人狼物語 三日月国


256 【身内】けものまつりとかみかくし

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【人】 神立

 
[ゆるりと振り向く。
 少し間延びした、
 ゆったりとした話し方が男のそれだった。]


  おぉん?
  ──……なァんだ、其処に居たか

  然しまァ、何だってそんなのしてやがるんだい?


[声が聴こえていなかった訳でも
 理解ができなかった訳でもない。
 興味はすっかり女、特に其の顔へと移っており
 犬の件はどうでも良いこととして聞き流した。

 立てた人差し指が天を指す。]
 
(10) nagaren_rp 2024/04/04(Thu) 17:49:40

【人】 神立

 
[刹那、天と男とを繋ぐように稲妻が走る。
 一瞬遅れて、ドオオオオン……と轟音が響いた。

 後付けのように晴れていた空を黒々とした雲が覆い
 盥を返したような強い雨が地を叩く。

 人見知りなどと言っていられなくなった犬は
 肩を降り一目散に慣れた寝床を目指し
 祭りの参加者は屋根の下を探し奪い合う。

 誰も彼もが濡れないことに夢中で
 残る二人には目もくれない。]
 
(11) nagaren_rp 2024/04/04(Thu) 17:50:08

【人】 神立

 
[空からの水は粧を剥がすか。
 ザアザアと地を打つ音は男の声を遮らない。
 当然のように片手が腰を抱き片手が顎を持ち上げる。]


  ああ、矢張り間違ってなかったなあ

  思っていた通り、
  ……否、想像以上に良い貌だねい

          迎えに来たぜ


[連れて行くことはとうに決まっていた。
 君が何も憶えていなくとも。*]
 
(12) nagaren_rp 2024/04/04(Thu) 17:50:40

【独】 神立

/*
じ 人外ロル たのしい
(好き勝手しすぎてごめんなさい)
(-3) nagaren_rp 2024/04/04(Thu) 17:52:44

【独】 神立

/*
PL「犬苦手なのかわいいね……犬渡してどうなるか絶対見ようね……かわいいね……」
人外「ハ〜?犬なんてもうどうでもいいっしょ〜嫁嫁嫁ぇ〜!」
PL「はっハイ……_φ(;ω;)」
(-4) nagaren_rp 2024/04/04(Thu) 17:58:28

【独】 時雨  

/*ひえ(なにかのひめい
(-5) あさき 2024/04/04(Thu) 18:16:25

【人】 時雨  




 [ その瞬間、動けなかったのは
    見惚れていたからというのが、正しい ]

(13) あさき 2024/04/04(Thu) 21:48:47

【人】 時雨  


 [ 肩に犬を乗せた男は
   明らかに僕の発言を無視した。
   良くないとおもう。 ]



   人の話はちゃんと……




 [ 刹那。 ]

 
(14) あさき 2024/04/04(Thu) 21:49:47

【人】 時雨  


  

  きゃっ……!



 [ 男の指先に降った稲光に驚いて
   小さく悲鳴をあげる。

  しまった。と口を塞ぐは癖のようなものだ。

  驚きの隙間、稲光を纏った姿が見えた。
  狐面からは表情は伺えはしない。


  ――ただ。 ]

 
(15) あさき 2024/04/04(Thu) 21:50:35

【人】 時雨  



 [ その瞬間、動けなかったのは
    見惚れていたからというのが、


  何よりも、正しい。


  雷を纏う姿が、――雨を呼ぶ仕草が、 


  ただ、ただ。
  僕の視線を奪ってゆく。]

 
(16) あさき 2024/04/04(Thu) 21:52:57

【人】 時雨  


  

  コマ……




 [ 犬を案じた声は、音にならなかった。

   激しい雨が全てを洗い流してしまう。
   髪が、着ている衣服が、肌に纏わり付く。
   僕という、人間の輪郭が浮かび上がる。

   歩いてくるのは見えたのに。
   逃げようと思えばきっと逃げられたのに。
   未だその視線の先が僕を見ているかも、
   わからないのに。


   男の大きな手は、
   いとも簡単に僕を抱きとめてしまった。 ]

 
(17) あさき 2024/04/04(Thu) 21:54:38

【人】 時雨  



 [ 雨で痣があらわになる。
   僕はそれにも、気づいてはいない。 
   されるがままに顎は男の方へと向けられている。 ]



   迎えに……?なんのことだ
   お前は誰だ?




