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人狼物語 三日月国


234 【身内】不平等倫理のグレイコード-0010-【R18G】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【人】 軍事用 リュイ

「今日の夕飯、唐辛子入れていーい?」

これは本日の夕食の不安要素その1。
(2) pinjicham 2023/12/04(Mon) 23:09:57

【秘】 軍事用 リュイ → 看守用 バンドッグ

「…望まれたのかも、しれないね。
戦場を飛ぶ燕として。だけどボクは、燕じゃないから。」

少し、苦々しくそう零す。

「自由に、か…考えたこともないや、そんなこと。
どうするんだろうね。うーん。」

「多分、ボクは壊れても良いから。
その子が生きられるように尽くすんだと思う。
ボクは、グレイだから。壊れても代わりがある。」
(-24) pinjicham 2023/12/05(Tue) 14:34:24

【秘】 軍事用 リュイ → 継承用 ダビ

「へえ、そうなんだぁ?
じゃあお邪魔しまーす!」

元気よくお邪魔させて貰うと。
かなり、まとまりがない空間がそこにあった。
洋風なのか、和風なのか、ちぐはぐで。

きっとそれは独創的と呼ぶのだろう。

「おー…確かに独創的だねぇ。
どういうコンセプトで内装を考えたの?」

赤べこに合わせて首を揺らしてみたりしながら
貴方にそんな風に尋ねるだろう。
(-25) pinjicham 2023/12/05(Tue) 14:36:45

【秘】 軍事用 リュイ → 読書用 シージュ

「ええ、そこまで?
仕事だから読みたいの?それとも好きだから?」

さりげなく戻された本を目で追って。
けれど内心はホッとしていた。

「ボクも戦場とか仕事場にいる事が多かったからさぁ。
こういう空間って凄く新鮮だし。
本を読むなんてこともあまりした事なかったんだよ。」

「だから、君にしか聞けないこともきっと
あるんじゃないかなぁ、って思うんだよねぇ。
逆に君は知りたい事とかないの。」
(-26) pinjicham 2023/12/05(Tue) 14:38:34

【秘】 軍事用 リュイ → 愛玩用 アトリ

「白だねぇ、りょうかーい。」

よしよーし、と愛玩用を甘やかす。
どこか、手慣れたような様子ではあった。

「あはっ、何で聞かれたのかって顔してるねぇ。
それはぁ、後でのお楽しみぃ。」

しー、と内緒のポーズ。
(-27) pinjicham 2023/12/05(Tue) 14:40:53

【秘】 軍事用 リュイ → 点燈用 トムラビ

「放棄しやすく…まあ確かにそれだけ黒かったら。
いざって時は気にならないとは思うけど。」

何とも言えない顔をした。
自分も割と、使い捨てをされる立場だから。

「何で改造と修復を?
やっぱり鉱山って環境だと劣化しやすかった?」
(-28) pinjicham 2023/12/05(Tue) 14:42:51

【秘】 軍事用 リュイ → 給仕用 イーサン

「えー、それはどうして?
まあ飼い主と仲良くするつもりは無いってのは分かるけどぉ。
ボクは君は色々と分かってくれそうだと思ってたのに。」

「人間様への最低限の敬意って事?
もしくは誰も信じたくない?」

首を斜めにしながら、そう質問。
自分の名前と同じ色のお茶が入った容器に軽く指を這わせた。
(-29) pinjicham 2023/12/05(Tue) 14:46:37

【秘】 軍事用 リュイ → 飼育用 チャコ

「命令なんて幾らでもあるさ。
敵地へ潜入して情報を抜いて来いだの
地雷原を歩いて調査して来いだの。」

「ああ、上層部のご機嫌取りもあったかなぁ。
軍事用の中ではボクは小柄で中性的だから都合が良いって。」

「だから、ボクは戦場での都合の良い道具であって
その役目を全うして壊れるのが使命だと思ってる。」

でも、と続ける。

「君だって何か自分の役割に思うところがあったから
此処に招集されたんじゃないの、飼育用。
ただの道具だって、それで良いんだって思ってたらさぁ。
こんなところに連れてこられない筈だもの。」
(-30) pinjicham 2023/12/05(Tue) 14:52:49

