人狼物語 三日月国


242 『慰存』

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視点:


到着: 七海 聖奈

【人】 七海 聖奈



   『まさか復讐の手段が性病を感染すことなんて…
    読んでいて驚いてしまいました。
    甘い蜜を吸ったと思っていた人が
    地獄に落とされた瞬間の描き方が好きです。
    愛憎両方を併せ持つ魅力は
    普通の作品では味わえないので
    是非読んでみて欲しいなと思います。

          
…………とても人は選びますが。』



          ××出版 「ambivalence」
          ネタバレありレビュー

  
(5) alice0327 2024/01/06(Sat) 23:37:36

【人】 七海 聖奈


[私は小さい頃から本を読むのが大好きでした。
 書くことにも興味はありましたし、
 書いてみたこともあったのですが。
 文才がない、とすぐに思い知らされてからは
 書くことはせず、読書ばかりするようになって。

 ジャンルは選ばずに様々な本を読んでいるうちに
 読んだ本の記録を残しておきたいな、なんて考えて
 レビューサイトに感想文を投稿することが
 日課になっていきました。 ]
 
(6) alice0327 2024/01/06(Sat) 23:38:12

【人】 七海 聖奈


   ……やっぱり文才はないから。
   見た人の興味を引く感想は
   あんまり書けていないのだけれど。

 
(7) alice0327 2024/01/06(Sat) 23:39:05

【人】 七海 聖奈


[ミルクティー片手に書いてた感想が
 無事投稿されたのを見届けた後は
 好きな作家さんが新しい本を出すかとか
 今流行りの本は何か、とか情報収集の時間。

 普段はあまり収穫がないことも多いけど
 
今日はと言えば……。]

 
(8) alice0327 2024/01/06(Sat) 23:40:25

【人】 七海 聖奈



   
……えっ?!?!


  
(9) alice0327 2024/01/06(Sat) 23:42:43

【人】 七海 聖奈



   血腹先生のサイン会…!!!
   
ぜっっったいに行きたい!!!!


  
(10) alice0327 2024/01/06(Sat) 23:42:57

【人】 七海 聖奈


 
   どうしよ、バイトのシフト変更間に合うかな…
   いやいや、その前に服どうしよう、
   何にサイン書いてもらおう……


  
(11) alice0327 2024/01/06(Sat) 23:43:49

【人】 七海 聖奈


[立ち上がった勢いで空のカップがごとりと
 鈍い音を立てて落ちたのにも構わず。

 落ち着きなくうろうろと歩き回って
 本棚の方に目をやれば
 私の好きな作家さんの官能小説が並んでいた。]
 
(12) alice0327 2024/01/06(Sat) 23:44:13

【人】 七海 聖奈


[……言えません。もちろん友達には言えませんし
 こんな部屋には友達を呼ぶわけにはいきません。
 
だって恥ずかしいじゃないですか!

 
 私は性癖暴露大会なんてしたくありませんから。
 この作家さんが好きなんだ、とか
 友達と話すなんてことしたことありません。
 レビューサイトも本名ではないですし
 きっと私の趣味を知っている人なんていません。
 ……居たら困ります、色々と。]

  
(13) alice0327 2024/01/06(Sat) 23:44:55

【人】 七海 聖奈



   
……眠い、な。


   もうこんな時間か……
   休講で本当に助かった……。

   今日は16時から21時までのシフト……。
   うん、朝ごはん食べたら寝よう。

  
(14) alice0327 2024/01/06(Sat) 23:47:11

【人】 七海 聖奈


[本を読んでいたら夜が明けていた、なんていつものこと。
 暫くうろうろしてた私ですが
 時計を見てもう朝だと気づくと
 とたんに眠気と空腹感に襲われてしまって。
 何かないかな、と冷蔵庫を見てみても
 なんにも入っていません。

 …………やってしまいました。
 本ばかり読んで、肝心の生活は疎かになりがちで。
 流石に何もないのはまずいですよね。


 でも、こんな時間からやってるスーパーなんて……
 そういえば、少し離れたところにあるんだっけ。

 歩いていくには遠いけれど自転車なら
 ギリギリ許容範囲かな、とコートを羽織り
 マフラーをまいて外に出ることに。  ]
  
(15) alice0327 2024/01/06(Sat) 23:47:45

【人】 七海 聖奈



   さむい……
   でも行かないとなんにもない……。



[寒さにUターンしたくなったものの
 戻ったところで何もないし。

 しかたないな、とため息をついて
 アパートの自転車置き場へと歩き出すのでした。]*
  
(16) alice0327 2024/01/06(Sat) 23:48:24

【独】 七海 聖奈

/*
差分が多い!可愛い!!
初めて触ったたけどいいですねこれ……
使いこなせるかは置いておくとして……
(-1) alice0327 2024/01/07(Sun) 13:10:37

