【人】 メカニック ゾズマ【食堂:現在】 [ルヴァからは彼の隣の席を薦められたが>>181、気分の問題で、この時のゾズマはいつも通りの定位置を選んだ。 話しかけた時も、ルヴァもまた互いの距離を気にしていないようだったので、そのままの位置から話を続ける。] っし、役立ってるなら何より。 [使い勝手も弾切れの懸念の少なさもしっかり発揮されているようで>>182、改造を担ったメカニックは内心で本能的に誇らしさを覚えた。「うっかり充電し忘れ」を咎める気も、ここでは特に起きなかった。 とはいえ件のバッテリーを組み込んだ銃は、その性能について延々と語るには――やはり、ゾズマには思うところのあった代物で] いいっての。持ってなよ。 アタシはルヴァに頼まれた通りの仕事を きっちりこなしただけだし――。 アタシ、撃つのは趣味でも仕事でもないから。 [この時のルヴァの問いかけ>>183には、嘘という訳ではないが、無難な答えを返していた。 「大事にする」、と忠告もしっかり受け取ってくれたようなので、この“一流のメカニック”はただの一流のメカニックらしく、賞賛を素直に頷いて受け取ったのだった、けれど] (200) sakanoka 2022/07/10(Sun) 15:20:24 |
【人】 メカニック ゾズマ…………それはね。 [多分、そこまで深い意図をもって尋ねた訳ではないのだろう疑問>>184を前に、ゾズマは表情を変えないまま、しばらく沈黙を作った。] うん。 変にごまかしてもいいことないから、 ちゃんと話しておくとね。 [ルヴァとはまだ、長い船旅と生活を共にするんだから――という、ルヴァのみならず艦のメンバー全員に言えることを考えながら、ゾズマは口を開く。 ここで言っておこうと思えたのは、この話を聞いているルヴァの態度がいつもより少し真面目に見えたから>>182、というのもあっただろう。] (201) sakanoka 2022/07/10(Sun) 15:22:18 |
【人】 メカニック ゾズマS138銀河系のL-Deltaって惑星、知ってる? もう20年くらい前になるのかな、 地中からいきなり致死性のガスが噴出して 1週間もせずに惑星統一国家が崩壊したっていう。 [その銀河内におけるこの歴史的な事件は、異なる銀河においてはあまり知られてはいなかったかもしれない。 ルヴァの種族や出身>>109について詳しく聞いていなかったゾズマは、相手がこの事件を知らない、という前提で話を続ける。 なおここでの銀河と惑星の呼称は、この宇宙の多くの地域で通称的に用いられているもので、現地名はまた別にある。] あのバッテリーはそのL-Delta製。 正確に言うと、L-Deltaの少数民族が 独自に開発していたやつ。 国家の反体制派、だったんだけれどね。 ……ぶっちゃけると、アタシは、 親がその反体制派だった。 あのバッテリーの作り方も知ってた。 で、アタシは大分ちっちゃい時に 母とふたりで星から逃がされて。 それで偶然、ガス死せずに済んだ、って話。 (202) sakanoka 2022/07/10(Sun) 15:27:01 |
【人】 メカニック ゾズマうん、開発者がいなくなったっていうのは、そういうこと。 この話すると、色々面倒だから あんまし言う気にはなれなかったんだけれど―― まあ、この艦の中だったら、別に今更 どうでもいいやって思えたかな。 [もしかしたら、付き合いの長いスピカに対しては、既に何かの折に零していたかもしれない、そんな身の上話。] あのバッテリー自体に思い入れはない…… って言ったら流石に嘘にはなるけど。 アレ一つに個人的にこだわるよりも、 活用できる人に渡したほうがいいでしょって。 [だから気にせずあの改造レーザー銃は持っていていい――と、ゾズマはルヴァに屈託なく告げたのだった。**] (203) sakanoka 2022/07/10(Sun) 15:29:44 |
【人】 メカニック ゾズマ【食堂:1500のお茶会】 [ルヴァへの打ち明け話の後、どの辺りかで医務室の機器のメンテナンスのことを思い出し――この間にまた何があったかについては、追々の話としよう。 通信>>75で告げられた時刻より10分程度前に、ゾズマは既に食堂の定位置に着いていた。 15時を少し過ぎた頃に一緒に来たスピカとダビーを迎える形で、ひらひらと手を振る。] へーい。 ちょっと早く着いちゃったから、 お菓子だけ先にあれこれ選んできたよ。 [どうかな?とテーブルの上の甘味を指し示す。 スコーンにイチゴジャムにクロテッドクリーム、色とりどりのマカロンにゴーフレット、プレーンクッキーとチョコレートクッキー、ついでに胡麻団子や小豆餡の薄皮饅頭も。 その他の茶請け菓子も、ゲイザーに頼めば持ってきてくれるだろう。 (あるいは勝手にキッチンを拝借するという選択肢も、あるにはあったが) さて、定刻より早い方にズレて来てしまったこのメカニックは、集まったふたりの遣り取り>>179>>189>>204まで聞こえてはいなかったが(だから、よろしくない方の提案だって>>204、聞き拾ってはいない)、遠目からその様子をのんびり見届けてはいた**] (210) sakanoka 2022/07/10(Sun) 16:04:40 |
