人狼物語 三日月国


132 【身内RP】穏健なる提案【R18G】

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【秘】 共犯者 ユス → 剣道 ツルギ

 愛も知らなければ恋も知らない。朴念仁という言葉が良く似合うような青年は、たいていの人間に関して『好きでも嫌いでもない』と答える。
 事実、ツルギ青年に関しても現状なんと答えればいいのか判断がつかない。
 ……ただ、共犯者としてこの参加者の誰よりも一つ特別な存在である事は確かだった。

「邪魔をするなと言われれば大人しくしているが、人を始末するのに一人では大変だろう。二人であればやれる事が格段に広がる。
 ……俺の顔か? ……変わるんだろうか……。
 …………ああ、それも見たことがないな」

 汚れに塗れたグラスには、殆ど表情を変えない自分が歪んで映り込んでいた。
 目元だけは、細められていたが。

(-66) もちぱい 2022/02/24(Thu) 3:31:11

【秘】 共犯者 ユス → 剣道 ツルギ


 幸運に関して今まで思うところが特に何も無かった青年は、黙って話を聞いていた。
 臓器の移植後十年以上生きる確率が七割程度と言われており、その可能性を掴んだ今でさえも。
 『先生の腕が良かったんだ、感謝しなくてはな』と言われては、そう思うしかなかった。自分に降りかかってきたものは他人から与えられた必然なのだと。


「……。そうか。お前が望むなら、俺の票を渡すでも他の根回しをするでも考えていたのだがな」

 たった今生まれた死んで欲しくない存在一人を除いて、あとは皆平等に死んで構わない位置付けになっている。

「……分かった。では俺も同じ条件で乗ろう」

 賭けの内容に応じる。規律を守り続けてきた少年は、初めて、道を外す約束を交わす。

「……ツルギ。俺はな、自分の身に起きた幸運による事象ですら他人のお陰でなるべくしてなった必然だと思い込んできた。
 
 けれど……そうだな。その条件でいえば、俺たちが手を加えないのならば、それは幸運と呼ぶべき偶然なのだろう。
 そしてそれは、間違いなく俺達のものだ」


 こちらも表情は完全に普段見かけるものだ。けれど声だけは、普段より僅かに力強い。
 きっとそれは、空っぽの言葉などではなく。
 
 期待という見えないものが、確かに乗せられた証だ。
(-68) もちぱい 2022/02/24(Thu) 3:31:29

【秘】 共犯者 ツルギ → 規律 ユス

あれ、見間違いじゃなければ、今。
君は笑っていただろうか。

そう思い至った頃には、すっかり君の顔は元通りになっている。余裕がなかったから、気付かなかった。

………次は見逃さないようにしよう。

「根回しか、そういやもう取引しちゃったんだよな。
 使うかはわからないけど、取引できそうだから持ちかけたやつが一人いる。

 ……まあ、使うにしても俺たちに関わる内容は避けるよ。
 誰かにこの場で恩を売れば、外に出れたとき、何か使えるかもしれないしさ。」

青年にはただ一人、いや、二人、嫌いな恐い人間がいる。
いた=Aではなく、いる=B

青年は、人を好きになるという気持ちを知らない。

だから君のことを好きかと問われれば、違うと答える。
嫌いかと問われれば、やはりそれもまた、違うと答える。

しかし、君を参加者の誰よりも特別と捉えていることだけは確かだった。

作り出せそうな可能性を、誰にも渡したくないのだ。
この気持ちはきっと何もおかしいものじゃない。手段と内容が法に触れるだけ。
(-79) wazakideath 2022/02/24(Thu) 12:47:18

【秘】 共犯者 ツルギ → 規律 ユス

パンパン、と手を二回叩く。汚れたグラスが二つ消去された。
立ち上がれば、座る君の横を青年が通り過ぎる。
その瞬間、横顔を盗み見た。君は気付いたとしても、言及しないだろうけど。

