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【人】 イングラハム「じゃあ、帰るから。 何か必要があるならまた連絡してくれ。」 如何にも見舞いらしい安物の蜜柑を渡せば 私は足早に病室を後にする。 病室に居ると腹が立つんだ。 昔、救えなかった悲劇を思い出すから。 至って健康な怪我人を見ると腹が立つんだ。 本当に死の瀬戸際にいた者への 冒涜に見えてしまうのだから。 (15) 西 2022/02/17(Thu) 14:50:35 |
【秘】 イングラハム → アンネロズ恋をした女の子に会いにくる 純粋なピアニストなどもうここにはいない。 彼の魂はとっくの昔に腐り果てた。 最愛だった君が、この世を去ったと時を同じくして。 (-10) 西 2022/02/17(Thu) 14:53:29 |
【人】 イングラハム発表会まではまだ時間がある。 だが時間を潰そうにも病院にそんな場所 あるはずも無い。 ...いや、正確にはひとつあった。 彼女と初めて出会ったあの中庭。 それは最愛で最悪な、夢の始まりの場所。 背に腹はかえられぬと 誰もいない中庭のベンチに腰かければ 深く、深く、ため息をついた。 (16) 西 2022/02/17(Thu) 14:54:29 |
【秘】 イングラハム → アンネロズ「約束も守れぬ青臭い馬鹿な男だと、さ。 いや、君はそんなこと、しないな。 ......私がそうあってくれと臨んだだけだ。」 (-12) 西 2022/02/17(Thu) 14:56:23 |
【人】 イングラハム空を見上げた私は実に醜い有様だ。 天国にいる彼女には とても顔向け出来そうにない。 名前だって、笑顔だって、 なんだって忘れることは出来ないのに 彼女との想い出は窶れた記憶となって 時を重ねると共に細部から形骸化が始まる。 あぁ、そうだ。彼女が呼んでくれた「エド」は とっくの昔に死んでいたんだ。 (18) 西 2022/02/17(Thu) 14:57:04 |
【秘】 イングラハム → アンネロズいつものように自責の念に駆られていると ふと、声が聞こえたような気がする。 よく聞き馴染んで、忘れかけていたあの声色。>>G31 ついに私は幻聴まで聞こえるようになったのか。 私がどれ程アンネのことを引き摺っているかを 君にも悟られてしまいそうだ。 (-13) 西 2022/02/17(Thu) 15:00:12 |
【神】 アンネロズ……っ、え……? エド……? [ 記憶の中の貴方とどこか雰囲気が違う。 それだけは分かったわ。 夢幻なのか、それとも……。 私は、目に映る光景に驚いて何も言えない。 それでも、愛おしい貴方の名前だけは 辛うじて声に出すことが出来たの。 ] (G36) alice0327 2022/02/17(Thu) 19:02:33 |
【神】 アンネロズどうして、―――――。 [ どうして、とつい口にしたけれど 本当はどうして、なんてどうでもよかった。 貴方に逢いたいという願いが叶うのなら どんな形でも構わない。 でも、いざ逢えると言葉に詰まるの。 伝えたいことはたくさんあるのに いいえ、たくさんありすぎるのね。 何を言えばいいのか、わからないの。 ごめんなさい、って謝りたい。 逢いたかった、って伝えたい。 元気にしてた?って聞きたい。 ねぇ、私の事、覚えてる? って。確かめたいと、思うのよ。 ] (G37) alice0327 2022/02/17(Thu) 19:04:20 |
【神】 アンネロズ[ 私の事を忘れて欲しくなかった。 でも、きっと両親は 貴方に忘れていいと告げると分かってたの。 痛みを覚えていて欲しいなんて そんなの身勝手だということも。 ] (G38) alice0327 2022/02/17(Thu) 19:04:55 |
【秘】 アンネロズ → イングラハム[ 物語の主人公なら。 「私の事は忘れて幸せになって。」 なんて、言えるのかしら。 貴方と共有した物語のあの子なら。 そう、言えたのかしら。 ] (-14) alice0327 2022/02/17(Thu) 19:05:32 |
