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【秘】 モノノ怪 ユメスケ → 不運 フカワ『いや謝らなくていい。察せる方が気持ち悪いわ。 お兄さんがセクハラに怒らない人か、 スリーサイズを聞かれることをセクハラだと思わない人なのが 分かったから聞いた意味はあったよ。ご意見ありがとう』 彼は君を怒らせたかったらしい。 それで選ぶ相手ではないとPLは思う。 『そっか。ん〜、面白い話なぁ。 これから人とデートするから、あったかどうか考えておく』 『それとは別にフカワお兄さんが 俺を面白く思わせられると思う話も気になるから、 考えておくか先に置いておくかしといてほしいな』 『それじゃあ後でね、御機嫌よう』 デートと言うし、しばらくは返信しないということなんだろう。 さて、君は彼からの面白い話を待つことになっただろうか。それとも、先に自分から何かを置いておくことになっただろうか。 (-321) 66111 2022/02/28(Mon) 3:45:32 |
【秘】 不運 フカワ → 剣道 ツルギ途端に、理解をしなかった世界が広がる。 彼はそうだった、自分しかいない檻の中で共に朽ちてくれる人を探していた。 同じであることを求めなかった。 彼はそうだった、生きている間の負の感情を包み込んでほしいと言った。 同じであることを求めた。 「理解者は鏡だと、俺は一人に言いました。 その感覚は同じだと思います。 だから、いないんですよそんな人」 「作らなくちゃ、いないんです」 ツルギの擬似的な理解者の困難な点だけを思い浮かべた。それは物理的な問題で。 相手が傍にいてくれるかどうかだけだ。 それについて、既にひとつの壁にぶつかっていたフカワは、勝手に重ねることで自分に落とし込んでいた。 人を生かすのは、難しい。 人を 閉じ込めるのは 、難しい。生かす為の首輪を、てにするところまでは出来たのに。 それを繋がなかったのは、この一歩の理論が理解できなかったから。 今できてしまったのは幸運か否か。 (-322) toumi_ 2022/02/28(Mon) 3:50:07 |
【秘】 不運 フカワ → 剣道 ツルギ「説明してくれたらよかったのに」 わかってしまった。 「きみの話をこのVRに入る前から聞いていれば、彼らに言えたのに」 もう遅い。 俺が理解したかった人は、俺を理解者にしてくれなかった。 「……なんだってしたのに」 愚かな傀儡は誰かの最後の言葉に縛り付けられ ものを知ることしか求めない空虚になった。 それなのにわかってしまったのだ。 「……俺は、君がいう、理解者になりたかったみたいです」 例えどんな目に遭おうとも、それでよかった。 俺のことなんて誰もわからない、俺が何よりも伝えられない。 理解させられない、だから理解させてほしい。 それだけだった。 水面に沈む舟をただただみている、考えもしなかった感情が溢れてくる。 「……、ああ、……なんだ。 よかった、ですね。 許してくれる人が、いたのなら」 だから、フカワにとっては。 はじめて本当の意味で、それはよかったことだ、とあなたにそう言えた。 (-326) toumi_ 2022/02/28(Mon) 4:00:08 |
【秘】 不運 フカワ → 剣道 ツルギ「ろくでもないことをしてくれましたね。 期待したい だなんていったら、暇潰しよりもよっぽど殴られると思いますよ。 俺も少しやりたいことができてしまったじゃないですか。断られたら、どうしてくれるんですか。 今なら勝手に期待したくせに、八つ当たりで手首の一本落とせる気分なんですよ」 あのとき振り下ろした斧の感触を覚えている。 目の前の人間の精神を縛り付けるためには、 恐怖と目の前にある死が見えていれば良い。 (-329) toumi_ 2022/02/28(Mon) 4:04:20 |
【秘】 不運 フカワ → 清掃員 カミクズフカワはあなたの呟きを、聞けなかった 先に目が覚めた男はあとぼんやりとあなたをみた。 ここで誰かと眠ったのは二度目だ。 仮眠程度ならすぐにあなたは起きてしまうだろう、今も目を閉じているだけかもしれない。 なにも心が動かない。 ただ暖かいのは悪くないと思い、辺りを見渡す。 準備したのは拘束具に、ただ脅すだけの様々な道具。 なぜ、こんなことをしようとしたのか。 それすらも理解していない。 ただ生きていてほしかった、知りたかっただけ、その言葉が通じると思った。 ……形にならない。 複雑そうに白い塊に手を触れて、この部屋を去ろうとする。 首輪という言葉がずっと引っ掛かっている、なにかがつかめそうでつかめない。 ただ、生かす責任を持つ方法が何処かにあるのならそれを見つけたいと思った。 また会いに来ます、出掛けましょうと声をかけてその日は一度別れるだろう。 次の日の法廷でほぼ多数に貴方が選ばれたのを見て、想像通りだと思うほどにはなにかが壊れかけていた。 (-334) toumi_ 2022/02/28(Mon) 4:19:33 |
