情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
【人】 巫女 ユピテル「(……トラヴィス、凄い )」 ユピテルは、トラヴィスが役者な事も、 過去に座長と呼ばれる程の人であった事を知りません。 目の前で突然始まったそれが即興劇と言う特殊で台本がない 高度な芸事であることもすぐに気付かなかったほどです。 内容の、詩人と使用人と死神の事は、 本当はユピテルは死んだ筈の詩人から聞いて知っていました。 でもこの館はそうではありません。 自分以外の多くの人は真実を知りません。 ユピテルにはただ親しい人に言葉で伝えるしかできません。 けれど、 (19) poru 2021/10/22(Fri) 21:21:16 |
【人】 巫女 ユピテル「……こんな伝え方もあったのね。 ううん。これができるのは、きっと──」 今この館の中では、真の役者であるトラヴィスだけ。 方法を知っていても、彼しか行えない方法。 そして、舞台に上がる事を拒んでいた彼を知っていました。 「──あなたも、抗って、戦ってるのね。トラヴィス」 どんな心境の変化と影響かは、何でもいいのです。 全てに恐れ、停滞を望んでいた彼が、 微かな助言をくれたものの傍観者でいようとしていた彼が、 彼自らの手と演技で、表舞台で時を進める物語を紡ぎました。 その姿が、ユピテルには何よりも眩しく見えました。 この瞬間、館は W彼の舞台W に塗り替わっていました。 (20) poru 2021/10/22(Fri) 21:22:49 |
ユピテルは、拍手を、 (a17) poru 2021/10/22(Fri) 21:23:07 |
ユピテルは、この音を鳴らせない人達の分まで、 (a18) poru 2021/10/22(Fri) 21:23:51 |
ユピテルは、彼の惜しみない勇気と戦いに、惜しみない喝采を拍手で送りました。 (a19) poru 2021/10/22(Fri) 21:24:46 |
ユピテルは、今まで見た彼の表情の中で、今の彼が最も好きでした。 (a20) poru 2021/10/22(Fri) 21:28:52 |
【人】 巫女 ユピテル>>@7 トラヴィス 「あら、ブランクなんて見えなかったわ? “悪くない”、じゃなくて“凄く良かった”! でも、トラヴィスがそう言うなら脚本家がいた場合は 更にどうなっていたのかは気になるわね。 もっと凄いものが見れるって事でしょう?誰かいないかしら」 竪琴を抱えながらそちらに他に座る人がいなさそうち見ると その隣に許可なく座り、先程の即興劇についてそう話します。 「おつかれさま」 言いながら、ようやく持ち歩くようになったハンカチで、 もしトラヴィスが汗をかいているなら拭おうとするでしょう。 「……竪琴?……。う〜ん、貴方なら壊さないと思うけど、 いいのかしら……弾かない?ミズガネ、何か言っていた?」 先程の演劇の内容。唐突な竪琴の話題。 勿論、急にユピテルが持ち歩くから目についた。 その可能性はゼロではありませんが、彼も会話できたが答え。 その方が納得できます。とは言え珍しく少し渋っています。 トラヴィスを信頼していない訳ではありません。 むしろ館の中では上位です。ただ、ミズガネがどれほど この竪琴を大事にしていたか知っているから、迷います。 (29) poru 2021/10/23(Sat) 1:25:04 |
