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【秘】 探偵 キエ → 巫女 ユピテル>>1:195 「僕としちゃ優しいつもりなんだがねェ? どうも彼等は僕が考えるより気難しいようだ。次は気をつけるさ」 キエは呆れた様子で話をした。しかしキエが配慮をした所で結果は目に見えているかもしれない。 「僕ァ昔からこうだよ。魔法や科学かはわからないがきっと生まれつきだろうね。 さてユピテル君、僕ァ君について気になる事があるんだが良いかい?」 (-15) wazakideath 2021/10/17(Sun) 21:46:14 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → 巫女 ユピテル「ん……お前、随分酒の知識があるように見えるな。その見た目から素性を推測しにくいが……。 ……ああ、お前、確か巫女と名乗っていたか?神事と酒は切っても切れない関係だしな、もしかしてその繋がりから詳しくなったのだろうか」 怒らない、むしろ前向きな反応を見せた貴方を見て更に柔らかい空気を纏いながら自分もまたワインを一口。 やがて、下女が扉の向こうから呼ぶ声が聞こえるだろう。応対して戻ってきた男の手には肴が用意されていた。つまみやすいドライフルーツに、クリームチーズを生ハムで巻いたものなど。好きなものを食べろと勧めながら男は会話を続けた。 「特別な人を作るつもりは今のところない。俺はあらゆる美しい花を愛でていたいからな。十分に可愛がるには一年じゃ足りないし……それに、気付けば新顔がやってくる不思議な場所だ。飽きなどまだこないな。 それはそれとして、気になると言われれば悪く思う者などいないだろう。俺もまた例外じゃない。綺麗な花に思われたのなら尚更」 (-19) もちぱい 2021/10/17(Sun) 22:07:29 |
【秘】 巫女 ユピテル → 探偵 キエ「うん。……うん。 キエはそのままでもいいような気もしてきたわね」 最初は肯定的なうん。続くは疑問交じりのうん。 そう、キエの性格上むしろ気回しをすると、 余計なトラブルが増える可能性に薄々気付きだしました。 「生まれつき。種族か素体がそんな仕組みか、 探偵なのに、その理由を気にした様子はないのね?」 「……聞きたい事ではなく気になる事? 何かあったかしら。ええ、私は構わないけれど、なあに?」 (-36) poru 2021/10/17(Sun) 23:48:15 |
【独】 巫女 ユピテルポルティのステルス位置予想が ミズガネとキエしかない昨今 皆さんいかがお過ごしですか? 特にミズガネさんとキエさん ねえ? (-49) poru 2021/10/18(Mon) 1:10:28 |
【独】 巫女 ユピテルいえ唯一「ユピテルでは?」と 1件のみ言われました それもミズガネ>ユピテルでしたが 理由が「投稿発言の速度」ってなにー!? (-51) poru 2021/10/18(Mon) 1:12:04 |
【独】 巫女 ユピテルやだなあ滅茶苦茶ユピテルさん ポルティ女子じゃないですかここですよ こここここここここここここここ 初日に40回発言してアピールしていたのに おかしいなあ・・・・・・・ ここここここここここここですよ (-52) poru 2021/10/18(Mon) 1:14:17 |
【秘】 探偵 キエ → 巫女 ユピテル「当たり前だろう? 君は何故自分が呼吸をするか考えたことがあるかい。何故瞬きをするか考えながら目蓋を動かすのかい。 何も不便が無いのだから、其れで良いだろうよ」 キエの視線は躊躇なく足元へ向かう。 「聞きたい事でもあるねェ。謎があるなら暴きたいのが探偵の性というものさ。…服装に関しても謎はあるが其処はさておき。 なあ君、足首の痣はどうしたんだい? まるで枷を課せられていた様じゃあないか」 (-54) wazakideath 2021/10/18(Mon) 1:30:28 |
【秘】 巫女 ユピテル → 技術指揮 シトゥラ「ええ、巫女。生も死も関わりは強く、どちらも行う仕事よ。 私にとって神は、いつでも傍にいる大切な大切な人だから。 そうねえ、神と言うから誤解を生むのかしら。 “母なる大地は常に私達を見守っている” そう言うと納得してくれる人は多いのよ。 シトゥラの国とは……いえ、文字通り住む世界が違うのね。 神は大地、あるいは世界そのものが私の当たり前。 そう言う意味では死神の側面も持つと解釈は出来るけど」 つい、自国と神について語ってしまいましたが、 彼が望む事は天変地異による死などではなく、 もっと形の違う、傍にある身近な死であると考えました。 「……と、学者さんの上に話したいと言ってくれたから、 少し長く語ってしまったけど考古学者とは限らないわね。 どの分野の学者さんだったのかしら。それと、」 その言葉を聞くと、少しの間の後、僅かに目が輝きます。 明らかにその単語、及び職業に関心を持つ目です。 「誰かを殺したいの?」 (-58) poru 2021/10/18(Mon) 1:51:09 |
【独】 巫女 ユピテルところでミズガネくん もちぱいかやいの二択と思ってますが ・『この形式カッコ』の多様 ・"カッコ" ←この “カッコ”の斜めじゃなく縦直線の囲い ・強調ボールド&アクションの使用頻度 ・もちぱいのほうが文章を連結してる率は会話の「」台詞内の連結度は恐らく高かった気がする ・感嘆詞の時の静かさはやいの方が近い気はする (-63) poru 2021/10/18(Mon) 2:40:33 |
【秘】 巫女 ユピテル → 探偵 キエ「あらあら。不思議なことを言うのね。 少なくとも私は呼吸をする仕組みは理解しているわ。 だから考える。"不便がないならそれでいい"と流さない。 今の言い方、むしろミズガネみたいだったわ」 「でもそう言うものかしら? キエは学者でも研究者でもなく、"探偵"なのだから」 「根本が知的好奇心による暴きそのものが動機なら。 全部全部、納得できてしまうのよね〜」 初日から大広間で大騒ぎしていたものねぇ…… さすがにそれは口に出しませんでしたが、 "天才"な事を言っていたアマノとの衝突を少し納得しました。 「うん。されていたから残っているの。痣が。 実際に足枷だったけれども。もう痛みはないし平気よ?」」 (-67) poru 2021/10/18(Mon) 3:04:53 |