【秘】 不運 フカワ → 清掃員 カミクズ合議が終わった早朝、メッセージが送られてきた。 『カミクズさんは』 メッセージが止まる。 『誰かに理解されたいと思ったことはありますか? それを理解してもらおうとしたら、どんな方法をとりますか』 『あと』 『いまどこですか』 (-336) toumi_ 2022/02/28(Mon) 4:25:39 |
【秘】 不運 フカワ → 規律 ユス『わかりませんから。知っている事実しか話せないんです。 この言動を言われて誰がどう思うかなんてわからないじゃないですか。 同じだと思っていたんです、誰も教えてくれなかったんですよ。 ここにくることになるまで、周囲と軋轢を生む原因になっていることも知りませんでした』 『ほとんどの人に言われています』 『それで、他人が喜ぶ言葉もわかりません。殴られたら嫌な気持ちになるひとはいるようですが、殴られたら喜ぶような気持ちになる人もいるじゃないですか。自分がどちらかすらわかりません。想像もつかないです。』 『それでも』 『嫌だったことはひとつ思い出せて』 『ここに来る前に親に言われたことだけが、俺はこの世のすべてがどうでもよくなるぐらいには嫌だったようです』 (-338) toumi_ 2022/02/28(Mon) 4:58:43 |
フカワは、デート中にメッセージをみてもらえませんでした。 (a41) toumi_ 2022/02/28(Mon) 9:51:35 |
【秘】 不運 フカワ → 涙眼 ユメスケ「デートするんですか」 対面していても反応が変わらないつまらない人間。 強いて言えば困ったような顔をしていたかもしれない。 「デート」 『あったらお願いします』 『面白い話なら…… 自動販売機に飲み物がカップで出るやつまだたまに残っているじゃないですか。ボタンを押してまってから扉を開けると中身が入っていなくて、またお金を入れたら今度はカップが出てこなくて液体だけ虚無に流れ続けてしまったんです』 『それと』 『こんな話でなければ』 『花の話があります』 『町で一番の花屋さんは、どんな人にも自然を配れるようにに努力をしていました。トラックに、バイクに、自転車に、歩きに、どんな方法でも届けようと走っていました。だけどその花屋は恐ろしい人を食べる花を育てていて、その花は花を武器にする悪い人たちに贈られました。それを知らなかった花屋の息子は、武器を届けた罪で捕まり花屋は息子の分まで反省して頑張りますと、また明るく花を届けられるようになりました。』 (-340) toumi_ 2022/02/28(Mon) 9:59:05 |
【秘】 美術 エノ → 不運 フカワ「ふぅん………まぁ、でも俺も」 「多分、君の笑顔の方が好き。」 そんなものなんだろうな、と思った。 もっと笑ってみてよ、なんて胸に頭を擦りつけて。 色んな表情を見たい。その分だけ理解できるから。 チョコフォンデュのような幸せを追い求めている。 甘い甘いチョコで、何かが全く見えなくなるように覆い隠して。 チョコの甘さだけを楽しみたい。 「んー……アイス、食べる……半分にしよう。」 ちょっと食べるから、残りは食べて、とお願いして。 そうして、提案が齎されれば。 「………」 「……部屋まで運んで。」 君の首に腕を回して、抱き着くようにして。 運んでもらう気満々の体勢になるのだった。 (-342) arenda 2022/02/28(Mon) 10:52:11 |
【秘】 規律 ユス → 不運 フカワ『そうですね、誰が何を思うかなんて当人しか分かりません。 軋轢を生んでいるなと様子で察するのも、普段との差異が分からなければ気付けない。 誰も教えてくれなかったのは教える労力を惜しんだり関わるのが面倒だと判断したからなのかもしれません。俺もそんな感じで何も言わずに距離を取られたこともあります』 自分の知る経験でしか物を言えないのでそのように述べた。 『自分がどちらかすら分からない?』 『嫌だったことは思い出せた?』 『随分他人事ですね』 入力中。暫く、その文字は浮かび続けた。 『フカワさんは共感性が欠如している方だと思っていましたが、ご自分のことも分からないので? 貴方も考えることを放棄して何も感じなくなってしまったとか? ああ、嫌という気持ちはあるのか。 記憶が無いのですか?』 (-351) もちぱい 2022/02/28(Mon) 14:22:04 |
