情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
【秘】 規律 ユス → 奇形 メイサイ『ああ。コタにも聞いたが、メイサイにはまだ聞いていないと思ってな』 どうやら見学者であることに関係があるようだ。 『そうだな。俺も字を書いて入力し続けると手がそのうち攣るかもしれん。助かる』 青年は普段使っていた手帳がそのまま端末の形になったらしい。近未来的な端末を使う者は近未来的だなーという目で見ている。 『広場の噴水付近を歩いていた。近くにベンチがあるから、その辺りでどうだろうか』 (-264) もちぱい 2022/02/25(Fri) 15:51:18 |
【秘】 奇形 メイサイ → 規律 ユス『広場ですね、了解しました』 返信し、端末を閉じて言われた通りの場所へ向かう。 時系列的に言うと、ナツメさんとカフェで出くわした後くらいだ。 (-267) つよし 2022/02/25(Fri) 16:10:31 |
【秘】 奇形 メイサイ → 規律 ユス ざばざばと水が噴き出ている広場の噴水の周りをぐるりと一周。 ユスさんの姿を見つけた。 「どうも。お待たせしましたあ」 と言いつつ、特に走ったりする事もなくのんびりと歩いて行く。 (-268) つよし 2022/02/25(Fri) 16:11:31 |
【秘】 規律 ユス → 奇形 メイサイ ざばざばと水が噴き出る噴水からすぐ近いベンチに腰掛け、手帳を眺めていた。 貴方の姿を視界に入れると気にするなと言った様子で首を振る。 「問題ない。いくらでも待てる」 少し位置をずらし、貴方が隣に座れる分のスペースを空けた。 (-270) もちぱい 2022/02/25(Fri) 16:33:39 |
【秘】 奇形 メイサイ → 規律 ユス「幾らでもっすか。 本当に……? 」なんて言ってみる。 いや、翌日とかに行っても普通に待ってそうだなこの人。 失礼します、と一言断ってから隣に腰掛けた。 「ところで聞きたい事っていうのは」 僕のは至急の用事という程ではないので、先に話を促した。気になるしね。 (-276) つよし 2022/02/25(Fri) 16:58:48 |
【秘】 規律 ユス → 奇形 メイサイ 「すまん言い過ぎた。流石に合議が始まればそっちに行く」 「それ以外であれば、待つ努力はするが」 馬鹿正直に答えた。義務なので……。 「ああ、聞きたいことか。メイサイは何故見学を希望したのだろうかと思ってな。好奇心なのか、或いは臓器提供を受ける予定でもあるのか」 (-277) もちぱい 2022/02/25(Fri) 17:06:19 |
【秘】 奇形 メイサイ → 規律 ユス 見学理由か。 ここへ来てから3回目の質問だった。 やっぱり見学理由って皆気になるのだろうか。でも、この人は勘が良いね。 「そうですね」 「皆さんが人を殺すところを見に来ました。 近々人殺しをするつもりなので、色々学びたいと思っています」 あはは。僕は笑う。わざと露悪的に笑う。 (-278) つよし 2022/02/25(Fri) 17:22:00 |
メイサイは、笑った。 (t24) つよし 2022/02/25(Fri) 17:22:17 |
メイサイは、心が欠けているので。 (t25) つよし 2022/02/25(Fri) 17:22:34 |
メイサイは、どこかの誰かを1人、殺すつもりでいる。 (t26) つよし 2022/02/25(Fri) 17:22:46 |
