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【秘】 春日 幸貴 → 星見 朱里……!? [したかったと言われて衝撃が走った。 その上、朱里の顔は真っ赤だった。 すごいことを言わせてしまった。え、いいのかこれは。 つられて俺の顔どころか耳まで熱くなった。 戸惑っていたら、頬に指をくっつけられた。 その前に指にキスしてなかったっけ] ……あ、ありがとう…………えっ。 [予想外の事態になった上、小声で言われたことに鼓動の強さが増して、頭がくらくらした。 これ以上は俺の命が危ないのでは。いやさすがに大丈夫だと思うけど。 大丈夫だと思うけど、このままここにいると大変なことになりそうな気がして] またな……朱里。 [声をかけて、玄関を入ることにした。 また朱里の夢を見そうな気がした]* (-34) Siro_neri 2021/03/19(Fri) 16:19:15 |
【人】 春日 幸貴そうだなぁ。ラストダンジョンだし……。 [そこで盛り上がらないのは確かに勿体ない。あまりテンション上げて、後で力尽きるのも困ってしまうが。 そして朱里は甘えたかったらしいと知って、なんだかめちゃくちゃ嬉しくなった] 甘えてくれるんだ? 嬉しい。 [甘えてもらえるのが嬉しいって、長男の性分だろうか。弟に甘えられたときも嬉しくなるし、たびたび甘やかしたくもなる。 朱里に甘えてもらう喜ばしさはそれとまた違うけど。 いつも頼ってばかりいたから、甘えてもらえるのは筆舌に尽くし難い嬉しさだ。表情にも思いっきり表れていそうである] (120) Siro_neri 2021/03/19(Fri) 16:19:56 |
【人】 春日 幸貴[経口補水液。名前に口移し感はあるかもしれない。味が苦手で、できれば飲みたくない代物だったりする] 朱里は丘のボス…… ボスじゃないか。丘の城の姫……? [幼少から丘を駆け回っていそうなおてんば姫みたいになってしまった。それはそれで可愛い。 ステラがHP2で元気だったのは最大値だったからかなあ、と思ったが……そうすると俺の2や10は瀕死で赤くなってるとかそんな感じなんだろうか。 俺が健康でないことを考えればステータス異常があるのかもしれない。呪いとか?] (121) Siro_neri 2021/03/19(Fri) 16:20:26 |
【人】 春日 幸貴[合ってるかと問われて地図アプリを確認した。 ゲームで画面の隅に表示されてる地図見ながら歩くのと感覚が近いよな、これ] うん。この辺りから完全に徒歩だな……。 ちょっとだけ休んでいくか。 [母さんに無事でいることと車道から離れることを一度連絡しておくことにした。 長い遊歩道だからか、ところどころにベンチがあるのが助かる。ついでだから水分補給もしておいた] 何かあったら、ここまでは 戻ってこなきゃならないな。 朱里は道覚えてるよな? [迷うような道ではないと思うけれど。 迎えを頼むような体調不良では、方向感覚なんか残ってないというのが体験談だった。 朱里についていけば大丈夫と思えれば安心できる。 ここまででは思ったほどの負担はなかったけれど、問題はこの先なわけで。 小休止というセーブポイントらしいことをした後、山場に挑むことになった]** (122) Siro_neri 2021/03/19(Fri) 16:20:51 |
【独】 春日 幸貴/* たびたび朱里ちゃんの夢見てるとは思うけど いかがわしいあれそれではない……はず…… というか 出るもの出るのかな 病人だからまだ出せるところまでいってなさそうだよな…… 遅い子だと18歳くらいには経験するそうです (-36) Siro_neri 2021/03/19(Fri) 18:32:10 |
【独】 春日 幸貴/* そっか…… お付き合い始まってからかな…… つまりそれ以前なら何も出なくて安全に致せたのか(心臓病の観点からは死) (-38) Siro_neri 2021/03/19(Fri) 18:33:56 |
