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【秘】 モノノ怪 ユメスケ → 規律 ユス「ハッピーのお祈り〜」 後ろ手に右手を振って、ステルス機能をON。見えなくなった。 (-357) 66111 2022/02/22(Tue) 15:07:54 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ「俺の周りはだいたい『命は大切にしろ』と言っていたから。お前のような奴はいなかった。だから踏み切ったことのように俺からは見えるという話だ。 お前がそれでいいのなら、俺はいいと思うがな」 頭に響く声を思い出しながらそう述べる。 「無意味。あまり価値がない。ツルギは自分のことをよくそう言っているな」 自分の話を切り出す前に、皮肉でもなんでもなく、ただの感想としてぽつりとそう吐き出した。 「@にした理由か。 『命を返しにきた』。誰の為でもないが、俺の命は俺だけのものではないらしいから」 淡々とそう答えた。 (-359) もちぱい 2022/02/22(Tue) 15:52:20 |
【秘】 剣道 ツルギ → 規律 ユス「…誰かにとっての価値になるぐらいなら、無価値の方が気楽だしな。」 その吐き捨てる口振りは、経験談のようで。 君の感想を肯定した。 しかし君の答えを聞くと、僅かに首を傾げる。 「命を大切にしろ、はわかる。 自分の命が自分だけのものではない、ってのもわかる。 俺だって言われてきたし。」 これもやはり、経験談。 被災者という立場は、頻繁に命の尊さを説かれるものだ。そんなもの身を持って知っているというのに。 「でも、それと命を返しにきた≠ェ繋がらなくないか?」 誰かに命を救われたのだろうか。 自衛隊や消防士を目指す同級生を思い出した。 (-362) wazakideath 2022/02/22(Tue) 16:12:17 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ 吐き捨てるように語られたものをじぃと見つめた。 価値がないと称し、気楽さを取ったその上で、自分の命の使い道を探している。震災が残した見えない爪痕は、いったいどれほど彼をずたずたに裂いたというのだろう。 「……11年前」 グラスを置いた。からんと、無色透明な氷が人工甘味料まみれの液体の中で小さく揺れる。 「俺は臓器の提供を受けた。拒絶反応が起きる事もなく、こうして今に至るまで大きな問題もなく生きている」 「周りは事あるごとに命の尊さを俺に教えてきた。大切なものなのだから感謝して生きろと。救われた命を無駄にするなと。提供してくれた者に誇れるような生き方をしろと」 無機質な、無色透明に近い淡々とした眼差しが貴方に向けられる。 「俺の周りが大事にしているのはどうやら"俺個人"ではないらしい。自由に、気ままに生きるのは無駄であるそうだ。常に規律を守り、その中で世の為人の為に尽くせという。 ……だから、無駄に生きて死ぬのではなく提供者として『命を大切に使うことにした』。俺の命は俺のものではないから、『命を返すことにした』」 「…………それが本音で、けれど建前でもあるな」 ▼ (-363) もちぱい 2022/02/22(Tue) 16:45:43 |
【秘】 規律 ユス → モノノ怪 ユメスケ「そうだな。その通りだ。コタはよく見ているな」 ただ、それを享受する。 触れられない。感じられない。受け取れない。 「ハッピーのお祈りか」 貴方がもし未だ自分の体と重なっていたとしても、お構いなしに手を動かして自分の額に触れた。本当なら、何か触れられていたであろう場所に。 「すまないな。受け取れないかもしれん。だが礼を言おう、ありがとう」 淀みなく吐かれた言葉は限りなく無色透明だった。無機質で、何もない。 (-366) もちぱい 2022/02/22(Tue) 17:00:14 |
【秘】 規律 ユス → 医者の息子 カイ『そういうわけで』 そういうわけで。 『話がしたいので連絡を入れた。都合の良い時間と場所を教えてほしい』 議論が終わり、各自解散した後。どこかのタイミングで貴方に連絡が一件届くだろう。急用ではない為、というより本人の気質柄流されても気にしない為流してもいい。 (-367) もちぱい 2022/02/22(Tue) 17:03:27 |
