人狼物語 三日月国


114 【半突発R-18】Snow white Festival【飛び入り歓迎】

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【赤】 坊っちゃん バラニ

――前夜祭/ポルクスと――
[いつか君と歩いた帰り道にも似た夕暮れの光も
道を一つ入り込めば、もう追いかけてくることはない。
転がるようにして昏く深く色を増していく夜の帳は、
祭りの前夜の喧騒から僕らを隠していた。

それでも、唇が触れ合うほどに、
吐く息が頬を擽るほどに近いこの距離では
隠し切れないものも色々あって>>*246

――ああ、やっぱり可愛いなぁ、なんて。
熱の籠った息を一度深く吐き出しながら呼吸を整える。

……参ったな。今の自分の顔は、正直あまり見られたくない。
胸の奥を焼くような熱に、すっかり浮かされて
自分でもどうしようもなく頬が緩んでいるのがわかるから。

今までだって情けない姿はたくさんみせてきたけど
でも、
今までだって
ちょっと格好つけたい気持ちがなかったわけではない]
(*66) ELF09 2021/12/12(Sun) 22:40:30

【秘】 坊っちゃん バラニ → 行商人見習い ポルクス


[――だって、僕は君の王子様でいたいのだ。

他の誰に格好悪くて、情けないと思われたって。
それでも君にだけは、誇れるような自分でいたい]
(-63) ELF09 2021/12/12(Sun) 22:41:37

【赤】 坊っちゃん バラニ



……うん、知ってる。

[馬鹿、と>>*1:252
言われればそう、反射的に答える。

それでも、その声音から軽蔑や呆れめいたものは感じない。
尤も、仮にそういうものが含まれていたとしても
これから先のことを止めるつもりはなかった。

…止められる自信がない、と言い換えておこうか]

……うん。うん。

[君の言葉に、頷く>>1:*253

そうして、背に回した腕に力を込めれば。
君の手も此方のへと回って、縋るような熱を背に感じる]
(*67) ELF09 2021/12/12(Sun) 22:43:41

【赤】 坊っちゃん バラニ


――ポルは、ポルだ。

男とか、女とかじゃなくて。

僕の大事な幼馴染で、いつも一緒にいてくれて、
僕の格好悪いところも、
情けないところもたくさん知っていて。

それでも、こうして僕を求めてくれる。
今も昔も、優しくて強くて眩しい…。

[それは、かつて幼い頃の僕が
君に重ねた勇者の姿ではなくて]
(*68) ELF09 2021/12/12(Sun) 22:44:58

【秘】 坊っちゃん バラニ → 行商人見習い ポルクス


――僕の大事なお姫様で、
そしてこれから先、共に生きてほしいお嫁さん。

[こんな僕でも此処にいていいのだと、
全身で伝えてくれる君のこと]
(-64) ELF09 2021/12/12(Sun) 22:46:07

【赤】 坊っちゃん バラニ


……愛しているんだ。
僕がほしいのは、君なんだ。
他の、誰でもない。

[囁きと共に、再び唇を塞ぐ。

腕の中、互いに身を寄せ合って。
衣類越しに互いの身体のそれは
きっと何もかも伝わっているだろう。

此方の下腹部の硬い熱の兆しも
胸元に押しつけられている、男の胸とは違う
ささやかでも柔らかな膨らみも。
酷く早く、高鳴る心の臓の鼓動は、
君と僕とどちらのものなのだろう?
或いは混じりあうほどに、今の僕らの距離は近い]
(*69) ELF09 2021/12/12(Sun) 22:47:38

【赤】 坊っちゃん バラニ

[布越しに触れた下腹部の君の兆しと、
色を帯びた紫の瞳に視線を合わせる]

……やっぱり、ポルは可愛いよ

[たぶん、他の人には見せられない、
はしたない顔を、お互いにいるんだろうな。

でも、だからこそ、初めて知った。
今この瞬間の君の顔を、知っているのは僕だけだ]
(*70) ELF09 2021/12/12(Sun) 22:52:33

【赤】 坊っちゃん バラニ

[君の下腹部に添えた手をその兆しの形を布越しに感じながら
焦らすように、緩急をつけて掌を動かす。
そうしてより一層、形と熱が明確に浮かび上がってきたところで
衣類の紐を緩めて下履き毎それをおろさせようか。

内股の形をとる両足に滑り込ませるように、下腹部のそこへと指を這わせる。
自分についているものと同じそれを掌に収めると、それの先端に人差し指を添えれば、爪の先で小さく円を描くように弄んで]

――ね、ポルはどこに触れてほしい?

