人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

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【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 月桂樹の花 ニコロ

「……? ああ。
 普通に俺は男も褒めるぞ。両方いけるんでな」

ため息を吐きながらぼんやりと、ゆるりと首を傾げて。

「いくらでも口説いて欲しかったらしてやるよ。
 本気で、――望むのならどこまでも?」

楽しませてやっていいぞと、何がとは言わないが。
あまり冗談ではなさそうなトーンで笑い返してやっただろう。
(-113) toumi_ 2023/09/24(Sun) 6:39:16

【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 幕の中で イレネオ

「こんなもん、盛っといてか…?」

頭が重い、のに下腹部は熱く
思考を妨げて、考えが纏まらない。

「何も変わらねえって、言ってんだろ。
俺は、マフィアと内通なんて、してねえ。
データベースでも何でも漁って、調べれば分かるさ。」

「それともそんな調査も出来ない、愚図か?」

煽るような物言いになってしまうのも
余裕がないから、が大きい。

目を閉じて、熱くなった息を吐き
追加されたもう1つの欲を抑えようと必死に務める。
(-120) ぴんじぃ 2023/09/24(Sun) 8:52:31

【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 口に金貨を ルチアーノ

「勘弁しろよ。何の拷問だってなっちまう。」

ひく、と表情を引きつらせて
更にそんな失礼な事を重ねた。

真っ直ぐに自分を褒められるのは慣れていない。
父親を早くに亡くし、母親ともあまり過ごさず
どちらかと言えば兄として振舞う事が多かったから。

唯一ハーモニカを教えてくれたあの人だけは
可愛がってくれたけれど、それもずっと昔の事だ。

「そういう言葉はお前が一番大事な奴に取っとけよな。」
(-121) ぴんじぃ 2023/09/24(Sun) 9:00:51

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 月桂樹の花 ニコロ

「いや……すまん、誰にでも言う。
 だが一番大事な奴……?」

あまり貴方の事ばかり聞くのもフェアではないか?
いや、聞かれてないから答えなくともいいな。

思い浮かべて、一番、一番。と。
何を基準にすればいいかわからず、かつ直ぐに浮かぶ名前は無かった。
命をかけるという意味ならボスだっただろうが、貴方との会話での流れであれば違う物だと思ったので。

「……お前じゃないのは確かだが。
 俺はお前も大事だから、そこまで卑下をするな。
 男で飲める知り合いなど片手ぐらいしかいない」

あれだけ女を連れていてまともな友人はいないというのだから。
貴方という存在は一応かなり男の中では貴重であるのだという。
(-132) toumi_ 2023/09/24(Sun) 10:07:29

【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 口に金貨を ルチアーノ

「いや、卑下してるつもりはないんだが。
褒められるのってこそばゆくてさ。
それもいつも女を侍らせてるお前に言われると
余計に落ち着かないしビビる。」

素直に、少し困ったように言うだろう。

「…まあ、居たら刺されそうか。
俺も此処まで言えるのはお前くらいだよ。」

何処までも遠慮がない。
(-133) ぴんじぃ 2023/09/24(Sun) 10:35:31

【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロ

煽るような言葉に、男は唇を持ち上げて笑った。

「漁って。」
「調べた、結果が。」
限りなく黒に近いグレー
だ。」

立ち上がった瞳が寄る。
金色は嘲けるようでいる。
その男のかんばせに、きっと熱い息がかかって。
────それで、ようやく。

男は知る。
貴方が飲んだのは自白剤ではない。

気付いた男はぱちぱちと瞳を瞬かせる。
そうして、机をずらした・・・・。貴方の反応を確かめるように。
さて。
貴方が机を支えにしていたなら、その頼りも失うはず。
だらりと力の抜ける身体は、男の視線に晒されてどう反応するのだろうか。
(-170) rik_kr 2023/09/24(Sun) 15:50:37

【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 幕の中で イレネオ

机がずらされたなら
貴方が支えない限り、男は椅子からずり落ちる形となる。

鈍い音を立てて転がるが、痛みよりも衝撃に震える。
男なら分かるある一部分が反応しているのが分かるかも。

同性とはいえ、こんな姿を見られるのは
男も本意ではないから。

「みる、な…!」

貴方から距離を取ろうと
ようやっと体を動かそうとするだろう。
(-192) ぴんじぃ 2023/09/24(Sun) 17:18:19

【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロ

ずるり。
落ちる身体を支えることはない。その義理はない。

しかし転がった身体が起き上がる素振りを見せないのであれば、不審そうに近づいた。

何かあったのだろうか・・・・・・・・・・。そんな表情。
まさか。
悪い薬だったりしたのだろうか。
なんとも間抜けな話だ。男は焦った。
殺すつもりなんて当然あるはずもない。致命的な効果を与えるつもりだって当然ない。ただ尋問・・を楽にしたかっただけ────いじめっ子の論理。


