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【秘】 イングラハム → アンネロズ痛みがないわけ、ないはずだ。 けれどそれを口にしないのは アンネが僕を想ってくれてのことだと そんな風にばかり考えていたこともあって。 「びっくりさせちゃったかな?」 そんな事を尋ねて、僕の形が君の中に馴染むまで 僕はアンネに口付けを落とし、背中を優しく撫でる。 それから時折アンネの首筋に舌を這わせて 痛みが紛らうように撫ぜていった。 (-171) 西 2022/02/23(Wed) 23:30:04 |
【秘】 イングラハム → アンネロズ幸せな感覚に包まれている中で 僕は漠然と頭に浮かんでいた事があった。 それは、ここに一生いればいいという思い。 たとえ今、ピアノを教える子がいるとはいえ 僕にとってはアンネの事の方が何倍も大切だから。 けれどそれを願ったとして 叶うのかどうかすらもわからないのだ。 そうなったらもう、こんな機会は 二度と得ることだって叶わくなってしまう。 (-172) 西 2022/02/23(Wed) 23:30:49 |
【秘】 イングラハム → アンネロズ君の呼吸が落ち着いた頃に 僕は君の腰に手を回して 打ち付けるように抽挿を始める。 優しさも、気遣いも、何も無い。 ただアンネが欲しいという願望だけが 僕の身体を突き動かして 君の華奢な身体と美しい心を、貪っていく。* (-175) 西 2022/02/23(Wed) 23:33:00 |
【秘】 アンネロズ → イングラハム*** [ 咥えて居られず落ちた裾を差し出されて。 差し出されなければ、 自分から握るつもりではいたのに。 強引に裾を握らされれば貴方の普段とは違う姿に どきっとしてしまって。 それに呼応するように、新しく蜜が溢れていく。 そんな私への罰だと言わんばかりに 敏感な場所を同時に摘まれて クラクラするような快感に 身体が支配されていくのを感じるの。 貴方に征服されてるみたい、な。 感謝と愛情の形も返ってきて 大切にされているとわかるからこそ。 もっと征服されてしまいたい、なんて 欲が沸き上がってしまうの。 ] (-178) alice0327 2022/02/24(Thu) 1:04:03 |
【秘】 アンネロズ → イングラハム[ 繋がりたい、もっともっと貴方を近くで感じたい。 そんな風に思っているから 抱きしめられたのは嬉しくて、 貴方への愛おしさも増して、ぎゅうっと抱きついた。 視線を交わらせて、貴方に導かれるままに。 ゆっくりと腰を落とせば 貴方の証が刻まれていくことになるの。 ] (-179) alice0327 2022/02/24(Thu) 1:04:32 |
【秘】 アンネロズ → イングラハム[ 気遣うように声をかけてくれるエドに向かって 私は目を合わせて小さく微笑んで。 ] うれしく、て…… こんなに、いっぱいで、あつい、のね……? エドは、……きもちい……? (-180) alice0327 2022/02/24(Thu) 1:05:16 |
【秘】 アンネロズ → イングラハム[ 貴方がどう感じているのかも訊きつつ 痛みだけは口にしない。 それは貴方への配慮がないわけではなかったけど。 自分のため、なんて気持ちが大きくて。 こんな私が貴方に愛される資格、本当にあるのかな。 優しく抱きとめられて背を撫でられて。 中で膨らんだ貴方の熱を少しずつ 馴染ませようと息を吸っては吐くのを繰り返す。 首筋に舌が這っていく感覚を感じ取れば 確かに痛みは紛れていくのだけれど。 身体が敏感に反応して力が入ったから ぎゅう、と貴方の熱を締め付けることにもなって。 ひぅ、 なんて声を貴方に聞かせてしまうの。 ] (-181) alice0327 2022/02/24(Thu) 1:07:00 |
【秘】 アンネロズ → イングラハムエド……うごいて…………? [ そうして、私の呼吸が整った頃。 小さく腰を揺らして貴方に強請ると 欲のままに抽挿が始まった。 欲しい、って。ただそれだけでいい。 優しさも気遣いもいらない。 ただ、求められていることが嬉しくて。 愛おし気に、名前を呼ぶ。 ] (-182) alice0327 2022/02/24(Thu) 1:07:57 |
