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【秘】 家庭科部 勢喜光樹 → 朝日元親「なんか、例の新薬飲まされたっぽい……? だからさあ、異能がばか強くなっちまって。 ぶっ倒れた俺のこと、あいつらは護りたくなってたらしーよ」 甘いの嫌いで倒れてただけなのにな? それでも酔ってるみたいだ、と頭をおさえ、ゆらりと貴方の方を見た。 「それより――なんかおかしくないか、朝日。 俺、なにかお前のこと怒らることしたか? それとも怪我でもしたのか、 教えてくれよ 」一瞬ぴりっとした空気にまた襲われる。 なぜだか彼の言うことを聞かされてしまうような感覚。 常人なら、気のせいだと直ぐにそれは撥ね除けることが出来る。 その不躾な圧のある何か――普段なら制御できるそれを今だけは出来る状態に無かった。 (-362) toumi_ 2021/10/31(Sun) 1:26:41 |
【秘】 風紀委員 普川 尚久 → 朝日元親貴方の寮の部屋。来訪したけど不在。 居留守と言う雰囲気ではないので、そっと様子を見ながら近くの壁に身を隠している。 いかんせんただでさえ嫌われがちな風紀委員が扉の前に立っていれば、帰って来る者も帰って来なくなるだろうから。 貴方が部屋に帰宅して鍵を開ける際に、声を掛ける。 「はいこんにちは。或いはこんばんは。風紀委員です。 さてさて、朝は見逃しましたけど、そのまま何もなしとは言ってませんでしたよね? ……お話、させて貰っても?」 さて、嫌とは言わせないと言う雰囲気が漂っている上に、ここで断り切れても明日以降も続くのは目に見えているだろう。 /* 勢喜くんとのロール進行中との事なので、時系列はそちらが終わり次第都合のいい時にして頂ければと思います〜! (-365) poru 2021/10/31(Sun) 1:27:57 |
【秘】 朝日元親 → 家庭科部 勢喜光樹飲まされた、か。 自発的に飲んだわけじゃないんだな。 だからといって態度が変わるわけでもなく、ふうんと鼻を鳴らしていた。 「……別に。怒ってないよ。 怪我もしてない。おかしくなんて────」 ────ないよ。 そうしらばっくれようとした言葉が止まる。 今朝あんなことがあったばかりだ、警戒はしていた。 でも今思い知った。 警戒したからと何とかなるようなものではない。 言うことを聞かねばと服従に近い感覚がチリチリと思考を焦がす。 そして僕はそれ≠ノ酷く弱かった。 ────僕の異能は、上位者には逆らえない。 (-374) oO832mk 2021/10/31(Sun) 1:55:00 |
【秘】 朝日元親 → 家庭科部 勢喜光樹「 お前がそんなだからだよ、勢喜 」気が付くと、勢喜の胸倉を掴もうとしていた。 答えねばならない獣の僕と、それに抗いたい人間の僕とが争いをしている。 「分かるか。分からないだろ。 異能を隠して静かに暮らして、そうしなきゃいけない僕の気持ちなんて。 それなのに、お前が僕を獣にする。僕は人間でいたいのに。 ────言ってる意味、分かるか? 分かれよ」 胸倉をもし掴めたところで無意味だと僕は察している。 やめろとお前が一言言えば、僕はそれに逆らえない。 (-375) oO832mk 2021/10/31(Sun) 1:55:22 |
【秘】 朝日元親 → 風紀委員 普川 尚久外出をしていた僕は、自室の前に差しかかる前、嗅いだことのある匂いに一瞬足を止めた。 「…………」 逃がしちゃくれなかったか。当然だけど。 諦めるように嘆息すると、声をかけられるのを待った。 「驚きましたね。わざわざこんなところまで。 お仕事お疲れ様です、普川先輩」 別に驚いちゃいない。 ただ本当のところがどうなのか、口ほどにものを言うと言われる目を前髪で隠していれば察することも難しいだろう。 「これでも学校を休んだ身の上なんですけどね。 まあいいです。上がりますか? 何もお構いはありませんが」 部屋の鍵を開けて扉を開く。 電気は当然消えているから、その向こうには薄闇が拡がっていた。 /* お待たせしております! (-446) oO832mk 2021/10/31(Sun) 13:30:55 |