【秘】 不運 フカワ → 美術 エノ「……好きになられることしてない、ですよ」 なんだかまるで、という言葉を飲み込んで。 理解という言葉をぼんやりとしながらきいて、その頭をなで続けた。 一緒に食べるというのに、寝かしつけてしまいそうな体制だ。 「ほら、口開けて。 こぼさないように、…… 半分こ? ま、あ、じゃあそれで」 まるでここだけ現実から離されたようにわざとらしく日常を送る。 これが、理解することと――溺れきってしまいそうになる。 駄目だな、理解したいのに。考えることをやめそうになることが。 いつか君とそういうことでぶつかることになってしまうのだろうか。 「……おいで絵乃くん」 ペロリと、残りのアイスを食べてから抱き上げて。 あまり楽ではないけど、弱くもない身体になっているから。 息を吐いてそのまま運んでいく。 抱きかかえるのは弟と妹で慣れている、 さすがに……身長が高くなってからはやっていないけれど。 少し顔が近くなって、無意識にそらしながら あの暖かくなる部屋へと歩いて行った。 (-353) toumi_ 2022/02/28(Mon) 14:42:38 |
【秘】 剣道 ツルギ → 不運 フカワ君の小さな呟きに、相槌も挟まず黙って耳を傾ける。 君も俺と同じで、何か取り返しのつかないことをしたんだなと。 この会議室には………目的のためなら、手段を選ばない人間が何人もいるんだなと。 自分たち以外にも。 理解者になりたかった その言葉を聞いた瞬間、君と距離を置きながら接したことは正しかったと痛感する。 もしかしたら、もしもユスが全てを差し出すのがもっと遅かったら、ユスがいなかったら、俺はどんな手段を使ってでもあなたをみんなから奪おうとしたかもしれません。 だから。 「───……はい!」 よかった、と二つの想いを込めて、屈託のない笑みで頷いた。 許してくれる人を得た今、これが本当に善いことだとわかるのだ。 (-355) wazakideath 2022/02/28(Mon) 14:50:53 |
【秘】 剣道 ツルギ → 不運 フカワ「それはすみませんね、ロクデナシの父親なもんで。 …でも暇潰しと大差ないんじゃないですか? 多分 あちら側 の人たちからしたら、トカゲとカナヘビくらいの差しかない。」父親のようなことを言いながら、少年のような比較対象を持ち出して。 だけど青年にとってそれは普通のことで。 「フカワさんがやりたいと思うなら、断られたってやっちゃえばいいんですよ。 そりゃ許されれば嬉しいですけど……自分のことだけ考えるなら、許しを得る必要なんてないわけだし。」 自分たちは、互いに自分のために相手を欲した。 きっと君にもそんな相手ができればいいな、なんて思う。 そして、できなかったところで、やっぱり俺たちには関係のないことで。 だからどっちでもいいけど、強いて言うなら、ね。 (-356) wazakideath 2022/02/28(Mon) 14:51:32 |
【秘】 不運 フカワ → 規律 ユス『愚かにも俺はそれは当たり前だと思っていました。 ここにきてわかったんです、与えられていなかっただけ。貰いにいかなかっただけ。手に入るとも知らずに努力を怠りました』 『記憶喪失のようだと言われたのは二度目です』 『俺ってもしかして。すみません。 頭のネジが外れているのだと思います。 全部他人事のようにしか思えなくて、自分の事のように感じられないんです昔から』 その事実は本人の口から明かされることは二度とない。 本人が自覚していないことなのだから。 性格? 変なひと? 妙な物言いでくくられた異常者として治されるべきだった人間は健常者として居続けることになった。 やけに恵まれたその空間が、彼の異常を包み込んでしまっていた。 『概ねそうだと思います、そうでした。 ここには 暇潰し のつもりできましたから』『それなのに』 『知らない他人の情緒と感情が見えてしまって。 自分の中にある感覚と 一致し始めてきてしまったんです。 おかしいでしょう? これまでなにもなかったのに。 でも変わるきっかけはあったんですよ』 あの日。あの日からすべてが。 ドナーに選ばれたあの日から。 (-360) toumi_ 2022/02/28(Mon) 15:56:00 |
