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【秘】 愚者 フィオレロ → ”昼行灯” テンゴ悼みの、零された言葉に答えはない。 もし答えが返ってきたとして、 その返事は貴方との別れ際に既に伝えている。 もし別にあるとすれば、 “置いていかれたくなかったからですよ” (-7) poru 2022/08/17(Wed) 21:12:29 |
【秘】 愚者 フィオレロ → ”昼行灯” テンゴ「好きじゃないんですか?花。俺は好きですけど。 テンゴさんも好きそうな顔しているのに」 「そもそもなんでわざわざこっちにまで来て、 日本のもの売ってるんですか。郷土愛?」 上司相手にどことなく憮然さも感じる言葉。 悪気のない響きだと理解してくれている人は貴重な事だろう。 (-9) poru 2022/08/17(Wed) 21:13:47 |
【秘】 愚者 フィオレロ → ”昼行灯” テンゴ「俺も最初からあったわけでもないんですけどぉ…… この前、必死に売ってる女性がいて。 毒ではないのを確認してから飲んだら、 まあ不味かったんですけど。 不思議とこれはこれで悪くないと思いまして」 つまりは不味いものの手配を上司に頼んでいたということになるのだが、悪い事をしたと言う素振りは特にない。 この女性との出会いが生死を分けたのかもしれない事も、 この時、男は何も気づいてはいなくて。 「諜報的な意味でですかぁ。はあ、成程。 俺も何か店でも出しますかね…… 似合いそうなシノギとか浮かびます? 自分じゃ何一つ浮かばなくて」 「と感動したのに暇潰すくらいには暇なんですか。働いてください」 最後、真面目なチクチクが飛んだ。 (-78) poru 2022/08/18(Thu) 0:10:58 |
【秘】 愚者 フィオレロ → 永遠の夢見人 ロッシ「はは……冗談きついや。 魔法みたいなのを見せた上で、ただの人間だなんて……」 笑いを続けたくても口の中の乾きが酷くて無様に引き攣る。 結局生欠伸でもしたのかという短い開口は、 宙に浮く黄金の文字が紡がれるまでで、暫く押し黙った。 「……これから、どうすれば。 死んだら消えるとか、何処かに行くかと思ったのに」 「何処かに歩いて行けってことなのか…… ……ロッシさん、は。どうするんですか。 誰かお知り合いでも待ったりする気なんですか」 (-158) poru 2022/08/18(Thu) 19:21:00 |
【秘】 愚者 フィオレロ → 鳥葬 コルヴォ「……とにかく君は近くで死なれるのが嫌すぎる男だったと」 薄々気付いていなくはなかったがこんな事を言っても 生前では厳しくあしらわれるのが関の山を知っていた。 尋ねるのが無駄とは言わないが、最後の"あの"掛け合いが もっと早まる気がした気がして、 臆病風で踏み切れなかったのもゼロとは言わない。 「俺は最後になりたくなかったけれどねぇ。 覚えてないだろうけど、俺は幼い頃に君と会うのを 一番楽しみにしていたんだよ。勿論それは君と話せることや、 唯一感情を得られる機会だったのもあるけれど。 "運良く"何かが起こるんですよ。 その日は敷地内であっても出られない外に"たまたま"見張りの男が発作を起こしたとかで、俺は君に会いに出ていた。 君の心境は知らないけど、俺にとっては神様だったな」 神様なんて信じていない。 今はそれを後悔しだしているが、さておきこの例えは 神様嫌いな男がそれでも神と例えるくらいには嬉しかった という比喩でしかない。それ以上でもそれ以下でもない。 「神が嫌いなら恩人とでも言い換えておいてくれ。 ……しかし、死んだ場所かぁ……こう言うのって、君よく見るの?」 (-173) poru 2022/08/18(Thu) 20:41:10 |
【秘】 愚者 フィオレロ → ”昼行灯” テンゴ「笑いながら言われても説得力ゼロですよぉ」 「うーん、実を言うと好きは好きでも何にでも興味が薄いというか。 俺、釣りも趣味なんですけど毎回驚かれるんですよ。 『なんの魚のことも知らないのに何で釣りしてんだ』……って。 『ここ』って思ったところしか好きじゃないというか。 釣りはあのぼーっとするのと竿を引くのが好きなだけで、魚はどうでも良くて。だから花茶も好きだけど詳しくはないんですよ」 つまり、何事も趣味と言い切れないある種の虚無男だ。 好きなのは嘘ではないが、元があまりに薄いために、 珍しく気に入ったものがあっても深入りが少ない。俗に言うオタクとは真逆だ。 「テンゴさんはなんか本気になったら突き詰めそうですよね。 趣味でも恋でも仕事でも。バタフライピーは知らないです」 将来この男が述べた発言を考えると複雑だが、 とにかくこのときはこのようなことを言っていた。 (-179) poru 2022/08/18(Thu) 20:51:07 |
【秘】 愚者 フィオレロ → 永遠の夢見人 ロッシ「……夢で出来そうな事はできる? でもその発想がロッシさんじゃないと無理な事ばかりですよ。 "魔法の素質がない"……って事ですかね」 軽く信じかけて。肩を竦める。 宙に文字を書くなんて事は想像もできない男だから。 「終わり……」 「……何だか、一人見送りする人みたいですね」 終わりの言葉には不安げに。 こんな世界で一人じゃない事に少し安堵した呟き。 成人男性だろうと、最近我が芽生えだした男にはそれらは少々刺激が強すぎるけど、それももう少しで全部なくなる事。 「家……残したい、隠したい……」 「……調べていた事はあります。でも、今回の件に役に立つか。 そう言われると大したものじゃないようにも思えて。 そもそも、残したとして誰かが来るとも思えないんですが」 ははぁ、と頭を掻きながらも思わず苦笑。 なのに自室に関して"死んだからまあいいや"と投げ捨てられる程に興味がない訳でもなく、その心が何から来ている感情なのか、まだわかっていない。 「だから、ロッシさんの家に行ってみていいですか。 単純に気になりますしぃ。あと参考に。色々と」 最後の口調が砕けて来たのは、きっと貴方の思いが伝わった証。 (-195) poru 2022/08/18(Thu) 22:33:37 |
