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【人】 五色 冥桜 永らく眠るとはそういうものだ。 そして眠っている間は何もできぬ。 起きている者が代わりにしてやらねばな。 [>>0:382成程、蘇芳も此処で朽ちたのか。 二人して真を教えず虚を演じたのは果たしてリンのためか、己のためか] この世では確かに目覚めた者もいるそうだ。 ほんの少し、気まぐれにな。 ただ旅に出る者の方が多いのも事実。 叱られるのが嫌ならば後々片してやろう。 [何れにせよ、知らぬままでは寂しいではないか。 手で制されるが構うまいと頬擦りをしてやろう。 安心するが良い、髭もちゃんと剃られているからジョリジョリはしないはずでる] (9) rusyi 2021/06/19(Sat) 10:30:47 |
【人】 五色 冥桜 そして片し終わったならば演じてやろう。 リンは笛は教わったか? 教わっておらぬならば詩を教えてやろう。 永らく眠りについた者に聞かせる詩だ。 [知らずとも弔いを教えてやろうと提案し、一時離れるためにソレに背を向け部屋を出る] 娯楽は大事であるぞ。 喰らう、眠る、子をなすだけでは満たされぬものがある。 人の生には余白が必要なのだ。 喰えるならば今日から共に飯を喰らおう。 この地の物を頂戴するのだ。 [はて、それは共食いであるのだろうか。 ふと疑問に思ったが後にしようと一人ほくそ笑む] (10) rusyi 2021/06/19(Sat) 10:30:54 |
【人】 五色 冥桜 風呂に入っているのは偉い子だ。 水を張り薪を割って焚くのは重労働であろう。 ふむ――。 [張られた胸にぺたりと手を触れる。 触れた後で慰めるように頭を撫でて笑みを向けた] 今日からは予と共に生活するのだ。 飯を作るも風呂を焚くも入るも共にしようか。 炊事場は掃除はしておるか? 廊下も埃が溜まっている匂いがするぞ。 まずは窓や扉をあけて空気を流すとしよう。 ……寝床くらいは綺麗にしているのであろう? [得意げそうな雰囲気に笑いながらそう返した。 別段出来ていなくとも構いはしない。 それは共にすれば良い話なのだ。 平原を撫でた手で頭を撫でてやりながらさて、何処から向かおうかと案内されるままに足を向けよう*] (11) rusyi 2021/06/19(Sat) 10:31:01 |
【人】 五色 冥桜 ははは、それはそれは――。 [諦めて正解であったなと心の中で言葉を綴る。 リンが独りで過ごしていたことは想像に難くない。 そして独りが何をしていたのかと言えば寂しさを抱えておったのだろうと思い浮かぶは人の道理であろうか。 甲斐甲斐しく世話を焼くというのはつまりそういうことであろう] 蘇芳は緋扇と代わり旅に出たのであろう。 緋扇もまた予と代わり旅立つのだが。 さて、それは詩を聞いてもらうまで待ってもらおうか。 [魂を見送るとはそうした見送る側の心を救うものでもある] 大きくなったら笛も教えてやろう。 三味線で音を合わせるのも良いし。 詩で声を合わせるのも良いものだぞ。 [いや、そうだと男は己の言葉を即座に否定する] (41) rusyi 2021/06/19(Sat) 20:27:23 |
【人】 五色 冥桜 お主の手にあった楽器を作る方が良さそうだな。 いつ大きくなるや分からぬしな。 [そうして疲れるのは薪割りと変わらぬことだ] お主は疲れぬのかもしれぬがな。 その小さな手では回数が必要であろう。 嗚呼、此処に触れるは嫁の務めだ。 だから頬を引っ張るのは止めると良いぞ。 大きくなったら育っていると良いなとな。 願掛けをしておくのも大切なのだ。 [頬を引っ張られながら朗らかに笑う。 怒っているというよりは拗ねている気配を感じてまた頭を撫でてやろう] (42) rusyi 2021/06/19(Sat) 20:27:30 |
【人】 五色 冥桜 何を言う。 夫婦で共に生活するのだ。 労は分かち合い、楽は共に楽しむものぞ。 そうでも思わんと家事など面倒であろう。 [言われるままに斜め向かいの部屋の扉を足で開ける。 中には荷が積み込まれてあるのだろうが酒や味噌、米も一緒なのだろうか] よしよし、では窓をあけて井戸で水を汲もうか。 して――窓はどこだ? [案内してくれと胸元をせっついては窓に向かい開け放し、食材は冷暗所であると恐らくあるであろう貯蔵場所を聞いて確認しようか。 井戸の場所、風呂の場所、確認することは数多ある。 それら一つ、一つを尋ねて移動する間も男がリンを下ろすことはなかった] 確かに炊事場は使えるようだな。 暗くなる前に飯を炊いて夜は荷から何か作るとしよう。 お主、何か食べたいものはあるか。 道楽とは言えど好みはあろう? [ほれ、言うてみやれと腕の中で温もりを分かち合う相手に問うた*] (43) rusyi 2021/06/19(Sat) 20:28:04 |