メカニック ゾズマは、メモを貼った。 (a59) sakanoka 2022/07/10(Sun) 16:13:29 |
【人】 メカニック ゾズマ【食堂:お茶会時】 [遅れてやってきた主催の「ごめん」>>231に、ゾズマは緩く首を横に振った。] へーきへーき、スピカ! 早く来すぎる方が失礼だって文化も あるみたいだし ってそれアタシじゃん悪かったわ……。 [というささやかなばつの悪さは脇に置いておき。 一通り選んでみた茶菓子はスピカに豪勢とまで言われ、ダビー>>216にも奮発したと言って貰えて。 そんな茶菓子に合わせる茶のセレクトは、ダビーに任せる形となった。] っと、気にするなって。 お菓子はいくらあったって困らないし、 出しちゃえ出しちゃえー。 [スピカの方からお菓子を取り出すのを促す形で、軽い口調でそう言う。 彼女のセレクト――業務中にもしばしば見かけるそれらは一口サイズのクッキーの他、キャラメルにプチケーキと、ゾズマが持ってきていないものを丁度補う形になっていた。] (233) sakanoka 2022/07/10(Sun) 19:25:45 |
【人】 メカニック ゾズマ[なおこの茶菓子奮発ぶりでゾズマがどれだけのポケットマネーを浪費したかは、アンテナもしくは臨時会計のゲイザーに聞けば判るだろう。 といってもそこまで高額ではなく、一般的な市販品のペンチ購入を(5)3n6本分我慢すれば捻出できる程度だったが。] (234) sakanoka 2022/07/10(Sun) 19:26:02 |
【人】 メカニック ゾズマ?????? あま……ぴり? なんか不思議な感じ。 [そのスパイシーな香りから味の想像はある程度していたが、実際に口にしてみると想像以上に、未体験の風味だった。 まさに未確認嗜好用液体。 ――だったのだが、もう一口含めば、不思議と甘味と香味が沁みるようで] うん、確かにこれ、美味しい。 妙に美味しい。 妙に美味しいお茶なのかダビーのだから美味しいのかよく判らないけれどとにかく美味しい。 [無表情の真顔のまま、スピカにうんうんと頷いてみせた。 頷いてみせながら、キャラメルを一口頬張る。 微かな苦味と柔らかな甘みが、チャーイの後味にまた違った風味を齎し、自然と頬が緩んだ。] (236) sakanoka 2022/07/10(Sun) 19:30:28 |
【人】 メカニック ゾズマ【食堂→医務室:お茶会前の現在】 [食堂での栄養補給というタスクを終え(その過程でルヴァに打ち明け話もして)、本日最後のメンテナンス場所――医務室に赴いた時のことだ。 ドクターと顔を合わせた場合の対策をきっちり整えてきた(心算の)ゾズマがいざその部屋に踏み込んだ時、チャンドラは在室していたか、それとも不在だったか。 どちらにせよ、ゾズマはいつも通り、医療機器のメンテナンスを手早く、かつきっちりとこなしていった。 チャンドラがあの事故の時の乗船クルーの一人だったことは、乗船せずともその船を担当した整備士>>220>>224として知っている。 それでも彼女の手前、“あの事故のことはもう気にしていない”という振る舞いを(少なくとも平時であれば)続けていることは前にも触れたが>>157、この日のゾズマも、やはりそうした立ち振る舞いを努めて続けようとしていた。 別の意味――主に己の不摂生および恐怖の栄養ドリンクの件――での気まずさは、それよりも隠しづらいものではあった、が。 ともあれメンテナンス業務が終われば、来たるお茶会の10分間まで、ゾズマは自室に籠っていたのだった。**] (244) sakanoka 2022/07/10(Sun) 20:03:33 |
メカニック ゾズマは、メモを貼った。 (a67) sakanoka 2022/07/10(Sun) 20:13:12 |
(a68) sakanoka 2022/07/10(Sun) 20:14:34 |
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