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【妖】 生贄 セレンううん、ごめんね。 貴方を殺す勇気はまだ出ない。 貴方を殺してもいいなって思えるくらいに、 早くなれたら……楽にしてあげられるのにね。 [ 故に問い掛けには、>>$69 失望を伴うだろうとしても素直に答えた。 拒絶され続けた世界で最後と信じた場所を失い、 そのまま繋げられると思えるほどには、 未だ彼を思いやろうとする感情には足りない。 最初に触れられてなければ、 この手を穢す躊躇いはなかっただろうか。 誰もが疎んだ異色を躊躇いなく覗かれて、 何かから一瞬でも逃れられたのだと安堵しなければ。 考えても結論などは出る筈もなく、 きっと、大人をひと匙混ぜた曖昧な笑いを浮かべて ] ($82) pisca 2019/04/14(Sun) 15:41:16 |
【妖】 生贄 セレンううん大丈夫、でもありがとう。 林檎は好きだし、これひとつで足りるよ。 [ 空腹に慣れているからこそ、林檎ひとつで十分。 そう伝えて足は自然とピアノの椅子の傍らへ。 彼の視線から逃れるようで距離を縮めたのは、 もう一つ言葉を足す反応を間近で見たいから ] ($83) pisca 2019/04/14(Sun) 15:59:18 |
【妖】 生贄 セレン……あなたの、食事は? [ 人間は林檎で足りると伝えたのだから当然のように。 血を啜ると噂に聞く夜の怪物に尋ねる言葉は、 どうしたって残酷に響くのだろうと想像しながら。 紅茶では到底、大人の身体は足りないだろう。 見ていない場所で何かを食べているのならその理由を。 陽が落ちて夜に満ちた室内では異色の双眸は真っ直ぐに、 まるで人のような男を射抜いて、静かに問いかけた ]** ($84) pisca 2019/04/14(Sun) 16:01:22 |
【妖】 生贄 セレンあなたはぼくが幼くて、 誰かが愛してくれるかもしれない。 諦めは早いよ心配してくれたでしょう……? ……でもね。 それを知ることがあったらきっとここに居なかった。 陽に弱くてろくに陽射しを歩けない、 瞳はちぐはぐで、互いの視力もよくはない。 抜け落ちた色の髪も陽の下じゃただの白髪で、 要らないってずうっと言われ続けてここに送られて、 ここがなくなったらどこにも行き場はないんだ。 ($91) pisca 2019/04/14(Sun) 22:29:02 |
【妖】 生贄 セレン[ 責める口調ではなく訥々と事実だけを重ねて、 それこそ本心から不思議そうに。 食事をとらずに顔色を悪くしていった彼が、>>$85 人になりたかったらしき彼が、 もし、今も……いまも、食べていないなら? ただの想像でしかない。 この問いが彼の逆鱗に触れるのかもしれない。 けれど、自分は彼の事が知りたかった。 知りたいからこそ惨めな過去を伝えた上で言葉にし、 それこそ“期待”するのならと、狡く ] ($92) pisca 2019/04/14(Sun) 22:31:26 |
【妖】 生贄 セレン……あなたのいちばんたいせつなものって、なに? [ 己の過去にはなにもなかったからこそ。 その疑問を彼へ、そっと、柔らかく投げかけた ]* ($94) pisca 2019/04/14(Sun) 22:44:35 |
【妖】 生贄 セレンそーだね、多分、違うんだと思う。 あのこは誰かに愛される素質も、資格もあって、 ぼくはなにも無かったんだ、そういう違い。 同じ場所にいても違うなんて不思議だよね、世界って。 [ 慣れていることだ、これも。 故に憐憫を誘おうとしているわけでも何でもなく、 ただ事実だけを伝えているに過ぎない淡々とした口調で。 穏やかな笑いは崩れることなく、 子供らしからぬ諦めを宿し、笑顔は保たれたまま ] ($106) pisca 2019/04/15(Mon) 2:15:57 |
【妖】 生贄 セレンどれくらい待ったのかな? ……なんて、そんなことも知らないのに、 貴方にもう少し待って欲しいって。 自分勝手にも言えちゃうんだ、ぼくは。 ニクスさまが辛そうなのが凄くわかるのにね? [ 月のようだなんて綺麗な言葉に、>>$96 滲んだのは自己否定の言葉の羅列ではあった。 物心というものを知った頃から奴隷で、 否定され続け、やがて憶えて深く沁み込んだ記憶。 だからこそ睫を震わせただけで流して、 双眸を細めて言葉を受け取ったことだけを知らせつつ。 寂しそうな夜の怪物に己の醜悪さを伝えて、 日誌に残されていた少女の優しさと重ねる違和感を誘う ] ($107) pisca 2019/04/15(Mon) 2:22:15 |
