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【秘】 仮面の役者 フランドル → 灯屋 レイ「その程度で止まるようなら、止めてやった方が良い」 静かに、けれど明確に、淀みなく。 カンテラの光に照らされ、陰はその輪郭を確かなものにする。 或いは、不確かなものが追い遣られ、確かなものだけが残る。 ──この"蝙蝠"が、彼ら共犯者と親しいのか。 それは彼らにも問わねばわからない事だ。 そして、きっと"蝙蝠"も自ら語る事は無い。 「"野良猫"は、随分な破滅願望を抱えている。 これで少しでもこの街の崩壊が早まればそれでいいんだと。 "ホド"は…あれは、先も言った通り どうにも思考や記憶に何か手を加えられているらしい」 二人の"同輩"の抱えるものには、少々思う所があるようで。 垣間見える表情は、どこか苦々しげなものだった。 「どちらも、この行いの果てに望むものがあるとは思えない。 本来は、望みはもう少し違う形だったように思える。 止めてやる奴が居ないというのも、残酷な話だろう」 それでも迷いは無い。きっと、ここが岐路なのだ。 少々妨げられた程度で揺らぐような信念なら、尚の事。 揺らがぬ陰は、折られる事も時には慈悲とさえ思うのだ。 (-248) unforg00 2021/12/15(Wed) 4:43:55 |
【赤】 仮面の役者 フランドル「……随分、…いや… …俺は現状無理に動く理由は無い。 後のことはあんた達に任せる事としよう。 任せきりにはなるが、新参者らしいと言えばらしい有り様だ」 「言うまでもないが、向こうにあんた達の事は吐かないさ こっちに構わず為すべきを為すといい。 口を噤んだところで、バレる時はバレるだろうがな…」 /* たいへんおそくなりました。 わたくしグチャグチャお嬢様、襲撃先も襲撃もお二方にお任せ致しますわ。 正直延長が無ければ終末(オワ)ってましたわ。 ギリギリでいつも生きていましてよ… (*3) unforg00 2021/12/15(Wed) 6:24:24 |
【独】 仮面の役者 フランドル「……あの二人を残して大丈夫なのか?」 あの場、ものすごい空気になるんじゃなかろうか。 蝙蝠はけっこう本気で心配しています。 (-251) unforg00 2021/12/15(Wed) 6:27:46 |
【神】 斜日の夢 フランドル──高所。 ふと、ヨルムガンドの街並みを、遠景を眺める事をやめて。 手摺の真下、直下を覗き込む。 近いようで遠い所に地面が見える。 地に足は付けたまま、けれど足元が不安定になるような錯覚。 吸い込まれるような、目眩くような、現実感の遠退くような。 得も言われぬ、そんな感覚。 子どもの頃から、高い所が好きだった。 二人連れ立って、街の外まで行った時の事。 小高い丘から街を見下ろした時の事を、今でも覚えている。 煙霧の晴れるような実感だった。 あの息苦しい街が、随分とちっぽけに思えたものだ。 あの路地裏だけが自分達の世界の全てではないと思えたのだ。 世界も案外捨てたものではないのかもしれないと。 だから二人で何処か遠い所へ行きたかった。 何のしがらみも無い、自分達とは何の関係も無い所に。 あの頃からずっと、望む事はそれだけだ。 (G3) unforg00 2021/12/15(Wed) 11:26:32 |
【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 仮面の役者 フランドル「……契約成立、ね。 助かったわ、無用な脅迫をしなくてもよさそうで…… あなたたち、詰めが甘いんじゃないかしら こんなことして理解者が得られると思っているのなら……」 つまり、そう言った手段で訴えかけることも考えていたということ。 「……まあ、いいわ。それほど切羽詰まっているということで。 私の手を離れたと言っても、あんな奴らの手には余るもの。 取り上げたものとして一緒くたに仕舞ってるんじゃないかしら。 ……そんな扱いをされていると思うと、腹立たしい限りだわ」 (-275) 7_hertz 2021/12/15(Wed) 20:22:57 |
【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 仮面の役者 フランドル「……私としては、〈匙〉と〈焔喰らい〉が戻ってくるなら、別に」 「どうでもいいのよ、あなたがひとりで何でもできると言うなら」 「……自信がないのなら、ちゃんとお仲間とも協力することね。 わざわざ、恨みを買うようなことした上で尻尾を見せているのよ。 『拷問に音を上げて仲間を売った』なんて筋書、簡単に作れるわ」 「……わかるでしょう? 私の言ってることも」 (-277) 7_hertz 2021/12/15(Wed) 20:31:20 |
【置】 残影の フランドル託すべきものは託した。 託されたものは、可能な限りを。 あとは時を待つだけだ。 自分のものも、誰かの為に在る自分も。 他人には、何一つとしてくれてやるつもりはない。 くれてやるのは、"哀れな役者"の道化芝居だけだ。 何があろうとも、他人に折られる事は許されていない。 だからフランドル・スキアーは折れる事ができない。 生かすも殺すも委ねる先は一人だけ。 己に立てた誓いがある限り、剣に寄る辺のある限り。 これまでも、そしてこれからも。 (L4) unforg00 2021/12/15(Wed) 20:44:15 公開: 2021/12/15(Wed) 20:50:00 |
【秘】 灯屋 レイ → 哀れな役者 フランドル「これは随分手厳しい。 ですが、そういう顔をする程度には情もあるようだ」 ゆら、ゆら。 灯屋の陰はまだ微かに揺れている。 「"野良猫"も"ホド"も、厄介なものを抱えている。 破滅願望は件の蟹退治でどうにか発散してもらいたいものですが……思想と記憶が実に厄介だ。 誰がどうして手を加えたのか、解除する方法はあるのか。"蝙蝠"である貴方にもわからないと見ていいのですか?」 元に戻したとして元の"ホド"がどのような思想を持っていたのかはわからない。けれど彼らは以前から知っている者達だ。それが誰かのいいようにされているのは……なんだか癪に障る。 これは案外、感情で動くタイプである。 「……ともかく、"番犬"にも伝えてみましょう。 少しでも救いのある終幕になるように」 私、ただの灯屋なんですけどねぇ……等と呟きながら再度、溜息を吐いた。それでも乗りかかった舟だ。 裏切りに裏切りを重ねる事になろうとも、これは選択をするだろう。 (-279) sym 2021/12/15(Wed) 20:46:07 |
【独】 哀れな役者 フランドル/* オレ天才かもしれん。 自分では折れる事も死ぬ事も選べないド依存人間らしく 投票委任してやったぜ!ギャハハハハ! (-278) unforg00 2021/12/15(Wed) 20:46:30 |
【独】 哀れな役者 フランドル/* 普通にテロだからやめた方がいいと思う(急に良識が出てくる) 人、びっくりするよ でもやるっきゃねえよなあ (-280) unforg00 2021/12/15(Wed) 20:48:55 |
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