人狼物語 三日月国


260 【身内】Secret

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【赤】 従業員 ルミ

 

[ 既にどうしていいか分からない迷子なのだが、
  どうやら爪を立てても良いらしい。
  こくんと頷き、緊張を逃すように息を零して。

  傷の残る唇なんて美味しくもないだろうに
  キスをしてくれるのが嬉しくて、目を閉じた。
  りんごと同じ赤い色だったはずなのに
  やっぱり甘さなんて微塵もない、鉄の味。 ]


  お兄さん、


[ 優しいキスを名残惜しく思うのはこちらも同じ。
  どこかねだるような色を帯びた声で彼を呼び、
  離れていく唇を見つめて── ]

 
(*55) 鬼葉 2024/05/13(Mon) 0:26:35

【赤】 従業員 ルミ

 


  ──ッんぅ、ぁ、ふ……っ


[ さっきと同じ場所を擦られると肩が跳ねる。
  伸ばされた手に服越しで軽く胸を引っ掻かれると、
  くすぐったさでもぞわぞわでもない、
  身体が熱くなるような感覚が込み上げた。

  胸は左程大きいわけでもなく、平均的だ。
  戯れに触れられたことはあるけれども、
  乱雑に扱われて痛いだけだった。

  ────だからこそ、自分は性行為では感じないと
  思っていた筈だった、のだが。 ]

 
(*56) 鬼葉 2024/05/13(Mon) 0:26:42

【赤】 従業員 ルミ

 

  や、……へんな、かんじ、する……っ


[ 下腹部がわずかに重い。
  きゅう、と勝手に膣が締まるような感覚があって、
  彼の肩を掴む指先に力を込めた。

  服越しという状況の生々しさに気が付いて、
  ふるりと睫毛を揺らす。 ]


  ……お兄さん、あのね、その……


[ リボンやビジューが多く施された可愛い服だが、
  彼の動きの邪魔にもなってしまうだろう。
  ──という最もらしい理由をつけて、
  おねだりをするような上目遣いで彼を見つめ。 ]

 
(*57) 鬼葉 2024/05/13(Mon) 0:32:55

【赤】 従業員 ルミ

 


  服、……ぬぎたい、かも……
  ………………おにいさん、脱がせてくれる……?


[ おねがい、と甘えた声で。
  図らずしも選択を迫られるより先に。** ]

 
(*58) 鬼葉 2024/05/13(Mon) 0:34:18

【独】 従業員 ルミ

/*
簡易メモが朝と夜ならんでて
サンホラ…?となるなど(最近聞いた)

お兄さんがひたすらかわいいので幸せです
ロルの書き方忘れてるからやっとこういう書き方してたな…を思い出せてる
いうて同じことメルヴィルの時もしてた
(-2) 鬼葉 2024/05/13(Mon) 0:43:45

【独】 従業員 ルミ

/*
灰を書くくせがあまりなくて思い出した時に書いてるんですが
しかし毎度お兄さんの返しに拝んでいます

(離別幼馴染のすれ違い好きなんですよね…)の顔してる
コンカフェなあ
ルミには彼氏が嫌がるって発想あんまり無いのかもしれない…そういうのは全部自分がぶつける感情だと思ってそう
(-3) 鬼葉 2024/05/13(Mon) 0:52:29

【赤】 会社員 雷恩

[SNSで様々なことが把握できると知ったら
逆に何を書いて良いか迷うかもしれない。
それが彼女の不安に繋がることもあるかもしれない。

知りたいことに関しては他からの推理ではなく
自分に聞いてくれと思うし
自分がそこで明かさなかったことまでを
他からの推理で補完しないでほしい。

どこまでが許せて
どこまでが我慢できるのか

違う価値観で生きて来た者同士が
それでも相手と共に生きたいと望むなら
擦り合わせは必要だろう。

その過程でどちらも相手に対して疲弊しないで
済むようにと今は願うのみ。]
(*59) Ellie 2024/05/13(Mon) 16:07:13

【赤】 会社員 雷恩


 ルミは小さい頃も今もかわいいよ。


[可愛い、と言われ慣れている筈なのに、
そう思われる為に元々可愛らしい顔立ちに生まれたのを
自力でブラッシュアップしたところもあるだろうに、
ここまで自分が発する賛美に微妙な反応だったから、
追い打ちを掛けるように言葉を重ねた。