[ここか、或いはその奥か。
君の身体は、どこに触れれば気持ちいいと思ってくれるんだろう。
君の一番いい場所を知りたいな、なんて。
悪戯っぽく囁いてから、君の肩に頬を寄せて、その返答を待とう]*
(*74) ELF09 2021/12/12(Sun) 23:03:35

【秘】 行商人見習い ポルクス → 坊っちゃん バラニ

[王子様にこんな風に求められ
嬉しく思わぬ者が、あるものか。

情けないと君が思っているその姿だって。
君が一生懸命生きて、行動した証なんだから

全部ひっくるめて、愛してるんだよ]
(-82) leaf 2021/12/12(Sun) 23:26:25

【秘】 行商人見習い ポルクス → 坊っちゃん バラニ

ここ、がいい。
バラニのせいで、俺の、こんなになっちゃってる。
(-86) leaf 2021/12/12(Sun) 23:40:51

【秘】 行商人見習い ポルクス → 坊っちゃん バラニ

いっぱい、触って。
バラニが、暴いて。

俺の一番良い場所。

君の、全部で。*
(-91) leaf 2021/12/12(Sun) 23:45:21

【人】 坊っちゃん バラニ

―― 一日目/市場街 ――

[さて、屋敷を出たものの
特に行きたい場所があるわけではない。

ほんの少しの思案の後に向かったのは、ゲイザーのパイ屋。
昨日、子供たちに渡した紙は使われたかな、と
ひょっこり店を覗きこむ。

一日ぶりに立ち寄った店は相変わらずの盛況で。
やぁ、と馴染みの店員に話しかければ
そのまま暫く話し込んでしまった。

此処のパイ――特に果物のパイは母のお気に入りだ。
幼い頃は母に連れられてよく通っていたし、
子供の頃、お友達と一緒に食べなさいと、
大量に渡されたこともある。
そんなこともありましたね、と笑った店員が思い出したように
本日のおすすめですと、新作のパイ>>101を勧めてくれた]
(263) ELF09 2021/12/13(Mon) 11:30:47

【人】 坊っちゃん バラニ


やぁ、これは見事だね。

[葡萄のコンポートとカスタードチーズのパイ。
如何にも母が好みそうな一品だ。
そしてちょうどお客さんだろうか、
硝子の向こうのパイに真剣な眼差しを注ぐ男の姿が見える。>>1:101

実家の商売柄、
彼の姿に見覚えそのものはあったかもしれない。
話したことは、あっただろうか?
それでも話しかけるのを躊躇ったのは、
目前のパイに注がれる真剣な眼差しに
邪魔をしては悪いかなぁ…なんて、思ってしまったせい。

暫く離れたところから見つめていたけれど、
流石に買い物もせずに長居するのは悪いなと、
店員に頼んでパイを幾つか包んでもらうことにする。]
(264) ELF09 2021/12/13(Mon) 11:34:02

【人】 坊っちゃん バラニ

[まずはと新作のパイを家族分。
それから屋敷に残っている使用人たちへの日頃の感謝を込めて、とやや多めに。
そういえば、幼馴染にパイを奢ってもらう約束も
あったようななかったような。
後で会えたら、そのときに一緒に頼もうか。

全部の用意が済んだ頃には
先程の彼も店を後にしていただろうか>>125
思いの外多い品数に、うーんと思案すること暫し。
結局、チップを大目に店員に弾んで屋敷まで
送っておいてもらうことにする]
(265) ELF09 2021/12/13(Mon) 11:34:16

【人】 坊っちゃん バラニ

[店を出れば途端、街の喧騒が耳を打つ。

祝祭の日は、毎年いつだって
どこもかしこも賑やかだ。
むしろ月日が経つ毎に、
その喧騒は増しているような気さえする。

昔の此処は、どんなだったか。
かつての光景を脳裏に思い描こうにも、
それをすっかり掻き消すほどに、この街は賑やかだ。
それでも、この季節に街へ降る雪の色や、その冷たさは
今も記憶の中の景色もそれほど変わらない。

そんな寒さに負けまいとするように
湧きたつ人の熱気に浮かされるようにして、
勧められた菓子や酒を摘まみながら街を歩く。
といっても荒っぽいことは苦手だから、
そういう気配がある場所は極力避けて、だけど]
(266) ELF09 2021/12/13(Mon) 11:34:41

【人】 坊っちゃん バラニ

[その露店に立ち寄ったのは
市場街をのんびり歩いている最中の、ほんの偶然。

歩きつかれたと休める場所を探して見回した視線のその先に
たまたま見つけた店の一軒。

薄汚れた幌布が張られた店先に、並べられているのは小間物の類。
東方から流れてきたのだろう、
鼈甲で作られた櫛や銀で彩られた髪飾りから、
硝子でできたビーズの工芸品、輝石のアクセサリー。
色鮮やかな硝子が嵌め込まれたランプに
恐らく屋内での装飾用だろう各種様々な輝石鉱石の大きな塊まで。