【秘】 アンネロズ → イングラハム[ 圧迫感に慣れたって、貪るように動かれれば 全く痛くないとは言えないの。 あぁでもね。私そんなこと言いたくない。 痛いだなんて言いたくない。 この時間を少しでも長いものにしたくて 心の痛みを今だけは見ないふりをしたくて 傍に居たいと言えない苦しさを忘れたくて だから私は、そんな思いを全部、全部 自分の中へと封じるように。 余計なことを口走らないように 貴方へ口づけを強請るの。 強請って、もらえなかったとしても 強引に奪いに行くまで。 深く深く、貪るように貴方と口付けを交わして。 瞳が潤んでしまうのは気持ちいいからなのよ? 哀しいからでは、ないんだから…………。 ] (-184) alice0327 2022/02/24(Thu) 1:11:16 |
【秘】 アンネロズ → イングラハム どうして、こんなに好きなのに傍に居られないの? どうして、こんな幸せがずっと続かないの? どうして、どうして。 死にたくなんてなかった。 なんで私は死ななければならなかったの? (-185) alice0327 2022/02/24(Thu) 1:12:08 |
【秘】 アンネロズ → イングラハム ずっと貴方とお話していたい。 ずっと貴方の傍に居たい。 ずっと貴方の演奏を聴いて。 ずっと、貴方と笑いあっていたい。 独りになりたくない。 貴方を独りにしたくもない。 他の誰にも渡したくない。 でもそれを願うのは、間違い。 わかって、いるのに。 覚悟をしなければ、別れの決意をしなければ。 そんな決意本当はしたくない、のに。 (-186) alice0327 2022/02/24(Thu) 1:13:43 |
【秘】 アンネロズ → イングラハム[ こみ上げる想いを全部封じ込めて。 そうやってただ、快感を得ようとしていれば 次第に気持ち良くもなっていくもので。 何度も貴方の名前を呼んで。 気持ちいいって言い続けて。 想いとともに、涙が一筋、こぼれていった。 ]* (-187) alice0327 2022/02/24(Thu) 1:15:54 |
【秘】 イングラハム → アンネロズいくら馴染んでも初めてのことだ。 けれどそんな考慮も水の泡に消えて 乱暴な抽挿は続いてしまい。 熱を帯びた吐息を漏らして アンネに自分を刻んでいけば まるで神経毒にあてられたかのように 自分の身体が快感に麻痺していくのが分かる。 どうせなら脳髄まで麻痺してしまえばいいのに なんでこんな時に限って、僕は察しが良くて... (-189) 西 2022/02/24(Thu) 18:44:24 |
【秘】 イングラハム → アンネロズ分かっていたはずだ。 世の中の普通の恋人たちのような 当たり前の未来なんて僕らにはないって。 それでも僕はずっと目を逸らし続けて。 君がその事実から目を逸らさず苦しんでいることに ようやく気付かされる。 アンネと交わる時間は幸せだった。 それはきっと君も同じのはずで。 その幸せの先にある痛みが 少しずつ現実感を帯びて襲いかかってくる。 (-191) 西 2022/02/24(Thu) 18:46:18 |
【秘】 イングラハム → アンネロズ君が強請る口付けを拒むわけがなく 互いの脳が酸欠で悲鳴をあげるくらい 僕達の口付けは獣のように乱れる。 それはもう、人間の求愛行動を通り越して 犬のマーキングのようなものと同じ。 アンネが快楽に慣れてきた頃合で 僕はアンネの中から一度自分の熱を引き抜くと。 「アンネ......少し、体勢...変えようか。」 そう言って僕はアンネを抱き上げる。 そしてアンネをうつ伏せになるように寝かせると 君の許しも聞かないまま、上に覆い被さるように 硬くそそり立つ熱をまた入口にあてがって。 (-192) 西 2022/02/24(Thu) 18:47:44 |
【秘】 イングラハム → アンネロズ「アンネ.........。 僕はこれから先 君以外の人に恋はしないと誓う。 僕の花嫁は、君じゃなきゃ、嫌だ。」 (-193) 西 2022/02/24(Thu) 18:48:39 |