【秘】 朝日元親 → 風紀委員 普川 尚久招かれるまま部屋に上がり、僕が部屋の電気をつけるとデザインの類の本が雑多に並んだ本棚が2つ、目に入る。 部屋の奥にはデスクトップパソコンの乗ったデスク。 中央にはローテーブルとローソファが置かれている。 テーブルの上には、シーフード味のカップラーメンがひとつ乗っていた。 先輩をソファに促して、僕は床に座る。 お茶を出すような気の利き方はしない。 そもそも鞄の中を見られた後だし、僕が出したお茶、飲みたくないと思う。 (-447) oO832mk 2021/10/31(Sun) 13:35:38 |
【秘】 風紀委員 普川 尚久 → 朝日元親「はいどうも。労わって貰えるなら お話を調子よく進めて頂けるともっと助かりますね? またまた。外出する程度に元気なら会話もできるでしょ。 何なら熱でベッドで寝てても会話するんで安心して下さい」 普川も風紀委員とは言え、人の個室に口を出す程度……の時もあるが、少なくとも今はその気分じゃないのか、或いは特に嫌味を言うほどの部屋に感じなかったのか。 大人しく上がった後は、促されたソファに座る。 「見舞いで清涼飲料水持ってきた方がよかったですかね」 微妙なら嫌味なのか本音なのかラインの小言は出たが。 「まあさておき、朝のお話です。まず一つ確認しますけど、 あの時、 朝日くん何か異能使いました? ついでに、 “例の薬”の噂についてご存じな事あります?」 (-456) poru 2021/10/31(Sun) 15:31:00 |
【秘】 朝日元親 → 風紀委員 普川 尚久「……藪から棒ですね。僕の異能?」 何のことだかと僕はしらを切る。 名簿に載った僕の異能は残り物には福がある≠ニされているはずだ。 それを怪しんでいるからこその言葉だということも重々に理解している。 「あの騒ぎを抑えられるほどの力は持ってませんよ。 ……それ以上のことは、いくら先輩とはいえ答える義務はないはずですけど」 僕は真実を口にする。僕は異能を使って干渉はしていない。 寧ろ異能に干渉されかけた被害者であるというのに 、と。チクリとした苛立ちを隠すことに尽力した。 「それにしても薬についてですか。 先輩も守屋先輩と同じで、今朝の事件と噂の新薬が絡んでいると思ってるんですかね。 そちらについてもノータッチですよ。 見ての通り、そんなものを手に入れる伝があるほど交友関係も広くありませんので」 「知っているのは異能に作用する薬らしいと言うことくらいです。 ……ただ勢喜は、多分それを飲まされたって言ってた気もしますね」 知っていることはこれで全部とばかり、僕は軽く肩を竦めた。 「言われた通り協力はしましたけど。 他に何かありますか? 先輩」 (-459) oO832mk 2021/10/31(Sun) 15:55:17 |
【秘】 家庭科部 勢喜光樹 → 朝日元親「……朝日」 胸ぐらを捕まれ、その人間の残った瞳を見つめる。 抵抗などしない、そのまま額を近づけ合わせれば好き勝手にさせてやる。 野生の本能と、人の本能、など俺にとっては些細だ。 ましてや心が読める天才ではない。 だが、ここまで来られると流石にわかるというもの。 「……なるほどな。 こんなところにいたのか、俺の "声" が聞こえるやつは」それでいて理性は奪われていない。 人間として保たれている。 なんて理想的な状態だろう。 やり過ぎるとたちまち虜のように "俺" に準じさせてしまうほど、この異能はバランスが悪い。だから、今まで隠して我慢してきた。 誰にも悪用されないように。 自分の意思で捕まえられるように。 → (-460) toumi_ 2021/10/31(Sun) 15:56:24 |
【秘】 家庭科部 勢喜光樹 → 朝日元親「……俺」 「 犬が欲しかったんだよな。 可愛くて、素直で、従順で。 ―――普段から噛み付いてくるような奴。 なってくんねぇかな。 なれよ、俺のもんに 」普通の人間になら跳ね除けられるような、馬鹿げた台詞。 勢喜光樹が【絶対王者】である と知らしめる声があなたの耳に聞こえてくる。 (-461) toumi_ 2021/10/31(Sun) 15:57:25 |
