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【秘】 奇形 メイサイ → 普通 ナツメ「あはは。まじでピリピリしてましたもんね、あの時。 アクタさんとか、カイさんとか、ヒメノさんとか。絶対死にたくないって感じで」 ナツメさんの隣まで寄る。 軽い調子で尋ねつつ、水際にしゃがんだ。 「ナツメさんも、やっぱり死にたくないですか?」 静かに打ち寄せる波に手を浸してみる。 ……濡れない。 よく出来たホログラフフィのように、僕の手は水のオブジェクトの中を通過するだけだ。 見学者がうっかり溺れないようにという措置なのだろうけど、少し物足りないな。 (-275) つよし 2022/02/22(Tue) 0:04:47 |
【秘】 普通 ナツメ → 園芸 ハナサキ ふたりきり、静かなカフェの入り口、はい、はい、と。 少女はあなたの言葉ひとつひとつに頷きを返す。 明るく弾む声と穏やかなアルトはともすれば、身長差も相まってどちらが歳上か、なんて表されそうで。 けれど慰める言葉と慰められる相槌を聞けば、取り違えなんてきっと絶対に起こらない。 そんな優しい、それゆえに作り物めいた時間の中で、 あなた が動いた。仕草をもって告げるそれは、少女の青い瞳を揺らす。 「――――ぇ、」 薄い肩がびくりと震えて、手のひらが布地から浮かされる。 けれど振り払うほどには思い切れなかったのだろう、指先はまだ心臓のあたりに触れていて。 「……どうして?」 少女は、まず、そんな音を漏らす。 揺れた瞳が見つめる先は、あなたの胸元のリボン。 「あの、あかの。 他人のために……えっと、どうして、そこまで……?」 四文字では伝わらないと、考えたのか。 ささくれ一つない唇は、たどたどしく、問いを吐き出して。 票を集めたら死んじゃうんですよ。 教科書にも載っている、当たり前のことを口にした。 少女は、自分が誰かの特別であるはずがないと、思う。 (-286) 榛 2022/02/22(Tue) 1:00:26 |
【秘】 普通 ナツメ → 剣道 ツルギ テーブルを挟んで腰掛けた少女は、閉じられて露わになった表紙へと目を落とす。 外国のかな。あなたはどうやら、そんな雑談は必要としていないようだから、すぐに視線は上げられた。 「ほんとに。みんなに、聞いてまわってるの? その……」 あなたの瞳のちょっと下の辺を見つめながら、みのうえばなし、と穏やかなアルトが紡ぐ。 妙にハキハキとした発音は、用意された原稿や台本のそれに近い。 自身の語彙、脳のメモリにない言葉を読み上げるときの。 (-288) 榛 2022/02/22(Tue) 1:25:59 |
【秘】 剣道 ツルギ → 普通 ナツメ「………」 君と話したことがなければ、気付かなかっただろう。テキストとはいえ、青年は君の砕けた口調を知っている。 言葉の装飾の少なさ、そして文節の違いに違和感を抱けば、結論はすぐに導き出せた。 「無理にとは言わない、って言ったのに。 言いたくないなら、そう言ってほしかった。」 その表情に不快さは滲んでいない。君の判断を受け入れ、しかし自分の気持ちを伝えた。 全てが嘘ではないのかもしれないが。 少なくとも、本心はどこにも無いのだろう。 青年はそう捉えた。 「あ、……でもナツメは、絶対生きて帰りたいわけじゃなかったか… だったら俺にわざわざ話すメリットもないよな…」 アンケートを思い出す。君は、自分と同じ番号に印を付けた。 理由は自分と違っていたけど。 (-292) wazakideath 2022/02/22(Tue) 1:49:03 |
【秘】 普通 ナツメ → 奇形 メイサイ 透けた水とあなたの体を、驚いたように見て。 隣でしゃがんで、同じように波へ翳す。少女の手はひたりと海水に沈んで、ぬかるんだ砂へ触れた。 それから一度、二度。唇が薄く開閉して。 「……うん。死ぬのは、こわい、かな」 手を水に浸して、そこばかりを見つめたまま呟くように答えを口にした。 死にたくない、と。 当たり前のことを言うのすら、もう、少女には憚られる。 「でも。たぶん、私、提供者になるんだと思う」 口にしたばかりの簡単な二文字を、わざわざ置き換えて。 ちょっとだけ迂遠な言い回しで、ぼんやりと終わりを悟ったふうにして。 一際大きく寄せた波で、セーラー服の袖口が湿って重くなった。 (-297) 榛 2022/02/22(Tue) 2:03:25 |