【秘】 巫女 ユピテル → よいが来ない ミズガネ「……そう。……あのね。でも心は伝わったよ。 きっと愛おしむように触れてくれたんだって。 あのね、 温かい の。きっとミズガネの心がそうだったからよ」だから平気よ、とは言い切れません。 触れあえない事が悲しいのはユピテルも同じです。 でも、本当に一切が触れられないのではなく、 恐らくは強い感情があるなら触れた様に感じられる。 話せるのは当たり前でも、触れるのは当たり前ではなかった。 それだけは、……よかった、 のでしょうか? 思考が揺れます。「……ミズガネを、殺す人がいなかったら。もっと、」 こんな数日の触れ合いだけで引き裂かれる事もなかったのかな。 まだ彼を殺した相手の事情を知りません。 本来ユピテルはその状況で殺人についての非難は行っても、 その相手自体を責める事はない娘です。娘、“でした” 過去形になるほどには、彼女の自我が強まったのか。 或いは神ばかりを見てい瞳に映す人が現れたからか。 恐らくは、その両方がその解答でしょう。 ▼ (-205) poru 2021/10/23(Sat) 2:48:54 |
【秘】 巫女 ユピテル → よいが来ない ミズガネ貴方が拭おうとした手に、水滴は残りません。 でも、その雫の温かさは貴方に伝わったでしょう。だって、 何かに驚いたユピテルが泣き止んだため、拭えたのか否か。 わかりませんが感触は伝わったのが表情でわかるでしょう。 それは明確に、貴方が頬を添えた時に一瞬身体が跳ねた事と。 重ねられた唇に、確かに熱が互いに分け与えられた事。 「──……」 そして、今何が起こったか察したユピテルの表情が、 それはあの日の夜に何度かみせたような 急な頬の赤さは、確かに唇を重ね合えた事を物語っていました。 「……あの、……──」 感情が動く余り、浮かばない言葉。 嬉しさと驚きと衝撃で、何かを伝えようとして。 その理由や可能性を沢山考えて、でも結局最後に出たのは。 「……──だいすき 」 己の心をずっと占めている彼への感情を表すたった一つの、 酷く単純で、けれど魔法のような温かさを持つ言葉でした。 ▼ (-208) poru 2021/10/23(Sat) 2:53:44 |
【秘】 巫女 ユピテル → よいが来ない ミズガネ「……ふふ。もう謝らなくてよくなったわね」 照れ隠しに、そう切り出しました。 一次的だったのか気持ちの問題なのか、まだわかりませんが。 ユピテルを、愛しいと例えてくれた人の涙は止まりました。 貴方が謝る理由なんて一つもないのです。 助けられなかったのも気付けなかったのも己ですから。 でも自分達はすぐに同じような事を考えるから 「これでおしまい」と笑います。 それから竪琴に視線を移して、素直に頷きました。 「あら、私が寂しくて勝手に抱いていただけよ。 ごめんね、名前のような物がうっかり見えちゃって。 なら、……守れてよかった。 何より貴方の事をちゃんと愛してくれていた人が、 家族に居た事が、その“証”が残っている事が。 ──きっと、まだ愛されてると思うよ。弟とお兄さんに」 (-209) poru 2021/10/23(Sat) 3:06:13 |
【人】 巫女 ユピテル>>@10 トラヴィス 返答が短いのをユピテルは一切気にしません。 トラヴィスの表情が全て物語っていましたし、 ただユピテルは感想を伝えたかっただけですから。 「……そう、なの?…………」 けれど続けられた言葉にどうしてと尋ねていいのかわからず。 聞き返したい表情と視線だけが、貴方に投げかけられます。 勿論トラヴィスを引き立ててくれる他の作曲家は多くいても、 トラヴィスの中の脚本家はその人だけと短い言葉で理解して。 だから、問い返して良いのかすら迷っていました。 「そうなんだ。うん、持ってるよ。 それに、弦を替えるだけなら怒らないと思うもの。 きっとさっきの公演を見て、ミズガネも喜んでると思うから、 許してくれると思うわ。トラヴィスにとって必要なら尚更ね。 ……でも、どうして必要なの?それともいつかのお楽しみ?」 その自信に満ちた眼差しを信じて 大切な人の大切な竪琴を手渡しました。 (33) poru 2021/10/23(Sat) 3:16:25 |
ユピテルは、知っています。 (a22) poru 2021/10/23(Sat) 4:23:54 |
ユピテルは、間接的なものを含めた殺人を、殺人者と言うなら (a23) poru 2021/10/23(Sat) 4:24:26 |
