人狼物語 三日月国


145 【R18G】星仰ぎのギムナジウム2【身内】

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【独】 神経質 フィウクス

/*
単にPLのオレがジムノペディが好きなだけなんですが……
なんか音楽療法にも使われてたらしいので……
じゃあちょうどいっか。って思ってこの設定を入れました。完。
(-129) unforg00 2022/05/03(Tue) 23:00:38

【秘】 神経質 フィウクス → 半分の仮面 リアン


その日のどこかの時間。
一度寮の部屋に戻った時に、その書き置きを見て。

溜息を一つ。

同じ様に書き置きでもって返答としても良いけれど。
うっかり一人で居る所を探し回られてはかなわない。
だから仕方なく重たい足を再び部屋の外へ向けた。

「食事はお前達の居ない所で済ませてる。
 いつもの事だ。
 今更気に掛けなくていい。」

そのうちにあなたを見付ければ、
短い言葉で、素っ気無く、一方的に答えを投げ掛けて。

「……俺は、
この病を治したいとは思ってない

 お前や同じような奴等と違って。
 だからお前が手助けをする必要は無い。」

そもそもの話、前提からして違えていたのだ。
これ以上あなたに骨を折らせるのは良い気分でもなかった。
(-141) unforg00 2022/05/03(Tue) 23:49:29

【人】 神経質 フィウクス

>>33 >>34 エルナト

「お前の耳が人一倍良ければ、いつか聴こえるんじゃないか」

素っ気無い返答は部屋の外から、が大前提。

何もしなくていい。すぐ傍に居てほしいわけでもない。
同じ子供に、同じ病人に、何ができるとも思わない。
もし仮に、何かしたい事、できる事があったとしても。
自分はそれに望んだ結果を返せもしないから。

だから何もしなくていい。

「……別に、本が嫌なわけじゃない。
 ただ、……」
(35) unforg00 2022/05/04(Wed) 0:12:00

【秘】 不安定 フィウクス → 司書 エルナト


「…この病の症状が出るのは対人関係だけだ」

だから人間が関わる本は読みたくない
。」

それだけ。

「人生の半分以上を苛立ちに支配されて生きてきた人間が、
 それを急に取り上げられたらどうなると思う?
 そうして病と共に過ごす間に築かれた気質や価値観は
 治療と共に自然に変わるものだと思うか?

 10年も居なかった人間が急に戻って来て、
 必ずしも、何処にでも、受け入れられると思うか?」

「……
俺は何もかも無くなるのは嫌だ
。」

それだけ。
(-149) unforg00 2022/05/04(Wed) 0:13:10

【人】 神経質 フィウクス

>>33 >>34 エルナト

「………お前は」

差し出された本を、渋々といった様子で受け取って。

「そう言うお前は、これまでに
 ここを去って、その先を歩いて行く為に。
 自分の為に、どれだけ努力をしてきたと言える?」

自分だけ答えるのはフェアじゃないとばかりに、
異なる考えを持つあなたに問いを投げ掛けた。
(36) unforg00 2022/05/04(Wed) 0:13:50

