人狼物語 三日月国


132 【身内RP】穏健なる提案【R18G】

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視点:


【人】 園芸 ハナサキ

>>1:@27 メイサイ
「反省してくださいね!」

謝罪が為されたのでそこで終わり。
気になるのは後の方です。

「覚悟……?」

穴を埋める為に呼び出したシャベルを地面に突き立てて怪訝な顔。

「アドバイスは寧ろ私が欲しいくらいです。
 でも──見てるだけで決まりますか?話を聞くだけで分かりますか?」
(1) shionsou 2022/02/23(Wed) 21:13:40

【秘】 園芸 ハナサキ → 奇形 メイサイ

「自らの命を賭けていない癖に」
(-3) shionsou 2022/02/23(Wed) 21:14:53

【神】 園芸 ハナサキ

「これが……」

決められた通りの時間。
決められた通りの場所。
決められた通りの権利。

「もう始まってしまうんですね」
(G3) shionsou 2022/02/23(Wed) 21:17:41

【秘】 奇形 メイサイ → 園芸 ハナサキ

「あはは」

 僕はその言葉に対して、笑った。
(-7) つよし 2022/02/23(Wed) 21:28:46

【神】 園芸 ハナサキ

「あっ!今日は私とナツメさんでお茶を用意して来たんです!
 どうぞご遠慮なく!」

盆の上に並べられた煎茶と紅茶とコーヒーのポットを差し出しました。
カフェで用意してきたので味も問題ないはずです。
(G9) shionsou 2022/02/23(Wed) 21:30:24

【神】 園芸 ハナサキ

「カミクズさん…?」
(G10) shionsou 2022/02/23(Wed) 21:32:17

【神】 園芸 ハナサキ

「分かりました!
 それもあなたの大事な意思ですもんね」
(G11) shionsou 2022/02/23(Wed) 21:34:18
ハナサキは、なるべくいつも通り。
(a3) shionsou 2022/02/23(Wed) 21:35:40

【人】 園芸 ハナサキ

>>@0 メイサイ
「それは、そう、ですね」

酷くつっかえながらの言葉でした。

「それは確かだと思います!
 ……アドバイス、一つ思いつきました!」

こほんと咳払い。

「考える事を止めない事です!
 もちろん事前の準備も足しにはなりますけど、いざその時になって頭と口を動かし続ける事が何よりも大事だと思いますよ!」

「こんなもので構いませんか?」
(4) shionsou 2022/02/23(Wed) 21:41:35
ハナサキは、降って湧いた"2"に〇を付けるか悩んでいます。
(a4) shionsou 2022/02/23(Wed) 21:49:16

【神】 園芸 ハナサキ

ここでは死も意味を持ちます。
誰かの為になるならば──背中を押してくれる綺麗事です。


「否定ができますか?」

望まれない生よりも望まれる死。
私はできません。
(G22) shionsou 2022/02/23(Wed) 21:55:39

【神】 園芸 ハナサキ

「私も率先して挙げるような人は居ません!
 ひとまずはカミクズさんからお話を聞くべきと思います」

それから口に含むのは自分用に持ち込んだコーヒー。
集中できるようにと選んだ一杯の苦味が思考を動かしてくれる。
(G26) shionsou 2022/02/23(Wed) 22:11:39

【人】 園芸 ハナサキ

>>@3 メイサイ
「ご期待に応えられたなら良かったです!
 ふぅん……メイサイさんが意地悪しないなら、またお話しましょう!
 外の人だから言える事もありますよね」

例えば独りになってしまった時。

「さようなら!
 覚悟の足しになるアドバイスが聞けますように」

別れを告げて、一人黙々と穴を埋め直した事でしょう。
(8) shionsou 2022/02/23(Wed) 22:20:55

【神】 園芸 ハナサキ

「決まっている人は素晴らしいです」

昨日目にした、なよなよした姿とは似て非なる芯を見ました。

「私にはやっぱりその自由に伴う責任が取れませんし……
 それを選ぶ事が逃避だとも思いません。
 カミクズさんなりに考えた結果なんですよね?」

自死もまた一つの責任の取り方でしょう。
(G31) shionsou 2022/02/23(Wed) 22:32:19

【独】 園芸 ハナサキ

/*今日はまだ安心…?とか思ったけど狼あるんだよな〜〜〜〜
先に墓落ちしちゃったらナツメさんになんて言うか困りすぎる……
(-18) shionsou 2022/02/23(Wed) 22:34:25

