人狼物語 三日月国


43 【完全RP】音の鳴る瞬間の相手は【R15】

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


プロローグ

【人】 隣国の貴族 オーランジュ

久しぶりに来ることになりましたが、相変わらず賑やかですね。
王子とも離れ、清々しいといえばそうなります。
(0) master 2020/09/18(Fri) 10:06:01
村の設定が変更されました。


到着:心配性の王妃 ミュシカ

【人】 心配性の王妃 ミュシカ

ま、また今年も……

賑やかなのはいいけれど、心配してしまうわ…
無理をしていないかしら…

[ 自分の誕生日を祝うために、ここまで豪勢なのは、と
  毎年遠慮したい気持ちでいっぱいの王妃は、
  宴が始まって、謁見を済ませると、
  テラスでこっそりと街の様子を眺めるのであった ]
(1) 七瀬杏 2020/09/18(Fri) 10:39:34
村の設定が変更されました。

到着:歌好き ジャスミン

【人】 歌好き ジャスミン

 
 [ 

何度目の宴だろうか。
あぁ、楽しみな宴が始まるのだ。



                       ]*
(2) anzu_kin_ 2020/09/18(Fri) 22:34:17

天のお告げ

■名前:
■年齢性別:
■見た目:
■その他設定等:
■コア:
■NG等:
■現在地:
/*
(#0) 2020/09/18(Fri) 22:41:55

離脱:歌好き ジャスミン

到着:鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ 嫋やかな水流を真下に眺め、
  橋の欄干にもたれたまま、
  所在なげに紫煙をくゆらせている男がひとり。 ]


…居心地が悪いな。


[ 整然と区画された美しい街並み。
  万人を照らすような優しい日差し。
  ここは、男がやって来た場所とは全く正反対の
  様相を呈している。]


滞在期間は…今日から1週間、というところか?
それまでこの空気に馴染めるものかね。


[ 何か拠り所を求めるように、
  フッ…と煙草の煙を吐き出す。
  紫灰色に濁ったそれは、僅か数秒ばかり
  その場に留まったものの、すぐにこの街の清浄な
  空気に呑まれ、跡形もなく霧散して消えた。]
(3) Yuma_K 2020/09/19(Sat) 1:49:41

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ エリクソンは、このたびの音楽祭のコンペに
  参加者として招聘された音楽家の一人だ。
  ―いや、ミュージシャンと言った方が正確か

  上流階級らしい上品な雰囲気を纏った
  『音楽家』達に比べ、
  自分たちのグループ(6人いる)は、
  …正直の所かなり浮いていた。

  何台もの大型車両を幅寄せして
  無骨に機材を搬入し、
  服装も、わざと"ぼろ"を纏ったような格好の
  自分たちは、

  参加者達から悪い意味で
  耳目を集めているようで、
  とうとう耐えきれずに、会場の外に出てしまった。]
(4) Yuma_K 2020/09/19(Sat) 2:00:36

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ ――と、いうわけで今現在、
  彼は一人でぼんやり暇をもて余している。]


…といっても、外も外で居心地が悪いな。
日陰者の俺にはこのテの小綺麗な空気は似合わねぇ。

ま、とはいえ仲間のヨハンやニルソンのように、
昼間から酒かっ食らう気も起きないからな。


[ 男は煙草の吸い殻を、川に向けてぽいと放る
  品性に欠ける行為だが、彼にとっては
  ごく自然に出た動作であった。
  もしこのとき街の住人がここを通りがかれば、
  その行為を見て眉をひそめただろう。]
(5) Yuma_K 2020/09/19(Sat) 2:05:23
鋼鉄の六弦奏者 エリクソンは、メモを貼った。
(a0) Yuma_K 2020/09/19(Sat) 2:07:37

【独】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

改行するとなると文体もちょいいじらないと不自然になるな。
読み返しは必要か
(-0) Yuma_K 2020/09/19(Sat) 2:09:28

【独】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

文の区切りはちゃんと句点付けたほうがいい。
メモ
(-1) Yuma_K 2020/09/19(Sat) 2:12:49

【独】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

てか初っ端からアウトローキャラ出してきてすまんな
本当は後半に入りたかったんだけど

皆さん早く入村して下さいね?
(-2) Yuma_K 2020/09/19(Sat) 2:19:21
到着:好奇心 オレンジ

【人】 好奇心 オレンジ


[ 数多の音が溢れ風に乗る。

  至る所で紡がれる響きによって極彩色に
  彩られたこの国が、今はより一層
  またその輝きを増してキラキラと光る。

  …まるで細かな宝玉を撒き散らしたようで


  
眩しくって吐き気がしそう
   
  ]
 
(6) yukiyukiyuki 2020/09/19(Sat) 7:19:46

【人】 好奇心 オレンジ


[ 
( 慈悲深き乙女よ )


  
( おお 聞き給え 乙女の祈り )


  
( 荒んだ者にも汝は耳を傾け )


  
( 絶望の底からも救い給う )
   ]
 
(7) yukiyukiyuki 2020/09/19(Sat) 7:23:39

【人】 好奇心 オレンジ




    
うそばっかり。




 
(8) yukiyukiyuki 2020/09/19(Sat) 7:26:02
離脱:教会住みの娘 オレンジ

到着:教会住みの娘 エヴィ

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 私は今日も歌うでしょう。

  街外れの小さな古びた教会で、
  神様から賜ったものだからと人が言うこの声で、
  澄んだ笑顔を浮かべたまま、


  神様を崇める歌を。
  
しんじてなどいないのに


  生きることに感謝する歌を。
  
わらってしまう。感謝なんて。


 
  
心の中で、
べぇ、
と舌を出しながら。
 ]*
 
(9) yukiyukiyuki 2020/09/19(Sat) 7:35:45
教会住みの娘 エヴィは、メモを貼った。
(a1) yukiyukiyuki 2020/09/19(Sat) 7:42:15

【独】 教会住みの娘 エヴィ

/*
毎回やらかしてるな!!!
確認しろよばか!
(-3) yukiyukiyuki 2020/09/19(Sat) 7:43:13

【独】 教会住みの娘 エヴィ

/*
キャラチ変えてやらかしで中身透けとか
洒落にならんで…
(-4) yukiyukiyuki 2020/09/19(Sat) 7:46:08

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 教会を出ればようやく息が出来るような、
  そんな日々の暮らしの中で、いつだって
  外の空気だけは私に嘘をつかないと、
  小さく空を見上げては息をひとつ吐くのです。


  御使いを頼まれ、川沿いを歩く。
  変わらない生活を送る自分の周りは
  普段よりずっと賑やかで、華やかで、
  あぁ今年も音楽祭の季節が来たのだと
  目を伏せました。 ]


   
  
煩いなぁ…



[ 18になったのだから、私も参加したい。
  宮廷音楽家の肩書にはたいして魅力を
  感じないけれど、安定した収入があれば
  ここを出て行ける。
  教会の小さな妹や弟たちに、少しは
  良い暮らしをさせてあげられる。 ]
 
(10) yukiyukiyuki 2020/09/19(Sat) 8:34:37

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ ……ぼんやりと歩く私の目の端に、ゆらり
  揺れて立ち昇る、細い煙。

  街の風景になんとなく馴染まない佇まいの
  男の人は、燻らせていた煙草をぽいと
  川へ投げました>>5


  川にゴミ捨てんじゃないわよ、と言う舌打ちを
  ぐぐと腹に据えて、私はにっこりと笑って。
  その人がこちらに気づいたのなら
  ぺこりと頭を下げましょう。

  彼が迷惑がらない様子であるなら、
  微笑んだまま一節歌を歌います。 ]


   
愛する主よ、父なる神よ

   
私達の愚かな行いをお赦しください



[ なぁんて。
  許すも許さないも、川の魚が決めるでしょう? ]*
(11) yukiyukiyuki 2020/09/19(Sat) 8:38:16
教会住みの娘 エヴィは、メモを貼った。
(a2) yukiyukiyuki 2020/09/19(Sat) 8:40:00

到着:花屋の主 メルーシュ

【人】 花屋の主 メルーシュ

賑やかな通りから少しだけ離れた細い路地、
そこにひっそりとその花屋はあった。

店先の花や緑ひとつひとつに、愛おしいそうな仕草で語りかける。
最も美しく花を咲かせ、葉をつけることができるよう、そう願いながら手をかけ水を遣る。
彼らを求める人たちのところへ届けるために。
(12) maru33s 2020/09/19(Sat) 8:40:36

【人】 花屋の主 メルーシュ

朝の仕事をひととおり終えると、風にのって聞こえる美しい音に耳を傾けた。
この国に来てから、この季節がもっとも美しいと感じるようになった。

メルーシュは少しの間、目を閉じその心地よい音を楽しんだ。

今年のコンペも素晴らしいものになることを願って。*
(13) maru33s 2020/09/19(Sat) 8:47:38
花屋の主 メルーシュは、メモを貼った。
(a3) maru33s 2020/09/19(Sat) 10:43:12

【独】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

<ruby>
<rb>亜米利加</rb>
<rp>(</rp>
<rt>アメリカ</rt>
<rp>)</rp>
</ruby>
(-5) Yuma_K 2020/09/19(Sat) 12:40:16

【独】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

どうしましょうねえ
宗教っぽいことをどこまで言っていいか迷うところ
(-6) Yuma_K 2020/09/19(Sat) 12:44:31

【独】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

まぁ架空の国の話だし架空の宗教ってことでいいか
(-7) Yuma_K 2020/09/19(Sat) 12:49:12

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ 煙草の吸い殻を川に投げ捨てた後、
  自分の行いが街に全くそぐわないもの
  だったことにようやく気づき、
  さらにバツの悪い思いをする。

  周りに人がいないことを確認しようと
  ふと目を上げたが… ]


あっ……。


[ 若い娘がこちらを見つめたまま、
  にっこりと笑っていた。>>11
  「あなたの行いは全て見ていましたよ」
  と、暗に言われているような気分だ。

  背後には教会。
  彼女はここから出てきたのだろうか。

  まずいまずい。神の棲むこの国では、
  少しの悪行もこうやって即座に見破られて
  しまうようである。]
(14) Yuma_K 2020/09/19(Sat) 12:57:45

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

どうも…。


[ 彼女につられて、ぎこちない会釈を返す。
  すると彼女は、笑みを絶やさぬまま
  歌を口ずさんだ。>>11 ]


……!!