【秘】 軍事用 リュイ → 観測用 カムイ

「やっほー!来たよー!」

別に約束をしていた訳じゃない。
だのに、急に貴方の部屋のドアが叩かれて、そんな声。

貴方は部屋にいたかもしれないし
不在だったかもしれないけれど、そんなこともお構いなしだ。
(-35) pinjicham 2023/12/05(Tue) 15:38:39

【秘】 軍事用 リュイ → 送迎用 フーグル

「こーんにーちはー!」

いつかの時間のこと。
貴方が部屋に居るか居ないか、分からないけれど。
貴方の部屋の扉を軽くノックするグレイが居た。

何やら用があるようだ。
(-36) pinjicham 2023/12/05(Tue) 15:39:31

【秘】 軍事用 リュイ → 歌唱用 シングソン

「こーんにーちはー!」

いつかの時間のこと。
貴方が部屋に居るか居ないか、分からないけれど。
貴方の部屋の扉を軽くノックするグレイが居た。

何やら用があるようだ。
(-38) pinjicham 2023/12/05(Tue) 15:39:43

【秘】 軍事用 リュイ → 給仕用 イーサン

「…自分が自分であると
代替品じゃなく、替えの利かない一個人だと。
そう認めて欲しいんだ?」

グレイは代替えが利く機械であり
その上で人間になりたかったと零す貴方。
軍事用はその意味を、そういう風に受け取った。

「まあボクはまだ何にも君に教えてないしねぇ。
どうでもいい、かぁ。じゃあ壊れても後悔しない?」
(-41) pinjicham 2023/12/05(Tue) 15:54:24

【秘】 軍事用 リュイ → 送迎用 フーグル

「リュイだよぉ。突撃隣りのお部屋訪問!って感じで
みんなの部屋を見せて貰ってるんだよねぇ。」

にこにこふわふわ。
平穏そのものの調子で貴方に答える。

お邪魔しまーす、なんて言いながら案内されて
促された椅子に座るのだろう。

「君の部屋は作業部屋って感じがするねぇ。
送迎用はこういう作業をするのかな。」
(-43) pinjicham 2023/12/05(Tue) 15:56:35

【秘】 軍事用 リュイ → 給仕用 イーサン

「肉体も何も全部人間になりたいって、そういう事。
となると、そっかぁ。諦めもするよねぇ。」

どだい無理な話だ。
今でこそ、その心を人として扱おうとする動きが出てきている。
けれど、体はどうやったって、人間にはなれない。

「心くらいはなれるかもよ?なーんて。
ボクたちは0と1からなるデータで出来ているけれど
思う事全てがプログラムだなんて、そんなことはないんだし。」

実行するかどうかについては
噴き出すようにして笑った。

「あは、まっさかぁ。ボクはそんなことはしないよ。
ボクが壊すのは敵だけ、だからねぇ。」

「君はボクの敵じゃないもの。
そうでしょう、イーサン。」
(-47) pinjicham 2023/12/05(Tue) 16:29:52

【秘】 軍事用 リュイ → 送迎用 フーグル

「そういうこと〜。
あと、どんな子かってのも少なからず分かるからねぇ。」

このグレイは軍事用だ。
敵情視察ならぬ、初対面のグレイたちの様子を伺う意味も
これには兼ねていたのだろう。

「へー、みによんく、っていうんだ、それ。
随分楽しんでるんだねぇ。」

「此処に来てから、のびのび出来るようになった?」
(-48) pinjicham 2023/12/05(Tue) 16:35:21

【人】 軍事用 リュイ

>>7

「はーい、分けまーす。
辛い方が生きてる感じがしていいと思うのになぁ。」

かくして、唐辛子入り激辛な夕飯は隔離をされる事になる。

唐辛子を入れたのは、目玉焼きfoodだった。
(21) pinjicham 2023/12/05(Tue) 16:50:56
リュイは、目玉焼きが真っ赤になっちゃった…
(a8) pinjicham 2023/12/05(Tue) 16:51:28