【神】 園芸 ハナサキ

「……それって」

知っています。誰でも知っている優遇施策。
合議の場から離れたどこかで勝手に決まる話。

「絶対に居るんでしょうか?」

話し合いも無視して自由にエゴで決めてしまえる仕組み。
初めて聞いた時からハナサキは好きになれませんでした。
(G42) shionsou 2022/02/23(Wed) 23:38:03
ハナサキは、頭に響く声に少しの間を置いて頷きました。
(a14) shionsou 2022/02/23(Wed) 23:53:39

【独】 園芸 ハナサキ

/*ナツメさんが狼だったらめちゃ笑っちゃうなヒヒヒwwww
(-37) shionsou 2022/02/23(Wed) 23:59:53

【神】 園芸 ハナサキ

「ひねくれた選び方にならないように私達がここで話し合いを続ければ問題ありませんよね。
 確かにこの流れで決めるのは難しいかもしれませんけど……判断の足しにくらいはなると思います!」

感情的に選ばれては自分達の今の時間を無碍にされているようで。

「フカワさんの言うように忌憚ない話こそ必要ではないでしょうか?」
(G52) shionsou 2022/02/24(Thu) 0:15:24

【神】 園芸 ハナサキ

「あ、えっと、アクタさんもカイさんも普通の、意見だと思いますし……
 そんなにおかしいでしょうか…?
 それってそんなに気持ちが悪いんですか?」

「とにかく生きたいって言う人を態々──
ころ
、候補に選ぶような人がこの中に居るんですか?」
(G59) shionsou 2022/02/24(Thu) 0:39:42

【独】 園芸 ハナサキ

/*もうユス絶対許さんだろ いきいきしてんね
(-40) shionsou 2022/02/24(Thu) 0:40:54

【独】 園芸 ハナサキ

/*多人数ロールむずかし!!!!!!!!!!!!!!
他の人にのっかるしかできへん……指摘されたらおしまいナリ……(もうすでに昨日カイさんに突っ込まれたのでおしまいです)
(-41) shionsou 2022/02/24(Thu) 0:43:08

【秘】 不運 フカワ → 園芸 ハナサキ

「無茶……はい。気をつけます
 よく、心配できますね。カミクズさんとは違った、方向で」

嬉しいです、よ。と続けて絆創膏を貼ってもらった箇所を見る。
しばらく沈黙してから、あ、それ実は間違って出した物で本当のお詫びは花の形のカステラだったことを微妙に言い損ねた。
帰りに持ち帰ってもらおう、そう心に誓った。

カランコロン、鳴り響く音をくぐって。深呼吸。

「ありがとう、ございます……。
 これなら、ちゃんと怪我はしないでおくべきでした」

ほどよい暖かさと貴方の視線を受ければ、珈琲を注文して砂糖なしのミルクで整えた。

「それで……えっと。改めて。
 せわしない中で失礼なことを言ってすみません……でした。
 嘘は吐きたくなくて、あと……こんなことを言える場でもありましたから……。
 あなたが、優しくて、寛容なのが本当によくわかりました」
(-42) toumi_ 2022/02/24(Thu) 0:55:19

【秘】 園芸 ハナサキ → 不運 フカワ

「いやいや。バイクで転倒事故したって聞いたら誰だって心配しますよ!カミクズさんがどう言ってたかは知りませんけど、そんなふうに言われるような事じゃありません」

皺ができないように綺麗に貼り付けて満足気。
あなたの雰囲気とは多少合わない気もするけどかわいいからたぶん大丈夫(?)