【秘】 愚者 フィオレロ → ”昼行灯” テンゴ「そういうものですかねぇ。 想像できませんけど……できてたら既に持ってるかぁ……」 貴方の言葉を聞いて、淡々なのかぼんやりしているのか曖昧な瞳で「ふんふん」と何事か勝手に納得した顔をして。 「と言う事は、俺が何かを求める日が来る可能性があるなら、 テンゴさんが俺の事をとことん愛でて突き詰めたくなる日もくるかもしれないんですね」 なんてシレッと言う。当時は今と違って生意気さは少ない代わりに、その辺りは駆け引きよりは堂々と伝えてくる……要するに事の重大さをよくわからず発していたのである。 「へぇ、随分と奇妙な色ですね。面白い性質?爆発するとか?」 (-214) poru 2022/08/19(Fri) 0:57:21 |
【秘】 愚者 フィオレロ → 鳥葬 コルヴォ「その癖律儀に逃げないで声を聴いてるんだねぇ。 今、子供の頃の君がいるから?それとも罪悪感かなぁ」 「俺はそんなに"自分のせい"って決め付けるなら、 それこそ死者の…声?が聞こえるならちゃんと言い残すの聞かないと罪悪感に潰されそうだもんなぁ」 あと、呪われそう。なんて付け加えて。 さすがにいつものノリの応酬をして落ち着きを取り戻してきたのか、座っていた状態からようやく体を起こして立ち上がる。 「そんな嫌いたくなかったなら放っておけばよかったのに。 どうせ俺、ここが死んだ場所ならブツブツ言ってただろうし。 俺と話したところで、嫌いになるばっかりだったんだろ。 その対象が"俺"か、"君自身"の事かは知らなかったけど。 なにより君はノッテの為になる仕事がまだできるけど、 俺は何を言おうともうノッテの役にも立たないのだから」 (-217) poru 2022/08/19(Fri) 1:07:11 |
【秘】 愚者 フィオレロ → ”昼行灯” テンゴ「あー。だめですよ。 そんな安易に“幾らでも”とか言っちゃ。 飢えてる子の胃が無尽蔵なのは魚見るだけでもわかりますし、 責任ちゃんと取らないとダメですよぉ。 俺は、テンゴさんの代わりに面倒見たりしませんからね」 このナンパ師めー。 とばかりに責めているように見えて、緩い。 この頃はマイペース故にそこまで気にしていなかったのもあるが、自分以上に相手の世話を焼いている部下、の存在にピンと来ていないのもあったのだろう。 これでもこちらが世話を している 顔である。「はあ、色が真逆になりすぎじゃないですか? でも変わるのはわからなくはないですよ。 水を含んでいないスポンジなんてすぐ変わるでしょう。 ……変わることが、 俺や貴方にとっていい事かはわかりませんけどね」 (-322) poru 2022/08/20(Sat) 0:14:02 |
【秘】 愚者 フィオレロ → 鳥葬 コルヴォ「……アホくさ。 本当に能もない無能で死をまき散らすサポートの男を ノッテが雇うと思ってるなら、そっちに謝ってほしいね。 勝手に人が死んだことを君のせいにしないでくれるか? 俺が死んだのはあんな疑惑があったにもかかわらず、 わざと意図的に姿を露出しだした結果だろう」 「君が自分を下げれば下げるほど俺まで下げられる。 溜まったものじゃない。自慰行為寝てやってくれよ。 ……ん?今の認識がそんな感じなのか?なんか嫌だな……」 貴方が内心後悔していようが周囲はそう評価をしていないし。 周囲を覗いてもフィオレロ自身もそう思ってなかった。 なのだが。幻覚扱いなのかやさしい言葉を掛けようにも、 生前と同じく受け取る様子がまるでないのである。 これには困った。 本音を言うだけで勝手に脳内フレンドに変換されてしまう。 「……満足っていうか、幻覚じゃないのを自覚したら? 君じゃ知りえない事をここで教えて、それが真実なら そろそろ目覚める気はあるかい。不幸なお姫様?」 (-325) poru 2022/08/20(Sat) 0:28:23 |
【秘】 愚者 フィオレロ → 永遠の夢見人 ロッシ「何もない処か、何かしかないところじゃないですか」 揺れる文字の末端を思わず突きながらそう指摘し、 余りじろじろ見ないようにしつつも、 その美的感覚の高さには、さすが店を出していただけあると感心している。 到底自分が置かないような小物があるとつい視線が数度うろうろしつつもさすがにはぐれず、貴方の後ろをついていき。 何故かキッチンで止まったのを見ると不思議そうに首を傾げた。 その後、案内された場所に座った後もそれに興味が捨てきれないのか、カモミールの香りが漂うキャンドルのほうを見つめながら口を開く。 「感想は色々あるんですけど省略するとして。 さっき何で止まったんですか。 俺はカモミールも好きですけど……嫌いな人か気を使われた?」 「……と言うか、死んだのに一生暮らせそうな場所だ。 牢獄以下の俺が最初にいた孤児院と比べると……」 昼と夜ほどに違う、何て言いつつ。 「遺しそびれた物とか相手がこの中に埋まっていたり?」 (-326) poru 2022/08/20(Sat) 0:35:11 |
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