【秘】 ユス → 奇形 メイサイ「……ふむ」 浮き彫りになった歪な笑み。 真っ直ぐに、馬鹿正直にそれを見つめて幾ばくか口を閉じたまま動かない。どう言おうか考え中らしい。 「メイサイの『殺す』の定義が分からないな。 投票して行われるのは臓器提供者の選出だけで、間接的に殺すといえば確かにそうだが、自分の手で直接殺すわけではないのだからそれが見たいなら生憎……」 途中で言葉が途切れる。 「ああいや。ここでも関係なく人を殺そうと思えば殺せるな。殺せば自分に投票されることもないだろうしな、そういう可能性もあるのか。 見学者はステルス機能がついているし、学ぶのに都合がいい。 もし殺人が起きた時立ち会えるといいな。頑張ってくれ」 笑う貴方とはまるで反対。眉一つ変えず、そう述べた。 (-310) もちぱい 2022/02/25(Fri) 21:49:18 |
【秘】 奇形 メイサイ → 規律 ユス「どっちでも構いませんよ」 『殺す』の定義はね。 「ユスさんは、何と言うか。本当に正直ですね。 ありがとうございます。頑張ります」 こちらを見つめる彼の表情ときたら、何ひとつ変わらない。 何かが欠け落ちているみたいに不気味で。 ああ、でも。 僕は、僕の迂遠な言い回しと作為的な表現を真っ直ぐに受け止めてくれるあなたの事は結構好きだよ。 「そうだ。僕からも質問。 あの最初のアンケート? 1番にマル付けてたのはどうしてですか?」 私は、脳死の判定に従い、脳死後全ての臓器を提供します。ってやつ。 (-325) つよし 2022/02/25(Fri) 22:27:21 |
【秘】 規律 ユス → 奇形 メイサイ「定義としてはどちらでもいいのか。利がなかったと落胆することもなくなるな。いいことだ」 さて、貴方の真意はいったいなんなのか。それを問いただす者はここにはいなかった。 「別に嘘をつく理由が無いからな。取り繕わなければならないほど隠したいものも、そうしようとするやる気も、何もない」 世間的に悪だと断じられることを語る時に笑うことの出来る、何かが欠けた者を硝子のような瞳が捉える。 俺は、迂遠な言い回しと作為的な表現で接してくるお前のことは別に好きでも嫌いでもない。 「ああ、アレか。命を返しにきたからだ」 さらりと答えて、少し考えてから言葉を続けるために口を開く。既に二回ほど似た質問にこう答えたが、毎回詳細を説明することになったのを思い出した。 「俺は昔臓器移植を受けたことがあって、もうその時点で俺の命は俺だけのものではないらしいから。 無駄に消費しない為にここで提供者として死のうとしたというわけだ。予定が変わってしまったがな」 そういう関係もあって、もう一人の見学者や貴方に元々話しかけるつもりだったことも補足する。もし臓器移植予定者だった場合、かける言葉があったという。 (-357) もちぱい 2022/02/26(Sat) 3:42:17 |
【秘】 奇形 メイサイ → 規律 ユス「!」 至極当然のように、さらりと答えられる。 僕は少し目を見開いたかもしれない。 「移植から10年経ったら候補者の対象になるんですよね。え、まじでなるんだ。 容赦ねえ……。 はあ……なるほど。レシピエントか。 なら、まあそうなりますよね」 とても納得したと言う風に頷いた。 「臓器移植受けた時……、どうでした? 痛かったですか? 拒絶反応は苦しかったですか? あ、と言うかどこの臓器ですか? どんな気持ちで受けたんですか。後悔なんかはしました?」 それから、彼を質問攻めにする。 訊きたい事が沢山あったからだ。 「……予定が変わったって言うのは?」 (-368) つよし 2022/02/26(Sat) 11:09:06 |
【独】 奇形 メイサイ 僕は強がりです。 苦しくて怖くて心細くてやましい気持ちを、笑顔のオブラートに包んで隠しています。 同情向けられるのが嫌だから。可哀想だと思われたくないから。 何よりも、弱者だと認識されるのが一番ムカつきます。 (-376) つよし 2022/02/26(Sat) 12:23:41 |