【秘】 半分の仮面 リアン → 神経質 フィウクス

君がリアンを見つけた時、先日と同じように一人で歩いている。
先日と違うのは、寮の部屋にいる時と同じように仮面を付けていることくらいだ。

「そうか。それならばいいんだ。
 食べられていないのでは、と思っていた」

そして、その返答にも柔らかな表情を見せる。
ようやっと君の事を知ることが出来た気がする。
5年ほど、ずっと。ほとんど何も知らなかったも同然だから。

「覚えておこう。
 そうであるなら、無理に治そうと考えるのはやめるのが良さそうだな。

 ―――だがもし、治す治さないに関わらず。君が良い方向に向かいたいと思ったなら。
 その時は、改めて手を貸そう」

一度、手を引こう。
君がそう言うのなら、無理に手を伸ばし続ける事もない。

もし万が一があるのであれば―――その時は。
(-153) otomizu 2022/05/04(Wed) 0:47:43

【秘】 司書 エルナト → 神経質 フィウクス

「人の出ない本をお探し?」
 
君の病気の仔細を知る。
なるほど、と一つ頷いてから先の言葉。
人なんて、どこにいようが何かしらで存在を感じるものだ。
中々、大変な病だね、と忌憚のない意見。
 
「うーん………どうかな。」
「変わったらいいな、とは思うけれど………」
「…正直、すぐに変わるものじゃないとは、思う。」

というのは、自分も一度考えたことがあるからの言葉。
少年は、人が普通に食べるものが一切口にできない。
はっきり言って、家畜の餌のようにしか見えないレベルだ。
そんな自分が、もし病を治したとして。
じゃあすぐに、人の食べ物を口にできるのかと言えば。
……やっぱり、気持ち悪さを感じてしまうだろうなと、思う。

「どこにでもは受け入れられなくても。」
「どこかには受け入れられるよ。その為に先輩が頑張ったんだから。」

「自然に考え方は変わらなくても。」
「変えようとしたら変えられるよ。向き合えば。」

「何もなくなるのが嫌だ、なんて。」


「本当の自分だってちゃんと知らない癖に。」


病に支配されてる君なんて。
何もないのと同じじゃないか、と。
ただ真っすぐに、告げて。
(-159) arenda 2022/05/04(Wed) 1:33:23

【秘】 失意 フィウクス → ライアー イシュカ


「……家族だって、必ずしも受け入れるわけじゃない」

父が居て、母が居て、多くの兄弟姉妹が居て。
今はもう自分の居場所ではない家
がこの森の外にあって。
何れも無い事と比べれば、幸福な事だったのだろうか?

きっと答えは否だ。
それぞれにそれぞれの苦しみがある。
今ここでそれを比較する事に何ら意義はない。

「必ずしも受け入れないと言いたいわけでもないが。
 今更無条件の受容を夢見れるほど楽観的になれもしない。
 
一概に言えるものじゃない

 結局は環境だのタイミングだの周りの人間性次第だ。」

同腹の兄弟姉妹であっても喧嘩する鼠が居るように。
全ては個体差個人差だ。家族だからといって、
誰もが誰もの病を無条件に受け入れるわけじゃない。
今更急に降って湧いたところで受け入れられるとも思えない。
そんな理由で優しくされたくもない。


「……だから、別に、いいだろ。
 俺達がそういう奴等に歩み寄らない事を選んで。
 周りの奴等が、普通じゃない奴を──
 俺達を受け入れない事を選ぶだけだ。
公平だろ。
(-177) unforg00 2022/05/04(Wed) 6:35:53

【秘】 迷子 フィウクス → 半分の仮面 リアン


あなたが仮面を被る理由を知らない。
知ろうとして来なかったから。それはこちらも同じ事。
けれど自分にとって、
見境なく背負い込む事は逆効果でしかなくて。

苦い思いに表情は硬く険しいまま。
それから、周りに誰も居なくてよかった、と思った。

「……良い方向が何処かもわからないのに?」

今はただ、その場に留まり続ける為に進んでいるだけ。
本当は自分の行くべき先が何処かもわからない。
わからない場所に向かう事はできない。

「俺にはここ以外に居場所なんて無い。
 今更、家に戻ったって居場所になりはしない。
 お前はどうだ。この場所の外に帰る先があるのか?
 この場所に来て以来、
 一度でも家族はお前を気に掛けてくれたか?」

「お前は何度家に帰った事がある?」


フィウクスは、ここに来て10年の間、ずっと。
たとえ生徒達に長期休暇が訪れても。
一度たりとも家へ帰った事はなかった。
(-184) unforg00 2022/05/04(Wed) 9:40:34

【秘】 焦躁 フィウクス → 司書 エルナト


「──今更本当の自分もあるものか」


「物心付いた頃には既に病と共にあった俺は。
 そうして今ここに至る俺は。
 病が治療されれば消えて無くなり、偽りと化すのか。
 俺が苦しみ足掻き続けた18年は欺瞞だったのか?」

