【妖】 生贄 セレン[ 人を殺したことがないから違うと諭す彼が、$13 己に殺してほしいと願う裏腹さに瞼を半ば閉じて。 薄暗い部屋に馴染んだ視界は灯がなくとも部屋を見る。 あてがわれた部屋と間取りはそれほど変わらず、 家具も片付けられているだけの痕跡の消された部屋。 ここにはなにもない。 子供たちが残した何かがありはしたけれど、 衣装棚の隅に宝物のように隠された金貨が1枚だけでは、 何もしることはできないと苦笑して ] ($38) pisca 2019/04/13(Sat) 21:57:19 |
【妖】 生贄 セレン[ これは返すべきだろうか。 それとも貰っていいものなのだろうか。 見た限りでは普通の金貨にしかすぎず、 自分の物ではないそれを懐に入れる気もおきず。 けれど、彼を訪ねる理由にはなった ] ($39) pisca 2019/04/13(Sat) 22:02:42 |
【雲】 巨人のアヴェンジャー クガネ[ こと、"キュクロプス"と"容姿"は切っては離せぬ関係だ。 「神の息子」の側面としては 正に親から捨てられる原因ともなった。 同族のコミュニティしか無かった「怪物」についてだって 物語にその浅ましさ、おぞましさを徹底的に 書かれているのだから、自信を持てという方が無理である。 ――だから、これは"クガネ"の根幹に刻まれた 原初の心的外傷なのだろう 巨体で、顔は傷だらけの隻眼 身体も筋肉ばかりで硬くて ……怖いと、思っている。己の身なりが為に 夜を共に過ごせない。そんな最悪のイフが だから、この恐怖ごと喰らってくれないか ]雑念も何もかもを引っぺがして、 晒した全てを、貴方が燃やし尽くしてくれたなら―― それは、これ以上ない幸せとなろう。 (D40) kakiki 2019/04/13(Sat) 22:16:51 |
【雲】 巨人のアヴェンジャー クガネう、それはわかった、けど 痛くはしないでくれよ…… [ 気持ち良い、とは果たして本当なのか>>D33 未知なる領域を想えば、少し怯えてしまうのも無理はなく。 ……いずれにせよ、経験値も知識も 彼には到底及ばなければ、身を任せる他無いのだが ] (D41) kakiki 2019/04/13(Sat) 22:17:17 |
【雲】 巨人のアヴェンジャー クガネちがっ、それは正直、嫌じゃないって思う、けど オレの声で、シロさんが萎えたら、やだって…… [ 彼のもたらす快楽が気持ち悪い訳ではないのだと 施してくれるものを否定したくない一心でそう告げる。 ――言外に「快楽は嫌ではない」と言っていることに 焦る己は全く気付いてなかったが ……それでも、彼がオレだけを求め、暴いてくれると>>D35 熱宿した瞳でまっすぐに宣言してくれれば オレは呆気なくその言霊に心奪われてしまう 嬉しい。嬉しい。心から歓喜する 応えてくれる手が、愛おしくてたまらなかった ] (D42) kakiki 2019/04/13(Sat) 22:19:47 |
【雲】 巨人のアヴェンジャー クガネんっ、これがきもち、い……? [ このぞわぞわとした"変な気持ち"が "気持ち良い"ということなのだろうか>>D36 だとしたら――嗚呼、余計に駄目だ オレはきっと、この渦に耐えられない 一線を越えたら……きっと慾に呑まれてしまう 快楽に従順な"怪物"の側面が、 ]じわり、じわりと蝕んでゆく――― (D43) kakiki 2019/04/13(Sat) 22:20:46 |
【雲】 巨人のアヴェンジャー クガネあ、え……? [ 慾高める手が止まったのは、その時だった>>D37 やめてくれという己の言葉が生み出した結果だと そう気づくのは一拍後で ――正直、此処で止められるとは思わなかった 彼は優しい。 だから己の願いを率先して聞き入れてくれる。 彼が時に慎重なまでに己を考えてくれるのだと どうして思い至らなかったのか ] ( どう、しよう…… ) [ 止めてほしくない でも、可笑しくなりたくもない その葛藤は焦燥へ 不安げに彼を見つめて、いたが―― ] (D44) kakiki 2019/04/13(Sat) 22:22:03 |