【独】 七海 聖奈

/*
この差分可愛すぎるけど私のロルがどうあがいても可愛くないので終わりです
(-2) alice0327 2024/01/07(Sun) 13:51:52

【独】 七海 聖奈

/*
これ葉山さんがやばい奴になるイメージ出来ないんですけど……(震え声)
西さんのことだからやばいことするんだろうな楽しみ( ˘ω˘ )

あとこの差分可愛すぎる
(-3) alice0327 2024/01/07(Sun) 15:44:32

【独】 七海 聖奈

/*
たぶんこれ使う機会ないから灰で使っていいですか?いいよ!
(-4) alice0327 2024/01/07(Sun) 15:45:21

【人】 七海 聖奈


[人よりは色々な本を読んできたと思います。
 小説、随筆、評論、詩……とにかく読むことが好きで
 図書館は宝物の山だと小さい頃から思っていました。

 特に好きなものはミステリー……だけでした、前は。

 あんまり知られていないけれど好きな作家さんを
 推しているのですが……やっぱり有名な人たちの影に
 隠れてしまうのか、本屋大賞受賞、みたいな
 分かりやすいヒットは出ないまま。
 魅力を知ってもらえないのはファンとしては
 残念でなりません。]

 
(23) alice0327 2024/01/07(Sun) 16:23:52

【独】 七海 聖奈



[……そう、残念ではあるのですが。
  
 同時に嬉しくもあるのです。
 ファンが少ない方が特別感がありませんか?

 ヒットしてしまったら
 手が届かない場所まで行ってしまいそうですし。]


  
(-5) alice0327 2024/01/07(Sun) 16:24:39

【人】 七海 聖奈

 

[まさか、推している二人の作家さんが
 同一人物だとは思いもしないまま。]


 
(24) alice0327 2024/01/07(Sun) 16:25:08

【人】 七海 聖奈


[ともかく……以前は好きなジャンルは?と聞かれれば
 ミステリーかな、と答えていました。

 血腹妖の官能小説を読んでからは魅力に気づいて
 色々…そう、本当に色々読み漁って。
 
少々人には言えない嗜好になった自覚はありますけれど。


 
でも、結局私の中での一番は血腹先生なんです!

  
(25) alice0327 2024/01/07(Sun) 16:26:14

【人】 七海 聖奈


[もちろんSNSだってフォローしています!
 通知をオンにして毎日欠かさず見ているんです。
 以前の推し性癖の企画だって参加しました!

 あの時の私は確か―――――。]
  
(26) alice0327 2024/01/07(Sun) 16:26:44

【秘】 七海 聖奈 → 葉山 裕太郎



[縛られて身動きが取れない女の子に
 色々な方法で性的なWイタズラWをするシチュエーション
 泣いても、もうやめてと懇願しても
 拘束を解いてあげることもせずに責め立て続ける。

    ―――――そんな、シチュエーションが性癖です
    って送ったんでした。
    SNSだから本名の七海聖奈、という名前ではなく
    セラ、というHNでしたが、
    あの時は恥ずかしかったな……。]

  
(-6) alice0327 2024/01/07(Sun) 16:28:50

【秘】 七海 聖奈 → 葉山 裕太郎



[どうやって小説の着想を得ているのでしょう?
 言葉選びだって大好きです。
 普段どんな風に暮らして
 どんなふうに執筆していらっしゃるのでしょうか。

 ネットの海に浮かぶ情報よりももっと深く、
 あなたのことを知りたい、
知りたい、
知りたい。


 誰かの人となりを知るには
 やっぱり直接お会いするのが一番ですよね!]

  
(-8) alice0327 2024/01/07(Sun) 16:29:30

【独】 七海 聖奈




[お会いできたなら、W選択肢Wだって広がりますから。]



  
(-7) alice0327 2024/01/07(Sun) 16:29:53

【人】 七海 聖奈


[そんな、W推しWのサイン会、
 行かないなんて選択肢は有り得ません!

 以前もあったようですが、
 私が血腹先生を知る前だったり
 バイトの都合がつかなかったり。

 巡り合わせが悪かったのか
 今までのサイン会は行けていませんでした。
 今回こそは、絶対に行きたい。
          
行かなければ。]

  
(27) alice0327 2024/01/07(Sun) 16:30:39

【秘】 七海 聖奈 → 葉山 裕太郎



[何のためにバイトを掛け持ちして
 身を削るように働いてるかって
 
全部、ぜんぶあなたのためなんですよ?]