病の影響を受けて形成された人格は。
病と共に歩んできた人生は。
病の上に築かれた自己同一性は。
今更になって手放すには、少しばかり時間が経ちすぎた。

たとえあなたから見れば何もないのと同じだとしても。
今となっては、この病も確かに自己を形成する一部だった。

それがどんなに煩わしいものであったとしても。

「違う、違う、違う。
 
俺という人間とこの病はもう切り離せない

 俺はもう、これを現実と受け入れるしかない。」

「……それを受け入れてくれるのは、きっと
 結局のところは、この場所だけだ。」
(-185) unforg00 2022/05/04(Wed) 10:50:47

【人】 苛々 フィウクス

>>37 >>38 エルナト

「……俺は、お前と同じようには考えられない。
 お前と同じようにはできない。
 お前の病への対処法は、お前の病への対処法だ。
 そうやってできる事があるのは、…恵まれてるよ」

だからお前はまだマシな方だとか、言うわけじゃなくて。

「俺と同じようにならなきゃいいな」


無愛想に、ぶっきらぼうに。
声色は変わらず不機嫌そうで、苛立ちの篭もったものだけど。
やっぱり特別あなたを煩わしく思っているわけではなくて。
問いへのあなたの答えにそんなふうに言葉を返して、
その前の不満げな言葉には返事をしないまま。

図書室を後にするべく踵を返し、背を向けた。

「俺は、……自分以外に構ってる余裕なんて無い…」


「俺には視野を広げる余裕なんてない。」

独り言のように呟いて、一歩、二歩、出入り口の方へ。

内に籠もる事でしか自分や他者を守る事ができない。
いつも片眼を遮る前髪は、
どこかそれを物語っているようだった。
(40) unforg00 2022/05/04(Wed) 10:52:13

【独】 神経質 フィウクス

/*
Q. なんで片目隠れなん?
A. 視界が広い(情報量が多い)と気が散るから……


物理的すぎる対処法だけど結構効果あると思います。
視覚と聴覚はモロに来るから情報量を絞るのは大事。
(-186) unforg00 2022/05/04(Wed) 10:57:31

【秘】 司書 エルナト → 神経質 フィウクス

「君は偽物じゃないけれど。」
「本物でもないんだよ。」
「病に曲げられた形が、それでも自分の形?」


「───そんな事が許されるか。」



柔らかく、穏やかな微笑み。
それはいつものままなのに。
言い放った言葉だけが、酷く冷たかった。

それは、まるで。
君じゃない誰かに向けて。
言い聞かせるかのような言葉だった。



ひとつ、息をつく。

「賭けに出るのが怖い事。現状維持が一番安心な事。」
「分からないわけじゃないけれど。」
「ずっと苦しみながら生きるのは、辛い事だよ。」

「生まれ変わった君も、きっと素敵なのに。」

眉を下げて。
それ以上の言葉を言う事もなく。
結局、病なんて気の持ちようだ。
本人に治す気がないならどうにもならないし。
どうにかしようと思うほど自分には力も気力もない。
(-204) arenda 2022/05/04(Wed) 16:55:26

【秘】 半分の仮面 リアン → 神経質 フィウクス

「それは僕にだって分からない。君の病気が治ることなのか、緩和することなのか、維持を続けることなのか。
 それ以外の方法かもしれないし、それは君が決めることだ」

君がどうしたいのか、考えることができるようになったら。そういう話だ。
だから、君が分からない以上は誰にも分からない話で。
不透明な未来の話だ。

「……君なら分かるだろう。
 僕が部屋から荷物を持って、不在にしたことが一度だってあったか?
 長期休暇に閑散とした部屋を一人で過ごしたことがあるか?

 
僕にだって帰る場所はない。

 正確には、居場所から蹴り出されたというべきだろうな」

変なところで、似たもの同士だ。
そう話しながらも、態度は淡々と。過去のことだ、と割り切ったような話し方。
(-207) otomizu 2022/05/04(Wed) 18:07:07

【独】 焦躁 フィウクス


「……強いられた形が、本当の自分でなどあるものか」

図書室を出て、扉を背に、ぽつり。

誰かに、自分に、言い聞かせるような言葉。
それがいやに耳に残って離れない。

病を抱えたまま生きる事が許されない事であるならば。
卒業までに病を克服できなかった人間は、
その存在すら許されはしないのか。

拒んでも、抑え込んでも、どうにもならないなら。
自分の一部として、受け入れるのが一番なんじゃないのか。

外の世界は、社会はそれを許さない。
そんな事はもうわかっている。
けれどここでは、ここだけは、それが許されるはずで。
(-212) unforg00 2022/05/04(Wed) 19:20:12