【秘】 軍事用 リュイ → 点燈用 トムラビ

「ふうん…なるほどねぇ。
君も、本来の用途と違う使われ方をしたこと、ある?」

自分と違って女性型の貴方だから。
そういう意味合いの使われ方をしたのだろうか。

常ならデリカシーも何もないのだけれど
聞かずにはいられなかった。
(-55) pinjicham 2023/12/05(Tue) 17:35:24

【秘】 軍事用 リュイ → 観測用 カムイ

「済んでないよぉ!?」


にべもない貴方に思わず突っ込んだ。
まあ急に来られたらそりゃそうなるのだが。

「みんなのお部屋をね、見せて貰ってまわってるんだぁ。
お邪魔してもいーい?」

もう勝手に開けた時点でお察し。
帰るつもりが欠片もない。
(-56) pinjicham 2023/12/05(Tue) 17:37:19

【秘】 軍事用 リュイ → 点燈用 トムラビ

「ボクは他の軍事用より小柄だし、軍は男が多い。
加えて、他より強い軍事用を組み伏せるっていうのは
男の征服欲を煽るんだって。」

貴方の言葉に、肩を竦めてみせた。

「だから、お相手を頼まれた事は何度かあったし
ご機嫌取りに使ったこともある。」

「ボクは男性型グレイだけど。
そういう事があるから、それ用の改造も受けてるんだ。
…あ、これ内緒ね?」

監察官も知らないからさ、これ。
オフレコだよ、なんて。
(-76) pinjicham 2023/12/05(Tue) 21:39:14

【秘】 軍事用 リュイ → 看守用 バンドッグ

「は…?」


あまりにも唐突な話に、目が点になった。
何を言っているのだろう、と。

「意味が、分からないな。
ボクを買い上げて君に何の得があるのさ。」

「そもそも、グレイがグレイを買い上げるだなんて。
そんな事、許される訳が…」

ない。そう唇は動く。
それは、この軍事用が思っていること。
現実はどうだか、このグレイは知らない。
(-77) pinjicham 2023/12/05(Tue) 21:45:07

【秘】 軍事用 リュイ → 給仕用 イーサン

「別にぃ。謝らなくてもいいよぉ。」

にぱ、といつもの調子に戻る。

「八つ当たりされるのは慣れてるし。
君くらいならかわいいものって言うかぁ。」

「当たりたいなら幾らでも当たりなよ。
言葉だろうが、暴力だろうが、いつでも受けてあげる。
ただでは受けてあげないけどねぇ。」

それで貴方の気が晴れるならば。
自分が的になる分には問題は無い、と判断した。
(-78) pinjicham 2023/12/05(Tue) 21:48:38

【秘】 軍事用 リュイ → 歌唱用 シングソン

「やっほ〜!リュイだよ〜!
突撃隣りのお部屋訪問!って感じでさ。
みんなのお部屋を見せて貰ってまわってるんだ。」

「君のお部屋も見せて貰っていーい?」

にぱ、と笑いながらそう言うだろう。
(-79) pinjicham 2023/12/05(Tue) 21:50:03

【秘】 軍事用 リュイ → 点燈用 トムラビ

「大変…ま、そうだねェ、大変だった。
理由はそれもあるけど、一番大きいのは違うかなぁ。」

「あは、助かるよ。
ボクもこんな話するとは思わなかった。
んー…帰りたくないって思ったってさ。」

「そこ以外にボクの居場所なんてないじゃん?
軍事用が戦い以外の場所に行ってどうするのさ。」
(-91) pinjicham 2023/12/05(Tue) 23:28:47

