人狼物語 三日月国


125 【身内】実波シークレットパラダイス【R18】

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【秘】 嘘 氷室 凛乃 → 調律 水銀 莉桜

あなたに避けるべき事情があるとしても、
秘密を知らない氷室は考慮しない。

手が回されれば、胸元に収まるあなたを守るように
より包み込む。
あなたの囁きも聞いてしまったから。

少しばかり冷たいあなたを、
心まで暖められたらいいと思いながら。
……きっと自分からは離さないだろう。
(-108) serikanootto 2022/02/01(Tue) 12:42:19

【秘】 嘘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗

「それはそれは長い道のりだったよ……
 旅行と思えば苦じゃなかったけど。
 ご飯も美味しかったし」

いい旅夢気分で参戦。
秘密探り合いゲームとか、知らんし……。

「まあ、堂本くんなら方言やらで、
 文句言わないとは思ってるけどさ」

差し出された手とあなたの顔の間を、
少しの間視線が行き来して、
それからにっこり笑ってあなたの手を取った。
お姫様気分も悪くない。
(-118) serikanootto 2022/02/01(Tue) 15:08:51

【秘】 嘘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗

「ほお、つまり方言を使うほうが加点ということね?」

考えとくね、とか言いながら、
景色を眺める。
いやあ……雪山だ。
ネトゲのフィールドを思い出したりしていた。

「賭けぇ?さっきの私の上達っぷり見たでしょ?
 それでも賭けるというなら……
 いや、何を賭けるかにもよるけれど」

頭の中にはゲーム内資産がぐるぐる。
差し当たり困窮してもいないし、
遊びのスパイスになると思えば乗り気であった。
(-128) serikanootto 2022/02/01(Tue) 17:56:47

【秘】 嘘 氷室 凛乃 → 調律 水銀 莉桜

あなたと見つめ合う時は、
いつでも瞳がしっかりしているな、と思った。
だがそれだけだ。
それ以上の気づきはないーー
少なくとも、あなたを普通の女の子と見ている限りは。

「いいのよ、好きでやってるんだから。
 抱きたくて抱いた……いや、これ語弊があるね。
 なんというか……自分に分けられるものがあるなら、
 分けてあげたくなる、そんな感じ」

離れるとちょっと物足りないお風呂だな、
なんて心の中では思った。口には出さないが。
(-130) serikanootto 2022/02/01(Tue) 18:04:32

【秘】 嘘 氷室 凛乃 → 調律 水銀 莉桜

よかった、と呟き、
隣のあなたの頭に手をやる。
撫でるのが癖になっているかもしれない。

「……そうだね、ずっと今日なら……」

悪趣味なゲームさえなければ、悪くない日常なのだ。
きっとその想いは同じだろうな、と。

「ん、わかった。
 でも、それなら私のことも名前で呼んでほしいな。
 えーっと……莉桜、さん?ちゃん?」

あるいは呼び捨てがいい?とあなたの瞳を覗き込む。
(-140) serikanootto 2022/02/01(Tue) 19:31:07

【秘】 嘘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗

「お願い〜?えぇ〜……」

なんか……そう言われると難しいな……と考えた。
パッと思いつくものはあんまりない……
ネトゲのことを言うのも無粋だし……
と取らぬ狸の皮算用をしている。

「ま、いいわ。じゃあ華麗に滑ってみせちゃおうかな」

賭けというからには、自分側にもベットするものがあるはずだが、
そんなことはすっかり忘れた。

あなたに勧められた通り、
今度は自分から滑っていく。

二択……やっぱりバランスを崩す
(-158) serikanootto 2022/02/01(Tue) 21:14:22

【秘】 嘘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗

「あっ、あっあっ、ああ〜〜」

いや……距離が長い!
やっぱり練習と本番は違うのだ。

アンコントローラブルになった氷室は、
どんどん滑っていく……
(-159) serikanootto 2022/02/01(Tue) 21:21:41

【秘】 嘘 氷室 凛乃 → 調律 水銀 莉桜

「わかった、じゃあ……莉桜ちゃんね。
 莉桜ちゃん」

綺麗なガラス球に見透かされている気がした。
だとしても構わない。

「私も、そう呼んでもらえると嬉しいよ。
 名字より、名前のほうが、好きだからさ」
(-160) serikanootto 2022/02/01(Tue) 21:35:00

【人】 嘘 氷室 凛乃

#女子会

「女子会って何するの?恋バナ?」

立ち位置は陰寄りなのであんまり詳しくなかった。
(61) serikanootto 2022/02/01(Tue) 21:56:26

【秘】 嘘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗

「あにゃああああぁぁぁぁ……」

それでも、なんとか気を取り直して、
減速のフォームになった。

「堂本くん助けて……!」

練習のかいあって、
速度は下がっているけれど、これは練習ではないわけで。
今頼れるのは、目下あなただけ。
(-168) serikanootto 2022/02/01(Tue) 22:03:05

