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【秘】 路地の花 フィオレ → 暗雲の陰に ニーノほら、寄ってきてくれる。 いつもみたいに、明るい笑顔で。 笑顔、で。 ────何が起きているのか、すぐには理解できなかった。 涙に濡れた顔が痛みに歪んだことも。 熱に浮かされたような表情も。 腫れ上がった右手も。 なんで、と。ただ声がこぼれ落ちた。 「何、言ってるの」 謝らないでよ、と声が上擦った。 あなたが暖かい場所で拾われたこと、スラムで過ごしていた時よりもずっと肉付きもよくなって。安定した生活が送れていたこと。 全て、自分のことのように嬉しかったのだ。 自分が拾われなかったことを、恨んだことなんて一度もない。だから。 「謝らないでよ…っ、フレッドに謝ってもらうことなんて一つもない…!」 笑って安心させてあげなきゃいけないのに、涙があふれて床を濡らしていく。 (-588) otomizu 2023/09/23(Sat) 11:17:27 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 路地の花 フィオレ/* 突然、PL連絡にて失礼いたします。 四日目時空にてロールを送りたいのですが、三日目の秘話はあちらで〆になってよろしいでしょうか? 返し忘れかはたまた終わりかを見極められず連絡させていただきました。お忙しい所すみません! (-589) toumi_ 2023/09/23(Sat) 11:19:46 |
【秘】 徒花 テオドロ → 花浅葱 エルヴィーノ「あんたは謝罪をくれておいて、 こちらからのは受け取らないつもりですか?」 言葉面はどれだけ普段の嫌味ったらしい言い方でも、 表情は、仕草はやはり穏やかなもののまま。 「でも、……実際、他人ができたことって少ないんでしょうね。今の周りのことについても、俺と、あんたの自分の事についても。 だから俺が謝ることがあるとしたら、エルヴィーノの身が心がどうとかではなく」 「いくら本当に無理なく背負えるからって、 他人を頼らず踏み込まず、一人で歩きすぎたことです」 理由や因縁、辿ってきた道は違うのだろうけど。 そうして至った他者を救う、自分を守るための考えはどうしても似たような歪みばかりがあって、それだけは正されるべきだった。 「俺は……こんな皮肉屋な自分を、 今更消し去るようなことはもうできないでしょう。 あんただって、生活がすぐ治ったりするわけじゃない」 「だから、それでも歩み寄らなきゃいけない。 ……一つの側面だけで物事を判断してはならないために」 それが出来なかった結果が、今の外の惨状だ。 「すみません」 「やはり、もっと早く気付くべきだった」 (-590) backador 2023/09/23(Sat) 11:20:40 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 口に金貨を ルチアーノ「、ん?」 腕を止められた。抗議の意か。やはり気に食わなかったろうか。 貴方の心中を察する術はない。 それでも表情は変えずに、あなたを見下ろしている。 「あんたを放っておけないのは……なんででしょうね。 あんたにどっか行ってほしくないからかな……」 「食うもん食って元気になるならそれがいいです。 体調もきっと悪いでしょう。回復してくれないと」 貴方に抱いている仲間としての深い情。 「オレの目的はオレに無いですから。 あんたの望みがオレの目的。 オレはあんたのいいようにしたい」 それから、道具としての本能。 「ここにはオレとあんたしかいませんよ」 「別に、見栄張らないでいいんです」 ゆっくりと、緩慢に首を傾げた。 「ね」 だから求められれば求められるだけ与える。 こちらに際限は元より無い。度外視されている。 掴まれた腕も従順に、そのまま動きを止めたまま。 (-591) susuya 2023/09/23(Sat) 11:30:58 |
【秘】 路地の花 フィオレ → 口に金貨を ルチアーノ/*あ!すみませんご連絡ありがとうございます…! 返したつもりでおりましたが確認したら返せていなかったので、後ほど〆の秘話送らせていただきます!申し訳ないです…! 夜まであまり動けないのですが、並行で4日目時空送っていただいて大丈夫です。 お手数おかけしますが、よろしくお願いいたします…! (-592) otomizu 2023/09/23(Sat) 11:31:19 |