【秘】 奇形 メイサイ → 普通 ナツメ 悟ったように言う横顔を眺める。 まるで未来が決まりきったような物言いをするんだね。 「どうしてですか」 怖いのに? 「もっと、絶対生き残ってやるとか思わないですか。 まだ若いのに。これからやりたい事も、将来の夢も沢山あるんじゃないですか」 どうせ水に濡れないなら、と水の中に腰を下ろして言う。 寄せては返す波が足に纏わりついているが、そう見えるだけだ。実際は冷たくも何ともないし変な感じ。 (-305) つよし 2022/02/22(Tue) 2:37:52 |
【秘】 普通 ナツメ → 剣道 ツルギ 少女は、二度、三度、瞬いて。 現実を少し誇張した深い青色の瞳が、瞼の裏へ消える。 唇が薄く開いて、けれど音は発されなかった * 。「……そう、だね。ごめん、ね。 あの、みのうえばなし、とかは。むり、かも」 音を区切るように、読み上げる速度で、声に出す。 震えた声に少しだけ混じる湿り気。 だけど一滴も零したりはしないから、安心してね。 眉を下げて、ぎこちなく笑いかける。 「好きなものとか。バイトの話とか。 ……そういう話は、したくない?」 したくないなら、帰ります。ごめんね。 そう言って、少女はセーラー服の手首を握る。 テーブルの下で描写された皺は、誰の視界にも映らない。 * ちがう。かすかな息漏れだけが、早とちりを否定した。ちがうのにな。 (-310) 榛 2022/02/22(Tue) 2:58:36 |
【秘】 普通 ナツメ → 奇形 メイサイ うーん、と声をあげながら、水面から手を浮かす。 皮膚を伝って指先から落ちる雫。 ちろりと赤い舌先が触れて、しょっぱい、と呟いた。 「どう、言ったらいいのかな。 ……いやな感じになっちゃうけど、ゆるしてね」 (-314) 榛 2022/02/22(Tue) 3:49:23 |
【秘】 普通 ナツメ → 奇形 メイサイ 私、かわいそうな子じゃないから。 躊躇いののち、穏やかなアルトがあなたの鼓膜を揺らす。 「みんなに話すほどのことがね、ないの。 小さい頃に出ていったらしいから、お母さんはいないけど、ほとんど覚えてないし。 事故とか、事件とかにもべつに、遭ったこと、ないし。 将来の夢とかもね、そんなに、何がなんでも叶えるぞ!ってことも、ないし」 話しながら脱いだローファーと靴下を砂浜に残して、ちゃぷんと海水に素足を晒してしゃがみこむ。 腿の裏に添えた手がスカートのプリーツを伸ばして、折りたたんだ膝に乗せられる。 「選びやすいから、2番を選んだだけ。 3は怖いし、1もなんか、丸つけにくくて」 少女は隣のあなたを見上げて、困ったように笑う。 「そんなだからたぶん、明日も何も言えないし。 投票していいですかって聞かれたら、断れないと思う」 どうしてかな。怖いのにね。 (-315) 榛 2022/02/22(Tue) 3:50:22 |
【秘】 奇形 メイサイ → 普通 ナツメ「はあ。なるほど。アピールポイントがないと」 彼女の身の上話を聞いた上で、相槌を打つ。 今まで特に何か悲惨な出来事があるでもなく、どうしても叶えたい事がある訳でもなく、ただ普通に生きてきたという事か。 こういう時不利だね。 でもなあ。 「僕がもしレシピエントだとしたら、あなたの臓器貰うのもちょっと嫌っすね……。何かこう。びみょーに」 普通って結構幸せじゃない? 「死ぬのが怖いだって、十分な理由だと思いますけど」 「今の自分がかわいそうじゃないって。 結構生きたい理由としてアリだと思うんですけど」 「……濡れちゃいますよお」 靴を脱いでまでこちらと同じ場所へ来る様子を眺める。 良いのかな。まあどうせVRだしね。 (-316) つよし 2022/02/22(Tue) 4:30:18 |
【人】 普通 ナツメ〜いっぽうそのころ:翌朝編〜 朝と昼の中間地点くらいの時間。 寮、購買っぽいとこ前。 無地の紙袋を抱えて、きょろ…と瞳が動いた。 「どこで食べよう……」 部屋に籠るのもな。あんまりね。そんな感じ。 (151) 榛 2022/02/22(Tue) 11:05:31 |