【秘】 巫女 ユピテル → 酔吟 ミズガネ「素性って難しいわよね。"巫女のユピテル"では色々伝わらない。 同じ様に"吟遊詩人のミズガネ"しか知らないからお話にきたの。 だから気が向いたらなんでも聞いて?そしてお話して? 私も聞いて答えるわ。巫女のお仕事もその対話が重要なの」 「ちなみに、 」お酒は単に本当に好きなだけです ……ぇへ……巫女と格好つけた直後にこの台詞は余りにもしまりません。 誤魔化す目逸らしをしながら照れ臭そうに頬を掻きました。 ありがとうと礼を述べつつ、全てを試してみようとばかりに、 一通りの肴に一度は手を付けます。薄々感じるかもしれません。 "この女、相当飲み慣れている酒好きでは?"と。 「あら真摯ね。それとも拘りを強くは持たないのかしら。 とりあえずでお付き合いなり、愛人なり。 持っても不思議ではない、そんな環境に思えたから」 「うん。そうね、今私も花に例えられれば満更でもないもの。 一応ちゃんと理由はあるのよ。今飽きないと言っていたけど、 どちらかと言うと"元の場所よりこの館の方がいい"と思ってる。 ミズガネがそう見えたから。……違っていたらごめんなさいね」 (-75) poru 2021/10/18(Mon) 3:49:12 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → 巫女 ユピテル「なんでも、ねえ。んー……。 ……巫女というからには何かしら神に仕える者だとは思うが。お前が仕えているのはどういう神で、その神を奉る宗教はどういうものなんだ?」 それは吟遊詩人としての興味だったのかもしれない。各地の伝承や神話を語り継ぐ者として、巫女の在り方が気になったようだ。 そう質問しつつ、しまらない一面や肴に手を伸ばす様子を観察する。 (この女、相当飲み慣れている酒好きでは?) 勘付いてしまった。 「いいや、後者だ。拘りが無い。だからお前の想像を裏切って悪いが、下女達には声をかけて『仲良く』しているよ」 そこまではつらつらと返していた。けれど。 「…………。 衣食住が満たされて、仕事をしなくても生きていける。……自分を見て言葉を交わしてくれる人もいる。 むしろ、元の場所がいいなんてどうして思えるんだ?終わらない宴、終わらない夢、終わらない幸せなんて最高だろう」 居た堪れないといった様子でそのままグラスを回す。不規則に、ぐらぐらと紅色が揺れては乱れる。 (-79) もちぱい 2021/10/18(Mon) 4:10:22 |
【置】 巫女 ユピテル空を一瞥。 夜と朝。見え方が違うそれに感傷めいた言葉はありません。 その瞳に何が映ろうと、今から視るものは別物ですから。 中庭の物陰の一点を迷いなく訪れ、 幾重の禍を予兆しようとただ一つの怯えもない足取りは、 今は独り、森羅を抱く記憶と魂を重ね、其処を視ます。 言葉は、解き放たれていました。 その者の命は其処にあると、まだ言えるのでしょうか。 『脆く消える存在は、魂のみの存在を是とするのか』 それは虚構と、視ない貴方達 は例えるでしょうか。 これが始まりであっても、巫女にとっては廻る刻の一つ。 何一つ汚れていない手を、ちゃぷり、と。 朱の噴水の中に禊のように入れ、暫し目を閉じ続けていました。 (L0) poru 2021/10/18(Mon) 4:30:36 公開: 2021/10/18(Mon) 4:35:00 |
【置】 巫女 ユピテル確かな物は存在し得る上で。 脆く消える儚い存在を重石とした裁定は、 確かな傷と宿業に寄り、天秤を傾け続けようとします。 「此度の導き、僥倖である事は疑いないけれど」 巫女はもう疲れたのです。もう泣いて嘆く気力すら衰え出していましたから。 積年の人の堕落と欲念の記憶は、積怨の様に蝕み続けます。 絶えぬ使命は、文字通りの"すべて"に望まれていようと。 『私は、未だに"間違い"ではないかと言う疑念が消えない。 人世は、人はどう在る事が正しいのでしょうか』 尊き者を散らし、犠牲の上に続く道を その世界を当然の様に人生だと言う説法を肯定し続ける。 「それ程の価値が、神の子と言うだけであるのか」 誰か私の選ぶ道の先を、示してくれませんか。 私はただ、あの真白の尊き命を守りたいだけだったのです。 まだ天秤は傾き切っていません。 或いは天秤そのものが、"ここ"に潰えるのかもしれません。 巫女の手は一色に染まっていても、心だけは、まだ完全には。 どれが、誰にとっての安寧となるのか。 証明が不可能だったその解答を、誰か私にみせてください。 私が決断を揺るがぬように。或いは、天秤の役割そのものを降りる為に。 (L1) poru 2021/10/18(Mon) 5:15:36 公開: 2021/10/18(Mon) 5:15:00 |
ユピテルは、中庭の物陰を後にしました。 (a18) poru 2021/10/18(Mon) 5:34:15 |
【秘】 巫女 ユピテル → 酔吟 ミズガネ「“母なる大地は常に私達を見守っている”」 教えの一文を読み上げるように述べます。 「神が大地や世界を作ったのではなく、 大地、世界そのものが神なの。 私はその声が聞こえるから巫女なのよ。 私にとって神は、いつでも傍にいる大切な大切な人。 だからその声を聞き、願いを叶えるのが使命ね」 興味自体を持って貰えた事が嬉しいように。 終始両手を合わせ、嬉々として語ります。 語り終えた後にまたお酒を一口頂きました。 「……ふふ。詩人らしい質問で喜んじゃった。 こういうお話に興味を持つから吟遊詩人になったのかな」 「あらあら男の子ね。『仲良く』なんて。 勿論無理強いじゃないならいいと思うけれど。……」 "自分を見て言葉を交わしてくれる人もいる" その言葉と、居た堪れない様子にグラスを置きます。 心配そうな顔をし、少し距離を縮め貴方の瞳を覗き込みます。 「私、まだ何も言ってないわ。否定だってしない。 なのにミズガネはどうしてそんな顔をしているの? まるで幸せな夢を見続ける事に、罪悪感があるみたいだわ」 (-108) poru 2021/10/18(Mon) 6:05:06 |
【秘】 探偵 キエ → 巫女 ユピテル「こりゃ一本取られたねェ。僕ァ全ての謎に興味がある訳じゃあないのさ。空が青い理由などどうでも良いし、血潮が赤い理由だってどうでも良い。 でもミズガネ君みたいかァ、…ふふ、今度伝えてみよう」 最後の一言を聞くまでキエは笑っていた。 最後の一言を聞いて足首から視線を外しユピテルを見据えた。 (-109) wazakideath 2021/10/18(Mon) 6:27:40 |