  
(-9) alice0327 2024/01/07(Sun) 16:31:23

【秘】 七海 聖奈 → 葉山 裕太郎




       
[なんて、あなたは私を知らないけれど。]

 
(-10) alice0327 2024/01/07(Sun) 16:31:46

【人】 七海 聖奈


[頭の中はサイン会のことでいっぱい。
 前なんてろくに見ていないのに事故を起こさなかったのは
 この人が少ない時間だったからでしょう。

 誰かが見ていたら嫌な顔をされそうなくらいのスピードで
 自転車を走らせて、ようやくスーパーに到着。
 ……帰ったら寝よう、本当に。

 若干ふらつきながらも店内に入って
 カゴをカートに乗せて売り場を回っていくのです。

 普段の食生活は……
 ずぼらでお金のない大学生を体現したような感じ。
 もやしとかよく食べるし朝は食パン1枚で
 済ませてしまうような、そんな生活です。

 とはいえ、お米だって食べますし
 あんまり食費を削ろうとしても
 いいことなんてないですから
 ほどほどにはしていますけれど、ね。
 
 買った荷物を送ってくれるサービスを当てにして
 お米なんかも入れて。
 紅茶のティーバッグも忘れずに。
 あと何か忘れてるものないかな……。]
 
(28) alice0327 2024/01/07(Sun) 16:33:29

【人】 七海 聖奈



   あ、卵忘れてた!


[卵を買えばあとは帰るだけ。
 早くご飯食べて寝よう、なんて
 それしか考えていなかったものですから。
 注意力散漫になっていた私は
 誰かにぶつかりそうになってしまうのです。]*
  
(29) alice0327 2024/01/07(Sun) 16:34:07

【秘】 葉山 裕太郎 → 七海 聖奈



   『部屋の扉を開けた途端、
    ××は腕を引かれ閉じ込められた。

    薄暗い牢獄に閉じ込められたような
    嫌悪感に襲われた××を嘲笑うように
    男はベッドへと押し倒し腕を縛りあげていく。

    もう逃げることは出来そうにない。
    そう分かっていても××は気丈な態度を崩さない。

    男なんて悦ばせてやるものかと
    ××が必死に恐怖を押し殺そうとしている。

    そんな××を見て情欲をそそられた男が
    悪どい顔をして吐き捨てた言葉を聞いた瞬間

    ××の顔に押し殺そうとした恐怖が滲み出す。』

    
(-11) 西 2024/01/07(Sun) 22:04:01

【秘】 葉山 裕太郎 → 七海 聖奈



   『「キミ、処女だろ?」

    男がニヤつきながら××のシャツをめくる。
    暴力による見せしめとは違った手つき、
    お前など取るに足らないと言わんばかりに
    遊ぶように頬を撫でると下着に手をかけ、取り払う。

    履いていたスカートを捲られ、ブラは外され
    女としての尊厳と一緒に最後の布を捨てられると
    誰にも見せたことがない柔らかな肢体を
    知らない男に無理矢理晒されてしまった。

    ××は目尻に涙を溜めて顔を逸らす。
    だが男の手が止むことはない。

    部屋に散らばる怪しげな器具たち。
    ××の表情が全て物語っていた。
    自分の予感は当たっていたんだと。

    自分はこれから、この男に…』

    
(-12) 西 2024/01/07(Sun) 22:04:49

【秘】 葉山 裕太郎 → 七海 聖奈



   『「最高の初夜にしてやるよ。」

           されるのだと。』

(-13) 西 2024/01/07(Sun) 22:06:21

【秘】 葉山 裕太郎 → 七海 聖奈



   『××の身体はとっくに限界だった。
    恥辱に耐え続けた身体は体液に塗れ

    何時間にも及んで責め立てられると
    狭い部屋には雌の空気に満たされ
    それでも音を立てずに振動する玩具は
    テープで××の局部にしっかりと固定されている。