「俺たちに、どうか幸運がありますように。」

別れ際、背を向けたまま青年は笑った。
(-80) wazakideath 2022/02/24(Thu) 12:48:26

【秘】 剣道 ツルギ → 不運 フカワ

『向こうが、自分に投票しないでって言うから。
 何か交換条件が出せそうだな、と思った次の瞬間に口から出てました。』

つまり、何も考えていない。交渉事に対する、天性の何かかもしれない。

『大事…失礼かもしれないですけど、それにフカワさんが関わっていたとして、僕は驚かないと思います。
 何ていうか、上手く説明できないんですけど。』

青年が君に抱いている感覚。
きっと君を理解できないけど、しかし君は自分の中で答えを持っていそう。
人は理解できないものを恐怖するが、青年はそれが自身に向けられていないなら恐くない。
自分に興味のない人程、安全だから。

『フカワさんの手段、暇潰しに活かせると良いですね。』

これは1から10まで、本音だ。

『じゃあ、また何かあったら連絡します。投票券、21時からですしね。』
(-83) wazakideath 2022/02/24(Thu) 13:02:18

【秘】 共犯者 ユス → 剣道 ツルギ

 元通りになった顔で話を聞き続ける。

「そうか。立ち回るのが上手いな、ツルギは。
 外に出てから使えるものがあるなら、多いに越したことはない。俺たちがやろうとしていることは世間的に拒まれることだから、尚更」

 共犯者になることを決めた青年は酷く曖昧で、希薄で、がらんどうだ。
 善悪を知識として覚えていながら、こうして外れると決めたらあっさりと外れる。罰を受ける罪悪感も恐怖も、どこかにいってしまったから。

 確実に貴方の望む形になるか分からないが、可能性と、その余地はある。

 無色透明な氷が濁った海に沈んで、溶けて混ざり合えるかどうかは、自分達次第。
 それもまた、貴方にとっては賭けになり得るのかもしれない。

(-88) もちぱい 2022/02/24(Thu) 13:32:41

【秘】 共犯者 ユス → 剣道 ツルギ

 手を二回叩く様子に、なんだか神社でお参りをするようだと場違いな感想を抱いた。

 青年は座ったままだ。手帳を開いて、これからどうするか考えているようで。
 だから貴方が横目で盗み見たことにも気付かない。気付いたとしても、何か言うことでもない。

 貴方の視界には、普段通りの、けれどほんの少しだけ無機質さが溶けた青年の顔が映ったことだろう。

「……ああ。幸運がありますように」

 気の利いた言葉が浮かばなかったから、真似るように口にして、そうして貴方を見送った。
(-89) もちぱい 2022/02/24(Thu) 13:32:47

【秘】 共犯者 ユス → 剣道 ツルギ

 二人の邂逅は終わった。だからこれは、蛇足のお話。

 貴方の部屋の扉の隙間、『ツルギへ』と書かれた紙切れが挟まっている。
 端末と同じ手帳を作り出して、それに書き込んで破いたものだった。よく見ると二枚重なっている。
 貴方がもしその紙を見るなら、固い印象の文字が並んでいるのが分かるだろう。

『柚須 義徳(ユス ヨシノリ)
 連絡先 xxx-xxxx-xxxx

 この空間の物は当然持ち帰れないだろうから、覚えて帰ってくれ。
 気が早いと言われそうだが、願掛けのようなものだ』

『あの時伝え忘れたが
 クリームソーダは殆ど飲んだことが無かった。
 喫茶店で誰かと力を抜いて語らうことも。

 あまり見たことがない景色だった。
 悪くなかった。
 ありがとう』
(-90) もちぱい 2022/02/24(Thu) 13:32:54

【秘】 普通 ナツメ → 剣道 ツルギ

「ん……スリルが楽しいってことかな。
 ツルギくんはそういうの、苦手?」

 雪国だ、と薄い感想をもういちど口にして。
 その後に生まれた間をどう解釈したのか、きもち、やわらげた声でそう言って。

「……スキーはちょっとだけ、行事で行ったことあるけど……。
 バス降りて、びっくりしたのが一番、覚えてるかも。
 あんなにずっと真っ白なのって、見ないし」

 拭い去るように、白い景色の話をした。
 

不安とか、恐怖とかを表に出すこと。
それが平気な人と比べて、ダサいことだと思う男の子は、ときどきいる。
……でも、たぶん、もし、そうなら、このとき、少女は。
そんなことない、と言いたかった。
(-91) 榛 2022/02/24(Thu) 13:36:16

