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【秘】 仮面の役者 フランドル → 残氷 の エアハート「っあ、くっ、そ ああ、そうだよ 俺が好きなのはお前だけ、 俺を救えるのは、ッ ぁ、あ──」 出掛かった反論は、上擦った喘ぎに呑まれて。 けれど達するには至らず、蟠る。 与えられる熱も、遣る瀬無い気持ちも、蟠り続けるばかり。 ただ只管に、行き場を無くしたものが自らを苛み続ける。 貴方が居なくなってから、そんな事ばかり。 薄々勘付いてはいた。 これまでの言葉の端々から。 "そういう事"をされていたのだろうとは、わかっていた。 わかっていて、だから何ができたというのだろう。 できる事と言えば、悔恨と無力感に苛まれる事ばかり。 結局は無力、今は為されるままに嬲られる事しかできはしない。 多少強引であろうと体内を暴き、粘膜と粘膜を擦り合わせれば 次第に貴方をよくよく覚えている身体は態度を変え、 突き入れられる度に内壁は歓喜し媚びるように打ち震えた。 反対に、引き抜く動きには追い縋るようにわなないて。 どんなに唇を噛んで堪えても、これだけは隠す事ができない。 自分の身体の浅ましさに反吐が出る。 (-132) unforg00 2021/12/14(Tue) 5:24:46 |
【秘】 仮面の役者 フランドル → 残氷 の エアハートもう何もかもぐちゃぐちゃだ。 遣る瀬無い感情も陵辱し尽くされる身体も、 きっと貴方の内面も。 何もかも、今更な話かもしれないが。 そうして抽送が随分と滑らかになった頃。 一点を執拗に責め立てられれば堪える事もままならない。 暴力的なまでの快楽を叩き込まれ身体を貪られ、 減らず口を叩く口も身体も反抗心もぐずぐずに蕩けていく。 後ろでばかり達する事を強いられて、女のように啼かされる。 それでも、いつまで経っても、音を上げる事は無い。 時折縋るように嬌声を漏らし、 その合間に、熱に浮かされたように貴方の名前を呼ぶだけ。 そうして、長い夜が更けていく。 (-133) unforg00 2021/12/14(Tue) 5:25:50 |
【秘】 仮面の役者 フランドル → 残氷 の エアハート──そして、三度目の御布令が出た日。 「……エアハート」 役者騙りの騎士、"卑怯な蝙蝠"は再び貴方の元を訪れた。 「次に"消える"のが誰か、忘れたとは言わないだろう」 いつも通りに衛兵が立ち去って行った後。 張り出された紙切れを、睨むように見ていた姿を知っている。 そこにあった感情が如何なるものかは、定かではないが。 「 預かっておいてくれ。 しくじったのは俺だが、お前以外の誰かに折られる気は無い。 お前以外の人間に預けるのも、気が進まなくてな…」 そう告げて、そちらに差し出したのは。 この役者騙りが常に提げている細剣と短杖。 貴方と別れるずっと以前から使い続けているもの。 「気が向かなきゃ、返さなくたって構わないさ "首輪付き"にそんなものを渡せば当然目を付けられるだろう。 何より、…それはある意味、"お前のもの"だからな」 (-134) unforg00 2021/12/14(Tue) 5:49:17 |
【秘】 残氷 の エアハート → 仮面の役者 フランドル「忘れましたよ」 だがあの紙が貼られた時。 そんなすぐに忘れるようなら、あんな殺意は漏れ出ない。 それでも素直に認めるのが悔しいのか、或いは貴方が失敗したと言う事実から目を逸らしたかったのか。 それでも、『預かる』と言う言葉を聞けば、 不思議そうな顔でそれを受け取る。 思考を過去に巡らせる。 ……最近、思い出すのに時間がかかるのは伏せて。 彼が騎士団時代から持っていた。それは覚えがある。 それ以上の曰くや思い出は、自分達に何かあっただろうか。 「気が向く向かないで返すのを決めませんよさすがに。 これを私に渡すと貴方、全裸も同然でしょう。 ……?これ、私の物だった時期、ありましたっけ」 貴方の意図をわかってないようにそう返す。 それだけならまだ察しが悪いだけだ。…そうだろう? (-135) poru 2021/12/14(Tue) 6:05:23 |