その中で目を引いたものがひとつ。
ちょうど、掌に収まる程度の大きさの貝殻。
真珠色に塗られた地に鮮やかな花々が描かれたそれは
単品でも十分土産物として通じそうだ。
物珍しさにほう、と息を吐いてそれを手に取ってみれば
目敏く見つけた店の主にものの見事に捕まった]
(267) ELF09 2021/12/13(Mon) 11:38:24

【人】 坊っちゃん バラニ


懐かしいな……これ、口紅だろう?
随分珍しいものを扱ってるんだね。

[笑いながら、重ねられた貝殻を開ける。
その内側は見事な玉虫色]

え?あーうん。
前に一度、うちの家でも扱ったことがあってさ。

[笑って誤魔化しながら、重ねられた貝殻をずらして中身を確認する。
その内側は見事な玉虫色に塗られていて。
知らない者が見れば、それが化粧道具とはピンと来ないかもしれない。

指先や筆に水を含ませて触れることで、
玉虫色は鮮やかな紅へとその色を変化させる。
唇に塗る他にも、目元に差しても頬紅代わりにしても
いい色になるのだと、熱心な売り込みに]
(268) ELF09 2021/12/13(Mon) 11:40:05

【人】 坊っちゃん バラニ


そうだね。
ひとつ、いただくとするよ。

[『お土産』のお礼にちょうどいいかなと
一つ頷いて、言い値を支払う。
おかげで財布の中身はすっからかんだ]

あ、その代わりそこの首飾りもおまけにつけてくれよ。
それを含めてだって、釣りが出るだろう?

[そう言って指差したのは
銀の土台にやや大ぶりな紫水晶が飾られた首飾り。

幼馴染の瞳に似たそれと真珠色の貝に納められた紅を
掌に大事に握りしめて、その日は大人しく帰路についた]*
(269) ELF09 2021/12/13(Mon) 11:40:20

【秘】 坊っちゃん バラニ → 行商人見習い ポルクス

[最初、この紅を見たとき思い出したのは。
君がくれた薬とマフラーの、鮮やかな赤。

僕の髪の色を見て、選んでくれたとは気づいてなかったけれど。
でも、この赤色は君の色彩にもとてもよく映えている。

……そして、またあの唇に触れたいと。
触れる理由を作りたいと、そう思ったことも否定できない]*
(-116) ELF09 2021/12/13(Mon) 11:46:27
坊っちゃん バラニは、メモを貼った。
(a46) ELF09 2021/12/13(Mon) 11:49:33

【赤】 坊っちゃん バラニ

[擦れたそれが微かに湿り気を帯びたのを掌越しに感じる>>*81

汚れても別に構わないと思ったけど――いざとなったらこのまま近くの宿屋を借りるなり屋敷に連れ込めばいいと――それよりも自分の欲求と熱に浮かされているほうがずっと強い]

鳴いてくれてもよかったんだけどな。

[圧し殺された艶のある声に頬がにやけるのを誤魔化すように、ほんの少し残念そうに呟く。

情けないなんて思わない>>*82
寧ろ愛おしいと、想う気持ちのほうがずっと強い。
だって、そうだろう?
好きな女の子に…否、この言い方だと語弊があるな。
僕は君の…ポルクスの中の男も女も大事に思っていて。
そして、その両方をほしいと想っている。
欲張りだな、って、自分でも本当に笑ってしまうくらいに。

そんな相手が、自分を縋って求めて、おまけに艶のある声で鳴かれたら。
理性を保てるかどうかも果たして怪しい]
(*120) ELF09 2021/12/13(Mon) 13:44:46

【秘】 坊っちゃん バラニ → 行商人見習い ポルクス

[小さな頃は知らなかった、
強い男の子のように思っていた君の知らない顔。
昂りと庇護欲と、それからほんの少しの征服欲。

男としても女としても、
…その両方の君を、僕はお嫁さんにしたいんだ]
(-122) ELF09 2021/12/13(Mon) 13:45:13

【赤】 坊っちゃん バラニ

[だから、その囁きは本当に不意打ちだった]