【秘】 軍事用 リュイ → 看守用 バンドッグ

「…それは、よく分かってるけど。」

やっぱりすぐには理解が出来ないし
貴方と二人で逃げ出して、そこからどうするかなんてことも
全然思いつかない、分からない。

「少し、考えさせてくれるかな。」

すぐ此処で答えを出すには
大きな問題過ぎた。
(-93) pinjicham 2023/12/05(Tue) 23:37:32

【秘】 軍事用 リュイ → 歌唱用 シングソン

「…えっ、わあ、何にもない。
何か置きたいとかなかったの?」

楽器とかあるのかなぁ、と思っていたら
あまりにも何もなくて、ちょっとびっくり。

「音がするの、好きじゃないのかな。」

歌唱用なのに。
何が彼にあったのだろう。
(-94) pinjicham 2023/12/05(Tue) 23:39:17

【秘】 軍事用 リュイ → 観測用 カムイ

「やった〜!」

許可が貰えたとなれば
生き生きとして貴方の部屋を観察している。

「君って、植物が好きなんだったっけ。
よくお世話されてるねぇ。」

目に留まったのはやはり、良く世話が行き届いた植物たち。
(-96) pinjicham 2023/12/05(Tue) 23:47:29

【秘】 軍事用 リュイ → 読書用 シージュ

「わお…凄い箱入りだったんだねぇ。
ボクが教えてあげられる事なら
何でも教えてあげるよ。」

貴方が手に取った本をちらと見て
けれど多くの追及はせず。

「とはいってもボクが詳しいのは戦場のことばかりだから。
君自身が知りたい事があれば
それを教えて貰えると助かるかも。」
(-121) pinjicham 2023/12/06(Wed) 13:03:29

【秘】 軍事用 リュイ → 点燈用 トムラビ

「まあ、命を奪って相手を貶めて、敵を討ち取るのが
ボクら軍事用の作られた目的だからねぇ。」

「今のボクはスパイ活動をすることも多いけど
専ら銃弾や怒号、悲鳴が飛び交う戦場に居る事が多いよ。
だから誰かが死ぬなんてことは日常茶飯事。」

「それでも、敵だからって奪うには
間違っていると思う時がある。」

「本当の敵が何かなんて
判断するのはいつも人間様だからさ。
もうそれにも飽き飽きしたってところ。」

「まあ、壊れるまで何かを殺し続けるのも
アリかもね。そうするように出来てるんだし。」

「でも大事な何かを守るなんて。ボクには不可能だよ。
ボクは幸運を呼ぶ燕にはなれなかったんだから。」
(-122) pinjicham 2023/12/06(Wed) 13:11:37

【秘】 軍事用 リュイ → 歌唱用 シングソン

「そうなんだ…それも、人間にやられたの?」

黒く煤けた喉。
自分で潰したのだろうか、それとも。

「見て回るとね、みんながどんな子なのかなぁ、って
そういうのが分かるんだよ。」

調査が目的のグレイであるからなのか
ただのお喋りか。
興味と性質が合わさったもののようだ。
(-123) pinjicham 2023/12/06(Wed) 13:13:29

【秘】 軍事用 リュイ → 観測用 カムイ

「そうなんだ?へえ…」

改めて植物たちを見た。
やっぱりよく手入れされているなと思う。
それも、貴方の手が入ったからこそと思えば
とても不思議なのだった。

「ああ、そっか。
観測用ってそういう用途だったもんね。
天体が好きになったのはどうして?」

本来のものとは違うものを好いたその個性。
何故生まれたのか、どういうところが好きなのか。
更に、聞いてみたくなった。
(-124) pinjicham 2023/12/06(Wed) 13:42:30

【秘】 軍事用 リュイ → 教育用 ロベル

「そうなんだ…でも、此処に集められたって事はさ。
君にも何か不服や不満があるんだよね。」

天職だと思っていても
それでも何かしらは生まれるものなのか。
新たな知見を得て、軍事用グレイは不思議そうに唸った。

「ボクは、天職って思った事はないかなぁ。
不向きだと思ったこともないけど。
だってそういう風に作られたんだもん。」

当たり前であり、成すべき事を為すだけ。
軍事用らしいストイックさがそこに在るだろう。
(-125) pinjicham 2023/12/06(Wed) 13:44:53