「もっと早く気づいて欲しかったですよ。
 VR空間の中での傷は現実の傷にならない代わりに治りにくいって聞きますし、もし命に関わるレベルであったら取り返しのつかない事にだってなるんです。
 手の込んだ自殺、ダメ絶対!です!」

扉が閉じてしまえばベルの音を最後に静かな世界が訪れます。
陣取るのは店内の2人がけテーブル。
あなたと対面になるように座りました。
ハナサキが選んだ飲み物はブラックコーヒー。一口啜ってから会話に移ります。

「もう怒ってないですし……セクハラとかじゃなくて本当にただただ配慮不足だと分かりましたから。これから直していきましょうっ!
 それに寛容というよりは、フカワさんがそんな人じゃないって思ったからですよ。
 現にこうして埋め合わせもしてくれています」

嘘を吐かないようにという配慮もハナサキにとっては嬉しい。

「それでフカワさんの事教えてもらえるんですよね!
 質問用紙に書いてはみたんですけど全然纏まらなくて……とりあえずどんな事をしている人なのか知りたいです」

あなたのプロフィールは幾つか伏せられていた部分がありました。
それを聞いて、他をどうするか考えるつもりのようです。
(-132) shionsou 2022/02/24(Thu) 16:44:01

【秘】 不運 フカワ → 園芸 ハナサキ

目の前の土いじりさんがなんだかできた女に見えてきた。
ハナサキのことを年頃の女の子に見えたが、こうしてみるとなんだか大人っぽいなと思いながらコーヒーをすする。


「は、はい……じゃあ、自殺はさくっとします」


まとめた答えがこちらです。


「えっと……伏せていた内容は……。
 年齢は……23だった、かな。
 大学を卒業して実家の花屋に勤めて、ました。
 もうひとつ、許可を得て居酒屋の副業を……。

 これは高校のときに着ていたもので、出来るだけ学生の中で馴染もうと思ってました。
 あと現実で会うことがあったら気まずい、かなと」

「……」

「……えと、……あとはプロフィール通り、です。
 フカワは、名字で……」
(-139) toumi_ 2022/02/24(Thu) 18:30:09

【神】 園芸 ハナサキ

「他人を軽視……」

言われてみればその通りで。
周囲を顧みない意見は話し合いにならない意見であるとも言えます。

「そ、それでも────それでも、どうせ選ばれるなら自分の意思は抑えこまないで出して構わないと思います。
 大人しくしていたって、いい子でいたって、この場では『選ぶなといっても選ぶ人』が居るんですよね?
 そんなのあんまりじゃないですか」

俯いて殆ど独り言のような呟きを床にばらきます。
頭では分かっています。
きっと賢い生き残り方はそうする事でしょう。
敵意でも悪意でもなく、生き残りたいならこうするべきという単純なアドバイス。

「私は味方しますよ。
 敵が居るって言うのなら、た……たかいます」

分かっていても譲れませんでした。
反抗の声を上げるたびに喉が軋む。
全身が痛みを訴える。
傷一つ無い体が冷や汗を浮かべ始めて。


ハナサキは腰を下ろして口を噤みました。
(G76) shionsou 2022/02/24(Thu) 19:35:19

【秘】 園芸 ハナサキ → 不運 フカワ

「デ・リ・欠」


取り繕いも一切なく堂々と呆れ顔で溜息を吐きました。

「あーはいはい!そんな事されるくらいなら私がさっくりやってあげますよ!
 もうっ!もうもうっ!」

怒っています。滅多に口にしないような冗談を投げつけるくらいとてもとても怒っています。
隣に居たらきっと腕を振り回してぽこぽこしていたでしょう。
一気に子供っぽくなってしまいましたね。
20cm以上の身長差も相まって余計にそう見えるかもしれません。

「フカワさんはそこを気遣えるのにどうしてこんなにデリ欠なんですか?」

真っ先に来たのはそんな感想。

「カミクズさんと同い年じゃないですか!
 別に隠さなくたって大丈夫だったと思います。そもそも雰囲気が明らかに高校生?って感じですし」

そういう意味ではユスさんもかなりらしくないと思っています。

「花屋さんだって隠さなくてもいいのに」
(-150) shionsou 2022/02/24(Thu) 20:20:51

【独】 園芸 ハナサキ

/*冗談じゃなかったら許さないぞフカワ
(-149) shionsou 2022/02/24(Thu) 20:21:48
ハナサキは、何も言い返せません。
(a36) shionsou 2022/02/24(Thu) 20:24:18