【秘】 不運 フカワ → 規律 ユス育ててくれた 『俺をコントロールしていた存在に、捨てられてから。 言われるがままに指示をされないと動けない存在から、考えることをしなければ生きていけないような人間になりました。まだあまりよくわかりませんけれど。 だから今は、きっと。 いつかの感情を思い出す、そうであったことをはじめて知る時間として、充実すれば良いなと思っています』 (-362) toumi_ 2022/02/28(Mon) 15:59:54 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ早朝、恐らく廊下の掃除を終えた頃の事。 医務室前から自分の歩いた道程を遡って、 現在位置は多分、寮の入り口辺りになる。 『寮の入り口の方です』 それは特に嘘を吐く必要も無いから、そう答えた。 それから、もう一つの問いには、少し間があって。 『時間を掛けるしかないと思います わかり合う為に話をする必要があるのも、そうですけど 会話はなくとも、一緒に過ごした些細な時間にだって なにか納得を得る瞬間があるんじゃないかって』 迷った末に、ありきたりな答えを返した。 勿論、ここではそんな気の長いやり方をしているような そんな時間が無い事は上葛だって承知の上だ。 けど、それでも。 諦めてかかっていては、進展するものもしないから。 (-366) unforg00 2022/02/28(Mon) 16:19:34 |
【秘】 不運 フカワ → 清掃員 カミクズ返事は帰ってこずに朝の日が上がった頃、男は姿を現した。 時間がたちすぎていたらまた場所を聞いてその場に赴く。 外で車の音が聞こえたかもしれない。 「カミクズさん。って」 「理解されたくない人じゃなかったんですか」 出会って早々、フカワらなにかに影響されているかのような発言をした。 それは、あなたが覚えてほしくないと言っていたからだ。名前も、できるだけすべて。 それでも、知りたいと言いあなたの子とを無理矢理教えてもらった。 あの行為に、同意はなかったと、フカワは判断していた。 (-369) toumi_ 2022/02/28(Mon) 16:38:13 |
【秘】 規律 ユス → 不運 フカワ『どうか謝らないでください。俺が困ることでは無いし、特に何とも思っていないので。 暇潰しですか。いいと思います。合議とかやる事もありますし。万が一死んだら提供者として命を無駄にしなくても済む』 自分は考える事を放棄して、多くが麻痺してしまったけれど自分の事は流石に己のものとして知覚できる。似ているようで、けれど決して同じものではないと認識した。 『そうでしたか。確かに家畜や蚕など、人に管理されたものは自分の手で餌を取りに行くことができませんしね。 俺も残っていると思わなかった感情がまだあるなど気付き始めたものがあるので、フカワさんも同じように変われるのではないでしょうか。例や可能性を提示しただけなので責任は取れませんが』 『貴方が貰いに行こうとするのをやめなければ、きっと多くのものが知れるかと。与えてくれる人がここには何人もいると思いますし。保証はしませんが。 努力は必ず報われるとは限りませんが、動かなければ何も得られない事実だけは揺るぎませんから』 『頑張ってください。自分のことではないので、無責任に応援しています』 (-372) もちぱい 2022/02/28(Mon) 16:57:54 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ返事は返ってこなくとも、上葛は待っていた。 再度場所を聞かれれば、また同じように答えて。 そうしてあなたがやって来れば、へにゃりと笑って。 「……どうも、 フカワさん。」 今居る場所は、以前話した時と違って、まだ人通りのある場所。 だから、誰かが通り掛かるかもしれない、と考えて。 敢えて"今まで通り"の呼び方をした。 理解されたい、理解されたくない。 上葛は知っている。なぜそういった言葉選びに至るのか。 だって一度、本人からそのような事を聞いたから。 「……できることなら、知られたくはなかったですよ。 でも、心のどこかで諦めてもいました。 僕の事は誰にも教えようとはしないのに、 誰かの事を僕だけが知ろうとするのは公平ではないし、それに。 僕は嘘も隠し事も得意ではないから…」 全部全部諦めたように笑う。 笑顔はそれらを取り繕う為のものではなく、単なる癖だ。 だから貼り付けたような笑みでも、その顔色は雄弁だ。 (-376) unforg00 2022/02/28(Mon) 17:14:48 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ「重荷に、なるじゃないですか。 これから死ぬ人の事なんて、知らない方がいいじゃないですか。 自分が、自分達が選んで死に追い遣るかもしれない人を その人の人生を、個人としてのパーソナリティを 知らない方が、楽でいられるじゃないですか。」 だからこれまでずっと、上葛掃守という個人をひた隠しにして ただの"清掃員のカミクズ"であろうとした。 名前を隠して、作業着を着て、プライベートを見せなかった。 人は、家畜の屠殺に思う事は少ないけれど。 共に過ごしたペットの殺処分には、強い抵抗を抱くもの。 上葛は、大半の人間はそうだと思っている。でも。 「でも、知らない方がいやだって思うのも、わかるんです」 「だから、思うんです」 「その重さを受け入れられる人なら、いいのかなって」 (-377) unforg00 2022/02/28(Mon) 17:15:08 |