……やっぱり、君に敵う気がしないな。

[子供の頃に感じたそれとは全く違う感情を込めて囁く。
憧れとも親愛とも、友情とも違うそれは。
さながら胸の内を焦がす炎だ。

欲と熱に浮かされるまま、片手で自分の腰の紐を緩めて、痛いくらいに硬くなったそれを取り出す。

そうして、君の背をそのまま壁に押しつけて。
下履きを下ろして生まれたままを晒すその臀部に、君の肉棒を扱くそれとは反対側の手を回して、身体を持ち上げるようにする。

後ろのほうからのほうがやりやすいんだろうか?
でもそれだと君の顔が見れなくなりそうだ。
思い浮かぶことはいろいろあるけれど、
君の色々を知りたい…暴きたい気持ちがその全てに勝る。]
(*121) ELF09 2021/12/13(Mon) 13:49:27

【赤】 坊っちゃん バラニ

[壁へ押し潰さんとばかりに、その身体を深く密着させて
互いに生まれたままのそこが触れ合わせる。
熱を帯びて硬いそれが、湿り気を帯びたそれに触れているのが
君にも伝わるだろうか?
臀部に手を添えて持ち上げるような体勢のまま]

…痛かったら、ごめんね。

[謝るのは二回目か。
とはいえ、女性の初めては基本痛みを伴うものと
聞きかじった知識ではそうとあったのだけど。

君の体質だとどうなのだろう?
謝り過ぎるのもどうかと思うが、
あまり痛い想いをさせたくないというのも、本心で]
(*122) ELF09 2021/12/13(Mon) 13:49:55

【赤】 坊っちゃん バラニ

[蜜で湿り気を帯びたそこを軽く指先で弄る。
入口に触れ、その奥へと指先を深く滑り込ませて。
はじめはきつく一本だけだったそれを、
二本に増やすとそのまま軽く爪の先で掻くように
狭い内壁を擦り合わせて。

やがて、濡れそぼった指先をそこから引き抜けば。
口づけと同時に、君を壁に身体ごと押し潰すようにして
君の女の入口に、自分の熱帯びたそれを挿し込んだ]

……っ。

[指である程度わかっていたとはいえ、やっぱりきつい。
そのまま吐き出しそうになったのをどうにか堪えると
触れたままの唇を舌でこじ開けて。
歯列をなぞるように、舌を舐め上げ誘うようにして
一頻り、彼女のもう一つの内側を堪能する]
(*123) ELF09 2021/12/13(Mon) 13:50:27

【赤】 坊っちゃん バラニ

[そうして、暫く彼女の中を二つの意味で堪能したところで]

…動いても平気?

[どうかな?と銀の橋を伝わせたまま、
至近距離の紫の瞳にこてんと首を傾げて。
それから、試しに一つ腰をグラインドさせて、様子を伺ってみよう]*
(*124) ELF09 2021/12/13(Mon) 13:50:44

【人】 坊っちゃん バラニ

――祝祭二日目/噴水広場――

[二日間に渡って繰り広げられてきた喧騒も、もうすぐ終わる。
なんとなく手遊びに掌中におさめた貝殻を弄んでいれば、
人混みの中に見知った顔を見つけることがあったかもしれない]

…や、こんにちは。
今日はあの子とはいないのかい?

[前夜祭のとき、ここで話を聞かせた子供たちの片割れ]

『うん。
今日は親戚の子たちが遊びに来てるからだめなんだって』

そっか。まぁそんな日もあるさ。
僕も生憎会えなかったし。
(275) ELF09 2021/12/13(Mon) 16:57:38

【人】 坊っちゃん バラニ

あ、そうだ。
林檎食べるかい?

[ここに来る前に手に入れた赤い果実を一つ、
ほら、とその子に差し出した。
とことことと小さな足音を立てて子供が此方へ近づけば、
傍らに腰かけさせて甘い果実の味を一緒に堪能する]

『ね、せっかくだしお話聞かせてよ』

んー、いいけど。何がいい。

『ほら、こないだの王子様の話』>>0:228
(276) ELF09 2021/12/13(Mon) 17:00:06

【人】 坊っちゃん バラニ


…えー、またそれ?
そんな面白いこといったっけ?