【人】 五色 冥桜[前の二人は寂しがらせまいとしたのか。 はたまた別れを惜しみ、人の理に嫉妬しそうなったのか。 または元から嫁とはそう言うものなのか。 その辺りはさっぱり解せぬ] そうか――。 [頷きと共に柔らな声でそれだけを唱えて頭を撫でる] 良かろう、時間の限り教えよう。 [次いでに胸元もさらりと撫でる] そうであったか。 予は男であるから硬いのだ。 緋扇が柔らかかったのは女であるからだろう。 女の胸は、胸だけではなく身体は柔らなものだ。 触っていても柔らなほうが心地好いのではないか? [胸の触り合いっこに笑みを溢しながら。 続く問いには、嗚呼――と漏らし] (65) rusyi 2021/06/20(Sun) 12:05:13 |
【人】 五色 冥桜 予はお主の嫁であるからな。 夫婦互いに好き合うことは家内安全の一歩よ。 それにお主も嫌いではあるまい? [抱き上げたまま離さぬのは人肌も恋しかったであろうと思い至るからである。 ただ別段他人であればそこまではしない。 現に腕が疲れてきているところである] お主は予で暖を取るが良い。 身体も、そして心もな。 滲み入る時は温まりたいものよ。 [語る口は饒舌に。 家の配置を聞くと一々と共に確かめまた確認しウマのようにぱからぱからと床を踏み鳴らす] (66) rusyi 2021/06/20(Sun) 12:05:23 |
【人】 五色 冥桜 なんだ、あるではないか。 ちなみに予に料理は期待するではない。 [何せ目が不自由であると包丁は危ういものだ。 と言いながらしてこなかった人生だった] それにな――あるではないか。 今挙げたそれらは蘇芳か緋扇との思い出だろう。 遠く離れ離れになったとしても。 思い出や記憶は早々に色褪せはせぬものよ。 [さて――] 今日は水を汲んで米でも炊くか。 食べ物には旬があってな。 そろそろ旬になってくるやつの中に美味なるものがある。 鰻というのだが食べたことはあるか? [薄らを目を開きぼんやりと見えるリンを見つめて首を傾げて見せた**] (67) rusyi 2021/06/20(Sun) 12:05:37 |
【人】 五色 冥桜 なんだ夜は怪談をしてやろうと思うていたのに。 嫌いになられては敵わぬからよしておこう。 [小さな手で触られ脈を確かめられるままに任せる。 硬い方の面白さは男には理解しにくいものだがリンが面白いというのだからそうなのだろう] 夜は寝るものだがお主がお漏らしするよりは良かろう。 怪談話をしてなくとも気になれば起こすが良いぞ。 [厠の位置を確認するとそちらも冬場や悪天候の時は難儀しそうなものである] ほう、露天風呂か? 地の底より湯が沸く地の名物であったな。 残念ながら予は見たことはないが。 [ゆらりゆらりと歩み二人で確かめる。 のらりくらりと抱いている時間を増やしていく] (70) rusyi 2021/06/20(Sun) 16:36:59 |
【人】 五色 冥桜 それは楽しみだ。 漬物と言えば大根であろう。 梅も良い。あれは風邪の時にも使える。 [裏手に川があると聞くと釣り竿の在処も尋ねておこう] 二人で並んで竿を垂らすのも良いものだ。 ふ、む……。 如何様にして鼻を噛まれたのかは分からぬが。 緋扇はお主にとって友人であった感じがするな。 [楽しそうに笑う声に瞼を閉じて炊事場へと入ると竈と釜を確認していく] 干したもので十分だ。 あれは滋養に良いものであるからな。 味噌を炒り乗せて喰らうのも実に美味だ。 さて――。 [首を傾げる仕草に笑みを見せる] (71) rusyi 2021/06/20(Sun) 16:37:14 |
【人】 五色 冥桜 手が塞がっていては米が洗えぬな。 引っ付き虫のままでいたいなら背へ回れ。 落ちぬようにな。 [ほれと温かな胸元から背中へと導こう。 片手で出来るほどに器用ではないのだ*] (72) rusyi 2021/06/20(Sun) 16:37:22 |