【人】 剣道 ツルギ

>>6 カイ(一日目)

「ん?ああ、こんな吹きさらしのところで悪かった。話が聞けて良かったよ。」

自分と話してて疲れた、という言葉を文字通り受け取った。そこに含まれた皮肉に気付かずに。
人との会話は疲れるものだ。立ち話は尚更。

「……悪人だって本人たちにその自覚はない。だったら、善人もきっとそうさ。」

君の背中を見送りながら、青年はポツリと呟いた。
(16) wazakideath 2022/02/24(Thu) 14:04:42

【秘】 剣道 ツルギ → 普通 ナツメ

「そうだなあ…進んで乗りたいとは思わない。実際に滑ってる時の方が、スピードは出てるんだけどな。」

高いところも早い乗り物も怖くない。
それなのに、どうして軋むリフトが怖いのだろう。結局数年越しに得た疑問を深く考えないまま、会話を続けた。

「白いとどんな
も映える。誰がどこにいるかわかりやすいけど……」

また、思い出した。
ようやく、話題選びに失敗したと理解する。
君にとっては非日常でも、青年にとっては日常だ。
思い出すきっかけとしては、十分すぎる。

「そっちの修学旅行はどこ行った?」

話題を逸らしたくて、でも不自然すぎないように、少しずつ。
既に不自然さが滲んでいるとも知らず。
(-111) wazakideath 2022/02/24(Thu) 14:32:23

【人】 剣道 ツルギ

>>15 カミクズ

「あ、カミクズさん。」

遠目に見付けた君へ呼びかける。
昨日君たちとすれ違った場所だと気付いたのは、無残な残骸を見てからだった。

「………誰かと電話中でした?」

青年は君に言いたいことがある。しかし今すぐでなくとも構わない。
お節介かもしれないし。
(17) wazakideath 2022/02/24(Thu) 14:36:33

【人】 剣道 ツルギ

>>18 カミクズ

「わかりました。じゃ、今要件だけ伝えておきます。
 ウッカリ言い忘れそうなので。」

君の彷徨う視線を何の感想も抱かず眺めていた。その表情は裁判場で君に問いかけたときと同じ。

「自殺するつもり、って言ってたんで。
 
僕なら介錯できますよ
、って伝えておきたかったんです。」

介錯という言葉には様々な意味がある。だけど、文脈からして示す意味はただ一つ。

「僕は貴方をよく知らないから、多分できる。
 死体なら見たことがあるし、取り乱さないと思う。

 この場にいる人で、その技術と精神があるのは僕くらいだと思っています。」
(19) wazakideath 2022/02/24(Thu) 15:24:05

【秘】 普通 ナツメ → 剣道 ツルギ

 うん、と頷いた。
 なんとなく、同意の雰囲気を纏って。

「あ、なんかそういうの、どこかで見たかも……」

 なんだっけ、と思い巡らすうちに逸らされる話題。
 南の観光地、暑かった、と歩きスマホさながらのやや生返事な会話を経て。

「……あ。雪の中の白うさぎ。
 赤い点が、ぽつんってしてるの」

 授業か何かで見た気がする、と少女は言う。
 芸術だったか、国語だったか覚えてないけど。
(-117) 榛 2022/02/24(Thu) 15:35:08

【秘】 共犯者 ツルギ → 規律 ユス

「………なんつーか…」

一枚目、続けて二枚目を読んで。
床に視線を落としてから、もう一度読んだ。
……多分これ、少女漫画にありそう。
場違いな感想を抱いて、次会った時に自分も連絡先を渡そうと思った。