【秘】 探偵 キエ → 巫女 ユピテル「…? まるで僕が君を心配したかの様に言うんだなァ。僕が気になったのは其処じゃあない」 ユピテルの周囲をゆっくりと歩き始めた。その表情は先程迄と打って変わって退屈さが滲んでいる。 キエの一挙一動は礼節に欠けた身勝手なものだった。ミズガネに対する其れと同じ、いや更に酷いかもしれない。 「枷をされた理由と外された理由さ。何方かと言えば僕ァ外された理由の方に興味があるがね」 (-110) wazakideath 2021/10/18(Mon) 6:28:38 |
【秘】 巫女 ユピテル → パイ焼き ゲイザー>>1:202 ゲイザー 「ありがとうゲイザー。 けれど、お姉ちゃん少し心配になってきたの。 ううん、怒りはしないのだけど……」 言い方の程度に悩み口元に手を当てて思案します。 思考の末、口を尖らせ注意の様な形式にしました。 「"親切にしてくれた"だけで、人を判断しちゃ駄目。 悲しいけど言葉は嘘を幾らでもつける人もいる。 勿論言葉以外に多くを重ねても見極められるとは限らない。 でも……今のあなたの思考は、 褒められた事が余りない故の反応に思えるの。 それでゲイザーが傷付くと、傷付く人もいる。私もね。 勇気と無謀を履き違えちゃだめよ。覚えておいて」 後悔しない。という発言への指摘です。 本当に後悔はしないかもしれません。しかしそれは、まるで自分が傷付いても気にする人がいない前提の言葉のようです。 それを説き、落ち込ませないように語り掛けました。 (-112) poru 2021/10/18(Mon) 7:10:40 |
【秘】 巫女 ユピテル → 探偵 キエ「学者も全ての謎には興味がある人は少ないと思うけれど。 その言い方だとキエの知りたがる謎には基準があるみたい。 あるなら、どんな基準の上でか聞いてみたいわね」 対ミズガネ以上のキエの礼節の無さも、気遣いの無さも。 まるで謎以外興味がないと言われている事に動じる様子はありません。『気にしていない、慣れている。』 その程度の感慨のように「そうねぇ〜」といつもの調子が帰ってきます。 「されたのは逃げるから。外されたのは逃げなくなった、 或いは外してでも何かをやらせる必要があった。 なんて言っても、『そんな事はわかりきってる』かしら?」 更に退屈か、或いは失望の顔が浮かぶ? そんな事を逆に問い質し、答え合わせでも見たがるように。 周囲を回るキエの目の前に笑顔のまま身を乗り出します。 (-113) poru 2021/10/18(Mon) 7:24:49 |
【神】 巫女 ユピテル>>【ハロウィン】 「良い機会だから縫い直すついでに、 着替え替わりに仮装を貸して貰ったけれど。 こう、なんだか落ち着かないわ。すーすーするわね……」 いつものチグハグ過ぎる服は修復と洗濯の旅です。 代わりに仮装をお願いして貸してもらいました。 特徴的なトンガリ帽子に羽織られる黒いローブ。 この点だけで魔女の衣装は明確でしょう。 問題は中に着るローブが丈は長いのに首肩の露出が広い服で。 「あ。挨拶なんだっけ。ハッピーハロウィン!かな? それとも例のアレを言わせてくれる人はいるかしら〜」 つまり、今はさらしで胸を潰していないこの状態は。 今まで気付かなかった人でもわかるほどに形が見えます。 最早、仮装並の 巨乳 を遮るものは何一つありません。とても凄いです。既にある種の悪戯レベルでしょう。 (G24) poru 2021/10/18(Mon) 7:45:40 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → 巫女 ユピテル「…………成る程ね」 巫女同様語り終えられるまで酒を口にすることもせず静かに聞いていた。 「対話が重要、という理由がよく分かった。それにしても『声を聞き、W願いを叶えるW』なあ……。 他宗教の巫女も大抵神の声を聞き、民衆に伝える所謂神託までなら行っているが……願いを叶えるという部分は珍しい気がするな。それで、ユピテルのとこの神様はなんて?どういう事を話してどういうことを願っているんだろうな」 「無理強いはしてない。全員同意だ。嫌がるなら普通に飲んで部屋まで送って帰してる」 距離を縮め、此方を覗き込む女の視線から逃げるように男は視線を更に別方向へと泳がせる。 「……この話をすればだいたい人は真っ二つに意見が分かれる。同意する奴と、それは間違いだと真っ向から否定してくる奴。面倒なんだよそういう人の在り方に口を出してくる奴が」 うんざりした口調からそれが本音であることは分かる筈だ。ただ、それでも貴方の視線から逃げる様子から理由の全てを話したとは言えないかもしれない。 (-120) もちぱい 2021/10/18(Mon) 9:56:40 |
【秘】 探偵 キエ → 巫女 ユピテル「………基準は当然ある。でも君ァその基準を満たしていなさそうだから余り興味が無い。しかし問われれば僕は答えよう。 ⏤⏤⏤⏤“感情を隠す謎”さ」 空は誰かの想いを隠さず海は誰かの嘆きを覆わない。だから興味が無い。 「何でもかんでも明け透けなのは面白く無い。 箱の中身は何なのか、何故箱に入れたのか? 其れを暴くのが愉しいというのに君と来たら……もう箱に穴が空いているんだもの」 (-123) wazakideath 2021/10/18(Mon) 10:28:57 |
【秘】 探偵 キエ → 巫女 ユピテルキエは歩みを止めた。僅かに骨張った指がユピテルの心臓の真上をとんと突く。この下に何が在るかは自明だ、きっと壊れかけの心がある。 「嗚呼、そんな事は判りきってるのさ。そうでなければ不要になって捨てられたとかねェ。 ………もっと早く、そう、君という意思がまだ蝕まれていない内に会いたかったなァ。残念だ、もう食べられてしまったね。それも無作法な食べ散らかし方で悲しいよ」 口惜しそうに溜め息を吐く姿に憐憫は欠片も見られない。只々落胆していた。 (-125) wazakideath 2021/10/18(Mon) 10:29:41 |