【秘】 剣道 ツルギ → 規律 ユス相槌も挟まず、無機質で、無色透明な視線をただ黙って見つめ返した。 まるで硝子のようだと思いながら。 世間的にどんな言葉をかけるべきなのか、知っている。だけど、しなかった。 上っ面だけの哀れみの鬱陶しさは、よく知っているから。 「………疲れた、か。」 だから、心当たりのある言葉だけを拾った。 「うん、少しわかるかも。 ゴールが無いのに、走ることを強いられてるみたいでさ。 …いや、違うな。 ゴールはあるのに、それに向かって走ってるのに、走ればその分遠退くって感じ。」 周りの言うことなんて気にせず好きに生きれば良いのに、と口で言うのは簡単だ。それが難しいから息苦しい。 人間は誰だって理解されたいと思っている。 周囲からありのままの自分を認められたら、どんなに楽か。 「じゃあさ。もしもの話なんだけど。」 (-373) wazakideath 2022/02/22(Tue) 18:03:25 |
【秘】 モノノ怪 ユメスケ → 規律 ユス (-389) 66111 2022/02/22(Tue) 20:47:41 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ「……そうだな。お前の例えは分かりやすい。ゴールはある。いや、用意されていた。 取り上げられて、取り上げられたと諦めて、それでいいかと決めた漠然としたものが」 言われて、言われて、言われ続けて。耐えきれなくなって、でも自分で逃げようともしない人間が取る行動は何か。 諦念、そして流されること。取り上げられたと思い込んで、ただひたすらに流され続ける。 ▼ (-396) もちぱい 2022/02/22(Tue) 21:56:40 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ「……難しい質問だな。 俺の体に他人の臓器がある事実はもう何があっても消えない。お前が過去に被災した人間だと変わらないように。 素性を知られればとやかく言ってくる人間なんて幾らでも湧いて出てくるだろう。それに、実際にいなくなるなんて出来るだろうか」 それでも思考をやめないのか、時折考えるように口を閉じる。その度に意味もなくスプーンがグラスの中身を乱し、濁り切った液体の中で氷ががしゃんがしゃんと喚き立てる。 「現実的な話ではない、答えても意味などあまりない……と言ってしまえば楽なのだがな」 将来の夢、という文脈で使われる夢≠ナはなく、 夢を見た、という文脈で使われる夢=B 貴方の目の前にいる青年にとってはそれに近いものだった。 「……みんないなくなったところで、今度は何の為に生きればいいか分からないかもしれない。 その時になってみなければ、分からないかもしれない」 ▼ (-397) もちぱい 2022/02/22(Tue) 21:57:07 |
【秘】 規律 ユス → 医者の息子 カイ『わかった』 非常に簡潔な返事が貴方の元に届く。 その後、貴方が指定した朝の食堂の入り口に、立ちながら手帳を確認する青年の姿があるだろう。 (-399) もちぱい 2022/02/22(Tue) 22:00:38 |
【秘】 医者の息子 カイ → 規律 ユス「うわ。もういる」 約束の朝、君が来てからほんの数分 その姿を認めての第一声がそれだった。 カイは相変わらず眉間にシワを寄せて不機嫌そうだ。 ろくに眠れなかったのもあるのだろう。 とりあえず、入り口で話すのも変なので 中に入って座ろうと思った。 (-404) DT81 2022/02/22(Tue) 22:41:01 |
【秘】 剣道 ツルギ → 規律 ユス透明なグラスの中で悲鳴を上げる氷を見た。 溶けて摩耗して、その内無かったことになる冷たい塊。 「……───そっか。」 「そっかあ。」 笑っている。 その顔は死ねばお終いにできる、と言っていた時とはまた違う。 朗らかな笑みではなく、無色透明ではなく、濁った泥水のような。 潰れた昆虫を見て笑った幼い子供の顔が近いだろうか。 「…意外と他人は言ってこないよ?身内はずっと言ってくるだろうけどさ。 先生だって、学校卒業すればもう話すこともないだろ?」 口元に手を当てると、笑っていることに気付いたのか、弧を描いていた唇が元に戻った。 (-408) wazakideath 2022/02/22(Tue) 23:05:03 |