【秘】 仮面の役者 フランドル → 残氷 の エアハート「…なら、安心して消えられる」 ぽつりと呟いたのは、『忘れた』という言葉に対して。 或いは預かる事を受託した事についてかも、しれないけど。 何れにせよ、この陰の気質を思えば、答えは明白だ。 「流石に丸腰じゃない。却って怪しいだろうからな 左手«マインゴーシュ»は手土産としてくれてやるつもりだ」 貴方の手にそれら二つの得物を預け、手放せば 幻術を利用して隠し持っていた短剣が露わになる。 見る人によってその色を変える、薔薇の意匠のそれは 果たして今の貴方には何色に見えているのか。 「── 最初からそうだった。 俺が剣を執ったのは、そも、お前と共にある為だ。 最初から最後まで、この剣を捧げる先は、お前だけ。 だからそれは、 確かにお前の剣だよ 」きっと、覚えが無くたって仕方ない事だと思う。 貴方に掛けられた細工に関わらず。誓いは遠い昔からのもの。 だから声を荒げる事はせず、けれど確かにそう告げた。 剣、というものが指すものは。 何もこの細剣だけに限ったものではない。 剣、杖、この身、貴方と共にある為の力の全て。 たとえ独り善がりだとしても、 (-136) unforg00 2021/12/14(Tue) 6:50:56 |
フランドルは、貴方の剣だ。 (a22) unforg00 2021/12/14(Tue) 6:51:07 |
【秘】 仮面の役者 フランドル → 灯屋 レイ「…何処も彼処も行き場を失ったものばかりだ。」 ほんの一瞬、静かに目を伏せて、ぽつり。 遣る瀬無い想いを乗せて、また一つ呟いた後。 寄る辺の無い剣、陰を落とすものを失った陰は語る。 「外征騎士フランドル・スキアー。 私の心は、この剣は唯一人の友の為に。 この国もこの街も、そこに住まう者達も、それ以外も。 決して私が信じ、この剣を捧げるものではない。」 よそ者の騎士。 役者騙りの"卑怯な蝙蝠"、そのもう一つの貌が、これだ。 騎士を名乗るものが、元騎士を詰問していたという事実。 そして友に剣を捧ぐと言うならば、その心の在り処は。 「──いつだって同じ事だ。 私達はいつだって、犠牲の上に立っている。 生きていくには、誰かを犠牲にしなければならない。 路地裏では、誰かが食事を分け与えさえすれば その日を生き延びる事ができる人間が山程居る。 けれどその日の食事を分け与えれば明日死ぬのは私達だ。 この街もこの革命も、政府の粛清も全体を俯瞰すれば皆同じだ きっと誰もが明日を生きる為に藻掻いているだけだ。 それを変えようなんて大それた事は、私には考えられないよ」 (-137) unforg00 2021/12/14(Tue) 8:22:30 |
【秘】 仮面の役者 フランドル → 灯屋 レイ少々長台詞を吐いた後に、深く溜息を吐いて。 そして、役者騙りの騎士はもう一度口を開く。 「……私が卑怯者を演じる"哀れな役者"であるならば。 君は差し詰め"観客"と言ったところかな。 ──如何なる舞台も観客無しには成立しない。 私はそれを悪とは思わない、けれどね」 "卑怯な蝙蝠"の役は、そろそろ下りる事になるだろうけど。 まだ、この街という舞台を下りたつもりは無い。 「もしも君に舞台に上がる気があるのならば。 この三文役者は、少々手を貸す事もできなくはない。 『──この世界はすべてこれ一つの舞台、 人間は男女を問わずすべてこれ役者にすぎぬ』。 何でもないという事は、何にでもなれるという事だ。 君は現状を知ってもなお、観客、或いは傍観者を気取るかい? 革命の本来の目的も見失った馬鹿共の 横っ面張り倒す千載一遇の機会はご不要かな?」 ──曰く、"卑怯な蝙蝠"とは、誰にでも良い顔をするもの。 今はまだ、そんな役を演じている途中。 信じる事は、難しい。そんな役者の差し伸べる手だ。 (-138) unforg00 2021/12/14(Tue) 8:24:07 |
【独】 仮面の役者 フランドル/* 『この世界はすべてこれ一つの舞台、 人間は男女を問わずすべてこれ役者にすぎぬ』 デイリーシェイクスピア(As You Like It)…… (-139) unforg00 2021/12/14(Tue) 8:25:51 |
【神】 仮面の役者 フランドルかつん、かつ、かつん、… いつものように、金属製の踵を鳴らし。 明日、また明日、また明日、と。 上がる階段は十三階段、行き着く先は絞首台── (G0) unforg00 2021/12/14(Tue) 8:53:16 |