【秘】 パイ焼き ゲイザー → 巫女 ユピテル「そんなこという人、ぜったい……」 頬を膨らませたまま、俯く。 傷ついたわけではない。 重ねようとした手がすれ違ったような不服。 あなたの語る言葉は暖かくて、そして、ある種の真実なのだろう。 けれど今ゲイザーは、”あなた”を見ていたかった。 だが、納得したようにこくりと頷く。 「わ、分かり、ました……」 そこで、ゲイザーは給仕の途中だったことを思い出す。 あなたの包容力のある物腰に惹かれて、 つい歓談に夢中になってしまった。 「す、すみません! あたし、仕事にもどらなきゃ。 そのっ、……ありがとうございます! あたしっ、……あなたが言うこと、わかります、でも── ”親切にしてくれたから”、あなたは。 あたしの中では、いい人です」 それだけで十分だった。 『それじゃ!』そのままゲイザーは、 駆け足で給仕に戻って行った。 (-126) teiki_kano 2021/10/18(Mon) 10:38:26 |
【秘】 技術指揮 シトゥラ → 巫女 ユピテル「国ごとで違うと呼ばれる地域信仰もすべては、 死は自然にもたらされるとされる自然信仰からなっている。 皆が納得するのも、ユピテルが説明するのに適している言葉なのもわかる。 君はとても賢くて聡明だ。 巫女という職業を、どこかで聞いたことがあった。 ……身近にあればどれだけまた研究できたか。 今でも十分なほどに聞けているが。 俺の学んでいた学問は犯罪心理学。 だけどここに来てからとある考古学者に説かれたんだ」 「ここに法もルールもなにもない。 治外法権、誰かが規制することのない領域ということ。 そんな場所で手を汚さない選択肢を、取らないことにするもの。 ……不自然ではない」 「だろ?」 ▼ (-138) toumi_ 2021/10/18(Mon) 12:51:51 |
【秘】 技術指揮 シトゥラ → 巫女 ユピテルそこまで言い切って、ため息をつく。 「……直接聞くか? 正しく、殺人鬼だったらどうするんだよ」 答えは是である。 きっと己は誰かを人前で殺しても問題はない。 隠れないと次ができないだけなのだから。 (-139) toumi_ 2021/10/18(Mon) 12:53:06 |
【秘】 巫女 ユピテル → 酔吟 ミズガネ「私の神は多くを望んでいない。人を自分の子と見ている。 幾重の堕落した姿を見ようと、傷付けられようと。愛している」 何を話し願うか。問われ、僅かに寂し気に目を伏せた後に、 言葉を告げます。語るのは神託でしょうか。 いいえ。それはまるでただの、親から子への願い染みた響き。 W全ての愛し子がW W全ての魂がW W飽くなき創造心と愛を抱きW W高みに至りW W幸福を得られますようにW 「──優しいでしょう?」 「何もする事なんてないのよ。神は見返りを望んでいない。 ……本当に、共に生きる事を喜んでいただけ」 語り終えた声は、言葉とは裏腹にとても寂し気でした。 (-165) poru 2021/10/18(Mon) 17:00:57 |
【秘】 巫女 ユピテル → 酔吟 ミズガネ「そう。干渉されたくないのね。でも本音を言うとね、 意見を述べなかったのは在り方を肯定したのではなく、 それをどう思うか伝える言葉をまだ持ち合わせていなかったの」 「偶然噛み合って、あなたの気を悪くしなくてよかったわ」 そう冗談めかして苦笑しました。それが理由でも構いません。 ですが視線が合わないのです。 どうしてもユピテルはそれが気にかかります。 だからそれ以上追う事はしませんが、泳ぐ視線を見つめます。 「ねぇ。在り方に口は出さないなら、 よかったらどうしてそう考えるようになったか教えて欲しい。 面倒と思うのは、辛い言葉を掛けられたからでしょう? 私は同じ言葉をミズガネに掛けたくないし、あなたを知りたい」 (-166) poru 2021/10/18(Mon) 17:03:03 |
ユピテルは、鼻歌を歌いながら会場のお菓子を幾つか見繕っている。 (a38) poru 2021/10/18(Mon) 20:39:38 |
ユピテルは、一つ、南瓜の灯りを使用人に許可を取って拝借した。 (a39) poru 2021/10/18(Mon) 20:40:04 |
【秘】 巫女 ユピテル → くるみ割り人形 トラヴィス2日目。 また明日。の約束の、その日。 ハロウィン会場で楽しんだ後、トラヴィスの部屋をノックします。 手には幾つか拝借したお菓子。 それに吊り下げる形の南瓜ランタンを持って、 魔女の仮装のまま、返事がくるまで大人しく待っています。 胸は大きいです。 (-181) poru 2021/10/18(Mon) 20:53:57 |
【秘】 くるみ割り人形 トラヴィス → 巫女 ユピテル「はい」 貴方のノックのすぐ後。 ゆるりと扉が開かれる。 「ああ」 貴方を頭上から爪先までを珍しげに眺めて それから納得したように声を漏らした。 確かに昨日、拒絶を示したのに。 貴方はそれでも離れないのか。 …………眩しい。 視線を逸らすように、くるりと半回転。 貴方へ手を差し出して、室内へと誘う。 笑みを携えて、たった一歩のエスコート。 「…………仕方のない、不可抗力だね。 部屋へどうぞ、素敵な魔女様。 残念ながら甘い物は用意していないから、 どうぞ仰せのままに?」 (-184) osatou 2021/10/18(Mon) 21:10:12 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → 巫女 ユピテル酒精を纏っているにしてはやけに落ち着いた色の瞳で。貴方の、貴方の神の声を聞く。 「優しいな。確かに優しい。ただ、神様はやはり人とは違う視点や考えを持っているんだな。 全てだなんて難しい話だ。 誰もが創造心や愛を持てる訳じゃない。 誰もが高みまで懸命に歩ける訳じゃない。 誰もが幸福を得られる訳じゃない。 ……優しいが、不完全で生まれてくる人間には少し難しい話だ」 苦々しげに言葉を吐いた。 「ただ、なあ。それにしては随分と寂しそうな顔をするじゃないか、ユピテル? 神の声を聞く者として、人に伝える者として、どこかで嫌なものでも見たか?」 ▽ (-186) もちぱい 2021/10/18(Mon) 21:48:13 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → 巫女 ユピテル「お前のその思慮深さと気配りの良さが気に入った。 それを評し、俺を知りたいと望むお前の為に俺の考えを言おう。ただ、その前に先に寂しそうな顔をする理由を聞かせてくれないか? 代わりに、とは言わない。言いたくなかったらそのまま俺の話に移るから」 泳いでいた視線が戻り、エメラルドグリーンが貴方を捉えた。物静かな様子から、本当に話す事を強いている訳ではないということは伝わるだろうか。 (-187) もちぱい 2021/10/18(Mon) 21:50:19 |