【秘】 剣道 ツルギ → 規律 ユス「なあ、ユス。 俺、お前が本当に望むならだけど──…」 今胸中を支配する考えは、絶対に良くないことだ。 君と自分以外にとっては、確実に。 剣城一成は物事の善悪を知っていながら、しかし年相応に現実を知らない子供だ。 「……………いや、やっぱりいいや。 みんないなくなったら、寂しいもんな?」 周囲はそう言っていた。 家族や友達がいなくなって、悲しいと。 だから君もきっと、そうなのだろう。 まるで可能であるかのような口振りで続いた言葉が、結局言い切られることはなく。 真意が知られたところで構わないのかもしれない。 (-409) wazakideath 2022/02/22(Tue) 23:06:50 |
【独】 規律 ユスあともちぱい既に何人にも看破されている予感がしますが、まあそら文章変えられないしログイン時間も変えられないからね!!! これで万が一カミクズ=もちぱいって言ってくる人いたら抱きしめちゃお そいつね、許さんなんですよ!!!私が今回の村開かれるにあたって主催に直々に推薦したロールうまびと!!!!許さんいいでしょ!!!ねっ!!!!そいつね、俺の母さんなんですよ!!!!!!(?) (※これはカミクズが許さんだと前提で話をしています)(※違ったら98uの海に身投げします) (-438) もちぱい 2022/02/23(Wed) 4:41:48 |
【独】 規律 ユスユス→私 アクタ→おさとうちゃん カミクズ→許さん ツルギ→あれんださん? ヒメノ→ことりさん?? ハナサキ→はるさん?? ナツメ→やいさん?? フカワ→とーみんさん??? カイ→なつさん??? エノ→え……消去法で和崎しか残っとらんけど和崎はどこにもおらん (-439) もちぱい 2022/02/23(Wed) 4:52:47 |
【独】 規律 ユスでも和崎が一芝居打ってフカワ=和崎ではないとしてるかもしれんな 叙々苑はアオヤギさんとかいらっしゃる鯖で知ってるじゃろ たぶん (-440) もちぱい 2022/02/23(Wed) 4:53:39 |
【秘】 規律 ユス → 医者の息子 カイ「ああ。いるぞ。約束したからな」 貴方の声を聞くが早いか、手帳を閉じて一瞥した。様子を確認する。 表情は相変わらず眉ひとつ動くことなどなかったものの。 「……不機嫌そうに見えるのは最初からだったが。疲れているようにも見えるな。眠れなかったか?」 なんてことない様子で一声かけてから食堂の中へと足を運ぶ。 (-441) もちぱい 2022/02/23(Wed) 5:28:21 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ 氷にも似た眼差しは確かにその濁った笑みを捉えていた。表情は相変わらず碌に変わらなかったが、その視線はやけに食い入るように貴方を見ていた。 「それもそうだな。身内のようになんだかんだと言ってきた先生も、俺が制服を脱げば何一つ言ってこない。……そう言われてみれば、縁なんて思いの外切れやすいものなんだな」 口元が普段通りに戻るのを見届けると、思い出したように自分もぱちりと一つ瞬きをした。 もう少し見ていたかったと自分が一瞬思ったことに、少しだけ胸中で驚きながら。 ▼ (-458) もちぱい 2022/02/23(Wed) 12:13:34 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ「……そうだな、みんないなくなったら寂しい」 周囲はそう言っていた。 家族や友達がいなくなって、悲しいと。 「……WみんなWはそう答えていた」 常日頃はそんな大人数の意見をよく口にしていた。自分の話をしようする気持ちなど、擦り切れ薄くなっていたから。 そうしなかったのは、きっと少人数の意見を言っても咎める者がここにはいないと判断したからかもしれない。 「……寂しかったら躊躇いなく@に丸を付けることも、命を返そうと思うことも、ましてや疲れたのだろうと言うことも、きっと無かった。だから、それは言い訳にならないな。 寂しいとほどの情動があれば、俺ももう少し楽に生きることができたかもしれないが」 氷もアイスクリームも、何もかもどろどろに混ざり切った液体を啜り、飲み込んだ。 (-460) もちぱい 2022/02/23(Wed) 12:16:19 |