[ 歌詞の内容は彼の愚行を諭すもので
  あったが、そんなものは彼にとって
  もはやどうでもいい事で。 ]


…驚いたな。
音楽に溢れた国とは聞いていたが。
庶民に至るまでこのレベルとは。


[ ふと、幼少期の記憶が脳裏を掠める。
  怒号…打擲音…子供の泣き声…
  大人達が傅く先には木彫りの偶像… ]
(15) Yuma_K 2020/09/19(Sat) 12:59:30

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ 我に返る。
  目の前には綺麗な若い娘。
  背後には暖かな陽光。 
  先ほどと変わらぬ、平和な風景。]


どこでその歌を習った?
まさかそこの教会じゃああるまい。


[ 勢い余って、唐突にこんなことを
  聞いてしまう。彼女は驚くだろうか。

  もう少し彼女の歌声を聞いていたいと
  思いつつも、このまま踵を返されて
  しまうかもしれないな…
  と半ばあきらめながら、
  目の前の若い娘の返答を待った。]*
(16) Yuma_K 2020/09/19(Sat) 13:03:56

【独】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

行動する前に頭でごちゃごちゃ考えるタイプの無口男を動かすのホント骨。
(-8) Yuma_K 2020/09/19(Sat) 13:06:42
鋼鉄の六弦奏者 エリクソンは、メモを貼った。
(a4) Yuma_K 2020/09/19(Sat) 13:12:44

到着:旅のヴァイオリン弾き ニコロ

【人】 旅のヴァイオリン弾き ニコロ

[ 音楽で溢れる街に一人の青年はたどり着いた。

  賑やかな街はきっと音楽のコンペがあるからでは
  ないのだろう。
  この国の優しい王妃の誕生を祝福するために紡がれて
  いるのだろうと青年は思った。
  なぜなら、そこにはコンペとはきっと関係ない主婦や
  八百屋や街の人々にも笑顔があふえているからだ。

  青年は片手に持ったヴァイオリンケースが人に
  ぶつからないように気をつけつつメインストリートを
  歩きながら街並みを楽しんでいる ]

  
素晴らしき出会いがありますよう
*
(17) 774 2020/09/19(Sat) 13:36:50
到着:楽器リペアマン ティグレ

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ こちらに会釈を返すその姿はなんだか
  ばつが悪そうで>>15
  先程の吸殻のポイ捨ては、さほど悪意が
  あったものではないのかしらねと思えば、
  ふ、と辺りの空気が緩むような気がしました。


  だから続ける歌は、季節の風に乗せましょう。
  透けるような青の空に細く雲を掃くように、
  色付いた木の葉をさらり揺らすように、
  流れる川のさざめきを邪魔しないように。

  独言るように紡がれる言葉>>15
  そんな歌に紛れて、私の耳には途切れて。 ]
 
(18) yukiyukiyuki 2020/09/19(Sat) 17:05:15

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ そうしてふいに向けられた彼の声が
  耳に届けば>>16、私の身体は無意識に
  びくりと小さく跳ねてしまいます。

  怖かったわけではなく、男の人の声に
  身を竦めることは日々の癖のようなもの
  ですから、気付かれないように。
  また笑みを浮かべて。 ]


   …神様の歌です。
   どこで、習ったのでしょうね。
   物心ついた時には、歌っておりました。


[ 声が震えないように、喉に力を少し込めて、
  そう答えます。 ]


   音楽祭にいらした方ですか?
   貴方に神の御加護が降り注ぎますように。
   お嫌でなければ、少しだけ
   


 
(19) yukiyukiyuki 2020/09/19(Sat) 17:06:57

【人】 教会住みの娘 エヴィ




    
喜ばしきかな 汝をあがめん

    
栄光の神 愛の主

    
汝の前に心は花開く

    
頭上の太陽に向かって



    *
(20) yukiyukiyuki 2020/09/19(Sat) 17:08:46

【人】 楽器リペアマン ティグレ

  

   ふぅ。


[ 煙草の煙は青空へと消えた。
  吸殻を灰皿に突っ込む。 ]


   
しゃんしゃん。



[ いくつかの鈴の音と子供たちの笑い声。
  子供は苦手だが、この音は悪くない。

  溢れる街の音に
  もうすぐ宴があることを実感する。 ]
   
   
(21) bnn 2020/09/19(Sat) 17:10:55

【人】 楽器リペアマン ティグレ

  
―― ここは小さな楽器工房 ――



[ 裏口のドアを開け、店に戻る。


  じいさんは木材の削り出しをしていた。
  父さんは塗装をしている。


  2人は楽器を創るクラフトマンだが、
  じいさんがティグレに勧めた仕事は
  修理専門のリペアマンだった。


  奏者に管理を任されているトランペット。
  その前に腰掛ける。

  金属製のローラーを手に取り
  丁寧にへこみを直す。
  金管楽器は音に深みを出すため
  一つ一つの楽器に独自の加工が施されてる。
  ティグレは繊細な作業に集中した。 ]*
  
  
(22) bnn 2020/09/19(Sat) 17:36:51
楽器リペアマン ティグレは、メモを貼った。
(a5) bnn 2020/09/19(Sat) 17:43:46

村の設定が変更されました。

到着:従者 ヨシュア

【人】 従者 ヨシュア


[ カツン、カツン。
  美しく整備された歩道に、規則的な靴音が響く。
  しかし、一際楽器の音色が華やかな通りへ踏み入れば、
  足は音を鳴らすのを止める。

  主人の使いの帰り道。
  不意に立ち止まり、眸を閉じる。
  更に耳を澄ませれば、街を彩る音の葉が
  心地よい風と共に、吹き抜けた。

  コンセールカリヨンが最も賑わう1週間。
  主に忠誠を誓い、違わぬ愛国心を胸に抱く男にとって
  夏の暑さから解放され、冬の厳しさは未だ先である今日は
  歓迎すべき季節のはずだった。 ]
  
(23) 希 2020/09/19(Sat) 20:29:55

【人】 従者 ヨシュア



  …………


[ だというのに、ややあってから開いた眸は
  複雑な想いに揺れて。
  唇から零れ落ちるのは、
  道ゆく人々が奏でるような、心躍らせる旋律ではなく。

  憂を帯びた、小さな溜息。 ]*
 
(24) 希 2020/09/19(Sat) 20:32:21
従者 ヨシュアは、メモを貼った。
(a6) 希 2020/09/19(Sat) 20:36:37

【独】 従者 ヨシュア

/*
こんにちは!音痴です!!
(-9) 希 2020/09/19(Sat) 20:37:38

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ 突然問い詰めるような言葉を投げかけられた
  彼女は、ワンテンポ遅れてもう一度微笑んで、]


 ――どこで、習ったのでしょうね。


[ そう、答えた。>>19
  つとめて誰かを納得させるような声色で。
  しかし問われた刹那、一瞬その瞳に狼狽の色が
  浮かんだように見えたのは、
  気のせいだろうか。 ]


  彼女は、笑みを絶やさない。
  本心なのか、作り物なのか、
  こちらには分からない。
  しかしもう一度歌ってみせた彼女の歌唱は、
  疑いようもなく本物だ。>>20
(25) Yuma_K 2020/09/19(Sat) 21:57:43

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

 あぁ、俺は音楽祭の出演者だ。
 ここの国民ではないが、海外出場者枠らしい。
 こんなナリでな。嗤うだろ?

[ 自分の服装を彼女に見せるようにして、
  首をすくめて笑ってみせる。

  ドレープをこれでもかとレイヤードした、
  アシンメトリーな季節外れの上着。
  わざと古びたように加工されたパンツとブーツ。
  『王宮主催の音楽祭』からほど遠い格好だ。]    


 俺は歌わないが、演奏はする。
 というより、
 そういうお前は出場者じゃないのか。


[ 先ほど会場で見かけた、いかにも貴族然とした
  音楽家たちを思い出す。

  この国の事情はさして知らないが、
  生まれたときから特権的に音楽をやる環境を
  享受している彼らだけでなく、
  彼女のような出演者がいれば…
  今はアウェイ感の甚だしい自分も、
  もっと楽しめる祭になるのではないか。
  
  そんなことをチラと考えながら。]*
(26) Yuma_K 2020/09/19(Sat) 21:59:44
到着:宮廷楽士 ウェールズ

【人】 宮廷楽士 ウェールズ


  はてさて、原石はいるのか。
  俺の仕事ではない気がするんだけど、
  少し手当てくれないものかな。

 [
    肩が凝る。
    
    今日は束の間の休みのはずなのに、
    駆り出されるあたり、まだまだ若手扱い。

    ヴァイオリンケースを持ったまま、
    宮廷から少し離れた広場に降り立つのだろう。

                         ]*
(27) anzu_kin_ 2020/09/19(Sat) 22:19:53

【独】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

しくったな
出演者は庶民メインか

まぁエリクソンが出会ったのはブルジョワ的な奴らだったって事で。
あとで「そんな事なかったな」でいいや
(-10) Yuma_K 2020/09/19(Sat) 22:29:18
村の設定が変更されました。

天のお告げ

天のお告げです。

RP村をみんな笑顔で楽しむためのポイントを何点か。

地の文(会話以外のところ)は[ ]で囲ってみると、
分かりやすいでしょう。

真ん中寄せにしたいときは<center></center>
右寄せにしたい時は<right></right>
などが使えるでしょう。

後は、何か気になることがあれば王妃様宛に秘話を送ってくださいませ。中世のような、現代のような、不思議な国を楽しんでくださいね。
(#1) 2020/09/19(Sat) 22:42:48

【独】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

>>#1「中世のような、現代のような」
現代くさくしたのは俺ですね
すまんな()
(-11) Yuma_K 2020/09/19(Sat) 22:54:27
到着:平台の宮廷楽士 メイレン

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[3つの時から平台の魅力に取り憑かれ、もう今年で48年目。
ある年、私は平台の才能を見出され
そして宮廷楽士となりました。>>n0]


 (それが今では、審査員として末席を飾るとは)


[宮廷楽士が一人、平台の奏者
メニュレー男爵令嬢として。

宮廷楽士の証である王国の紋章付き
銀の中央に白線が引かれた布の腕章。
銀は宮廷楽士を、白線は平台の奏者を表すそれを着け
コンペの場に審査員として音楽家達の音色に向き合うのです。]
(28) 桃胡椒 2020/09/19(Sat) 22:55:30

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

 (嗚呼……何て、何て素晴らしいのでしょう!)


[国中からまだ見ぬ才能の者達が
続々とこの地に集結するのですもの!
中には遠路遥々訪れる者もいるでしょう、


宮廷楽士の座のために命をかける気概のものも
必ずと言っていいほど毎年一人は見かけます。
懐かしいですわ……かつては私も平台に生涯を捧げるため、
必ずやと奮起して領地から此処を訪れたのでしたわね。]
(29) 桃胡椒 2020/09/19(Sat) 22:55:57

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

 (嗚呼、才能、才能ですわ!!
  優れた才能は老若男女身分問わず
  賞賛されるべきこと!!)


[今年も審査員の一人として彼らに向き合い
その才能を見つけ出すことが如何に楽しいことか!