【秘】 普通 ナツメ → 園芸 ハナサキ


 少女は、テーブルの陰。
 そっと手を伸ばして、あなたの手に触れた。

いないのに、なあ。
(-164) 榛 2022/02/24(Thu) 21:39:45
園芸 ハナサキ(匿名)は、メモを貼った。
shionsou 2022/02/24(Thu) 22:04:11

【秘】 園芸 ハナサキ → 普通 ナツメ

『大丈夫ですよ』

触れた手を包むようにもう片方の手で挟み込みました。

『味方、ですから』
(-167) shionsou 2022/02/24(Thu) 22:07:38

【秘】 普通 ナツメ → 園芸 ハナサキ

 小さく、斜めに。曖昧に、首を振る。
 やや時間がかかって、端末を介さないボイスメッセージ。
 

――――その小さな手に、触れたのは。
 

『私は、大丈夫です。……あの』
 

ただ、あなたが。
苦しそうに見えて。
 

『大丈夫、です。ハナサキさんも』
泣かないで、と思って。
(-171) 榛 2022/02/24(Thu) 22:31:25

【秘】 園芸 ハナサキ → 普通 ナツメ

『あ────』

長い長い間。
震えていたのは自分の方。
冷え切った芯が熱を取り戻し、耐え忍んでいたまぼろしの痛みが引いていきます。
(-174) shionsou 2022/02/24(Thu) 22:39:42

【秘】 園芸 ハナサキ → 普通 ナツメ


「ありがとう」
(-175) shionsou 2022/02/24(Thu) 22:40:48
ハナサキは、ぽつり。呟きを零しました。
(a43) shionsou 2022/02/24(Thu) 22:41:21

【秘】 普通 ナツメ → 園芸 ハナサキ

 ちらりとあなたを見る。
 目が合うと、ちょっとだけ笑いかけて。

 それから先は、俯いていた顔をすこしだけ上げて。
 少女はあなたの隣で、口を噤んでいた。
(-178) 榛 2022/02/24(Thu) 23:06:31

【秘】 不運 フカワ → 園芸 ハナサキ

「え、ええ……そんな事やりませんよ。
 見栄えが、悪いですから。さすがにトラウマは残させません……」

すみません……、何度目かの謝罪を重ねて苦笑いをする。
さすがにデリカシーとかでははかれないレベルの発言の欠如をしたようなので反省をした。

「似てるんです、よ、そこはカミクズさんと。
 俺のことを覚えて欲しく……なくて? あの罪悪感とかを抱かなくていいというか。
 探しに行っても、残ってるのは大人の俺の痕跡です。
 別人だとおもって、感傷に浸らないと思って……。
 この制度で一番気分がよくないのは、生き残った人じゃないですか。
 だから俺が選ばれても選ばれなくても……あまり見つけられないようにしていたんです。
 誰かの為、よりは……自分が誰かの為になれるかと」

「花屋は……、あの……ううん。
 家が、花屋だったんで……」

フカワ、に、花屋と続けば特定されるじゃないですか……。

「……だから土いじりが好きなのは、お揃いでした、ね」
(-182) toumi_ 2022/02/25(Fri) 0:14:23
園芸 ハナサキは、メモを貼った。
(a47) shionsou 2022/02/25(Fri) 12:28:07

【秘】 園芸 ハナサキ → 不運 フカワ

「ほんっと……呆れた人です。モラルの欠如ばかりは擁護できませんよ!
 冗談でも嫌いです。うっかりでも嫌いです」

「もうそんな事言わないでくださいね」

勢いのあった声は萎んでいつも通りの声音に戻りました。

「……じゃあ、私がフカワさんの事を覚えていたいって言ったら嫌ですか?
 私は花屋さん見に行きたいです。
 土いじりの同士ですしね!」

私も選ばれるかどうかわかりませんけど!
最後は取り繕った元気さで薄く笑いかけます。

覚えていて欲しくない。
知らなければ傷は浅く済む。
誰かも言っていました。
どうにも自分が選ばれた後の事を考える人が多い気がします。
選ばれても構わない。
本当に皆さんはカミクズさんのように立候補しないまでも、すんなり受け入れるのでしょうか?

