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【人】 リコリス臨時店員 ヴェーチェル───という感じで、気づいたらここにいました。 [マスター代理を名乗る女性に顛末を話した。 とにかくゆっくりして行くように勧められる。 そんな暇はないのだが。 自分が倒れたら、あの子がどうなるのか。 快復するまでお世話になります────そう、告げたのが数日前であった。]* (0) master 2019/04/12(Fri) 23:00:00 |
【憑】 リコリス臨時店員 ヴェーチェル[────時は、一週間前に遡る。 妻がいなくなって以来 男手一人で育ててきた愛娘が二十歳の誕生日に失踪した。 まるで愛妻と同じように。 あの子は確かに 母親に似ているところがあった。 己が得意とする召喚術の適性も低かった。 甘かろうが護衛をつけていた 召喚獣まで手元に戻る始末。 寝食を忘れて探して ────当然のように倒れた。] (9) master 2019/04/12(Fri) 23:23:29 |
【憑】 リコリス臨時店員 ヴェーチェル ……ジーナ… [あの子は黙っていなくなるなんて 妻のことがあるだけに考えられなかった。 何か惨事に巻き込まれてやしないか。 ───…倒れかけた意識で、ふつり、と影が差す。 姿はよく見えなかった。 その気配は只人のものではないと感じたのは 疲弊しきっていたが故に敏感であったからだろう。 男と思われる声の問い掛けに ────意識が朦朧とする中で答えた。] ………水を… あの子を…見つけるまで帰るわけには [意識が途切れた。 臨界点に達した訳では無い。 ────…時空の移動に体が耐えきれなかった]* (10) master 2019/04/12(Fri) 23:23:35 |
【憑】 リコリス臨時店員 ヴェーチェル[ベッドから起き上がる。 意識を失って数日が経っていたか。 恐らく先に雇われていた Danteとは一度ぐらいは挨拶をしていたか。 こうしてはいられないと立ち上がる。 ────…そう、娘を探す代わりに 働くことと”何か”を求められたが。 意識不全となる前の出来事は靄が掛かっていた。] おはようございます……には遅いかな。 働かざるもの喰うべかざるとは言ったもので。 少しぐらい体を動かさせて頂いても? [ホールで見掛けたリウビアとDanteに語りかける。 数日倒れていたといっても この身は人間ではない。 何より────対価の為には どうやらカフェで働くのはひとつの条件だった。 尚この男。男手一人で娘を育てていただけあって 料理の腕と、紅茶の腕は一品だった。]** (11) master 2019/04/12(Fri) 23:23:40 |
【憑】 リコリス臨時店員 ヴェーチェル─目覚めて直ぐのこと>>43─ ええ。 余り臥せっているほうが 気が滅入るので……。 [挨拶はしたが男のほうも忘れていた。 意識は半分朦朧していたのもあっただろうか。 心配そうに尋ねられて、苦笑する。 教鞭をとっていたというのに 生徒にこんな姿を見られたらどんな風に思われるか。 ────それよりも、娘が見たら呆れるだろうか。] [絵に描いたような好青年だと、好感を覚えた。 娘の相手はこんな青年がいいと思ったが やっぱりまだ嫁に出すのは早いとすぐに切り替えた。 ] (172) master 2019/04/14(Sun) 20:00:56 |
【憑】 リコリス臨時店員 ヴェーチェルはい…無理はしないように働かせて貰います。 [無理を通したせいで此処に居るのだが。] Danteさん、良いお名前ですね。 私は……。 [名乗ろうとしてふと口籠もる。 名を名乗るのにやや抵抗があったのは 男が召喚術士という身上を隠していたからだ。 幻獣であろうが精霊であろうが 名を露見されるのは、逆に従わされることに繋がる習性があった。] (173) master 2019/04/14(Sun) 20:00:59 |
【憑】 リコリス臨時店員 ヴェーチェルフセさん。 [それはそれで有りかなと思ったが 相手がフルネームを名乗って置きながら失礼だろうと 男は律儀に考えたものだった。] フセさんと呼ばれるのも良いですが。 私は、ヴェーチェル。 ヴェーチェル=フォレースです。 [暫く臥せっていたというが男には感覚が乏しい。 どれぐらい臥せっていたのだろう。 ────あの子は無事なのだろうか。 少しだけの憂いは、すぐさま顔から払拭させた。]* (174) master 2019/04/14(Sun) 20:01:02 |
