情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
【秘】 路地の花 フィオレ → Chiavica テオドロ「そうね」 「私が思う、楽になれそうな方法を挙げてみただけ。頭の片隅にでも置いてくれたらそれでいいの」 行き詰まって、途方に暮れた時の一つの選択肢になればいい。 何より能力のない自分に、あなたにとって最善の答えが出せるわけではない。ただ、あなたが苦しむようなことがあるなら少しでも軽くできたら良いと思うだけ。 「難儀ね」 「ううん、ちょっと私が軽い気持ちで言ったのも良くなかったわ。あなたにとってはそれだけ重たいことだったのよね」 過去に何かあったのだろうか、と思うけれど。まだそれを聞くには踏み込みすぎるだろうかと、迷った末に口を噤んだ。 折れてしまってもいいよと言うのは、それこそ自己満足に過ぎないのだし。 根幹が崩れてしまえば、何が起こるかもわからない。 ただ、自分を擲って周りの幸福に変える。その考え方一点においては、境遇が違っても理解できるものだ。整備されていないスラムで、小さな子供達を守るためならなんでも出来た。そんな時期も確かにあったのだ。貴方には話せてもいないことだから、伝わらないことだけど。 「……何もなければそんなことしないわよ。 ただ、譲れない理由が出来たなら…一生の頼みよりも、自分の感情を優先してしまうこともあるかもしれないけど」 カフェオレとパンケーキを頼んで、うーんと少しばかり悩んだのちそう答える。あくまで一般論、そんな顔で。 それにしても、あなたが自分に弱みを見せてくれるのは何故なんだろうな。嬉しいことではあるけれど。 (-554) otomizu 2023/09/11(Mon) 15:16:08 |
【秘】 Chiavica テオドロ → 路地の花 フィオレ「それを言うなら、曲がりなりにもデートだというのに、 こんな話題を止めなかった俺にも一定の非がありますよ。……でも、そうですね」 「救いがあるとするなら、あなたはそんな気持ちで口を開けるくらい、あまり嫌がらずに聞いてくれた。俺の失態ではないと思わせてくれる───だからあまり気に病まないで」 結局のところ、一口に語ってしまえば女を曇らせる趣味が全く無いわけであるからして。育ってきた環境による人生観が違っていても、踏み込み切れず真に寄り添えることが少なかったとしても、相手を尊重する気持ちは変わらないのだろう。 「案外、耐えられないほど苦しいと思ったら、 なりふり構わず重荷を投げ捨てているかもしれませんしね。 その時は喜んでフィオレさんの所為にするとしましょう」 皮肉や軽口を、反対にある程度の受容として扱う。少々珍しい言いぐさであった。 言葉は決してこの男を変えることはなかっただろうが、その事象とは別に、積み重なるある程度の信頼というものはあって。つい口が滑るのもそういう理由、という言い聞かせを当人が行っている。 「目下で俺が考えるべきことは、 迂闊に理由を作らないように動くことだけですね…… 恨みを買う振る舞いというのも難しいものだ。 俺はこんなにも難儀な人間であるというのに、ね」 つり合いでも取るかのように、更に遠ざけるような言葉は吐くのだが。宣言通り濃いエスプレッソを頼んでは、翻弄されて疲れ切った顔。 (-562) backador 2023/09/11(Mon) 17:46:01 |
[1] [2] [3] [4] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新