【秘】 イングラハム → アンネロズその言葉と共に、アンネの返事も待たぬまま 僕はまた君の奥深くへと差し込んでいく。 君の涙が見えないように君の顔を隠して 君の涙が聞こえないように僕はわざと 大きな水音がなるように身体を重ねて、打ち付ける。 先程は大きく鳴らなかった互いの肉がぶつかる音が この姿勢では無視出来ないほど大きくなり 耳を済ませなければ、君の涙ぐむ声は、届かない。 哀しみと悦びが渦巻いてドロドロに溶けた僕は アンネを貪るように奥へ奥へと押し付けて。 シーツとアンネの胸の膨らみの間に手を忍ばせると その先を指先で摘んで弄んで。 純白の蕩けた首筋や耳へと甘噛みを繰り返していった。 (-195) 西 2022/02/24(Thu) 18:51:30 |
【秘】 イングラハム → アンネロズ死者と結婚なんて馬鹿げたことだって そんなことは分かりきっている 叶わない夢を口にして それがアンネを追い詰めたらどうなる事か。 分かっていたのに それでも言わずにはいられなかったんだ。 (-196) 西 2022/02/24(Thu) 18:51:59 |
【秘】 イングラハム → アンネロズアンネを責め立てる事と僕の興奮が高まる事は イコールで結ばれている。 アンネの心の痛みを紛らわせたくて 君を蕩けさせる為にオーバーなくらいの刺激を 身体に添えてみせるのだが。 そうすれば当然、その熱の先をアンネの中で びくびくと膨らませて。 自分の体液で君の中を埋めつくしたいという 強い欲望が心身を支配していくもので。 それでもそんな予兆をアンネに伝えることはせず 背中からぎゅうと抱き締めると。 (-197) 西 2022/02/24(Thu) 18:53:45 |
【秘】 イングラハム → アンネロズその言葉と共に、いままで以上の強さで 君の中に僕の証を刻んで。 アンネが口でも抵抗出来なくなるように そっと君の口元を手で塞ぐと。 「アンネロズ...愛してるよ。」 僕は告白と同時に、 君の中に僕のすべてを、吐き出した。 (-199) 西 2022/02/24(Thu) 18:56:59 |
【秘】 イングラハム → アンネロズ君の答えを聞かないように口を塞ぐのは 言葉にすればきっと君の我慢していた痛みが 流血を伴って君を蝕んでしまうと思ったから。 何も言わなくていい なにも、応えなくていい。 ただ僕の想いを受け止めてくれたなら僕は幸せだから。 (-200) 西 2022/02/24(Thu) 18:59:52 |
【秘】 イングラハム → アンネロズただ静かに、僕の差し出したヴェールを纏って 世界にたった一人だけの、僕の花嫁になってほしい。 きっとこれが、僕の最後のわがままだ。 (-201) 西 2022/02/24(Thu) 19:02:52 |
【秘】 アンネロズ → イングラハム[ 強請った口付けは拒まれることもなく 正常に思考できなくなるくらい 息苦しくなってもなお唇を重ねて求めあう。 何も、なんにもかんがえたくないから。 このまま、ふたりでずっと。 そんな願ってはいけない願いを 考えてしまいそうだから、 何も、考えてはいけないの。 快感を伝え続けていれば 一度、熱が引き抜かれて。なんで、と 言いたげにあなたのことを見つめる。 でもその答えはすぐに貴方が教えてくれた。 ] (-206) alice0327 2022/02/24(Thu) 22:51:39 |
【秘】 アンネロズ → イングラハム[ 息が上がって、何も言えなくて、 でも、貴方が抱き上げてくれると温かさを感じて それが幸せで、へにゃっと笑った。 片方が温かいと思っているとき もう片方は―――――……。 うつ伏せにされた理由をすぐには察せず 硬い熱をあてがわれると ひくん、と入り口が反応して。 いつ入れてくれるのか、なんて意識をしてしまうの。 ぼんやりと考えていると。 ] (-207) alice0327 2022/02/24(Thu) 22:52:40 |
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