【秘】 歌い、歌わせた カンターミネ → 傷入りのネイル ダニエラ「……。あーもうほんとびっくりした。 俺のお姫様はおてんばな事で…… いっそ王子様って呼んだ方がいいかもしれん……」 いや、その座は譲る気ないけど、とも思うが。 ともかく、軽口を叩くほどの時間はなさそうだから。 『お兄さん』の事も気になりはするけれど。 「……おいおい、あそこに踏み込まれたんだぜ?危ない……」 そこまで言って、かぶりを振る。この子は、子供じゃない。 隣に立つ相手。唯一、信を置くその人だから。息を吸い込む。 (-593) shell_memoria 2023/09/23(Sat) 11:38:38 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 無敵の リヴィオ「先輩」 その日の夕暮れ時。 そろそろ日勤の者たちの職務時間が終わりを告げるころ。 署内のどこかであなたの姿をみつけて声をかけた。 「……少し、協力してほしいことがあるんですが」 警察内でも誰が信用できるのかわからない今、相談できるのはあなたくらいしかいない。 (-594) eve_1224 2023/09/23(Sat) 11:38:57 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 暗雲の陰に ニーノ「おっと」「いや……立ててないですケド……」 よろめいた所を咄嗟に支えて、 やれやれとため息まじりに笑った。 マスターに退店を伝えて会計を済ませる。 その最中も貴方を支えていた。 「……ほら。おんぶ」 まるで子供にするみたいに、 貴方を立たせてから貴方に背を向けて少し屈む。 腕を伸ばしてくれるなら、そのままおぶり上げるだろう。 「帰ろ。帰りは寝てていいから」 呼ぶならタクシーも呼べるのにそうしないのは、 自分もやってみたかったからだ。 今なら人通りも少ないし、見られることもないだろう。 (-595) susuya 2023/09/23(Sat) 11:39:30 |
【秘】 歌い、歌わせた カンターミネ → 傷入りのネイル ダニエラ「……連中も色々探ったろうが無茶は出来ないと思う手間のかかる大型の備品は運び出してないはずだベッドまだ買い替えてなくてよかったよ『あのベッド』のマットレスを外してスプリングの中から緑色の部品を全部抜いてくれそしたら頭側にある収納に幾らか道具が落ちるからそれを組み立てて使ってくれ番号のシールが貼ってある」 一息に伝える。それが、あなたに渡せる唯一の仕事道具。 誰も信用していないカンターミネが、 万が一、億が一に備えて用意した最後の"武器"だ。 「フェイクの部品も入ってるから、番号を間違えるなよ。 正しい組み合わせはフィボナッチ数列の順だからな。 起動すれば後は5番の部品を捻って、 チャンネルを合わせればいい。 34番と、55番がそれぞれ送信機と受信機。 13番が録音機だ。全部本体のスイッチ一つで起動する」 なるべく簡素に、必要な情報は確実に渡す。 後は、あなたに全てを任せて、女は息を吐く。 「……もし、万一……本当に万一、エリーが捕まったら。 全部俺が指示したって言ってくれ。俺に脅されてたって。 昔馴染なのを利用して、無理矢理やらされたって」 実際、それに近しい事をするんだから。 自分の道具を渡して危険な橋を渡らせるんだから。 これくらいのリスクは、せめて背負わせてほしかった。 (-596) shell_memoria 2023/09/23(Sat) 11:39:55 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 黒眼鏡/* 了解しました。では最終日になりましたら、その時間軸に白で広めようと思います、よろしくお願いします! あまりこういう事を魅せるロールは上手くはないので……乗っていただけたら嬉しいです。 (-597) eve_1224 2023/09/23(Sat) 11:41:02 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → マスター エリカこれは、泡沫の夢。 僕はまた、ここでいつかの情報屋と出会う。 残る質問は、2つ。 すべてを上手く運ぶなら、何を聞くべきだろうか。 「やぁ、また会ったね」 「うん、勿論質問があってここに来たんだけど……」 「僕の先輩リヴィオと、幼馴染ルチアーノ。 彼らがやっていることをね、知りたいんだ」 勿論、僕は彼らのことを信じてるんだけれども。 絶対に成功させなきゃいけないことがあるからと、そう静かに告げた。 (-598) eve_1224 2023/09/23(Sat) 12:07:37 |