例え周囲に老若男女貴賎問わず優れた才能の持ち主には
忌憚ない賞賛と才を輝かせるための提言を送る
真に音楽とその才能を愛する者だが


誠、音楽にしか興味がなく51歳まで独身という
音楽界一・二を争う大変人なんて
褒めてられてるのか貶されてるのか

よく分からない評価を世間から為されようとも!
]
(30) 桃胡椒 2020/09/19(Sat) 22:56:44

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

─宮廷─



[今年も始まった音を愛する者にとっては
さぞや楽園でありましょう。>>n0

私も他の皆様同様謁見を済ませれば
宮廷楽士の証である腕章を身に付け、
堂々と平台に向かうだけです。]


 『メニュレー男爵令嬢と竪琴奏者のレガだ』
 『今年は何を演奏するというのか』
 『静かに!始まる!』


[聞こえておりますわよ、皆様?その囁き声が。
それでは始めましょうか、
同じ宮廷楽士で竪琴奏者レガの竪琴の儚き音色が
金木犀の香りが風に飛ばされるかのように響き渡ります。

それに合わせ、私は静かに風へ舞う木の葉の表現を
平台の音色で合わせ何気ない自然の美の一風景を
献上、もとい皆様へとお披露目したのでございました。>>n0]
(31) 桃胡椒 2020/09/19(Sat) 22:57:16

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[あらゆる花鳥風月を奏でタカと思えば
穏やかな海に、荒れ狂う冬の荒波。
時に雷鳴轟く嵐を指で叩くこともあれば
人が抱く性や歴史を題材に奏でることも好む私。



  『語り手の奏者』と呼ばれることもあれば
  『才能発見機』扱いされることも。
   事実、助言をした者が

   翌年に最優秀者となった時もありました。




けれど今は、全てを忘れ奏でましょう。
演奏を終えてカーテシーをすれば
あちらこちらから拍手が聞こえて参りました。]
(32) 桃胡椒 2020/09/19(Sat) 22:57:39

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

─宴の場・壁際─



[自分の出番が終われば、レガに挨拶し彼女を労うと
私は自身のメイドと共に皆様のお邪魔にならない壁際へ
そっと移動したのでありました。]


  ねえファラリス、今年の音楽家達は
  どのような方が集まってらっしゃるの?


[昔から私に仕えてくれているメイドのファラリスは
今年も他の者達に命じて、今年の音楽家達に関する
様々な情報を集めてくれたようで
歌劇の歌姫や幼い木琴奏者の話などをしてくれたわ。

どれもこれも興味深かったけど、
ひときわ興味を抱いたのは]
(33) 桃胡椒 2020/09/19(Sat) 22:57:58

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  ひときわ異彩を放つ6人の集団?


[ファラリスが聞いた話によると>>4
何台もの大型車両を幅寄せし、
機材とやらを持ち込んだ襤褸を纏ったかのような
格好をした6人の集団がいたらしいと。]


  機材?嗚呼、一部の間で人気のある
  みゅーじしゃんという分野かしら。


[そう推測をファラリスに告げて。

音楽と名のつくものであれば
例え分野が違おうと何も関係ありません。
興味が出れば調べ、学ぶ自身の癖のせいで
知識としては僅かですが頭に入っておりました。

ファラリスが続けて言うには
コンペには参加者として招聘されているようだが
調査の者曰く実態は不明だが、
一部の『音楽家』からは評判が悪いらしい。>>4]
(34) 桃胡椒 2020/09/19(Sat) 22:58:15

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  ふーむ……それが音楽としてなのか、
 『音楽家』の価値観から来るものなのか。
  それだけじゃ全く分からないわ。


[前者ならばともかく、自身の知識や学びを常識とし
それ以外は認めぬどころか排除する考えの者達の言葉であったなら
同じ音楽を愛するものとして嘆かわしいことね、と
ため息を吐きながら独り言ちて。]


  でも、参加者として招聘されたということは
  少なくとも実力はあるということでしょうね。


[いずれにせよ、審査員を務める以上
彼らと対峙する可能性は十分ありえる。
であればこの目と耳で真偽の程を確かめたいわ。

別の宮廷楽士が宮廷から少し離れた広場へと
降り立とうとしていたちょうどその頃、
私達はそんな会話を繰り広げていたのでありました。>>27

嗚呼、新たな才能を見つけ出す日が待ち遠しいわ。
かつて私が誰かに平台の腕を見出された日を
私はずっと────忘れられないんですもの。]*
(35) 桃胡椒 2020/09/19(Sat) 22:58:41
平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。
(a7) 桃胡椒 2020/09/19(Sat) 23:06:50

【秘】 平台の宮廷楽士 メイレン → 心配性の王妃 ミュシカ

/*
夜分遅くに御身へ拝謁の誉れを賜りますこと、
まこと身に余る光栄に存じます王妃陛下。

[カーテシーを一つ]

さて、王妃殿下にお尋ねしたいことがございまして
拝謁賜りますようお願い申し上げたのですが
私が現在考えております「宮廷楽士」となったきっかけの部分で
王妃様(村建て様)のお耳に通すべき案件かと思い
僭越ながら臣下の問いにお目通し願えますと幸いに存じます。
(-12) 桃胡椒 2020/09/19(Sat) 23:32:14

【秘】 平台の宮廷楽士 メイレン → 心配性の王妃 ミュシカ

/*
@私が宮廷楽士になった年を「王妃様お生まれの年」
もしくは「王妃様が王妃様として御即位あそばされた年」
「王妃様御即位後、最初のコンペ最優秀選出者」
いずれかに設定しようと現在考えておりますが


★コンペ以外の手段で宮廷楽士となること(RP)は
王妃様(村建て様)のご意志に反することでございますか?
★また、コンペ自体は王妃様の御誕生日を賀ぐパーティーが
開催される前から存在していたのでございましょうか?


王妃様には生誕の言祝ぎへの御対応及び
謁見の他にお手間をお掛けする形になりまして
お詫びのしようもございません。

私は何ら急いではおりませんのでお手隙の際にでも
お応えを賜れましたら有難き幸せにございますわ。
国王陛下及び王妃陛下、コンセールカリヨンと
眩い音楽の才能達に栄光あれ。


[再度カーテシー]
(-14) 桃胡椒 2020/09/19(Sat) 23:33:12

【独】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

メイレンさんの拾い方うまいな
解釈の幅が出ないように言葉通りに受けておくのか、
困ったら見習おう。
(-13) Yuma_K 2020/09/19(Sat) 23:33:29
平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。
(a8) 桃胡椒 2020/09/19(Sat) 23:34:34

【秘】 平台の宮廷楽士 メイレン → 心配性の王妃 ミュシカ

/*
先の秘話にございますが、
私の言葉足らずな部分がございましたので
追記のご報告に参りましたわ。


★1つ目の問いに関してですが、
王妃様お生まれの年を宮廷楽士召し上げの時期にしますと
秋のコンペそのものが開催されていない可能性を考慮し
このような問いに相成りました。

★2つ目は王妃様(村建て様)の想定が
「毎年開催のコンペが始まったのは王妃様御即位後から」の
場合、王妃様(村建て様)のご意志にそぐわぬ方向で
確定描写を入れてしまう可能性がございましたので
このような形でお尋ねいたしました。


大変長文で申し訳ございませんわ、
臣下からの上申にお目通しいただき誠にありがとうございます。
(-15) 桃胡椒 2020/09/19(Sat) 23:58:53

【独】 平台の宮廷楽士 メイレン

/*
陛下と殿下がごっちゃになっておりましたわ……(突っ伏し)
村建て様は飛び入りの受け入れ、誠にありがとうございます。
他の皆様のロルが大変素敵で眼福にございます。

私のロルが他の皆様と矛盾していないことを祈りつつ、
ウェールズ様への回想など練って参りましょうか。
私既にノープランですわ()
(-16) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 0:04:35

【秘】 心配性の王妃 ミュシカ → 平台の宮廷楽士 メイレン

/* ふふ、よくぞおいでなさいました。

わたくしでよければ、お答えいたしましょう。
我が国における宮廷楽士とは、
本来国王陛下直々の御勅命により与えられる役職です。
故に、このコンペ以外でも御勅命を賜る機会があれば、
どなたでも、なり得るでしょう。

わたくしが生まれるよりもずっと前から、
この国ではこのコンペが行われておりました。
わたくしの夫である現国王陛下の代より、
わたくしの誕生日がこの時期であることを理由として、
誕生日を祝ってくださる中で、コンペを、という
取り計らいをしてくださっているのです。

わたくしは、質素なもので良いと婚約のときから言っていたのですけれどね


いけませんね、折角祝っていただいているのに。

[ふふっと笑ってみせ]

わたくしの生まれ年、となりますと…
もう20年ほど楽士として宮廷にいらっしゃるのですね。
わたくしの王妃即位は3年程前になりますもの。

また何か、聞きたいことがあったら、
遠慮なくおっしゃって?
おひとつおひとつ、とっても心のこもった質問ですもの。
わたくしも、嬉しく思います。
*
(-17) 七瀬杏 2020/09/20(Sun) 0:07:38

【独】 平台の宮廷楽士 メイレン

/*
王妃陛下、とてもノリがよろしいお方だわ!(歓喜)
(-18) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 0:15:07

【秘】 平台の宮廷楽士 メイレン → 心配性の王妃 ミュシカ

/*
まあ、まあ!王妃様!
私のような者に雷鳴の如き迅速なお言葉と
御温情賜りますこと、私心より忠誠いたしますわ!

なるほど、本来は国王陛下直々の御勅命により
与えられる役職であり御勅命を賜る機会さえあれば
どなたでもなり得るのでございますね。
大変理解いたしました、ご説明誠にありがとうございます。

ふふふ、殿方には好いた方を喜ばせたい一心で
張り切ってしまう方もいらっしゃいますから


[王妃陛下につられ、こちらも微笑みながら]

ええ、そういうことになるかと存じます。
王妃様の生まれ年ということでございましたら。
御即位あそばされてから時が経とうとも
国王陛下のご寵愛は全く変わらぬようでございますね?

[ふふふ、と微笑ましいものを眺めるかのように
柔らかく微笑んで]
(-19) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 0:36:51

【秘】 平台の宮廷楽士 メイレン → 心配性の王妃 ミュシカ

/*
深夜の拝謁及び臣下の上申に
細やかなご配慮、誠に御礼申し上げます。
王妃様のお言葉は表でお伝えしても大丈夫でございましょうか?
(ロル及びト書きにそのような描写を入れてもよろしいのでしょうか?)