 [ 睨みつけた、つもりだったのに。 ]

 
(18) あさき 2024/04/04(Thu) 21:58:01

【人】 時雨  




 

  ――――、


 [ 泡沫の間。

  愛おしげな表情を浮かべ。
   雨に紛れて一筋の涙を流す。


  そんな私のことも、――僕は気づかない ]*

(19) あさき 2024/04/04(Thu) 22:02:00

【独】 神立

/*
ウッ

死因:かわいすぎた
(-6) nagaren_rp 2024/04/04(Thu) 22:17:37

【人】 神立

 
  ── 神社の境内 ──

[女を覗き込む口許が笑みの形を作った。]


  おん。いい。実にいいねえ。かーわいい


[話し掛けてきた時の真面目そうな様子も
 小さく聞こえた悲鳴の高めな声も
 見目にそぐわぬ男のような口調も
 何れも好ましかったが……、特にその表情だ。
 まるで己に愛でられるために存在するようであり
 此方には応じる心算しかない。]
 
(20) nagaren_rp 2024/04/05(Fri) 16:28:56

【人】 神立

 
[ひょいと横抱きにする。
 最早この場所には──現世うつしよには、用はない。

 二歩、三歩と歩みを進めながら
 思い出したように名を名乗った。]


  おっと、きかれてたっけ
  俺ぁ神立かんだちってんだ


[夜をも引き裂くだ。]
 
(21) nagaren_rp 2024/04/05(Fri) 16:29:51

【人】 神立

 


  他はまあ、追々で良いだろお
  それよかさあ、そのままじゃあ
  風邪ぇ 引いちまうぜ?


[誰が降らした雨かはさて置き。
 勝手に話を切り上げた。

 五歩も歩けば、風景が様変わりする。
 滴る水がぽたぽたと床を濡らす。

 二人は立派な建物の中に移っていた。
 先程までの村には見られない、
 都でも滅多に無い広い廊下と高い天井。]
 
(22) nagaren_rp 2024/04/05(Fri) 16:33:04

【人】 神立

 
[ドタバタと此方に向かってくる足音が幾つか有り。
 女を抱く腕にぎゅっと力を籠め、
 顔をかたい胸板に押し付けさせた。
 頬の花を見られるのは得策ではない。
 従業員ならまだしも、他の客と会う事もある。]


  此処は隠世にある湯宿でなあ
  少しの間静かに良い子にしてなあ?


[言いつけは守れるだろうか。
 小さな口を塞ぐのは余りに容易だが
 手荒にしたくないと考えてはおり。]
 
(23) nagaren_rp 2024/04/05(Fri) 16:34:38

【人】 神立

 
[気弱な亭主と勝気な女将
 凸凹な夫妻とそんなやり取りをしつつ。

 因みに夫妻は一つ目とろくろ首だ。
 人間には見慣れぬものなので驚かせまいと
 顔を背けさせたのもあったが
 彼らを見ようとしても別段咎めたりしない。


 案内してくれた亭主をてきとーに労って追い出すと
 部屋の半ばで女をそっと降ろした。
 正面、開け放たれた障子の先に大きな露天風呂が覗く。]


  さ、着いたぜえ
  ……なあ。そのままだと寒いだろ

  入ってきていいぜ?


[口許ははっきり、ニヤニヤと笑っている。
 下心だ。*]
 
(24) nagaren_rp 2024/04/05(Fri) 16:55:43

【赤】 神立

 
  ── 湯宿到着後
>>23>>24の間
 ──


  
「お、お客様、そのぉ、
 次回からは玄関から入って頂いても……」

  
「莫ッ迦、誰に口聞いてんだい!
 旦那さまぁ、毎度ご贔屓にどうも〜」


  おぅん。床、濡らして悪ィなぁ

  
「いえいえなぁんにもお気になさらず
 部屋はどちらにいたしやしょう?」


  そうさねえ、一等良い部屋で頼むぜえ
  俺ら初夜なんだよ。わかるだろお?

