:47:33
公開: 2022/07/14(Thu) 4:00:00

【秘】 夏の雪 ユメカワ → 夢の先 ライカ

そうして校舎の外へと出てしまえば、
静かな夏の夜の空気は先ほどまでよりずっと澄んだものに感じて
月明かりだって差し込むだけのものよりもっと明るくて。
屋根の上に居る特別感も合わさって、違う世界に来たみたいだ。

「ん……撮るのも忘れちゃいそうなくらい、」

傾きつつある月は、手を伸ばせば届きそうなくらい近くに見えて。
その後ろでは大小さまざまの星がまだ暗い空を飾っていて、
高層建築も少ない土地だから、そんな空が遠くまでよく見える。

君の隣で見るこの景色が、この時間が、ずっと続けばいいのにね。


「きれいだね」

それだけを言って、隣に座る君にそっと肩を寄せた。
ずっとは続かない。この先に行かない限り、それは叶わない。
けれど、けれど、せめて。
記憶の中に切り取る今が、少しでも多くなればいい。

「………あは、いちゃいちゃするのに忙しかったね?
 俺は夏彦の事を構う方が好きだし、何より二人きりの時は
 普段よりもっと可愛いから。別にいいんだけどね…」

声を潜めて囁くように、ちょっと意地の悪い言い方をする。
レンズ越しじゃない君の月白色の瞳が、
自分だけを見ているのは、事実とっても気分が良かった。

これからもそうなるのだと思えば、
やっぱり諦められそうにはない。まだ少し、時間はあるけれど。
(-245) unforg00 2022/07/14(Thu) 3:49:29
夏の雪 ユメカワ(匿名)は、メモを貼った。
unforg00 2022/07/14(Thu) 4:29:25

【置】 夏の雪 ユメカワ


皆と居る日々が好きだった。なんでもない日々がよかった。
それさえあればよかったんだ。

夏彦が隣に居て、ふと目が合って、なんだか嬉しくなって。
栗栖が面白そうな事を持ってきて、稔がひょっこり顔出して
麻弓ちゃんが元気にやって来て、牧夫兄が苦笑しながらそこに加わって。
明日香ちゃんが怪我したらおいでって声掛けて、
不意に鹿乃姉がぴゃって声上げて、つられて裏道がびっくりして。
そんな二人を梢ちゃんが上手く宥めて、皆を纏めてくれて。




そんな日々が、
(L6) unforg00 2022/07/14(Thu) 4:50:45
公開: 2022/07/14(Thu) 5:00:00

【置】 夏の雪 ユメカワ


もう戻らないなら、どうしたらいい?


全部全部がいっぺんに叶う方法なんて、もうこれしかないじゃん。
他にどうしたらいいんだ、教えてくれよ。わかんないよ。
俺は楽しければそれでいいからって、今まで全然頑張ってこなかった。
甘えてばっかのやらなきゃできないだめな子なんだよ。

吁、だからか。
(L7) unforg00 2022/07/14(Thu) 4:51:17
公開: 2022/07/14(Thu) 5:00:00
ユメカワは、鏡の前で呟いた。「俺が悪いの?」
(a85) unforg00 2022/07/14(Thu) 4:51:30

【置】 夏の雪 ユメカワ

 
 
「………死ぬほど後悔したから、もう許してよ」
 
(L8) unforg00 2022/07/14(Thu) 4:52:18
公開: 2022/07/14(Thu) 5:00:00
ユメカワは、鏡の中で笑っていた。ただただくらく笑っていた。
(a86) unforg00 2022/07/14(Thu) 4:52:35

ユメカワは、そんな、いつかのどこかでのお話。
(a87) unforg00 2022/07/14(Thu) 4:52:42

【秘】 夏の雪 ユメカワ → 不知 ミナイ


『そんなの、知ってたでしょ』

俺が欲張りで、自分本位で、寂しがり屋な事なんて。
それでもしょうがないなって許してくれる君達に甘えてた。


『言ってくれなきゃわかんないよ』

寂しいからって、甘えたふりをして。
図々しく君達の傍に、心に踏み込むのは、確かに俺の特権だったよ。
それでもそれは、それを許してくれる君達の優しさに
ただ甘えていただけなんだから。


『なんでだろうね』

理由なんて無い。意味も無い。
俺だって、あの時、あんな形で死にたくなんかなかったよ。


いつも通りの、けれどかけがえのない日々の中で。
皆ともっとずっと一緒に居たかった。もっと話していたかった。
離れ離れになったって、連絡が取れなくなるわけじゃない。
だからきっと、あの先にもまだ道はあったはずなのに。
(-279) unforg00 2022/07/14(Thu) 20:04:32