[少なくとも、僕にとっては詰まらない話だ。
所謂『黒歴史』とか、そんな類の話。

だから、なんでこの子にその話を聞かせたのかも覚えていない。
本当に、ぽつりと零しただけの、遠い昔話だ]

『だって、気になるじゃないか。
その王子様、悪魔と取引をしたんでしょ』

悪魔、っていっていいのかな…。
まぁ、人間じゃないのは確かけど。
(277) ELF09 2021/12/13(Mon) 17:01:44

【人】 坊っちゃん バラニ

[ぽん、と頭を軽く撫でてから]

仕方ないな…それじゃあ、リクエストにお応えしよう。

君も知ってると思うけど、
この街はあらゆる願いを叶えることのできる街だ。
きちんと対価を支払うことができれば、の話だがね。

[今回のお話は『対価を支払う』ということについてのお話だ。

軽はずみに願いをかけてはいけない。
取引相手が人ならざるものであれば、特に]
(278) ELF09 2021/12/13(Mon) 17:03:50

【人】 坊っちゃん バラニ

[昔々、とある国に一人の王子様がいました。
王子様は、他の人が欲しがりそうなものはだいたい持っていました。
豊かな国、厳しくも優しい両親、一緒に育った美しいお姫様。
そして何より王子様には尤も信頼を置く大切な友がいました。

後に王子様のその友人は、
人々から『勇者』と呼ばれて魔王やその部下たちと
戦いを繰り広げていくことになります。]
(279) ELF09 2021/12/13(Mon) 17:07:07

【人】 坊っちゃん バラニ

[王子様は、自分の国を守るために勇者と共に魔王と戦いました。
長い、長い戦いと旅路の中。
勇者は仲間たちとさまざまな苦難を乗り越え、そのなかで強くなっていきました。

そんななかで、王子様は悩んでいました。
勇者たちが強くなり、日に日に魔王たちとの戦いも厳しいものになっていくなか
次第に、仲間である彼らとの力量の差が開いていったのです。

王子様は、生まれながらに人が羨むようなものをたくさん持っていました。
でも、そのなかに勇者や仲間たちが持っているような『才能』と呼ばれるものはありませんでした。

どれほど努力を重ねても、王子様はただの人間で。
そして、その成長には限界がありました。
今までずっと傍にいた勇者と、王子様のあいだには
力という大きな隔たりが生まれてしまったのです。
王子様はそれが、悔しくて悲しくてたまりませんでした]
(280) ELF09 2021/12/13(Mon) 17:11:36

【人】 坊っちゃん バラニ

[そしてもう一つ。
魔王との戦いの中、勇者とお姫様は次第に惹かれ合っていったのです。
そしてそれを、惹かれ合う二人の姿を、王子様はずっと一番間近で見ていました。

――仲睦まじい二人。
いっそ彼らを恨んだり、或いは憎むことができたらと、
王子様も思わなかったわけではありません。
ですが、それは叶わなかった。

勇者やお姫様が王子様を想ってくれるのと同じくらい
……王子様も、二人のことを愛していたから。
ただ、王子様は大切な二人のそばにいたかったのです]
(281) ELF09 2021/12/13(Mon) 17:14:54

【人】 坊っちゃん バラニ

[自分が勇者たちの足手まといになっていくのを日々実感していくなか。

――『力がほしいか』と。
王子様に、囁く声がありました。

『此方のいう対価さえ支払えば、お前の願いを叶えてやる』と、
その声は王子様に取引を持ちかけてきました。

もしそれの対価が「勇者を裏切れ」だとか、
そんなものであったら応じたりなどしなかったでしょう。]
(282) ELF09 2021/12/13(Mon) 17:15:48

【人】 坊っちゃん バラニ

[囁く声が望んだものは、王子様の『未来』でした。

王子様の命、或いは死んで生まれ変わってからの力や才能。
それらを差し出すと約束すればお前が望むだけの力を
勇者と共に並び立てるだけの力を与えよう。
それが、王子様に持ちかけられた取引でした。]
(283) ELF09 2021/12/13(Mon) 17:17:00

【秘】 坊っちゃん バラニ → 行商人見習い ポルクス

[そして、声はもう一つ、
契約に逃げ道を用意していました。

『もし、お前が誰かを愛し
そしてその相手に愛されることがあれば
この契約は無効になる』

愛の力には叶わないから、なんて。
嗤うその声を信用していたわけではないけれど。
…差し出されたその条件が
王子様にとって甘やかなものだったことは否定できません]

(-127) ELF09 2021/12/13(Mon) 17:18:06

【人】 坊っちゃん バラニ

[王子様は悩みました。

それでも……最後にその取引に応じたのは。
王子様が、勇者や仲間や、お姫様を愛していたから。

力が、ほしかった。
己の望みを叶えるそれが欲しかった。

大切な人たちのそばにいたかった。
そして彼らの足手まといになりたくなかった。
守られるだけなど耐えられなかった。

力さえあれば、全てを守れると
どうしようもなく愚かな王子様はそんなふうに考えたのです。

結局のところ、
どれほどたくさんの何かを持っていたとて。
王子様はただの弱い人間でした。
弱いままの、無力な自分でいることに
彼は、耐えられなかったのです。]
(284) ELF09 2021/12/13(Mon) 17:19:39

