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【念】 灯屋 レイ「えぇ。命令を嫌だと感じる事があれば、言ってくださいね。その時は取り下げますから。 ……ん。これも命令になるんですかね?難しいな」 ふむと悩む素振りを見せ……貴方のぎこちない口元に、これもふっと口元を上げた。 完全な平等が訪れるとは思っていない。 それでも、少しでもと。そう願ってしまうのだ。 そう願い、灯りをともし続けるしかできないのだ。 (!3) sym 2021/12/08(Wed) 22:23:41 |
【念】 灯屋 レイ「おや……私が行けば良かったでしょうか。知られた事は構いません。あちらから探られる事があれば、私の名を出しても構いません。 私が探った方は、 投票権を失った方に詰問できる ようです。……最も、そうする前に彼女が権利を失いそうですね」 (!4) sym 2021/12/08(Wed) 22:32:26 |
【人】 灯屋 レイ本業から戻り、常のようにカンテラを仕舞おうとして御布令に気付いた。 そういえば始まったのだった。視線をやり……掲げられたよく知る名に眉を寄せた。 「……ぺトラ」 誰が聞いているかも知れない。 呟きの後に出る言葉はなく、静かに口を閉ざした。 (2) sym 2021/12/08(Wed) 22:39:26 |
【人】 灯屋 レイ>>1:76 アイシャ 「軟骨までのつもりなんです。いつも。ですが、つい。 怪我はしないように気をつけています。怪我してしまったら美味しく食べる事が難しくなりますから」 綺麗に肉の削げた、細く短い骨がカランと皿を鳴らす。 このような場所に彼女に合う小さめのテーブルなんて用意されているはずもない。ぷらぷらしてしまっても、ひとりで座れる椅子があっただけ御の字だ。 「私もです。酒はわかりませんが、ご飯にハズレがないのもいい。いい店を選んでいます」 自身で作っているかどうかなんて些細な事。仕入れていたとして、美味しければいい。 小動物を思い浮かべながらもうひとつチキンを取り、貴女より大きな口で齧り付く。 頼みすぎたと言っていたチキンも、その内綺麗になくなるだろう。 (39) sym 2021/12/09(Thu) 2:02:44 |
【念】 灯屋 レイ「では、私の命令は『嫌な時は嫌と言っていい命令』という事でよろしくお願いします。 誰かを縛る事に、慣れていないだけですよ。 私は此方に縛られた者を彼方へ導く者ですから。 ……ですが、やさしいと思ってくれた貴方の気持ちは素直に受け取らせて頂きますね」 ゆら、ゆら。幽かに揺れるカンテラを撫でる。 「そうですか。……不死者が関わっている訳ではありませんから、さもありなんといった所でしょうか。 何もなければ、それはそれでいいのです」 (!7) sym 2021/12/09(Thu) 2:17:36 |
【念】 灯屋 レイ「……聞こえていましたか?」 名を呟いた。どうしてと、誰に向けるでもない問を零しかけた。気まずげに頬を掻く。 「旧知の仲です。私がここに来る前からの。 死に近い我々は忌避もされやすい。 真実であれ虚偽であれ、疑いを向けられやすい立場でしょう。 遅かれ早かれとは思っていましたが、こんなに早いとは」 すっかり塞ぎ込み端にいる、鼠の青年をちらと見る。 ……この事態を引き起こした者達を支持する立場だ。けれど、彼女が酷い事をされなければいいと思う。 (!8) sym 2021/12/09(Thu) 2:29:54 |
【人】 灯屋 レイ「腐りかけのアンデッドでも相手にしたのですか?」 ベタベタがすごい事になっている。掃除ご苦労様です。 ノアベルトは風邪を引かない内に洗って着替えた方がいいですよ。 (48) sym 2021/12/09(Thu) 18:18:55 |
【念】 灯屋 レイ「生者は変わりますから。 貴方が誰に言われるまでもなく、貴方の望みを持つ事もありましょう」 導く者がいつか手から離れて行く事を知っている。 今までそうだった故に、それが当然だと。 これもまた、今までと比べてそう考えるのだ。 (!12) sym 2021/12/09(Thu) 23:18:13 |