【秘】 嘘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗

「ううっ」

ぼすっ、と受け止めてもらう。
本日二回目、思いっきり抱きつく格好になった。

「ごめんよ〜……」

さすがにちょっと怖かったので、
そのまま小さくおとなしくなった。
(-181) serikanootto 2022/02/01(Tue) 22:44:06

【秘】 嘘 氷室 凛乃 → 調律 水銀 莉桜

「……ちょっと暑くなっちゃったかも、確かに」

これはきっと長風呂のせいばかりではない。

二人の距離が縮まったのが嬉しくて、
にこにこしながら一緒に上がる。

……手でも繋いでいれば、
体温には気づけたかもしれないけれど。
(-182) serikanootto 2022/02/01(Tue) 22:55:06

【秘】 嘘 氷室 凛乃 → コウコウセイ 夜川 彗

/* なーるほど、狼側はそんな感じで行ってるんですね。
 是非お願いします。
 多分見られることができそうな秘密なので!
(-187) serikanootto 2022/02/01(Tue) 23:01:09

【人】 嘘 氷室 凛乃

#女子会
「無いが……」

無いらしいです。

「告白されたとて、
 それが続くかわからないしな〜。
 信頼できる前から彼氏とかにしたくないや。
 順序が逆かもしれないけど」
(79) serikanootto 2022/02/01(Tue) 23:02:46

【秘】 嘘 氷室 凛乃 → 調律 水銀 莉桜

「…………莉桜ちゃん、それ……」

更衣室での一連のルーチンをしながら、
あなたの体を見ていると――
いや、見ているのもおかしな話なのだが――

汗をかいていないように見えることに気づいた。
気の所為かもしれないし、水気に混ざって、
気づけていないだけかもしれないけど。
浴衣を着かけているあなたを、じっと見つめている。
(-201) serikanootto 2022/02/01(Tue) 23:42:06

【秘】 嘘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗

「ううーむ、要介護戦士だ……」

自分の心臓もバクバクしている。
それが滑走によるものだけかどうかはわからないが。

背中をぽんぽん撫でられると落ち着いてきた。
本当に、あなたがいてよかったと思うのだ。

「くっ…………なんでもするよ、私が」

多分、賭けの話をしてる。
(-206) serikanootto 2022/02/01(Tue) 23:48:26

【秘】 嘘 氷室 凛乃 → コウコウセイ 夜川 彗

……あなたが目星をつけた場所には、
氷室のパソコンといくつかの書類だけが置いてある。

お手洗いか、あるいは飲み物かなにかを補充しに行っているのだろう。
……待てばもちろん戻ってくるし、
悪戯心があれば色々できそうだ。
(-218) serikanootto 2022/02/02(Wed) 0:19:02

【秘】 嘘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗

「……確かに!」

いや、どう考えてもそうはならないのだが、
そこまで気が回るほど余裕がある状態でもなく。
気が回ったとして、指摘したかは別の話。

「じゃあ、再開していきます」

といってももう練習に毛が生えたほどの距離だ。
さすがにもう、失敗することはない……。
(-220) serikanootto 2022/02/02(Wed) 0:28:10

【秘】 嘘 氷室 凛乃 → 調律 水銀 莉桜

「いや……莉桜ちゃん、
 汗、かいてないんだね」

浴衣を脱ぐ所作にちょっとドキッとする……けど、
やっぱりその体の性質が気になる。
というよりも、これは……『秘密』のレベルではないのか?

じっとあなたの、翡翠のガラス球を見つめる。
問い質すようなことはしない。
体質などと言い張ってくれるなら、そこまでにするし、
教えてくれるなら、それを飲み込む。
そういう心づもりだ。
(-222) serikanootto 2022/02/02(Wed) 0:36:57

【人】 嘘 氷室 凛乃

#女子会
「でも、自分を幸せにしてくれるなら。
 何もかもを受け止めて、
 それでも連れて行ってくれるなら……」

「わたしは、手を引っ張ってしまうかも」
(97) serikanootto 2022/02/02(Wed) 1:26:54

【秘】 嘘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗

「はい、どうもね。
 おかげさまで滑り切れました、と」

努めて平静でいようとしているが、
普段よりだいぶ楽しそう。
きっとあなたの目論見は成功しているだろう。

「賭け……賭けかあ……」

ううむ、と考え込む。
こんな流れで何かを要求するのは厚かましいと思うし、
それにやってほしいことも……と考え、
一つ思い浮かんだ。

「また、エスコートしてくれる?
 スキーでも外食でも買い物でも、
 なんでもいーけど。おまかせプランで」
(-230) serikanootto 2022/02/02(Wed) 1:35:37

【秘】 嘘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗

「堂本くんと一緒だからだろうなー、
 すごく楽しく感じるのって」

好ましい人と遊べばなんでも楽しい。
もちろんスキー自体も悪くなかったけれど。

「……まあ、そういうわけだから、
 また適当に連れ回してほしいとこ。
 堂本くんの都合が悪くなければだけど」 

おねだりはしたけれど、
負担だったり義務になるぐらいなら
求めるつもりはないのだ。
(-244) serikanootto 2022/02/02(Wed) 7:11:49