焦燥から貴方の肩に手で触れた男は、服越しに感じる湿度に僅か動揺した。
けれどその後。
赤らんだ貴方の顔と仕草、息遣い。それから聞かされた効能の一覧を思い返して────

「は」
「はは。ああ、そう。」

「そうか」

ぺろ、と。舌先を僅かに出した。

/*
すみません、同時にPL打診も失礼します。
完全にニコロくんを辱める方向にシフトしてしまったのですが、
もっと真っ当な暴力の方がお好みだったりするでしょうか。
その場合はそちらにハンドルも切れますので仰ってくださいね。
(-195) rik_kr 2023/09/24(Sun) 17:49:38

【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 幕の中で イレネオ

肩に触れる手を、咄嗟に叩き落とす。
そして貴方を睨みつけるのだ。

「黒に近いグレーだ…?
何もやってない人間からそんな情報が出るなんて…
情報調査能力が欠けてるんじゃないか?」

熱い息を漏らしながら、貴方の反応を見れば。
嫌な予感が、ぞくり、と背筋を走った。

「…それ以上触ろうとしたら、ぶん殴るぞ。」

男に好きにされる趣味は勿論ない。
手負いの獣が唸るように、拒絶の意思を明確に示した。

/*
RPお付き合いありがとうございます。
ニコロは大変嫌がりますが、PLは流れのままやっていただいて大丈夫です。
存分に辱めてください。
勿論、辱め以外で暴力を振るう流れになったらそれも遠慮なくどうぞ!
基本的に流れで何をやっていただいても構わないPLなので
引き続きよろしくお願いいたします。
(-196) ぴんじぃ 2023/09/24(Sun) 18:05:42

【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロ

やった・・・んだろう。」
「マフィアの女と交際していた。潔白とは言えない。」

情は人を狂わせる。
簡単に人に足を踏み外させる。
それくらいはこの男も知っていた。
知っているから、それを縁に貴方を嬲る。

「はは。」
「嫌だな。何を想像したんですか。」

嘲るように言う男にだって、男を好きにする・・・・・趣味はないのだ。
それでも敢えてそのようにする。顔を寄せる、手を添わせる。
さて、殴れるものなら殴ってみろと嘲弄してそのようにした。


/*
ありがとうございます。では流れのように!
ニコロくんかわいいですね。こちらも楽しんでいただけるように頑張ります。
(-205) rik_kr 2023/09/24(Sun) 18:37:57

【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 幕の中で イレネオ

「付き合ってたが、ただの一人の人間としてだ。
お互いに、覚悟の上でのことだ。」

それに、と続けた。

「情に流されて警察を恨んでたとしたら
A.C.Aに参加する理由はないと思うが?」

言いながら、そちらを見れば
近づく貴方、触れる手にびくりと震える。

「お前が悪趣味に走る最悪な想像をしただけだ。
っ、触るなって言っただろ!」

薬のせいでキレはないが
拒むように腕が振りかぶられて、貴方の頬へ。
(-214) ぴんじぃ 2023/09/24(Sun) 19:39:28
ニコロは、熱に浮かされている。
(c25) ぴんじぃ 2023/09/24(Sun) 22:46:05

【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロ

「どうだか。」
「悪人は大抵」
「まさかと思われるような善良な顔をしているものですから。」

そう言いながらも触れる手は止めずに、
貴方の身体が震えれば微かに目を開く。
頬へ飛んだ手はむしろ甘んじて受け入れるだろうか。
その威力がどれ程であれ、男は好きに打たせた後、その手を掴んだ。

「ははは。」
効いてる・・・・みたいですね。」

つ、と貴方の手のひらを指でなぞる。
レンズ越しの金色には笑みが浮かんでいるだろう。
恐らくは床に這ったまま、震えている貴方を見て。
(-283) rik_kr 2023/09/25(Mon) 2:39:13

