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【秘】 墓守 トラヴィス → 『不死兎』 ニア「うん。あるよ。……その様子じゃあ、あんまりフルーツティーなんかは飲んだことなさそうだね。じゃあ、そういう方向性でいこうかな」 栄養もあるし。と、だいたいの計画を立てて。 ふわふわと浮いた体を見上げて、椅子の上から手を振った。 「私も。とても、いい時間を過ごせたと思う。 ありがとう、ニア。 また次の機会を楽しみにしているよ」 皮肉でなくそう言えたのは、いつぶりだろうな、と思った。 去っていく少女を見送った後も、彼はしばらく、穏やかな表情を崩さずにそこでじっとしていただろう。 ……ほんとうに。 ここで死ねたら幸せだろうなあ、とか、口にしないのって案外大変みたいだ。練習が、必要だな…… (-443) tasukete 2021/10/11(Mon) 14:15:23 |
【秘】 『不死兎』 ニア → 看護生 ミンふよふよと、浮遊する身体が漂う。 辺りを見渡して……、 「…………、えっと、」 あなたの部屋の扉の前で、漂う身体は止まった。 コンコン、とノックの音。 「ミン、居るかい?…………、B-128、ニアだ」 あなたの名前を呼んでみる。あなたは此処に居るだろうか? 居たとして、部屋から出てきてくれるのだろうか? (-444) yayaya8 2021/10/11(Mon) 14:18:26 |
【秘】 叛逆者 ミズガネ → 『不死兎』 ニア嬉しかった。"特別な死"だった。 あなたのその思いが、事実として存在するなら。 自分勝手な行動も、あの時浮かんだ己の中の酷く澱んだ感情も。決して無意味では無かったのだと。 ……色々とあり酷く燻っていた青年は、確かにその言葉に救われていた。 顔を覗き込む事を拒むことは、しない。 「……な、なんだよ!悪いか!!」 が、照れてる!ぷんすこはした。 (-447) smmmt 2021/10/11(Mon) 14:50:49 |
【秘】 『不死兎』 ニア → 叛逆者 ミズガネ「…………、いや?」 体制を変える。ぴょんぴょん、と。 後ろへと飛び乗る形でバンに座って。 「かわいい後輩だなあ、と思ってね」 なんて、からかってはいるが、どれも本心で。 両の手を伸ばす。拒まれなければそれは、あなたの両の頬へ。 ゆるく撫でる。動物とじゃれるみたいな、でも優しい手付きで。 「…………、ねえ、ミズガネ」 (-448) yayaya8 2021/10/11(Mon) 14:59:22 |
【秘】 叛逆者 ミズガネ → 『不死兎』 ニアかわいいと言われると余計ぷんすこになる。 とはいえあなたが両手を伸ばす事を、決して拒みはしない。 「……僕は犬でも猫でも兎でもねえんだぞ……」 等と言ってはいるのだが、別に嫌がっている訳では無さそうだ。 「なんだよ……」 名前を呼ばれれば、ぶっきらぼうに。 それでもあなたの目はしっかり見つつ、返事をする。 (-454) smmmt 2021/10/11(Mon) 15:22:53 |
【秘】 『不死兎』 ニア → 叛逆者 ミズガネ「…………、嗚呼、分かってるよ?」 くすり、どこか楽しげに声を零す。 返事に頷く。 撫でる手はそのままに。見つめる紅水晶も、そのままに。 そろそろ、ちゃんと……あなたと向き合おうか。 「兎はね……やっぱり、キミの事がちゃんと知りたい」 「兎は…………、キミという"人"に、興味があるんだ」 それは、あなたの心に渦巻く"内面"の話。 「人って案外……素直な生き物だと思ったんだ。 疑問を投げかければ、答えられる物は、答えてくれる」 それをこの無礼講で学んだんだ、と。 人に興味を持つことが許されると感じたのも。 この無礼講だからこそ、なのかもしれないが。 あなたはこの兎の "人"を知りたい という思想を。……どう思うだろうか? (-459) yayaya8 2021/10/11(Mon) 15:52:24 |