ルミ自身は気づいているだろうか。
ルミが「ライオン」より先に「雷恩」を知ったこと、
誰よりも強い気持ちで自分を好きでいてくれたこと。

傷以外の何かになろうとしなくても良い。
血の滴る毒林檎のタトゥーは自分にだけ赦された傷であれば良いのだ。]


 俺が、かわいいって、言ってんの。


[世間的にこの関係が健康なものであるかどうかは
どうだって良い。
他に選べた選択肢がなかったのではなく、
たくさんある選択肢の中からルミの手を取ると決めただけだ。
他ならぬ自分が。]
(*60) Ellie 2024/05/13(Mon) 16:07:43

【赤】 会社員 雷恩

[頭で考える余裕があると、自分の愛撫に過去の経験を見て
しまうだろう。
人は経験を元に動ける部分が多く、特に初めて身体を重ねる
相手に対して初めての行為を施すのは失敗のリスクを考えれば
避けたいところだ。
自然と経験則で運指することになるから、
元カノの存在を知っているルミは特に
嫉妬する対象を具体的に思い浮かべてしまうかもしれない。

今更取り繕わない代わりに、嫌な想像をする隙を奪うことにする。]


 おっと?

 もしかして俺がセックスに普通に興味ある男ってのは
 解釈違いってやつ?


[困ったな、と言いながらも手は止めない。]
(*61) Ellie 2024/05/13(Mon) 16:08:09

【赤】 会社員 雷恩


 心配を我慢せずに言ってくれたのは助かる。
 「だいじょーぶ」って否定できるからな。


[見つけた場所への愛撫とキスとで
ルミの身体が段々と芽吹いているのは感じている。
進むには性急すぎてはいけないと、胸は最初に
服越しに刺激したのだけれど。]
(*62) Ellie 2024/05/13(Mon) 16:08:35

【赤】 会社員 雷恩



 あつい?


[脱がせる役を任せて貰ったから、まずは髪飾りを外す。
季節とは真逆の結晶モチーフは、フィンランド語の
lumiから来ているのか。
単なる好みか偶然かはしらない。

それから、キラキラフリフリの装飾品を傷つけないように
黒いワンピースをそっと脱がせた。
ルミが安心できるように、自分もシャツを脱ぐ。
ルミに縋りつかれた部分が皺になっているのが愛しい。]


 直接触ったら、「へんなかんじ」が
 「きもちいい」ってわかるかも。


[腕を回してホックを外した。
本当は片手で外せるが、あまり手慣れた印象を与えたくない。

ショーツは少し迷ってまだ取り置いた。

ルミが気持ちよくなるまでは挿入をしないという誓いを
破る心算はなくとも絶対の自信がある訳ではないので。]
(*63) Ellie 2024/05/13(Mon) 16:08:59

【赤】 会社員 雷恩

[そっと左胸を包み込む。

「ドキドキしてる」と鼓動を掌で味わって。
下方へずらして露わにした乳頭に親指をそっと這わせた。
色の異なる場所の輪郭をなぞって、
ふに、ふに、と何度か押して沈ませる。

小刻みに擦れば生理的な現象で堅くなってくるだろうが
それを自分の勲章のようにいちいち誇ったりはしない。

ただただルミの反応を見ている。
口元を覆うのを制するように時々唇を舐めながら。**]
(*64) Ellie 2024/05/13(Mon) 16:09:33

【赤】 従業員 ルミ

 

[ 可愛い、はたくさん浴びてきた。
  自分に似合うメイクも髪型も服装も知っているし、
  生まれ持ったこの顔自体が可愛い類なのも分かっている。
  SNSや店、或いは道でも言われてきたし
  その度に笑って「ありがとう」と返せていたはずだ。

  そう、誰に言われても今までずっと変わらなかった。
  ────今まで、なら。 ]


  はぇ、


[ 気の抜けた声が零れて宙に溶けた。
  小さい頃の彼をかわいいと言うだけのつもりが、
  強烈なカウンターを喰らった気分だ。

  かわいくないという謙遜などは頭にないけれども
  妙にまごついてしまって上手くいかない。
  ──彼にそんな風に思って貰えるわけがないという、
  無自覚の諦めのろいがあったのかもしれず
  重ねられた言葉に、瞬きを数度。 ]

