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【秘】 なんでも屋 アマノ → こどもの アルレシャ「そうか、ずっとかぁ……」 だめだこりゃ、と頭を振り。 ぽんぽんと胸元をなでながら諦めたように話をはじめる。 「俺の昔話は面白くねぇがなァ。まぁいいだろ。 俺は孤児だったんだ。 孤児ってわかるか? パパもママもいないってことだぜ。 その日食うのも困って、俺ァ悪いことをしてた。 お金をスッたり、食べ物を盗んだり……しねぇと生きていけなかったから。 でもある日俺を拾うやつがいたんだ」 (-61) eve_1224 2022/01/19(Wed) 1:23:41 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → 酔吟 ミズガネ「子供がすべて純真無垢とは言わねぇさ。 俺はガキのころから金をスリもしたし食い物を盗みもしたしなぁ? そうしねぇと生きていけなかったからだけどよ。 ま、昔の話だぜ。 その後俺を拾った親父が 暗殺ギルドのエース でな。そいつに育てられて今の俺が出来上がったってわけだ」 暗に自分は元々暗殺者なのだといっている。 それでも”なんでも屋”ということにして表にいるのは、あまり殺しが好きでないということに他ならない。 「取らねぇよ。 ってのもあれだ、この城の中にこれ以上人はいねぇだろ。 最初からここに居ないのが分かってンのに報酬をもらうのは詐欺に近ぇからな。 ま、ここから出るまでの情報のやり取りに関連することに関しちゃ無料でいい、お互い様ってやつさ」 ▼ (-62) eve_1224 2022/01/19(Wed) 1:41:45 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → 酔吟 ミズガネ「ハハ!よく言われるぜェ。 趣味が悪いだの悪趣味だのなぁ、けどお前サンこそ自分を卑下しすぎんのは悪ィ癖だな。 生い立ちを聞きゃ仕方ねぇたぁ思うが………… 案外悪くないものだぜ? 殻の外の世界ってぇのはよ 」ぐいっと煽るように酒を飲み、グラスを置いた。 まだまだ……飲み足りない。互いに溺れるように飲んでみたいものだがそういうわけにもいかないだろう。 「お前サンも頑固だねェ。 まぁこっちも無理にたぁ言わんさ。押し売りは趣味じゃねぇ ただ……酒は飲め。 飲んで忘れろ、嫌ぁーな奴の事はよ。 縁を切って自由を手にしてみな、大人だってなァ? 夢を見て生きる権利くらいあるだろうよ。 喜ぶ人間の数なんて考えてねぇよ、俺は俺の思ったように動くだけさね」 守る人間も。 抱く人間も。 同じことだ。 (-63) eve_1224 2022/01/19(Wed) 1:42:49 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → なんでも屋 アマノ「……憐れめばいいのか同情すればいいのか。 言葉に困るんだが……まあ、面倒だから素直に言うなら、俺はその手のガキは別に嫌いじゃない。好きでもないがな。 俺が嫌いなのは、何も知らないでぬくぬくと恵まれてるのに気づかないガキだ。大人の善意で生かされて甘やかされてる奴らだ。“だからこそ子供だ”って言う奴もいるだろうが、お前みたいなのも俺みたいなのもいて、何で受けた事もない事を返さないとならない?……それが消えないんだよ。」 「……ガキの面倒を見れるお前は大人なんだろうな。 暗殺者であろうと何だろうと。 俺はきっと、ガキのままなんだよ。許されない事だろうが」 子供嫌いも、言うなれば最悪の八つ当たりだ。 30も超えた良い大人が、癇癪を堪えて悪態をついているだけ。 理解している。理解していても、嫌悪が消える事もない。 「──城の主に協力者がいる。 わかった理由は、聞いてくれるなよ。魔法の一種だ。答えられないが、 ……2人。片方はラサルハグ。アイツ、子供好きらしいな」 ▽ (-68) poru 2022/01/19(Wed) 2:25:51 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → なんでも屋 アマノ「……それを素直に聞ける年齢は過ぎちまったな。 どこか他人事になる。経験あんだろ? 