早速追加するような形で
新たにお尋ねして大変申し訳ございません。
王妃陛下の御心遣いと御温情に
厚く御礼申し上げますと共に、後々何かございましたら
また上申と拝謁をお願い申し上げるかもしれません。

こちらもお優しい王妃陛下への拝謁及び
温かなお言葉に臣下として、国の者として
大変誇らしい限りでございます。

[敬意を込めてカーテシーを]*
(-20) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 0:37:14
平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。
(a9) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 0:38:56

【独】 平台の宮廷楽士 メイレン

/*
貴族言葉おかしい?
お嬢様言葉がおかしい?

気にしたら負けでございますわよ(きっぱり)
(-21) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 0:40:37

【独】 平台の宮廷楽士 メイレン

/*
(全体交流系の)RP村は不慣れですので
こちらで勉強したく。

コアタイムに不安はありますが
そんなことを言ってたらいつまでも経験出来ませんものね。

あと>>28で宮廷楽士の証とした腕章ですけど
ピンバッジでも良い気がいたしましたわ。
ただ楽器の種類によってはピンバッジやブローチって
非常に邪魔なのですわよね……。

なので悩んだ挙句細めの腕章にしたという裏話が。
何ならアームバンドにしても良かったかしら。
(-22) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 1:48:01

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ ……エリクソンたち6人組の、
 この音楽祭への参加には、
 当然ながら、色々と障壁があった。


 ――『この国にも新しい音楽シーンの風を
       取り入れたい。』


 そう言ったのは、
 コンセールカリヨン出身のメンバー・
 ディミトリエの知己で、
 現在は楽譜出版社の編集長をしている
 元コンバス奏者、セルジュ・バローという男だ。

 元々ディミトリエとバローは、コンバスの
 宮廷楽士養成所の友人だった。
 ディミトリエが途中で電子四弦に傾倒すると、
 バローも彼の影響を受け、
 電子四弦、それから電子楽器全般への造詣を
 深めるようになったようだ。

 ディミトリエが養成所を辞めてエリクソンの国に
 来てからも交友が続き、
 6人の楽曲を積極的に売り込んでくれたりと、
 高く評価してくれている。 ]
(36) Yuma_K 2020/09/20(Sun) 2:01:07

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ このたびの音楽祭出場も、彼の勧めに
 よるものだった。
 
 国内や周辺国では、エリクソン達6人組は
 すでに確固たる地位を築いて久しい。

 だから次に狙いを定めるのは、
 『音楽の止まぬ国』と名高いコンセールカリヨン
 における登竜門の最高峰、音楽祭というわけだ。


 野心家のフロントマン・ダンテはじめ、
 メンバー全員、この大きな目標に勇み立った。


 むろん、単なる知り合いの口利きで
 ほいほいと参加が許される類の安いコンペではない。
 分野の違いもさることながら、
 先方は格調高い王宮の一大行事、
 此方は悩める青少年達の心の拠り所。
 

 まずは丁重な手紙と地道な書類作りを…
 と考えていたところに。]
(37) Yuma_K 2020/09/20(Sun) 2:01:49

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ 唐突に、出演依頼が来たのであった。

 なんでも、王族の一人である17歳の王子が、
 6人組の楽曲を大いに気に入っているようで。

 これにはメンバー全員が呆気にとられてしまった。
 たしかに数年に一度、
 奇特な王族の気まぐれで、
 異色の音楽家が招聘されることもあるとは
 聞いていたが……。

 (…王宮生活のどこに、
  俺らの楽曲に触れる機会があったんだ?)]
(38) Yuma_K 2020/09/20(Sun) 2:03:15

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ 音楽祭への出演が決まるや否や、
 自国の各新聞社は大々的にこれを報道した。
 雑誌などの評論の中には、

 『コンセールカリヨンの格式高い式典の
  名に乗っかるのか』
 『売名行為』

 など、悪しざまに揶揄する声も散見された。


 しかしそんな評価はどうでもいい。
 本当の評価は、これから、
 コンセールカリヨンの国民たちや
 審査員の目によってなされるだろうから。 ]


宮廷楽士になる気はさらさらない。
ディミトリエだって、宮廷楽士への道をあえて外れて
この分野で戦うことを決めたんだ。

俺たちはアウェイのこの国で評価をかっさらい、
世界進出への切符を手にする。*
(39) Yuma_K 2020/09/20(Sun) 2:05:10
鋼鉄の六弦奏者 エリクソンは、メモを貼った。
(a10) Yuma_K 2020/09/20(Sun) 2:18:01

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[それにしても、私が宮廷楽士となってから
月日が経つのは想像以上に早いこと……
あれからもう20年近くも経ちますのね。


私が宮廷楽士となったのは王妃陛下がお生まれになった年。
王妃陛下のお歳は私が宮廷楽士として
お務めしてきた年でもあるのです。


コンペそのものは王妃陛下御生誕前から開催されており、
ただでさえ国王陛下拝謁の機会すら滅多に与えられない
南部の一男爵家の娘に過ぎなかった私にとって
宮廷楽士となれる絶好の機会でございました。>>29


妹達は次々に嫁ぎ、年の離れた弟は
美しくも優しい婚約者に恵まれ
私は地方貴族子女のピアノ講師としての傍、腕を磨き
コンペに出場するための資金を細々と溜め続ける生活。]
(40) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 5:10:28

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[初めてコンペに挑戦したのは12の頃。
国に広く知れ渡る伝統曲を演奏した結果、私は3位。
そして当時の平台奏者から特別賞をいただいたものの
最優秀者に選ばれはしませんでした。


それがとても悔しくて、
毎日死に物狂いに練習しては
ピアノ講師やら持ち運び可能な小型自鳴琴用の
楽譜起こし、メニュレーで作られる拍節器の収入など
細々と出場の資金を貯め、コンペに挑戦する日々。


行き遅れと言われようとも、私は女として生きるより
奏者として、平台奏者としてその生を歩みたかったのです。]
(41) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 5:10:48

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[その努力が認められ、最優秀者に選ばれたのは
私が30になるかならないかの頃。
割れんばかりの拍手と当時の宮廷楽長様から
直々に権利のお言葉を戴いたことは今でも忘れられません。


そして10年前に審査員としての末席を賜り、
私は宮廷楽士の中でも古株と言っても
最早過言ではないのでしょう。]






(だからこそ、迷うこともあるわ)
(42) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 5:12:25

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[優れた才能を見つけたら、次に考えるのは



   「どのようなことを意識させれば輝くか」
   「どのような環境であれば一番輝くのか」

   「宮廷楽士になった際、環境により心身を壊し
    才能を摘み取る結果になりはしないか」
   「本当に宮廷楽士の道が奏者の幸福に繋がるか」




何せ自分の言葉や判断一つが
彼らの生涯を変えかねない。
だからこそ長期的に見て
奏者・聴衆共に幸せな道を探りたいのです。


宮廷楽士の地位のみを死に物狂いで求める者には
余計でしかない考えなのかもしれませんが……。]*
(43) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 5:13:57

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

─回想・新たな宮廷楽士との顔合わせ─



[新たな宮廷楽士が正式に任命された後、>>27
歓迎を兼ねた宮廷楽士達の顔合わせが行われた日。
宮廷楽長を筆頭に、務めの年数と楽士内の地位が上の順から
次々と簡潔に自己紹介をしていったのでございました。

コンペの最優秀者だったか、
国王陛下直々の御勅命なのか。
コンペの出身者であり10年前までに出場したのであれば
審査員席の中に私が居たと気付けたことでしょう。]



  平台奏者、メニュレー男爵が長女
  メイレン・シュレグマーと申します。



[優雅にカーテシーをして、相手の瞳を見遣ったのち
次の楽士の紹介へと手番を回したのちは
楽長より歓迎の旨を伝えるお言葉と宮廷楽士の仕事の概要、
これからの全体スケジュールについて。>>28]
(44) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 5:14:49

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  宮廷関連で覚えた方が良い
  マナー等につきましては希望すれば
  いつでもレッスンを受講出来ますので
  自信が無ければ考慮しておいた方がよろしいでしょう。


[宮廷楽士は陛下を始め王族の方々や上位貴族の方々と
否応無しに関わらざるを得ない時もあります。
時には隣国を始め他国の王侯貴族の前で
演奏する機会なども十分有りうるのですから。>>0]


  音楽に関する諸処の申告は
  こちらの上申書に申告する決まりです。
  その他必要事項はこちらの宮廷楽士に支給されます
  手帳をご覧になってくださいませ。


[他の若き宮廷楽士が差し出すのは
控えめな銀の革張りに国の紋章が施された小さな手帳。
分厚めの頁は同色の革張りバンドで括られていて
宮廷楽士に必要なことは全てこの中に記されております。

様々な事情で宮廷楽士の地位を返上する場合は
直ちに返還しなければならない門外不出の品です。]
(45) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 5:15:10

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[何せコンペや陛下直々の御勅命などにより
貴賎問わずの人間が召し上げられる職です。
中には宮廷に関する知識が皆無の者もおりましょう。


勿論そう言った関わりをうまく避けて処世を渡る者も
また一定数存在はするのですが。



そのような者達が困らないよう、始めの項目には
宮廷楽士の特権と仕事について書かれた後
覚えた方が良い最低限のマナー等が
図説と合わせながら分かりやすく書かれております。]
(46) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 5:16:24

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[その他には申請関連やその他注意点。
基礎トレーニングや体幹などの鍛え方、
腱鞘炎など各々の楽器・声楽分野に応じてのトラブル対応法。

果ては地方遠征に赴いた際
環境や寝具の影響で眠れない時の快眠法に
誰かに絡まれた時の対処法や簡単な護身術まで

それはそれは多彩な情報が詰め込まれていたのでありました。]
(47) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 5:16:41

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  以上で説明を終了いたしますわ。
  何かご不明な点はございますか?


