人狼物語 三日月国


148 霧の夜、惑え酒場のタランテラ

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視点:


到着:少年水夫 カイル

【人】 少年水夫 カイル

 
 
 
僕を"最果ての地ウルティマ・トゥーレ"へ連れていって!

 
 
 
(40) Altorose 2022/05/20(Fri) 4:06:43

【人】 少年水夫 カイル

 
[父さんは頻りに
 
「お前の母さんは最高にイイ女だった」
と言っていた。
 だけど、僕は母さんが本当に
 イイ女だったのかどうかを知らない。
 産後の肥立ちが悪く、
 僕が物心つく頃には既にこの世にはいなかったからだ。

 つまり父さんは僕を男手一つで育てたのかと言うと、
 それは少し違うように思う。


 
僕は海で生まれ、海で育った。

 母なる海……なんて言葉がお似合いなのかもしれないね。
 "育った"はまだしも、
 "生まれた"まで本当なのかどうかは疑わしいけど。

 父さんは客船の船長をしていた。
 人生の殆どは海を進む船の上で過ごしたから、
 色々な意味で地に足がついた経験に乏しい。
       僕を育んだのは、頼れる父と、
       広大な海、そして船の乗組員たちだった。]

 
(41) Altorose 2022/05/20(Fri) 4:10:28

【人】 少年水夫 カイル

 
[勇者は流石に烏滸がましいけれど、
 父さんや自慢のクルーたちはとても強くて、
 僕から見たら英雄だった。
 魔法を使うような頭の良い人材はなくても、
 時折鉢合わせてしまう
 海のモンスターを退治することは何度もあった。
 出来るだけ手に余るような
 強いモンスターに遭遇することのないように、
 海路がしっかり考えられていたのもあるのだけれど。


 
僕たちにとって、人生は冒険。

 そんな僕たちが最期に目指したのが、
 世界の果てと呼ばれるウルティマ・トゥーレと言う場所。
 
最期の心算なんて、勿論誰にもなかったんだけどね……。

 船に乗る全ての人間が、
 新天地に胸を躍らせ船は前へ、果てへと進む。


       
「一緒に最果ての地から昇る、朝日を見よう」


 父の声は死後数年経過した今でも、
 はっきりと脳内で再生できる。]

 
(42) Altorose 2022/05/20(Fri) 4:14:49

【人】 少年水夫 カイル

 
 
  
[しかし夢を乗せた船と共に、―――全ては
んだ。]

                     
終わった

 
 
(43) Altorose 2022/05/20(Fri) 4:16:47

【人】 少年水夫 カイル

 
[苦楽を共にした皆と、父と、
 僕はその終着点から昇る、
 太陽を見たかっただけだった……!
 運命はなんて残酷なんだろう。
 僕たちの一体何が悪かったのか。



 分かる大人がいるのならば、
              分からぬ子供に教えて欲しい。**]
 
(44) Altorose 2022/05/20(Fri) 4:19:24

【独】 少年水夫 カイル

 
 
 
 
 
     
[僕はこの理不尽な運命を、絶対に
さない。**]

              

 
(-14) Altorose 2022/05/20(Fri) 4:21:53

【独】 少年水夫 カイル

/*
一席、頂きます。Altoroseと申します。
絶対全表情使いたいマンなのですが、
桃差分使うことある???って焦って使った結果、>>42
場違い感、否めないけど大丈夫かな?

序盤書いてたら遅くなっちゃって、
もう思い切って明日にするか!って寝ようとしたけど
眠れなくて、結局こんな時間になってしまってツライ。
中途半端な所で途切れたけど、また明日頑張ります。
皆様、何卒宜しくお願い致しますね!
(-15) Altorose 2022/05/20(Fri) 4:31:15
少年水夫 カイルは、メモを貼った。
(a5) Altorose 2022/05/20(Fri) 4:44:26

【人】 少年水夫 カイル

 
───
『 MiraggiO 』
───


[明日の夜は霧が出る。
 開店準備だと店主から声がかかれば、>>1
 僕は張り切って掃除用具を準備する。
 魔法か何かで店内の清潔は保たれているのかもしれないが、
 こういうのは気分の問題でもあると僕は思う。
 浮足立って落ち着かない心を、沈める為のルーティン。


 
だって明日にはお客様がやってくる!