ユピテルは、この地上の九人の内の五人は『殺人者』だと。 (a24) poru 2021/10/23(Sat) 4:25:45 |
ユピテルは、── (a25) poru 2021/10/23(Sat) 4:26:42 |
ユピテルは、────己を含めて、五人なのを知っています。 (a26) poru 2021/10/23(Sat) 4:27:09 |
ユピテルは、だからこそ、『殺人者』だからと、 (a27) poru 2021/10/23(Sat) 4:28:32 |
ユピテルは、本当に、彼をそれだけで終えていいのでしょうか? (a28) poru 2021/10/23(Sat) 4:28:59 |
ユピテルは、──まだ、願い先を決められていません。 (a29) poru 2021/10/23(Sat) 4:29:42 |
【人】 巫女 ユピテル>>+11 ミズガネ トラヴィスとの会話を終えた後、 目を閉じれば、怨嗟を吐く貴方の声が聞こえました。 その傍に寄ってきて、背中合わせになる椅子に座ります。 「あのね、ミズガネ。 今はまだ、他の人に聞くべき事を聞けていない。 だから答えはまだ変わるかもしれない。願う先だって、 貴方の意思通りリーパーかもしれないけれど、……」 「私、『あの子』の話も聞きたいって思ってる」 「だって、まだW死神の彼Wしか知らないわ、私。 どうしてゲイザーの中に死神がいたのか、何か知ってる? もし理由があって、救えるのなら、救いたいと思っている。」 「あなたは、その判断をする私を許さないかしら」 (34) poru 2021/10/23(Sat) 4:52:22 |
ユピテルは、呟きます。「愛する貴方を殺した相手なのに」と。 (a30) poru 2021/10/23(Sat) 4:57:42 |
【人】 巫女 ユピテル>>+14 ミズガネ 「ふふ、困ったわね〜。私、元は死ぬ事は怖くなかったの。 だから何でも言えたわ。だからこそ動いてくれた心だって、 今まで沢山あったのかもしれないわね」 でもそんな事言われたら、死ぬのが少し。 ……少しだけ、怖くなっちゃった。 貴方を苦しめさせたくない。……それでも、 「ね、ミズガネ。貴方は身勝手なんかじゃないわ。 貴方が思う事は当然で間違ってない。嬉しいとすら思う。 それでもW死神の彼Wを知りたいと思う私だからこそ、 きっと貴方は好きになってくれたって思ってる。 このまま、何も知らずあの子を殺したら。私、それこそ、 自分もあの子も。誰も赦せなくなる。きっと耐えられない」 知ってるわ、ミズガネ。これを聞かせれば聞かせる程、 万が一の時の貴方の後悔が膨れ上がるって。 だから、私を好きになってくれてありがとうは言わないわ。 本当はもっと考えてる事もあるけど、心に秘めておくわ。 貴方に選択肢を渡さなくて、渡せなくて、ごめんね。 「でも私、慈悲深くなくて我儘で欲張りだから。 貴方がそこまで言ってくれてるのに諦めない頑固な女なの。 その代わりね、もう安易にW死んでもいいWって言わない。 泣いてくれる人がいると知って、抱えた上で行くわ」 ▼ (35) poru 2021/10/23(Sat) 6:54:17 |
【人】 巫女 ユピテル>>+15 >>+16 ミズガネ 「無理はしない。私、絶対死なないわ」 「だから、貴方を、貴方の性格を知った上で、 こう言うね。 W私を信じてW って」これだけ言ってもし失敗したら、傍でいっぱい怒ってね? なんて、本当は思ってる事は絶対怒られるだろうから言わないけど。 でも、放っておけないの、ゲイザーを。あの子を。 逆の立場なら、貴方も考えてた可能性は0じゃないって思ってるよ。 本当は抱きしめたくても、視覚がない上では叶わなくて。 貴方の語りかけがないと触れられないから、寂しいけれど。 ふふ、……わがまま通そうとしてる罰かもしれないわね。 (36) poru 2021/10/23(Sat) 7:03:08 |