俺が女だったら、とっくに勘違いして惚れてるだろうな。
……………男で良かった。お互いに。

数字の羅列を読み込んで。
行けそうなら、どこかで待ち合わせをした方が確実かもしれないな、なんて考えて。
バイトしてて良かったなあ、と思った。

貯まる一方だった貯金に、初めて消費の目処が立った。
(-119) wazakideath 2022/02/24(Thu) 15:41:03

【神】 剣道 ツルギ

「アクタの言ってること、俺は本当だと思ってる。
 俺が夜中に聞いた話と大差ない。

 嘘つけるタイプじゃないと思ってるし、嘘だとしたら手が込みすぎてる。」

テーブルの上に散らばっていた紙、そこに書き殴られていた台本、家族の話。
恵まれている子供の演技である可能性も、当然視野に入れている。

「信ぴょう性の高い生きたい理由≠チてことで、俺が保証するよ。

 もしもこの話が嘘だったら、アクタがすごい役者で俺が騙されたってだけ。
 この情報をどう扱うかは好きにしてくれ。」

どこかにいる二回目の人物へ向けて、告げながら。
この程度しかできないけれど、友達ってこういうものだろうかと考えていた。
(G70) wazakideath 2022/02/24(Thu) 16:58:47

【人】 剣道 ツルギ

>>22 カミクズ

青年は君を少なくとも嫌っていない。自分より長く生きた人間に対する気持ちを持って、見ている。
だからこれは善意でありお節介だ。

「わけもわからないまま…
 それは確かに難しそうですね。凄腕のアサシンとかいたらいいんでしょうけど。」

少なくとも自分にそんな芸当はできない。寝ている間に殺す、くらいしか思いつかなかった。
寝ている間に潰されて、自分が死んだことにも気付かず死んだであろう人はたくさん見てきた。

「……カミクズさんがいれば、死体の片付けも簡単なんでしょうけどね。」

珍しくジョークのような抑揚で言った。
これは、その当人が死んだ時の話なのだから。

「わかりました。絶対やりたいわけでもないし、絶対やりたくないわけでもないので。
 えーと、お気軽に?」

青年は小さく会釈をして、その場を離れようとする。
君は取込み中のようだから、あまり時間を取るのは良くないだろうと思って。
(26) wazakideath 2022/02/24(Thu) 20:00:19

【秘】 清掃員 カミクズ → 剣道 ツルギ


──死体の片付け、という言葉に、ほんの一瞬表情が凍りついて。
(-155) unforg00 2022/02/24(Thu) 20:33:32

【秘】 剣道 ツルギ → 普通 ナツメ

「……………うん。見たこと、ある。実際に。」

再び言葉が詰まる。ああ、いけない。
これは君のせいじゃなくて、俺のせい。
だけど君は勘付いたら、きっと、自分を責めるのだろうから。

「………暑い国の本とか、借りていこうかな。ナツメも何か借りて行く?」

不自然な話題の切り替え方。それでも君は、指摘しないはずだ。
そう願っている。
(-156) wazakideath 2022/02/24(Thu) 20:39:51

【独】 剣道 ツルギ

やっぱ特殊清掃やってません?????
(-157) wazakideath 2022/02/24(Thu) 20:40:54

【神】 剣道 ツルギ

暇潰し。この場に来て何度か見聞きした言葉。
味方。敵。多分初めて聞いた。

「…誰の敵にも味方にもなりたくねえな……。難しいだろうけど。
 団体戦よりは個人戦の方がやりやすい。」

じゃないと、自分の物差しは使えなくなってしまう。
じゃあなんであんな賭けをしたんだと

これも含めて賭けなんだって


「超能力とか使って考えてることがわかる人…ってのもエノの言う理解者とは違う気がするし。
 正直、俺より難しいと思う。俺の場合、俺自身を理解する必要はないからさ。」

似ているようで、似ていない。
人を好きだと思うのも、嫌いだと思うのも理由などいらないから。なんとなくそう感じられたらそれでいい。
だから具体的な内容を少女に問われた時、返答にとても困った。
(G83) wazakideath 2022/02/24(Thu) 21:26:17