【人】 坊っちゃん バラニ


…その後、契約で力を得た王子様は、勇者と共に魔王を倒す旅に同行し、仲間たちを魔王の許に送り届けるために命を落としました。
だから、王子様は勇者の旅の行く末を見届けてはいません。

それでも、王子様は勇者が魔王を倒してくれるとそう信じたまま息絶えました。
そうして実際、その通りになりました。
今もこうやって、この街が栄えているのは勇者たちが努力し、人々の平和のために戦ったから。

王子様は今もきっと、そのことを誇らしく思っているのです。

[そこまで語って、ぽんぽんと頭を撫でる。
さて、この話は終いにしようと言いかけたところで]

『ねぇ』

うん?
(285) ELF09 2021/12/13(Mon) 17:21:10

【人】 坊っちゃん バラニ

『王子様は、ちゃんと"対価"を払い終えたの?』

―――……。

[この子はどこまでわかっているんだろう。
しかしまぁ。
勘の良い子供っていうものは、正直反応に困ってしまうね]

…そうだなぁ。
まぁ、王子様は旅の途中で若くして死んだのだし、
その時点で対価は払い終えたんじゃないかな。

[無論、嘘だ。
実際のところ、王子様は生まれ変わった今も
その対価を支払い続けている。

だからどれほど剣を振るう努力をしたって、
腕力も技量も身に着きはしない。
その経験値は、遠い昔に前借りされてしまったものだから]
(286) ELF09 2021/12/13(Mon) 17:26:52

【人】 坊っちゃん バラニ

[子供の頃、僕は勇者に憧れた。

記憶の中の彼は、いつだって眩しいもので。
あの頃感じていた憧れや親愛は
生まれ変わった今も変わらない。

変わってしまったのは、ただ、自分のほう。

遠い昔、御伽話の王子様が
後先考えずに人ならざるものと交わした『契約』は。
未来を生きる子供の憧れも、
努力すればいつか自分だって強くなれるという、
そんな淡い希望さえ、許してはくれなかった。

御伽噺の王子様は、
愛する女の子の口づけで呪いを解かれる。>>0:222

そんな願いが叶えばよかったのに、と。
王子様ではなくなった僕は、ずっとそう思っていたんだ。]*
(287) ELF09 2021/12/13(Mon) 17:28:50

【秘】 坊っちゃん バラニ → 行商人見習い ポルクス

[御伽噺の王子様ではなくなった僕は。
昔の自分よりずっと、誰かを愛することに臆病になった。

僕にとっての昔の記憶は。
勇者たちと共に過ごしたかけがえのない思い出と、
そんな彼らとあまりにかけ離れてしまった
今の自分自身を思い知らされるもの。

かつての自分に戻ることは叶わなくても、
せめて、人並みでいたかった。
自分を愛してくれる人たちに、
報いることができる自分でいたかった。
今の自分がそれを叶えることができるとしたら、
遠い昔の記憶にある声。

『誰かを愛しそして愛されれば、この契約は無効となる』

でも、それは。
自分が背負った呪いにも等しいこの契約に誰かを巻き込むことになるんじゃないか。
そんなことを考えて、深く誰かに踏み込むことを躊躇った。]
(-128) ELF09 2021/12/13(Mon) 17:29:55

【秘】 坊っちゃん バラニ → 行商人見習い ポルクス

[そのはずだったのに。

……僕は、惹かれてしまった。
小さな頃からずっと一緒だったはずの幼馴染に、
ずっと一番、契約を知られたくなかったはずの君に。
躊躇いよりもずっと、深いところから湧く感情に
身を委ねてしまっている自分がいる。

――…"自由になりたい"

それが、僕の願い。
かつて僕が生きた人生と、その記憶と関係なく
心から願っていること。

僕は、僕でありたい。
契約とか記憶とか、そういうものに縛られずに
――ただ、愛している人に愛していると伝えたい。
腕の中に温もりを感じたい。

それが、今の僕の願い]*
(-129) ELF09 2021/12/13(Mon) 17:31:05

【秘】 行商人見習い ポルクス → 坊っちゃん バラニ

[君と思いが通じるまでは、
一度でいいから触れて欲しい、触れたいと願っていた
通じた今は、どうしよう。
ずっと君と触れ合いたい、なんて
際限なく欲が滲んで、膨らんでいく

そんな自分でも、いいのだろうか。
小さな頃のような、純情なものではない
君への肉欲を孕んでしまっている、そんな執着めくものに
色を変化させていってしまう、恋心で。
――君に征服されることに喜び見出す、淫乱さも含めてさ。]
(-138) leaf 2021/12/13(Mon) 19:54:02

【赤】 坊っちゃん バラニ

[君の心中まではわからないけれど。>>*153

もし心の声が聞こえたならば、やはり欲しがってしまうんだろう。
恥ずかしがる君は、こんなにも可愛くて、
君が気持ちよくなってくれる姿を見るたび
言葉にならない感情が、僕の胸を満たしていく。]

…君が触れてくれたって、いいんだよ?