 僕は店員の中では新米な方だと思うけれど、
 お客さんとの素敵な出会いが兎に角楽しみで、
 その為に僕はここで働いている。]
 
(79) Altorose 2022/05/20(Fri) 18:59:00

【人】 少年水夫 カイル

 
 
    運命の出会い。

    ……なんて素敵な
が結ばれることもあるかもね!
 
 
(80) Altorose 2022/05/20(Fri) 18:59:36

【人】 少年水夫 カイル

 
ここで会ったが百年目!
……はおかしいか。
 僕が死んだのが13歳の時。
 はっきりと時間の感覚が無いので、
 凡そと言う事になってしまうけれど、
 それから五年ほどの歳月が過ぎていた。
 精神的には18歳でもおかしくないものの、
 未だに心だけでも成長を遂げているのかは微妙な所だ。



     
なので、難しい言葉を使い間違えるのはご愛敬☆]

 
(81) Altorose 2022/05/20(Fri) 19:00:36

【人】 少年水夫 カイル

 
[僕の命が沈んだ海域が、
 偶々プロテアの近くだったからだろう。
 ゴーストとなった僕は、あてどなく陸地を彷徨って、
 吸い寄せられるようにこの店へと辿り着いた。

 親切にも店長が色々と説明してくれて、
 僕はここで働かせてほしいと、すぐに頭を下げたのだった。]


  僕は子供だから、力仕事には向かないけれど、
  船で賄い料理を担当していました。
  特に海鮮を使った料理なら、自信があります。

       どうかここで、働かせてください。


[ゴーストに物理的な力の有無など無意味だとは、
 その時には気づかなかったから、
 的外れな発言だと後で知って恥ずかしくなった。


    息子可愛さの贔屓目もあったと思うけど、
    父さんは僕の料理を船客に出す
    プロの料理人のものよりも美味しいと言っていたし、
    乗組員たちも太鼓判を押してくれていた。
    料理は任せられないなどの方針がなければ、
    僕は積極的にこの腕を振るった筈だ。]

 
(82) Altorose 2022/05/20(Fri) 19:01:45

【人】 少年水夫 カイル

 
[店内には芳醇なコーヒーの香りが漂うが、
 
 
僕はコーヒーは苦手。
>>19
 
ミルクと砂糖をたっぷり入れないと飲めない……。

 
まぁ死んでからはその必要もないし、

 
何かを口にすることはそんなに多くないから、

 
ずっと飲んでいないだけで、

 
案外今は飲めるようになっているかもしれない。


 
店外へ出ていくヴィムを

 
「いってらっしゃい」とだけ言って見送って、
>>23
 
床の掃除をしたり、食器を磨いたりし始める。]

 
(83) Altorose 2022/05/20(Fri) 19:02:58

【人】 少年水夫 カイル

 
[僕は人の話を聞くのが好きだし、
 特に隠すこともでもないと思っているので、
 自分が船乗りだったこと、
 父と共に海を股に掛け冒険していたこと、
 最果ての地を目指す途中で、命運が尽きてしまったこと。
 普通に話してきたけれど……。]

 
(84) Altorose 2022/05/20(Fri) 19:03:33

【人】 少年水夫 カイル

 
[ここにいるのは未練を残して、
 命の灯りが消えてしまった幽霊のみ。
 子供の僕でもそこに色々な事情や秘め事が
 あるのは分かるから、
 あんまり自分から突っ込んだことは
 聞いたことがないように思う。
 だから一緒に働く皆の事、何処まで知ってるかと言えば、
 良くて浅瀬、相手によっては波打ち際程度かも知れないね。



    クルーに魔法を使える人間は居なかったから、
    魔法が使えると知れば
    「見せて!
(※店長に怒られない範囲内で)

    って、絶対にお願いしただろうし、

        ギルドに籍を置く冒険者だったと聞けば、
        冒険譚をせがんだのだろうけど、
        話して貰えることはあったかな?**]
 