──ここには死を望まれた人しか居ないじゃないですか。


あなたはそう言っていた。
全員とも。
なのにどうしてあなたは、今もこうして話をしてくれるのでしょう。
(-294) shionsou 2022/02/25(Fri) 20:37:02

【秘】 不運 フカワ → 園芸 ハナサキ

「嫌、ではないんですが。
 気にする、といいますか……尋ねたりすることも、不利益になると思います」

「これはですね、……情だけじゃないんです。
 死んだ人を悲しむとかそんな、人それぞれの事ではなくて……」

投票されてもいないのに死ぬと言っているような仕草。
数人にみられたが、男の場合、根本的に違う要因で生きて帰るつもりがないとしたら?

「現実の俺は今。
 犯罪者、にされています」

深く息を吸って小さく呟いた。
あまり多く語りたくなさそうに、それでもあなたには自分の事を教えるといったから。

「だから、帰っても。
 周りに迷惑をかけるだけ、なんです。
 ハナサキさんには……綺麗な花を見て欲しい。
 俺たちが売ってしまった花よりも、もっと美しいものがそこにあります」
(-324) toumi_ 2022/02/25(Fri) 22:21:19

【秘】 園芸 ハナサキ → 不運 フカワ

「冗談です」

嘘だと思いたかったのです。

「私そういう冗談嫌いです……」

どうやったら目の前の人間が犯罪者だと信じられるかわかりません。

「そもそも"されています"って何ですか。
 誰かに騙されたとかですか。
 だったらフカワさんは悪くないじゃないですか。
 帰っても帰らなくてもどっちも、そんな事って……」

俯いてカップの底に溜まった黒を見つめました。
まるで今の自分の心のように、冷えて濁った墨染の沈殿。

「……帰るつもりも無かったんですか?
 こんな所まで来て、そこまで話して──一方で私には綺麗な花を見ろ?
 また、そういう所で気遣うんですか。デリ欠の癖に。
 フカワさんは知ってますよね。私が土いじりが好きって、汚れなんて気にしないって!」

忘れられる訳ないじゃないですか。

「ずるいですよ」
(-341) shionsou 2022/02/26(Sat) 0:14:31

【秘】 不運 フカワ → 園芸 ハナサキ

「……騙されてる訳じゃなくて。
 なってほしいと、言われてしまって。
 それが……恩がある、人で、もう既に……。
 帰っても、謂れのない罪を償うのなら。
 今ここだけが無罪でいられる世界、です……ね?」

詳細に話せば話すほどやはりあなたは気にしてしまう。
皆もきっとそうだろうだから、話せなかった。
生きたい理由になんかならない、同情を誘いたいわけでもない。
ただ……ただただ。どうすれば良いかわからないのだ。


「……犯罪者ということになってる俺が」
「臓器提供者になって、救われるべき人に命を捧げた」
「残される人たちに、綺麗なストーリーでしょう?」

善悪など、もうこの制度に一度疑問を持ってしまってからわからない。

それでも思った事実は、ああ綺麗なストーリーがそこにあって。
このロッタリーは、真の犯罪を有耶無耶に消すことになること。

死人に口を与えず、語る記憶など現実の彼らにしか出来ない。
本物の綺麗事がそこにできるんだと、わかってしまったのだ。

「この俺を覚えていても、現実にいませんよ。
 似てる別人にあえてしまうだけです。
 ……似てます、けどね。性格は臆病でからだが弱くて……ちょっと変なやつです。」
(-343) toumi_ 2022/02/26(Sat) 0:44:36