[くすくす微笑いながら鼻先でマフラーを除ければ
その喉元に唇を寄せて。
若干挑発めいた響きと共に、視線を向ける。

僕の幼馴染はどうも、
突き崩したくなる意地の張り方をする。
……うん、やっぱり可愛い。
どうしたらもっと恥ずかしがってくれるだろうか、なんて
ついつい考えてしまうくらいには。]
(*226) ELF09 2021/12/13(Mon) 23:45:06

【秘】 坊っちゃん バラニ → 行商人見習い ポルクス

[もっと、君の乱れた姿がみたいなんて、
ついつい、がっついてしまう自分がいる。

うっかり君に触れられたら、
そのままけだものの欲に負けてしまいそうで。
そういう意味ではほっとしているんだ。
まだ、僕はギリギリのところで溺れずにすんでいるのだから。

君に構わず気持ちよくなっていたら、
男として余りにも不甲斐ないじゃないか。
僕がなりたいものは、君の王子様で獣ではないのだから。
それに獣になるのなら、
どうせならベッドの上がいいだろう?


そしてそんな今の自分をみられるのはやっぱり気恥ずかしくて。
上手く取り繕おうとしても、瞳の奥の獣欲はきっと、至近距離の君の瞳には隠し切れない>>*155]
(-189) ELF09 2021/12/13(Mon) 23:47:04

【赤】 坊っちゃん バラニ


……いい顔してる。

[呟いたそれは、
誤魔化しにさえなっていないんだろう>>*155
額に貼りついた前髪も、朱を差したような頬や瞳も
身の内で荒れて昂る獣欲をいっそう煽るスパイスにしかならない。

指先が、熱い。
ぬる、と滑る愛液も、君の女としての入口も。
君の男としてのそれと同じか、
それよりも深く熱が籠っているよう。
花弁を掻き分けるように挿れた二本の指が
きゅぅと指先を締めつけるたび
ぞく、と此方の身体が震える。
それはもしかしたら君も同じなのかもしれない。]
(*227) ELF09 2021/12/13(Mon) 23:49:06

【赤】 坊っちゃん バラニ

[『期待』が、僕の身を焦がしていく。
性感が齎す熱が、脳も心の臓もふわふわと侵していくようで。
下腹部はいっそ痛いくらいに熱い。
堪らず、吐息と共に熱を漏らすと>>*157

此方の名を呼ぶ君の声を塞ぐようにして。
その唇を塞いで、君の身体を貫いた]
(*228) ELF09 2021/12/13(Mon) 23:49:19

【赤】 坊っちゃん バラニ

[声はどうにか圧し殺せたか。
咄嗟に君の名を呼べないくらいには、その瞬間は衝撃的で。

君の喘ぐ声が聴こえる>>*160
応える代わりに、唇をこじ開けて彼女を求めた。
どこか苦しげにも聞こえたそれに、
花弁にそっと手を添えれば、微かに薄くなった赤が
君から流れているのを指先に感じる。

きっと今は動かないほうがいい。
ゆっくりと、そのまま身体が慣れるまで待とう]
(*229) ELF09 2021/12/13(Mon) 23:50:49

【赤】 坊っちゃん バラニ

[そうしてその身体と表情から、
少しずつ痛みが緩和されたのを感じ取れば。>>*162]

……大丈夫、みたいだね。

[零れた嬌声に、
ふ、と此方の表情も自然柔らかくなる。
鬼灯めいて赤く染まった君の顔に、にこと笑いかけてから
持ち上げるように抱えた君の下腹部へ数回グラインドしてみせる]

…いいよ。
ほら、もっと噛んで?