(85) Altorose 2022/05/20(Fri) 19:04:21
少年水夫 カイルは、メモを貼った。
(a13) Altorose 2022/05/20(Fri) 19:10:46

【人】 少年水夫 カイル

 
[店長がパチンと指を鳴らすのが聞こえたが、>>96
 明かりが灯る様子はなかった。
 まだ霧の夜の前日だから、上手くいかないのだろう。
 仕組みは分からないなりに、何となくで判断する。



 この店は、霧の夜にしか開店しない。>>n3
 僕たちの姿をお客様が視認できるのも、
 店が開いている時に限られる。
    この店にとって、或いは店長にとって、
    霧の夜と言うのは魔力的に相性がいいとか、
    だから他の日には出来ないことが出来るのではないか。

 勿論憶測にすぎないけれど、
 ここで働いて五年弱の若輩の身には、
 仕組みを察して理解することは難しかった。


 灯りを付けたり、物を浮かせたり、魔法を弾いたり、>>100
 詳しくない僕からしてみれば魔法と区別がつかないのも、
 無理からぬ話と言う事だ。]
 
(152) Altorose 2022/05/21(Sat) 3:07:45

【人】 少年水夫 カイル

 
回想:ゴーストたちのお料理事情



[具体的に何年このお店があるのか知らないけれど、
 意外にも店長は料理上手と言う訳ではないみたいで、
>>98
 僕は存分にここで本領を発揮することが出来たと思う。
 
世界中を旅していたから、東洋風の調理も出来る!
>>123


     最初は周りも僕が包丁を持つのを、
     ハラハラしながら見守っていたけれど、>>113
     手慣れているのが伝わったのか、
     次第に安心して仕事を任されるようになった。
     特にウーヴェは凄く褒めてくれてたから。>>114
 
(153) Altorose 2022/05/21(Sat) 3:10:12

【人】 少年水夫 カイル

 
 
  うん!お客さんへの料理を作ってくれる
  プロのコックさんに習って、
  母さんが遺してくれたレシピを見て、
  色々研究したんだよ。


[ウーヴェは目つきこそ最初は怖かったものの、
 とても優しい人で、
 僕の身の上話も涙ながらに聞いてくれた。>>113
 なので、他の人よりも懐き度が高くなっている。
 しかし、
"母さんの遺したレシピ"
なんてワードを出したから、
 更に室内の雨脚が強くなってしまったかも知れない……。]

 
(154) Altorose 2022/05/21(Sat) 3:12:15

【人】 少年水夫 カイル

 
[そんな彼から、料理を教えて欲しいと言われたのも、>>116
 今となっては少し懐かしい。勿論、僕は快諾した。]


  教えるのは初めてだから、
  上手に出来ないかもしれないけど。
  ウーヴェも僕に教えてよ!
  船では中々作らない料理もあるから。


[彼の言うとおり、美味しいものを多く知っていて損は無いし、
 海鮮が苦手な人もいれば、アレルギーの人だっている。
 色々な料理が作れるに越したことはない。

 僕は基本的にはお客様のお料理の味見と、
 誰かが作って振舞ってくれた料理しか口にしない。
         ウーヴェが作ってくれた、
         素朴な味わいの煮物も好きだし、>>117
         ユスターシュの振舞ってくれた、
         ガツンと胃袋を掴んでくれる、
         揚げ物も美味しくて大好きだよ。>>128

 
(155) Altorose 2022/05/21(Sat) 3:15:09

【人】 少年水夫 カイル

 
回想:僕がウーヴェに懐いた理由



[確かにこの年で、未練を残して命を落としたとなれば、
 同情的な目が向けられるのも、
 致し方のない事だと思う。>>113
 とは言え年齢のことを除けば、
 皆同じ条件でここにいると僕は思っていたから、
 ウーヴェの反応にはまず先に驚いてしまった。]


  いや、確かにまぁ……色々思う事はあるけど、
  やり残したことがあるのは、
  無念なのはきっと皆同じでしょ?