 
(*65) 鬼葉 2024/05/13(Mon) 20:43:51

【赤】 従業員 ルミ

 

  …………ありがとう、お兄さん
  あの、その、……うれしいよ。


[ 複雑そうな、微妙ともいえる反応ではなく
  幼い頃のようにへにゃりと頬を緩めて笑った。
  自分にとっての世界である彼が、
  他でもない唯一がそう言ってくれるなら、
  受け取りたくないわけがないのだ。 ]


 
(*66) 鬼葉 2024/05/13(Mon) 20:43:57

【赤】 従業員 ルミ

 

[ 元カノの影を見るたび、嫉妬の炎がぱちりと弾ける。
  何度同じことをあの人にしたの、とか
  かわいいってわたし以外にも言ったんだよね──など
  嫌な想像は枚挙に暇がない。

  別れろと迫った女の顔を思い出して。
  昏い思考に呑まれる前に、彼が想像を奪っていく。 ]


  ……一致してるのも嫌じゃない……?
  解釈違い……でも、そうかも。

  だって、わたしの知ってるお兄さんは
  わたしのこと女として見なさそうだもん……。


[ 恋と聞けば鯉を連想しそうな少年だった気がする。
  いや、さすがにそれは穿ちすぎかもしれないが、
  色恋沙汰に興味など無さそうだったのは間違いない。 ]

 
(*67) 鬼葉 2024/05/13(Mon) 20:44:04

【赤】 従業員 ルミ

 

  ……お兄さん、甘やかすの上手だね。


[ 一度許されると、なんでも許されるような気がしてしまう。
  心配や不安を否定せず受け止めて貰えるたび、
  相手の許容のラインを探りたくなる。

  心の隙間を蜜で埋めようとする悪癖だ。
  自覚しているから、堪えるためにそう言った。

  何気なくしているかもしれないその受容は、
  自分にとっては甘やかしなのだと示すために。 ]

 
(*68) 鬼葉 2024/05/13(Mon) 20:44:12

【赤】 従業員 ルミ

 

[ あつい?、と問われて首を横に振った。
  髪飾りを外してもらいながら、少しの間考えて
  ゆるやかに口を開く。 ]


  ……この服、お気に入りなの。
  だからよく着るんだけど。


[ きらきらで、ふわふわで。
  幼い頃手に入れられなかった、お姫様のような服。

  だから生地を傷ませたくないというわけではない。
  物にはいずれ寿命が来てしまうのが摂理だ。
  ────あついわけではないのに、
  恥ずかしさを覚えてでも脱がせてとねだったのは、 ]

 
(*69) 鬼葉 2024/05/13(Mon) 20:44:15

【赤】 従業員 ルミ

 

  …………服着たまま、しちゃったら
  見たり、着る度に思い出しちゃいそうだなって

  その……お兄さんのこと。


[ この服着てえっちなことしたんだ、などと
  裾やレースが目に入る度に思い出すのは遠慮したい。
  街中で平然としていられなくなってしまう。

  髪飾りの結晶は、
  白雪姫の制服が決まった時に買ったものだ。
  自分の名前になにか意味があるなんて知らない。
  ──そんなものないと無意識に思い込んでいるから。

  けれど、いずれ知っていくのだろうか。
  この名前にもなにか、ひとつ意味はあるのだと。 ]

 
(*70) 鬼葉 2024/05/13(Mon) 20:45:01

【赤】 従業員 ルミ

 

[ 自分の解釈と思い込みの世界で生きてきた女には、
  知らないことの方が多くある。

  ────思えば。
  考えをこうして誰かに話すこともあまりなく、
  そんな経験にも乏しかった。 ]


  ……そう、かな……?