【神】 仮面の役者 フランドルでは、ない。 ヨルムガンドの街の何処か。 それなりに高く、それなりに見晴らしも良く それなりにこの街が一望できる場所。 「『──さあ、牢屋へゆこう。 ふたりきりになって、籠の中の鳥のように歌おう』。」 役者騙りは一人、そんな何処かの手摺にでも凭れ掛かって。 暫くの間は、茫と街並みを見下ろしているつもり。 「…………」 今はもう、細剣も短杖も引っ提げてはいない。 それだけで、随分と身軽に感じるものだった。 (G1) unforg00 2021/12/14(Tue) 8:53:45 |
【独】 仮面の役者 フランドル/* 「『──さあ、牢屋へゆこう。 ふたりきりになって、籠の中の鳥のように歌おう』。」 『リア王』。本当にただの個人的メモなので、気にしないでね。 (-140) unforg00 2021/12/14(Tue) 9:09:41 |
【秘】 残氷 の エアハート → 仮面の役者 フランドル「…………は?」 一通り聞き終えて、ゴスッ、と容赦なく手甲付きの右手で頭を小突いた。他者に行っているのは滅多に見かけないが、貴方は幼少期からしょっちゅう怒られる時はされていた。 「今、……よくわからないですが、酷く腹が立ったので。 ……くれてやる、じゃなく、預けるですよね? じゃあ何、安心して消えようとしてるんですか。 無意味に重たいのを持たせたなら、…ちゃんと戻って」 ぽつぽつ、普段饒舌に──こっちで再開してからは尚更そう見えがちであった男が、随分と珍しく言葉に詰まっている。 傍からだと相手の発言に動揺したが故に見えるだろう。 それが無い訳ではないが、これは構成員としての取る対応と、 上書きされている自我とが非常に反発しあってる状態だ。 それくらい、揺れている。否、揺れたかった。 本来の気質を思えば政府に突撃してもおかしくない男だ。 必要と与えられた静と、元来の動が、引っ張り反発しあう。 情緒不安定、と見えるのもそれはそうだろう。 今この瞬間も貴方の言葉に揺さぶられて不安定なのだから。 「…… 私の剣 と、名乗るのであれば。容易に折れるのなんて、許しませんからね」 貴方の薔薇の意匠の短剣は、男には 紫 に見えた。心が葛藤状態にあるとき、両方の性質を持つ紫色が バランスを整えてくれるというが、さてどうだろうか。 ──高貴な身分の色としても有名なそれが薔薇に見える。それが、貴方に何の感情を抱いてのものか。男にもわからない。 (-161) poru 2021/12/14(Tue) 15:46:38 |
【秘】 花売り妖精 アイシャ → 仮面の役者 フランドル酒場に戻ってきた翌日頃、貴方の姿を見かけた際に声を掛ける事でしょう。 それは、お部屋の前だったかもしれないし酒場の中だったかもしれません。 「フランドル様……今、大丈夫なのです?」 白かったローブが赤黒くなったままの少女は、張り紙を見て心配だったようで。 少しばかり眉を下げたような顔を見せています。 (-176) otomizu 2021/12/14(Tue) 18:19:49 |
【秘】 貴方の剣 フランドル → 残氷 の エアハート「 い"っっっ 」右拳はもろに喰らった。当然身構えていなかったため。 きっと昔からそうだったんだろう。 貴方の友は、貴方のする事だけは何も拒まなかった。 拒むつもりがなかった。 「…気が向く向かないで返すかどうかは決めないくせに 『腹が立ったから』で人をどつくのか。」 さりとて文句を言うかどうかは別の問題だ。 不平不満を垂れながら片手を小突かれた箇所へとやって。 血が出ていなければいいけど。手甲の角はえぐい。 「折れやしないさ。 言っただろう、 俺はお前が居なきゃだめなんだ。 お前の許しを得なければ、折れる事も死ぬ事もできやしない。 お前が居る限り、そしてお前がこの剣を折らない限りは」 フランドル・スキアーは、決して心折れる事はない。 己に立てた誓いがある限り、剣に寄る辺のある限り。 これまでも、そしてこれからも。 (-192) unforg00 2021/12/14(Tue) 21:32:05 |