[不思議な因果で、僕の逝く道に灯りがついた。
 変わった人が多いように思うけれど、
 店の皆は良い人そうだし。
 だから僕は前を向いて、
 やるべきことを全うしようと思うんだ。
 いつかはこの無念も晴れて、ここを去る日も来るのかな?
 今自分が置かれている状況は、決して絶望なんかじゃない。]

 
(156) Altorose 2022/05/21(Sat) 3:17:36

【独】 少年水夫 カイル

 
 
 
 
 
                 
[これは寧ろ、好機だ。]

 
(-60) Altorose 2022/05/21(Sat) 3:18:19

【人】 少年水夫 カイル

 
[店内での魔法使いとしての序列は分からないけれど、
 ウーヴェがお花を出してくれれば、
 拍手をして受け取る。>>118
 瑞々しくも可憐な一輪を小さな花瓶に一旦納めて、
 元気がなくなればそれを押し花にした。]


  有難う!
  ウーヴェの魔法も十分素敵だよ!


[今も店内には
の貼られたカードが、
 額に入れて飾られている。]
 
(157) Altorose 2022/05/21(Sat) 3:23:08

【人】 少年水夫 カイル

 
[冒険の話が聞きたい!という要望にも、
 ウーヴェは応えてくれた。>>119


 ドラゴンの話には、海にもシードラゴンがいて
 大きなタツノオトシゴの様な見た目をしていることを話した。
 ドラゴンと言えば、
 強力なモンスターのイメージが強いけれど、
 生まれたばかりの子はきっと、とても可愛いんだろうな。



 ユニコーンの話も面白かった。
 確かユニコーンは乙女が好きだと聞いたことがある。
 見つめ合ったその後、ウーヴェは大丈夫だったのかな?



 ユニコーンと言えば、
 僕は幼い頃は勘違いして同一視していたのだけど、
 翼の生えたペガサスも気になるよね。
 僕も外に出ることはあるから、
 時々空を飛ぶペガサスを見つけては、>>101
 一度乗ってみたいと憧れた。]

 
(158) Altorose 2022/05/21(Sat) 3:25:41

【人】 少年水夫 カイル

 
[そんな楽しい筈の談笑の合間に、

 
ウーヴェがしょっちゅう胸を詰まらせるものだから、
>>120
 
あんまり刺激的な話は控えた方がいいと悟った。



 
僕たちの船は沈んだと言った。

 
全員きちんと確認したわけではないけれど、

 
まともに生きている人はまずいないだろうとも言った。



 
でも僕は死の間際に感じた、寒さ、息苦しさ、

 
「助けて」と声にもならない息を吐きだして潰えたこと、

 
今わの際に渦巻いた感情は、誰にも言わなかった。]

 
(159) Altorose 2022/05/21(Sat) 3:30:41

【人】 少年水夫 カイル

 
[話が僕の手番となれば、船旅で楽しかったこと、
 大変だったこと、短い人生の中で見つけた綺麗なもの。
 そんなものを思い出しては、語っていた。

 綺麗と言えばやはり人魚の住む海域。
 海中にも潜ったけれど、カラフルな珊瑚の傍に佇む、
 人魚たちの姿は神秘的なまでに美しかった。

 幾筋も流星の駆ける夜空に、沢山のお願い事をした。
 
三回言えたけど叶わなかった……という一言は飲み込んで。


 母の愛を知らない僕に、
 子供を持つ乗客の奥さんたちが、
 とても優しくしてくれたりもした。

 嵐に見舞われ、ろくに眠ることもできずに、
 必死で耐え忍んだこともあった。
 こんな苦難を乗り越えたからこその、信頼と絆がある。

 
僕の人生は、十分恵みに満ちていたのだと改めて思った。]

 
(160) Altorose 2022/05/21(Sat) 3:34:35

【人】 少年水夫 カイル

 
───
『 MiraggiO 』
───


[モップで床を拭いていると、船での清掃を思い出すし、
 なんだか懐かしくなってしまう。
 見上げても青い空はないけれど、
 楽しいことが控えているのだから、何の苦も感じない。

 真面目に開店準備に勤しむ少年をよそに、
 売り物のお酒に舌鼓を打つ大人の姿……。>>92


  有難う御座います。
  
おじさんも、是非頑張ってください。



[僕は死んで割と早い段階でここへ来たから、
 勤務歴的はユスターシュの先輩にあたる筈だが、
 明らかにこちらは子供であちらは大人。
 先輩風を吹かせるのも躊躇われ、態度の大きさは控えめだ。
         店長も厳しく咎めはしないので、>>106
         僕も別にとやかく言う事はしない。]