【神】 アンネロズ[ でも、貴方には笑っていて欲しい。 幸せに暮らしていて欲しい。 消えない傷をつけた張本人が 何を言っているんでしょうね。 そんな想いを全部ぜんぶ伝えたいと願うのに。 口から出る言葉は、ただの私の気持ち。 死者が抱いていた 叶わないはずの想い。 ] (G39) alice0327 2022/02/17(Thu) 19:08:59 |
【秘】 アンネロズ → イングラハム―――――わたし、わたしね……。 ずっと、まってた………。 貴方に、あいたかった………。 (-16) alice0327 2022/02/17(Thu) 19:10:40 |
【神】 アンネロズ[ 貴方の前では笑っていたい。 生きているときは ずっとそう思ってた。でも今はもう、そんな虚勢を張れないみたい。 はらはらと、涙があふれていく。 ] さびしかったの…… [ その場から動けず、泣きじゃくりながら、 貴方の名前を何度も何度も、呼んだのよ。 もう離れ離れになりたくない。 そんな想いが名前を呼ぶたびに溢れていた。 ]* (G40) alice0327 2022/02/17(Thu) 19:13:57 |
【独】 アンネロズ/* 上手く返せてる気がしなくてこう…… 自分の表現力とか技量に泣いてますよね…… いやなんかもうね……完成度が高いんですよ…… センスで殴ってくるんですよ西さん…… (-17) alice0327 2022/02/17(Thu) 20:07:30 |
【独】 アンネロズ/* 書いててめちゃくちゃ楽しくて、どうしよう書けないー!!!とはならないので自由に書かせてもらってる有り難さは噛み締めてるんですが、それにしても西さんのロルクオリティ高すぎません???? 私それに見合うものかけてる????(ふあん) (-18) alice0327 2022/02/17(Thu) 20:17:03 |
【独】 アンネロズ/* >>0:35 >それなら読んでみようかなって〜 ここ拾いたかった……求:技量 プロローグの秘話の >ねぇ。アンネ。 君の為だけに、僕はまた病院ここへ来るよ。 そしたら、今日の話の続きをしよう。 ここほんとにずるいですよね……ズルじゃん…… >>0:44 お茶の描写をあえてしなかったんですがやっぱり持ってきてくれたよねわーいって気持ちでしたね( ˇωˇ ) 書こうか迷ったけど持ち寄ってお茶会って素敵じゃないですか…。 みたいな感じでつらつら感想書きたい私VS長くなりすぎるから自重しようかなと思い始めた私VSダークライ (-19) alice0327 2022/02/17(Thu) 20:27:27 |
【神】 イングラハムもしも君にもう一度会えたなら どれほど僕は救われるだろうか。 君と歩めたはずの未来を言葉で描くことも 僕の心を癒すには充分な薬。 けれど、そんなことは夢物語だ。 アンネが戻ってくることなんて有り得ない。 (G41) 西 2022/02/18(Fri) 0:45:06 |
【神】 イングラハムまるで狐にでも化かされたように 僕は情けない声で君の名を呼ぶ。 君はあの頃と何一つ変わらない姿で 僕の記憶をその香りがくすぐる。 最初に思い至るのは、夢。 後悔がもたらした幻想とも言うべきか。 僕が僕も知らない場所に迷い込むなんて そんな可能性にたどり着ける訳もなくて 混乱する頭が互いに、暫くの静止を生んだ。 それでも頭の中では分かっていた。 彼女が帰ってきたなんてことはないと。 (G44) 西 2022/02/18(Fri) 0:47:58 |
【秘】 イングラハム → アンネロズけれど人間は都合よく理解したくなる生き物で。 僕も例外ではなく、彼女が僕の元に来てくれたと 都合の良い解釈をして、彼女の元へと歩を進める。 (-21) 西 2022/02/18(Fri) 0:49:15 |
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