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【人】 遠い記憶の 慈姑「おやどうしたんですか、こんなに大勢で集まってきて。 私の葬式にはまだ少し早いですよ」 茹だるような暑さの中、田舎に帰省してきたあなた達は、そんな不謹慎な言葉に出迎えられる。 くつくつと笑いながら、民家から顔を出した老婆は、思い出そのままの皺の深い顔をしていた。 僅かに嫌味な笑みを浮かべる老婆──慈姑に挨拶を済ませたあなた達は思い思いに、田舎で過ごす準備を始めるだろう。 (0) master 2021/08/08(Sun) 0:06:42 |
【秘】 天狼の子 夜長 → 遠い記憶の 慈姑「 ばあちゃん……? 久しぶり、元気そうでよかった」 夜長は彼女の態度に、不謹慎さも嫌味ったらしさも覚えなかった。 「母さんを見なかったか? 帰ってきたって聞いているんだ。 今度帰る時には連れて行ってくれるって言っていたのに、 ……母さん、一人で帰ってしまって」 見ていないとの旨を聞けば、分かりやすく肩を落とす。 「…そっか、ありがと ばあちゃん。 ん。……ああ、そうするよ。家にいるといいな、母さん」 慈姑に促され、彼は慣れない家路へ就いていった。 (-15) 66111 2021/08/08(Sun) 15:59:10 |
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