【人】 鈴木 深江[情報が古かった、はあるかもしれない>>133。 何せ数年なんて自分たちにとってはただの誤差だ。最新の情報を仕入れて行動する事に、慣れていないというわけでもないが、違っても良いかという緩い思考が存在するのは確かだ。 良い情報だと乗り気な様子に緩く笑む。 二人して礼を言い、小屋へ向かう途中>>135。 それを見ると念のため懐から長財布を取り出して中を確かめる。そこにたっぷり入っているのはきちんと仕事をして稼いだ金だ。 ぺらぺらと数枚数え、ん。と頷きまた懐へとしまう。 ぽんぽんと懐を手で叩いた。] これだけあったら大丈夫かろ。 その葉っぱは別んことにでも使うか? [そう笑うと、悩むかポイと捨てるか。 どちらにしろからからと笑う。] (147) udon 2023/03/01(Wed) 20:15:36 |
【人】 鈴木 深江それにしても、楽しみだの。 設備の整ったキャンプ場とは。 温泉もあるらしい。 のんびりできそうだなぁ。 [ゆったり草を踏みながら山道を行く。 さわりと軽い音と感触が足の裏に心地良かった。] (148) udon 2023/03/01(Wed) 20:15:51 |
【人】 鈴木 深江[管理小屋に立ち寄るとそこに居る管理人がすぐに手続きをしてくれる。鍵を受け取り、コテージの場所と軽い説明を聞きまた礼を言った。] ありがとう。 丁寧に使わせてもらうとします。 [天美からも何かあったろうか。 そうして教えてもらったコテージへと二人で向かう。] (149) udon 2023/03/01(Wed) 20:16:22 |
【人】 鈴木 深江[時間を無駄にしなくてよかったという言葉にまったくだと笑う。朝に辿り着けていたらもう少し楽しむ時間があったかもと思う反面、朝からはしゃぎまわっていたらさすがにこの時間には体力が尽きていたかもしれないし>>189。 どんなに永くを過ごしても、 振り返った時間がどんなに永くても、 どんなに短くても、 今日一日の長さ、今感じている流れは変わらない。 命は万人に平等ではないけれど、 一日の長さ、一瞬の長さだけは平等だ。 金の不安もなく余裕だと伝え葉の行方を見守る。 変幻自在とはこのことだろう。化け狐とはいえこの変化は毎度目を瞠る。良い見世物になるだろうが、狐の変化だと大っぴらにバレると厄介なのが残念だ。 楽し気に目で追っていたが、最終的に綿羽が鼻先をくすぐりむずりとする。軽く押さえて天美の表情へ視線を移すと鼻を鳴らして笑う顔が見えた>>190。 まるで得意気な小動物だ。] (200) udon 2023/03/02(Thu) 3:57:03 |
【人】 鈴木 深江いいのう。 それも楽しそうだ。出るか。 [そう返事をしてまずは視界へと入ったコテージへ荷物を置くところからだろうか。 先に軽く見て回るかは天美次第ではあるけれど。 しっかりと防寒をする必要もなさそうな気候だ。 準備はそれほど必要もないだろう。*] (204) udon 2023/03/02(Thu) 3:58:07 |
【人】 鈴木 深江今日は我慢か、 まあせっかく金を払うんだ。 そうせんと勿体ないか?。 釣果ときたか。 俺は元々プロだがの。 [冗談に笑いながら返し、けれど本業は海で行う漁業、漁師である。ハンデだと笑うも山の狐の方が川での魚捕りは有利かもしれない。つまり五分五分だった。 コテージへと向かい辿り着くとかわいらしい建物だ。 いろんな種類のコテージが集められているのだろう、はしゃぐ狐の姿は微笑ましい。これを見れただけでも来てよかったと思えている。] (339) udon 2023/03/03(Fri) 15:00:07 |
【人】 鈴木 深江おむすびに住みたかったんか? 海苔でまいてやろうか。 [ぐるりと動き回る狐をよそにコテージの扉を開け中に入る。山の奥より、いっそう木の匂いが強まった。すん、と鼻を鳴らす。何となく懐かしい気持ちだ。 思ったよりも広い空間なのだろう、冷えて静かな空気の中を移動して、電気をつけて荷物を置いた。 灯りをつけると静かな空気に温さが宿る。 こんこんと音が聞こえ顔を上げると窓越しに見慣れた顔があり、なんだと笑う。要望通りに鍵を開け狐が滑り込むとまた窓を閉めた。 窓の外には先ほど言われたウッドデッキが見える。 なるほど、バーベキューか。いいな。 食材も中にあると言っておったし夜はここで肉や魚を焼けるだろうか。そういやキャンプ場で焚火はまずいかもしれないし。川べりならば問題ないだろうか。注意書きがなければ良いのやも。後で確認してみるか。] (340) udon 2023/03/03(Fri) 15:00:23 |