【秘】 普通 ナツメ → 剣道 ツルギ

「――――」
困ること、だった、かな。


「……うん。今は、やめとく。
 面白いのがあったら、教えてほしいな」

 かたん、後ろに引いた椅子が音を立てる。
 不自然な切り替え信号。少女はそれに従って。

「お喋りしてくれて、ありがとう。……またね」

 あなたの横を通り過ぎる。
 きっとかすかに、潮の香りがした。
(-169) 榛 2022/02/24(Thu) 22:18:06

【秘】 剣道 ツルギ → 普通 ナツメ

「…ん、わかった。また、な。」

潮の香りがした気がして、目で追いそうになって、そういえば海があったことを思い出す。

海は好きでもないけど、嫌いというわけでもない。思い出すものが少ないから、雪よりも気が楽というだけ。
自分がめんどくさい人間ということもわかっていた。だから、君は何も悪くない。
けどそれを言ったら、どんな言葉が返ってくるか、予想がつく。
君が言葉を飲み込んだことは知らない。知れない。


「…………」

君が立ち去った後も、青年は座ったまま、テーブルの上を眺めていた。
(-241) wazakideath 2022/02/25(Fri) 11:40:55

【人】 剣道 ツルギ

青年は図書館に来ていた。
法律分野の書籍が並ぶエリアで、床に座り込み、本棚に背中を預け本を広げている。

「……………」

読書はあまり得意じゃない。小説を嫌っていたら、いつのまにか読書自体が苦手になっていたから。

「……………休憩…」

重ねた本を枕代わりに寝そべった。
(33) wazakideath 2022/02/25(Fri) 13:40:39

【神】 剣道 ツルギ

「………」

エノとユスのやり取りを冷めた目で見続けていた。
何だかつまらないような、モヤモヤするような…
麻痺するような人生を歩んだ人間に充実≠セなんて似合わない言葉が向けられて、何となく、何だろう、

「……、………」

………青年は結局、この気持ちを表す言葉を思いつけなかった。今までこんな気持ちになることなかったし。
だからそっと視線を外した。多分気のせいだと、この件に関して考えることをやめて。
(G91) wazakideath 2022/02/25(Fri) 15:34:10

【神】 剣道 ツルギ

「………二回目の人に対する参考資料としては、増えたと思う。」

ナツメの発言が促された時、頃合いだと口を開く。少女と話した時、こちらから促しても話さないことがあったからだ。
話したくないことを聞き出せば、彼女は嘘を吐いてまで本音を拒む。そんなシーンが、実際に自分とあった。…自分の聞き方が悪かったのかもしれないけど。
この場で嘘をつかれるよりは、助け舟を出した方がいいと思い。

「俺個人として、今日
そろそろ終わりにしていいと思ってる。多分これ以上やっても、今は平行線になるだけだ。

 今回はカミクズさんがいたからこの程度で済んでるけど、次はもっと話すことが増えるだろうから…
 今日は切り上げて、休んだ方がいいかなって。……次回のために。」

君たちを伺うように見る。
(G92) wazakideath 2022/02/25(Fri) 15:35:09

【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ

 議論が終わった直後のこと。各自様々な想いを抱えながら裁判場を後にしてすぐ、貴方に一件通知が届く。

『これは用件でもなんでもない、俺個人が思ったことだから返信はしなくてもいい。
 それなら送るなと言われてしまえばそれまでなのだが』

 本人の印象そっくりの固い前置きのあと。

『人に興味を持つとは思ったより難しいな。理解する以前の問題だ。
 話を聞いて事情を知っても、その殆どはWそうかWと思うだけでそこで終わってしまう。俺だけかもしれないが。
 エノさんが理解者に巡り会えず苦労しているのも、僅かだが納得したような気がする』

『同時に、お前が理解者を得られず諦めそうになるのも』

『話はそれだけだ』

 同情や憐憫といった情はなく、ただの感想だった。親に報告する子供のように特に意味もなく報告しにきただけ。
 理解してほしい部分を詳しく聞いていなかったからか、美大生と似たようなものかという認識のまま話をした。