【雲】 巨人のアヴェンジャー クガネは?何を――― !? [ その次の瞬間、筆舌に尽くし難い光景と衝撃が この身を襲った>>D38 ] は、え 何やってんだよシロさん!?―― ひっ!? [ いや、知識として、そういう戯れは知っていた でもまさか、そんな――口に含まれるなんて! クガネとしても、キュクロプスとしても 目の前の"交尾"でない、"性行為のための前戯"など 何から何まで初めての体験で 何より、彼の整った顔つきで その欲望の塊を口の中に入れている姿が あまりにも背徳的で、己が罪を犯してるようにも 感じられ ――どうしようもなく、興奮してしまう ][ 理性の壁が、強く蹴られたような そんな衝動が ] (D45) kakiki 2019/04/13(Sat) 22:23:26 |
【妖】 生贄 セレン斜陽の頃なら、起きているかな。 [ それとも土足で暴きにいくべきか。 未だ踏ん切りがつかない臆病さは独言に満ちて、 そっと溜息を重くし、部屋の扉を潜って階段を降りていく。 外を歩けば何か変わるだろうか、この沈む意識が。 記憶を辿るように歩いて何かを見つけることができれば、 誰かの何かが救われたりするのだろうか。 足は食堂ではなく薔薇の生い茂る庭園の中へ。 陽に香る薔薇の匂いは濃密で、 手入れをするには子供の手には余る広さに映る ] ($40) pisca 2019/04/13(Sat) 22:23:46 |
【雲】 巨人のアヴェンジャー クガネ――いやだ、やめないで、っあ そのまま、はぁ、もっと、もっと…… [ 眼を逸らせないままに、するりと願望が口から溢れる 潤んだ瞳の中にちろりと踊る慾が、貴方にも見えただろうか どんどん高められる慾を前に 低く、それでも溶けるような嬌声が絶えず漏れてしまう。 最早我慢するという言葉すら脳裏に残らないで ――慾をこのまま発散したい でも、このままはダメだ ] ひっ、あっ シロさん離して!もう、でるから―! [ ぐい、と彼の頭を押して屹立から離そうとする だが、散々慾に弄ばれた身体に力は入らず 自慢の筋力だって、何の役にも立たない有様だ *] (D46) kakiki 2019/04/13(Sat) 22:24:25 |
【妖】 生贄 セレン…… [ 赤い、紅い、痺れる程に濃く香る薔薇。 葉が多くを吸って枯れる花弁も目に付く庭園に、 ぽつんと立って改めて思い知るのは独りだという意識で。 空腹が限界を迎えるまで思考を巡らせた。 どうせ陽が僅かでも傾くまでは動きは鈍いままで、 やることなどそれきりしかできない。 過去の扉を開く時計の針を得る勇気を得るまで、 手間のかかる薔薇の庭園が残されてある意味を。 なにより、“おんなじ”の意味を、幾度も、幾度も ]* ($41) pisca 2019/04/13(Sat) 22:39:25 |
【雲】 幕末のライダー シロガネ[痛くしないでという彼に 約束まではできないが (何せ未通女というのは、最初は破瓜の痛みを ]伴うことを知っている>>D41 ) ――― 痛みを感じても それ以上の、快楽を、齎そう。 [それにはケツで感じる才能がいるのだと知るのは きっとずっと後になってからである 感度的には、君はその才能が有りそうで何よりであるが 君の恐怖ごと、君自身が欲しいよ ] (D47) シスマ 2019/04/13(Sat) 22:43:24 |
【雲】 幕末のライダー シロガネ 萎えるわけなかろう。 嫌でないなら、続けるぞ。 [私も理性の限界というものはあるのだ そんな不安そうに小さく告げられたら ほら、元気百倍の不断とのギャップというやつに 胸がきゅっとするものだ それにほら、快楽に関しては嫌ではないというている それがわかれば十分だ ならば欲しいと躊躇わずに求められよう 君が欲しいよ。いとおしい人よ] (D48) シスマ 2019/04/13(Sat) 22:43:38 |