【秘】 規律 ユス → 奇形 メイサイ「そうだな。あれから11年経過しているから選ばれたのだろう」 目を見開いた様子を見て驚いたのか或いは不思議に思ったのか、瞬きをぱちぱちと少しだけしてみせた。 「術後は色々と管が繋がってて痛かった。拒絶反応も今こそ安定しているが術後数ヶ月は熱が出るなどあったな。薬の関係で感染症にかかりやすい状態だったから、食事の管理だとかリハビリだとか気をつける事も多かった。 どんな気持ちで、か。とにかく楽になりたかった。後悔は特に。したところで何も変わるわけではないから。……メイサイは移植手術で後悔するようなイメージを抱いているのか?」 質問攻めには一つ一つ答えていく。眉一つ動かない。 「ああ、最初の合議のあと色々人と話をしてな、考えが変わって生きて帰りたくなった。見たい景色が出来た」 (-389) もちぱい 2022/02/26(Sat) 14:22:21 |
【秘】 奇形 メイサイ → 規律 ユス「ええ〜……辛そう……」 訊いておいて僕は顔を顰めた。 直球な感想。 「11年前って事は……今18歳って書いてたから、7歳の時ですかね。 え? いや……何と言うか、割り切ってますね……」 「あ、もし見学者に臓器移植予定者がいたら何て言うつもりだったんですか?」 質問にひとつひとつ答えてくれるユスさんは、やはり無表情。何考えてるんだろうね。 「……見たい景色ですかあ。 いいですね。ユス先輩がここから無事帰れるといいです。 応援してます」 (-395) つよし 2022/02/26(Sat) 15:21:16 |
メイサイは、いけると思う。 (t34) つよし 2022/02/26(Sat) 15:45:30 |
【秘】 規律 ユス → 奇形 メイサイ「そうだな。辛いか辛くないかと言われたら辛かった。色々面倒事が多かったから」 直球な感想に頷いた。気持ちはわかる。 「割り切っている、か。そう言うと聞こえはいいな。 ……ああ、言う言葉か? 他人の臓器を貰って生きると周りからとやかく言われることが多いぞと。耐えられそうになかったら早急に環境を変えることを勧めると」 お前もコタも違ったがな、と呟いた。お前も表情が結構変わるタイプなのかとぼんやり思いながら。 「ありがとう。こればかりは天に祈るしかないな。生きる為の根回しも考えたが、色々事情があって何もしないことにしたから」 (-405) もちぱい 2022/02/26(Sat) 16:12:54 |
【秘】 奇形 メイサイ → 普通 ナツメ「ナツメ先輩」 「僕はあなたに」 「無責任な期待も、勝手な希望も押し付ける気はないですけど」 「だからあなたに生き残って欲しいなんて言いませんけど」 「この合議がナツメ先輩の悔いのない結果になればいい、とは思ってますよ。」 ──って思うのも、こっちの自由ですよね。 (-408) つよし 2022/02/26(Sat) 16:30:49 |
【秘】 奇形 メイサイ → 規律 ユス「あ〜〜やっぱ色々言われますか……切実ですね……」 そうだろうな。 まだ生きられる筈だった他人の臓器だもの。 そして臓器移植予定の人的には普通にためになる情報だった。 「あはは、それはそうですけどね。天に祈りましょう。 誰に投票が集まるんでしょうねえ……。 まあ〜……無理だったら、ドンマイです」 軽い調子で言っておく。 ふざけるなって良く言われるけどさ。 でも、無駄に大きな期待をかけられて、実現できなかった時の不甲斐なさと言ったらないから。 だから僕はそう言って。 「色々聞かせてくれてありがとうございました。 次の合議も頑張ってください」 笑って、その場を去って行くのです。 (-411) つよし 2022/02/26(Sat) 17:46:01 |
メイサイは、ちょっといたずらする。 (t36) つよし 2022/02/26(Sat) 19:57:51 |
メイサイは、去り際、こっそりナツメの頭を撫でておいた。 (t37) つよし 2022/02/26(Sat) 19:58:04 |
メイサイは、音もなくカフェから出て行った。 (t38) つよし 2022/02/26(Sat) 19:58:30 |
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新