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【秘】 流転 タマオ → 遊惰 ロク「はい、生まれつきです。 しがらみは少なくありませんでしたが、己はこの目が好きだ」 きっぱりと言い切る。好きを語るその空気は緩んでいた……なんてこともなかったが、きっと本心だろう。 食いモンもいらねェのか。その言葉に、「あ」と間の抜けた声が漏れた。 どうしよっかな… みたいな空気の後、ひとつ頷いて口を開く。「……成程、このような状況で、が前提の話ですよね? 生存に必要な物と、そうでない物との取引というわけだ」 「不要と言うと語弊があったかもしれません。 己は伊達に“この目で”“この国の”戦時下を生きてはいない」 想像を巡らすのなら、敵軍扱いをされ、不当に配給を受け取れなかったり奪われたりがあってもおかしくないと思えるだろう。 「幼少期ならいざ知らず、今の己は飢えてもおらず健康体だ。 故に、警察官の責務が優先される段階であると考えています」 「市民が求めるのなら、どちらも譲渡することはあるでしょう。 タダが恐い相手なら、取引の形を取るでしょうね」 正直長々と交渉する方が面倒。……身も蓋もないどっちらけな思考は胸中のみに収められた。 (-210) Vellky 2021/06/30(Wed) 16:18:50 |
【独】 流転 タマオ>>どうしよっかな…みたいな空気 正直に不要って言っちゃったけどどうしよ…いやまだいいくるめられるな。の空気。 (-211) Vellky 2021/06/30(Wed) 16:22:06 |
【独】 流転 タマオ>>赤窓 うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ (-216) Vellky 2021/06/30(Wed) 16:39:28 |
【独】 流転 タマオセナハラ墓下チップ単体で見た時はそれ程こわくないのに出る度うわあああああなるな……雰囲気がおよろしいのわよ。 (-217) Vellky 2021/06/30(Wed) 16:41:11 |
【秘】 遊惰 ロク → 流転 タマオ「フゥン」 あたかも気の無い様な相槌を打ちながら、内心。 理不尽な飢えを思って――芽生えたのは勝手な同族意識。 それは警官というだけで翡翠の瞳の男へ抱いていた警戒を 少しばかり払拭する程度には、男にとって重要なことだった。 「そりゃァリッパな心がけだなァ。 ――お前サン、飢えを知ってるんだろ。 今はよかろうが明日、明後日。同じことが言えるかねェ」 そう言った口で、真逆と言って良い問い掛けを口にする。 首を傾げた拍子、十字架が揺れた。 「ンで、その“市民”の中におれは入るかい?」 (-232) 榛 2021/06/30(Wed) 20:52:05 |
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