[不明な点があれば、他の者も交えながら
一つ一つ丁寧に答えたことでしょう。
無ければ頷き「長い時間大変お疲れ様でした」と
その労を労ったことでしょう。]


  環境と周囲の人間が
  一人の才能を押し潰してしまうなど
  決してあってはならぬことです。


     覚えておいてください。
     貴方様がどのような生まれであって、
     どのような人生を歩んでいたとしても。
     貴方様はこの国の宮廷楽士。


  音楽を志す者にとって一つの終着点で有り、
  新たな出発点でもあるのです。
(48) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 5:17:50

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[そう言い切ると、毅然とした面持ちで
新たな宮廷楽士へいつになく真剣に語ります。]



  誇りなさい、貴方様が歩んだ道のりを。
  天性の才能であれ努力による結果であれ
  貴方様が積み上げてきたものは全て無駄ではありません。


  思わぬところで
  大いに自分を助けてくれることもあるでしょう。


  この国は確かに貴方様を見つけ、そして選んだ。
  宮廷楽士の肩書きに甘えず己の音と道を追求するように。
  それは己の在り方にも通じます。
  “奏者たる者、常に求道者であれ”
……ですわ。



[一変してにこりと微笑み、言葉を終えれば
案内役の楽士が用意された練習用の楽屋兼
研究部屋へと案内してくれることでしょう。

防音加工が施された広々とした部屋を、
ある程度の改装も許されるこの部屋を
どう使うかは各々次第ではございますが。]**
(49) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 5:19:49

【独】 平台の宮廷楽士 メイレン

/*
私悪役令嬢みたいですわー(棒)
(-23) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 5:20:45

【秘】 平台の宮廷楽士 メイレン → 宮廷楽士 ウェールズ

[件の手帳とカバーの間にあるやや不自然な隙間。
革のカバーを外せばそこには数枚のメモ用紙がございます。

バラバラの筆跡と口調が入り混じったそれには]
(-24) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 5:23:49

【秘】 平台の宮廷楽士 メイレン → 宮廷楽士 ウェールズ

 『廊下での練習は敬語のタンギー爺さんが
  居ない時だけひっそりと。
  見つかったら即逃げなさい、
  脇目も振らずに逃げなさい、似顔絵はこれ』
(-25) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 5:24:19

【秘】 平台の宮廷楽士 メイレン → 宮廷楽士 ウェールズ


 『メニュレー男爵令嬢が目を輝かせて
  才能に関する話を熱く語り出したら
  そっと話の矛先を逸らすか上手くして席を立つこと。
  逃げ遅れると最長2時間は聞かせられるので要注意』
(-26) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 5:24:41

【秘】 平台の宮廷楽士 メイレン → 宮廷楽士 ウェールズ


 『真夜中にお腹が空いても諦めないで。

  西廊下脇にある厨房の裏口には宮廷に務める方々の
  深夜のお夜食に対応出来るよう夜勤当番がいるの。
  彼らに頼めば作ってくれるわ。
  リクエストまでは聞いてくれないけどね!

  あと、
廊下の肖像画達が怖いけどそれは必死に耐えて!!』
(-27) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 5:25:16

【秘】 平台の宮廷楽士 メイレン → 宮廷楽士 ウェールズ





[などと、役に立つのかよく分からない情報が
びっしりと所狭しに書かれているだけなのですけどね。]**
(-28) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 5:25:43

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[完全なる余談。

宮廷楽士の習わしで新米宮廷楽士との顔合わせでは>>44
相手が如何なる身分であろうと宮廷楽士の仕事内容と
マナーレッスンに関する話は
必ず話すことになっております。>>45

平民や異国の民の重用も極普通に行われていること、
自分や相手がどんな身分であっても
相手への敬意と配慮は決して忘れることがないように、
音楽の道を極め行く者としての立場は皆平等と

様々な理由があるのですが
それはまた機会が御座いましたらお話しいたしましょう。]**
(50) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 6:00:12

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

─回想・ひょっとして?>>37>>38



  あら、王子殿下!
  少々お待ちくださいませ────私、

 『いやいやそのままで構いませんよ、
  宮廷楽士メニュレー男爵令嬢。
  どうか楽にしてください。』



[1年前、自身の音楽研究のため
ありとあらゆるジャンルや音源を集め
一つ一つの曲に耳を傾けていた丁度その時、>>34

折り悪くも王子殿下のノック音に気付かず
楽譜で溢れかえり、あちこちに音盤のケースが点在する
散らかりようにも程がある研究室へと
王子殿下の御入室を許してしまったのです。>>38]
(51) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 6:39:24

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  申し訳ございません、殿下。
  自国他国様々な分野の音楽と造形の研究で
  片付けるのを後回しにしてしまいまして……。


[どう考えてもこちらの失態であるのに王子殿下はご寛大で
お気になさらずと笑って近くの椅子へ腰掛けられました。

リジィ王子殿下はお名前を呼ばれるのが得意では無いので>>38
「王子殿下」といえば
宮廷ではリジィ殿下を指すようになりました。]



 『本当に様々な国や地域から取り寄せたんですね』


  ええ、中には他国へ留学や演奏に赴いた
  生徒に依頼し何とか取り寄せられたものもございますの。



[殿下は散らばった円盤のケースにご興味をお持ちのようで
幾つかをお手に取ると、まじまじと眺めておられました。]
(52) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 6:40:30

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

 『メニュレー男爵令嬢。
  宜しければ音盤の幾つかをお借りしても?』


  ええ、構いませんわ。殿下。
  幾らでもお持ちくださいまし。


[殿下は部屋に点在する音盤を
一つ一つご覧になったかと思うと
やがて4,5枚の小さな音盤を拾い上げて
「ありがとう」と御退室されたのでした。

……ファラリスの視線がやけに刺さりますわ、
ええ、ええ。私も反省しているのよファラリス?
だからその目をやめて?]
(53) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 6:42:06

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  ……殿下は?
  そう、もう大丈夫ね。



[殿下が研究室からお離れになったのを
ファラリスに確認させると]



 あぁあ〜〜〜〜〜〜〜!!!!

  いやぁあ〜〜〜っ!!緊張したわぁ〜〜〜〜!
  よりによってこんな散らかした時にぃ!!




[防音が効いた研究室で叫ぶ私はまだ知りません。
殿下がお選びになった音盤の
殆どは他国のものであるということを。
(何せ取り寄せた音盤全てを確認する前でしたから)


その中に6人組の国の音楽があり、
音盤経由で殿下が6人組の存在を知り>>36>>37>>38
彼らのうち2人を知る宮廷楽士養成所の教師を通じて
後に曲をお聞きになり、お気に召されたのだということを。>>38]
(54) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 6:44:18

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

─現在・宮廷 宴の場 壁際─



 (あっ……そういえば。
  殿下から音盤返していただけてないわ。)


[お忙しいでしょうから、いつでも良いのだけど
どうしてこういう宴の時に思い出すかしら?>>33>>34>>35

間接的に彼らが招聘されることとなった原因その1は>>4
まさか自分が切っ掛けの一部を担っていたとは微塵も知らぬまま
異国の6人組が呆気に取られたことも知らぬまま>>37>>38
彼らの思いも知らぬまま>>36>>37>>38>>39]
(55) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 6:44:51

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

 (他に殿下から返していただけてないもの、
  何かあったかしら……)



[などと
「殿下にお貸しした未返却物脳内チェックリスト」を
一つ一つ頭で辿りながら
ぼんやりと考え込んでいたのでございました。]**
(56) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 6:45:05
平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。
(a11) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 6:55:12

【独】 平台の宮廷楽士 メイレン

/*
あっ

>>38は王妃様の御子息という意味だったかしら……
王族の一人とぼかしてらっしゃるようだから
大丈夫だとは思うのですけど

何かしらの設定を邪魔してしまったのであれば
申し訳がございませんわ
(-29) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 7:00:50
平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。
(a12) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 7:12:47

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 彼が首を竦めて笑えば>>26、やはりどこか
  ふわりと空気が揺らいだような気がしました。

  演奏をするのだと言うその異国の人が、
  どのような音を生み出すのかはまるで見当も
  つきませんが、纏う風は確かに音を奏でるよう…


  示されるまま、確かにあまり見たことがない、
  不思議な形の上着に、パンツに、靴に、
  ちらと目をやりました。
  
   
うん、やっぱり不思議。
 ]


   嗤うなど、とんでもない。
   見慣れないお姿ですけれど、とてもよく、
   似合っていらっしゃいますし。


[ そのアシンメトリーでは片方だけ寒くない?
  なぁんて、聞けないけれど。 ]
 
(57) yukiyukiyuki 2020/09/20(Sun) 7:45:22

【人】 教会住みの娘 エヴィ


   それに、伝統だけが音楽ではありませんもの。


[ ついそんな事がぽろりと転がり出れば、あ、
  と口を噤みます。
  慌てて、  ]


   貴方が信じて進まれる道に、
   神様は必ず寄り添って下さいますわ。
   
(
   
うそ。)


   人は皆、神の御下には平等ですから。
   
(うそばっかり。)



[ と付け足して。
  思い出したように、くす、と
  僅かな笑みも付け足して。 ]
 
(58) yukiyukiyuki 2020/09/20(Sun) 7:48:47

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ けれどそのあと続いた言葉>>26には、
  ぢり、と音を立てる胸の奥に気づいてしまうのです。

  あぁこの方もやはり音楽祭に
  参加されるのですね。  ]


   ……私は、


[ 参加出来たら、どんなに幸せだろう。
  
あいつの狂った庇護から抜け出して

  
心のままに、歌えたら。


  一時だけ、目を閉じて。
  重い瞼を懸命に持ち上げても、
  真っ直ぐな、その人の瞳は直視出来ないままに。 ]
 
(59) yukiyukiyuki 2020/09/20(Sun) 7:51:25

【人】 教会住みの娘 エヴィ


   …私は、そこの教会で寝起きする、
   ただの神の子です。
   神から賜った声で、歌で、人と競ったり、
   金銭を得たりすることは、許されないのです。


[ 初めて会った名も知らぬ異国の人に、
  何故こんなことを話してしまうのか、
  自分でもわからないまま。
  
  彼はどのような様子で居たのでしょうか、
  困らせた様子なら、慌てて謝るでしょう。
  そうでなくても、やはり小さく頭を下げます。 ]


   お時間を頂いて、ごめんなさい。
   貴方の音に、どうか良い未来が訪れますように。


[ 異国の音楽、聞いてみたいなぁ、なんて。
  あの人が聞いたら折檻間違い無しのことを思って。
  唇をぎゅうと引き締めて、ふわり笑って。
  また歩き出そうとしたでしょう。 ]*
 
(60) yukiyukiyuki 2020/09/20(Sun) 7:55:59

【独】 平台の宮廷楽士 メイレン

/*
エヴィ様のロルが素敵ですわー>>58>>59
お話してみたいですが、回想どうしましょう……?

お会いしたとしても「ケッ、苦労知らずのお貴族様が」と
嫌われてしまう可能性も大でしょうけど。
(-30) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 8:03:59

【独】 平台の宮廷楽士 メイレン

/*
当日コンペでお会い出来そうなのは
エリクソンさん・エヴィさん・ニコロさんかしら?

他の方々はどうしましょう、
接点持つのが難しそうだわ……。
メルーシュさんは>>12>>13お花の注文で
回想書けそうかしら

エヴィさんが暮らす地域に
お忍びで演奏依頼に訪れるのはアリかしらね?>>10>>11
(-31) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 8:11:39

【独】 平台の宮廷楽士 メイレン

/*
ティグレさんは他の楽士から話を聞いたとか
そういった絡みで行きましょうか。>>21>>22
ピアノに関しては調律師の方がメインですものね。
嗚呼でも、脚やペダル・塗装面ではどうかしら?

ヨシュアさんは>>23>>24従者ですから
男性貴族にお仕えする方ですわね。
うーん、どう関わればよろしいでしょう
(-32) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 8:12:39

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

─回想・2年前 路地─


  
  ────あら?