【秘】 普通 ナツメ → 奇形 メイサイ「乾くから、いいよ」 隣へ行くのに躊躇うそぶりはなかった。 ……溺れる深さだったら、流石に無理だけど。 海水に浸って、皺を伸ばしたスカートが色を濃くする。 明け透けな言葉にきょとりとして、そうだね、アピールポイント。くり返して、頷いた。 その続きには、ありかな、と言うだけで、首はどの方向にも振られなかった。 「メイサイくんは、どんな人? 話したくなかったら……でも、ちょっとは、知りたいかも」 メイサイくんのこと。せっかくだし。 少女が小さく首を傾げると、肩口で揃えられた黒髪がちょっと揺れた。 「好きな色とか。そういうので、いいから」 (-326) 榛 2022/02/22(Tue) 11:08:33 |
【秘】 剣道 ツルギ → 普通 ナツメああ、またやったな。 変わらない表情でそう思った。 部活でも、クラスでもそうだった。そんなつもりは無いのに、どうやら俺は相手を傷付けてしまう人間らしい。 「………いいよ。」 そう言わないと、いけない状況じゃないか。 そんな本音を吐いた場合の未来がわからない程鈍くない。 「でも俺の話、つまんなくないか。 テレビとか見ないし、女の子の好きそうな話題がないんだよ。 好きなものとか、趣味もないし。」 いわゆる話題というものに乏しいのは確かだった。 (-327) wazakideath 2022/02/22(Tue) 11:31:11 |
【秘】 園芸 ハナサキ → 普通 ナツメ「?」 それはあなたにも負けず劣らず。 頭上に大きなクエスチョンマークが浮かんでもおかしくないくらいのとぼけ顔でした。 (-328) shionsou 2022/02/22(Tue) 11:35:55 |
【秘】 園芸 ハナサキ → 普通 ナツメ「私は何かおかしな事を言っていますか?」 当然口を突いて出るのは疑問の言葉。 小さな幼子が姉に純粋な問いを投げかけるように見えてもおかしくない倒錯。 砂時計が下から上に逆流するような奇妙さ。 「ナツメさんの味方だと言いましたよね。 票の事?知っているに決まっています!だって困っているときは力を合わせるものではないですか? ……もしかして私の事が信じられませんか?試されていますか?証明しなければならないでしょうか?何を言葉にすれば届きますか?何をすれば頷いてくれますか?」 矢継ぎ早の口。 揺れる瞳。 微動だにしない体。 無意識に力の入る指先。 壊れた発条仕掛けの造り物の如く。 「私ではあなたの2番に相応しくありませんか?」 不安を和らげる為の会話が再びあなたを強ばらせた事にまだ気付きません。 (-329) shionsou 2022/02/22(Tue) 11:38:06 |
【秘】 奇形 メイサイ → 普通 ナツメ「アリですよ。もっと粘ってくださいよ。 死にたくない人が提供者に決まるの、見てるこっちも心痛みますし」 自分が心痛いなんて言うと洒落にならないな、と思って少し笑った。 変なタイミングで笑う奴だと思われたかな。 「ええ。どんな人ですか」 少し困惑したような顔をしたかもしれない。 いや、こっちが先に訊いたんだから僕も話すのが筋だけどさ。 「ただの病弱野郎ですよお。 心臓が……ちょっと変な形してて。生まれつき」 「それで昔から入退院しっぱなしで……だからあんまり話せるような事がね……。 あ、でも地味にしぶといんでなんやかんやここまで生き延びてるんですけど。あはは!」 何でも他人事っぽく冗談めかして話してしまうのは昔からの癖だった。自分の話をする時なんかは特に。 それで時々ふざけるなって怒られたりするんだけど、つい。 (-330) つよし 2022/02/22(Tue) 12:18:15 |
【秘】 奇形 メイサイ → 普通 ナツメ「で、そろそろ僕にも心臓移植の話が来始めて。 だから今回見学に来たんですよね。 いや、さすがにこの中から直接心臓貰える訳ではないとは思うんですけどー……」 「皆にありがたく生かして貰うんだから、ロッタリー制度の提供者がどんな風に決まるのか、ちゃんと知っておかないとって思って。」 「ちなみに好きな色は青です」 この海の色とかね。 (-331) つよし 2022/02/22(Tue) 12:20:18 |