【妖】 生贄 セレン[ 笑顔の仮面に何を隠しているのかは、未だ。>>$104 手を伸ばせば届く距離だからこそ、 想像でしか埋め得ない感情の行方を探るように ] ……ぼく、頑張るから。 [ 指を伸ばして撫でるように触れたのは歪に笑う頬へ。 過去の記憶を振り返ってもたったひとつだけ、 己が唯一知る他人からの優しい仕草を写して返す。>0:216 彼はきっと意識していなかっただろうけれど、 己が人に優しく触れられた経験は、これしかなくて ] ($112) pisca 2019/04/15(Mon) 3:29:50 |
【妖】 生贄 セレン[ 人のようになりたい怪物を―― 人を殺していないから怪物とは違うと諭す彼を、 殺せば己は何になるのだろうかと考えながら。 その思考の意味のなさに、すぐに気付いて散らす。 夜にしか生きられない月の子供は、 夜を失えば消えるしかないのだから答えは自明だ。 だからあとは死なない為に生きて来た己を殺し、 たいせつなものに縛られた夜を、 眩い陽へ還すための感情を産む時間を作るだけ ] ($113) pisca 2019/04/15(Mon) 3:36:00 |
【妖】 生贄 セレン[ 解放が、赦しが、殺すことなら。 そうしてもいいと想う感情とはなんだろう。 何もなかった己が抱いた疑問の答えこそが、 きっと、己のたいせつなものなのだろうと考えながら ] ($114) pisca 2019/04/15(Mon) 3:41:10 |
【妖】 生贄 セレンあなたが何であっても殺せるように…… 皆みたいに、思い止まらないよう頑張るからさ。 [ だから大丈夫と囁いて仄かに笑いながら。 何が大丈夫かを――その解釈を夜に託して、 大切なものを知らない子供らしく無邪気を装う。 そうすることくらいしか己にはできないのだから ]** ($115) pisca 2019/04/15(Mon) 4:16:11 |
【妖】 セレン強欲でも傲慢でも怠惰でもなんでも。 貴方があなたであることに変わりないし、 ぼくはそんなニクスさまが嫌じゃない。 今まで見てきた人間たちと同じだ。 たいせつなものがあって添って生きてる。 だから愚かだとは……思わないかな。 ちょっとだけお腹が空く貴方を前にしたら、 ぼくが……そう、 ぼくが 、悲しいだけ。[ 生贄を生贄として扱わないのなら己の価値は。 彼の幕を引くための従者か、或いはただの子供か。 それを尋ねてもいいのだろうか。 また、この手を払われたように、 問いをはぐらかされ、流されたなら……? 己ひとりでは怖くて出せない答えだった。 自分が何なのかを理解できないままに育った子供は、 曖昧な笑いを浮かべるしかできなくて俯き、 髪でそれを隠す狡さを以て壊れそうな何かを自衛する ] ($123) pisca 2019/04/15(Mon) 18:50:06 |
【妖】 セレンあなたなかの化け物は、ぼくが殺してあげるから。 心配しなくてもいいよ……いいんだ。 ニクスさまが飢えで苦しむことなんて、 “誰も”望んでいなかった……そうでしょう? [ 嘘は、言わない。 裏切りもしない。 ただ誓うようにして綴る言葉が、 己を罅割れさせて乾いた声音に変え大人びさせて。 彼の優しさを利用するようなものだろうか。 飢える苦しみを知っている。 けれど、彼の痛みだけは想像にすぎないからこそ、 彼を良く知るだろうし彼もよく知るセレスを匂わせる。 あの子は彼の怪物を赦していたのだろうから ] ($125) pisca 2019/04/15(Mon) 19:06:05 |
【妖】 セレン……我慢できなくなる前に、言ってね。 [ 選んだ言葉はごく軽く未来の約束に繋げるもの。 曖昧に濁されても心が痛まない自衛手段でもあるけれど、 彼にとってもこの話題を先に延ばせるのは良いことだろう。 急ぐ気はなかったのだから。 だから、今は、話題を柔らかく変えて ] ($126) pisca 2019/04/15(Mon) 19:08:19 |
【妖】 セレンぼく、ニクスさまに聞いてばっかりだね。 貴方が知りたいことって、ある? [ 自分のことを知りたがるものなど居なかったけれど、 他に話題にできるようなものは彼を傷付けるだろうから。 己には何もないと認識する痛みを無視して問いかけた ]** ($127) pisca 2019/04/15(Mon) 19:10:54 |
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