    やめて、と最初こそ叫んでいた××も
    か細い声で赦しを乞い続けながら
    すっかりと快楽の虜になってしまっていた。』


(-14) 西 2024/01/07(Sun) 22:09:03

【秘】 葉山 裕太郎 → 七海 聖奈



   『開発されてしまった身体は
    絶頂が痛みにさえ変わってしまって

    耳元で玩具の振動を聴かされるだけで
    身体が次の絶頂を求めて疼く。

    自分が壊れてしまったことを思い知らされながら
    悔しさに涙を流す××。

    それを嘲り見下す男は
    ××に飽きたかのようにある物を取り出し
    強引に××の花園をこじ開けていく。』


(-15) 西 2024/01/07(Sun) 22:09:45

【秘】 葉山 裕太郎 → 七海 聖奈



    『「ほら、仕上げね。」』


(-16) 西 2024/01/07(Sun) 22:10:35

【秘】 葉山 裕太郎 → 七海 聖奈



    『玩具によって身体を壊されてしまっても
     幸い処女は奪われずに済んでいる。

     深い絶望の中、一縷の望みを保つ××の前に
     見せつけられたのはシリンジという医療器具。

     だが普通の病院などでみかけるものとは異なり
     先端が長いゴム状になっているものだ。

     涎まみれの股を無理矢理広げられた××には
     抵抗する気力などもう残ってはない。

     男は××の足を押さえつけると
     高笑いしながら白い液体が入ったそれを
     秘部の中へと入れていく。』


(-17) 西 2024/01/07(Sun) 22:11:52

【秘】 葉山 裕太郎 → 七海 聖奈



    『××は顔を青ざめさせながら
     残り僅かの体力を振り絞って暴れだす。
     自分が何をされているか分かってしまったのだ。

     しかし手を縛られ足を押さえつけられ
     叫ぼうにも口を塞がれてしまう。

     「3日経ったら自由にしてやるよ。」

     くぐもった悲鳴を奏でる××の秘部から
     男はそう告げるとシリンジを引き抜いて
     中の白濁液が無くなっているのを見せつける。』


(-18) 西 2024/01/07(Sun) 22:12:45

【秘】 葉山 裕太郎 → 七海 聖奈



    『「できるといいな?赤ちゃん。」

      ─ ─ ─ ─ 自分の子宮に子種を注がれた。

     絶望の底で気を失ってしまう××が
     最後に襲われたのは穢された罪の意識だった。』**

            
(-19) 西 2024/01/07(Sun) 22:14:51

【独】 七海 聖奈

/*
私はそんなえぐいもの来ると思ってなかったんですが???
(-20) alice0327 2024/01/07(Sun) 22:31:05

【独】 七海 聖奈

/*
3日経ったらの意味がわかってしまうのがもう……(頭抱えてるアリス
(-21) alice0327 2024/01/07(Sun) 22:36:21

【人】 七海 聖奈


[あの時は本当にうれしかったな。
 だって、応募者が多くて自分なんか選ばれるはずないって
 そう思ってたのに、私が書いたシチュエーションが
 採用されたんですから!

 いいようにも悪いようも解釈できるもので
 応募したつもりでしたが
 書いてもらった作品は私の予想を超えていて。]
  
(34) alice0327 2024/01/08(Mon) 0:14:24

【秘】 七海 聖奈 → 葉山 裕太郎



   どんな物語で来るのかなと
   ドキドキして待っていたんですが予想以上でした!
   処女の女の子に最後の一線だけは守られているって
   希望を持たせておいてから絶望に落とすなんて
   ……すっごく興奮しちゃいました。

   3日たったら、の意味があまりにも重くて
   ゾクッとしながら読みました。
   どうやったらそんな着想が浮かぶんだろうって
   不思議に思ったくらいです。
 
   素敵な作品をありがとうございます!


 
(-22) alice0327 2024/01/08(Mon) 0:15:11

【人】 七海 聖奈


[コメント欄に残せばいいのに
 感想をわざわざSNSのDMに直接送ってしまうほど
 あの時は夢中になってしまって。

 恥ずかしい、でもどうしても直接お礼が言いたくて。
 鬱陶しいファンだと思われてしまったでしょうか?
 心の内は分からないまま、
 何度もその作品を読み返していました。]
 
(35) alice0327 2024/01/08(Mon) 0:15:45

【秘】 七海 聖奈 → 葉山 裕太郎


[……私自身が男性経験がなくて
 自分と作品の女の子を重ねてしまったのが
 もしかするとよくなかったのかもしれません。

 性的な玩具なんて見たことも
 使ったこともなかった私は、
 血腹先生の作品がきっかけでいくつか購入してしまい。

 敏感な秘芽に玩具をあてては
 何度も絶頂を繰り返して、
 身体がそれだけでは満足できなくなれば
 誰も受け入れたことのない秘部に
 挿入して、シーツを蜜で汚す……
 そんな、自慰をすることが増えました。