【秘】 門を潜り ダヴィード → 渡りに船 ロメオ「有名になりすぎてバレちゃうかも……」 そうしたらまた逃げる。皆で。 ……そんな夢のような御伽噺が現実になることはない。 皆でこの場所を守るのだと、少なくとも今この二人は信じているから。 おせっかいの心配性、寂しがりやの男はきっと、何かできることがないかと思案を巡らせている。 そんな想いがまた積み重なり、貴方を守る祈りになればいい。 「役割としての代用はきいても、 ロメオさんの代わりはいないってことですよ。 ここめちゃくちゃ大事ですから、分かってくださいね」 念のため、念のため。 弟さんが泣くかもしれない。俺だって泣く。 「俺はその分、頑張って捕まらないように逃げますから。 ……約束、ですよ」 きゅ、と目尻を下げて笑った。 (-599) NineN 2023/09/23(Sat) 12:10:31 |
【秘】 傷入りのネイル ダニエラ → 歌い、歌わせた カンターミネ「やあだ、王子様はあ、ミネだもん ん 」そう口を尖らせたのも一瞬のこと。 すぐに和やかににこりと笑った。 ありがとう。信じてくれて。 その言葉だって本当は嬉しいんだ。 でもただ守られるだけのお姫様では、やっぱりいたくなんてなかった。 立てた指が曲がる。1本、2本。 その間あなたの言葉を1字1句忘れることなく聞いた女は、密やかな吐息をまたひとつ落とした。 「…うん。ありがとお、ミネ。」 「でもお、あたしは優秀だからあ。そんなことにはならないよお。」 「…ふふ。見ててよねえ。」 そう嘯いたのだって、もしかしたら強がりかもしれない。 それだってあなたにはわかるはず。だって女は、笑っていたわけだし。 「『マリーゴールド』の子にも、伝えときまあす。」 けれどからかうように、あなたのお転婆姫はいう。 茶化して笑って、ゆるりと変わらないあのモーテルでのことみたいに。 指が、あと1本。 反対の指先を冷たい格子に滑らせて、その向こうに薄い微笑みを向ける。 …本当に、あっという間なのだ。最後の指も、次第に折られるだろう。 (-600) oO832mk 2023/09/23(Sat) 12:12:36 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 徒花 テオドロ「そういうつもりじゃなかったけど……」 小さい、苦笑。 「そうだね。 僕らはお互い、踏み込まない事を良しとして付き合ってきたから……。 仲良くなれば、キミ達になにかあって、何処かに居なくなってしまうと思ってたのかも」 認めたくなかった。 大事な友人だと認めれば、こうやって不幸が訪れて、どこか、手の届かないところに行かれてしまうと思っていたから。 初恋の少女や、幼馴染みたいに。 最後は住む世界が別れてしまうと。 状況が尚も悪くなれば、二度と会うことが出来ないのではないかと、そう思って。 「皮肉を言い合うのは楽しかったけど。 まぁでも……視野を広くするのは良いことだ。悪いことだって避けていけるしね」 紡がれた謝罪を、今度は素直に受け入れる。 胸の内を明かしたことで、自分たちの関係は一歩、進んで、これはその証になるはずだ。 「ありがとう。でも……」 「僕が自分から言えたことが、最大の進歩だから」 どうか受け取っていて欲しい。 (-601) eve_1224 2023/09/23(Sat) 12:20:05 |
【秘】 門を潜り ダヴィード → 黒眼鏡「だめです。 珈琲は禁止にしませんから、それで我慢してください」 ぷいとそっぽを向く姿は拗ねた子どものようだ。 何とも言えない絵面である。 「……じゃあ名前を付けないとですね。 試飲のお役目、承りました」 それでも貴方の言葉にはきちんと答える。 普通の子どもが拗ねた時にどういうポーズをとればいいのか、自身でも図りあぐねているところがあるのだろう。 条件の確認が済んだところで、ふと思いついたような顔をして。 「まだ行ってません。 ……次のおつかいが終わったら、アレさんと行きたいです」 ご褒美として、お駄賃として? 形や呼び名は何でもいいし、ほんの30分ほどあればいい。 一緒にお出かけして、ジェラートを食べて、帰る。 それがほしい、とねだった。 (-602) NineN 2023/09/23(Sat) 12:22:22 |