【秘】 貴方の剣 フランドル → 残氷 の エアハート託すものを託し終えれば、徐に踵を返し、貴方に背を向けて。 「そいつは確かにお前に預けた。 政府にくれてやるのは、俺のものでも、お前のものでもない。 ただの"哀れな役者"を演じる為の小道具だ」 今は貴方に預けたものは、剣と杖と、誓いだけ。 薔薇の意匠の短剣は、政府の元に、この街に捨てて行く。 それが今どのような色彩を呈していようとも。 「じゃあな、ハーディ。 預けたものは、俺が戻って来た時に まだお前の剣と認めてくれるなら… 認めても良いと思えたなら、返してくれればいい」 揺れ動く貴方を一人残し、かつん。 陰は"哀れな役者"を演じるべく、踵を鳴らして去って行く。 動揺はすれど、職務を優先とするさまに。 今は少しだけ、安堵を覚えるものだった。 だって、本来の貴方であればきっと それこそ形振り構わずに行動していただろうから。 (-193) unforg00 2021/12/14(Tue) 21:34:18 |
【秘】 仮面の役者 フランドル → 花売り妖精 アイシャ「……おや、アイシャ君」 視界の外、随分下から掛かる声。 心当たりは一つしかないし、それに声は聞き覚えのあるものだ。 「君の方が…いや、無粋だな。 いいとも、話があるなら入ると良い」 ──そこまでやるか、と。 赤黒く染まったローブに一度眉を顰めて。 そう願うように、"大丈夫"と繰り返し口にしていた貴方の姿。 何より自身の立場に、出掛かった余計な言葉を引っ込めて。 場所はきっと、役者騙りの部屋の前。 貴方に一つ了承を返し、扉を開いて室内へと招いた。 (-195) unforg00 2021/12/14(Tue) 21:53:09 |
【秘】 残氷 の エアハート → 仮面の役者 フランドルさすがに手甲と己の腕力の威力の自覚はある。 血が出ない程度にちゃんと手加減済みだ。 それにしたって痛いだろうけども。 「すみません、今何処かの誰かがミスをしたせいで、 すこぶる手が暴れ足りないらしくて。 ついこうしないとやっていけなかったらしいですよ」 ああ言えばこう言う。腹が立っただけで手を上げたのも事実。 ただ、そんな突発的な衝動を起こすくらい感情が揺さぶられて いるのを、貴方はどう思うだろうか。嬉しいと感じるだろうか。 「──許しなんて、絶対出しませんよ」 随分な独占欲を、任務用の顔の癖に含み、滲ませて。この男は独占欲も劣等感も嫉妬もあらゆる感情を常に向けている。 それでも、いつも貴方がずっとこちらを見てくれていたから 安心できたから、その顔を見せなかっただけだ。 「何があっても、他人に折られるのを許しませんから。 ……折る位なら、私がこの手で直々に折ってやります」 暗にそれはもう、貴方を剣と認めているのと同じ事。 去っていく貴方を引き留めたい気持ちと、それに反して全く動かない身体に、ただ目を伏せるしかなかった。 心は、去る貴方を引き留めて抱きしめてしまいたいのに。 遠くに行きたいどころか、傍にすら、在れなかった。 (-202) poru 2021/12/14(Tue) 22:44:50 |
フランドルは、どつかれた所は地味に痛むし寒気はするし。 (a32) unforg00 2021/12/14(Tue) 22:50:53 |
【秘】 灯屋 レイ → 仮面の役者 フランドル「ここは特別そうでしょう 大蛇の腹の中。吹き溜まりのヨルムガンド。 英雄になれない者達の、犠牲の上に立つ街です」 墓守だった者はそう認識している。 それでもこの街を嫌うことはできない。 「剣と心を捧げる先は彼の者に、と」 彼の『隠し事』はこれだったのだと、理解した。 この騎士は守るものを失わなっていないのだと、羨ましくも思った。 誰も彼もが明日を見ている。明日しか見ることができない。 より良き日々を得ようと足掻いている。 ―――だから。 親しい者達が連れて行かれる事がわかっていながら、傍観を選んだ。 ほんの少し耐えればなにかが、変えられるのだと。そう思ったから。 (-206) sym 2021/12/14(Tue) 23:56:05 |
【秘】 灯屋 レイ → 仮面の役者 フランドル「私は観客の立場に甘んじていました。 彼女達が傷つく事は、仕方がないと。 貴方達の活動にそう思える理由が欲しかった。 納得できる理由が欲しかったんです」 そんなもの、与えられはしない。 薄々わかっていた事だ。 「……それはまた、都合の良いものを提示してくれますね」 差し伸べられた手。酷く魅力的な提案だと思う。 この騒動の前ならすぐに握り返していただろう。 「ですが、内容次第です」 脳裏を掠めたのは、番犬の名を与えた者。 彼をひとりにはできない。それだけは悩む必要もない。 (-208) sym 2021/12/14(Tue) 23:57:28 |