【人】 春日 幸貴もし具合悪くなったら、俺は 正しい道がわからなくなると思う。 そのときは頼りにしてるぞ。 [行きで迷うことがなさそうなのは地図でもわかったし、俺は方向感覚は悪くない。体調が大丈夫なら帰りも迷わないと思う] ラスボス……。 [もう花になっていないとか? と一瞬思ったけれど、天文台にまつわる丘だと思うと……] 月とか星とかの魔王……? 夜にならないと会えないとか。 [それもピンと来ないのだが。 なんとなくそう言ってみてから、太陽が燦々と輝く空を見上げた。 だいぶ陽が高くなってきて、日差しの強さと風の気持ちよさを感じる]* (127) Siro_neri 2021/03/19(Fri) 21:03:20 |
【人】 春日 幸貴[>>128何が良かったのかよくわからないが、姫のお気に召したらしい。もうちょっと真剣に言えばよかったろうか。 >>129頼もしい言葉を聞いていればダンボールソリの話が出て、思わず笑った。 子どもの頃、密かにやってみたかった遊びだった。 緊急時にやるのはありえないと思うが] 楽しそうだけどそれは……なしかな……。 でも、ありがとう、朱里。 朱里がいるから安心して登れる。 [俺のお姫様は助けを黙って待つタイプじゃなく、一緒に戦ってくれるタイプなのが良い。 ずっと深く考えたことがなかったけれど、俺は一緒に何かできる相手が好きらしい] (133) Siro_neri 2021/03/19(Fri) 21:41:43 |
【人】 春日 幸貴[>>130ラスボスについて語る言葉を聞いて、なるほどと思う部分はあったけれど] めちゃくちゃ俺が主人公感あるラスボスだ……。 ……それでいいのか。 [俺が勇者ならそうなるのか。気恥ずかしいことこの上ない。 けど、そうか。 もう過去は振り切ったつもりだったけれど、改めてここで向き合ってみてもいいのかもしれない。 そして待ち続けるラスボスを思う言葉が出る朱里には微笑ましいものを感じた] そうだなぁ……ちゃんと決着つけて帰ろう。 俺は自分から勇者捕まえに行く魔王だったけど、 そういう奴ばかりじゃないんだもんな。 [ずっと待ち続けて花になっちゃうという可愛らしさは俺には無いものだった。 相手が俺の過去なら、そんな風に静かに風化することが無いと言えるだろう] (134) Siro_neri 2021/03/19(Fri) 21:42:31 |
【人】 春日 幸貴……ん、わっ、ほんとだ涼しい。 いや、やばいってほどじゃないかな? [沈みかけたときに、朱里が日傘を広げた。>>132 風が湿気を飛ばしてくれるおかげか、日差しを遮るとかなり涼しくなる。 日傘は見慣れなくて、それですっかり気持ちが切り替わった] よし……、展望台目指して出発するか。 無理は禁物ってことで。 [階段は、あれから随分まともに昇れるようになった。校舎の3階まで行くくらいなら、さほど苦労しない。 けれど、展望台に向かうほどの量はさすがに自信がない。 単純に脚の筋力って意味でもそうだが、心臓の負担はどうなのだろうか。 不安だけれど、朱里がいるなら挑む気持ちになれる。 だから俺は立ち上がって、朱里に向けて手を差し伸べた]* (136) Siro_neri 2021/03/19(Fri) 21:45:23 |
【人】 春日 幸貴あっ、ごめん……じゃあ傘。 [深く考えずに手を差し伸べてから、彼女の両手が塞がっていることに気づいた。 俺は両手が空いている。だから傘を預かって、朱里と手を繋ごうと思った。 繋げられたなら石段に向かうことになるだろう。 初めのうちは順調に登れたけれど、長く登っているうちに気分が悪くなりかけて、石段の途中で休憩を申し出ることになった]* (143) Siro_neri 2021/03/19(Fri) 22:21:21 |
【人】 春日 幸貴[休憩中、ペースが悪くなかったことにはとてもほっとした。>>146 ずっと家族の足手まといだと思いながら生きていたけど、もう誰の足手まといでもないんだと思えた] よかった……。 もう少し早めに休憩挟めば、もっと楽に登れる。 [気持ち悪くなる前に休めれば自然と回復するし、回復にかかる時間も短い。 ちょっとずつ休みながら行くのが最良だとはっきり理解して、どのくらいの間隔で休めばいいかもすぐに把握できた。 休憩時間に、世界に拒まれた感覚のことや足手まといだと思って生きていたことを話そうかと思ったけれど。 俺の過去の呪縛がラスボスなら、その話も展望台までおあずけだろう。 こまめに休憩を挟んで展望台が目前となるのは、だいたい予定通りの時間だろうか。 その頃には疲労で怠さはかなり感じていたけれど、心臓は負担こそ感じても無事だった]* (148) Siro_neri 2021/03/19(Fri) 22:59:54 |