[ 服と同じ、黒いレースの下着のホックを外されると
  心臓がいっそう音を立てて早鐘を打った。

  彼の片手で外さない判断は英断だっただろう。
  そんなことをされていれば、ほぼ間違いなく
  女の幻影に牙を剥いてしまいそうだったから。 ]

 
(*71) 鬼葉 2024/05/13(Mon) 20:45:11

【赤】 従業員 ルミ

 

[ 体全部に心臓の鼓動が届いていると錯覚するくらい、
  跳ねて、動いて、全身で緊張を訴えている。
  シャツを脱いだ彼の身体を直視できず、
  まるで初めての女のように視線をうろつかせた。

  ──おかしい。
  今までなら、こんな風に身体が固まるようなことも、
  相手の肌すら何を思うこともなかったのに。 ]


  ────ひゃんっ、


[ 左胸に彼の掌が触れて、体温が融ける。
  びく、と肩が跳ね、制御出来ない声を零して。

  強く触れるわけではない優しい触れ方。
  痛み以外を行為で感じたことは無かったのだから
  これもきっと、くすぐったくて
  少しぞわりとするような、妙な感覚で終わる、── ]

 
(*72) 鬼葉 2024/05/13(Mon) 20:45:17

【赤】 従業員 ルミ

 

  ──…ッふぁ、ン、ん……っ、
  ゃ、ぁ……っ?


[ ────終わるはず、で。

  そっと薄桃の先端をなぞる指先の動きが、
  ふに、と戯れのように沈ませられる感覚が。
  今までの感覚とは違う痺れを奔らせてくる。

  びくんと腰が僅かに跳ねた。
  先端が次第に硬くなっているのは単なる刺激故ではなく、
  確かに快感を拾っている結果だ。

  唇を舐められる度、声を抑えるのにも失敗して
  色の混じった喘ぎを零すしかなく。
  すこしずつ、蕾が朝日を浴びて花開くように、
  秘部は蜜を帯び始めた。* ]

 
(*73) 鬼葉 2024/05/13(Mon) 20:45:21

【赤】 会社員 雷恩

[可愛いと口にすることに抵抗がなくなったのは
思春期を経て、女性と交際してからだ。

過去の交際相手に言ったことはないなんて
嘘は言わない。
数を数えることもない程自然に言えていたし、
愛を言葉にしながらその身体に溺れたこともある。

その事実を隠そうにもルミはもう知っているのなら、
「こい」で「鯉」しか連想しないような鈍感坊主が
第二次性徴を経てまっとうに性欲を獲得したことも
知っていたと思うのだが。]


 ルミなら今の俺の中にも昔の俺を見つけて
 くれんだろ?
 あのガキの延長線上に俺がいるって。


[会話をしながらも手や唇は止めない。
下腹は触っていないが、肌を啄むだけでも
汗腺が開いて雌の匂いを放ち始めていることに
気づけば、思考を奪う心算が此方の思考が溶けそうだ。]
(*74) Ellie 2024/05/13(Mon) 22:02:21

【赤】 会社員 雷恩


 女の子だって思ったから、
 中学になって制服着た時に今まで通りの頻度で
 公園に行きにくくなったんだよ。

 それまでアニメの話題しかしてなかった奴が
 誰それの胸がデカくて体操服見ただけで勃起しただの
 何組の奴が女子と喋ってた、つきあってるに決まってるだの、
 「女子といる」ってだけで変に噂するようになって、
 実際に俺もエロいこと考えるようになって、

 ……気まずかったよ。
 友達に借りたエロ本の女よりルミのが可愛いなって
 思った瞬間にイッたの、
 会ったら知られるんじゃないかって。


[流石にここまでは知らなかった筈。
自室で起きた最初の秘め事は、誰にも言ったことがない。]
(*75) Ellie 2024/05/13(Mon) 22:02:56

【赤】 会社員 雷恩

[そうして性を意識するようになっても尚、
恋を知らなかった少年は、先に大人びた女子に押されて
「彼女」をつくる。
彼女がいるなら他の女の子と会っちゃ駄目、なんて
一端の独占欲を見せられて、ますます公園から遠ざかった。

結果的に最初の交際は、縛られていることが
我慢出来なくてすぐに別れた。

そんな男が今、自分を好きで監禁しようとまでした
女性に「ずっと傷をつけろ」と言うのだから
人の心は不思議なものだ。]
(*76) Ellie 2024/05/13(Mon) 22:03:42