【秘】 仮面の役者 フランドル → 灯屋 レイ「この街が、かの大蛇の名を冠するのならば。 いつかは神の鎚に打たれ、相討つ事になるのだろうな」 遅かれ早かれ、何れこの街は変わる事になる。 それが良い事か悪い事かはわからない。 ともすれば、その黄昏を越えた後に より良い明日、新たな時代が待ち受けるのかもしれない。 或いは何もかも、単なる終幕でしかないのかもしれないが。 「自分を納得させる事ができるのは、自分だけだ。 他者の言葉はその切っ掛けには成り得るが、 結局、それに納得する事を選ぶのはいつだって自分なのさ」 自分達さえ口を噤み耐えていれば、いつかは何かが変わる。 その為には、あのように傷付けられる事も仕方ない事だ。 そうして納得できたなら、ともかくとして。 それでは納得が行かない、納得の行く理由が無いのであれば。 自分を納得させるには、自ら動くほかないのだ。 (-222) unforg00 2021/12/15(Wed) 1:13:30 |
【秘】 仮面の役者 フランドル → 灯屋 レイそして、その為に今、動く事を選ぶなら。 「さて、内容次第、か。 君を"勧誘"して来ると一芝居打ってもいいが… まあ、当然私としても勧めはしない。 手を組んでいる…共に在る者が居るなら、尚の事。 内側から変えるには、それが手っ取り早くはあるとしても」 「…なら、"君達"は既に掴んでいるかもしれないけれど。 "卑怯な蝙蝠"、潜り込んだ天の鼠らしく 内通者として、"ご同輩"に関する情報を売るしかないな。」 たとえ、革命に心は無いとしても。 そう遠くない内に沈むとわかりきっている泥舟に、 それに縋り付く者達に、何も思わないという事も無いのだ。 「或いは、 "野良猫"に化けたヨルムガンド。 或いは、 "盲目のアース"の名を冠する者。 彼らはこの半端者の蝙蝠ほど聞き分けが良くはない。 もしも正面切って接触を図るなら、よくよく注意する事だ」 彼らがこの街の薄闇に囚われ続けるという事は。 この"卑怯な蝙蝠"とて、決して望む所ではない。それだけだ。 (-223) unforg00 2021/12/15(Wed) 1:15:04 |
【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 仮面の役者 フランドル「ごきげんよう、役者さん…… 怪盗と呼んだほうがいいかしら? ……それとも〈蝙蝠〉?」 あなたが連れていかれる前の、どこかの時間。 他の誰かに聞かれないように、死霊術師が声を掛けてくる。 「……まあ、なんでもいいわ、革命軍。 どう?首輪にあんな細工までして、順調に進んでいるのかしら?」 (-230) 7_hertz 2021/12/15(Wed) 1:50:06 |
【秘】 仮面の役者 フランドル → 死霊術師 ペトルーシャ「──然りだとも。 何れも私を指す呼び名だ、何だって構わない。この街ではね」 不意に掛けられた声に、振り向いて。 役者騙りは、今この場では尚も役者を気取るらしい。 「順調であれば、こうはなっていないだろうさ。 君は 今までずっと見聞きしていた んだ、わかるだろう?"私達"は結局烏合の衆。何が上手く行く道理も無いのさ」 きっと引っ提げていた武器は何処かへとやってしまった頃。 そうでなくとも、仮に貴方が皮肉めいた物言いをしても。 この半端者が貴方をどうこうするつもりは無い。 「よそ者の "卑怯な蝙蝠" が紛れているとなれば尚の事。…さて、この蝙蝠にどのような御用かな?」 (-235) unforg00 2021/12/15(Wed) 2:09:38 |
【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 仮面の役者 フランドル「さあ……あなたたちの全部を見聞きしてるわけでもないもの」 そっけない態度で役者気取りに対面する、付き合う気はなかった。 見聞きしていても、さほど理解もできていなかったかもしれないが。 いわば、自分はあなたたちの企みに巻き込まれたようなものだから。 憐憫を抱くことはあれど、どこかに恨み節がないとも言い切れない。 ……では、彼女はどうしてあなたに、と問えば。 (-238) 7_hertz 2021/12/15(Wed) 2:35:28 |