【秘】 美術 エノ → 不運 フカワ「理解しようとしてくれてるよ。」 それだけで十分。 理解者のいない青年にとって。誰も歩み寄ってくれない青年にとって。 それはとても大きなことだった。頭を撫でられながら、口をあける。 「…ん………冷たい…………」 「……おい、しい…………」 案の定口の端から少しだけ零しながら。 つかの間の平穏のような、甘ったるい空気に身を浸す。 揺り籠の中がこんなにも気持ちいい。 今、どのくらい君を理解しているのだろう。 今、どのくらい君は理解しているのだろう。 この触れ合っている体の面積と同じくらいの割合だったならいい。そう願うばかりだ。 「ん………」 抱えられる。 誰かに抱っこされたことなんてない。 赤ん坊の頃にはあったのだろうけど。 だからやっぱり、温もりが心地良くて。 「………フカワくん……眠い………」 「……部屋に着いたら…………」 「……好きにして、いいよ…………。」 その言葉を最後に、背中からは。 か細い寝息が聞こえてきて。 きっとしばらくは、目を覚ますこともないのだろう。 (-380) arenda 2022/02/28(Mon) 17:43:09 |
【秘】 不運 フカワ → 園芸 ハナサキ「……暇つぶしだなんて」 理解されないと思っていたのに、断られると思っていたのに。 ああ、なるほどな、なんて。 ひどくあなたは、優しい人なんだとこのとき思った。 だから、驚かなかった。 自分自身にいれた票のことも。 想像通りだった、全て。 一緒に食べたカステラも、あの時間も。 『また一緒に、暇を潰してください』 そういった言葉もなにもかも偽りがなくて。 本当に綺麗に、すべて拾ってくれそうな人だと。 馬鹿みたいだって、思って、泣きそうになった。 なにもわからないと思ってた感情が、この瞬間に生えたんだ。 他人のもたらす感情が、過去の自分を思い起こさせて。 ああ、あのときは悲しかったんだ、嬉しかったんだなって。 今になって、全部わかるようになってきた。 (-382) toumi_ 2022/02/28(Mon) 18:04:24 |
【秘】 不運 フカワ → 園芸 ハナサキ合議が終わって日も上った頃、 再び貴方へと連絡をした。 直接会えなくても良いから、教えてほしいことがある、と。 『投票のことです』 『ナツメさんにいれてほしくない理由と』 『あなたにいれても良い理由を教えてください』 (-383) toumi_ 2022/02/28(Mon) 18:04:53 |
【秘】 モノノ怪 ユメスケ → 不運 フカワ 返事があったのはしばらく後。乾いた音の騒動も落ち着いた頃。 『3回目に何も出てこない話が続かなくて良かったって感じ。 いや3回目までやらなかったのか、 ちゃんと両方出てきたのかは知らないが』 『自分の失敗談やちょっとした不幸の話って笑い話になるよな。 あくまでちょっとしたの範囲内のやつ。 俺はそういうのをあんまり面白いとは思わないらしい』 少なくとも今のこれは面白いと思わなかった。語り方が虚無だからかな? 『で、花売りの悪い人の話をしますか』 俺に。両親から芋づる式に逮捕になった煙草やらの違法物の売人の存在が浮かんだ。 (-403) 66111 2022/02/28(Mon) 20:08:27 |
【秘】 モノノ怪 ユメスケ → 不運 フカワ『悪い大人って、上手にこどもを使うよなと思う。 ああいや、こどもに限らないか。上手に人を使う』 『それで花屋が変わらないまま在れるのは、 花屋さんやお客さんにとっては良いことだったろうなぁ』 『一人が不利益をまとめて持っていってくれたおかげで、 一人が悪人になったおかげで、みんなの今日ってやつがある』 『そこにいてしまった不運で不幸なその息子さんの方に、 俺は視点がいくな。誰でも良かっただろうに』 『さっきの自販機の話もそう。誰でも良かっただろうに』 『その花の話、続きや別視点の話とかってある?』 話題を散らさず、一先ず君の話を聞く構えだ。 (-404) 66111 2022/02/28(Mon) 20:09:00 |