 
(161) Altorose 2022/05/21(Sat) 3:37:19

【人】 少年水夫 カイル

 
回想:ユスターシュが来た時のこと



[ユスターシュがここへ来る頃には、僕は既にここに居た。
 だから、かなり憔悴しきった様子であったことは、>>93
 まだ記憶にしっかりと残っている。


 死んでも飲食が可能であることに
 ユスターシュが感動したその時、>>126
 僕は彼にブイヤベースを作って出した。
  あの時の顔は今も大事に、 
  この胸の中にしまっているから安心して欲しい。



 深い話にカウントされるかは分からないけれど、
 僕からは自己紹介の一環として、略歴は話したから、
 探している女性がいることは教えて貰えたかな?>>127
      もしその話を聞いていたなら、
      父がよく「母さんは最高にイイ女だった」
      と言っていたのもあって、
      「恋人なの?」「最高にイイ女だった?」などと、
      もしかしたら返答に困るかもしれない
      質問を投げてしまったと思う。**]

 
(162) Altorose 2022/05/21(Sat) 3:41:33
少年水夫 カイルは、メモを貼った。
(a19) Altorose 2022/05/21(Sat) 3:53:05

【人】 少年水夫 カイル



   ゴホッ        ゴホッ     カハッ

       ゴフッ       ゴホッ       ゴホッ



寒い……苦しい……誰か「助けて!」


      ゴホッ      カハッ      ゴホッ
   コホッ     ゴホッ      ゴホッ     ゴフッ


(212) Altorose 2022/05/21(Sat) 17:57:01

【人】 少年水夫 カイル

 
 [伸ばした手は何にも触れられずに力を失う。

  口の中は鉄の味。

  息の根は止まり、これが僕の人生最期の記憶となった。]

 
(213) Altorose 2022/05/21(Sat) 17:57:52

【人】 少年水夫 カイル

 
───
『 MiraggiO 』
───


      [ガタンッ!と音を立てて立ち上がれば、
       座っていた椅子が倒れた。
       
今でも時折、記憶がフラッシュバックする。

       一度大きく深呼吸して、心を落ち着けた。

       店内の掃除を終え、
       休憩しようと椅子に座っていた最中のこと。
       ウーヴェが手伝ってくれたお陰で、
       大分綺麗になったと思う。>>207
       撫でてくれた手は無事僕の髪に触れ、>>206
       
僕は「有難う」とはにかんだ。]

 
(214) Altorose 2022/05/21(Sat) 17:59:02

【人】 少年水夫 カイル

 
[料理の仕込みのことも考えなければ。
 ソースや煮込み料理は早くから準備した方が
 味が馴染んで美味しい。
 "料理長"と僕を呼んで、
 腕を認めてくれる人もいる。>>165>>207
 子供のままで生は止まってしまい、
 大人と並んで何かが認められる未来を失った僕だから。
 そんな風に言ってくれるのは、
 くすぐったくも嬉しいことだった。



 ウーヴェが料理を手伝ってくれるのなら、大歓迎。
 煮物も人気だし、
 絶対出した方がいいと思う!と伝えて、>>207

         散歩に行くのをヴィムと同じように
          「いってらっしゃい」と見送った。]
 
(215) Altorose 2022/05/21(Sat) 17:59:47

【人】 少年水夫 カイル

 
[まだユスターシュは店内にいただろうか。
 あの時のブイヤベースをまた作ろうかな……。>>194
 なんて思ったら、当時の記憶がまた蘇った。

 初対面の時に、少し彼が驚いた表情をしたのを、
 僕はまだ微かに覚えている。
 その理由までは、深入りはしなかった。
 ヴィムは大して僕に驚かなかったけれど、>>164
 ウーヴェは目頭を熱くしたし……。>>113
 僕に対して抱く感慨は、
 人それぞれかなと深く考えることもなく。]