【秘】 園芸 ハナサキ → 不運 フカワ

「本当にどうしようもないんですね」

嘘だと言って欲しかったのに。
告げられるのは辻褄の合うストーリーばかり。
理解できない夢みたいな現実。

「綺麗すぎてバカみたいですっ!
 いくらお話が綺麗でもそれを読んだ人がみんな喜べませんよ!
 妹さんも居るんでしょ!
 突然触っても怒らないような仲の良い妹さんも居るって言ってたじゃないですか!」

知らず声は大きくなっていました。。
髪を振り乱して叫ぶハナサキから、雫が一滴。
黒い沼に波紋を広げます。

「汚れたからって、綺麗じゃ無いからって、簡単に捨てて忘れられるって本当に思ってるんですか?
 汚いですよ!その考えがずるいんです!
 周りの事を考えてますって風な言い方で結局はフカワさん自身が居なくなって──逃げようとしてるんじゃないですか!
 現実に居なくたってここに居ます!この瞬間に私の前に生きています!
 たとえよく似た偽物でも一度生まれたら、消えないんですよ……」

最後の方は涙混じりの声でした。
何度か鼻をすする音を刻んで。
(-345) shionsou 2022/02/26(Sat) 1:23:23

【秘】 園芸 ハナサキ → 不運 フカワ

「………………酷い事言ってると思います。
 話をしてくれたのも、私が教えてって頼んだからですよね。
 フカワさんに怒ってもしょうがないですよね。
 ごめんなさい。ありがとうございます。
 全部、ぜんぶぜんぶぜんぶ私のわがままですから」

ごめんなさい。
繰り返し、自分の落とした影の中に雨を降らせていました。
(-346) shionsou 2022/02/26(Sat) 1:24:05
園芸 ハナサキ(匿名)は、メモを貼った。
shionsou 2022/02/26(Sat) 1:28:42

【秘】 園芸 ハナサキ → 不運 フカワ

好きになればいいのか嫌いになればいいのか。
もう私だって分からないんですよ。
(-347) shionsou 2022/02/26(Sat) 1:31:17

【秘】 不運 フカワ → 園芸 ハナサキ

「視点ですよ……ここの人しか知らない話ですし。
 もうあまり忘れられない、ですよね。
 
頭を殴れば、忘れるでしょうか……。

 それに何から逃げるって言うんですか。
 選択の権利とか、命を扱うことからとか?
 あまり責任も、感情も持ってきて無くて……ああ、ええと……
えっ?


頬を伝う雫に目を見張って声が出てしまった。
どうしてそんなに声をはってくれるのか、感情を表してくれるのか。少なくとも心を揺り動かされ、浮かんだ疑問には誰も答えてくれなかった。

「え、汚れ、なん、で……ええ?
 すみません、どうして……あの……なんで泣いてるんですか。
 
生きていてすみません……?


限りなくチョイスをする台詞を間違えた気がする…。
これだから、といわれるが、どれも本心ではなく…。

「あの、こうして傷つけてしまうことだと思いませんでした。
 事情を話したら気分も悪くなる人はいるとわかっていたのに。

 ……ええと、駄目ですね。
 やっぱり……上手に繕えたらよかったんですけど。
 俺、……勝手に話しただけ、のくせに。
 聞いてもらえて、嬉しかったんだと、思いますよ。
 なんか、あなたには綺麗じゃない物語だと思ってもらえているんですね。それだけは、確かに俺の人生にとって救いでした。
 不満を抱いたり、少しでも生きたいと思う俺が間違いなのかと常々思っていたので……。

 ええと、俺のせいで泣かないでください。
 泣き止ませる為に告げる言葉が、泣かせてしまいます。
 どうしたら、あなたは、その……笑ってくれますか?」
(-353) toumi_ 2022/02/26(Sat) 3:12:59

【秘】 不運 フカワ → 園芸 ハナサキ


頭が回らず、気が利かない。
不幸な身の内話をして、絶望な状況を伝える。

これはただのテロリズムと変わらなかったのだ。
だからふざけた月並みな言葉しか、口から零れなくて。
ああ、こんな風に、寒い言葉というのは生まれてきた。なんて。
慰めにもならない事しかできないのだ。
事実ではあるのに、言葉にするだけですべてが薄っぺらくなってしまう。
そんな言葉の価値というものは、どうも惜しいように感じた。