【雲】 幕末のライダー シロガネ そう、それが気持ちいいというものだよ。 [だから慾におぼれ熱に狂い 私の様に、なってしまえばいいのに 求めて仕方ないくらいに。そうでなくば ―――私だけが、欲しがって 君に負担を強いてしまうのが怖い 君が望まぬことをしてしまうのは 堪らなく、自分が許せなくなるから そう考えれば、なんと自分は勝手な男よの] (D49) シスマ 2019/04/13(Sat) 22:43:52 |
【雲】 幕末のライダー シロガネ[突然、前戯をやめた己を 彼はどう思うのだろうか 言われたから素直に、などと 不安がられてしまっただろうか ――大丈夫だ、心配するな 閨での駆け引きを知らぬわけでも、ない 嫌よ嫌よも好きの内 止めて駄目よは良いわもっと。ということ位 経験者は知っているというものだ 未知への恐怖を、和らげるにはこれだろう、と 同じ男のものを初めて咥えるというのに 躊躇いは微塵もなかった] (D50) シスマ 2019/04/13(Sat) 22:44:10 |
【雲】 幕末のライダー シロガネ …… 、んッ なに、って。 それは。 [咥えているのだけれどとばかりに 熱に少しばかり焙られた目を、君に向ける 無論君の張りつめた陰茎を口に咥えたままなのだから 喋るたびにそれは吐息とともに刺激となって 君の快楽中枢にダイレクトに 官能をもたらすことであろう 咥えたまま喋られれば、そのまま刺激になることなど 私は本の中の知識から拾い上げていないのだ 勿論、彼のものを口の中に招き入れ 奉仕する姿が、どのように相手からは見えるのかも (何せ、教本にしたものは 攻め手の視点から描かれたいたものだから 受け手がどのように思うか、というのは —―想像するしかないのだ。故に 今の君の状態を見ながら少しずつ 昂らせてゆく、味合わせてゆく 同時に君の理性の壁を、蹴り飛ばして) ぢゅっ、と啜る] (D51) シスマ 2019/04/13(Sat) 22:44:45 |
【雲】 幕末のライダー シロガネ[君の声に艶が混じり始め 駄目だと止める声がもっとと強請る声に代われば 楽し気に目を細めながら、君のたった1つの瞳を見やる 潤んだその中に見えた慾に、堪らなくそそられる 新雪を穢す背徳感。それはこの上ない美酒の様 溶ける色滲む声。彼が交わる前に心配したことなど 吹き飛ばす様に、それに煽られる男が1人、だ 我慢などせず、乱れてしまえとばかりに啜っていたところ] …… [力込められず頭を押す仕草に、 止める声に。普段であれば止めてやったろうが] ん は、 むっ [だが、断ると無言の拒絶 更に力を抜けさせ、慾を表せと男の脇腹撫でれば 中に出してよいのだ。とばかりに奥深くまで咥え込む 頬肉で、喉でぎゅっと固くなったそれを締め付け 解放を、促した*] (D52) シスマ 2019/04/13(Sat) 22:45:05 |
【雲】 巨人のアヴェンジャー クガネ[ 尻を使う場合、それは段階を踏みつつ 更にはある程度の才能もいるのだと。 それを知るのはもっとずっと後のことでして ――まぁ、怒涛の流れにもみくちゃにされていたオレはといえば シロさんの真正面からのイケメン宣言>>D47>>D48に チョロくもときめいていたのだが。 惨めな姿を晒してしまったとして ]貴方はそれすらも包んでくれるのだろうか (D53) kakiki 2019/04/13(Sat) 23:14:41 |
【雲】 巨人のアヴェンジャー クガネはっ、あっ…… [ 手で高められた頃には、声を我慢するというのも 随分難しいものとなってしまった。 何より、彼が肯定した快楽>>D49が 余りにも心地よく、耐え難いものだったから 無意識の内に、もっともっとと みっともなくも願ってしまうのも、無理はなく だから、段々と心委ねていたそれを止められた時>>D50 急に頼る先を無くしたような喪失感に 不安になったのも仕方ない 駆け引きする余裕など皆無であれば ]言葉通り受け取っても仕方ないだろう! (D54) kakiki 2019/04/13(Sat) 23:17:25 |