【秘】 巫女 ユピテル → 探偵 キエ「ふふ。それは当然かもしれないわね〜。 W大地そのものWを箱には入れることなど不可能だもの。 最も、私も矮小な器に収まる感情は持ち合わせているけどね?」 心臓部の表層を触れられても気にした様子はありません。 性別が可変は関係なくそれ以上にユピテルは楽しそうでした。 「あら。探偵さんは、随分と簡単な謎しか解く気しかないのね? 幸いにもこの館には素直な子が多いから楽しめるでしょうけど。 "どうして感情を隠さないのか"に、謎を見出さないのね」 キエの微塵も憐憫を滲ませない落胆に、喜びました。 あなたがつまらなさそうにすればする程、 先程、身を乗り出した際に退屈か失望が浮かぶのを わざわざ 確認したユピテルは、何処か、試すように言葉を続けます。 「確かに、キエの言う通り意志が侵食されている場合もある。 それで、 それだけ ?他にも可能性があるのに捨ててしまうなら…… 随分と勿体ない生き方をしているのね。自分から、そうね。 お宝を見つけても価値を知らずに投げ捨てる盗人みたい」 (-188) poru 2021/10/18(Mon) 21:56:11 |
【秘】 巫女 ユピテル → 酔吟 ミズガネ「──数多の堕落を、暴虐を、失望を常に見て来た。 その上でそう言い続けてくれる存在<神>は、 それこそ、不完全な人間にこそ必要じゃないかって」 笑いながら告げて、そうして小声で付け加えます。 『今のは、神の言葉です』と。 続けて、WユピテルWとしての言葉を語り出しました。 「ええ。難しいでしょうね。人は弱い生命だから。 持てないし、歩けないし、得られない。そんな子もいる。 その事実を、父であり母である大地にさえ肯定されれば。 ……本当に、立ち上がれなくなってしまう。理解している」 巫女でありながら、ミズガネの否定をユピテルは肯定しました。 全てが幸せなんて不可能だと、誰よりも思っているかの様に。 「……。わかっているのに、 本当はもう、人に神の言葉を伝えるのが嫌なの」 寂しそうな顔をする理由を、視線を落としながら語り始めます。 (-211) poru 2021/10/18(Mon) 22:50:18 |
【秘】 巫女 ユピテル → 酔吟 ミズガネ「神は、全てを赦しています。 立ち上がれずそう在れない子達の存在すら、今も愛しています。 その上でいつか、その日が来る事を願っています。でも、」 「私達は、神の子だとして。それを当然の様に享受している。 けれど、そこまでされる存在?本当にそんな価値はある? ──私は、そんなに想ってくれている神が、日々傷付く方が、」 W既に、間違っているのではないかWと。 巫女は、迷ってはいけません。 神も、それでいいと言っているのです。 「ただW私Wが悲しいと、このままでいいのかと、 独り、迷い続けているのです。……私は、W巫女Wなのに」 そこまで言い終えてから、一度目を閉じで呼吸をして。 ミズガネの青みがかった緑の目を見つめ返します。 W続けて、あなたの事を教えて欲しいWその目で促す様に。 (-212) poru 2021/10/18(Mon) 22:52:07 |
【秘】 巫女 ユピテル → くるみ割り人形 トラヴィス「あら、私が見つけて勝手に入ったお部屋だもの。 甘い物も歓迎も期待していないわ? だからちゃんと自分で持参してきたの」 やりとりを、掛け合いを楽しむかのように、 昨日の建前の続きの言葉が紡がれます。 「でも私は優しいから、偶然甘い物ひとつないお部屋にいた トラヴィスにもちゃんと分けてあげるのだわ。 ……ふふ。W仕方ないW、ものね?」 それでも、会場内のお菓子であったことは、 長くここに滞在しているトラヴィスには明確でしょうから。 わざわざW持ち帰るW為に、包んで貰っているのが。 それが誰の何の為にそうしたのかは言葉はなくても明白でしょう。 「あ、お邪魔します」 結局敷居を跨ぐ際その言葉が出た時点で、招待されたようなもの。 そう言ううっかりはついやらかすのを含めて、 ユピテルは昨日トラヴィスと話し、別れる前のままでした。 (-215) poru 2021/10/18(Mon) 23:20:51 |
【秘】 巫女 ユピテル → 技術指揮 シトゥラ「一息に巫女と言っても、 神の在り方で形は変わるでしょうから。 長い館ではある意味良い思考命題かもしれないわね? あら、褒められちゃった。何かに特化して 勉強し続けた人にそう言われると照れちゃうわね」 少なくともシトゥラの場所とは大きく文明が違うのでしょう。 ですが犯罪心理学なんて言うある種の特殊な学問でも、 別段ユピテルは驚いた顔をしませんでした。 「私はそれを学んだ専門分野ではないけれど。 犯罪を起こす人は、育った環境や性格気質が確かに影響する。 けれどそれ以上にWこの場と言う環境Wが重要ということ? ……そうね。私の大切な神は、大地は、 恐らくWこの場Wを視れていない。声が聞こえないもの。 神の目がなければ、悪を成したり躊躇する事も減るでしょう」 こんな解釈であっているかしら。 はにかみながら回答をする様子は随分と落ち着いた物です。 まるでW学者・研究者Wを齧ったかそれから教わったように。 「あら、遠回しに色々聞いて回られる方がW面倒Wでしょう? だって、 もしシトゥラが殺人者なら答えは一つだもの」 (-225) poru 2021/10/18(Mon) 23:42:01 |
【秘】 巫女 ユピテル → 技術指揮 シトゥラ「私を殺そうとするならば、」 「或いは私が殺されたくない人を殺そうとするなら、」 「同じ殺人者同士、ただ刃を合わせるだけ」 (-228) poru 2021/10/18(Mon) 23:47:04 |
【秘】 探偵 キエ → 巫女 ユピテル「………」 キエは珍しく目を丸くしてユピテルを見た。其れは驚きではなく前提が違っていた事に気付いた表情に近い。 数拍置いてキエは笑った。其れは正しく談笑の場に相応しい穏やかな笑顔であったが、会話の流れにはちっとも相応しくない。 キエはいつも主観で決め付けて話す。 「そりゃそうさ。僕ァ常々言っているが探るのは好きでも考えるのは嫌いなんだよ。入れ子人形は好きだが自然の摂理には興味が無い怠け者でねェ…。 普遍的な価値など僕ァどうでも良いし調べる気も無いんだ」 キエの言葉は探偵という自称する肩書きに相応しくない。まるで都合が良いからそう名乗っているだけの様に。キエにとって“謎”とはただの手段であるかの様に。 「清貧とは無縁の生活しかしてこなかったから“勿体ない”という感覚もよくわからない。 なァ大地の君。今君は笑っているがそれは愉しいのかい?」 (-232) wazakideath 2021/10/18(Mon) 23:56:06 |