ユピテルは、もうひとつ。あと一人、聞きたい事がある。 (a34) poru 2021/10/23(Sat) 7:10:04 |
【秘】 巫女 ユピテル → 浮遊想 テラ「いつもは気付かれないのに、この期間か、 今の面子には気付かれるのが嬉しい…… やっぱり、私もしかして知らない間に テラのことを喜ばせてあげられていた?」 「……ここの人達はあくまでユピテルとして見てくれる。巫女なのはオマケで、その力で誰かを幸せにしたとして、『ユピテルが巫女でよかった!』で終わり。 でも、故郷だと違うわ。私は『巫女のユピテル』。 巫女にどう思われたいか、その思惑がどうしても最初に来て、そこから私とお話する。……巫女でなければ、違う印象を持ち会えた人も沢山いたかもしれないのに」 「だから、違うって思うの。 ……?ふわふわして遊んでるの?」 なんとなく近づいて、離れる気配に笑顔で返します。目をとじてるから答え合わせができない。故に楽しい部分もあるのかもしれません。 「人間の形……私からすると、普通に人間の区分に入るわよ〜?神ではないし、かと言って植物でもないし。身体がなくても意思疎通できる魂は私は沢山見てるから……テラもそれに近く思えちゃうわ」 (-214) poru 2021/10/23(Sat) 7:28:08 |
【秘】 巫女 ユピテル → 不眠症 アマノ「そうとも言えるし違うとも言える。 さっき私が持っていた本を取り上げようとしたでしょ。 あれと、遺伝子工学が発展してる国なの」 何となく馬鹿に見えたが馬鹿でない。 そんな雰囲気を感じて拗ねたように口を尖らせました。 「そう。うちの遺伝工学と随分違う分野が成長してるね。 ……戦争が激しいの?」 「それに、そんなに早く帰りたがる理由があるって事だよね。 大切な誰かか何かが元の世界に居るの? 理由を聞ければ手助けもしやすいとは思うけど…… 勿論、帰りたいという気持ちはわかる。 誰だって誘拐された場所は離れたいものよ。 でも、レンジがそんなに必死になって帰ろうとする理由があんまり思いつかなくて」 「……元の世界のしがらみ?」 僅かに聞こえた言葉を拾い上げて復唱してきました。 (-216) poru 2021/10/23(Sat) 7:39:15 |
【秘】 巫女 ユピテル → 不眠症 アマノ「ふふ。同じ世界だったら困っちゃうわ。 私、一つ凄く悩んでる事があって。 んー……レンジで例えるなら、『もう戦争が終わらないなら いっそ世界ごと吹き飛ばす物を開発しよ』みたいな。 ようやくその結論を出しかけてたのに、また迷っちゃう」 冗談めいた言い方に、それは余りにも物騒過ぎる内容で。 これは例えであり研究者でも発明家でもありません。 だからそんな兵器は開発はできませんが、逆に言えば、 それくらいの規模の事を違うジャンルで行っていると言う事。 「でも、──どこも同じなのね。神様も宗教もあるのよね?」 ソファにそれとなく寄って邪魔にならない位置に腰掛けます。 碌に寝れてないように見受けられました。 眠れる可能性がありそうなら、起こしてはいけませんから。 「妹さん?私がお兄ちゃん!って呼ぶよりもっと幼いくらい? じゃあ、“ここに残ればいいじゃない”とは言えないわね。 でも、……滅亡寸前まで荒廃しているなら、戻っても…… ううん。……そうなるとしても“最期まで隣に居たい“?」 (-225) poru 2021/10/23(Sat) 11:48:38 |
【人】 巫女 ユピテル>>41 キエ 「あら。W何かをするWっていい事でも悪いことでも、 どちらでも取れるじゃない? 私、別にキエに尋ねに来ただけで糾弾しに来てないよ」 実際、別に貴方への強い敵愾心等は見えていません。 ただ何かをするなら貴方とユピテルは考えていましたから。 それは貴方への好意の差などではなく、各々と話した結果、 何かしらのそれが可能な力の持ち主が貴方だけだったから。 「W差し出されたから、受け取ったW?」 あの日、少女の悲鳴が、聞こえたと聞きました。 多重人格で最も邪魔になるのは、何?それは、 「キエ、貴方が差し出されたものは、ゲイザー?」 「貴方、それをW受け取っただけWと言うなら、 まだW返すW事だって出来るんじゃないの?」 (44) poru 2021/10/23(Sat) 12:29:13 |