相手が思って言ってくれてんのはわかるが、半端な重みが邪魔すんだよ。結果的に自分を苦しめてるってわかってもな。……飲むか。“そう言う事”すんなら、酒入れとかないとやってられないだろ。」 急に話しすぎたか。 口が疲れた気がして、酒を手にして喉に流し込む。 「……何を言おうと、昔は戻って来ねえし…… 俺が血反吐吐いて学んで鍛えたものも、誰にも聞いて貰えずに、自分と共に失意で沈むだけだ。世の中そんな奴らは幾らでもいんだからよ。“個”を大事にできるお前ならもっと相手は選ぶといい」 「ああ、面倒臭くなったらいつでも出て行ってくれて構わねーよ。慣れてる。もう取り繕う元気すらなくなったのかも曖昧だが、な」 (-69) poru 2022/01/19(Wed) 2:35:21 |
【秘】 こどもの アルレシャ → なんでも屋 アマノ「……」 大きな瞳がじっとアマノを見つめています。幼いなりに、自分に想像できない苦労があったことはなんとなく理解しました。 保護者がいない生活というものを、アルレシャは考えたこともありません。それは恵まれている証でもありました。 子供がひとりで生きねばならない世界など、在ってはならないからです。 「たいへんだったんだねぇ……だれにひろわれたの? ママ?」 アルレシャの中で、保護者といえばやはりお母さんのようです。 (-78) wazakideath 2022/01/19(Wed) 8:15:51 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → 酔吟 ミズガネ/* 取り急ぎ、こちらの連絡を。 ロールの流れからミズガネを護衛したいなと考えています。 呪殺されながら護衛することになるので、その辺ロールで遊べたらなと思います! (-79) eve_1224 2022/01/19(Wed) 11:37:32 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → なんでも屋 アマノ/* ご連絡ありがとうございます〜! うひゃ〜このクズでいいんですか! 実は襲撃予告を頂いていたので、ちょっと狼さんに呪殺と襲撃と護衛が全て発生するのをお伝えしてきます……ロールどうしましょうかねこれ…… (-80) poru 2022/01/19(Wed) 11:44:55 |
【秘】 欠けた星 スピカ → なんでも屋 アマノ君の言葉を返せないままおとなしくついていく。 彼の部屋に来たと理解すると「男の人の部屋……」と小声でこぼしたけれど、意を決したような目つきで部屋へと足を踏み入れた。 「お酒、ワインなら少しいただいたことはあるけど喉を焼く感覚ばかりで美味しさなんて分からなかったわ。 それに、記憶を無くすほど飲むなんてよくないわよ。何事も節度ってものがあるでしょう」 カクテルを不思議そうに眺めた後、ちびりと一口。 「……………………甘いわね」 君が勧めたものが珍しいのか、きょとんとした顔を見せてから少しずつ口に含んでいく。 (-87) もちぱい 2022/01/19(Wed) 15:55:05 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → 欠けた星 スピカ「時と場合によらぁ。 お前サンみたいなタイプはそうでもしねぇと本音をしゃべりやがらないからな。 酒の力を借りてみるのも一つの手ってモンだろ」 あなたが家庭で夫とどのような関係を築いているかは知らないが、本音で話ができているようには到底見えない。 あなたの本音がどうであれ、相手と向かい合えるようになって初めて本当の夫婦になれるというものだが。 「貴族社会は大抵ワインを飲んでるイメージはあらぁな。 俺はあんまり甘いのは飽きるからビールとかの安酒が多いが、たまにはいーだろ。 お前サンには丁度いいんじゃないかぁ?」 ま、どんどん飲みな、他にもあると酒を勧めていくだろう。 (-88) eve_1224 2022/01/19(Wed) 18:04:18 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → 酔吟 ミズガネ/* 狼さんがOKであれば、神窓で3人でと思ったんですが…… そもそも死んだらアマノが神窓に出れませんね!!! (-89) eve_1224 2022/01/19(Wed) 18:07:05 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → こどもの アルレシャ「いーや、ママじゃねぇ。 