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【雲】 リフル[行く先々で、その街の絵葉書を買って屋敷に送った。 こちらは住所を転々とし始めていたから、送り主はリフルとしか書けなかったけれど。 近況も書かなかった。 忘れてくれと言ったのは己だし、 生きていると知ってくれれば十分過ぎた。 ナントカ王国のクロードという人物にも会う事ができたか。 また随分年月が経ってしまっていたけれど、 あの曲が今でも好きだ、でもそろそろ忘れてしまいそうで怖い、と話せば、弾いて聴かせてくれただろうか。 あぁ、ああそうだった、と唇を噛み締めて、 彼女の音色のかけらを取り戻した。 その日の夜の月は、一際明るかった] (D59) nikibi 2020/10/08(Thu) 5:32:19 |
【雲】 リフル[その次に向かったのは、昔盗賊団のアジトがあった国で、 いわゆる極寒の地だった。 ここは物資の運搬で精一杯で、 私的な手紙を送る余裕のない国だったものだから、この国に入ってから、屋敷へ手紙を送る事が出来なくなってしまった。 距離だって随分あって、 あの国の噂だって近況だってなかなか知る事が叶わなくなる。 それでもきっと、 無事に、元気に過ごしています様に。 教会で働く内、祈りを覚える様になっていた] お嬢様もこんなの飲むのかな…… [ここはあたたかいココアが美味しい。 彼女には紅茶のイメージがあったから、 マシュマロの浮かんだこの黒い飲み物に首を傾げつつ、 ヒュボッ!と吸い込んでしまってむせた] (D60) nikibi 2020/10/08(Thu) 5:32:27 |
【雲】 リフル[アジトの残骸の整理と、 周辺で被害に遭った人への支援を行った。 この地でも小さいながら、支援団体も出来た。 己はツテでまた教会で働くのち、 役職を与えられる様になった。 この教会では、およそ三年ほど勤める事になる──] (D61) nikibi 2020/10/08(Thu) 5:32:30 |
【人】 花の名 リフル― 帰国者のあった日の朝 ― [私は、きっと久々に彼女の前に現れた。 にっこりと、上品ながらも満面の笑みだった。 彼女はもうすごくしっかりしてきたのに、 私の方が昔に戻った様に「ねえねえ」と子供っぽく手を振った] また逢えたね。 [手を伸ばして、彼女が取ってくれるのを待った。**] (40) nikibi 2020/10/08(Thu) 5:33:37 |
【雲】 牧師 リフル― 町の入り口 ― [そこはすっかり様変わりしていただろうか、 それとも殆ど変わっていなかっただろうか。 どちらにせよ、懐かしさと、帰って来た、と静かに高揚する気持ちが身の内を震わせる。 道中にサーカスの一行を見る機会があり、同行者も機嫌が良い] (……でも、思ったより早く帰って来たな……) [屋敷を出てから色んな事があって、 もう十年か二十年くらい経っている様な気分だけれど、 実際は六年くらいだった。 それでも流石にどこ行ったかわからなくて三年も音沙汰なければ死んだと思われている様な──] 「リフル!? お前生きてたのか!」 ユージーン……! [随分久し振りなのに、聞けば誰の声か瞬時に思い出した。 顔は……ちょっと老けたか? しかし、「うわあ誰かと思った」とか言ってるけれど、 すぐにわかってくれた事にこっちは今驚いている。 小綺麗な祭服を着ているし、髪はリボンでまとめているのは昔と同じでも大分短いし、右目にはモノクルもしているってのに] (D62) nikibi 2020/10/08(Thu) 5:49:12 |
【雲】 牧師 リフル[ユージーンが顔を覗き込んで来る。 モノクルをしている方の目の色がおかしい事に気付いたらしい。 「また無茶をしたのか?」と睨んで来るから、 トン、と相変わらず具合の良い左手の義手で彼の肩を押した。 近ぇんだよ] 生きてるんだから良いだろ。 [ふふんと笑ってやると、彼も笑った。 それから、己の後ろに隠れている人物に気付いたらしい] 「あれ?!子供?!!!」 [声がデカい。 歩きながら、人見知りをしている六歳の少女を紹介した。 名前はルミ。茶色がかっているけれど金の髪が己に少し近い。 あの北の国の孤児院で引き取った子だった。 別の盗賊団で生まれ捨てられた子の様で、 自分と重なるところがあったのだった。 まぁそのへんは彼には伏せたが] (D63) nikibi 2020/10/08(Thu) 5:49:27 |
【雲】 牧師 リフル「お屋敷行く?」 [ルミの話も大体済めば、彼は屋敷に案内しようとしてくれるだろうか。 お屋敷と聞いて、どきっとしてしまう。 最初に思い出してしまうのはやっぱりお嬢様の顔だった。 この国の牧師にと誘われたから戻って来たけど、 忘れろと言っておいてそんな軽いノリで会いに行ってよいものか。 挨拶は少し後回しにして、こっそりこの国の民に戻ろうとしていた己はまぁ卑小と言うか、意気地なしと言われて言い返せないのだけれど……] えーと…… [けれどきっと、 会いに行きたいというのも本心なんだろう。 逃げようともせず、ユージーンの歩く少し後ろを、ルミと共について行った。 今は彼女は当主とかだったりするんだろうか。 ここに来る迄も情報を仕入れていなかったから殆ど何もわからないけれど、「その服何?」とか、こっちの話をユージーンは聞きたがっただろう。 そうして屋敷に着けば、 彼女に会う事が叶っただろうか。**] (D64) nikibi 2020/10/08(Thu) 5:51:29 |
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