 もっとも、貴方と彼とで決定的に違うのは相手に興味を持っているかそうでないかだったが。
(-274) もちぱい 2022/02/25(Fri) 16:53:47
剣道 ツルギは、メモを貼った。
(a51) wazakideath 2022/02/25(Fri) 19:39:11

【人】 剣道 ツルギ

>>33
>>a51

「……………!!!」

飛び起きて口元を押さえて、トイレの場所がどこだったか考えた。
数秒して、胃液が溢れて来ないことに気が付いた。そうだ、VRなんだから吐くものなんてない。

「……あー………」

VRも夢を見るんだ、と思いながら手を叩く。パンッという音と共に本が消えた。もう調べ物をする気分じゃない。

「………」

気持ち悪い。
(35) wazakideath 2022/02/25(Fri) 19:40:21
ツルギは、医務室へ向かった。
(a52) wazakideath 2022/02/25(Fri) 19:40:42

【秘】 剣道 ツルギ → 規律 ユス

青年は裁判場でログを見返しているところだった。

『これはエノさんには言わないでほしいんだけど。
 それに上手く言えないし、伝わらないかもしれない。』

こちらも前置き。君は言いふらすタイプじゃないだろうから、あまり心配していない。

『俺の考える理解者と、エノさんの考える理解者は多分違う。
 俺の考える理解者は、
同じ経験をした人
だ。』

「………」

少なくとも共犯者には話すべきかもしれない。
……君は俺のやりたいことを一緒にやろうとしてくれたから。
迷いながらも決めた。だから続きが表示されるには時間がかかる。

『人の考え方って、過去で決まると俺は思う。
 全く同じ人生を歩んできた人がいたら、その人は俺の理解者だし、俺はその人の理解者になれる。多分な。』

『例えば臓器提供を受けて生きてきた今のユスと、健康で臓器移植をせず生きてきたユスは違うことを考えてるはずだ。
 違うことを考えてる人同士が理解できるなんて、俺は思わない。』

善人と悪人の基準は曖昧なのに、理解者という基準はとてもハッキリしていた。善悪について考えるよりも、長く考えてきたみたいに。
(-327) wazakideath 2022/02/25(Fri) 22:35:31

【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ

 どれだけ時間がかかっても、共犯者はじぃっと待ち続けて全ての言葉を見つめた。

『同じ経験』
『そうか』
『それは確かに、理解者と出会うのが大変そうだな』

 思考。そして入力。それなりに時間がかかった。自分では思いつかなかった考えだから。

『例えがわかりやすいな。確かに何の病もなく健康に生きた俺がいたのだとしたら、考え方はだいぶ違っていたことだろう。今まで経験したことが今に至るまでの俺を作り上げているから』

 ややあって、更にメッセージが書き加えられる。ただの報告で済ませようと思ったが、知りたいことが出来た。

『ツルギ、二つ聞きたいことがある。
 お前が欲するW理解Wとは、どこまでだ? どこまで他人に理解されたい?』

 これは裁判場でエノに投げたものと同じだ。

『もう一つ。同じ経験のW同じWとは、どこまでを指す?
 生まれた瞬間からか? それとも、限定的な範囲か?』
(-359) もちぱい 2022/02/26(Sat) 5:22:06
 




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生存者 (3)

ナツメ
0回 残 たくさん


カイ
1回 残 たくさん

 

ハナサキ
1回 残 たくさん

 

犠牲者 (3)

ミィ(2d)
0回 残 たくさん

 

ヒメノ(3d)
0回 残 たくさん

 

ユス(4d)
3回 残 たくさん

俺はお前のもの

処刑者 (5)

カミクズ(3d)
0回 残 たくさん

おやすみなさい

アクタ(4d)
3回 残 たくさん

埼玉

ツルギ(5d)
5回 残 たくさん

俺はお前のもの

フカワ(6d)
5回 残 たくさん

 

エノ(7d)
10回 残 たくさん

死にたくないよ

突然死者 (0)

舞台 (2)

ユメスケ
3回 残 たくさん

泡沫、黄昏に消ゆ

メイサイ
2回 残 たくさん


発言種別

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