【秘】 焦躁 フィウクス → 半分の仮面 リアン

「………ほら、やっぱり、」

お前も人に手を差し伸べられるような立場じゃないんだ。
誰かを何処かに手を引いて連れて行ける保証なんて無い。

「じゃあ、もう、お前にだってわかるだろ
 行く先も帰る場所も無いのにここを出て行く事が、
 誰もに無条件にそれを幸せな未来と押し付ける事が、
 どんなに無責任で楽観的な事に思えるか。

 …俺は、俺だって、
 他に居場所も無いのにここを出て行くほど愚かじゃない。
 後先を考えて──まだ、生きていける道を選んでる」

生きていけもしない苦しみと、
辛うじて生きていけるような苦しみと。
今はまだ、自分の意思で、後者を選ぶ事を選んでいる。

一度ここを出てしまえば、きっともう考える時間は無い。
どうしたいか考える余裕なんて今より更に奪われる。
だからきっと、ここで出した結論が。
自分にとって最後の決断なんだろう。

ここで生きていくしかないんだ
。お前も、俺も。
 卒業した後もここに居られるようにするしかない。
 実習生のように一度外へ放り出されて戻って来るんじゃない。
 それまでの道程もこの場所の庇護下にしなければならない」

「俺は……その為なら、手を汚したっていい」
(-217) unforg00 2022/05/04(Wed) 19:47:55

【独】 神経質 フィウクス


病が治療される事は果たして幸福な事だろうか。

病に冒されていない、自分さえ知りもしない自分。

それを今更になって『あるべき形』と押し付けられる事は、

果たして幸福な事だろうか。
(-218) unforg00 2022/05/04(Wed) 19:53:08

【教】 焦躁 フィウクス


正しい  など 見えません

   で歪んで 見えません
(/1) unforg00 2022/05/04(Wed) 19:54:00

【置】 物思 フィウクス

動物達の世話と、飼育小屋の手入れを終えて。
気付けばもうじき日は沈む頃。

水草が浮き、時折小型の魚影が水底を過ぎっていく。
小さなビオトープの、風に揺らぐ水面を。
暫くの間、一人黙って見下ろしていた。

ある程度生徒に任せられている動物達とは違う。
これは基本的に大人が手入れし管理しているものだ。
箱庭の中にある箱庭の縮図。
(L4) unforg00 2022/05/04(Wed) 20:16:35
公開: 2022/05/04(Wed) 20:50:00

【秘】 半分の仮面 リアン → 神経質 フィウクス

「……ここで生きていくことが出来るなら、楽なんだろうな。
 生きていくことの出来ない子供を保護する事も出来るようになる。

 ただ、そうするには―――僕たちは、知らないことが多すぎる」

そうだ。
ここで生きていくことが出来るなら、世間の目だって気にならないだろう。
だが、自分達は 
行われている治療の仔細
を知らない。
今起こっている"神隠し"の真実だって。

「解消できるのなら、僕だってそうしたい。
 ただでさえ不要物扱いの身。外では、家からの噂も流れて居場所はないんだろう。

 フィウクス。…君は、どうするつもりでいるんだ」

手を汚す。
君がそうまで言葉にするのを、初めて見た気がする。
だから、声を低めて目を見て尋ねた。

琥珀色の左目
と、仮面の奥で
黒く濁った瞳
が君を見つめている。
(-231) otomizu 2022/05/04(Wed) 20:29:33

【独】 神経質 フィウクス

/*
ああ〜〜〜〜誰も監視したくないよお〜〜〜〜〜〜〜

でもシステム的なフックが無いとオレは人と触れ合えねえんだ
オレは襲撃でしか人とコミュニケーションが取れないPL……

同室や残りの先生監視するにはまだ早いからどうしてもここに
うぐ〜 うぐ〜〜〜〜〜
その文脈返しをやめろ
(-230) unforg00 2022/05/04(Wed) 20:30:50
フィウクスは、今日も本の頁は捲らなかった。
(a42) unforg00 2022/05/04(Wed) 20:50:07

 




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