【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 仮面の役者 フランドル「取引をしたいと思って、あなたたちと」 「要求は政府に奪われた〈匙〉と〈焔喰らい〉の奪還」 「掲示するものは、革命勢力への部分的協力。 連行されるあなたへの援助、〈焔喰らい〉の情報提供……」 「……最後のは【ホド】に向けたもの」 (-239) 7_hertz 2021/12/15(Wed) 2:36:13 |
【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 仮面の役者 フランドル「……あなたたちの事情が変わって、 私の掲示するものがもう必要ないと言うのなら…… ……それでも構わないけれど」 「どう? 私としては、悪い話ではないと思うのだけれど。 それとも、もうお仲間の所に持ち帰ることもできないのかしら」 (-240) 7_hertz 2021/12/15(Wed) 2:39:25 |
【秘】 灯屋 レイ → 仮面の役者 フランドル「彼の予言の通りなら、世界も沈むでしょう。 ……変わる事を黄昏と称されるならば、より良きものになる事を祈るばかりです」 滅びが訪れるのなら?それはその時に考えればいい。 カンテラの揺らぐ光が眉間の影を濃く映す。 「こちらが認識しているのは貴方と同じく『擬』態する者。 これまでの会話でもうひとりの見当もつきました。 たしかに、貴方が一番話が通じたでしょう」 どちらも腹に様々を抱えているように見える。 なんとも厄介な者達が残ったものだ。 「どう転ぶかはしれませんが、気を付ける事にします。 売るのは最後の手段にしたいんですが。 ―――それで、貴方は本当にいいんですね?」 私達に告発する権が回ってくるとも限りませんと前置きをして問う。 元々これは貴方達に近しい立場だ。既に裏切っているに等しい。ならば更に裏切りを重ねるのだって。彼に手伝わせる事になるのは申し訳ないが、そう難しくはない。 ただ、貴方は彼らと親しいはずだ。それで本当に良いのかと。 (-242) sym 2021/12/15(Wed) 3:04:05 |
【秘】 仮面の役者 フランドル → 死霊術師 ペトルーシャ「……取引、か」 そう、貴方達は謂わば自分達の行いの被害者だ。故に。 怨み言や報復の類か、という推測が無かったとは言わない。 貴方がそんな事に時間を割くように見えるか、と問われれば その答えは否、ではあるのだけど。 「私個人の返答としては、構わない。 どうせ大人しく連行されてやるのも癪だったところだ。 ついでにあちこち探りを入れるくらいはしてもいい」 ともあれ、先ずは"蝙蝠"としての取引への返答を。 あの時、誰ぞの手を噛んでやると嘯いたのは。 あれだけは、強ち"演技"でもなかったらしい。 「さりとて、あてのない探しものなど一つで十分だ。 君、奪われたものの行方に見当は? 目星が付いているなら、話が早くて助かるのだけど」 奪われたもの、つまりは〈泥掬いの匙〉と〈焔喰らい〉の行方。 持ち去られたものを手掛かりも無しに探すなど無謀も良い所。 できる事なら遠慮したいものだ、とはいえ。 この蝙蝠はその無謀をやっていたのだけど、それはさておき。 (-246) unforg00 2021/12/15(Wed) 3:46:39 |
【秘】 仮面の役者 フランドル → 死霊術師 ペトルーシャ「それから、…… 他の二人には…伝えはするが、あまり期待しない方が良い "野良猫"は慎重だ。又聞きの話は信用しないだろう "ホド"は…何を考えてるんだか、 …いや、考えさせられているのか。 ともあれ私にも少々測り兼ねる節がある」 二人の"共犯者"の話になれば、 淀みない語調にも少々考えあぐねるような間があった。 結局は、革命に与する者達の実態は。 きっと貴方が見聞きしたものとそう乖離したものではない。 良く言えば互いに深入りしない、悪く言えば互いに理解が無い。 そうなれば当然仕事以外、つまりは個人的な信用も薄い。 そんな烏合の衆でしかない。 「あの二人が君の提示した条件を飲むかはわからない。 それでもいいなら、伝えるだけ伝えておこう。 初めから、私にできる事と言えばそれくらいのものだ」 未だうわべを取り繕えど、言葉に嘘の気配は無く。 最後の言葉には、少々遣る瀬無い思いが滲んだかもしれないが。 (-247) unforg00 2021/12/15(Wed) 3:49:33 |
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