【秘】 朝日元親 → 家庭科部 勢喜光樹「────は」 巫山戯るな。 巫山戯るな。巫山戯るな。巫山戯るな。 浮かんだ呪詛が、嘘のように塗り潰される。 胸倉を掴む手が震えた。 意地でもこの手を離してなんかやるものかと思う。 だけど野生の本能は、言うことを聞けと脅迫じみた命令を下す。 尊厳を破壊されて陵辱される気分と言って過言はない。 前髪から覗く瞳は、確かに勢喜をその中心に収めている。 けど乗る感情は愛なんかじゃない。 そんな言葉1つで人間の僕まで呉れて遣るつもりはない。 (-464) oO832mk 2021/10/31(Sun) 16:46:26 |
【秘】 朝日元親 → 家庭科部 勢喜光樹「 いいよ 」勢喜の瞳を見つめて、僕は憎しみを囁いた。 「ただ覚悟しろよ、勢喜。 隙を見せたら最後、お前のその喉笛噛み切ってやる これで満足かよ、勢喜。 骨さえ砕くこの顎で、いつだってお前に噛み付いてやる。 「 たかだか犬如きと同じ扱いしたこと、後悔させてやるからな (-465) oO832mk 2021/10/31(Sun) 16:47:04 |
【秘】 朝日元親 → 風紀委員 普川 尚久/* お疲れ様です。取り急ぎ要件をお伝えします。 直前時間軸の勢喜くんとのやり取りの末、朝日くんの方針が少し変わりそうです。 『強くなりたい』と思うようになったため、異能弱体化の方向でお話を進めなくともよくなりました。 以後の齟齬が生じないようにするためご報告だけさせていただきます。 よろしくお願いします〜! (-466) oO832mk 2021/10/31(Sun) 17:18:15 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 朝日元親/* こんばんは。PLの焼肉garden米店です。 この度は、相談事がありまして参りました。 現在、弊守屋が風の噂で銃撃のお話を伺っておりまして、 その現場を一部始終見届けたいと動いております。 普川くんには直接声をかけ、 PLとしてのご相談もさせていただきました。 可能なのは、異能を活用して盗み見ることになりそうだと。 そこで朝日くん、並びにPLの青じそドレッシングさんに、 確認とご相談を。 秘話の横流し、を許容することは出来るでしょうか? もちろん突然の上、プライベートに踏み込む行為なので、 断っていただいて全然大丈夫です! どうか、ご一考の程よろしくお願いします……! (-471) tamachi 2021/10/31(Sun) 17:44:02 |
【秘】 朝日元親 → 朧げな陽光 守屋陽菜/* 守屋の焼肉さんこんばんは。こちら、青じそドレッシングです。 もちろん可能です! 時系列的に夜、勢喜くんの部屋に行って帰ったところで普川くんに待ち伏せされていた形となっています。 そのまま部屋に招いていますので、留守の隙に部屋に来ていたでも、普川くんと一緒にそっと入室したでもお好きなようにお願いします。 朝日くんは表向き普通にしていますがとても気が立っているので、守屋先輩の匂いには気付きません。 そんな形でどうでしょうか! (-473) oO832mk 2021/10/31(Sun) 17:53:36 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 朝日元親/* ありがとうございます!! 快く受け入れていただいて感謝です……! それではそのようにお願いします! うなうなダブルピースさんにも、こちらからご報告致します。 それでは、普川くんと一緒に入ってきた(尾けてきた)体で同席させていただきます。 見守るつもりなので、こちらは気にせず思いっきりロールしてください! ありがとうございます! (-476) tamachi 2021/10/31(Sun) 18:05:39 |
【秘】 朝日元親 → 朧げな陽光 守屋陽菜/* はい!こちらこそ気にかけて頂きありがとうございます〜! こちらが普川くんに投げたロールと同文をその都度送る形になりますかね? 会話文抜粋などでよければこちらから、普川くんの台詞も纏めてお送りします。 どのようにしましょう? (-477) oO832mk 2021/10/31(Sun) 18:17:13 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 朝日元親/* 可愛い後輩だもの。つい構いたくなってしまいます……。 その点に関しまして、普川くんPLのうなうなダブルピースさんにおまかせしようかなと。 かの方がご提案してくださったものでもありますし、 何よりお二方にはロールに集中していただきたいなとも……。 私が言えた義理はないのですが! こちらは全て終わった後でも大丈夫ですので〜! (-480) tamachi 2021/10/31(Sun) 18:33:58 |