[仔犬みたいなんて、言ったら君は怒るかな?>>*162
でも、求められているみたいで悪い気は全然しないんだ。

君に噛まれるたび、君の中のそれが硬くなっていくのは
そこはまぁきっと気のせいだよ。うん]
(*230) ELF09 2021/12/13(Mon) 23:51:45

【赤】 坊っちゃん バラニ


ほら、本気だしてごらんよ。

[煽るような声かけと共に、
背を壁へ押しつけた君の身体に叩きつけるように、
怒張を再度君の中へと穿つように挿入する。
先程の締め付けとは一転、緩くなったそれは
しかし怒張へと吸い付くようなそれへと変わっていて。
滑るようなその感覚は]

ん……気持ちいいな。

[本心だった。
嘘偽りなんて混じりようがないほどに。

君の中は、あたたかい。
そして、君を構成する全てが、僕にとって愛おしい。
欲の滲む瞳で君の顔を覗き込むと、
そのまま汗ばんだ頬に軽く口づけ一つ落として]
(*231) ELF09 2021/12/13(Mon) 23:54:30

【秘】 坊っちゃん バラニ → 行商人見習い ポルクス

…。

愛してるよ、ポル。

[これから先、何があったとしても]

…僕の初めてが君でよかった。
僕が好きになった人が、君でよかった。

[誰でもいいわけじゃない。
記憶の中の勇者にだって、姫にだって
こんな感情を抱いたことはなかった。

僕が愛を捧げたいと、
愛したことを後悔しないと思ったのは、君だけ]
(-191) ELF09 2021/12/13(Mon) 23:55:53

【赤】 坊っちゃん バラニ

[唇を離すのと同時、
片方の手を彼の怒張に添えて擦り上げる。]

――ほら、一緒に行こう?

[どれほど取り繕ってみせようとしても
そう君に告げる声にはきっと余裕なんてなかった。

此方の額をつい、と汗が流れるのと同時、
ぐいといっそう強く腰を押しつけて、君の中に白濁を吐き出した]*
(*232) ELF09 2021/12/13(Mon) 23:58:46
坊っちゃん バラニは、メモを貼った。
(a64) ELF09 2021/12/14(Tue) 0:04:36

【独】 坊っちゃん バラニ

/*
…しかしもう少し参加できる予定だったのだけど急な土日出勤&箱不調が重なったのは本当に申し訳がなかったです。
(そして日が進むごとに表どこにいけばいいかわからなくなってくるという)

他の人ともお話したかったな、とか
灰もリアタイでほとんど残せなかったな、とか
皆のロル本当に素敵だなぁとか
(個人的にテレベルムさんのパイ屋描写が素晴らしかった)
いちおう、出したかった話は出せたのでそこに後悔はないんですが、あまりに参加頻度が低すぎて、やっぱり今の生活だと村参加は厳しい…。

そんななかでもポルクスさんとお話ができたのは、本当にありがたかったです。
本当にありがとうございました。
(-195) ELF09 2021/12/14(Tue) 0:22:26

【秘】 行商人見習い ポルクス → 坊っちゃん バラニ

[君の腕の中で乱れて良いのなら、
恥も外聞もなく、嬌声をあげてしまいたいと思う自分も否定できず
同時に、君にも自分と同じくらい、いや、それ以上?
求めて欲しい心も、ある。

――俺ってやっぱり、狡いんだ。
ぎりぎりの分水嶺で踏ん張る姿はまさに王子様だけど。
「およめさん」は「おむこさん」に
いっぱい、貪ってほしいものなのだ。
どっちも欲しがる、欲張りさんなのだ。
でも、乙女な部分も持っていたりするものだから、
ベッドの上でそんな風な君を見たら、きゅんきゅんしちゃうね!


滲む視界の中で見る君の欲望に耐える姿
ああ、キスしたいなぁ、と。衝動に任せ、首筋に唇を寄せる
ちゅ、ちゅっと音を奏でながら、君の火照る肌に触れて
見上げた君の顔だって――]
(-197) leaf 2021/12/14(Tue) 0:32:26

【秘】 行商人見習い ポルクス → 坊っちゃん バラニ

 ぁ、あっ!――ひぅんっ! 

[ぐっ、と奥まで挿入ってくる。
それが、痛みよりも快感を教えてくれる。
君の欲を孕んだ瞳も、口付けも
どれも、俺にとっては欲の火種を燃え広がらせる、もの。]

 俺も。バラニ、バラニ――
 すき、あいしてる、の。

[息も絶え絶え。律動の合間だから、
喘ぐ声とともにだから、聞き取りづらいかもだけど

伝えるのは想いと、そして
愛しい君にだけ向けられる、微笑みを。]
(-198) leaf 2021/12/14(Tue) 0:34:43

【秘】 行商人見習い ポルクス → 坊っちゃん バラニ

[王子様のお話は終わっても>>285
  

君のお話はまだ、続いてる。

そんな君の隣に居られたら。
その温かい腕に抱かれたいと願いを抱いて

君に声を、かけるんだ。**]
(-200) leaf 2021/12/14(Tue) 0:47:05

【独】 坊っちゃん バラニ

/*
(すごくごろごろしてる)(かわいい)
(-205) ELF09 2021/12/14(Tue) 1:12:17