【秘】 嘘 氷室 凛乃 → コウコウセイ 夜川 彗

さて、あなたが残されたものを見れば、
あなたでも聞き覚えのあるような、
いわゆる暴力団の名前だとか、
連絡先が書いてあったり、
あるいはいろいろなデータベースに
アクセスしているような画面とか、
なんだか重要そうなものがいろいろ転がっている。

「……夜川さん?」

そんなものに熱中していたならば、
そのうちに主が帰ってくるだろう。
(-245) serikanootto 2022/02/02(Wed) 7:34:29

【秘】 嘘 氷室 凛乃 → コウコウセイ 夜川 彗

……この少女をどうしたものか。
露見した場合は必要に応じて
処理
をしても、
最悪は仕方がないという話はしていたが……

ここに来て少し考えが変わっていた。
ある程度閉ざされた空間だし、
言わばみんな道連れのようなものだ。

「人の情報を覗き見る根性については、
 物申したい気がするけど」

『お互い様』なら周りの反応を見てから、
考えても遅くはない。

「怒っても仕方ないしね……
 どのみち政府主導なら、
 共有させることによる連帯感がどうとか、
 そういう理由もあるんでしょうし」

それに、ここで『自分』が受け入れられるかは、
実際気になるところではある。
(-253) serikanootto 2022/02/02(Wed) 10:07:18

【秘】 嘘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗

「はじめてのオフ会だよもう〜」

偶然にしろ、はじめてがあなたなのは喜ばしく、
そして楽しいことだった。

「別に外食だっていいけど、
 何も言わずにそれやるとさすがにね」

なんて言いながらあなたにエスコートされたり、
時にはアドバイスされながら、
滑走を繰り返す。
ペアでダンジョン潜ってる図だなー、と思った。
いつもと違うのは自分が予習できてなかったところぐらい。
(-262) serikanootto 2022/02/02(Wed) 12:31:28

【秘】 嘘 氷室 凛乃 → 調律 水銀 莉桜

「莉桜ちゃん…………」

暖まらない体も、
誂えた硝子のような瞳も。

ここまで状況証拠が揃えば、
なんとなくの予想はつく。


ただ、それは事実としてあるだけだ。
氷室にとっては……あなたは水銀 莉桜という個であり、
その裏に肉体や出生の秘密があろうとも、
一人の人間と認識できる事実は変わらないのだ。

「大丈夫、大丈夫だからね」

先ほどのように、あなたを抱きしめる。
わたしにとっては変わらないよという気持ちが、
わたしは莉桜ちゃんを見ているよという気持ちが、
伝わるように、優しく。
(-277) serikanootto 2022/02/02(Wed) 16:03:08

【秘】 嘘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗

「うむー。あともう暫く付き合ってもらうからね」

……こう過ごしているとあなたの秘密のことなんて、
忘れてしまいそうになる。
結局のところ、実は狐だとか、
前世がどうとかは、
今のあなたへの評価にはほとんど関係ないのだろう。

繰り返せば、きっと完走もできたはず。
楽しい時間だったな、と感じた。
(-295) serikanootto 2022/02/02(Wed) 18:16:27

【秘】 嘘 氷室 凛乃 → コウコウセイ 夜川 彗

「……さあてね。どっちだと思う?」

板チョコは一応もらったが、
手をつけるつもりは別になかった。
あなたの釈明にもそう興味はない――
何度か表でも聞いたような、意味のない文章。

「……まあ、いいでしょう。
 こうなれば時間の問題だ、し」

隠そうとしたところでもはや無駄だろう。
そうならば、
(-319) serikanootto 2022/02/02(Wed) 20:27:27

【秘】 嘘 氷室 凛乃 → コウコウセイ 夜川 彗

「手前、いたって不調法、あげますことは
 前後間違いましたらご免なお許しを蒙ります……なんてね」

お互いの承知でもって、
なるべく無関心、無関与でいようとした世界。
それでももしもの時にといろいろ学んではいる。

「さる暴力団組長の隠し子、それが私、浪川凛乃ってわけ。
 『普通の』人生を送るために親子揃って色々やってちゃ、
 情報分野の一つや二つも突出すると思わない?」

ずい、と一歩踏み出た。
貫禄やら何やらを感じるかはあなたの心持ち次第。
(-320) serikanootto 2022/02/02(Wed) 20:31:51

【秘】 嘘 氷室 凛乃 → 調律 水銀 莉桜

「焦らず、ゆっくりでいいからね」

あなたの肢体に触れれば触れるほど、
人間と区別がつかない。

区別の必要も感じない――

あなたが莉桜であること、
それがもっとも重要だからだ。

ねだられるまま、あなたを包み込んで、頭を撫で続ける……。
(-322) serikanootto 2022/02/02(Wed) 20:40:15
氷室 凛乃は、水銀 莉桜に微笑み返した。
(a54) serikanootto 2022/02/02(Wed) 20:53:10