わるーいおじさんだァ。 なんの気まぐれだったかは知らんがな、拾われて、ギルドで育てられたんだ。 わるーい人たちが集まったギルドだけどな、それでも俺にとっては気のいいオヤジ達だったぞ」 どうして子供をギルドで育てようと思ったのかは、未だに自分でもわかってはいない。 素質があると見込まれたのか、どうなのか。 ただそれでも、 ”暗殺者”ギルド で育てられた男は、レールの上に乗ってそのまま暗殺者へと相成った。目の前の男は、殺しの依頼すら請け負うなんでも屋の男なのだ。 (-90) eve_1224 2022/01/19(Wed) 18:13:49 |
【秘】 欠けた星 スピカ → なんでも屋 アマノ「本音……。 役割を果たすのに本音なんて、不必要よ……」 グラスを持つ両の指先に力がこもり、少し白む。 「そうね、これくらいなら飲みやすくていいわね。屋敷にもこういうものが置いてあるといいのだけど、主人はそういうものより箔が付いたものを並べろとばかり言うし……」 ちびちび。少しずつ飲み進めていく。 「……。これ、くらくらしてこない……?」 しばらくしないうちに女の顔がほのかに赤く色づいていくだろう。 女はどちらかというとお酒に弱かった。 (-91) もちぱい 2022/01/19(Wed) 18:18:34 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → 酔吟 ミズガネ「憐れんでほしくて言ったわけじゃねーぞ。 人間誰だって壁にぶち当たるもんだ。俺やお前サンの場合はそれが早くからあって、長かっただけでなぁ。 良い時間ってのもこれからいくらだって訪れるだろうさ」 「ガキの面倒みれるのも、そういう時間があったからだな。 俺一応バツイチっつーかよ……奥さんも子供も死んじまってんだわ。 勝手に売られちまったから形見もなにもねぇしな。 まぁ生きてりゃ……あのチビと同じくらいたぁ思うが……。 そうかそうか! お前サンがずっとガキのままだから俺も気になるのかね」 はっはっはと笑い、新しくグラスに酒を注ぐ。 トラウマというのはそう簡単に消えるわけではない。 これくらいの話をして消えてしまうなら、それは最早トラウマですらないだろう。 「 ―――この軟禁を手引した奴ってぇことかい。 城の主が消えたらしいが……なんでぇ、自作自演かよ。 ラサルハグも……何を考えてんだかしらねぇが……」 ▼ (-94) eve_1224 2022/01/19(Wed) 18:47:37 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → 酔吟 ミズガネ「…………。 なんでぇ、案外ヤル気もあるのか? ハハ、いいぞいいぞ。俺もそれなりにご無沙汰してっからなぁ、酒で気分良くしようや。 それで契約は完了だ、俺はお前サンを殺すような依頼は絶対に受けねぇし殺さない。 守ってやんよ 」だからそんなに諦めてくれるなと、それを告げる。 相手なら十分に選んでいる。 男も女も関係なく、ただ純粋にあなたという個を見ているのだから。 (-95) eve_1224 2022/01/19(Wed) 18:48:14 |
【秘】 こどもの アルレシャ → なんでも屋 アマノ「わるいけど、いいひと……?」 善人の悪行もあれば、悪人の善行も存在します。しかし幼いアルレシャにはまだ難しく、右を見ながら左を見るかのような不可思議に思えました。 甘くて苦いお菓子のようなものでしょうか。じっと考えましたが、結局わかりませんでした。 暫くして、顔を上げました。 「じゃあ……アマノは、わるいひと?」 とてもそうは見えませんし、そう思いません。そんな眼差しだったでしょう。 アルレシャが知る『大人』は少ないですが、アマノは保護者だと思うのです。 (-96) wazakideath 2022/01/19(Wed) 18:58:48 |
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