【秘】 普通 ナツメ → 剣道 ツルギ「つまんなくても、いいよ」 雑談ってたぶん、そういうものだよ。 ちょっと退屈で、欠伸をかみつぶすようなの。 そういう話をあまりしないのかなと、あなたの前で少女は思う。 思うだけで、言わない。言えない、とは違う。 「先生とか、テレビの人じゃないんだし。 てきとうに話そう。……続かなかったら、やめればいいし」 でも、笑いすぎて頬が痛くなるようなのも、 だらだらと続けても悪くないのも、雑談、ではあるから。 面白くなったらいいな、とは思っているけど。 「……じゃあ。こういう島、行ってみたい?」 ぽつりぽつりと言葉を吐いて、話題を探す少女の視線が留まったのは、トリミングされた綺麗な景色。 テーブルの上の表紙へ指を滑らせて、尋ねてみる。 困らせるようなことを言ったから、少女はあなたの目をうまく見れない。 (-343) 榛 2022/02/22(Tue) 13:43:33 |
【秘】 剣道 ツルギ → 普通 ナツメ「そういう、もんか。」 何にでも意味を探してしまう青年は、目的のない時間というものに不慣れだった。 「…潮風は屋外設備が傷みやす……ああいや、観光か。 山よりは良いかな。ずっと山沿いに住んでるし。」 真っ先に浮かんだのは仕事で向かう自分の姿。違うと気付いて、私服で島を歩く自分を考える。 「まあ山は山で、猪に窓壊された〜なんて依頼もあるけどさ。 ナツメはどんな場所で育ったの?」 俺と同じなら、そちらの話題が広げやすいはずだ。違うなら、どんな暮らしがあるのか尋ねればいい。 慣れない話題を、自分なりに探している。 (-348) wazakideath 2022/02/22(Tue) 14:20:52 |
【秘】 普通 ナツメ → 園芸 ハナサキ 矢継ぎ早な声の隙間に入り損ねた音が滑り落ちていく。 やまない言葉が上から被さって、 その上を次の言葉が覆って、 精査する暇も与えられずに埋もれていく。 強張る体、冷えた指先がブラウスの布地を突っぱねる。 造花の瞳を捉えて、揺らぐ青色がじわりと湿る。 壊れたものを前にして、途方に暮れる、子どもかのような。 「 …………へ、へん、です、おかしいです、よ、 」そこまで、して。 少女はあなたが握る手を震わせて、話す唇も、震えていた。 じんと痺れた頭の中では目まぐるしく、まんまるの綺麗な瞳、あなたの発言のいくつも、朝露をはじくチューリップのフリー素材、あなたと少女の位置関係、扉と腕の距離だとか、牛乳パックの賞味期限、臓器提供意思、選択項目の印字、朝の改札、必要と不必要が混ざり混ざって過ぎ去っては不意に返ってくる。 「 どうなりたいんですか、わたしになにしてほし、いんです、 」か…… 急きたてられるように、なぜ、なに、を。 吐く息の勢いだけで出し切って、語尾がか細くよれた。 (-375) 榛 2022/02/22(Tue) 18:14:47 |
【秘】 園芸 ハナサキ → 普通 ナツメ「聞いているのは私なんですけど……」 困りましたね。 溜息を吐きます。 「ナツメさん。まだこの期に及んで余計な事を考えていませんか? そんな猶予はもう無いんです。 さっきの提案だってそう思ったからしたんですよ。 あなたが心配なんです。このままじゃ死んでしまいます……」 握る力は体格の差を無視した互角のもの。 「どうか怖がらないでください。 私はナツメさんの力になりたいんです! ──どうなりたいか?味方になっています! ──何をして欲しいか?見つけて欲しいんです!」 優しい優しい声。 染み入るように、侵食する。 ナニカの境界を溶かしていく。 「余計な"なぜ"は犬にでも食わせましょう。 死んでしまっては元も子もありませんから。 ここはそういう場所なんです。 あなたは今のままで、お前は死んでも良いという意思に抗えると本当に思いますか?」 漫然と死を受け入れらないから易きに流れたのでしょうに。 (-393) shionsou 2022/02/22(Tue) 21:33:32 |
【秘】 普通 ナツメ → 奇形 メイサイ 海水に浸かって、何かが琴線に触れた横顔を見ていた。 変なタイミングで笑うひと。と、思ったのかもしれないけれど、定かではない。少女はそれに触れなかったから。 「……えらいね。 知らなくても、移植は受けられるんでしょ?」 うん、と頷いて、笑い声には少し困ったような、曖昧な笑顔を返してからそう言った。 「青かぁ。私もけっこう、好き」 (-425) 榛 2022/02/23(Wed) 2:13:02 |
