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【墓】 瑞野 那岐[一度達しただけじゃ、足りない。 もっと、感じたい。 感じてるところを、見たい。 彼より少し短い指で彼自身を握り込んで、 上下に擦りあげながら、熱の籠もった息を吐き出す。 腰を近づけた分、手を動かしている部分の近くで。 萎んだ自身のものが濡れたまま、息づいていて。] …… 、ッ [ず、と腰を更に一歩詰めるように距離を詰め、 膨張している彼のモノと自身のモノを直接触れ合わせ 直接、あなたの熱を感じようと。*] (+32) milkxxxx 2023/03/22(Wed) 16:53:09 |
【人】 瑞野 那岐[車内で神田を称賛していた高野に、 後部座席で、そっと耳打ちするように。] 貸し切りなら、一緒に入れますね。 [と、小声で囁いたのは、道中のこと。 休みが不定期な彼と、帰りが遅い俺とでは、 スケジュールも中々合わせづらいから。 この旅行を密かに楽しみにしていたのは此方も同じ。 ドライブ中に後ろに視線が飛ばされるのは、 バックミラーを確認する時ぐらいだろう。 前の二人に悟られぬように、座席の上。 そっと手に手を重ねたのは、恋人だけの特権。] (18) milkxxxx 2023/03/22(Wed) 20:36:41 |
【人】 瑞野 那岐[そんな道中を経て、今は、いちご畑の中に二人。 家族連れの子供のはしゃぐ声を聞きながら。] 味は大して変わらないですよ。 香りが少し、違うくらいで。 少し、パイナップルみたいな匂いがするんです。 [白いいちごに興味を示した高野に、 そう説明を付け足し、俺も仕事で数回だけ手にした いちごの記憶を思い出して、話して。 葉の隙間から覗く赤い実に、腰を屈めて 粒の大きくて赤く色づいているものを探す。 いちごを摘める時間は45分だとか。 数を多く集めるのもいいけれど、つい職業柄、 形や味の良さそうなものに目がいってしまう。] (19) milkxxxx 2023/03/22(Wed) 20:38:40 |
【人】 瑞野 那岐[とちおとめもあまおうも名高いいちごの王様達。 姫と呼ばれるくらい蝶よ花よと育てられるいちご。 可愛いという感想に笑って頷きながら、] 俺が一番好きなのは、やっぱりあまおうかな。 [まだ見つけてないけれど、いちごの王様だから、 探せば此処にもきっとあるだろう。 ぷち、と同じように一粒、実をもぎって取って。] (20) milkxxxx 2023/03/22(Wed) 20:39:09 |
【人】 瑞野 那岐……はい、どうぞ。 [葉っぱの部分を手に持って、摘み立てのいちごを 彼の口元に運んで、あ、の口を作った。**] (21) milkxxxx 2023/03/22(Wed) 20:39:29 |
【墓】 瑞野 那岐[ついぞ出た声に返された反応は、 やはり、余裕の残る視線を流されるだけに見えたから。 熱くなった頬を掌で覆うみたいにして顔を背けた。 飲むな、とは言わないけれど。 さすがに動揺は隠せなかったから。 愛液と確かに同じようなものかもしれないけれど。 自身の身体から吐き出したものを、含まれるのは。 あの日、心臓を食べられると思った、 デザートを口運んでいた時の感覚と少し似ている。 口を漱ぐのを横目に、少しホッとしたのは。 ]自身のものを残したままの彼と、 もう一度キスするのは、少し躊躇いがあったから。 それは、心の内だけ閉まっておくことにして。 (+38) milkxxxx 2023/03/22(Wed) 22:55:11 |
【墓】 瑞野 那岐[肩を押して、乗り上がった膝の上。 唐突にそんなことをすれば、驚かせてしまったかも。 体制を崩した彼が、意表を突かれた声を落とす。 いつもとは違う視線の角度。 見上げていた表情が、今は見下ろす位置にある。 情欲に濡れた瞳は透けていたらしい。 指摘する声に、薄く笑みを浮かべて。] そんな顔させたのは、景斗さん、でしょう? [長い前髪の上から額と、こめかみに、 ちゅ。と音を立てて、キスを贈る。 ベッドに入る前の言葉を引き合いに出されて、笑い。 見てて、と言われたなら手元に視線を落とした。] (+39) milkxxxx 2023/03/22(Wed) 22:55:45 |