【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 幕の中で イレネオ

「だとするなら、俺が認めるのは付き合っていた事一点のみだ。
他に関与した情報は何もない筈だろ。」

確かに貴方の頬を殴り飛ばしたのに
やはり、威力は足りないのか。
掴まれると手を退こうとする。

「ダフネに関する事についてはそれ以外には何もねえ。
っひ…!やめろって、言って…!」

手のひらを走る指の感覚に
ぞわぞわとして、嫌がるように身を捩るだろう。
(-304) ぴんじぃ 2023/09/25(Mon) 7:01:34

【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロ

何もない・・・・、なら。」
「こうはなっていないはずでしょう。」

すり。
すり、と手のひらを撫ぜる指。
眠気と情欲で上がる貴方の体温。
手つきばかりは優しい。
振るう・・・だけでは意味がないのだと、学んだ。


と。
ふいに男は貴方の上に影を降らす。貴方の手を離して立ち上がれば、なぜだか椅子の位置を調整した。顔を上げてみるなら、机の極近く。正しい位置に戻すように。
さて。
次にはまた貴方の脇にしゃがみこむ。そうして、何を思ったのか。
これは貴方を抱えあげようとした。
蹲った貴方の姿勢に物足りなさを感じたか、或いは単に親切心か。それだって余計なお世話に違いないのだが。

どうあれ、抵抗することは出来なくもないだろう。男は貴方より大柄であるが、貴方もそれほど華奢ではないのだから。
(-327) rik_kr 2023/09/25(Mon) 12:27:51

【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 幕の中で イレネオ

「あるってそっちが思い込んでる、だけ、だろ…!」

あったとして
A.C.Aに居た後ろめたさくらいで
過去の恋人に関しては殆ど何もないのが真実だ。

手に触れられる度にぞわ、として
その都度息を詰まらせ、声を殺していたけれど
不意に貴方が離れて、次には抱え上げようとしたものだから。

「っ、あ…!?おい、離せ…!」

びく、と一際大きく震えて
藻掻くくらいの抵抗はするだろう。
とはいっても熱と眠気で力が抜けた体ではたかが知れている。
(-347) ぴんじぃ 2023/09/25(Mon) 13:54:23

【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロ

「どうだか。」

弱々しく藻掻く様は風呂を嫌がる犬のようだ。
何かテレビで見た気がする。そんな映像を思い出して、男はまた少し笑った。揶揄の含みがある笑み。

そして、貴方がそれ以上抵抗しないなら。
男は貴方を座らせる・・・・
椅子にではない。椅子に座った自分の膝・・・・・・・・・・・に、だ。自分の方に無理矢理向けて座らせれば、反応した部分を腹辺りに感じることになったかもしれない。それには少し顔を顰めた。失礼な話だ。
こうしてしまえば貴方は脚を使えない。背後の机も自由を僅か奪うだろう。貴方に出来る抵抗は更に封じられて、こちらにとっては好都合。

「なら別の女とあったんじゃないか?」

「昇進も望まず、外回りを好んだのは逢瀬のためだ。」
「違うか?」

恋人が睦み合う時のような形。
不似合いなそんな構図で、言うのはやはり不釣り合いな下世話なことだ。
(-354) rik_kr 2023/09/25(Mon) 14:19:52

【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 法の下に イレネオ

睡眠剤さえなければ。
蹴るなり殴るなり、もう少しマシな抵抗も出来たろう。
短時間に2種類の薬を摂取した体では
この程度が限界だ。抵抗虚しく座らされる。

「違う、それは、テオとアリーの為だ…!
前線で、危険な任務には俺が出れば良いって
それで敢えて下に残っただけで他に女なんかいねえ!」

熱い息が貴方に掛かるかもしれない。
顔を顰めたのは此方も同じだ。
噛みつくように睨みつけるだろうか。
(-359) ぴんじぃ 2023/09/25(Mon) 14:28:43

【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロ

「口では何とでも言える。」

そう、なんとでも。
だから無理矢理吐かせたところで、意味なんてないのだ。
人は自分を楽にするためにいくらだって嘘を吐くし、
やはり情に流されて、不要に罪を負うことだってある。


ぬるい愉悦を浮かべながら男は言葉を紡いでいく。
その間にも手は服越しに貴方の身体を這った。脇腹から胸の中心。それから首筋、襟元から露出した肌に触れる。

「ああ。」
「そうか。」
「男の可能性もありますね。」

喉仏をくすぐるようにしながら言う言葉は一層下卑ていた。
貴方の喉がそれで震えるなら、男もまたそこを震わせて笑う。
(-366) rik_kr 2023/09/25(Mon) 14:58:41