  
「旦那さまったら隅に置けませんねえ
 承知いたしました!
 あんた、杉の間へお通ししな!」

  
「す、杉の間は御予約が……」

  
「そんな事言ってる場合かい!?」


 
(*0) nagaren_rp 2024/04/05(Fri) 17:04:53

【独】 神立

/*
ぬけてた 切腹
(-7) nagaren_rp 2024/04/05(Fri) 17:05:21

【独】 時雨  

/*夜をも引き裂く光雷
かっこいい!
(-8) あさき 2024/04/05(Fri) 17:29:46

【人】 時雨  



 [ きっと僕が惚けていたのは束の間だ、
   そのはず。
   雨の雫が水溜りに落ちて、波紋をつくりだすような
   それくらいの刹那のはずで。

   なのに、だ。
   僕ば今自分の置かれている状況を、
   何ひとつ理解できそうにない。 ]

 
(25) あさき 2024/04/05(Fri) 23:22:05

【人】 時雨  



  かわいい……?



 [ 不平不満ではない。
   ずっと時雨には必要のなかったものだ。
   ゆえにつまり何がおきているか、わからない。

  

  村にいる他の娘をかわいいと思ったとしても
  僕自身に使用される言葉ではなかったはずだ。

  たしかに僕は女物の召物を纏っている。
  生前の母が唯一、小夜に遺したもの。
  

  一度も着せてやれなかった、と。
  母が似せて作った学生服ににたもの。

  
  僕は ただそれを纏っただけ。
  村の娘達はもっと、きちんと
   美しさを身に纏っている  ]

 
(26) あさき 2024/04/05(Fri) 23:31:23

【人】 時雨  



  ゎ


 [ 考える僕をよそに
   狐面は雨に濡れた僕を捕まえた。

  雨が降り注いだ、そのあとは。
  たとえ僕が消えても、
  その後にはなにも 残さない。


  雫の跡ですらも。 ]

 
(27) あさき 2024/04/05(Fri) 23:33:47

【人】 時雨  



  ひゃ、


 [ さっきから僕は悲鳴ばかりだ。
   見たこともない場所に連れてこられたと思ったら、
   今度は頭を男の身体に押し付けられた。

   僕とはちがう。当たり前だ。 
   当たり前ではあるけれど、……それもある、けど。

   僕はこんなに至近距離で、
   他の人間の鼓動を聞いたことはない。

   神立と言った。
   それしかわからない。のに。

   濡れた服は、とても、――寒いのに。

   僕の頬が痛いくらいに熱い。 ]

 
(28) あさき 2024/04/05(Fri) 23:34:27

【人】 時雨  


 [ ようやく、僕の体は地についた。
   視界いっぱいだった他人の身体は離れ
   かわりに二人の人間がいるには余りあるほどの部屋と

   目がひとつしかないニンゲンと、
   首の長いニンゲンが目に映って、]



   妖っ……?!



 [ まただ。
   いけない、と、口を押さえてももう遅い。

  
   神立は。
   神立は?


  相変わらず狐面からは何を見ているかも、
  解らない。]

 
  
(29) あさき 2024/04/05(Fri) 23:35:07

【人】 時雨  




  ――そうか、ぼくはもう食事になるのか。



 [ どこかで望んだ事なのに。
   いざ来ると あっけないのだななどとも 

   先ほどまでそこにあった体温がなくなって。
  
   濡れた衣服がぽたりと

   村では作り出すことのなかった、 
   水の染みをつくりだす。 ]
  
(30) あさき 2024/04/05(Fri) 23:40:11

【人】 時雨  



 [ これからどうなるのか
   示されたのは大きな……風呂? 

   ここに、ひとりで?
   僕が入る? ]


   まっ、て。
   僕一人でどうすればいいのか

   わからないんだ


 [ 濡れた服のまま、神立の手を掴んだ。
   雨の中歩いたし、
   神立も僕を運んだのだから、濡れてる ]*
(31) あさき 2024/04/05(Fri) 23:45:48

【秘】 時雨   → 神立




 [ どうしてそう思ったかはわからない。
   ただ、 ]



  そばにいて



 [ そうでないと、僕はまだ
   寒くて震えたままだって、なぜだか思うんだ ]*

 
(-9) あさき 2024/04/05(Fri) 23:54:55