【墓】 瑞野 那岐[達したばかりでも、感情が昂ぶっているからか。 再び、擡げ始めている自身のモノ。 それ以上に張り詰めている彼の熱。] ……ン、 [彼の先端から溢れた汁気と自身で出したものと、 ローションの名残を借りて、くちゅりと音を立てる。 最も敏感になっている箇所を、重ね合われば。 また、気持ち良さに身体が小さく震えて、 その先の高揚感に、唇から熱を解けさせる。] (+40) milkxxxx 2023/03/22(Wed) 22:56:07 |
【墓】 瑞野 那岐[感じている声を聞けば、握り込んだ手の動きを 少し早めようと、動きを変える。 二人分じゃ手が届ききれなくて、殆ど彼のモノばかり 擦り上げながら、足りない分は自ら。 腰を擦り付けるみたいに揺らして、快楽を得ていく。 は、と籠もった息を吐き出しながら、 煽るような声が、意地悪く囁くから。 それだけで、ぞく、と震えが走って。] ……ン、 ……興奮、した ………… ぁッ、 [従順に瞳を伏せて、こくんと小さく首を縦に揺らす。 こんな性に貪欲な自身が居たなんて、初めて知った。 支えのない腰が、手の動きとタイミングがズレて。 ずるんと、擦れ合う昂りから外れたら、 もう一度、繋ぎ合わせるみたいに腰を押し付けて。] (+41) milkxxxx 2023/03/22(Wed) 22:56:42 |
【墓】 瑞野 那岐[高め合っていく気持ち悦さに酔い痴れていく。 このまま、という声に浅く頷いて。 手を緩めないまま。 自身の再び勃ち上がったモノと、彼のモノを 自身の手の上から彼の手が覆い被さって、 もっと、と煽られるみたいに手が往復する。 足りなかった箇所を、埋められるみたいに。 満たされたら、堪えきれずに、あえかな声を洩らして。] は、 [我慢出来ないみたいに額に額を擦り合せ、 くしゃりと重なった前髪が交わって、乱れる。 間近で響く色香のある声に、つられるみたいに。 我慢していた声が、喉元から突いていく。 段々と、快楽しか追えなくなっていく。 自身の姿態がどう映るかも余裕がないぐらい。*] (+42) milkxxxx 2023/03/22(Wed) 22:57:49 |
【秘】 高野 景斗 → 瑞野 那岐 気持ちいい? ……ンッ……ごめ…、俺が、もう 無理 [ 重なる手ごと、追い立てるように 往復させると、酔い痴れていくように 額が近づき、互いの声が耳を犯し合うような 溶け合うような、濃密さを持ってして――。 ] (-123) はたけ 2023/03/22(Wed) 23:34:49 |
【秘】 高野 景斗 → 瑞野 那岐 今度は、一番近くで見せて、 那岐、……お願い。 [ 竿部分を指四本で擦り、先端部分を親指で ぐりぐりと押し込むように刺激した。* ] (-124) はたけ 2023/03/22(Wed) 23:35:47 |
【墓】 瑞野 那岐[そうなの、なんて。本当に気づいていなかったのか。 自覚のなさに思わず、口が開いてしまった。 一人ならこんなに感じたりもしない。 単調な動きで溜まったものを吐き出して終わらせるだけ。 躊躇っていた羞恥を殺してまで見られる事も、 許してしまうのは貴方だからと気づいて欲しい。 ……それには、こちらの言葉の足りなさもあるけれど。 割りと態度には出しているつもりなのに。 ]まだ片思いを続けているような素振りすら、 未だに見せたりもするものだから。 近いうちに彼の考えを改める必要がありそうだ、と 心内でひっそりと画策するのは、彼には秘密の話。 (+46) milkxxxx 2023/03/23(Thu) 0:36:22 |
【墓】 瑞野 那岐[素直に伝えた告白に、合わせるように彼からも一言。 息を詰める様子が、彼の余裕のなさを伝える。 淫らに揺らした腰が、滑ったら。 引き止めるみたいに腕が腰に回って。 大きな掌が脇腹を捕まえるから、 近づいた分だけ動きに制限も掛かってもどかしい。] ……ン、 出して [限界を訴える声に、裏筋をなぞリあげる。 先端をぐり、と指の腹で押して煽り立てれば。 彼も俺を煽るみたいに、手の動きが早くなる。] ッ、 ふ、……ぅッ、 [煽るつもりが煽られて、熱に侵されて。 どくどくとまた熱が中心に集まっていく。] (+47) milkxxxx 2023/03/23(Thu) 0:37:00 |