抱きしめればいいのか?
涙を拭えれば良いのか。
自分のことをそんなことをするような人間に見れなくて。

ただ、同じ趣味を持った彼女のことを悲しませたことが
どこかでずっと心残りになるぐらいには。
男の胸には刺さって抜けなくなってしまった。

(-354) toumi_ 2022/02/26(Sat) 3:21:40

【秘】 園芸 ハナサキ → 不運 フカワ

「……それ、本気で言ってますか?身も心も悪い人になったつもりですか?
 フカワさんは嘘吐くのが下手くそです。
 綺麗なお話の登場人物になりきれてませんよ。
 いち早く死ぬつもりだって言わないのだって、話しているのだって、そうですよね。
 私には責任も感情も捨てきれていないようにしか見えません。
 だから、逃げてるのは全部から。」

ハナサキは綺麗なものしか知らない子どもではありません。
今まさに多くを知ろうとしています。

「気遣い方が中途半端なんですよ。
 そんな事されたら泣きますって……ふつうですっ。
 話した事よりも、フカワさんがそんな風だから泣いてるんです!
 それくらい分かってくださいよ!デリ欠なだけで、気遣おうって気持ちはあるんですから!」

気遣いが下手なだけの優しい人。
この期に及んで私の心配までするなんて。
これはちょっとした仕返し。

「フカワさんは間違ってなんかいませんよ。
 不満も生きたい気持ちも、それが嘘じゃないなら私は尊重します。
 どうしようもなくて、どうしていいかわからなくてその結論に至る気持ちも、納得はできませんけど一応分かっているつもりです。
 そこはひとまずその時になるまで置いておいてください」

まだ終わってないんです。
その言葉を告げた時に顔を上げました。
(-367) shionsou 2022/02/26(Sat) 11:07:23

【秘】 園芸 ハナサキ → 不運 フカワ

「だからもう、私には気遣いしないでください。
 できないのに無理に施されるくらいなら要らないです。
 あなたがここでしたい事はなんですか?
 黙って誰にも知られないでひっそり身を捧げる事ですか?
 全部くださいよ。あなたが見ない振りしてる分からなくなった気持ちをここで全部下ろしていけば──ええ、本当に綺麗になるかもしれません。
生きていてすいませんなんて台詞二度と言わせません。
生きていて良かった
の方がずっと素敵です!」

結局ハナサキが欲しいのはありのままの言葉と心。
人生なんてテロリズムの連続。
べき、ではなくて。
したい、が欲しい。

「フカワさんが心から笑えたら、私も笑えるかもしれません、ね」
それまで綺麗になんて終わらせてやりません。
(-369) shionsou 2022/02/26(Sat) 11:09:27

【秘】 不運 フカワ → 園芸 ハナサキ

「あんまり悪い人になったつもりは……あ、はい。
 捨てきる、以前……ないものはないといいますか。
 ただ、あなたがそうやって。
 悲しんだり怒ったり、気にかけてくれるから。
 俺だって……思うところは、あったみたいで……」

気にしたいと思ったから、気にするようになった。
すべてはあなたの反応から。
それでも気遣わなくて良いと言われてしまうと、ありのままでもいいのだろうかとまた油断してしまう。
きっとここで一番子供のようなのに、傷付けるだけなのに。
ここの人たちは、やっぱり不思議だ。

「気遣う言葉を考えるのが、難しいと感じてしまうんです。言われないと行動できない、変わった人と言われるそんな人生でした」

なまじできてしまうものだから、まさか
病気
だなんて思われずに。
自分が異端であることもつい今の今まで気がつけずに。

「注意されてなければ、頭を撫でてアイスでもあげればいいのかなとか。年頃の人もよくわからないし」

「それで、ええと、……したいこと」

「怒らないで、ほしいのですけど」

もうすべて今さらだ。
(-396) toumi_ 2022/02/26(Sat) 15:37:04

【秘】 不運 フカワ → 園芸 ハナサキ

「……暇潰し、です」

誰かには皆に殴られるだろうと言われた言葉。
誰かには呆れらるだろう言葉。
それでも男にとっては、一番大切で、重要な。
それが。余暇の価値をあげることだった。
(-397) toumi_ 2022/02/26(Sat) 15:40:04