【雲】 巨人のアヴェンジャー クガネひぁっ!しゃべんな、って! やだ、ぁ!あっ! [ 屹立を中に入れるなど初めてのことで それが、愛しき人の口内であれば 猶更快楽はダイレクトに脳へと響き渡る 最早嬌声を抑えることすら忘れ 快楽に身悶える男が、一人 新雪踏み荒らし、その中に埋もれていた 土 (慾) が、徐々に徐々に姿現す ]ひっ!? [ なけなしの理性を総動員し、彼を汚したくないと 抵抗した儚き力も 不意打ちの脇への愛撫があれば>>D52 ――壁の存在など、あまりに呆気ない ] (D55) kakiki 2019/04/13(Sat) 23:19:24 |
【雲】 巨人のアヴェンジャー クガネうあっ、くる、……あああぁぁっ!! [ その目を両腕で覆い、一際大きな衝撃に身を揺さぶられれば あっという間に果ててしまった。 どくり、と吐き出される慾 普段自分から発散することなんて、それこそ必要な時だけという 実に禁欲的なそれまでの生き方もあって 吐き出した時の衝撃と快楽は予想以上のものであった、か ] (D56) kakiki 2019/04/13(Sat) 23:20:17 |
【雲】 巨人のアヴェンジャー クガネ ……しろさんのばかやろう [ 吐精してしまった。よりによって彼の口の中で その事実が恥ずかしくて、情けなくて、 気持ちよくて 射精後の虚脱感にろくに動けないまま 両手で顔を覆い隠す巨人さんがいたか ――これで終わりではないと、すっかり忘れつつ *] (D57) kakiki 2019/04/13(Sat) 23:20:48 |
【人】 Another Stigmata アレクシス[ 物腰は柔らかく、けれどもはっきりと。 告げられたのはホグワーツ入学の直前の事。 身体に稲妻の傷跡をもつ者は 生まれながらに大事を成し遂げる この世界に産声上げたその時から、 勇敢な魔法使いの後継と示された予言を。 水晶玉と、散らばるいくつかのピースとを、 はめ込んでは導き出された未来予測を>>0:532。 ] (90) Ar_nelico 2019/04/13(Sat) 23:38:41 |
【人】 Another Stigmata アレクシス 『 いいか、アレク。 闇の魔法使い……死喰い人には 左肩の痕を悟られちゃいけない。 ハリー・ポッターは偉大であり、 闇の帝王のにっくき仇でもある。 お前が“ 稲妻の傷を持つ ”というだけで、 連中には目の敵にされると思いなさい 』 (91) Ar_nelico 2019/04/13(Sat) 23:38:43 |
【人】 Another Stigmata アレクシス[ 『 誰にも話すな 』は警戒の言葉だけれど、 『 話す相手を選べ 』とは忠告の言葉。 多分、あの時父が伝えようとしたのは後者だ。 学び舎で信じられる誰かを見つけろ、と。 ……だけど生憎、即座に親心を悟れるほど できた子とは到底言えなかったものだから。 11歳の秋、ホグワーツ特急に乗った時から 僕はつまずいて、前者に傾いた訳だ>>0:727。 強いて言うなら“ 悪目立ち ” 一年生の恒例行事、組分けの儀式で レイブンクロー寮とグリフィンドール寮、 二択で組分け帽子を悩ませたくらいのもの。 ] (92) Ar_nelico 2019/04/13(Sat) 23:38:47 |
【人】 Another Stigmata アレクシス( …… そんな僕だって、 手を伸ばそうとした事は、あったんだ ) (93) Ar_nelico 2019/04/13(Sat) 23:38:51 |
【人】 Another Stigmata アレクシス[ “ 勇敢さ ”を善しとする真紅の獅子の名のもと 見上げた蒼穹を、転々と緑のローブが彩る。 箒に跨り悠々と空を舞うのが苦手な代わりに 一際強く陽光を弾くチェイサーの先輩へ、 なけなしの勇気を振り絞って、声をかけた。 ] 『 あ…えと、 一つ頼みたい事があって…… べ、勉強を、教えてもらえませんか! 』 [ ───── それが、はじめの一歩だった。 ] (94) Ar_nelico 2019/04/13(Sat) 23:38:57 |
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