【墓】 瑞野 那岐[低く、小さく、低い声が耳朶に響く。 少し、痛いと思うほど額を擦りつけ合って。 先に限界を訴えたのは彼の方だった。 熱い迸りが重なり合った手の内で弾ける。 彼の体温と同じ熱さが手を汚して、数度に分けて。 吐き出されていくのを掌で抑え込んで、受け止める。 彼が達する度に、動く身体が 膝の上に乗る自身の身体を揺らすから。 そんな些細な揺れすら腰を伝って、快感に変わる。] …… ぁ、 ッ…… [ぐっと腰を引き寄せられて、達したばかりの 屹立がぐちゃりと卑猥な音を立てるぐらい密着すれば。] (+48) milkxxxx 2023/03/23(Thu) 0:37:55 |
【墓】 瑞野 那岐[いくらかあった此方の余裕も剥がれていく。 ぬるさを保った粘液を塗りつけ、握り込まれる。 イったばかりの身体に、その刺激はあまりにも強烈で 緩んだ表情の奥に濡れた欲を魅せられたら、 心臓が、ドクン、と激しく波打つ。] ぁ、……ッ、ぅ……、 ……ッン、 だ、め……ッ、まだ、 [さっき見せたばかりなのに、もう筋を浮かべる程に、 張り詰めている自身が恥ずかしい。 こんなにも欲を感じたことはない。 吐き出したい気持ちと、羞恥がまた襲って。 弱く、首を揺らすのに。 ねだる声が、甘いから許してしまいそうになる。] (+49) milkxxxx 2023/03/23(Thu) 0:38:35 |
【墓】 瑞野 那岐[長い指が逃さないというように包み込む。 先端の弱い部分を、親指で強く押し潰されて。] ……ァ、ッ …… そこッ、 ンッ……、また、 イッ ……く、[汚れた掌を拭う余裕もなく、 両腕で彼の背を抱き寄せたのは許して欲しい。 その隙きを与えてくれなかったのは貴方だから。 額を突き合わせたまま、また一際大きな波が来る。 吐息も、声も、表情も隠せないまま。 彼に縋って、ぶる、と身震いが走って、 堪えきれずに白濁がまた、彼の手を汚した。*] (+50) milkxxxx 2023/03/23(Thu) 0:39:32 |
【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗[呼び方が変わったことにも。 気づけないくらいの快感が、襲って。 そのことに気づけたのは少し、時間を置いてから。*] (-134) milkxxxx 2023/03/23(Thu) 0:42:02 |
【墓】 瑞野 那岐[テレビの向こうで活躍する姿を見たのは、 その日の夜が初めてだったと言ってもいい。 MVで見た彼の姿が過去の彼に重なって、 ようやく同一人物だと理解したぐらいの知識。 それまでは耳で得られた彼が懐かしく話す声しか知らなかった。 俺が惹かれていったのは、液晶の向こうではなく、 優しく穏やかな声で月を想うような、 Hare悪戯めいたサービスを思いつくような、 大事そうに俺が作ったデザートを写真に収めるような そんな、あなただったから。 触れたい、と、思う。 まだ知らないあなたを。 スクリーンの向こうに居るあなたも、全て。 ――――欲しい。] (+57) milkxxxx 2023/03/23(Thu) 8:48:18 |
【墓】 瑞野 那岐[彼の手をまた汚してしまうくらいに吐き出した欲。 擦り合わせた額が痛いぐらい、 擦り付けぐちゃぐちゃになった前髪がら絡み合う。 射精後のぼうっとした感覚を味わいながら、肩で息をして。 は、……と鼻先に熱を零す。 達した後なのは彼も同じ。 互いに上がった体温で肌が汗ばんでいる。 近いからこそ、紡がれる呼吸が少し荒いでいるのが分かる。 切なげに呼ばれた名前を、今更頭の中で反芻して。 甘えるみたいにまた前髪を擦り合わせたなら。 落とされる溜め息に気づいて、首を少し傾けた。 のに、と続く音。] …………、……? [柔らかく抱きしめられて、腰を引き寄せられたなら。 達したはずの彼のモノがまだ硬さを保持していることに、気づいて。 ぁ、と触れた瞬間、甘い声が零れた。] (+58) milkxxxx 2023/03/23(Thu) 8:49:41 |