【秘】 不運 フカワ → 園芸 ハナサキ

「……あ。」

「これは本当に、お詫びのつもりで買っていたお菓子です」

「出すより0円でもお店で買った方が、風情があるでしょう?
 俺は美味しそうだと思いました、ハナサキさんも美味しいと感じられたら嬉しい、なと」

紙袋にはいった花のかたちのカステラ。
花屋の親が犯罪をしてると知って、1ヶ月触れるのも忌避してしまった好きなもの。

それでも。

「気遣いに、思えたなら。
 俺が食べたかったから、で、一緒に食べませんか……」

そうやって妙に下手に笑う姿もきっとそのままで、気遣わないのも下手くそなのなかもしれなかった。
(-398) toumi_ 2022/02/26(Sat) 15:40:59

【秘】 園芸 ハナサキ → 不運 フカワ

「ふふ、何ですかそれ。
 フカワさんにだって気持ちはあるんですよ。
 似たような別人だからでしょうか?
 どちらにしても私は気づいてくれて嬉しいです!」

あるものを無いように振舞う事。
たとえ本人が認知していなくても、ハナサキはそれがとても悲しいのです。

「まぁ変わってるのは間違いありませんね。
 フカワさんは変な人です。
 だから難しい事はやめちゃって好きな事すればいいんです。
 聞いたのが私で良かったですね!
 他の人にはちゃんと気遣いする努力は止めちゃダメですよ!」

しょうがないですね、と言いたげな顔。
それでもどこか嬉しそうな顔。
そのままあなたのしたい事に耳を傾けました。
(-421) shionsou 2022/02/26(Sat) 20:09:30

【秘】 園芸 ハナサキ → 不運 フカワ

「ひまつぶし」

オウム返しです。

「……これも暇つぶしですか?
 フカワさんは今、やりたい事をできていますか?
 もしそうなら嬉しいです。
 私も一緒に暇を潰しちゃいましょうか、なんて」

広場を穴だらけにするくらいは暇な時間はあるのです。
怒らない。どころか楽しそうに何が良いかと考えています。
これもやっぱり私以外だとなんて言われるか。
──今考えても仕方ないですよね。
聞いているのは私。包み隠さない本音が聞けて嬉しい私。

「わっ……カステラ!それもお花の形です!
 私もそう思いますよ。だから合議の時もナツメさんとカフェで買った飲み物を持っていこうと思っています!
 気持ちの問題ですけど、VRの世界では同じ物体でもいつも通りの方法で手にしたいなって。
 フカワさんも同じタイプだったなんてちょっと意外かも」

紙袋を受け取ればさっそく一つ取り出して、小さな手で器用にくるくると回して形を確かめます。

「ううん、お詫びは私がお願いした事ですから。
 是非一緒に食べましょう!ほらほら、フカワさんも!」

余った袖で一度顔を拭います。
浮かべるのは確かにあなたの下手な笑みにつられて、今度こそ笑顔。
それから紙袋からもうひとつあなたに差し出しました。
それはもう、花の咲いたような満面の喜びでした。
(-423) shionsou 2022/02/26(Sat) 20:10:04

【置】 園芸 ハナサキ

「尊重するとは言ったけど」

投票用紙を眺めています。
その記名欄は空白のまま。

「……それはカミクズさんの意思。
 私の意思と本当に言えるでしょうか。
 私の基準はそれで良いのでしょうか」

ペンを動かしました。

「怒られちゃうでしょうか……」
でも、あの提案を聞いてくれたなら大丈夫ですよね?
(L1) shionsou 2022/02/26(Sat) 20:18:22
公開: 2022/02/26(Sat) 20:55:00
 




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