【秘】 朝日元親 → 朧げな陽光 守屋陽菜/* なるほどありがた〜い! では普川うなぴさんにおまかせしてしまいます! 襲撃ロール、日付変更までには間に合わなさそう〜ですが、ごゆるりとお付き合い頂ければ。 がんばります! (-482) oO832mk 2021/10/31(Sun) 18:40:59 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 朝日元親/* どうぞ〜! ゆっくりしっぽりやっちゃってください! どんなことになっているのか、今から楽しみです……! ぜひ、がんばってください! 応援してます! (-483) tamachi 2021/10/31(Sun) 18:45:48 |
【秘】 朝日元親 → 風紀委員 普川 尚久/* 業務連絡追伸です。 守屋の焼肉さんからお話は聞きました。 こちら全面OKした上、勢喜くんの部屋に行ったあと襲撃ロールに至っている状況などを説明させて頂いております。 ロールの横流しは普川うなぴさんの方で行っていただけると伺ってますので、御手数ですがその形でよろしくお願いします! (-488) oO832mk 2021/10/31(Sun) 19:17:53 |
【秘】 風紀委員 普川 尚久 → 朝日元親「そうですか。いえ、それが聞けて良かった。 あの時、朝日後輩が“異能を使っていた”のか、 朝日後輩が“異能にかけられようとしていた”のか、 風紀委員としてはそちらを気にしていた物で。 なら後者と言う事ですね。勢喜後輩の“声”が聞こえたと」 既に勢喜光樹から彼の異能の詳細は聞いている。 あの現場、状況、朝日と勢喜の異能の不明度からして、 上記のどちらだったのかは非常に知りたい事だったからだ。 「まあまあもう少し聞いて下さいよ。 さて今朝の勢喜後輩の事件、“噂の薬の副作用”です。 絡んでるも何も、ガッツリイコールで繋がっていますね」 あれ、基本はあそこまで大事にならないんですけどねえ……うちが関与してないので何とも…… と、ややぼやきを入れて。「率直に言いましょう。 “例の薬の治験者”を探しています」 「『楽して強くなる薬』の噂、聞いた事ありません? まあ間違いではないんですけど、それは一部にすぎません。 効用は異能への作用。「変化・強化・弱化」のどれか」 「そんな訳でですね。薬に興味のある人を探しておりまして。 ──朝日後輩、飲んでくれたりしません?」 淡々と語る姿は、別に無理やり襲い掛かって飲ます──そんな雰囲気は特に見当たらない。今の所は。それどころか、質問があるならどうぞとばかりに手で促している。 (-491) poru 2021/10/31(Sun) 19:33:09 |
【秘】 風紀委員 普川 尚久 → 朝日元親/* うなぴです。ご連絡ありがとうございます。薬の効果自体はキャラ達的には不明なので…朝日くん、頑張って強化か変質か何もなかったを掴み取れるよう普川は応援しております。 守屋ちゃんの提案についても把握しました。 朝日くんのロールもこちらがまとめて守屋ちゃんにまとめて横流ししたらいいでしょうか?或いは普川と朝日くんが会話するたびに、ついでに守屋ちゃんにも同じ文を送るという形式にしましょうか?(文字修飾も再現するなら当人が送る方が綺麗にコピーできそうなので) とりあえず、今発言した「31(Sun) 19:33:09」までの普川と朝日くんの会話は一気に送っておきますねと言う事をご連絡しておきます。 (-492) poru 2021/10/31(Sun) 19:39:17 |