【神】 巫女 ユピテル>>【ハロウィン】 「……お話?あらあら〜何かしら?」 会場の少し端っこの辺り。 まだ幼い使用人の少女に呼び止められたユピテルは、 何やらお願いを受けて、耳を澄ませています。 「…………………。」 「うん、うん、」 「…… 胸を触らせてほしい ? でも余り強く握られると痛いから、優しくしてね」 好奇心か興味か。望みがどれでも気にした様子はなく頷いて、 暫くの間。何をしているのか会話が聞き取れれば明白な状況。 そしてぺこぺこと頭を下げ、顔を染めて走っていく少女の姿。 それを「がんばってね〜」とのんびり見送っていました。 (G50) poru 2021/10/19(Tue) 0:05:21 |
【神】 巫女 ユピテル>>【ハロウィン】 「……もしかして、気付いたんだけど、 お菓子を配ってくれる子の方が少ないのかしら?」 「お姉ちゃんこれ、お菓子を 配る方になるべきだったんじゃ!?」 痛恨のミスとばかりに、バランスに気づいたユピテルは、 勢いよくコートを投げ捨てようとして、 色々影響を考えて使用人に止められたりしつつ、 結局無理やり着せられたままで、お菓子を貰いました。 これで、ねだる側も配る側も準備ばっちりの二刀流になりました。 (G51) poru 2021/10/19(Tue) 0:12:44 |
【人】 巫女 ユピテルハロウィンの宴が終わったあとの時空。 ユピテルは何かを探すように、今日も駆け回っていました。 「ぜ、全然見つからないわ…… い、一体どこにいったのかしら……」 初日の様にタオルを山程持たなくなったのは、 進歩なのか、勿体無いのかわかりません。 探しものの為、一頻り駆けまわったものの成果はなく、 ぜえぜえと立ち止まって中断し、廊下で休憩を取っています。 (12) poru 2021/10/19(Tue) 0:36:22 |
【秘】 くるみ割り人形 トラヴィス → 巫女 ユピテルくす、くす。 律儀にも建前を大切にしてくれる貴方へ、『してやられた』とばつが悪そうに苦笑。 「おや、おや。それもそうだね。 随分と優しい魔女様だ。」 貴方の手を引き、招き入れて。 貴方の視界に入るのはまずは天蓋付きのキングサイズのベッド。 全体的に洋風の調度品。それから広い机に椅子。 机上には赤と白──比較的白が多いワインボトル。 そうして、男が住んだ証が散りばめられた自室───パーソナルスペースへの侵入を許した。 「ああ、もう少しハロウィンらしい飾り付けをしておくべきだったかな? 至らなくてすまないね。 私達には関係のないものだと認識していたから、さ。」 貴方の手元。 見覚えのある菓子。 見覚えのない包み方。 ……口をついて出るのは、日頃のように余裕たっぷりとは言い難い、疑問。 「………君は、どうして私に構うんだい。 君に何も望まない、つまらない男だよ。 私なんかと過ごすよりも、よっぽど有意義な時間の使い方があるだろうに。」 男は昨日貴方と会話をして、別れる前のままとは違っていた。 だからこそ出た、後ろ向きな言葉だ。 (-256) osatou 2021/10/19(Tue) 2:36:00 |
【秘】 巫女 ユピテル → くるみ割り人形 トラヴィス手を引かれた事に驚き、一瞬目を瞬かせました。 昨日の拒絶を気にしない訳ではなく、今日、訪れても 拒否される可能性も想像しなかった訳ではありません。 「ここが、トラヴィスの部屋…… 本当に、住んで、生きているのね。ここで」 だから彼が住む証を目に焼き付けながら、本当は不安があった事を伝える様に手の指に力を込めて弱々しく握り返します。 「もう、押し掛けたのに私そんな図々しくないわ。 謝るくらいなら無関係だなんて言わないで。 じゃあ、次が来たら。その時は、 このお部屋に相応しい飾り付けを見せて?」 菓子に視線が向いたのを見て、机に置きます。 トラヴィスの問いかけを聞いて、 その頬に不思議と触れたくなったからです。 『──仕方のない子』 貴方よりも明らかに年下に見えるのに、慈しみの表情と共に そんな表現をして、安堵させる様に頬の手を撫で滑らせます。 「構う理由は、トラヴィス興味があって、好きだから。 望まれないから嫌いになる事もないわ。 ……顔色が優れないのね。キエに何か言われた?」 トラヴィスと名を挙げた彼が会っていた事なんて、ユピテルは一切知りません。 ただ、キエと直接会話をしたのは己も同じ。 だから自然とその名を挙げました。 (-260) poru 2021/10/19(Tue) 5:54:43 |
【秘】 くるみ割り人形 トラヴィス → 巫女 ユピテル「生きているさ、……………」 死を望むには、まだ勇気が足りないから。 そんな内情を仮面の下に押し込めて、男はやっぱり笑った。 握り返される手のひらの温度に、少しだけ安心しながら。 「はは、事実ではあるからね。 この館に翻弄され、踠く君達のささやかな宴だ。 干渉はするまいよ。」 堕落を受け入れてしまえば楽になれるのにね、と。 ……貴方のぬくもりが頬に触れて、言葉を飲み込んだ。 それに甘えようと頭ごと擦り寄せかけて─────動きを止める。 「………キエ?」 頭だけでなく、体全てが一瞬固まった。 貴方から見ても、男が動揺したことは明らかだ。 「何もないよ。どうしたの。 そう聞くって事は、君と彼の間に何かあったのかな?」 (-261) osatou 2021/10/19(Tue) 8:50:33 |
【秘】 巫女 ユピテル → くるみ割り人形 トラヴィス「……でも、」 「随分──そうに見えたから」 本当に心からこの永遠の宴を享受するのには、 あなた達は少々、秩序立ち過ぎている。 「心から堕落し切ると、もう少し見るに絶えなくなる。 そう言う人間を沢山見てきた。だから気になったの」 「まだ、堕ちきる事に抗っている。 壊れ切る寸前で立ち止まっている。そう見えたから。 それは、──W苦しくない?Wって」 トラヴィスが、W楽になれるのにW。 そう考えているのと真逆の言葉を紡ぎました。 それでもユピテルには、そう感じたのです。 「──あったのね」 大抵の誤魔化しには、ユピテルは乗ります。 それはそれ程話せないくらいに嫌な事だから。 けれど、一部それにも例外もありました。 明確に動揺が見えて、確信を持てたのも一因です。▼ (-264) poru 2021/10/19(Tue) 10:25:36 |