【人】 春日 幸貴うん、頼む。 手遅れになってからじゃ遅いから。 [当たり前のことだけれど、言葉に出した。 そういう意味では俺はHP2どころじゃなく瀕死なのだろう。今にも死にそうだと感じるくらいの状態なのだろう。 こまめな休憩を挟んで登っていくうちに、石段の残りはどんどん減っていって、やがて頂上が近づいた。 これを登り切れば終わりというところまで来たとき、疲労感はかなりあったけれど] 行くぞ、朱里。 [実質的には俺が手を引かれる側なんだけど。 彼女にそう笑いかけて、最後の石段を登った] (152) Siro_neri 2021/03/19(Fri) 23:43:58 |
【人】 春日 幸貴[登り終えたとき、他の何を確かめるのも忘れて、繋いだ手を離した。 そしてその一瞬後、両腕で朱里を抱き締めた。 まだやることがあったかもしれない。 終わってないことがあったかもしれないけど。 朱里を抱き締めたい気持ちを抑えることは、これ以上はできなかった]* (153) Siro_neri 2021/03/19(Fri) 23:44:39 |
【人】 春日 幸貴[朱里を抱き締めた後、傘が落ちる音を聞いた。 そんなことはどうでもよかった。抱き締め返してくれたことが嬉しくて。 だから、彼女にずっと伝えたかった“責任を取る言葉”は、今言うしかないと思ったけれど。 それは“ラスボス戦”の後なのだろう、と思い直した] (156) Siro_neri 2021/03/20(Sat) 0:11:19 |
【人】 春日 幸貴[思い返したいことはいくつかあった。全部振り返っていたんじゃ、何時間あっても足りないと思う。 だからできるだけ絞ろうと考えて、改めて言葉にして向き合いたいことを探して] ……子どもの頃、世界に拒まれてると思った。 [最初にこの話が出たのは、今日ここに来て思い出したことだからだろう>>135] 綺麗な景色を見て、もっとよく見たくて、 そこに行こうとして…… 気分が悪くなって、死ぬかと思った。 来ちゃいけないって言われたみたいで。 あんなに綺麗なのに……って。 他にも理由はあったけどな。 食べてみたいものが食べられないとか、 動物に触れたら湿疹が出たとか。 世界に拒まれてるんだ、俺はこの世界に いてはいけないんだ……って思い込んでた。 そんなことなかったのにな。 [世界が俺を拒んでいるんじゃなく、俺が世界を拒んでいた。 薄々感じていたそのことを、はっきりと気付かせてくれたのは――あの世界で出会った勇者のうちの1人だった] (157) Siro_neri 2021/03/20(Sat) 0:12:08 |
【人】 春日 幸貴俺はずっとこの世界を生きたかったんだ。 そのことに気付かせてくれた人がいた。 だから戻ってこられた。 そして、戻ってきたら、俺のお姫様と出逢った。 みんなが、俺に呪縛を解く力をくれたんだ。 [俺の命はあの世界が繋いでくれて、この出逢いもあの世界がくれた。 生きる希望を得た後に出逢ったお姫様はとにかく眩しくて、一気に大切な人になっていった。 その全てのおかげで踏み出して掴んだあの頃の未来が、今ここにある] 俺はきっと、こんなふうに共に歩める人を ずっと求めていたんだと思う……。 きっとそのせいなんだ。 朱里のことが好きでたまらなくて、 ずっと傍にいてほしいって思うのは。 [これが恋だった頃もあるんだろう。 でも、今は恋ではなくて愛だと言える。そのくらい、朱里の存在は俺の中で大きくなっていた] (158) Siro_neri 2021/03/20(Sat) 0:13:05 |
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