[あれは春のこと、伯爵家に嫁いだ
3番目の妹の元へ会いに行くためのお忍び道中。>>40
その途中で訪れた先に細い路地を見つけた。>>12

少し離れたところにある賑やかな通りの雰囲気は
一変して静寂を感じさせる場所だったわ。]



  ねえ、ファリー。
  この路地……少し歩いてみない?



[お忍び中なのでメイドのファラリスはファリー、
私はメイと互いに呼び合って>>33
道中色々と巡っておりましたの。

最初はファラリスが何かあったら危ないと言ったものの
午後になる直前でまだ十分日は高いこと、
あの手帳>>47に加え護身術は十分に学んでいることから
私達は細い路地へと足を運び入れて、何があるか探してみたの。]
(61) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 10:58:59

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[路地を歩いて行くと、
目を引いたのは一軒の花屋。>>12
まるで一目からひっそりと隠れるかのように
そこへ佇む花屋へ気付けば足は自然と伸びていた。]


  ごめんくださいましー。


[周辺地域のおばちゃまの振りをして
そっとお店に入ろうとしたのだけど
40代と50代の婦人達が名前を呼び合いながら
入る姿はおばちゃまらしく、ちゃんと演技出来てたかしら?

薄い赤紫の長袖ワンピースを纏い
細い金縁の伊達眼鏡を付けた私と
ベージュのパンツスーツを纏ったファラリス。

私はいつもの髪型で髪色が白髪の鬘を、
ファラリスはいつも纏めている髪を
ポニーテールに結って
ベージュのフラットヒールパンプスを履いた
そんな状態だったわ。]
(62) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 10:59:20

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  まあ!


[お店に近づき、まず驚いたのは
花を始めとする植物達の様子が
他と違い生き生きとしてるかのように見えたこと。>>12
まるで愛情をたっぷり受けて育ったみたい。]


  あなたお店の方?
  此処のお花達とても幸せそうなのね!


[生命力あふれる輝かしさをどう表現したらいいか
一寸迷って、出た言葉がこれだったのよ。]
(63) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 10:59:38

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  ねえ、少しこのお花達を
  見て回っても良いかしら?


[そう言って店の方と思われる方にお声を掛け>>12
許可を貰えたらゆっくりと、しかし弾むような足取りで
店先のお花達を眺めていったの。]


 (いい、いい────素敵だわ!)


[よく観察すれば、蝋のように艶々した葉もあれば
艶消しの加工を施したかのように
光沢が抑えられた葉も見つけられた。

お水をやった後なのか、白いマーガレットの花弁に
磨かれた水晶玉のように透明の露達には
花々の赤や黄色、橙に桃色がまるでモザイク絵画のように
点々と映し出されていて、そこに一種の趣を感じたの。]
(64) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 10:59:57

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[嗚呼、この景色を見ているだけで
新たな旋律が浮かび上がってきそう!
でも、その次に思い浮かんだのは……妹の顔。>>40]


  ねえ、あなた。
  誕生日祝いに向いた小さな花束は作れる?
  大きくなくていいの、
  ほっそりと小振りな感じで──出来る?

  出来れば橙と黄色の配色で
  選ぶ花は専門家であるあなたにお任せするわ。
 「楽器のことは楽器屋に聞け」って言うでしょう?


[この国の諺で何事に於いても、
その道の専門家に任せなさいという意味を持つ言葉。]
(65) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 11:00:16

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  嫁いだ妹の誕生日がもうすぐなんだけど、
  今年こそ当日にお祝い出来る!と思ったら
  ひょんなことから行けなくなっちゃって。


[そう、本来であれば他国の王族の方が来て
歓迎式典が今日行われていたはずなのだけど
相手国の異常気象で日程に遅れが生じ、
式典が妹の誕生日当日に被ってしまった。>>40]


  妹とは長年会えてないし、私ももう歳だもの。
  体が動くうちに会いに行こうと思って
  今日は外に出てみたの。
(66) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 11:00:58

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  ふふふ、ごめんなさいね。
  おばあちゃんの長話聞かせちゃって。
  お店の方もご予定とかあるでしょう?
  だから、難しければ無理して作らなくても大丈夫よ。


[無茶振りをしてる自覚は十分あったから
無理だと言われれば笑って礼を告げ、
お店を後にしてまたいつか此処に来ようと考えながら
にっこり穏やかに笑って相手にそう告げた。]**
(67) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 11:01:12
平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。
(a13) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 11:06:14

【独】 平台の宮廷楽士 メイレン

/*
>>49
自画自賛にはなりますが
「この国は確かに貴方様を見つけ、そして選んだ。」
このフレーズ、なかなか気に入りましたわ。

陛下の御勅命であろうとコンペの最優秀者であろうと
国が選んだことに間違いはございませんから。

余談でございますが、私のRPテーマは
「才能厨のおばあちゃん」ですの
(-33) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 11:23:27

【人】 教会住みの娘 エヴィ


  *

[ 音楽祭に出てみたいと、初めてお願いしたのは
  いつのことだったのでしょうか。

  あの日、教会を訪れた、宮廷楽士の方々。
  何の御用でいらしたのか、男性か女性か、
  何人だったか、それすら覚えてはいないけれど

  王国の紋章、銀の中央に線が引かれた布の
  腕章>>28 は今までに見たどんな物よりも眩しく
  私の目を焼いたのでした。


  音楽祭の話をされていたようでした。
  私は決して視線を上げることを許されては
  いませんでしたから、そっと花瓶の水を
  替えるふりをして、耳をそば立てていました。 ]
 
(68) yukiyukiyuki 2020/09/20(Sun) 11:43:10

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 皆様がお帰りになった後、私も、
  あのような素晴らしい皆様の前で、
  一度で良いから歌ってみたいと、

  勇気を振り絞って懇願したけれど、
  やはり髪の毛ほどの期待をしたのが馬鹿馬鹿しい
  と言うほどに、返ってきたのはいつもより
  少し激しくなった暴力で。


  開かれた世界などに目を奪われず、
  ただここで歌っていれば良いのだ、と
  投げられる言葉は、いつも街の人たちに
  教えを説く時となんら変わらない、
  静かに穏やかに凛と響く声。

  嗤いながら、その人は、
神父様は

  手にした司祭杖で、分厚い聖書で、
  祭服の裾を翻しその靴で、それは楽しそうに
  私を嬲るのでした。 ]
 
(69) yukiyukiyuki 2020/09/20(Sun) 11:45:11

【人】 教会住みの娘 エヴィ


   
神様など、居ないのですよ。

   
祈れば願いを聞き届けてくださるような、

   
そんな人はどこにも。



[ そう思いながら、けれど私は今日もまた
  神を讃える歌を歌うのです。 ]


   
驚くべき恵み なんと甘美な響きよ

   
私のように悲惨な者を救って下さった。

   
かつては迷ったが、今は見つけられ、

   
かつては盲目であったが、今は見える。
 *
 
(70) yukiyukiyuki 2020/09/20(Sun) 11:48:18

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

─回想・教会─



[あれはいつ頃のことか、定かではございませんが……
私の記憶が正しければ3年程前でしょうか?>>68


   私は国と宮廷楽長の命により、オルガン奏者と
   パイプオルガン奏者……バイオリン奏者に
   ビオラ、コントラバスの奏者……歌劇歌手……


合計紳士7名淑女3名の宮廷楽士団として
神へ音楽を捧げる巡業のため
国中を何箇所も回っていた時のことでした。]
(71) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 13:19:54

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[一箇所巡り、また一箇所巡っては
次の場所へと旅立つ巡業の日々。>>68
最後に巡った場所がと或る町外れの
小さな教会でございました。>>9



   宮廷音楽長は国の命により、国内を巡業して
   神へ音楽を捧げている旨と国書を広げて>>68
   この教会にも通達が行ってるはずだということ。



教会で音楽を捧げさせて貰えないかという話を
神父様に交渉を持ちかけたのでありました。>>69


当時御年30だったはずの宮廷楽長が若いながらも
冷静に理路整然とお話しされていたことは
朧げながらに覚えております。]
(72) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 13:20:31

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[やがて話は移り、音楽祭の話となった時>>68
私の目には花瓶の水を変えようとした(しているように見えた)
一人の少女と思しき存在を見つけました。]


 (お手伝いをしているのね、偉いわ)


[そう思い、相手へ微笑み掛けたのですが>>68
視線を上げることを許されてないと知らない私は
花瓶の水を替えるのに集中しているのだと
勘違いしたまま、
神父様
とお話を進めたのです。]
(73) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 13:20:57

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  申し遅れました。
  私、平台奏者でメニュレー男爵が長女
  メイレン・シュレグマーと申します。


[
神父様
に向かって自己紹介し、
軽くカーテシーをお披露目して
私は本題へと切り出しました。]


  実は私、毎年秋に開催されますコンペで
  宮廷楽士様同様……末席ではございますが、
  審査員のお役目を与えられておりますの。

  この巡業にはもう一つの目的がございまして
  それは「音楽の才能を持つ者を探し出す」
  ことにございます。
(74) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 13:21:24

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  この国では神父様も恐らくご存知の通り
  音楽を愛する者が多く、
  音楽により才覚を現したいという者が
  数多く存在いたします。


[嗚呼、いつものように才能のこととなると
心が滾ってしまいそうになるのを何とか抑え、
数度深呼吸をして
神父様
の方へ顔を向けたのでありました。]


  ですが、私達は同時に音楽に才ある者を見つけ出し
  望むのであれば適切な環境と教育を与え、
  その才能を伸ばし育てたいという願いがあるのです。
(75) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 13:21:52

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  老若男女貴賎関係無く
  世に出ていない才能を
  数多く見つけ出したいのは山々なのですが、

  私達が自力で才ある者を探し出すのにも
  限界はございます。 


[無意識に宮廷楽士の腕章に手をやり>>28
引きちぎれそうなほどに強く掴んで、

神父様
に頭を下げて]
(76) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 13:22:37

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  神父様、貴方様がご存知の方々や
  近隣に住まう方々など……
  その中で音楽の才に秀でた者を
  どなたかご存知ではありませんか?

  歌でも、楽器でも作曲でも何でも構いません。
 「この人こそは!」というお心当たりがございましたら
  些細なことでも構いませんわ。
  私達には情報が必要なのです。



[そう、宮廷及び国内や国外を巡っても
才ある人々を見つけ出すには限界があり、
当時こうして現地に住まう方に聞き込んで
地道に情報を集めていたのでございました。


 ────あの時、私達はどんな答えを得られたのでしょうか。]
(77) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 13:23:27

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

 
(78) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 13:23:45

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[もし当時……いや、もしかすれば今でさえも。
私達が引き上げた後に起きたことを知ったのであれば>>69

  私はおろか宮廷楽長も、その場に同行した楽士達も
  ────絶対に後悔したことでしょう!!