【秘】 幕の中で イレネオ → 歌い、歌わせた カンターミネ長身が室内の光源を遮った。 逆光のせいで男の表情はよく見えないかもしれない。 概ね無表情のようなそれと、やはりにやけ面の女が向かい合っている。 貴方は解っているだろう。男がこれから何をしたいか。 男もまた解っている。貴方が解っているということを。 ここからは根比べだ。けれどそれも、貴方に分が悪い。 人は痛みに耐えられる。 痛みになら耐えられる。 大抵は、絶叫を対価に。 薄暗い顔の中で金色の瞳だけが光っていた。 裸足ならまだしも、靴を履いた状態で人体を────しかも腹や胸ならともかく肩を踏みつけるというのは難しい。肉の薄い部位では骨と関節で作られた凹凸が目立つし、靴底の形はそれに添うものではないからだ。 ぐ。 ぐい。ぐり。 だから自然、強く力を込める必要が生じる。 硬いラバーが肌に食込むだろう。骨と皮膚の間で押しつぶされる神経が悲鳴をあげるだろうか。 (-603) rik_kr 2023/09/23(Sat) 12:36:07 |
【秘】 歌い、歌わせた カンターミネ → 傷入りのネイル ダニエラ説明が終わって、お願いも終わって。 指折り、時間の流れを見ながら、 ため息とともに笑みがこぼれる。 「見てるさ。一番近くでな。 しっかり伝えといてくれよ」 きっと、そう遠くない内に朝が来る。 真っ暗な内はライムグリーンの方が目立つけど、 明るさを交えた頃にはミントブルーが輝き出す。 「……なあ、残りの時間の間、目ぇ瞑ってくれる?」 言って、立ち上がる。ふらつきながら。 一度、二度とたたらを踏み、二度目には壁にぶつかりながら、 あなたの方へ。最後の1本が折られてしまう前に。 「後は頼んだ、エリー。いってらっしゃい」 あの夜と同じように、送り出す。 今はネイルを塗り直す事は出来ないから。 ふらつく姿は見せたくないから、 片膝をついて、少し背伸びして。 格子にかかる指先に、ほんの一瞬のくちづけを。 あとは、指が折れるだろうから、また床に転がった。 (-604) shell_memoria 2023/09/23(Sat) 12:36:34 |
【秘】 黒眼鏡 → 門を潜り ダヴィード「へえい。 まったく、お前は頼りになるなあ」 だるだると返答しながら、慰めているのか機嫌をとっているのか言葉をかけつつ。 「かっけえ名前で頼むわ。 いいカップも欲しかったが、さてどこにしまったかな…」 店の倉庫も彼の部屋も、雑多なものが積み上がっている。 やはり本人も、そこに何が積み上がっているのか サッパリ把握はしていないようだ。 「ん」 そして、あなたの"おねだり"にはしょうがねえな、と声を弾ませて。 「しゃあねえ、俺の身が空いたらな。 マ気長に待ってろよ」 なんとも信頼感のない返答だ…。 (-605) gt 2023/09/23(Sat) 12:40:18 |
【秘】 マスター エリカ → コピーキャット ペネロペそれはまるで、我が子にでも向けるような。 あなたは見た目には実年齢よりも若い。 二十を超えていくらかの乙女の親として、 彼女の年齢はそう不自然なものではなかった。 もし、その視線の意味を拾って彼女の子について聞いたなら、 「相手がいなければな」、なんて返ってきただろう。 きっとどこかにいるのだろうな。 彼女がこうした返答をするのは、つまりはそういうことだと言えた。 想像を巡らせるのなら、一夜の過ちというやつがあって…といった ところだろうか。全く話さないあたり、おそらく父子ともに現在縁はない。 己の手からすり抜けていってしまったものを想う際のさみしさを見せて、 不必要なやりきれなさや胸の苦しみを人に感じさせたくない。 彼女はそういう理由で黙る人だ。 本当は、誰かを重ねるのにだって 罪悪感を持っていたのだが。 ──開き直ったか無意識か。 兎角彼女は、ひとつの愛をあなたに向けている。 そんな事実が、そこにあった。 外では冷たい風が吹き通る中、この地下では、 どこかあたたかい夜が過ぎていく──。 (-606) 66111 2023/09/23(Sat) 12:50:11 |