【秘】 残雪 ユメカワ → 不知 ミナイ


「………あは、」

画面越しに告げられた別れに、いつも通り笑った。

もう手に入らないものを欲しがり続ける。
好きだけど、好きだから、諦めきれないし、譲れない。
我儘はお互い様。なら、しょうがないな。

『残念』


『君が止めないなら、俺も止めないよ でも』
『生きてる俺も 俺のこれからも もうあげられないけど』
『これまでの俺と、今の俺はあげられる だから』

夢川深雪を君の中に連れていって・・・・・・・・・・・・・・・


『髪を切って、染めて、寂しがって』

『君の中で価値が無くなるまで。』

『君の時が止まるまで、俺の代わりに生き続けて』

ばいばいも、さようならも、君には言わない。

いっぱいいっぱいの君の手の中に、重さをもうひとつ。
この程度の重みを耐え難く思うなら、今、全部下ろしてしまいなよ。
きっとこれから先、もっとたくさんのものを抱えていくんだから。
(-280) unforg00 2022/07/14(Thu) 20:05:33
ユメカワは、いつも通り笑って。
(a92) unforg00 2022/07/14(Thu) 20:05:57

ユメカワは、君にお別れをしない。
(a93) unforg00 2022/07/14(Thu) 20:06:04

【置】 夏の雪 ユメカワ


ひらひら はらはら 夏の雪が降る


ぱらぱら、ぱらぱら、降るのはちいさな写真。
まっくらでなにも写っていない、さみしい写真が10枚ほど。
インスタントカメラが写したはずの、写せなかった光景。

楽しくなかったから撮れなかったのかな。
そうじゃなくても、どのみちもう撮れなかったのかな。
今となってはわからないけど、もういいんだ。

もう 大切な今は、写真に切り取らなくたっていいから。
記憶の中に切り取って、そのままのかたちで、ずっとこの手の中に。
だからこのさみしい一瞬は、すべてここに置いていこう。

壊れたものだって大切だから、壊れたまま共に在ろう。
終わりの先で、永遠を共にしよう。


ひらひら はらはら 夏の雪が降る
(L9) unforg00 2022/07/14(Thu) 20:51:55
公開: 2022/07/14(Thu) 20:55:00

【秘】 夏の雪 ユメカワ → 夢の先 ライカ


ふたりきりの世界で、今は他愛無い戯れを。
肩を寄せ合って、言葉を交わして、愛を謳って。
かけがえのない時間の中、広がる沈黙は心地良い。

そうして、ふと。
まっくらな、なにも写っていない写真を取り出して。
屋根の端の向こうへ少し腕を伸ばして手放せば、
ひらひら はらはら 風に舞って屋根の下へと落ちていく。

それを暫し眺めた後に、君がゆっくりと腕を広げて。
まっすぐな君の眼を見て、一歩。

「うん。…大好きだよ、夏彦。」

ああ、幸せだ。そっと笑って、誘われるまま君の腕の中へ。
片手を繋いで、そっと身体を寄せて、

「これからも一緒に居よう、ずっと、ずっと……」

「──そのリボンで小指と小指繋いでみたらどうだろう、」


小指、だけじゃ、嫌だな。
そう思って、胸元のリボンを解いて、繋いだ手に結んで。
そうしたらあとの片手は君の背に回して、

「ずっと、離さないから」

ぎゅっと抱き合って、宙を舞う写真達の後を追う。
そのまま、同じ夢の底へ落ちていく。
(-285) unforg00 2022/07/14(Thu) 20:53:45

【置】 夏の雪 ユメカワ

 
 
大好きな君。今度こそ、終わりの先で永遠を共にしよう。
 
(L10) unforg00 2022/07/14(Thu) 20:54:46
公開: 2022/07/14(Thu) 20:55:00
ユメカワは、校舎の屋根の上。
(a94) unforg00 2022/07/14(Thu) 20:54:53

ユメカワは、君と手を繋いで、君と抱き合ったまま、
(a95) unforg00 2022/07/14(Thu) 20:54:58

ユメカワは、屋根の端、その向こうへ、身を投げだした。
(a96) unforg00 2022/07/14(Thu) 20:55:09

ユメカワは、君と同じ夢の底へ落ちていく。
(a97) unforg00 2022/07/14(Thu) 20:55:14

ユメカワは、そして──現実から覚めて、夢に起きる。
(a98) unforg00 2022/07/14(Thu) 20:55:18

 




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生存者 (4)

ネコジマ
12回 残 たくさん

にゃあ。

シロマ
0回 残 たくさん

どうして?

ユメカワ
9回 残 たくさん

一緒にいこうか

ミナイ
0回 残 たくさん

無法です

犠牲者 (3)

トリカイ(2d)
0回 残 たくさん

 

カナイ(3d)
0回 残 たくさん

縺斐a繧薙↑

ライカ(4d)
2回 残 たくさん

君といくよ

処刑者 (3)

クリス(3d)
0回 残 たくさん

それだけでいい

ウラミチ(4d)
0回 残 たくさん

 

マユミ(5d)
0回 残 たくさん

心の目で見て

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