 秘め事に耽るのはいつも作品を読んだ後。
 作品に対する罪悪感が全くないわけではないものの
 一度快楽を覚えてしまった身体は
 先生の作品を読む度疼いてしまい、
 抑えることなんて出来なかったのです。]

 
(-23) alice0327 2024/01/08(Mon) 0:16:30

【秘】 七海 聖奈 → 葉山 裕太郎



[最初は作品に出てくるキャラクターを
 想像して繰り返していた自慰行為。

 それがいつしかW作者Wを想うようになって。
 
自分のしている行為が歪だと知りながら

 
知っているから、
のめり込んでいくのです。


 してはいけない、そう思えば思うほど
 媚薬のように私の身体を高めてしまう。

 
 あぁ、血腹先生に会えたらいいのに。
 推し事が執着へ変わってしまっていると
 自分自身では無自覚のまま。]


 
(-24) alice0327 2024/01/08(Mon) 0:17:26

【人】 七海 聖奈


[ぼーっとしてたせいで、
 男の人とぶつかってしまいました。
 ぶつかった拍子に落としてしまった
 スマホには気づかないまま、]


  わっ……ごめんなさい…!
  ぼーっとしちゃって、……
すみません……。



[ふらつく身体を支えてもらって
 謝罪を繰り返し、ペコペコと頭を下げます。
 だって悪いのは私ですから。

 ―――――地面に目を向けると
 落としてしまったスマホが目に入って
 慌てて拾おうと手をのばすのでした。]
 
(36) alice0327 2024/01/08(Mon) 0:18:10

【人】 七海 聖奈


[画面がついたままのスマホ。
 開きっぱなしのページには
 以前の企画で書いてもらった血腹妖の作品。

 血腹先生には男性ファンもいるとは聞いてますが
 いくら何でも見られたら恥ずかしすぎます。

 
 見られる前にスマホを拾おうとした私ですが……。]*
 
(37) alice0327 2024/01/08(Mon) 0:18:33

【人】 七海 聖奈


***


[そわそわしつつ、1週間を過ごしてサイン会当日。
 
 あの後、バイトのシフトは他の人に
 変わってもらうことに成功したし、
 着ていくものだってちょっと背伸びして。
 ピンクのふわっとしたブラウスに
 レースの黒いスカートにブーツ。
 膝丈のそれは普段の格好を考えると
 ちょっと恥ずかしいな、なんて思うのですが
 こんな機会だから、服装にはこだわりたくて。

 受け取ってもらえるかは分からないけれど
 差し入れだって用意したし、
 サインを書いてもらいたい本……
 血腹妖のデビュー作、初版のそれも
 しっかり鞄に入れて、準備は完璧です!]


  
早く着き過ぎちゃったな……



[会場となる駅前の本屋に
 2時間以上早くついてしまった私は
 暫くは暇つぶしに店内を歩きまわるのでした。]*
  
(38) alice0327 2024/01/08(Mon) 0:38:47

【秘】 葉山 裕太郎 → 七海 聖奈



   リクエストありがとうございました。

   私も楽しく書かせていただきましたので
   楽しんで読んでくれたのなら嬉しいです。

   よかったらこれからも応援してください。


(-25) 西 2024/01/08(Mon) 22:04:16

【秘】 葉山 裕太郎 → 七海 聖奈


[デビュー作は今のものとは打って変わってマイルドなテーマの官能小説だった。
今の自分にはあんなに甘いものは書けないだろうとさえ葉山は思ってしまっている。

健気で不器用な少女が一回りも離れた親戚の男に恋をし、必死に誘惑してみせるという内容が綴られたデビュー作は、主人公の幼さと婉然たる仕草が絡め合って一つのエロティシズムを生み出したとよくコメントが寄せられた作品だった。

今のハードエロティックな作風からは想像できない、言うなれば綺麗な血腹妖。

更にはまだ無名の頃の小説が故に、初版を持っているという人はかなり珍しいはずなのだ。]

(-26) 西 2024/01/08(Mon) 22:41:58

【独】 七海 聖奈

/*
初版本持ってる理由がお金積みました、だとしても古参アピールしてもいいんですかね……(???)