【秘】 巫女 ユピテル → くるみ割り人形 トラヴィス「随分と、行儀の無い言い方をされたから。 私からするとその行動理念は、崇高さもなかった。 キエの言葉が全てそうとは言わないけれど、 あの子は人を傷付けすぎるように見えた」 ねえトラヴィス。あなたは素直で真摯だから。 嘘と誤魔化しが下手ね。特に、目が。 「あの刃は私にだけ向けたようには到底見えなかったわ。 そして、その人が誰にも言い辛い部分を抉る。 だからここはね、黙っている訳には行かないの。 それほど鋭く、ここは自然治癒する程の変化がない場所」 「わたし踏み込むわ、トラヴィス」 すり寄せかけていたのを、今度はこちらから引き寄せ、一度頭を撫でて。本当はこれ以上してあげたかったけれど、その前に、ちゃんとW貴方の言葉でW聞かなければいけないから。 「教えて。本当に何も──いいえ。 何を言われて、傷付けられたの。そしてもう一度聞かせて」 ゆっくりと体を離して、両手を握り締めて。 その瞳が己を見据えるまで、冷たくても確かな熱を離さない。 「────ほんとうに、W苦しくないW?」 (-265) poru 2021/10/19(Tue) 10:32:04 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → 巫女 ユピテル「……」 閉口したままだった。 神の言葉も、巫女の心情も、そして人の立場も。全てに共感する事はできなくても、理解は少しくらいなら出来る。 全てを愛する神と個を想う巫女。 神のエゴと人のエゴ。 「お前はもう少し、自分の為に生きてもいいと思うがな。他者のために心を砕きすぎているんじゃないか……」 消え入るような声で独り言をこぼす。巫女であるが故の苦悩を持つ女に、男は声を掛けることができなかった。 自分もまた、神の赦しの元怠惰と堕落を貪り続けている人に過ぎないのだから。 「……聞かせてくれた事、感謝する。 約束通り次は俺の話だが……お前とは違って、どこにでもありふれた、歌にもならない凡人の話だよ」 (-266) もちぱい 2021/10/19(Tue) 10:52:00 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → 巫女 ユピテル「どこから話したものか。俺が吟遊詩人になったところから始めるか。 娯楽の少ないのどかな町に、昔吟遊詩人がやって来たんだ。それに憧れた。語る話、弾く曲、周りの賑やかな空気、何もかもが夢のようで魔法使いにも見える詩人がかっこよかったんだ。 俺は家督を継ぐ必要が無かったから吟遊詩人になる為に町を出て旅を始めた。 でも俺はあらゆるものが足りなかった。才能も、努力も、根気も、閃きも。何もかも。 一向に腕前は上がらず、小さな酒場一つも賑やかすことが出来やしない。その日食う分を稼ぐことすらままならない、誰にも見向きされない詩人もどきでしかなかった。 俺の分の才能は、きっと一つ下の弟に行ってしまったんだろうな。俺と同じように憧れを抱いて家を飛び出した弟は、瞬く間に他国でも称賛されるほどの詩人になっていた。 弟の噂を聞いて、更に自堕落に生きるようになったさ。金を借りて、女の元に転がり込んで、酒で喉を潰して、そんな毎日。 そんなある日うろついていたら、この洋館に来ていたと言うわけさ。 ここまで説明したら、俺がこの館にいたがる気持ちも分かるだろう?」 ▽ (-267) もちぱい 2021/10/19(Tue) 10:53:35 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → 巫女 ユピテル「早い話が駄目人間。話題のネタにもならない面白みのない凡人。怠惰を貪り自堕落に生きる……ああ、そうだ。 飽くなき創造心も愛もない。 高みに至ることさえしない。 幸福に手を伸ばす事もない。 ユピテル。お前の目の前にいる俺は、どこにでもいるみっともない大人で、神の愛を受ける資格など持ち合わせていない価値無き人間だよ。 だから……俺は迷い傷つくお前に掛けられる言葉だって持っていないんだ。俺もまた神の想いを無碍にしながら生きる者の一人だから」 そこまで言い切って、逃げるようにワインのボトルへ手を伸ばした。グラスに注いで、自棄になったようにアルコールを飲み干していく。 (-268) もちぱい 2021/10/19(Tue) 10:55:09 |
【秘】 くるみ割り人形 トラヴィス → 巫女 ユピテル「──違うよ」 瞳を伏せて、かぶりを振る。 けれど貴方の手を叩き落としてまでは拒絶し切れない。 「私は停滞を望むよ。 流れる事のない日々、 揺さぶられる事のない感情、 『何もない』があるんだ、ここには。 それWがW良いんだよ、ユピテル。」 暖かな日差しに身を焼かれるくらいなら 宵闇にある、微睡むような悪夢が良い。 貴方にそれは理解されないだろうか。 ……分からない。 けれど、そう簡単に意志を曲げるつもりもない。 「……何か勘違いさせてしまったんだね、傷付けられていないよ。 その逆さ。 彼は私を傷付ける事は無くて、 居心地の良いものをくれたんだ。 君が想像しているような事は何もない。 これは間違いなく 悪魔にだって誓える よ。」苦しいか、否か。 その問いには、ついぞ答えなかった。 → (-271) osatou 2021/10/19(Tue) 12:44:31 |
【秘】 くるみ割り人形 トラヴィス → 巫女 ユピテル優しく優しく、その手を解いて──それでも離れなければ、力を込めて解く。 くるり、また身を半回転。 貴方を椅子へ促して、ティーカップの用意をしようとする。 「さ、頂こうか。紅茶で良いかな? 砂糖ならあるけど、レモンは無いな。 必要なら使用人を呼ぶけれど、どうしようか。」 (-272) osatou 2021/10/19(Tue) 12:45:25 |