【憑】 リコリス臨時店員 ヴェーチェル─余り使えない方の臨時店員─ [────ヴェーチェルが顔を出したのは 丁度Danteがデザートを作っていた時だった。 決してサボっていたわけではなく マスター捜しの手伝いと掃除をしていた。 漸く終えれば、キッチンから良い匂いがした。 シチューと、パイの匂いにつられるように顔をだす。] おや、器用ですね。 [料理は出来るが菓子は作れないので 素直な称賛を零した。]* (175) master 2019/04/14(Sun) 20:01:05 |
【憑】 リコリス臨時店員 ヴェーチェル─後から来た男・参上─ ああ、すみません。お邪魔しても? [聞き耳を立てていないが気掛かりがあると眠りは浅いものだ。 リウビアに勧められて、男は静かに椅子に座った。 ここの店の形態は、面白く興味をそそられた。 ただ男の心を占めるのは、矢張り 失踪した愛娘のことだったが。 娘を見つける代わりに、マスターと呼ばれる者は 何を交換条件に出したか。 思い出す切欠を探していたのも、あった。] ……カフェの創立の話は興味深いですね。 お二人とも、客に気を配っているのがわかって どうも、私は接客というものをしたことがないので お恥ずかしい。 (187) master 2019/04/14(Sun) 20:47:37 |
【憑】 リコリス臨時店員 ヴェーチェル[その折に教師をしていたことを伝えたか。 ただ紅茶だけは妻と娘が好んでいたので 下手な店よりは上手く淹れられる自信があった。 実際に男の滞在中。 料理のいくつかと紅茶だけは マスター代理も任せていた。] Danteさんは…いえ、Danteさんも ここに来て日が浅いそうですが。 どういった経緯でいらしたんですか? [倒れて起きたらこの店にいて 起きた近くには店員のエプロンが置いてあった。 つまり働いてくれという暗黙のメッセージを受けた。 おそらくはリウビアの話すマスターの仕業だろう。 一体マスターはどんな人物なのか。 謎は深まるばかりだった。]** (188) master 2019/04/14(Sun) 20:47:48 |
【憑】 リコリス臨時店員 ヴェーチェル─シチューは娘も好物でした─ [シチューと聞いて男はふっと寂寥を浮かべた。 ”パパ、シチュー作って。” まだ幼かった娘によく頼まれたものだった。 外食でも娘は頼んでいることはあったが 男は別の物を食べていた。 自分が作っていない シチューを食べるのはどれぐらい振りだろう。] ……ええ、店の味も知って置きたいですし。 セドラさん、ご一緒していいですか? [せめてシチュー皿に盛り付けはしよう。 恩知らずになってはいけない。 男は娘バカだが、案外生真面目だった。 シチュー皿を食器棚から見つけて 小さな20p台の不如帰animalを出そうとして 慌てて途中でやめた。 いつもの癖という恐ろしい単語が過ぎりつつ セドラが拒まなければ休憩室に 二人分のシチューを持っていっただろう。]** (190) master 2019/04/14(Sun) 21:13:26 |
【憑】 リコリス臨時店員 ヴェーチェル─ 同じくまともな食事タイム ─ [このカフェが通常どんな風であるか男は知らないが 客も従業員も賑わっているいい店のように感じ取れた。 フセさんのままではわからなかった (少し気に入ったらしい) なおセドラを呼んだのはDanteだった模様。>>212 はじめまして、と礼儀正しく挨拶をする青年に>>@26 挨拶を返す。] ああ、すみません 臨時で店員をすることになった者です [経緯如何について問われればざっくりと マスターに行き倒れのところを攫われてきましたと説明した。 間違ってはいない。決して間違ってはいない。 ] (249) master 2019/04/15(Mon) 20:11:08 |
【憑】 リコリス臨時店員 ヴェーチェル─リコリス 休憩室─ [トレイに入れたシチュー二つを持って休憩室へ向かう。 日は浅いがこの休憩室は 従業員同士の交流の場でもあるようだった。 休憩室に向かって対面に座る。 折りよくDanteが顔を出してセドラが紅茶を受け取っていた。>>200>>@27 程良い香りのレモンティーの匂いが鼻腔をくすぐる。 紅茶の匂いを楽しんでいた時に 何か錬金術で作りだそうとする 某有名錬金術師の少年のごとき素早さでかしわ手を打つのを少し驚いたが。 (250) master 2019/04/15(Mon) 20:11:13 |