サイン会に今まで行ってなかった理由に知る前だったからとか余計なこと書いてしまったことを猛烈に後悔しています……やっぱお金積むか……((
(-27) alice0327 2024/01/08(Mon) 22:47:41

【独】 七海 聖奈

/*
でもな……このオタク気質少女がサイン会何度か逃してるって知らなかった頃の可能性高くない??と思ってしまって……
(-28) alice0327 2024/01/08(Mon) 22:49:13

【独】 七海 聖奈

/*
悩んでないで書こう……
(-29) alice0327 2024/01/08(Mon) 22:53:49

【人】 七海 聖奈


[執筆活動でお忙しいと思っていましたし
 DMなんて、読まれていなくても不思議はない。
 不特定多数から色々なメッセージを貰うだろう人なら
 なおのこと読まれてなくても仕方ない、
 お返事がもらえるなんて思ってもみなかったので]
 
(49) alice0327 2024/01/08(Mon) 23:12:08

【人】 七海 聖奈



   …………!?!?
   血腹先生からお返事来てる……!!!!

 
(50) alice0327 2024/01/08(Mon) 23:12:46

【人】 七海 聖奈


[思わず持っていたスマホを落とす程度には驚きました。
 えっ、どうしたらいいのでしょう?
 もしかして明日大雪だったりしますか?
 嬉しすぎて反射的にお返事をスクショしちゃいました。
 これって応援してます、とかお返ししても
 ご迷惑にはならないでしょうか???]

 
(51) alice0327 2024/01/08(Mon) 23:13:39

【秘】 七海 聖奈 → 葉山 裕太郎



   血腹先生の作品は全部読んでいます!
   推しのシチュエーションを書いてもらえる機会に
   恵まれて本当にうれしかったです!!

   これからも応援しています。
   改めてありがとうございました!


 
(-30) alice0327 2024/01/08(Mon) 23:14:31

【人】 七海 聖奈



[……結局お返事は書いてしまったんですけれど。
 勿論、これ以上のやり取りはあると思ってませんし
 完全に自己満足です。]


 
(52) alice0327 2024/01/08(Mon) 23:15:21

【秘】 七海 聖奈 → 葉山 裕太郎



[でも、でもですよ?
 感想をDMを送っている人ってどのくらいいるのでしょう?
 いたとして、そう多くはないんじゃないでしょうか?
 現に、私だって全ての作家さんに
 感想を送っているわけじゃないんですから。

 
きっとファンの中でも私は少数派のはずで

 
それってつまり
特別
ってことですよね?


             
―――――嬉しいな。]


  
(-31) alice0327 2024/01/08(Mon) 23:16:14

【人】 七海 聖奈


[このやり取りをきっかけに、新作が出る度
 かなり長い感想文を勝手に送り付けるようになりました。
 迷惑だと言われれば控えたかもしれませんが
 そうでなければ、返信の有無など気にも留めず
 感想を送るのはやめなかったでしょう。]
 
(53) alice0327 2024/01/08(Mon) 23:16:34

【人】 七海 聖奈



[オタクだとしたら将来有望?>>40

       完全に反応はオタクでしたとも。]**


  
(54) alice0327 2024/01/08(Mon) 23:16:54

【人】 七海 聖奈


[きっとこの人は優しさで拾ってくれただけで
 画面を見ようとか、そんなつもりはなかったはずで。

 そもそも画面を消しておかなかった私が悪いし
 もっと言えばぶつかってしまったのも私のせい。


 ……そう、文句なんて言えるわけもありませんし
 言うつもりだってありません。
 ただ、拾われた後の一瞬の間は
 もしかして見られたんじゃ……?
 と思わざるを得なくて。]
 
(55) alice0327 2024/01/08(Mon) 23:49:14

【人】 七海 聖奈


[まさか、作者に見られたとは思いもしない私は
 見ず知らずの男性に見られた、と思っていました。

 ……それはそれで恥ずかしいので
 私は拾ってくれた人の顔をまともに見れず。]


   
あ、ありがとう、ございます……。



[ぺこりともう一度頭を下げると
 卵の事なんて忘れてその場を後にしたのでした。

 誰に拾ってもらったのかわかるのは
 もう少し先、一週間後の事。]
  
(56) alice0327 2024/01/08(Mon) 23:49:38

【人】 七海 聖奈

***

[当たり前ですけれど、サイン会みたいな場で
 作家やアイドルは正面からは出入りしません。
 裏口から出入りしているんだろうな、と
 予想はついていても、実際に見かけることになるなんて。

 早すぎたかな、と思いましたが
 一足早く姿を見れたと思えばラッキーかもしれませんね。
 とはいえ、一瞬の事だったので 
 しっかり顔を見ていたわけではないのですが。>>47
 
(57) alice0327 2024/01/08(Mon) 23:49:59

【秘】 七海 聖奈 → 葉山 裕太郎



[―――――出入口が分かれば
 帰るとき、その後を追うことが出来ますよね。

 サイン会では早くサインを貰って
 裏口に行くことにしましょうか。

 こんなチャンス、逃したくないですから。]