 
(216) Altorose 2022/05/21(Sat) 18:01:10

【人】 少年水夫 カイル

 
[話を聞くのは好きだから、
 別につまみに釣られたわけではないけれど、
 だからこそ特別な話が聞けたなら、>>196
 こちらとしてはラッキーでしかない。]


  イイ女にも種類があるんだね。
  しかも真逆の特性持ちだなんて。

  僕の母さんはどっちだったんだろうな。


[僕の陽光みたいな
金色の髪
と、
 
空色の瞳
は母譲りだと父さんは言っていた。
 でも、それ以上の情報が何もない。
 肖像画なんて描いてもらうような身分でもないし、
 母さんのデータはこの世に於いては、
 父さんの記憶の中にしか存在しなかった。

 
それさえももう、失われてしまった……。]

 
(217) Altorose 2022/05/21(Sat) 18:02:49

【人】 少年水夫 カイル

 
[ユスターシュの探す女性は、
 最高に"いい女"であったらしい。>>197
 「恋人なの?」と聞いてみれば、照れ隠しとかではなく、
 本当に僕の父さんが母さんに向けるものとは、
 全く違った愛情なのだろうという事が何となく伝わった。

 小さく零れた言葉は、紡がれた直後に霧散した。
 だからこの話は、これでお終い。
 僕も子供なりに、その位は弁えていたつもりだ。]

 
(218) Altorose 2022/05/21(Sat) 18:03:35

【人】 少年水夫 カイル

 
[僕はね、本当はずっと
 母さんがどんな女性なのか知りたいと思っていた。
 父さんは"イイ女"としか言わないから、
 そんなんじゃ全然分からない。

 ユスターシュの言う、
 一人の男の心を魅了した天使であるのか、
 運命を狂わせる破滅の女神だったのか……。
 僕はそれさえも知らない。

 でもね、今はこれで良かったと思っている。
 母さんがどんな女性であったのか、
 
今でも気にならない訳ではないのだけれど―――……。]

 
(219) Altorose 2022/05/21(Sat) 18:04:14

【人】 少年水夫 カイル

 
 
[夢とともに僕たちの船が沈んだあの日。
 僕は母さんが既に
んでしまっているという悲しい運命を、

             心の底から神様に感謝した。**]

 
 
(220) Altorose 2022/05/21(Sat) 18:04:54
少年水夫 カイルは、メモを貼った。
(a24) Altorose 2022/05/21(Sat) 18:18:42

【独】 少年水夫 カイル

/*
ウーヴェさん、凄い返してくれてる……!
しかも、めちゃくちゃ優しいじゃん。
嬉しいけど、なんか申し訳なくもあるな。
沢山つき合わせて、大丈夫かしら。
(-85) Altorose 2022/05/21(Sat) 21:18:16

【独】 少年水夫 カイル

/*
皆しんどくなってきましたね……!
10年もかけて天馬騎士になれたのに、
羽毛アレルギーつら……。
でも可愛い治癒師ちゃんのおかげで克服できたのかな?

ユスターシュさんのお嬢さんは流行り病か……。

そして次の日付変更で1d入り。長いようで短いなぁ。
(-111) Altorose 2022/05/22(Sun) 12:20:25

【人】 少年水夫 カイル

 
 
  「カイルは本当に料理上手だな。
   これなんて、お前の母さんが作ってくれたのと、
   何の遜色もない。……懐かしいな」


[目を細めて何かを堪える父親の顔と、
 僕の話を聞いて汗をかく君の顔が、時折重なって見えた。]

 
(396) Altorose 2022/05/22(Sun) 15:55:40

【人】 少年水夫 カイル

 
回想:二人分の愛の味



[「俺の胸を貸してやる」そう言われて僕は、>>251
 喉の奥から何かが込み上げて、
 ウーヴェの服の裾をぎゅっと握って、
 その身に凭れるように寄り添った。
 けれど、もう既に僕の瞳は干上がってしまっていたから、
 零れ落ちるものは何もなかった……。]