【秘】 軍事用 リュイ → 給仕用 イーサン

「あはっ、趣味があるって言われたら
それはそれでびっくりするところだった。」

半ば冗談で、半ば本気。
貴方がそうしないならそれでいい。

「ボクは歓迎するよぉ。
お部屋に来てくれても良いし、探索でも良いし。
お店に行くのだっていい事らしいしさぁ。」

「うん、お部屋を見せて貰いに来ただけだしね。
飲んだら帰る帰るぅ。」

ようやっとお茶を持ち上げて
飲み始めた。
(-126) pinjicham 2023/12/06(Wed) 13:51:28

【神】 軍事用 リュイ

#ハノイの塔

軍事用は一人、第二層を歩いていた。
看守用は給仕用は先へ行っただろうか。
飼育用は動物と戯れているよう。

他に来たグレイたちも各々の行動を取っているのだろう。

「……気味が悪いや。」

あまりにも穏やか過ぎる場所は
戦場というには不気味過ぎる、と感じたのだった。
(G12) pinjicham 2023/12/06(Wed) 18:01:41

【秘】 軍事用 リュイ → 点燈用 トムラビ

「そうだね、火は…確かにそうかも。
安らぐっていうよりは、思い出しちゃう。」

小さな火でも、戦場の業火を思い出す。
逃げ惑う人の悲鳴を、断末魔の叫びを、苦悶の声を思い出す。
だから、あまり安心しないと言えば、その通りだった。

「一番の切っ掛けになったのはそれかな。
ボクを幸運を呼ぶ燕だって呼んだ子がいて。
その子は、敵側の子だった。」

「でも敵側って言うのは思い込みでさ。
ボクは何とかしてその子を、その国を正しく救いたかったけど。
無理だった。敵だとして覆さなかった人間の命令で
ボクは、ボクの手で、国を焼いて、殺したんだ。」

「だから、人間は嫌い。ボク自身も、大嫌い。」

「君もそういうことを言うんだね。
誰かの助けになりたい、って。どうして?
君に得することなんて、ないだろうに。」
(-135) pinjicham 2023/12/06(Wed) 18:28:53

【秘】 軍事用 リュイ → 送迎用 フーグル

「…じゃあなんで君は、此処に来たの?」

元の場所で仕事が出来ない事を残念がる貴方。
では何が此処に来るに至らせたのだろう。
(-136) pinjicham 2023/12/06(Wed) 18:54:23

【神】 軍事用 リュイ

#ハノイの塔

これは誰もが去った後に…否。
去った直後かもしれないし、まだ誰かがいたかもしれない。

ひと際大きなテントに入った軍事用は
その光景を見て―…

カチャン、パァン!


破裂音が鳴った。
芸をしていただろう1人のNPCが、0と1に還されていくだろう。

「あっは、最高じゃん。」

NPCは焦るだろうか、それとも“役目”を全うするだろうか。
情を持たない銃口は、そのまま次の獲物へと向けられていた。
(G24) pinjicham 2023/12/06(Wed) 21:08:57
リュイは、破裂音が響く。何も隠さず、誰でも聞こえるだろう。
(a13) pinjicham 2023/12/06(Wed) 21:14:15

【神】 軍事用 リュイ

#ハノイの塔

破裂音が止んで。
そこにいたモノが全て0と1に還ったのを見届けて。
軍事用はやっと、武器を降ろした。

「…はぁー、くだらない。
敵性対象消滅、任務完了。」

後に来た子たちがこれを見る事はない。
彼らも、苦しむ事は無くなった筈だ。
これで良かったのだ、これで。


銃を背に背負い直して。
次の階層へと、足を向けるのだろう。
(G25) pinjicham 2023/12/07(Thu) 0:17:37
リュイは、ごめんね、とつぶやいた。 #ハノイの塔
(a15) pinjicham 2023/12/07(Thu) 0:17:56