【秘】 巫女 ユピテル → 酔吟 ミズガネ「あら、私はありふれていない歌をねだってないわ。 さっき言ったように、どんな内容でも私は、 吟遊詩人のミズガネの話が聞きたかったの」 「……………?」 そう伝え終えた際、己の言葉に不思議な違和感を覚えたのか。 暫く固まって、深く何かを思案していました。 けれど一度首を振ってそれを掻き消してから、続けます。 「……ねぇミズガネ。あなたは今、 私の神の教えの全てを持ってないと否定したけれど、 持っていると思う。創造心も、高みも。 あなたが吟遊詩人になりたいと思った時に」 怒らないでね。そう眉尻を下げて笑うも、 そうされてもおかしくないとは思っています。 その意図はなくとも、『彼の思う己』の 否定と捉えられるかもしれませんから。 でも、ユピテルの神の価値観ではそうなのです。 → (-280) poru 2021/10/19(Tue) 15:10:38 |
【秘】 巫女 ユピテル → 酔吟 ミズガネ「一つ誤解があるようだから解いておくと、 最初から最後まで持ち続けられる人なんて、 本当の一握りで、それこそ神よ。 その気持ちを持てたか否か、だから。資格は十分持ってる」 本当に、ミズガネがダメ人間かはさておき、 多種多様なあり方の一つだと、特別不満を抱いていない。 これは教えからではなく本心からの言葉に聞こえます。 ……裏を返せば。 ユピテルの故郷には、それ以上の存在が多くいた。 それをみてきたからあの言葉が出たと察せるかもしれません。 「なにより、」 「愛がない人は、私相手に、 『自分の為に生きてもいいと思う』なんて、出てこないよ」 本当に小さく呟かれていた独り言でしたが、目の前です。 何よりミズガネを見ていましたから、確かにそれは聞こえ、 それができないとしても、掛けられて嬉しい言葉でした。 「みっともない大人を自称する、他でもないミズガネ。 あなたが一番、本当はそれを気にしているように聞こえた」 (-284) poru 2021/10/19(Tue) 15:16:02 |
【秘】 巫女 ユピテル → くるみ割り人形 トラヴィス「…………」 トラヴィスの言葉が終わるまで、耳を傾けて。 その手が優しく振りほどかれるまで力は込められていました。 「ひとつ、勘違いしてるわ。トラヴィス」 「私は、貴方がこの屋敷に留まることも、 それを享受することも否定はしていない」 「私が聞いたのはW苦しくないW?だよ。 その答えを真っ直ぐ聞けたなら、私はそれでよかったのに」 紅茶を用意しようと向かうあなたの背に、 ぽすんと顔が見えないように埋まります。 「……馬鹿」 ▼ (-289) poru 2021/10/19(Tue) 15:37:58 |
【秘】 巫女 ユピテル → くるみ割り人形 トラヴィス「居心地のいいものなら、自慢してよ。 何も心配がないなら、聞かせてよ。 悪魔に誓うなら、神の巫女にも誓ってよ。 話して、対話してくれないと、何も、わからないわ。 言ったじゃない。私、あなたが知りたいの。 だからここにも来たのよ。あなたに会いたくて、自分から」 「………。 ……お砂糖は、3つがいいな」 それを伝えて、静かに離れるでしょう。 砂糖の話を出したのは、ここまで述べて、それでも回答がないなら今はもうこれ以上無理に問いたださないと、雑談へと流そうとするあなたに合わせるということ。 もうひとつは、それでもお茶をすると。 望んだ回答を貰えないとしても、なら他の話をしようと。 怒らないままで、その誘いに乗る2つの意思表示でした。 (-290) poru 2021/10/19(Tue) 15:40:52 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → 巫女 ユピテル巫女が己の違和感をかき消すように首を振る様子を見ていたが、ぼんやりとしているようで特に訝しむことはしなかった。 丁寧に重ねられる言葉を受け取るたびに、胸が締め上げられる。逃げるように、居た堪れないように濡羽色の髪がさらりと揺れて、視線がもがくようにあちらこちらを彷徨った。 「資格があっても。俺はもう、折れてしまった」 独り言が拾われた事を知ると、口から飛び出す言葉は更に勢いが弱まってしまう。 「……。どうだか。でも、俺に愛があるにせよないにせよ……お前くらいは、神に愛されていていいと思うけどな。神の声を聞いて、神を真摯に想っているお前は。 …………それが出来ないから、全てを等しく愛してしまうから、神なんだろうけど」 共感は出来ないが、少しは理解ができる。 だから、自分のぽつりと湧いて出たこのエゴが無理な話だというのも知っている。知っていながら、話さずにはいられなかった。 ▽ (-292) もちぱい 2021/10/19(Tue) 16:46:21 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → 巫女 ユピテル「…………そうだよ」 瞼の裏側に緑色が隠れる。後ろめたいように、逃げるように。 「俺が一番気にしていて、俺が一番俺を許せない。もう折れて転んで、立ち上がらずに歩くことも諦めて。それでも一人前の罪悪感だけは生まれてくる。 ……俺が俺のことを誰よりも嫌ってる」 館に残り、幸せな夢を見続ける事に罪悪感を抱いているように見えた貴方の目は正しかった。 隠していた本音を吐き出して、逃げるように己のグラスを持ち上げる。ルビーは飲み終わっていた。顔を顰める己の顔が空のグラスに映っているのを見てしまって、力なくため息をついてもう一度ボトルへと手を伸ばす。 (-293) もちぱい 2021/10/19(Tue) 16:46:49 |
【秘】 くるみ割り人形 トラヴィス → 巫女 ユピテル背中に触れる温もりが、痛い。 その身が? 否───心が。 「……私はね、怖いんだ。 人と対話をすることが。信じ合うことが。 そうしていつか、私を置いて居なくなることが。」 立ち止まる。 貴方に顔を見せぬまま、重い口を開く。 「君が私を心配する理由に、悪意がない事は分かるよ。 WだからW怖いんだ。 真っ直ぐな君に心を動かされそうな私が。 そうして今の停滞に変化が現れる事が。 いつかこの館から消えてしまうだろう君が。 …………その全てが怖いんだ。」 一歩、また一歩と貴方から離れていく。 まだ温かいポットを手に取れば、カップを用意して席に着く。貴方に示した向かい側の椅子。 「………それでも私と対話をしたいと言うならば 君はとても、残酷な巫女だね。」 自虐的に微笑む。 白いカップにふたつ、琥珀色を注ぎ終えれば 砂糖の小瓶を用意して、机上の真ん中に置いた。 貴方がこれに対する返答をしても、しなくても。 きっとこのお茶会は暫く続くのだろう。 (-309) osatou 2021/10/19(Tue) 19:45:31 |
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