【秘】 朝日元親 → 風紀委員 普川 尚久「……」 僕はその提案に、呆けたような態度を見せたように思う。 噂の薬が本当にあるのは勢喜から聞いた。 しかしまさか、目の前の風紀委員が関与しているなんて思わなかった。 「返答の前に、ひとつ、いいですか」 頭の中を整理しようとしたか 転がってきた機会に緩む口許を隠すためか 短く一息意識的に吐き出すと、普川先輩に視線を戻した。 「勢喜の異能について聞いたんですよね。 その声を聞いた僕の異能がどのようなものか、少しくらい察しはついているんじゃないかと思います」 その詳細までは語らないまでも、ぼやかして伝える。 僕の異能は動物≠ノ関わっている。 「本来ならお断りしますよ。 変化・強化・弱化のどれかなんて、つまりどうなるか分からないって事でしょう? だからこそ、治験者を探しているんでしょうけど」 「───でもそれは、 本来なら です」 (-507) oO832mk 2021/10/31(Sun) 20:35:42 |
【秘】 朝日元親 → 風紀委員 普川 尚久そう言って嗤う僕の口許は、きっと肉食獣のそれだった。 「鼻を明かしたいやつがいるんですよね。 あいつの異能がその薬のせいで強くなったから、 こんなこと になった」僕はいつも通り、淡々と語る。 笑みを称えた姿は、悠然とすら見えただろう。 「強くなろうが弱くなろうが、別のものになろうが僕は構いませんよ。 どう転んでも僕には利点しかないですから。 ……本当は、『薬には気をつけろ』と言われているんですけどね。 でも、こうして目の前に提案がチラつけば魅力的にしか映らないんですよね」 そこまで言い切って、僕はまた1つ息をつく。 「 だから、ええ。飲みましょうか。 先輩もその方が、データも取れて助かるんでしょう?」 それでも僕の口許は、愉しげな笑みを浮かべたままだった。 (-508) oO832mk 2021/10/31(Sun) 20:36:13 |
【秘】 朝日元親 → 風紀委員 普川 尚久/* お疲れ様です! 取り急ぎ、守屋さんへの連絡についてです。 そんなに装飾しないから大丈夫〜って言おうとしたらめちゃくちゃ装飾してしまったため、自分の分は自分で送ろうかと思います。 そのような形で、よろしくお願いします〜! (-509) oO832mk 2021/10/31(Sun) 20:37:43 |
【秘】 朝日元親 → 朧げな陽光 守屋陽菜/* 普川うなぴさんと相談の末、各々ロール全文を送る形となりました。以下、今送信した分です。 「……」 僕はその提案に、呆けたような態度を見せたように思う。 噂の薬が本当にあるのは勢喜から聞いた。 しかしまさか、目の前の風紀委員が関与しているなんて思わなかった。 「返答の前に、ひとつ、いいですか」 頭の中を整理しようとしたか 転がってきた機会に緩む口許を隠すためか 短く一息意識的に吐き出すと、普川先輩に視線を戻した。 「勢喜の異能について聞いたんですよね。 その声を聞いた僕の異能がどのようなものか、少しくらい察しはついているんじゃないかと思います」 その詳細までは語らないまでも、ぼやかして伝える。 僕の異能は動物≠ノ関わっている。 「本来ならお断りしますよ。 変化・強化・弱化のどれかなんて、つまりどうなるか分からないって事でしょう? だからこそ、治験者を探しているんでしょうけど」 「───でもそれは、 本来なら です」 (-510) oO832mk 2021/10/31(Sun) 20:41:23 |
【秘】 朝日元親 → 朧げな陽光 守屋陽菜そう言って嗤う僕の口許は、きっと肉食獣のそれだった。 「鼻を明かしたいやつがいるんですよね。 あいつの異能がその薬のせいで強くなったから、 こんなこと になった」僕はいつも通り、淡々と語る。 笑みを称えた姿は、悠然とすら見えただろう。 「強くなろうが弱くなろうが、別のものになろうが僕は構いませんよ。 どう転んでも僕には利点しかないですから。 ……本当は、『薬には気をつけろ』と言われているんですけどね。 でも、こうして目の前に提案がチラつけば魅力的にしか映らないんですよね」 そこまで言い切って、僕はまた1つ息をつく。 「 だから、ええ。飲みましょうか。 先輩もその方が、データも取れて助かるんでしょう?」 それでも僕の口許は、愉しげな笑みを浮かべたままだった。 (-511) oO832mk 2021/10/31(Sun) 20:42:17 |
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