【念】 灯屋 レイ「ありがとうございます。 ですが、こればかりは手の出しようがない」 この状況で直接動けば厄介な事になる。 貴方が仕事を失敗させるとは思っていない。 ただ、その後の身の振り方は厳しいものになるだろう。 ヨルムガルドから出ざるをえなくなる可能性もある。 「相当酷い目にあったのでしょうね。 妙に目立つ首輪は見せしめも兼ねているのでしょうか。 あのようにならない事を願いますが……まったく。昔も今も、何もできないというのは嫌になる」 (!13) sym 2021/12/09(Thu) 23:24:07 |
【人】 灯屋 レイ「かに。おいしいですか?」 味が気になった。 「壊滅とはまた物騒な。厄介なものが出ましたね。 こちらに来るとして、死人が出ない事を祈りますよ。 灯りが必要な時はお呼びください」 もしもこちらへ来るとして、撃退方法を考えるのはそういった手合いに慣れている者達だろう。 できる事を端的に伝えて、昼飯を頼む。 今日はチキンシチューです。おいしい。 (61) sym 2021/12/09(Thu) 23:40:30 |
【念】 灯屋 レイ「大小あるでしょうが、それなりにあると思います。 より良き生活を送りたいというのも、望みですからね。 柔らかな布団で寝たいだとか、おいしいものを食べたいだとか。……ガルムにはそのような望みも、無いのですか? いったいどのような環境で過ごして、」 そこまで口にして、これは命令になるのだろうかと言葉を止める。 もし良くない環境で育ったなら、もし良くない記憶があるのなら。 それを掘り返していいものだろうか? (!16) sym 2021/12/10(Fri) 1:07:24 |
【念】 灯屋 レイ「えぇ。今は、まだ」 「そうですね。次は―――」 常のごとくここは賑やかだ。 首輪がつけられても御布令が出てもそれは変わらない。 誰も彼も、変わらないように見える。 微かな灯りが、揺らぐ。 ―――灯りは花売りの少女を映していた。 (!17) sym 2021/12/10(Fri) 1:14:20 |
レイは、ミズチの言葉に頷く。「どちらも食べましょう」 絶対に食べる気だ。 (a47) sym 2021/12/10(Fri) 1:16:05 |
【独】 灯屋 レイこの村で初めての独り言にこのよくわからない文章投下して良かったのか? かわいいから仕方ないんですよね。 不穏なんですけど。なにあったの? 今更だけどワンワンの特徴ある子にガルム(番犬の名)って付けてよかったのか?本当にいいのか? なんもわからない。かわいいことはわかる。かわいい事実があればじゅうぶんなのでは?(現実逃避) (-109) sym 2021/12/10(Fri) 1:30:23 |
【人】 灯屋 レイ「串焼きは鶏肉すなわちチキンなので良いと思います」 ※鳥以外もあります 「シチューもおすすめです」 おすすめも添えました。 (74) sym 2021/12/10(Fri) 12:38:09 |
【念】 灯屋 レイ「……今は、ゆるされていない訳ではないんですよね?」 確認するような、言葉。 「当たり前を変えるのは難しい。 ですが、ゆるされている事をしないのは少々勿体無い。 そのような生き方もあるのでしょう。 私が感じるより悪くはないのかもしれません。 けれど、私は貴方が貴方に、自身の望みをゆるせるようになって欲しいと思います。 こうして関わったのもなにかの縁でしょうし……役に立つと言ってくれる貴方に、私も報いたいと思います」 (!21) sym 2021/12/10(Fri) 20:47:46 |
【念】 灯屋 レイ「えぇ。こちらもまた連絡します。 ……お互い望まぬ結果ではないと良いですね」 少し安心した。さっきは諦めたような声音だったけれど。 もしかすれば自分では気付かぬ内に、ガルムもほんの少しの望みを抱える事ができているのだと。 彼の望みが叶えばいいと、ヘルもまた望んだ。 (!22) sym 2021/12/10(Fri) 20:51:13 |
レイは、灯りを点ける。闇に飲まれてく街を、通りを、静かに照らしていく。 (a57) sym 2021/12/10(Fri) 20:53:53 |
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