  
(-32) alice0327 2024/01/08(Mon) 23:50:19

【秘】 七海 聖奈 → 葉山 裕太郎


[血腹先生のデビュー作は甘い官能小説。
 一回りも年上の異性に恋をする少女の物語。
 今の作品だけ見ている人からすると
 少し驚くような内容だと思います。
 歳の差のある関係と少女の健気さ、
 官能的な表現のない恋愛小説だとしても
 好きなテーマだったこともあって。
 感情移入しやすい作品でした。

 ……無名の頃の血腹妖の作品。
 その初版本を私は発売当時にお店で買ったわけではなく
 古本屋を探し回って手に入れたのでした。
 とはいえ、二作目が発売される頃のことなので
 そこまで苦労はしていませんし、
 古参…と言っても通用するはずです、多分。]

  
(-33) alice0327 2024/01/08(Mon) 23:50:46

【人】 七海 聖奈


[本を眺めつつ過ごして
 サイン会の開始が迫ってくれば
 私が来た時より人は増えていました。

 早く来たおかげで、一番乗りにサインが貰えそうです!
 想定より人が多いからなのか、 
 もう準備が整っていたからなのか
 予定より少しだけ早くサイン会が始まって。
 血腹先生の前に行き、顔を見て一瞬固まりました。]
 
(58) alice0327 2024/01/08(Mon) 23:51:04

【人】 七海 聖奈



[この人、会ったことある……。
 もしかして、スーパーでぶつかった人?

 そうだとしたらあまりにも恥ずかしいし
 仮にそうだとしても覚えてない可能性だってあるし

            知らないふりをしよう……。]


  
(59) alice0327 2024/01/08(Mon) 23:51:35

【人】 七海 聖奈

  

   あの、えっと……いつも応援してます!
   血腹先生の作品が大好きで全部読んでて……!!

   この本にサイン貰ってもいいですか……?


   
[頬を染めて、震える手で持ってきた本を差し出して。
 一週間前の事には全く触れないまま振舞って。]
  
(60) alice0327 2024/01/08(Mon) 23:52:44

【人】 七海 聖奈



   
差し入れとか、大丈夫でしたっけ……

   もしご迷惑でなければ受け取って欲しくて……。


[差し出したのは有名な焼き菓子店の紙袋。
 中身は紅茶に合いそうな甘さ控えめの缶入りクッキー。
 ……と、小さいくまのぬいぐるみ。
 なんとなく、クッキーだけじゃ寂しい気がして 
 入れてしまったけれど余計だったかな。


 なんて、今更考えても仕方ないことですけれど。]*
 
(61) alice0327 2024/01/08(Mon) 23:53:09

【独】 七海 聖奈

/*
なんで官能小説の感想丁寧に書いてたんだろうって我に返ったけど気にしたら負け気にしたら負け(((
(-34) alice0327 2024/01/09(Tue) 12:22:31

【秘】 葉山 裕太郎 → 七海 聖奈



[ある人にとっては都合がいいのかもしれないが。]


(-36) 西 2024/01/09(Tue) 20:20:57

【人】 七海 聖奈


[女性ファンが多い血腹先生。
 ご本人がどう思ってるかは分かりませんが、
 私から見れば、顔立ちだって整っていて
 ある種アイドルの握手会のような感覚で
 ここにきている人もいるのではないでしょうか。


 私?私はそんな感覚じゃありませんよ?]
 
(69) alice0327 2024/01/09(Tue) 21:46:20

【秘】 七海 聖奈 → 葉山 裕太郎




[私の気持ちはそんな半端なものじゃありませんから。]



 
(-39) alice0327 2024/01/09(Tue) 21:46:47

【人】 七海 聖奈


[覚えていないかもしれないし……なんて
 思ってみても、相手の反応を見れば
 あの時会った人だと言っているようなもので。

 ……考えるのは後にしましょう。
 だって、時間は限られていますから。]

 
(70) alice0327 2024/01/09(Tue) 21:47:32

【人】 七海 聖奈



   そうです!>>64
   企画の短編も読んでます!