【赤】 会社員 雷恩



 ちゃんとルミを女の子として意識した瞬間はあったよ。

 この状況が据え膳だから抱きたいとか
 半年彼女がいなくて溜まってるからとかじゃなくて、

 ルミを女として見てるからこうなってる。


[不安を消す為の言葉は尽くす。
もう何も言わずにフェードアウトして傷つけたくない。
その気持ちが「甘やかし」に繋がるなら]


 諦めろ、これが俺だよ。


[期間限定でも特別サービスでもないと言っておこう。]
(*77) Ellie 2024/05/13(Mon) 22:04:10

【赤】 会社員 雷恩

[黒いワンピースはお気に入りだと言う。
自分との出会いを演出する為に転んで、どこか生地を
傷めたらと思えば何故そんな時に、とも思うが。
自分との再会の為に一番可愛くしてくれたのだろうと
思えば愛しさも増す。

それを自ら脱ぎたくなったのは、暑くて汗をかきたくなかった
のかというと、そうではないらしい。]


 脱がせた後に聞いたら残念に思うやつじゃんそれ。

 何かの度に思い出せばいいよ。
 このソファ座るときもそうだし、

 ……って今更だけど、ベッド行く?
 立派なソファだから、ここでしても
 壊れはしないと思うけど。


[あまりに可愛いことを言われて、喉が鳴った。
これが男相手に可愛さを武器にする生き方をしてきた彼女の
計算ずくの台詞であっても構わない。
自分といない時にも自分に抱かれた記憶が蘇るルミを
想像するだけで儲けた気分になるから。]
(*78) Ellie 2024/05/13(Mon) 22:04:45

【赤】 会社員 雷恩

[裸になってソファで向き合う。
まだ昼間なので室内は明るく、ルミが緊張したように
皮膚を強張らせる様子もよく見えた。

欲望のまま乱暴にしないようにゆっくりと刺激を加える。
甘い言葉が上がる度に目を細めて。
それが少し続くようになれば次の段階。

左への刺激で連動したのか形がはっきりとしている
右の胸粒に舌先を触れさせた。

唇を塞ぐことができなくなるのは惜しいが、
何度か制したからちゃんと彼女は覚えてくれた筈。]
(*79) Ellie 2024/05/13(Mon) 22:05:15

【赤】 会社員 雷恩



 ルミ、かわいい。


[ちゅ、と音を立てて吸う。
痛みには通じないような、ほんの初心者向けの愛撫。

桃色がてらてらと唾液でコーティングされたら、
唇と指を入れ替えて刺激を施した。

されていることに慣れてしまわないように、
時折乳頭を扱く速度を速めてみたり、
両手で大きく胸全体を揉み解したり。

服越しに触れただけでも声をあげた尾骶骨と
脇腹の間に唇を旅させて軽く吸い付いたり。*]
(*80) Ellie 2024/05/13(Mon) 22:05:34

【赤】 従業員 ルミ

 

[ 優しい嘘という言葉がある。
  あれは言う側ではなく言われた側に許された例えだが、
  今この場で「可愛いと口にしたことはない」などと
  嘘を言われても、自分は優しさと捉えなかっただろう。

  言った経験くらい推察できる。
  インターネット越しに見て来たのだから。
  なにも考えずにただ眺めていたなんてあるわけがない。 ]


  ふふ、それはもちろん
  ──……ほんと、大きくなったね、お兄さんも


[ けれどネットとリアルは違うものだ。
  いくら分かった気になっていても、
  直に触れて初めて" 実感 "としてそれを得る。

  過去の亡霊が大人になったような感覚が、
  輪郭を伴い、温度を連れ立ってやってくる。 ]

 
(*81) 鬼葉 2024/05/13(Mon) 23:04:17

【赤】 従業員 ルミ

 

[ 何でも知りたいと願って糸を巡らせても、
  秘められてしまえば分からないもので。
  長い睫毛を瞬かせ、呆けたような顔を浮かべた。 ]


  ──────……おにい、さん、って
  そのときから、かわいいって
  思ってくれてたの?

  ……わたしのこと、面倒になったとか
  そういう理由じゃなかったんだ……。


[ よかった、と消え入るような声で呟いて、
  彼の肌へ頬をすり寄せた。
  例え知っても嫌いになんかならなかったのに、と
  悔しいような気持ちにもなるけれど。 ]

 
(*82) 鬼葉 2024/05/13(Mon) 23:04:21
 




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