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【赤】 店員 ラン……わかりました……今度、 って ちょっと、蓮司さ…… ぁン っ [パシャンと湯船が波打って。 ようやく疼きがおさまってきた胸へ触れる悪戯な指先に 咄嗟に手首を掴んでしまう。 上擦った声が反響する恥ずかしさに、慌てて口を閉じた。] だめ、です……お湯が汚れちゃうし、 今からしたら、仕事行けなくなりそうだし…… [一度外れた箍は、まだかなり緩んでいて。 簡単に再熱しそうな気配に、必死に理性を奮い立たせながらも 離れようなんて思えずに密着したまま躊躇っていても 燻りはじめた熱がおさまるわけもなくて。 続きを牽制していた手を離せば、背後へ伸ばし 反応している彼にそっと触れた。] (*232) SUZU 2021/05/22(Sat) 23:14:39 |
【赤】 店員 ランぅ……その…手、だけなら。 初めてだから、上手くないと思います、けど。 [必死に考えた代替え案は、受け入れられただろうか。 お互いそれで我慢できるか甚だ疑問でもあるけども。 ──浴室に響く甘い声と、 朝と呼べる時間をすっかり回ってしまった時計だけが その顛末を知っている。*] (*233) SUZU 2021/05/22(Sat) 23:14:55 |
【人】 店員 ラン[風呂を出て、火照る肌を冷ましながら着替えれば いつもの男性物とあまり変わらない私服姿で。 朝食をすっかり食べ損ねたせいで、騒いでいるお腹の虫に 冷蔵庫を物色する。] 相変わらず何も増えてないなぁ。 あ、この間の卵とベーコン残ってる。 たしかとろけるチーズもあったはず…… 蓮司さん、ホットサンド作ったら食べます? [冷凍庫から、食パンを取り出す。 これも数日前に買ったものだけど、 おそらく蓮司さん一人じゃ食べないだろうと残りを ラップで包み冷凍保存しておいたのだ。 それでももって最大一ヶ月くらいだが。 最近は三日と開けずに来ているから、消費は余裕だ。] (15) SUZU 2021/05/22(Sat) 23:22:59 |
【人】 店員 ラン[フライパンで弱火で食パンを焼いて解凍し、 焼き目がついたら外しておく。 スクランブルエッグを作り、ベーコンも軽く焼いて それらを食パンに乗せて、とろけるチーズをセット。 もう一枚の食パンで挟んだなら、再びフライパンで フライ返しで押さえながら両面焼いて完成だ。 二人なら、もう一つ追加で焼き上げて。 包丁で半分に切れば、とろりとチーズが溶けた断面に 上出来、と目を細めながら皿へ並べよう。] 蓮司さん、 よければ紅茶淹れてもらえますか。 [そういえば、蓮司さんはあれから セロリのポン酢漬け作ってたりするのかな。 もしそれもあるなら、一緒に並べて。 少し早い昼食に、二人で手を合わせようか。*] (16) SUZU 2021/05/22(Sat) 23:47:44 |
【人】 店員 ラン……わかってますよ、また今度。 [念押しされる約束に、笑いながら頷く。>>17 そんな大きくもないし触り応えもなさそうなのに、 そういうつもりなく触れてたいものだとか、初めて知った。 勘違いの結果、真っ赤な顔で慌てる蓮司さんが見れて、 私はたいへん満足気な顔をしていたことだろう。] 蓮司さん、なんでも可愛いっていうから 客観的意見としては全然信用ならないんですけど。 でも、蓮司さんのために着たものを そう言ってもらえるの、とても嬉しいです。 [恋人の心知らず。 呑気に喜びながら、二人で食事の仕度をする 日常の時間を楽しんで。] (20) SUZU 2021/05/23(Sun) 0:55:44 |
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