【人】 巫女 ユピテル>>@18 トラヴィス 「あら、秘密ならしょうがないわ。楽しみに……わ、っ」 まさかトラヴィスがそんな事をするとは想像していません。 つい驚きの声が上がってしまいます。 「もう。お姉ちゃんより、 もっと撫でるべき子がいっぱいいるでしょう?」 言葉と裏腹に、嬉しそうに少し照れて俯いて。 WやっぱりトラヴィスはずるいわWと、 一度口を尖らせてから、ふっと緩めて微笑みます。 「……うん。もし弦が直ったら、……ううん。何でもない」 もし竪琴が直っても、これが音を奏でるか。 唯一それがわかるのは、持ち主の彼のみ。 いつか、その日は来るでしょうか。 本当に単なる勘ですが、案外そう遠くはないと信じています。 そしてW貴方からW告げられた言葉に瞬き。 彼が自分からそれを伝えられるとは、 最初の日を思い返すと想像もできなかったでしょう。 彼が言っていたW最後Wが明日とも知りません。 「……ええ、Wまた明日W!」 だから、いつも通りに屈託なく。いつも通りに明るく。 大切な人に、大切な人の竪琴を託して、見送りました。 (45) poru 2021/10/23(Sat) 12:56:09 |
【人】 巫女 ユピテル>>46 キエ 「そうねぇ。頷くかもしれないわね〜」 本当は、そこまで献身が強い女ではない。 ただ、そう見られてるならそれでいい。 W都合がいいWから。……だって、常に悩んでる人よりも、 『全く悩まなさそうな女』の『貴重な悩み』の方が、 あなた、興味持つでしょ?キエ。 何より、一番聞きたい事は、本当はもう聞けた。 まだゲイザーをW返せるWと言える程度に、 彼女はまだ存在しているということを。 「キエは善意で損は絶対嫌って言うわよね〜。 それは勿論理解してるわよ、お姉ちゃんも。なのでお話」 だからここからは、単純に私達が失敗して、 キエに交渉する以外の打つ手がなくなった時の保険と、 (51) poru 2021/10/23(Sat) 15:04:47 |
【秘】 巫女 ユピテル → 悪食 キエ「私、ずっと揺らいでいたのよ? 最愛の存在の言うことを聞き、 最愛でない人の為に、巫女の使命通り最愛の存在を壊すか。 最愛の存在の願いも否定し、誰も望まない道を選び、 最愛でない人を、巫女の使命を悪用し全てを終わらせるか。 或いは、その先に衰退しかないとわかっていて。 常に抱く希死念慮<自殺>の元全てから逃げ、捨て去るか。 ……選択が、『できる』が故に、逃げたかった。 どれを選んでも、『私のせいで』何かが終わる」 「嘘と思うなら聞いてみる?試食する? 故郷では、立ってる事すら辛い女よ、私」 (-257) poru 2021/10/23(Sat) 17:39:49 |
【人】 巫女 ユピテル「それはそれとして…… 聞かれたの初めて!?私が!? ちょっとみんな何やってるのよ〜!!お姉ちゃん、こんな怪しい取引しちゃダメとは言わないけど、ちゃんと前提くらい聞いてからしなさい!」 お姉ちゃんは該当者全員に聞こえるくらい大声で怒りました。 (61) poru 2021/10/23(Sat) 18:00:48 |
【人】 巫女 ユピテル>>+23 >>+24 ミズガネ 「────」 「…… W『自分がこうしたい』と思ったことW ?」言われた言葉が、何度も繰り返されます。 何度も、何度も。 ずっと言われたかった言葉。 最愛の存在はいつも『いいよ』と言います。 でもユピテルはそれは凄く嫌でした。 最愛でない人は巫女の使命を果たすのを望みます。 ユピテルは、いつしか『自分がこうしたい』を 誰にも言えなくなりました。 誰にも言わなくなりました。 だって、黙って従順なフリをしていれば。最期のその日、したくない事を避けられる。 使命を放棄し、全てを止められる。 気付けば大地の巫女の心は冷えて、氷の巫女になりました。 ──でも、 それですら本当の『自分がしたいこと』ではありませんでした。 ▼ (68) poru 2021/10/23(Sat) 20:33:41 |