  有難う。
  泣いたことは一度もないんだけど……。
  
僕の涙腺は壊れているみたいなんだ。



[壊れた僕に代わるように雨を降らせる君が、
 
僕にはとても眩しくて
……申し訳なかった。

 やっぱりウーヴェには言えないな。
 全部話したら君は水分の全てを失って、
 ミイラになってしまうかもしれない。

 
君に幻滅されて嫌われるのも、少し……いや、大分怖いしね。]

 
(397) Altorose 2022/05/22(Sun) 15:56:34

【人】 少年水夫 カイル

 
 
  父さんは料理は全然出来ないから、
  誰かが作った母さんのレシピ、食べたことない。

  でも、僕が作った母さんのレシピ、
  父さんはよく食べていたから、
         二人分の愛情のこもった料理を、
         食べさせてあげられて良かった。



[「母さんのレシピには感謝だね!」と僕は笑ったけど、
 ウーヴェはよく光のような言葉をくれるのに、
                   
雨男なんだね。


 母のレシピは大事にしろと尊重されつつも、>>253
 僕たちの料理教室はその後、
 何度も開催されただろう。>>254
 それにより、
 この店の料理の味はどんどん良くなったのだと思う。
 
ヴィムは料理はどうだったかな?]

 
(398) Altorose 2022/05/22(Sun) 15:57:26

【人】 少年水夫 カイル

 
回想:星に願いを



[流星に願掛けする際に、
 お届け先まで指定しなければいけないこと、>>259
 僕は全然知らなかったから、目を丸くして。
 自分でも気を付けて見ていたけれど、
 ウーヴェに教えて貰えることもあって、
 何度も願いをかけた。]



           
(皆の無念が、晴れますように)


[因みにここで言う"皆"に、僕は含まれていない。
 僕の中には、
 どんな奇跡をもってしても決して叶えられない願いと、
 何かにお願い事をするわけにはいかないような、
                暗い願望だけがある。]

 
(399) Altorose 2022/05/22(Sun) 15:58:37

【人】 少年水夫 カイル

 
[やり残したことが片付けば、
 成仏してお別れになってしまう。
 勿論それは寂しい事だけれど、
 いつまでも未練を抱えているのは苦しい事だから、

 
少しでも皆の迷いが早く晴れると良いなと思っている。



 僕は知らないことだけれど、
 二人分の願掛けがあるならば、
 きっとすぐに願いを叶えてくれるよね?
 ちゃんと願い三回+所在地を
 星が落ち切る前に言えたかどうかは、
 どうだったかな?
 必死だから、そこまで確認する余裕はなかった。]

 
(400) Altorose 2022/05/22(Sun) 15:59:29

【人】 少年水夫 カイル


───
『 MiraggiO 』
───


[もう少しゆっくりしたら、
 僕も下拵えを始めようかなと思いつつ、
 出掛けて行ったヴィムのことを考えていた。
 ヴィムは日課のように故郷へ戻っては、
 英雄の石像を綺麗にしているのだとか。>>231
 なんだか、お墓参りみたいだな。
 ……なんて、もしかしたら失礼かもしれないことを、
 初めてこの話を聞いた時に僕は思った。



 母の墓は何処かにある筈。
 でも僕はそれが何処にあるのか知らない。
 父の屍も、僕の屍も、何処かの海の底に沈んでいる。
 今でも骨くらいは残っているのだろうか。
 故郷と呼べる地はない。
 僕たちのあるべき場所、
 あの船も5年も経った今となっては、
 きっと跡形もないのだろうな。]
 
(401) Altorose 2022/05/22(Sun) 16:00:22

【人】 少年水夫 カイル

 
[僕には何処にも行く当てがない。
 そんな僕が身を寄せた居場所がこの店。
 未練を無くせば成仏するのなら、


 
僕が最後に辿り着く場所は、"最果ての地"なのだと思う。]

               
地 獄

 
(402) Altorose 2022/05/22(Sun) 16:00:54

【人】 少年水夫 カイル

 
[そういえば、霧の夜にしか開店しないこの店も、
 開店しないだけで常に店舗自体は実在している。
 町でも噂になっているようだし、>>n3>>n4
 閉店中に人が来ることも割とある。