  私達の前で一度でいいから歌ってみたいと。>>69
  勇気を振り絞って懇願した少女と思しき娘に、
  私達がお話ししていたかの
神父様

  神に仕えるための道具達で、足で、
  街の者達に教えを説く時と同じような声で



その願いを踏み躙り、嬲っていたのだと知ったなら!!>>69]
(79) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 13:25:27

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[それはまさしく、私が何より嫌う


  「環境と周囲の人間が
   一人の才能を押しつぶす」



ことそのものだと
憤ること間違いなしの出来事です!!

決してあってはならない、
引き起こしてはならないと考えた────>>48]

(80) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 13:26:07

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

 
(81) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 13:26:26

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[私はまだ気付いておりません。


才能が潰されることを何よりも嫌い、>>48
才能を見つけ出すことを何よりも喜びとし>>29>>30
才能が一番輝く環境や瞬間を見出すことに悩みつつも
長期的にみて最善の方法を考えたいと願う私が>>43


あの日、私達が見つけられなかったせいで。
少女が今でも神を讃える歌を歌いながらも、
内心でその言葉を、この世界を諦めるかのような
そんな思いを抱き歌っているかもしれないことを。>9>>70


それでも、心のままに歌えたらと
まるで諦めきれないかのような……
もし私がその内心を覗けたのであればそう感じそうな、
そんな彼女の心も知らないままに>>59]
(82) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 13:26:44

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[その後、宮廷に戻った宮廷楽長は
引き続き地道に地方の貴族達やご自身の人脈、


   弟子や調査員等を派遣して
   才ある者の情報を各地から片っ端に集め


私もお忍びで街や地方を巡りながら
時折情報を引き出してはおりましたが
その結果は──今、実っているかと問われれば…………]**
(83) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 13:27:57

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[それは



    なんという



           皮肉




                 なのでしょう……]**
(84) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 13:30:20
平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。
(a14) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 13:38:50

【独】 平台の宮廷楽士 メイレン

/*
メイレン(PC)にはぐっさり刺さっておりますが、
PLは皮肉展開にちょっと興奮しておりますわ()
エヴィさん>>68>>69>>70前振りありがとう存じます!


……RP村がかなーり久しぶりのリハビリ人間なので
エヴィ様のNGである過度確定をやらかしてないか
非常ーーーーーに心配ではございますが……


始まる前に確定避けの方法再度探すといたしましょうか(白目)
(-34) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 13:43:15

【独】 平台の宮廷楽士 メイレン

/*
──ええい、このままでは本当出発時刻に遅れますわ!!
私のロルが多すぎて、1発言の方や発言数1桁の方が
ログに溺れないか真面目に心配ですわね……

これでもロルは減らそうと努力しているのですが
あの、その、該当者の皆様大変申し訳ございませんわ
(-35) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 13:49:40
平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。
(a15) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 14:01:02

平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。
(a16) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 14:32:35

【独】 教会住みの娘 エヴィ

/*
プロで号泣しています
(-36) yukiyukiyuki 2020/09/20(Sun) 14:42:48

【人】 従者 ヨシュア


[ 音を楽しむのを避けた結果。
  というわけではないと、己は思っているのだが。

  再び歩みを進める足は、
  楽器や歌声が響く大通りから、少し離れた細い路地へ。

  途中、店頭を飾る花々の
  香しい生花の匂いが鼻腔を擽れば、
  頭をゆっくりと店先へ向ける。>>12 ]
 
(85) 希 2020/09/20(Sun) 15:24:56

【人】 従者 ヨシュア



  失礼、メルーシュ嬢。
  花束を一つ、頂けますか?  


[ 口元に笑みを浮かべて、近付く。
  
  花屋の軒先に立つ女主人。
  彼女こそが花であるとの声も少なくはない。

  実際の齢を知らぬので、
  彼女に向ける敬称は正しくはなかったかもしれない。
  それでも、拒まれなければ、これが常の呼び方で。 ]
 
(86) 希 2020/09/20(Sun) 15:25:44

【人】 従者 ヨシュア


[ 花束の贈り主は、仕える屋敷の御令嬢だ。

  今の主人の元へ来たのは、
  成人するよりはるかに前のこと。
  よって、幼少の頃から見知った顔である故に
  一介の従者よりは、若干親しい距離にいる令嬢とは
  時折、個人的なやり取りも交わす。

  しかし本日は最優先すべき、主人の使いのため。
  楽器の調整の道具を買いに行くという、
  彼女との約束を反故にしてしまった。
  つまり、この花は親愛なるお嬢様のご機嫌取り。

  …… と、言ったこちらの事情に関しては、
  花屋を訪れ主人と言葉を交わすのが初めてでなければ
  おそらくは容易に想像できること。 ]*
   
(87) 希 2020/09/20(Sun) 15:30:41
旅のヴァイオリン弾き ニコロは、メモを貼った。
(a17) 774 2020/09/20(Sun) 17:07:49

旅のヴァイオリン弾き ニコロは、メモを貼った。
(a18) 774 2020/09/20(Sun) 17:09:01

【人】 旅のヴァイオリン弾き ニコロ

 - メインストリート -

[ ニコロはメインストリートの一つにあるカフェに入った

 カランッ カラン 

  そこには楽しそうに、一つに結んだ栗色の髪を揺らしながら
  働く可愛らしい20代ほどの女性がいた ]

1名様ですか?


[ 扉のについていたドアベルに気づいた女性はニコロに
  そうたずねた。
  ニコロは優しく微笑みながらうなづくと、少し目深に
  かぶっていた帽子をとった。

  女性はニコロのその容姿をみて頬を少し赤らめた ]

こ、こちらへどうぞ…
(88) 774 2020/09/20(Sun) 17:25:20

【人】 旅のヴァイオリン弾き ニコロ

[ ニコロはメインストリートを眺めることのできる
  窓側の2人がけの席に案内された。

  賑やかな音楽はカフェの中にも聞こえてくる 

  ニコロはメニューの中の本日のおすすめケーキセット
  を注文することにした。

  ニコロがメニューを置いたのに気がついた女性は

   「お、決まりになりましたか?」

  と、緊張気味に声をかけた。]

  ええ。この本日のおすすめのケーキセットを
  一つお願いします

   「か、かしこまりました。
    あっ、お客様も今回のコンペに
    参加されるのですか?」

[ ニコロの左足元に置いてあるヴァイオリンケースに
  気づいた女性はそうたづねた ]

 
(89) 774 2020/09/20(Sun) 17:49:54

【人】 旅のヴァイオリン弾き ニコロ

  ああ、私は違うんですよ。
  私はコンペに出れるような大した腕はなくて…

[ そう言い、長く美しい指で
  足元のヴァイオリンケースの傷を撫でながら ]

  私は旅をしながらヴァイオリンを弾いて
  曲を作っているのですが、今回コンペが
  あるとのことで何か
  インスピレーションが湧いて新しい曲と
  出会えるのではないかと思いまして

[ そう言うと優しく微笑みながら 

  もし、新しい曲ができたら聞いてやってください

  と女性に言った。 ]

   「は、はい!ぜひ!」

[ 女性はそう言って逃げるように厨房に向かっていった。
  
  ニコロはそれを楽しそうに笑って見送った。 ]

まずは一人。

新しい出会いでも待ちましょうか…


[ ニコロは窓の外を眺めながらケーキセットを待っていた ]*
(90) 774 2020/09/20(Sun) 17:56:02
旅のヴァイオリン弾き ニコロは、メモを貼った。
(a19) 774 2020/09/20(Sun) 17:56:34

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

―橋の上で 娘と別れて―



[ この街ではかなり奇異に映るであろう
  エリクソンの格好を見ても、
  その娘は笑みを湛えたまま。>>57

  彼女の笑顔がまことのものか、
  正体の掴めない訝しさはあるものの。 ]
 

 ――それに、伝統だけが音楽では
     ありませんもの。


[ 続けて投げかけられたその言葉には
  真っ直ぐな感情が込められているようで。
  この国に来てからやや捻ねた感情を
  持て余していた彼の心にも、
  すっと沁み込んでくるのだった。

  しかし彼女に音楽祭のことを聞くと、>>26 ]
(91) Yuma_K 2020/09/20(Sun) 20:56:10

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ 蝋燭の灯火に水をかけたかのように、
  初めて、彼女の顔から笑みが消える。>>59
  何気ない問いのはずだった。
  こちらも思わず黙り込む。]


――神から賜った声で、歌で、人と競ったり、
   金銭を得たりすることは、許されないのです。


[ 彼女はそう言った。
 
(――ウソだ。)

  ふいに思考が止まり、足下がグラつく。
  発せられた言葉は、柱時計の鐘の音のように
  脳内で反響し、まるで自分をこの場に縛り付ける
  ように覆い被さって… ]
  
(92) Yuma_K 2020/09/20(Sun) 21:03:14

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

  …
  ………
  …

[ その後、彼女が手短に別れの挨拶をして
  去るときも>>60
  エリクソンは暫くその場を動けずにいた。 
  が、すんでの所で我に返り、]


 
…音楽祭で、会おう。



[ ようやくその言葉だけ絞り出し、
  去りゆく彼女の背中に向けて放った。

  届いたかどうかは、分からない。 ]*
(93) Yuma_K 2020/09/20(Sun) 21:06:23

【独】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

<div class="cmd_bold">─テスト─</div>
(-37) Yuma_K 2020/09/20(Sun) 21:16:46
鋼鉄の六弦奏者 エリクソンは、メモを貼った。
(a20) Yuma_K 2020/09/20(Sun) 21:29:37

【人】 従者 ヨシュア



 ── 回想 ──



[ 以前、お嬢様の付き添いで教会を訪ねた時。

  聖歌隊の奏る荘厳な讃美の歌に、
  わずかに眉根を下げた後。
  膝を折り、手を組み、女神像に祈りを捧げる
  お嬢様を見守りながら。
  少し離れた場所で、ぐるり、視線を彷徨わせ。 ]


  失礼、神父様はいらっしゃいますか。
  私はハイアームズ家の者です。
  お嬢様がご挨拶をしたいと……。


[ それから、花瓶の水を替えていた娘を見とめれば、
  足音を響かせぬよう、距離を詰めた。

  自分は愛想のある顔付きではないし。
  教会に住む娘の中には、男性が苦手な者もいる。

  纏う雰囲気が、繊細や優雅さとは無縁なのを理解しつつ
  なるべく柔和な笑みを浮かべると。 
  娘の様子を伺いながら声をかけた。 ]*
   
(94) 希 2020/09/20(Sun) 21:34:41
従者 ヨシュアは、メモを貼った。
(a21) 希 2020/09/20(Sun) 21:37:11