  
(71) alice0327 2024/01/09(Tue) 21:48:29

【人】 七海 聖奈


[サインを書く手を眺めていれば
 私の耳にも、差し入れは禁止だという
 スタッフの言葉が届いて、どうしよう、と
 困惑した顔をしてしまうのです。

 やっぱり、ご迷惑だったでしょうか
 なんて、心配の気持ちと、それから。]
 
(72) alice0327 2024/01/09(Tue) 21:48:55

【秘】 七海 聖奈 → 葉山 裕太郎



[でも、受け取ってもらえないと困る、
 そんな焦りと、両方。

 ……本来迷惑だなんてわかりきってて 
 持ってきたんですから。

       受け取ってもらえなきゃ困るんです。]


 
(-40) alice0327 2024/01/09(Tue) 21:50:30

【人】 七海 聖奈



   あっ、ごめんなさい……
   禁止、ですよねやっぱり…………。



[受け取ってもらえたとはいえ、
 優しさに甘えた形になってしまったから
 申し訳なくて、謝りながらも
 彼の優しさに嬉しくなってしまう自分もいて。]
 
(73) alice0327 2024/01/09(Tue) 21:51:02

【秘】 七海 聖奈 → 葉山 裕太郎



[この前会った時も、
 遡れば私に返信を返してくれたときだって。

 いつだって優しくて紳士的なあなたが
 私は大好きなんです。]

 
 
(-41) alice0327 2024/01/09(Tue) 21:51:27

【人】 七海 聖奈



   新刊出るんですね!
   絶対買って読みます!!



[満面の笑みを浮かべると
 差し出された手を見て、
 間を置かずにその手を握るのです。

 大好きな作家さんと握手出来てしまうなんて……!
 男性ですし、当たり前かもしれないけれど
 私より手は大きいな、とか
 ちゃんとハンドクリーム塗ってきて良かったなとか。
 一瞬の間に色々考えてしまった私ですが。]
 
(74) alice0327 2024/01/09(Tue) 21:52:09

【秘】 七海 聖奈 → 葉山 裕太郎



[同年代の女性と比べても小さめの白い手。
 勢い良く手を差し出したせいで
 普段見せないように気を遣っている手首が
 ちらりと見えてしまっていたことには気づかないまま。]


 
(-42) alice0327 2024/01/09(Tue) 21:52:49

【人】 七海 聖奈



   ありがとうございます!


[ぱっと手を離すと、 
 その場を後にして、列を離れるのでした。]*
 
(75) alice0327 2024/01/09(Tue) 21:53:15

【秘】 七海 聖奈 → 葉山 裕太郎


[駅前のロッカーに預けてあった荷物を取って
 向かったのはトイレ。

 
 今の格好では目立ってしまいますし
 見つかってしまったら計画が台無しです。


 推しの前で可愛い恰好をしたい、は
 建前ではなく本音ですが。
 それはそれとして、目立つ格好から地味な格好になれば
 バレにくいはずだ、なんて
 打算が全くなかったとは言えません。
 ブーツからスニーカーに履き替えて
 グレーのパーカーとジーンズに着替えれば
 さっきと雰囲気はかなり変わったはず。]

 
(-43) alice0327 2024/01/09(Tue) 21:53:57

【秘】 七海 聖奈 → 葉山 裕太郎


[裏口が見える位置、それでいて
 相手からは悟られなさそうな物陰から
 スマホの画面を見ていれば
 サイン会が終わったのだと分かりました。

 渡した差し入れに入れたぬいぐるみ。
 それに仕掛けた発信機が、動いたからです。
 この差し入れを持って帰ってくれるなら
 その方が話が早いですけれど、
 何処かで捨てられてしまう可能性もないわけじゃない。
 
 絶対にあなたの居場所が知りたいんです。
 だから、あなたに見つからないように
 気を付けながら、恐らく帰宅するであろう
 その背を追いかけて。]

 
(-44) alice0327 2024/01/09(Tue) 21:54:37

【秘】 七海 聖奈 → 葉山 裕太郎


[誰かを尾行するなんて
 勿論したことはありませんから
 後を追いながら何度もバレないか不安でした。
 道中、何か買い物がしたいのか
 お店に入っていくのを見たときは
 一緒に入ろうか少し迷って。

 でも、狭い店内で鉢合わせしたら
 言い逃れできない、そう思った私は
 流石に中まで入ることはせず。]

 
(-45) alice0327 2024/01/09(Tue) 21:55:15

【秘】 七海 聖奈 → 葉山 裕太郎



[発信機も機能しているおかげで
 彼を見失うこともなく、追いかけ続けて―――――。]


  
(-46) alice0327 2024/01/09(Tue) 21:56:03

【秘】 七海 聖奈 → 葉山 裕太郎



[そうして、私は目的の場所……
 血腹妖の自宅を突き止めることに成功したのでした。]**


  
(-47) alice0327 2024/01/09(Tue) 21:56:25