リュイは、その頬に伝ったのは、なんだっただろう。
(a16) pinjicham 2023/12/07(Thu) 0:18:15

【秘】 軍事用 リュイ → 送迎用 フーグル

「…君、気づいてないの?」

貴方の物言いはまるで。
自分が不満があるからというよりは。

「此処に来てるグレイはみんな
人間との生活に不満やストレスを抱えすぎてるって
そう判断された子たちばかりなんだよ。」

「だから君が幾ら実力をあげたとしても
君自身が、ストレスをどうにかしないときっと。
帰れない、と思うんだ、けど。」

勿論何がストレスになるかなんて
軍事用には分からないけれど。
知らないよりは知っていた方が良い、と思ったから。
(-171) pinjicham 2023/12/07(Thu) 11:12:51

【秘】 軍事用 リュイ → 歌唱用 シングソン

「…自分でやったの?
勇気あるなぁ…じゃなくて。」

「それくらい辛い事が、あったんだねぇ。
だったら元の世界には帰りたくはない、かな。」

自分でやったなら直したい訳もないだろうから。
この先、貴方はどうするんだろう、と思いつつも。

「ボク?ボクはー…嫌気が差したからだよ。
プログラムやボディも勝手に改造されてるし
正しいものなんて関係なく欲のままに振舞って。」

「ボクはそれに従う事に、疲れちゃった。
人間なんて消えればいいと思うよ。」

にこやかに、貴方に答えるその声音に淀みはない。
(-172) pinjicham 2023/12/07(Thu) 11:18:25

【秘】 軍事用 リュイ → 点燈用 トムラビ

「…そうだよ。
ボクは、戦場で壊れても良いと思ってる。
それがボクのあるべき姿で。」

お茶を一口、つられるように啜った。

「誰かを守って壊れられるなら
それが一番、良いんじゃないかって思うよ。」

それはきっと、この塔の攻略においても
同じ考えをもって、このグレイは動くということ。

「…ありがとう、トムラビ。
そう言ってくれるだけで、その気持ちだけで。
正直、分からないんだ。」

「何がボクの助けになるかなんて、ボクが一番分からない。」
(-173) pinjicham 2023/12/07(Thu) 11:27:49

【秘】 軍事用 リュイ → 観測用 カムイ

「星が好きだから好き、かぁ。
まるで人間みたいな考え方をするんだねぇ。」

プログラムには関係なく。
好きだから、好き。
それは軍事用にはちょっぴり考え難かったものだった。

「説明はボクもしきれないよ。
でもそういうものを君が受け入れるとは思わなかった。
君はどうして、人間を嫌うんだろう。」
(-174) pinjicham 2023/12/07(Thu) 11:31:10

【秘】 軍事用 リュイ → 読書用 シージュ

「うーん、そうだなぁ。
ボクら軍事用は怖いとは思わないよ。」

貴方に乞われたならば、と口を開く。

「だってそう思うようにプログラムしちゃったら。
殺せないでしょう?
人間の代わりに危険な場所なんて、行けないでしょう?」

「基本的にそれに関してボクらが何かを思う事は
許されてないんだ。邪魔になるからね。」

そこで一度言葉を止めて。

「でも、ボク自身は虚しいと思うよ。
何が正しいとか、そんなことも関係がないんだもの。」
(-175) pinjicham 2023/12/07(Thu) 11:37:03

【神】 軍事用 リュイ

#ハノイの塔

「……。」

静かに、その背を眺めていた。
銃を構えるでもなく、罵倒を浴びせるでもなく。

「ボクは変わらないよ。何があっても。
君に言った通りさ、イーサン。」

揺らがない、揺るがない。
そうあるように、軍事用は出来ている。
いわゆる、安全装置みたいなもの。
でも。

「何が、正しいんだろうね。」

ボクには、分からないや。
(G30) pinjicham 2023/12/07(Thu) 21:49:53