【秘】 幕の中で イレネオ → オネエ ヴィットーレばたんと倒れ伏す姿は人形のようで滑稽だった。 どたんと立てた音は物の音のようで愉快だった。 貴方の悲鳴を聞いてこの男は楽しそうに笑った。 「あはは!」 かつり。かつり。 かつり。 早くなる足音が追うように近づく。まるで狂犬のそれだった。 「混ざってきたんじゃないか?」 「そろそろ溢してくれればいいんだが」 きっと立ち上がれない貴方の、その余裕すらないだろう貴方の周囲をぐるぐると回る。獣が獲物を追い詰める時の動き。 判断力を低下させて間違った答えを選ばせるための動き。 この犬は、貴方から答えを狩り取ろうとしている。 本当に? それだけだろうか。 男の声には、喜悦が滲む。 ────だからこそ責め苦は続くのだ。 貴方が気を失うか、男が満足するか、時間が来るまで。 貴方が床に右手を着いているなら、次に狙うはそこ。 剥き出しの指先を、押し潰すように叩くつもり。 (-607) rik_kr 2023/09/23(Sat) 12:54:09 |
【秘】 情報屋 エリカ → 花浅葱 エルヴィーノ夢に行き着いたあなたは、再びかの情報屋と相見える。 コバルトブルーを顎に当て、 開かれた口から出た言葉は──……。 /* Ciao! 運営です。残り二回の質問受け付けました。 両PLさんに確認が取れ次第またお返ししますね。 (-608) 66111 2023/09/23(Sat) 13:03:50 |
【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロ体力だけはある方だ。 執念だけは強い方だ。 突き止めると決めた物事を突き止めるまでとことんやる。 そういう男の性格は貴方も知ったところだろう。そして、 その性質は今この場においては、貴方に都合の悪いもの。 既に口には入っているのだ。 飲み込まないなら、溶けるまでこのまま待つだけのこと。 しかしそうはならなかった。素直に貴方が飲み込む気配で、男はぶらりと手を離す。 そうして身体の位置を戻すだろう。しかし席にはつかないまま、再びの無表情で貴方を見つめている。 実のところ、男自身もこれが何の薬なのかは知らない。 これは今朝、あるマフィアから押収されたものの一部。 内容物としては興奮剤、精力剤、自白剤、睡眠剤らしいが、 それを見分ける術を男は持たない。 だから効果を知るのは貴方が先。 盛られたのは、睡眠剤だった。 ▽ (-610) rik_kr 2023/09/23(Sat) 13:12:49 |
【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロ程なくして。 貴方を、強い眠気が襲うだろう。ぐらりと視界が歪み、身体も傾ぐはず。 しかしそれに追従することを男の手が許さない。 彼は貴方の肩を掴んだ。起こす仕草で椅子の背に強かに打ち付けさせた。 「外れか。」 「まあいい。」 眠らせない拷問というものもこの世にはある。 自白剤を盛るつもりだったが、違うなら違うで手を変えるだけのこと。 (-611) rik_kr 2023/09/23(Sat) 13:15:40 |
【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 幕の中で イレネオ味わいなんて分からない。 ただ、飲み込んだものを吐き出そうと咽せるのが先で。 何を飲ませたのか。 そう聞く前に意識が揺らいだ。 睡眠剤……尋問には明らかに不向きな薬。 訝しむ暇も無く暗闇に意識が持って行かれる。 かと思えば、肩に走る鈍い痛み。 起こされ叩き付けられたのだと理解するには まだ飲まされた睡眠剤は抜けない。 「い゛っ……おまえ、何を……」 ぐらぐらする意識の中 椅子の背もたれに押さえ付けられて。 ただ、貴方の動きを追うのでやっとだ。 (-612) ぴんじぃ 2023/09/23(Sat) 13:29:36 |