【秘】 普通 ナツメ → 剣道 ツルギ「……職業病? え、いのしし、出るんだ」 少女はちょっと笑って、驚いて。 あなたが繋げてくれる会話に、ほっと、少し肩の力を抜く。 「えっと……都会のほう、かな。 住んでるのはマンションで、高校は電車で通ってて……」 これで答えになっているだろうか。 そう伺うように、あなたの顔をちらりと見た。 (-428) 榛 2022/02/23(Wed) 2:30:59 |
【秘】 普通 ナツメ → 園芸 ハナサキ ため息に肩を揺らして、優しい声にも力はもう抜けなくて。 目を背ける。 店内の大声、路上の死骸、飛び込み自殺からそうするのと、同じように。 「むり、です、むり……」 何に対しての。 皮膚の表面、分かち合う体温が、それすらも溶かしていく。 混じる、濁る、どろりと沈む。 少女はあなたの胸元、かわいらしいリボンを見つめて。 数度、呼吸をした。 「……ごめんなさい、あの。ありがとう、ございます。 …………どうしても。 決められなかったら、そうしますから……」 手を。離してください。 その場しのぎ、逃れるための返答だったのかもしれない。 けれどそれがきっと、少女の間違いになる。 このとき、あなたが提示したそれを、選択肢に加えたことには変わりないのだから。 (-431) 榛 2022/02/23(Wed) 3:26:33 |
【秘】 剣道 ツルギ → 普通 ナツメ「出るよ。鹿も出る。狸とかもウロウロしてる。」 顔色を伺われるのには慣れているから、すぐにわかってしまう。 視線を感じながらもまだ目を合わせない方が良いと考え、視線は写真のままにした。実際怒ったわけでも不快に思ったわけでもない。嘘なら自分もついているのに、相手にはついてほしくないという我儘なのだから。 「もしかして満員電車?確か都会は電車も長いんだよな。」 写真集の中から、街並みを写した一冊を目の前へ。適当にページを捲れば、ビルや乗り物といった人工物が殆どだった。 引っ張り出された数冊の写真集は、テーマが一貫していない。被写体への拘りがないらしい。というよりは読書をしたくないから消去法で選んだ。 (-456) wazakideath 2022/02/23(Wed) 11:51:47 |
【秘】 奇形 メイサイ → 普通 ナツメ「……えっ? えらいですか」 少し意表突かれた顔で、海水に浸かる先輩を見る。 ともすれば、何冷やかしに来てるのって怒られるんじゃないかとも思った。 「そうっすねえ、見学は義務じゃなくて権利なんで」 「良いですよね、青。 もっと向こうまで行ってみます?」 凡そ98uの青い海。 向こうの方の深さはどれくらいなのか分からないけど。 「……あ、先輩って泳げます?」 (-457) つよし 2022/02/23(Wed) 12:12:09 |
【秘】 園芸 ハナサキ → 普通 ナツメ「はい!是非そうしてください! 私はナツメさんの味方ですから、その結果どうなっても恨んだりしません。 誰かを選ぶと相手からは選んだと認識されるでしょうし、その点でも安心してください! 今は無理でも、一緒なら無理じゃなくなりますよ」 一番は見つかる事ですけどね。 ハナサキは手を放しました。 こんなにも近くなのに遠くなってしまったあなたの心の奥底は分かりません。 そもそも見えない底は無いのと同じなのです。 土の上に咲かせる花を愛でるのです。 ハナサキの手は愛しいものを手入れする為にありました。 「困った事があったら言ってくださいね! 相談にも乗ります。もし答えが出たら、そのお手伝いもできるかもしれません! 遠慮はしないでくださいね。悩むよりもきっと動いた方が善きようになりますから」 あなたはどんな花を咲かせて色づかせるのでしょうか。 ハナサキはこのやり取りを間違いとは思いません。 死んでほしくないという気持ち。思いやり。 これは誰にでも抱く気持ちではありません。 あなただから告げた言葉。その出所はまだ見つけられていません。 それもこれから見つけられればいいな。 (-459) shionsou 2022/02/23(Wed) 12:15:38 |
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