【人】 鈴木 深江ああ、結構ひろいぞ。 あそこくらいの狭さなら、 もう少し値引きしてもらわんとな。 [比べる先が悪いと返して建物内の設備を確認する。 大まかに不自由はなさそうだと思った。うん、かなり良いな。贅沢すぎる気もするが、便利で悪い事はない。風呂やトイレの中までは見ていないが、場所だけは把握しておく。] (341) udon 2023/03/03(Fri) 15:00:39 |
【人】 鈴木 深江[ロフトと聞いて、ほお。と梯子を少し登る。 頭だけでそこを覗くと確かに狭いけれど趣のあるスペースがあった。確かにこちらでも楽しそうだ。] こっちなら狐布団の出番か? [この狭い場所にぎゅうぎゅうに狐の毛が詰まっている所を想像して笑う。得をするのは自分だけかもしれなかった。] (342) udon 2023/03/03(Fri) 15:00:48 |
【人】 鈴木 深江そうだのう。 せっかくの山の奥、 夕日からのんびり眺めるのは 悪くなさそうだなぁ。 [問いかけにはそう答え、羽織るものもそれぞれ一枚あれば事足りるだろう。大きい荷物は必要なさそうだ。鍵だけなくさないようにしていればいい。] 山のてっぺんでも行ってみるか? いけるかは解らんけど。 [そうして色が重なり始めた空を見上げ、次に狐に向けゆるっと笑んで首を傾いだ。*] 手でもつなぐか。 ちびっこくなって、肩に乗ってもいいけどな。 (344) udon 2023/03/03(Fri) 15:01:02 |
【人】 鈴木 深江なんだ違ったか。 はは、お前は俺を食うのになぁ。 [巻いても食えんという言葉に声を立てて笑う>410。人の気を食らう化生に不死の身は無尽蔵の食糧庫だ。食らわれるのが気で良かった分はある。肉であっても無尽蔵だったけれど。 食われて死んで甦り再生し。 けれどそれを何度体験したとしても、自分は人間だと言える心の在り方はこの狐のおかげで手に入ったものだ。] (446) udon 2023/03/04(Sat) 15:25:26 |
【人】 鈴木 深江[こいつは別に良いやつではない。 悪いやつではないと否定もできない。 人間の味方だとか、それになりたいと思っている訳でもないし、俺と出会う前のやらかしだとかもあるだろう。知らない事もきっとたくさん。俺に対しても最初から優しかった訳でもない。 今はと問われると悩むところだが。 運命共同体という事実が根底にあるために、優しさも甘さも鈍っている気はする。 俺以外からは食わんという約束もしているから、他者への実害も余りない。あるとすれば化かした事での金銭的損害くらいか。 罪悪感もあるため極力やらないが、世間の移り変わりがはやいため、溶け込むためにどうしようもない時もあるため許してもらいたい。] (447) udon 2023/03/04(Sat) 15:25:59 |
【人】 鈴木 深江なんにするか。 米炊くんなら、おむすびにしよか。 さすがに天美は巻けんけどもな。 海苔あるか? あるな。 餅もある。 餅は弁当にゃ不向きだな。 焼き魚、は…まだ魚釣っとらんな。 きんぴらでも作るか。 [たくさんある食材を何も考えずに消費していいのも少しわくわくする。貝類等はあるが魚自体はいなかった。その代わりに玄関に釣り竿やクーラーボックスなどが用意されている。つまりはそういう事だろう。 魚は明日の楽しみにしよう。 結局準備に時間がかかり出る頃にはちらちらと星も輝いている。リュックの中身を詰め替えて、念のためにタオルや軍手も入れておく。折り畳みのロッドも入れたくなる。明日と言いつつ入れておくか… ならビニールも……。よし。] (450) udon 2023/03/04(Sat) 15:26:58 |
【人】 鈴木 深江[土地勘はないが、山の空気は読める。] くらいな。 [コテージの明かりが届かなくなったところくらいでそう笑って空を見上げる。葉の隙間から見える星は人里と比べ物にならなくて目を瞠った。 けれど、きっとあれは昔に足りない。 楽しさと眩しさと、物珍しさになってしまった懐かしさと、物足りなさ。傍にあるぬくもりがあるからこその郷愁は、決して嫌なものではない。] (452) udon 2023/03/04(Sat) 15:27:34 |
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