【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 幕の中で イレネオ

「っ…!」

テオドロに聞けば良い。
そう口に出そうになったけれど
弟をこんな男の手に晒すのは、許せなくて。

「は、っぅ……んっ……
そういう逢い引きするような相手は
男だろうが女だろうが、いねえっつってんだよ。」

体を震わせて、ぞわり、ぞわりと走る感覚を堪えて
喉を撫でられれば反射で熱い息が漏れる。

逢い引きする相手は居ないのだ。それは本当。
大切な相手は居るけれど
それこそ言えば碌なことにならないから、口には出さない。

変わらず、熱に浮かされた瞳で睨みつける。
お前なんかに屈しない、と。
(-421) ぴんじぃ 2023/09/25(Mon) 20:42:45

【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロ

その瞳を男は好んだ。
最早視線で射貫く以外の手段を持たない弱さを好んだ。
これ程近くにいるのに反撃ひとつ出来ないのが愉快だった。
自分が正義の側に立ったのだと勘違いした時。
踏みつけていい悪をその目に映した時。
人はどこまでも傲慢になる。


触れられたところから増幅する快感が。
上がった体温に比して低い男の手指が。
奥の奥まで浚おうとする金色の双眸が。
貴方の羞恥心をより一層誘うだろうか。
その羞恥が感覚を増幅させるだろうか。

「熱いな。」
「脱がせてあげましょうか。」

悪趣味な発言はずっと、貴方を辱めるためだけに。
男の手が、貴方の襟首から浅く入り込んだ。
(-444) rik_kr 2023/09/25(Mon) 22:50:54

【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 幕の中で イレネオ

「必要、無いだろ…っう…!」

じとり、と汗ばんだ肌に手が触れる。
熱を帯びた体はそれだけでも敏感に反応を返してしまう。
堪えれば堪えるほど、感覚が研ぎ澄まされる気がして。

「やめ、ろって…言って……!」

ガタン、と机が揺れて音を立てる。
身を捩って、逃げようとして。
貴方の腕を掴んで止めようとするだろう。

けれど動けば動くほど、薬はより回るものだから。
ぐら、と視界が揺れて、そちらへ体を預けそうになる。
(-446) ぴんじぃ 2023/09/25(Mon) 23:03:57

【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロ

「あはは。」

遂に男は声をあげた。
テレビでも見ているような浅い笑い。日常の中にあるような平静な笑いだ。

「嫌だな。親切心じゃないですか。……おっと。」

がたん。バランスを崩した貴方の身体が倒れそうになる。
掴む手はむしろ縋ったようになったかもしれない。その熱さにまた喉から笑いが漏れた。
自由な手で背をしっかりと支えてやれば、先程より距離は余計に近づいて。

手を掴んだ力は如何程だろう。
振りほどくことができるなら、これはそんなもの意に介さない。
くく、と喉元で笑いを転がす。転がしては無遠慮に貴方の頬を撫で。

「誘ってるんですか。」

片手で掴んで、こちらを向かせたりもする。
勿論冗談だ。男には少しも、その気はない。
(-458) rik_kr 2023/09/25(Mon) 23:41:02

【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 幕の中で イレネオ

「余計な世話、なんだよ…」

かろうじて絞り出す声。
手を掴んだ力は徐々に抜けていって
ぐら、ぐら、ぐら、と熱に思考が蝕まれていく。

「お前なんか誘う訳ないだろ、馬鹿が…」

ハッ、と弱弱しく鼻で笑う。お断りだ、と。
けれどその瞳は潤み、顔は真っ赤に上気して
下腹部も酷く、熱く感じるだろう。

我慢は限界に近く
相手が貴方でなければ、より縋っていたかもしれない。
この男の自我は、それなりに強固なようだ。
(-466) ぴんじぃ 2023/09/26(Tue) 0:00:12

【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロ

男は考えている。貴方の扱い・・を。
それは酷く傲慢で横暴な様だ。男に課された目的は尋問であり、自白の強要であり、こんなお遊び・・・ではない。
男は貴方と違う。何も薬剤を投与されているわけではない。
今は。