 あれは数年前、何となくの散歩から帰って来た時のこと、
 店のドアの前で頽れる様にしている、
 
ペールブルーの髪
が印象的な男性。>>342
 お腹でも痛いのかな?と思った僕は駆け寄り、
 しゃがんで顔を覗き込む。
 何か言っているのは
 嗤い声が微か聞こえたような気がした程度。
 お腹が痛い訳ではなさそうだけれど、
 もっと違った痛みを抱えているようにも見えた。
 水でも出せたら良かったのかもしれないけれど、

           ここは店外で、
           僕は魔法は全く使えないから、
           見守る事しか出来なかったな……。]
 
(403) Altorose 2022/05/22(Sun) 16:01:46

【人】 少年水夫 カイル

 
[少し前にも天馬騎士のお兄さんが、
 天馬と共にやってきた。>>137
 わ!憧れのペガサスだ!と僕はそーっと近づいて。
 生者には基本見えないけど、動物は勘が鋭いから、
 ペガサスはもしかしたら僕の存在に気付いて、
 びっくりしちゃうかもしれないからね。

 つぶらな瞳にじーっと見入って、
 畳まれた白い翼を色んな角度で堪能させてもらった。

 その日は興奮気味に、
 「僕、今日間近でペガサスを見たんだ!格好良かった!」
 って、言いふらしていたから、
 皆の記憶にも残っているかもしれない。]
 
(404) Altorose 2022/05/22(Sun) 16:02:21

【人】 少年水夫 カイル

 
[「頑張ってください」の言葉が功を奏したのか、>>161
 ユスターシュも掃除や下拵えをしてくれていて。
                >>233>>235>>236
 ONとOFFの格差があるだけで、
 ちゃんとし仕事はしてくれるんだよねと、改めて思う。

 「お疲れ様。有難う」とその背に声を掛けて。
 僕もそろそろ手伝おうと立ち上がると、
 窓ガラスに何かがぶつかる音がしてハッとする。>>325


 慌てて窓を見に行くが、幸いガラスは無事のよう。
 
割れたような音でもなかったしね。

 窓の外には水色の髪の女性とウーヴェ、
 更にはヴィムの姿も見えた。>>326>>352>>392

 女性の方には見覚えがある。
 優秀な占い師として噂になっているの、
 聞いたことがあったから。>>329
 僕は何度か暇な時に、彼女に会いに行っていた。]
 
(405) Altorose 2022/05/22(Sun) 16:03:09

【人】 少年水夫 カイル

 
回想:占い師の彼女



  
「貴方の未来を占ってあげる。」



[鈴のような澄んだ音で、
 未来の予測が紡がれるのを僕はただじっと見ていた。
 勿論、ゴーストの僕がそう言われたわけじゃない。
 お客さんが彼女の対面に座っている。
 
「誰がガキだ!次言ったら……シメるから。」
>>12
 なんて言葉を耳にしたこともあったから、
 僕は彼女がそれなりに大人の女性だという事を知っている。
           
―――知る前は、……ごめんなさい。


 未来に起こりそうなことや、悩みや困った事への助言。
 そんなやり取りが為されているのを、歯がゆく見守っていた。
 
僕も幽霊でなければ、彼女に助言を求めたかった……。]

 
(406) Altorose 2022/05/22(Sun) 16:04:03

【人】 少年水夫 カイル

 
 
[運命の
出会い
を果たすためには、どうしたら良いですか?

    
再会
                 
ってね。**]

 
 
(407) Altorose 2022/05/22(Sun) 16:04:25
少年水夫 カイルは、メモを貼った。
(a35) Altorose 2022/05/22(Sun) 16:14:05

【独】 少年水夫 カイル

/*
一回の投下量がペア村みたいなことになっている。
駆け足で拾ってきた感。
端折ってしまった部分も、後で使えると良いのですが……。

ゴーストチームは、
あの世へ引き込む殺意どれくらいなんだろうなー?
皆、良い人そうだから、殺意低いのでは?

今回は私もあらかじめ装飾を済ませて投下する
という事を覚えたから、(今更感)
投下待ちそんなにさせなくて済んでいると思う。
ざっくり確認しかしてないから、じっくり読もう。
(-126) Altorose 2022/05/22(Sun) 16:24:52