【人】 巫女 ユピテル>>+23 >>+24 ミズガネ 「──ふふ」 W俺Wはどんな選択をしても、Wお前Wを応援しているから 「まるで、私の神様の様な事を言うのね。ミズガネ」 Wお前がW道を選んで進むことを、自分のことのように嬉しく思えるのだから 「……ありがとう。もう、寒くないわ。 抱き締めてくれたのがわかるの。きっと何度でも触れられる。 館に来て、皆とお話して、貴方と触れ合って。 『自分がこうしたい』と思ったことを無意識に貫いてた。 それが今に繋がっているなら、迷わないわ」 改めて考えます。 今の、本当の『自分がこうしたい』と思ったことは── 「 」 だから負い目なく日々を受け入れられるように、 「貴方が信じてくれるなら、私、どれほどでも頑張れるわ」 もう間違えない。こんな私に、熱と勇気をくれたから、」 「WいってきますW」 人に、赦しは与えました。館では本心の赦しを沢山。 人に、赦しを貰えたのは、初めてでした。 (70) poru 2021/10/23(Sat) 20:36:09 |
【秘】 巫女 ユピテル → よいが来ない ミズガネ「──コトハとずっと一緒にいること」 「WおはようWと、WおやすみWと、 WいってきますWと、WいってらっしゃいWと、 WただいまWと、WおかえりなさいWを、」 「毎日言って、毎日その言葉が返ってくること」 それが今の、WただのユピテルWが、 本当に、『自分がこうしたい』と思っていること。 (-280) poru 2021/10/23(Sat) 20:37:25 |
【秘】 巫女 ユピテル → よいが来ない ミズガネ【三日目】 「私、こんなに手だって冷たいのにね。 特技には自信があったけど、人の心を溶かせるとは知らなかった。 ──あなたもでしょう? 私、自分の話を聞いた後にミズガネの話を聞いて、驚いたわ。 真逆の部類じゃないかしらって。話してよかったのかなって。 でも、だからなのかしら。 互いに欲しかったものを、補えあえたのね。私達」 ミズガネが本当に望んでいた物は、きっとこの時。 ユピテルが本当に望んでいた物は、後の“いってきます”の時。 自分の短くて飾り気のない言葉に、同意の言葉が返って来た時。 褒めるのが上手と褒めた貴方の言葉も好きだけど、 同じくらい、きっと素の貴方の言葉と、 見えないけど、ユピテルには見える表情が好きだと感じました。 ▼ (-287) poru 2021/10/23(Sat) 20:59:26 |
【秘】 巫女 ユピテル → よいが来ない ミズガネ「そうかしら。綺麗な響きと感じるけれど。 私が異文化の人だからそうであって、ミズガネは気になるのね。 由来の意図がわからないから、純粋に素敵って思っちゃった」 コトハ。琴葉?、言の葉? きっと沢山ある可能性。 後に、皆の名を調べていた時にその意味を知る事になりますが、 まだこの時はそれを伝える事はできません。 「愛する事に資格なんていらないんだと思うよ。 だって私、ミズガネに資格も許可も取ってないもの。 ミズガネだって取ってくれてないよ?」 おかしそうにくすりと笑いながら、あえて軽い感じに流して。 「自分が愛している人にしたい事をすればいいのよ。自分に。 私は愛してる人が元気にやりたい事を見つけて…… ううん、もう。生きてさえくれたら、そして笑顔でいてくれれば。 それが一番だもの。それがお返しよ、きっと」 「……ねぇ」 「……ミズガネのこと、名前で呼んじゃだめ?」 (-290) poru 2021/10/23(Sat) 20:59:41 |
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新