【秘】 叛逆者 ミズガネ → 『不死兎』 ニアじっと、見透かされる様なあなたの紅水晶が。 自身の緑青を射抜いている。 「……う。」 あなたにこの 汞 を知られる事を……否。これを知る事であなたとの関係が変化する事を、青年は恐れている。 けれど、あなたが今までずっと踏み込まなかった領域に、興味を抱いている事は。それは"いい事"なのではないか、と考える自分も、確かに居て。 「……その。僕の内面、っていうか、考え方っていうか。 我ながら、クソが付くレベルでネガティブで自分勝手なんだけどよ……引いたりしねえ……?」 恐る恐る尋ねてくる。 (-462) smmmt 2021/10/11(Mon) 16:06:10 |
【秘】 『不死兎』 ニア → 叛逆者 ミズガネ撫でていた片方の手を、あなたの頬から放して…… つん、とおでこを一突き。優しくね。 そしてその手を口元へと当てる。 「なぜ、引いたりする必要があるんだい? キミが卑屈っぽいのは……、兎は理解している」 「そのネガティブで自分勝手な部分、その本質。 …………その解を知りたい、と。兎は望んだんだ」 「否定や肯定をしたいが為に、話を聞くんじゃない。 キミを知りたいだけ なんだ。先輩を舐めて貰っちゃあ……困るね?」 なんて冗談ぽく言うが、余裕綽々……といった所だろうか。 この兎は、本音を口にしない事はあれど。 それを偽ったりはしない。 ただ純粋にあなたを知りたい。 知れる事が、嬉しいと思えるから。 (-469) yayaya8 2021/10/11(Mon) 16:25:35 |
【秘】 叛逆者 ミズガネ → 『不死兎』 ニア人差し指でおでこをつん、とされれば、何すんだよと言いたげな目でそちらを見るが。 帰ってきた余裕のある先輩としての言葉に、何も反論することは出来ずすごすごとする。 「……。分かったよ。そこまで言うんなら」 漸く観念したのか、彼は話し出すだろう。 雇われた先で、無能力者である事が理由で何度も暴力や殺害を受けた事。 似た様な事例が決して珍しくはないと知った事。 宇宙船へのテロは上手くいったものの、立場が立場なのでスペアを持ってる者も多くいた事。 自分は首謀者として捕まったが、雇人達を訴えるには証拠を抑えておらず出来なかった事。 自分が此処に居る事で奴らの糧となるのが納得いかなかった事。 もう一度計画をしたいものの、逃げ出す事も反抗する事も上手くいかなかった事。 死んだまま、二度と起き上がりたくないと思っている事。 それが叶わないなら何も分からない程に狂いたいと思っている事。 そのどれもが叶わず苦しんでいる事。 ――こんな世界が憎らしいと。 壊してしまいたいと思っている事。 そんな己の濁りを、澱みを、毒の様な感情を。 今度こそ包み隠さずに。 (-474) smmmt 2021/10/11(Mon) 17:46:42 |
【秘】 『不死兎』 ニア → 叛逆者 ミズガネ「有難う、」とはまだ口にはしない。 あなたの決意に、頷きをひとつ。 あなたの聞き慣れた声と、あなたから聞き慣れない言葉を聞く。 取りこぼさぬように、兎はしっかりと耳を立てて。 聞いてるよの合図。頷きを、丁寧に落としていく。 話を全て聞き終えた暁には…… あなたへと再び、近寄って。 あなたへと再び、両の手を伸ばして。 あなたの身体へと、腕を回しました。 片方の手は、あなたの頭へと添えて。 「…………、よしよし」 何処か子供をあやすような、そんな声と動き。 「嗚呼、…………、やっぱり兎とキミは…………、 案外、似た者同士なのかも、しれないね?」 そして素直な感想を一つ。……いや、むしろ、 「キミが遠い存在じゃなくて良かったなと……思ってしまったよ」 (-488) yayaya8 2021/10/11(Mon) 19:50:22 |
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