【人】 規律 ユス>>175 カミクズ 頭を上げれば視界に狼狽える貴方がいる。どうしてそんなに慌てているのだろうと疑問を抱きつつも、やっぱりそれは顔には出ない。 「誰かと……?」 考えたことがなかった。 「成る程。機会があればそうしてみます。 ……確かに先程一人で見た時よりも、碌に何も覚えていなかった小さな頃よりも、今こうしてカミクズさんと見ている方が色々と思うものもありましたからね」 一人ではおよそ考えもつかなかったことが、貴方から齎されている。 気付いたことを素直に口にした後、「あまり邪魔するのも申し訳ないので、俺はこれで」ともう一度下げてその場から離れるだろう。手伝いはやっぱりする気がなかった。 (199) もちぱい 2022/02/23(Wed) 12:28:16 |
【秘】 剣道 ツルギ → 規律 ユス己の幸運が大地を襲ってから。 何度も強いられて、ようやく本音を話せるようになった。 しかしそれで得たものといえば、己の淡い夢の否定ぐらいで。 昔は自分の気持ちを話すことが苦手だった。◾️が悲しそうな顔をするから。 まるで被害者みたいに。 「………あんまそういうこと言うなよ。」 いけない、いけない。 勝手に期待して勝手に落ち込んで、また繰り返したくなんかない。 「期待しちゃうだろ。」 諦めたと言いながら、心の奥底では理解者の存在を諦め切れていないのだ。子供にしては割り切った考えをしていても、まだ大人になんてなれない。 「誰が言ってたの、命を大切にしろって。 母さん?先生?医者?父さん…はいないんだったな。」 可能性を探ってしまう。 (-468) wazakideath 2022/02/23(Wed) 12:57:00 |
【秘】 規律 ユス → モノノ怪 ユメスケ しんと静まり返る空間に吐き出された言葉が溶けて消えていく。 「……諦めていなければ、もう少し俺も考えることをやめずにいられたのだろうか」 もう一度「コタ」と呼びかける。反応がないのなら、お開きと悟ってそのまま立ち上がりその場を後にするだろう。 「……行きたい場所が分からない方が良かった、か。 分からない結果がこれだとしてもだろうか」 分からなくて、流され続けた結果。 ──自分はこうして命を返しにきたのに。 (-488) もちぱい 2022/02/23(Wed) 15:10:42 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ 昔は自分の気持ちを話すことが苦手ではなかった。家族が楽しそうな顔をするから。まだ体の中のものが全て自分のものだった頃の話。まだ無責任に夢を語っても怒られらなかった頃の話。 「……そうだな。期待させて『また違った』と落胆させるのは不本意だ。 恐らく俺では期待に応えることが出来ないだろうな。寂しいと思う気持ちどころか、何が楽しかったかも、何が嬉しかったかも、明確に分からなくなってしまったから。 皆と感想を揃えることも難しいし、少数派の意見を聞いてもきちんと反応ができない」 大人のように上手くあしらうだけの器用さは無かった。不器用な子供が自分を守る為に手にしたのは、心のあらゆるものを削ぎ落とすことだけ。何も感じなければ楽だから。 「そうだな。父は二年前に交通事故で亡くなったから、今一番言ってくるのは母だろうか。両親ともども真面目な人だったから。 高校の先生も、医師も。もっと言うなら妙に親の顔をしてくる親族などもよく言ってきていたがな、やはり一番は家族だ」 本心もジュースもストローで乱暴にかき混ぜる仕草をしてもそれを静かに見つめるだけだ。可能性を探る貴方を、無気力に捉え続ける。 (-497) もちぱい 2022/02/23(Wed) 15:35:51 |
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