それでも脳を染めていくのは心地よい、奇妙な万能感。目の前の貴方を自分は好きにできるのだという勘違い。
もう一突きもすれば崩れるかな。
力の抜ける貴方の手を感じて男は思う。
何が? 貴方の理性。何のために? 何の​────そう、問いの答えを得るために。
問いって?
なんだっけ。
まあいいか。



片手は貴方の背中に添えている。
貴方が暴れたから、机の位置は少し遠くなった。
それを認めて、男はうん、と頷いた。

(-496) rik_kr 2023/09/26(Tue) 3:27:28

【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロ

貴方の身体を机の方に倒させる。
そうすれば背がそこに乗るだろう。男の手による支えはいらなくなる。背中を机に支えられ両足を床に着く姿勢。半端なブリッヂのような姿勢、で伝わるだろうか。
自由になった両手をあなたの身体の両側に着く。さあ、こうすれば貴方は逃げられなくなる。

そうして、そのまま。
身体を添わせるようにして、男は貴方に自らの影を重ね。
これまでもそうしてきたように、
貴方の唇に、自身のそれを重ねようと​────勿論、貴方の抵抗がなければの話。

それでも男は正気だった。
悪法に身を委ね、狂法に賛成し、その手先となっても。
男はずっと正気だった。これは真面目な警官だ。

正気のまま、貴方を辱めている。
(-497) rik_kr 2023/09/26(Tue) 3:27:43

【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 幕の中で イレネオ

男は既に、薬で意識が朦朧で
それでも理性を保っているのは
他でもない弟妹と、守らねばと決めた人の為。
何かが違う気がする…けれどそれがきっと一番。


けれど、目の前の男が何を考えているかだとか
そんな事を考える余裕は最早なかった。

されるがままに、力が抜けるままに机に倒されて
顔が近づいてようやっと、何をされそうか気付いた時には
その唇は重なっていただろう。

「ッ…!」

女程ではないにせよ、柔らかい感触を感じて
最後に出来た抵抗は、唇を引き結ぶことのみだった。
(-519) ぴんじぃ 2023/09/26(Tue) 8:35:14
ニコロは、もう限界だ。
(c36) ぴんじぃ 2023/09/26(Tue) 12:19:24

【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロ

ここまでしておいて。
こうまでしておいて。
それでもなおこの男は、
貴方に欲情していない。
これは欲からくる行為ではない。

眼鏡が邪魔だ。
気付いて寸前でそれを外せば、貴方が唇を引き結ぶ最後の抵抗が見えた。
死にかけのうさぎのようなささやかなそれに、口角が上がる。

(-557) rik_kr 2023/09/26(Tue) 14:51:51

【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロ

一度。
唇を重ねる。押し付けるような、触れあうだけのそれ。
同時に男は手の位置を移動させた。貴方が逃げないことを知って閉じ込めるのを止める。片手は貴方の頭に回る。
具合・・を確かめるようにもう一度。

「口」
「開けましょうよ」

片手は貴方の下肢に回る。
直接は触れない。付け根を撫でるだけ、けれど。
声ひとつが漏れれば、滑り込ませる隙はある。
(-558) rik_kr 2023/09/26(Tue) 14:52:08

【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 幕の中で イレネオ

貴方の言葉には、声を出さずに鼻で笑う。
傍目から見ればまるで恋人の睦み合いのようなのに
向けられる目線は軽蔑と羞恥のもの。

しかしそれも
下肢に触れられるだけで、脆く崩れる。

「っ、ぁ……」

体が震えて
小さく、声が零れ落ちた。
焦らされるような錯覚に、息が上がるだろう。
(-585) ぴんじぃ 2023/09/26(Tue) 18:22:24

【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロ

男にはそれで十分。
この行為を貫徹するにはそれだけでいい。
開いたと見ればもう一度重ねた。三度。開いたところに舌を潜らせる。

薬剤のせいで止めどなく分泌される唾液がぬるついた。
舌を絡ませようとすれば逃げるだろうか。咎めるように下肢を撫でれば弛緩するだろうか、それとも引き攣るのだろうか。わざと音を立てるようにするのだって辱めだ。
服越しに合わせた肌の体温が上がった気がする。
口の中はきっと一際熱い。その感触に男も目を細めた。

この男に、男を抱く趣味はない。
それでもさして抵抗があるわけでもなかった。
布越しの性器の具合を確認してやろうか。
自分に果てさせられるのはさぞ嫌だろうな。
(-604) rik_kr 2023/09/26(Tue) 19:43:19