【憑】 リコリス臨時店員 ヴェーチェル……機械類を…それは、大変でしょう 機械と一言言っても沢山ありますから それと……私は、長く働く気は、>>@27 [ 無いんです 、と小さく呟いた。店員同士の詮索をしない不文律は男も既に聞いていた。>>0:89 そうこちらから告げる分には問題は、ないのだ。] ……いなくなった娘を……探していて ここのマスターに捜す代わりに店員をやるのを頼まれて [もうひとつ何か頼まれたが、気を失う寸前だったので思い出せない。ことも苦笑とともに告げた] (251) master 2019/04/15(Mon) 20:11:17 |
【憑】 リコリス臨時店員 ヴェーチェルえ……あ、あれは、あの… そ、そうですね、あの…え、えっと [男は嘘が苦手だった。誤魔化すのも苦手だった。 手にしていたスプーンが震えて、ブロッコリーが落ちた。皿の中に] あれは、その、イリュージョンです。 ……ということにしてください。 [それでいいのか、教師。 ……一瞬出した召喚獣を見られていたとは。 いやむしろここは正体を明かしてもいい場面なのか? じゃがいもを半分に割ってシチューを堪能しながら考えを巡らせた] (252) master 2019/04/15(Mon) 20:11:20 |
【憑】 リコリス臨時店員 ヴェーチェルあ、セドラさんは 機械を作っていらっしゃるんですか? [この店の機械は時々妙なものがある。 電子レンジに 極冷スイッチ があるが必要あるのだろうか…? 貧乏ゆえに 頼まれれば機能を追加しているとは知らない]* (253) master 2019/04/15(Mon) 20:11:24 |
【憑】 リコリス臨時店員 ヴェーチェル─所謂同僚のDanteさんと─ [それに、店員として働くことも条件の一つだ。>>191 ならば臥せってばかりでは、達成されないだろう。 マスターを捜しているが働いている両名ともに知らない上に 彼に至っては同じく顔を合わせたことすらないということだ。 薄らとした輪郭しか男にも覚えていない。 好感を覚えてるのに娘さんをください、と想像しただけで 少し気分が悪くなって顔色が悪くなったとか、なんとか。 休み休みで良いという労りに 睫をフセ…もとい臥せ、感謝を伝える。] こちらこそ、改めてよろしくお願いします。 [朗らかな笑みに当て処もなくさ迷っていただけに 心が解れていくような気分になった。>>194 大体の召喚獣は協力的だが なかには気性が荒いのもいる。 備わった習性は、抜けないということだろう。]* (262) master 2019/04/15(Mon) 21:25:14 |
【憑】 リコリス臨時店員 ヴェーチェル[なお後日。事情を話した時の彼の反応に 男はごく平然と>>195 「いやむしろ救世主です。」 娘を見つけてくれるのなら、 崇めてもいい気分だった。 男にとって娘は家族は、すべてだった。 教職にあるにも関わらず 勝手に辞職届を出して教え子達を放り出した。 身が入らないなら 他の教師に教えて貰う方が有意義でもあるだろう。 辞職届は受理されずに休職扱いになっていることは 今の男に知る術はなかったが。]* (264) master 2019/04/15(Mon) 21:26:42 |
【憑】 リコリス臨時店員 ヴェーチェル─本当に出来ない方の臨時店員─ [今日は点検日だと聞いていたのもあり 掃除がてらマスターを捜していたが矢張り見つからない。 これだけ捜して見つからないのなら 結界の類では…と目論見を付けた。 あの気配は、只人のものではなかった。] 美味しそうな気配につられてしまいました。 やっぱり、食事は疎かにしたらいけないですね。 [口にしつつも娘はきちんと食べているのだろうか。 考えの深みに入りかけて、頭を振った。 嬉しそうに破顔する青年に、笑みを返す。] (273) master 2019/04/15(Mon) 21:33:46 |
【憑】 リコリス臨時店員 ヴェーチェル[昔から作っていたらしい。 プリンぐらいは作れるが 他のデザートの類は作れる気がしないのが男の本音だった。 紅茶の種類を聞かれれば 気さくに口元を緩めて>>197] レモンティーでお願いします。 [そう、頼んだ。 彼は頼んだレモンティーを持ってきてくれた>>200 お代わり用のポットにはティーコジーを乗せられて 成る程。紅茶はこうして もう一杯用意するものなのかと店員としても目から鱗であった。] (274) master 2019/04/15(Mon) 21:33:50 |
【憑】 リコリス臨時店員 ヴェーチェル偶然か 、必然か。 ────結局のところ誰にもわからない ただ時間を共有するほどに 男の娘への愛情を 彼がどう感じたかまではわからずに]* (275) master 2019/04/15(Mon) 21:33:52 |
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