【人】 五色 冥桜 はっはっ、すまないな。 遠回しにしたいことであったか。 なぁに、お主は未だ小さいのだ。 お漏らしして良いのは小さいうちだけだぞ。 [揶揄うように笑いながら頭に手を置き撫でてやる] それに予は神鳴は怖くはないのだ。 [何せ自分で奏でて見せるほどだ。 得意げに笑うと愛いやつと頬擦りを試みては温泉には一言] ――それは楽しみだ。 [語らず、騙らず、感想を述べるだけであったが口元には深い笑みが浮かんでいた] (109) rusyi 2021/06/21(Mon) 20:30:09 |
【人】 五色 冥桜 よしよし、ではその時は一緒に入ろう。 予も隅々まで磨いてやるぞ。 安心せよ磨かれるのは慣れておらぬが。 磨いてやるのも慣れておらぬ。 [どこにも安心要素のないことを述べると緋扇にはそうされたようであるからと男は語る] そうか、悪いことをしたら謝らねばな。 素直に謝れるのも才能の一つだ。 夜怖くて起こされたら予は謝罪より感謝されたいがな。 [二人とも随分と幼い喧嘩だと男は楽しそうに笑う。 リンを通して蘇芳と緋扇を見てはその光景に目を細めた。 それならば尚の事。 ちゃんとした別れをさせてやろう] (110) rusyi 2021/06/21(Mon) 20:30:17 |
【人】 五色 冥桜 そうか、お主は偉いな。 撫でてあげよう。 [床に降り立ったリンの頭を撫でると男は自分の顎にも指を添えた] ふむ――多めに炊いて雑炊にするも良し。 あとで焼きおにぎりにするも良し。 予は一合程あれば良いからそこにお主の分を足して。 それをもう一度足した分にしよう。 洗っておる間に予は床を掃いておくよ。 食材を持ってくるにしてもな。 埃ぽいところよりは良い。 [米を研ぐのは外であろう。 ならば居間やらは空気は入れ替えているのだから箒で埃を粗方掃いておこうと――] はて、掃除道具はどこだろうな。 [聞いていないことが沢山あるなとそれならばとリンと共に米研ぎに向かおうか。 水を汲む役目は任されようと手にした升で測り終わるのを待った*] (111) rusyi 2021/06/21(Mon) 20:30:24 |
【人】 五色 冥桜[うむりと頷く。 嫁入りした相手の身体は小さい。 齢の事は無論のこと気づいている。 五色の二人が冥土に向かい更に少し経過してから男が着たとなればそれなりには年は上なのだろう] はっはっ、すまぬすまぬ。 [軽やかな言葉で謝罪の言葉を宣うが返ってきた反応にまた笑みを浮かべていた] 盗られてしまっては困るな。 無くなったとき泣いても構ってくれるのは寂しいものだ。 ではその分は詩で示そう。 なるだけ悲しそうなものを選んでな。 [だが齢が上ということは自分が嫁入りしたと気づいてからはずっと知っていることでもあるのだ。 現在でさえ年上であろうが、ずっと在るのが神というものだ。 齢に関して気にしても仕方のないことであるしこうして話をしていて今の所作であったり言葉を聞くと子ども扱いもしたくなるというものである] (127) rusyi 2021/06/22(Tue) 2:04:17 |
【人】 五色 冥桜 簡単なことだよ。 予が最初に慣れるのはお主の身体だ。 その内にお主に丁度好い感じになろう。 [その内に。 いつになるかは分からないが合わせるのは得意である。 ただ一点と言葉を区切ろう] ――そこは人偏は不要だ。 もしくはわざとかもしれんが正しくは『阿呆』だな。 [あほでは人名か地名である。 掃除道具も井戸の傍ともなればますます共に行かねばなるまい。 飛び石を渡りながら形で覚えようとするがなかなか難しい] (128) rusyi 2021/06/22(Tue) 2:04:27 |
【人】 五色 冥桜 ま、あとで手で触れば良いか。 しかし便利なものだな。 この配置一体誰が考えたのやら。 [ずっと前からそうなのだろうか。 着物を引っ張られるままに先ずは井戸まで移動すると井戸の底から水を汲み上げようか。 滑車の仕組みが悪ければ改良するとして一先ずはそのまま手に手拭いを巻きつけてから重たい水を汲み上げリンが使い易い位置に置くとしよう] それにな、のどかで静かな場所だ。 喧騒のないのは美点でもあるな。 [そして同時に寂しい場所でもあると感じながらリンが米を研ぎ終わるのを待つことにした*] (129) rusyi 2021/06/22(Tue) 2:04:35 |
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