【秘】 木野 ツラユキ → 女子大生 ミオン[衣擦れの音が鼓膜を犯す。 押しのけるように手が伸ばされたから、一つにまとめて捉えてしまった。 両手を上げさせると、豊かな胸丘が強調された。 逃れようと身悶えする姿は扇情的で、かえって視線を引き付ける。] ……イい眺め [口の端が上がる。乳房の横に指先を添えて、満足気に喉を鳴らした。 もっと知りたい。もっと。 舌を這わすたび、赤を散らすたび、小さな震えが伝わってくる。甘い声が耳朶を打つ。] 服に? そういうこと。 だからこんな…… [胸にかけていた手を滑らせて、帯へ。おあつらえ向きに前で結ばれた帯は、あっさり解けた。 服の合わせ目に差し入れて、袴をわずかに引き下げて、平たい腹をむき出しにする。 円を描くように下腹をさする。奥の子宮を想像するだけで、背筋が期待に震える。 鼻を一つ鳴らし、ああやっぱりと呟く。] こんなところまで、香りがする [目線を戻して揶揄った。] (-113) kumiwacake 2020/02/05(Wed) 18:20:34 |
【秘】 木野 ツラユキ → 女子大生 ミオン[桃色に染まった肌も、鼻にかかった甘い声も、熱っぽく濡れた瞳も、すべてが欲しくてたまらない。彼女の全てが、男を狂わせるようにできていた。 うわごとのように「だめ」と繰り返されても、かえって煽られるばかり。 けれど。] ……ゥ、 [瞳から零れた一滴が、男の動きを止めた。 仲の良い兄妹。 戻れるだろうか。 屈託のない笑い声がこうも艶めくことを、瞳が熱を帯びることを、知ってしまった今でも。 彼女を暴きたい。まだ知らない女の貌を見たくて仕方がない。 仮にここで止められたとして、以前のような関係では、きっと満足できないだろう。 だが── 苦々しく唇を噛む。 彼女の「一番幸せな場所」を奪ってまで事に及ぶなど、自分にはできないのも事実。 進むことも退くこともできず、苦し気に涙を見つめ──] (-114) kumiwacake 2020/02/05(Wed) 18:22:01 |
【秘】 木野 ツラユキ → 女子大生 ミオン……は? [続いた言葉に、ぽかんと口を開けた。 今、彼女は何と言った? 「おねーさま」の愛称が馴染みすぎて、己の名が一瞬わからなかった。 姉でも兄でもなく、名を呼ばれたのはいつぶりか。 呆気にとられていると、美音が慌てて首を振った。 しばし眉をひそめて彼女を見つめる。] それ……本気で止めようとしてるの? [それから、腹に添えていた手を戻して、彼女の頬に添えた。] (-115) kumiwacake 2020/02/05(Wed) 18:23:27 |
【秘】 木野 ツラユキ → 女子大生 ミオンずっと妹だと思ってた。美音の行動がやたら気になるのも、話すと和むのも、全部妹分だからって…… だけど、違った。妹なんかじゃない、一人の女として見ていた。 気づいた時には兄妹になりきっていて、信頼を裏切れなかった…… そうやって抑え続けてきたのに、 [こぼれた涙を指先で拭う。そのまま顎に滑らせて、くいと持ち上げ、] ずっと惚れてた相手に、そんな顔で、そんなこと言われて…… 止められるほど、聖人じゃない。 [唇を重ねた。] (-116) kumiwacake 2020/02/05(Wed) 18:24:19 |
【秘】 木野 ツラユキ → 女子大生 ミオン[彼女は、自分の唇がこれほどまでに柔らかいことを知っているのだろうか。 一度触れてしまえば離れがたく、名残惜しさを堪えて身を引いても、離れる際の濡れた音にすぐに理性が飛ばされる。 角度を変え、啄むように幾度も口づけ、言葉を封じ込める。 近いけれど、まだ遠い。 酸欠に息を弾ませて、いたずらっぽく笑いかけた。] それとも、やっぱり兄妹のままがいい? 恋人は、嫌? 本気で止めたかったら、舌を噛んで。それで終わる。 自分では止められそうに無いから。 [まとめていた手首も開放して、両手で彼女の頬を包み込む。 再び唇を合わせ、それだけでは飽き足らず、舌先を割りいれた。 形の良い歯列をなぞり、熱い舌を捕まえる。 吐息が直接流れ込んでくるのが心地よくて、彼女以外のことは考えられない。 彼女が顎に力を入れれば、たやすく命を奪われると知りながら。息さえ忘れて行為に耽った。]* (-117) kumiwacake 2020/02/05(Wed) 18:25:33 |
【独】 木野 ツラユキ/* おまえは誰だ感 オネエモード以外の口調が定まらん ほらTPOによって言葉遣いって変えるから……現代社会だと…… (-118) kumiwacake 2020/02/05(Wed) 18:28:22 |
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