【秘】 傷入りのネイル ダニエラ → 歌い、歌わせた カンターミネ笑んで頷き。 続いた言葉に、一瞬だけきょとん。 あなた相手に身構える必要はないけれど、多分このときの女は他の人に同じことを言われると警戒の色を見せていた。 「…いいよお。なあにい?」 そうして目を瞑ってのしばしの時間。 ゆっくりとあなたが近付く気配がして、…少しして、指先に湿ったやわらかな感触。 それだけでぎゅうと胸が潰されるくらい痛くって、手が届く距離にいるはずのあなたに今すぐ触れたいってそんな我儘が過ぎっていく。 だけど、女はそうはせずしっかりと目を閉じたまま。 指を折るまでの時間は心の中で正確に数えた。 最後の指まで折り曲げた後、目を開いた女は恥じらうようにはにかみ笑っていた。 「…ミネ」 「早くこんなとこ、出られるといいねえ。」 「ミネはなあんにも、悪いことしてないんだからあ」 カメラに載せられるぎりぎりの本音に虚言を添えて。 …ただでさえ小細工もした今日はあんまり長居ができないから、それを別れの挨拶みたいにこつこつ靴音を立てて立ち去っていくんだろう。 (-613) oO832mk 2023/09/23(Sat) 13:34:53 |
【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ独占欲。支配欲。執着。マーキング。 どうとでも形容することは出来る。重なり連なったそれはほとんど首輪のよう。 それでも男にそんな意識はなかった。少なくとも意識の上にはなかった。思考より先、目的より先、食らいたいという欲求があるだけ。 貴方をまるごと腹に収めてしまいたいという強い衝動があるだけ。貴方の全てを貪欲に強欲に欲しているだけ。 「は、……」 荒い息を注げば細い髪が揺れるだろうか。赤い頬が美味そうで、また舌で触れていた。 貴方の胎の中にこれを必要とする臓器などない。それでも繰り返して穿つ。楔を打つように、熱と形ごと刻むように幾度もそうする。そうする。繰り返し。 求められることが心地いい。 与えられる刺激が心地いい。 貴方の何もかもが心地いい。 抽挿が激しく強くなる。 貴方は喉を、背を反らして喘ぐだろうか。 ならばそのまま追うように。身体をぴったりと合わせ喉元に噛み付いて、貴方の内側に膨れた欲を放とうと。 (-614) rik_kr 2023/09/23(Sat) 13:36:15 |
【秘】 情報屋 エリカ → 花浅葱 エルヴィーノ/* 以下の条件でOKをいただきました。 不十分・難しいと感じる場合は撤回しても構いません。如何でしょう? ルチアーノ:役職自体の開示はなし。ルチアーノの行動の事実の概要のみOK。 リヴィオ:現行の秘話以降の時間軸に情報開示が適用されるなら役職の開示OK。 (-615) 66111 2023/09/23(Sat) 13:40:50 |
【秘】 いつもあなたの傍に居るから カンターミネ → 傷入りのネイル ダニエラ「ふふん」 「なーに、きっとすぐ出られるさ」 「なんせ今日の俺は運が良いからな、 わざわざ面会に来てくれる奴がいるくらいだから」 いつものように、笑い、歌う。そして手を振る。 くた、と脱力しながら、心中で笑う。 何言ってんだか。俺はもうとっくに出てるよ、お姫様。 だって――。 そうして、また、眠りに落ちる。 床の冷たさが、心地良かった。 (-616) shell_memoria 2023/09/23(Sat) 13:40:57 |
【秘】 暗雲の陰に ニーノ → 路地の花 フィオレ聞こえる声が涙で滲んでいる。 ゆっくりと上げた顔、移る視界に貴方の涙が雨のように降っていた。 なかないで、とおもった。 いつもそうしてくれるみたいに、だきしめたかった。 望みはなにひとつ、この場で叶うものではないのだけれど。 「……ね、ぇさん」 「ごめんなさ、い」 出来るのは案じてそう呼ぶことだけ。 己の謝罪で泣かせてしまったことを……また謝ることだけだった。 そうしてその頃になってようやく──夢ではないのだな、と理解する。 ああ、ならば。 「……ぁ、……にげて」 アレッサンドロ・ルカーニオはノッテ・ファミリーの幹部。 既にそれを知っている男は、もうひとつの予想もとうに付いていた。 きっとあなたも。 「つかまっちゃう」 「オレ、だいじょうぶだから」 あんな拷問を受ける姿を想像したら、ぞっとしたから。 「ねえさん、ここ、早く出て……」 (-617) mspn 2023/09/23(Sat) 13:41:23 |
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