フカワは、何処かで、発砲音を聞いて目を伏せた。拳銃って撃ったことないな。 (a61) toumi_ 2022/02/28(Mon) 20:20:44 |
【秘】 不運 フカワ → 清掃員 カミクズ「……同じ事、思っていましたよ。 俺たち、少し似ているんです。 でもね、違ったんです。 俺が納得できた、理論だっただけなんです。 綺麗な物語、というやつです。 あなたの今言ったとおりの話です」 「その綺麗な物語は、汚い真実を捨てて、飾っているってことらしいです。 別に肯定はしないんですけどね」 くすりとわらって、一歩近づく。 そんなことは言われていない、誇張した表現だ。 だが、今はあえて使う。 (-414) toumi_ 2022/02/28(Mon) 21:04:49 |
【秘】 不運 フカワ → 清掃員 カミクズ「――俺、重荷になるだなんて考えたことなかったです」 「知らない方が楽って感覚、永遠に来ないんだと思います」 「知りたかった、理解したかった。教えて欲しかった」 目の焦点は合わない。 あなたを見ながら向こう側の誰かを見ている。 「もう手遅れなんですよ。 あなたでは満たすことができない瑕です。 何で教えてくれなかったんだ、何でも言うこと聞いたのに。 何でもしたのに。なんでもしてよかったのに。 辛い事なんて一つも無かったのに。 ど して、う ど うして、な ん で、 なん 、で な ん で」「 愚か者のままにさせられたんでしょう、俺は 「……たとえ犯罪者になろうとも、俺は一緒にいたかった。 共有して欲しかった。 隠されて、知らないままでは、幸福になれなかったんです」 今までと違って感情をあらわにする姿は、 何度か見せた不安定な姿がさらに彩られた親に捨てられた子供のようだった。 (-416) toumi_ 2022/02/28(Mon) 21:14:28 |
【秘】 不運 フカワ → 清掃員 カミクズ「――これは前置きでもなんでもないです。 正しくは、あなたを理解することが俺の救いになるなんて、 そんな風に思わなくて良いという、一つの情報です。 俺は、受け入れられるとか知らないですし。 実際に……できるできないの話ではなくて。 理解させたいのか、 させたくないのかを聞きたいんです」 「正直に教えてくれます? 今なら、寝こけたあの日のつづきを あのときよりもっと話せそうなんです」 いつからだろう。 彼が段々と言葉がなめらかになっていったのは。 柔らかく、あなたの言葉を聞き出そうとするようになったのは。 (-417) toumi_ 2022/02/28(Mon) 21:15:18 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ「……フカワさん…」 上葛は、わかっている。 自分の言う事が綺麗事だなんて事は、最初から。 綺麗事を、理想論を語る事が悪い事だなんて思ってない。 そうでもしなければ人は現実に耐えられないから。 でも。 「ちがう、」 違う。 そうだ、違う。 自分がただそう思っていたいだけだとしても。 自分は、確かにそう思っているのだから。 自分は、そう思う事をやめたくない。 (-426) unforg00 2022/02/28(Mon) 22:11:00 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ「──手遅れなんかじゃない!」 感情優位の反論。 弾かれたように上げた声に、自分でも驚いた。 自分はこんなにはっきりとものを言える人間だったのか、と。 「…きみの言う通り、僕は誰かの代わりにはなれません。 僕は…上葛掃司になれなかった、上葛掃守だから。 きみの得られなかった過去を取り返す事もできません。 そんな時間は、きっとここにはありません。 だから多分、今の僕にできる事はきっと、 今まできみが取り落して来てしまったものを拾い上げて、 それを持っていてあげることだけです」 根本的には、本質的には、確かに手遅れなのだと思う。 今更知ったところで、身になるものでもないと思う。 気ばかり急いて、実際はあまりにも無力なのだと思う。 だからと言って、きみの事を投げ出すのはいやだった。 上葛はただ、大切にしたいだけ。 理解できなくとも、肯定できなくとも、共感できなくとも。 それを大切にする事はできると、そう思っている。 そう思う事を、やめたくはなかった。 (-427) unforg00 2022/02/28(Mon) 22:11:48 |
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