【墓】 瑞野 那岐[ゆっくりと彼の手が背を撫でる。 まるで落ち着かせるみたいに動くその手に、 身を委ねながら、紡がれる言葉に耳を傾けて。 男同士のSEXについて、考えていたことを知る。 気持ちいいこと、の次に口にした 痛いかもしれないこと。 その言葉に想像する先は予習済みの身には、容易くて。 つう、と優しく背を撫でていた手が滑り落ちていく。] ……ぁ、ッ、 [腰筋を辿り、やがて指が辿り着くのは。 男女では想定されていない場所。] (+59) milkxxxx 2023/03/23(Thu) 8:51:15 |
【墓】 瑞野 那岐[抱きたい、というストレートな物言いと、 向けられる熱の篭った視線が情欲を孕んでいるのが分かる。 肩に添えた手に僅かに力が篭もる。 想定してない訳じゃなかった。 ネットで調べた知識、動画を見ることは躊躇ってしまったけれど。 その。 彼が俺を見詰める瞳の奥に何度か。 今日と同じような色を感じる事が、あった。] (+60) milkxxxx 2023/03/23(Thu) 8:51:52 |
【墓】 瑞野 那岐[はく、と唇で酸素を取り込むみたいに喘がせて。 肩を掴む指先で彼の背を軽く撫ぜる。 口にすることを躊躇ってしまうけれど。 真摯に求められる思いに、応えたい気持ちはある、から。] 自分じゃ、……気持ち悦く、できなくて…… 感じるか、分からない、けど、 [瞳を伏せて、彼を受け入れる為の準備を、していたと。 伝えたなら、それは。応と言ったことになるだろうか。 かぁ、とこれ以上ないくらい頬が熱くなって、羞恥が浮かぶ。今までで一番恥ずかしい。*] (+61) milkxxxx 2023/03/23(Thu) 8:53:18 |
【秘】 高野 景斗 → 瑞野 那岐 ――……ごめん、言わせて [ いつから。 少なくとも、今、言われたから、 ではないことだけは、確かだった。 激しい心音が、詰まった胸を、 蝕んでいく。――ああ、苦しい。 ] (-162) はたけ 2023/03/23(Thu) 14:00:08 |
【墓】 瑞野 那岐[合わさった肌を通して感じる鼓動。 その速さと、知らなかった、と呟く彼を 笑える余裕は自分にもなかった。 同じぐらい速い鼓動、興奮と胸の高鳴りが混ざって、 どうしようもないから、収め方を教えて欲しい。 吐き出されるように笑う息すら肌を擽るから、 彼の動き一つで、身体が敏感になっていくのが分かる。 じゃれ合いの延長だと思っていた撫でる手も、 気持ちを伝えるためのキスも、何もかも。 小さな快感を掬い上げていくみたいに、確かめられて。 ――俺で、感じて。 そう言われるままに、身体が彼を覚えていく。] (+68) milkxxxx 2023/03/23(Thu) 21:39:25 |
【墓】 瑞野 那岐[恋人として、彼と向き合うと考えたあの日から。 今日に至るまでを考えていなかった訳じゃない。 それは、泊まりたいと口にした時も変わらず。 恋の延長線上に性愛があることは、 恋をした人間ならば、誰もが経験することだろう。 手を繋ぐだけ、隣に居るだけ。 それだけでも「幸せ」と呼べるのだろう。 だけど。 欲情を隠した瞳と視線を交えた時から。 彼が、四葉のチョコレートソースを口にした時から。 食 べられる、そんな予感は、していたし。 そのことに嫌悪どころか、心臓が跳ねたから。] (+69) milkxxxx 2023/03/23(Thu) 21:39:59 |
【墓】 瑞野 那岐[抵抗がなかったわけじゃない。 彼との性交との拒否反応というよりも、 自身で、双丘の奥底に触れて解すという行為に。 躊躇って、踏み込めなくて。 何度か断念して。 滑りを助けるというローションすら買うことすら出来ず。 自身の唾液と吐き出したもので、触れた。 襲ってきたのは、異物感と苦しさ。 快感なんて、すぐに拾えるはずもなくて、 何度か、指を往復させても、慣れなくて。] ………… は、 [達することも出来ないまま、指を引き抜いた。 自身の気持ち悦さを得ることよりも、 彼の欲に応えられるのか、という。 そちらの方が気になって、溜息を洩らしたのは。 まだ、彼にも知られていない。] (+70) milkxxxx 2023/03/23(Thu) 21:40:47 |
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