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

―橋の上で、独り―


[ 娘が去ったのち。

  彼は暫くその場に立ち尽くし、
  胡乱な瞳で教会を一瞥する。

  しかしそれは、建物の形も、
  正面に掲げられているモチーフも、
  故郷のソレとは全くもって似ていない。

  過去を想起させるものなど、ここには無いのだ。


 ――『物心ついたときには、
        歌っておりました。』


  先ほどの彼女の返答を聞いて>>19
  どこか安堵している自分がいた。
  おかしな話だ。

  ざわつく心境をもてあまし、
  一体彼女の何が自分をそうさせたのかと…
  エリクソンは独り考えていた。 ]


コンペは明日、開幕か……。*
(95) Yuma_K 2020/09/20(Sun) 21:46:01

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 歩を進める私の背に触れる、言葉。>>93

  私の唐突な告白を聞いて尚そう掛けて
  くださる声は、なにか闊達としたものではない
  ように感じられ、あぁやはり困らせてしまった
  と、小さく眉根が寄りました。

  それでも私は振り返ることをせずに。
  先程と同じように、彼の未来が輝くようにと
  小さな祈りを口遊みながら。 ]
 
(96) yukiyukiyuki 2020/09/20(Sun) 22:36:46

【人】 教会住みの娘 エヴィ


    
音楽祭で、会おう。



[ 今振り返れば、きっと笑えない。 ]


    
音楽祭で、会えたら。



[ 目と鼻の奥が、じん、と熱くなることに、
  気付かないふりをすることに懸命だった私は、

  その人が、何を見ていたのか、
  何を思ってその場所に暫し立ち尽くしていたのか>>93
  彼の心にあるものを察することなど
  当然出来ないままでした。 ]*
 
(97) yukiyukiyuki 2020/09/20(Sun) 22:39:28

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 橋を渡ってしばらく行けば、そういえば
  普段の御使い事より少し遅くなったことを
  草木の影を見て知って。
  一瞬、ふと案じました。

  が、明日までしばらく神父様は教会に
  戻られないと言うことを思い出して、
  は、と吐息混じりの笑みを吐き出して。

  音楽祭の為に、才能ある者を探す為。>>77
  この次期神父様は彼方此方に出向いては、
  宮廷学士にふさわしい音の持ち主を探すのです。

  
見つけて来た者が、宮廷学士に選ばれた
  ことは一度もないですけど。
ざまぁみろ。
 ]
 
(98) yukiyukiyuki 2020/09/20(Sun) 23:04:10

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ ならば、お花屋さんに伺う予定を、少しだけ。
  音楽祭が行われる宮廷をせめて、
  一目だけでも見てみたい。

  豪華な王宮で紡がれる輝く音たちの、
  ほんの一筋でも漏れ出てきては
  風が私の耳に運んでくれるかもしれない。

  普段なら絶対に思わないそんなことが
  やけにクリアに頭を過ったのは、
  やはり先程の異国の方との出会いが為した
  ことなのでしょうか。

  ぎゅむ、と踵を返して、私は宮廷がある通りに
  足を向かわせました。  ]*
 
(99) yukiyukiyuki 2020/09/20(Sun) 23:07:39

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

―1年前・誰も知らない過去の話―



[ 
第三王子・リジィ
――いやこの国では
 王子殿下と呼ぶべきか――は、
 通っていた高等学校で、いっとき、
 あまり"上品ではない"友人とつるんでいたそうだ。


 その学校に通う生徒はみな王族・貴族出身で、
 上質な制服に身を包み、身のこなしも美しく、
 日々、礼儀礼節を重んじながら
 学問に励んでいた。……のだが。


 誰が最初に持ち込んだのか、一部の生徒の間で
 海外の電子弦琴・電子洋琴、
 それを使った4〜6人で構成される楽器編成、
 その楽曲などが異様にもてはやされたことがあった。

 リジィもその影響を受けた一人だったようだ。 ]
(100) Yuma_K 2020/09/20(Sun) 23:11:35

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ 格式高いコンセールカリヨンでは、さほど
 人気の出なかった電子弦琴は、
 現在も、国民の目に触れるほど流通してはいない。


 貴族の子でもなかなか手に入らないそれを、
 リジィは自費で輸入業者に命じて
 簡単に、電子六弦を取り寄せさせた。
 
 他にも、音盤に描かれているぼろぼろの服を
 仕立てさせたり、歌詞に書かれている
 "あまり上品ではない"ことになぜか憧れて、
 仲間達とつるんで真似しようとしたり。

 とにかく、なまじ王族という地位にいるだけあり、
 彼の影響のされ方は半端なものではなかったらしい。]
(101) Yuma_K 2020/09/20(Sun) 23:12:05

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ リジィの家族…とりわけ兄である第二王子レイズは、
 弟のそんな趣味に業を煮やし、

  
『こんな下品な雑音は音楽じゃない』


 と、電子六弦も、数々の音盤も全て捨ててしまった。


 輸入業者を動かす権利まで剥奪されたリジィは、
 しかし音楽をあきらめることはしなかった。


 あるときリジィは、
 とある物好きの宮廷楽士が、自らの知見を広めるために
 たびたび海外の音盤を大量に取り寄せている
 という噂を聞く。

 機会を見計らって偶然をよそおって
 彼女の部屋を訪ね、
 失った音盤のうち、わずかばかりのお気に入りを
 取り戻すことに成功したようだ。>>51>>52>>53 ]
(102) Yuma_K 2020/09/20(Sun) 23:13:20

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ ――つまるところ、
 リジィ王子殿下が6人組にはまり込んだのは、
 いわば定められた道だったようで。


 のちに宮廷楽士養成所とコネクションを持ち>>54
 編集長のバロー>>36とも知り合って
 めでたく電子六弦も手に入れるという、


 音楽への愛が深いのか、はたまた懲りないのか、
 とにかく行動力だけは人一倍の
 リジィなのであった。 ]
(103) Yuma_K 2020/09/20(Sun) 23:14:23
村の設定が変更されました。

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ もし万が一にも、どこかの平台奏者の
 男爵令嬢が、リジィがいまの音楽趣味に走った
 原因の一端を担っていることに責任を感じて
 いるのだとしたら、
 それは要らぬ心配である。
 (貸した音盤が返ってくるかは怪しいところだが。)
 >>55>>56


 …もっとも、常識や新旧に囚われずに
 "音楽"そのものを愛して止まぬと噂される、
 『大変人』>>30の彼女のことだ。


 リジィの兄上のような凝り固まった価値観ではなく、
 もっと違った考えを持っているかも分からない。

 もし、この先彼女と6人組が相対したとき…。
 どのような評価が下されるのか。


 こちらは、まだ誰も知らぬ未来の話である。 ]
(104) Yuma_K 2020/09/20(Sun) 23:15:32

天のお告げ

ごきげんよう。
0時より、開始となります。


どうぞ、良い縁に恵まれますよう。
(#2) 2020/09/20(Sun) 23:16:44

【人】 教会住みの娘 エヴィ

 
  *

[ 身体の傷は日が経てば癒えます。
  少々の折檻なら慣れましたし、
  私に矛先が向いている間、小さな妹や弟には
  充分な食べ物や暖かい寝床が与えられ
  ましたから、さほど辛くはありません。

  ただ、皆が寝静まった夜に訪れる
  
その伽だけは、いつまで経っても
   


  
ねぇ、皆様はご存知ないでしょう?

  
まさか神職にお仕えのあの人が

  
人々に慕われ尊敬され、畏敬の対象でさえ

  
あるあの人が
   


 
  
夜な夜などんな瞳を宿しているのか。
 ]
 
(105) yukiyukiyuki 2020/09/20(Sun) 23:17:58
鋼鉄の六弦奏者 エリクソンは、メモを貼った。
(a22) Yuma_K 2020/09/20(Sun) 23:18:57

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ そんな時、私は決まって歌を歌います。
  もちろん心の中で。 ]


   
( 主よ御許に近づかん )

   
( いかなる苦難が待ち受けようとも )

   
( 汝の為に我が歌を捧げん )

   
( 主よ御許に近づかん )



[ こんな時さえ、歌える歌は限られていて。
  だって知る歌は賛美歌しかないのだから。

  心も、身体も、汚れた自分が歌うには
  
あまりにも相応しくないというのに
   
 ]**
 
(106) yukiyukiyuki 2020/09/20(Sun) 23:21:50
教会住みの娘 エヴィは、メモを貼った。
(a23) yukiyukiyuki 2020/09/20(Sun) 23:23:48

宮廷楽士 ウェールズは、メモを貼った。
(a24) anzu_kin_ 2020/09/20(Sun) 23:24:56

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン


─宮廷・宴の場 壁際─



  さて、と。いよいよね。
  そろそろ明日の支度始めましょ。


[コンペまで時が近づいたのを悟り、
宴の場を退いて準備をしようとファラリスに声を掛けました。]


  審査員は決まりにより、宴が始まると
  事前に出場者へ声を掛けたり街へ出たりして
  こちらから積極的に接触を図ろうとするのは
  禁止ですものね……。


[不正防止のため理解出来るとはいえ、
街などの様子を見ることが出来ないのは少々残念ですわ。

宮廷で宴が繰り広げられるこの時、
外ではどんな景色でどんな人々がどんな様子でいるのか。
どんな才能が紛れ込んでいるのか。
この目で見たいと思った時も幾許かはございますもの。]
(107) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 23:34:43

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[明日からコンペが始まれば
私たち審査員は出場者に向き合う位置で
横並びに席に座り音楽に耳を傾け……
審査のお勤めが始まります。

出場者から見て私は一番右端、
夜空のような藍色のドレスと腕章を着用して
皆様と対峙する形になることでしょう。
なお左端には楽士を束ねる宮廷楽長がいらっしゃいますわ。]


  じゃ、行きましょうか。


[審査員は宮廷にコンペ会場に向かうまでに滞在する
控え室なるものが存在し、そこで準備を整え
翌日審査員席まで移動をする決まりが定められておりますの。]
(108) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 23:35:03

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[誰が、どのような順番で演奏するのか。
何を演奏するかは審査員の私達も
当日までは知らされることは全くございません。
それもまた一つの楽しみというもの。

審査員には今年も王族の方々始め、
各専門分野の楽士の中でも熟練の者達が
出場者達を見極めることになるのでしょう。
ひょんなことで何かしらが起きることさえ無ければ]



  ────嗚呼、楽しみね!!




[控え室に入った途端、
その顔が大いににやけてしまったけれど
控え室に入るまで我慢出来ただけでも良しとしましょ!!]*
(109) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 23:35:43
平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。
(a25) 桃胡椒 2020/09/20(Sun) 23:38:05

【独】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

エヴィさん闇深いな……
(-38) Yuma_K 2020/09/20(Sun) 23:46:26